JPWO2006104249A1 - 1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法 - Google Patents

1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2006104249A1
JPWO2006104249A1 JP2007510582A JP2007510582A JPWO2006104249A1 JP WO2006104249 A1 JPWO2006104249 A1 JP WO2006104249A1 JP 2007510582 A JP2007510582 A JP 2007510582A JP 2007510582 A JP2007510582 A JP 2007510582A JP WO2006104249 A1 JPWO2006104249 A1 JP WO2006104249A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thienyl
general formula
alcohol
compound represented
alkylaminopropyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007510582A
Other languages
English (en)
Inventor
山田 俊郎
俊郎 山田
坂本 圭
圭 坂本
渡邉 和紀
和紀 渡邉
中野 靖之
靖之 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Zeon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zeon Corp filed Critical Zeon Corp
Publication of JPWO2006104249A1 publication Critical patent/JPWO2006104249A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D333/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom
    • C07D333/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D333/04Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom
    • C07D333/06Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to the ring carbon atoms
    • C07D333/14Radicals substituted by singly bound hetero atoms other than halogen
    • C07D333/20Radicals substituted by singly bound hetero atoms other than halogen by nitrogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D409/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D409/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings
    • C07D409/12Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

一般式[1]で表される化合物を還元する工程又は加水分解する工程を有することを特徴とする1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法、該製造方法の中間体である[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミン及び1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタン。ただし、一般式[1]において、R1は、炭素数1〜3のアルキル基である。医農薬中間体として有用な光学純度の高い1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールを高収率、高純度で効率的に製造することができ、かつ、前記製造方法における中間体として有用な新規物質が提供される。

Description

本発明は、1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法、[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミン及び1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンに関する。さらに詳しくは、本発明は、医農薬中間体として有用な光学活性1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールを高収率、高純度で効率的に製造することができる製造方法、及び、該製造方法における中間体として有用な新規物質である[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミンと1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンに関する。
1−(2−チエニル)−3−メチルアミノプロピルアルコールのS体は、抗鬱剤の中間体として重要な化合物であり、さまざまな製造方法が試みられている。例えば、2−アセチルチオフェンとベンジルメチルアミンとホルマリンを酸性条件下に反応させて、2−チエニル−N−ベンジル−N−メチルアミノエチルケトンとし、不斉還元により1−(2−チエニル)−3−ベンジルメチルアミノプロピルアルコールを得たのち、ベンジル基を脱離させる光学活性1−(2−チエニル)−3−メチルアミノプロピルアルコールの製造方法が提案されている(特許文献1)。しかしながら、特許文献1の方法では、不斉還元に用いる触媒が不安定で取り扱いにくいばかりでなく、得られる光学活性1−(2−チエニル)−3−メチルアミノプロピルアルコールの光学純度が96%eeと低く、これを医農薬中間体として用いた場合光学純度としては不十分なものであった。
EP1506965
本発明は、医農薬中間体として有用な光学純度の高い1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールを高収率、高純度(該アルコールが占める割合をいう。以下、単に「純度」と呼び、「光学純度」と区別して用いる。)で効率的に製造することができる製造方法、及び、該製造方法における中間体として有用な新規物質である[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミンと1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンを提供することを目的としてなされたものである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミンのアリロキシカルボニル基は、還元又は加水分解により容易に脱離し、温和な条件で短時間の反応により、光学純度の高い1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールを高収率、高純度で効率的に製造し得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)一般式[1]で表される化合物を還元する工程又は加水分解する工程を有することを特徴とする1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法、
Figure 2006104249
(ただし、式中、Rは、炭素数1〜3のアルキル基である。)、
(2)一般式[1]で表される化合物を、一般式[3]で表される化合物を加アルコール分解することにより得る工程をさらに有する(1)記載の1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法、
Figure 2006104249
(ただし、式中、Rは、前記と同じであり、Rは、無置換若しくは置換基を有する炭素数1〜20のアルキル基、無置換若しくは置換基を有する炭素数2〜20のアルケニル基、無置換若しくは置換基を有する炭素数6〜20のアリール基、又は無置換若しくは置換基を有する炭素数7〜20のアラルキル基である)、
(3)一般式[3]で表される化合物が、一般式[1]で表される化合物と一般式[4]で表される化合物との付加反応により得られたものである(2)記載の1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法、
Figure 2006104249
(ただし、式中、Rは、前記と同じである。)、
(4)一般式[3]で表される化合物が、該化合物の2種のジアステレオマーの混合物を各ジアステレオマーに分離して得られるジアステレオマーの一方であり、一般式[1]で表される化合物及び得られる1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールが光学活性体である(2)又は(3)に記載の1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法、
(5)一般式[1]で表される構造を有する[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミン、
Figure 2006104249
(ただし、式中、Rは、前記と同じである。)、
(6)一般式[3]で表される構造を有する1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタン、
Figure 2006104249
(ただし、式中、R及びRは、前記と同じである。)、並びに、
(7)1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンが、その2種のジアステレオマーの混合物を各ジアステレオマーに分離して得られるジアステレオマーの一方である(6)記載の1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタン、
を提供するものである。
Fig.1は、実施例1における第一工程から第五工程までの反応経路、Fig.2は、実施例1における第六工程からラセミ化工程までの反応経路である。
本発明の1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコール(一般式[2]で表される。)の製造方法は、一般式[1]で表される化合物([3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミン)を還元する工程又は加水分解する工程を有することを特徴とする。
Figure 2006104249
ただし、一般式[1]及び一般式[2]において、Rは、炭素数1〜3のアルキル基、すなわち、メチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基である。
一般式[1]で表される化合物を還元することにより、アリロキシカルボニル基がプロピレン及び二酸化炭素となって脱離し、第二級アミン構造が形成される。本発明方法において、一般式[1]で表される化合物を還元する方法に特に制限はなく、例えば、還元触媒の存在下に水素供与体を用いて行うことができる。還元触媒としては、例えば、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、ニッケル、及び銅などの遷移金属触媒が好ましく、パラジウムがより好ましく、塩化パラジウム、ヨウ化パラジウム及び酢酸パラジウム等の2価のパラジウムが特に好ましい。また、2価のパラジウムを用いる場合、トリフェニルホスフィン等の含リン化合物を併用することが好ましい。これらの遷移金属は、例えば、炭素担持体、トリフェニルホスフィン錯体、ジベンジリデンアセトン錯体、及びラネー触媒などとしても用いることができる。水素供与体としては、例えば、ギ酸及び酢酸等の炭素数1〜3のカルボン酸;ギ酸アンモニウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム及び酢酸アンモニウムなどの炭素数1〜3のカルボン酸塩;水素化ホウ素、水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム、及び水素化ジイソブチルアルミニウムなどの水素化物;又は水素などを挙げることができるが、反応収率の観点から炭素数1〜3のカルボン酸又はその塩が好ましく、炭素数1〜3のカルボン酸塩がより好ましく、ギ酸塩が特に好ましい。なお、上記2価のパラジウムを用いる場合、液相均一反応が好ましい。液相均一反応の場合、反応温度は20℃以上、好ましくは50〜150℃である。また、反応溶媒は、例えば、ジオキサン等のエーテルを用いることができる。
また、一般式[1]で表される化合物を加水分解することにより、アリロキシカルボニル基がアリルアルコール及び二酸化炭素となって脱離し、第二級アミン構造が形成される。本発明方法において、一般式[1]で表される化合物を加水分解する方法に特に制限はなく、例えば、酸触媒又は塩基触媒の存在下に行うことができる。酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸、及びパラトルエンスルホン酸などを挙げることができる。塩基触媒としては、例えば、水酸化ナトリウム、及び水酸化カリウムなどを挙げることができる。
一般式[1]で表される化合物のアリロキシカルボニル基の脱離は、他の置換基の脱離に比べて進行しやすく、温和な条件下に短時間で反応を終了し、光学純度及び純度の高い1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールを高収率で得ることができる。還元と加水分解を比較すると、還元反応はより温和な条件で進行し、より高純度の1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールを得ることができるため好ましい。
本発明方法においては、一般式[1]で表される化合物を得るためには、一般式[3]で表される化合物(1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタン)を加アルコール分解する工程をさらに有することが好ましい。
Figure 2006104249
ただし、一般式[3]において、Rは、前記と同じであり、Rは、無置換若しくは置換基を有する炭素数1〜20のアルキル基、無置換若しくは置換基を有する炭素数2〜20のアルケニル基、無置換若しくは置換基を有する炭素数6〜20のアリール基、又は無置換若しくは置換基を有する炭素数7〜20のアラルキル基である。本発明方法においては、Rが、アリル基、フェニル基又はジフェニルメチル基であることが好ましく、アリル基が特に好ましい。
一般式[3]で表される化合物を加アルコール分解する方法に特に制限はなく、例えば、酸触媒存在下に低級アルコール中で加熱することにより、加アルコール分解することができる。酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸、及びパラトルエンスルホン酸などを挙げることができる。低級アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、及びイソプロパノールなどを挙げることができる。例えば、一般式[3]で表される化合物をメタノール中で加熱すると、式[5]で表される1−メトキシ−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンが脱離して、一般式[1]で表される化合物が得られる。
Figure 2006104249
ただし、式[5]において、Rは、前記と同じである。
本発明方法に用いる一般式[3]で表される化合物は、一般式[1]で表される化合物と一般式[4]で表される化合物(5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサ−1−オクテン)との付加反応により得ることが好ましい。
Figure 2006104249
ただし、一般式[4]において、Rは、前記と同じである。
一般式[1]で表される化合物と一般式[4]で表される化合物とを付加反応させる方法に特に制限はなく、例えば、酸触媒存在下に、非プロトン性溶媒中で両者を混合することにより、付加反応させることができる。酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸、及びパラトルエンスルホン酸などを挙げることができる。非プロトン性溶媒としては、例えば、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、n−デカン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル、アセトン、メチルイソブチルケトン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、及びヘキサメチルホスホルアミドなどを挙げることができる。
本発明の1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法は、光学活性を有する1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造に特に好適に適用することができる。1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールにおいて、ヒドロキシル基が結合した炭素原子は不斉炭素原子であり、光学異性体が存在する。光学異性体を光学分割して得られる光学活性1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールは医農薬中間体として特に重要である。本発明方法によれば、光学純度の高い1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールを容易に高収率、高純度で製造することができる。なお、本発明方法で得られる1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの光学純度は、好ましくは98%ee以上、より好ましくは99%ee以上である。
反応式[6]にしたがって、ラセミ体の一般式[1]で表される化合物と一般式[4]で表される化合物とを付加反応させることにより、一般式[3]で表される化合物のジアステレオマー混合物が得られる。ここで、一般式[4]で表される化合物は光学分割剤として使用される。すなわち、ラセミ体の一般式[1]で表される化合物と結合して2種のジアステレオマーを形成する、光学活性な一般式[4]で表される化合物が用いられる。一般式[3]で表される化合物の1−位置の置換基と5−位置の置換基はほとんどがcis形であり、1−位置の置換基と5−位置の置換基がtrans形の化合物はきわめて僅かしか生成しない。
Figure 2006104249
ただし、反応式[6]〜[9]において、Rは及びRは、前記と同じである。
一般式[3]で表される化合物の前記2種のジアステレオマーの混合物は、例えば、蒸留、再結晶、カラムクロマトグラフィー、及び擬似移動相型クロマトグラフィーなどにより、式[7]に示すように、各ジアステレオマーに分離することができる。ジアステレオマーは、化学的性質及び物理的性質が異なるので、適切な方法を選ぶことにより、効率的に分離することができる。
Figure 2006104249
光学活性な、分離された一方のジアステレオマーを加アルコール分解することにより、反応式[8]にしたがって、一般式[1]で表される化合物の(R)光学活性体又は(S)光学活性体を得ることができる。なお、反応式[8]ではアルコールとしてメタノールを使用する場合を例示する。
Figure 2006104249
得られた一般式[1]で表される化合物の(R)光学活性体又は(S)光学活性体を還元又は加水分解することにより、反応式[9]に示す通りに、1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの(R)光学活性体又は(S)光学活性体を得ることができる。
Figure 2006104249
なお、1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの(R)光学活性体又は(S)光学活性体の一方のみが目的とする化合物である場合、1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの目的としない光学活性体に対応する、上記一般式[1]又は[3]で表される化合物の光学活性体をラセミ化することが、反応収量の向上の観点から好ましい。ラセミ化された上記一般式[1]又は[3]で表される化合物からは、再度、上記同様の方法によって目的とする1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの(R)光学活性体又は(S)光学活性体を得ることができる。
ラセミ化の方法は、特に限定されないが、例えば、上記一般式[1]又は[3]で表される化合物の光学活性体を、希塩酸に溶解させて10〜50℃の温度下で、1〜20時間撹拌することにより、ほぼ完全にラセミ化することができる。
本発明の[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミンは、一般式[1]で表される構造を有する[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミンである。
Figure 2006104249
ただし、一般式[1]において、Rは、前記と同じである。
本発明の1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンは、一般式[3]で表される構造を有する1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンである。
Figure 2006104249
ただし、一般式[3]において、R及びRは、前記と同じである。
本発明の1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンは、例えば、前記のようにして得られる、光学活性な、分離された一方のジアステレオマーであるとき、光学活性1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの中間体として特に有用である。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
実施例1
第一工程(2−チエニル−N−ベンジル−N−メチルアミノエチルケトン塩酸塩の合成)
2−アセチルチオフェン227g(1.8モル、)、ベンジルメチルアミン塩酸塩369g(2.34モル)、パラホルムアルデヒド81g及び濃塩酸3.8mLとエタノール560mLの混合液を混合し、20時間加熱還流した。次いで、混合物を35℃まで徐々に冷却し、さらに0〜5℃の温度範囲まで冷却した。析出した結晶を減圧ろ過し、エタノール100mLを用いて2回洗浄し、室温で減圧乾燥し、2−チエニル−N−ベンジル−N−メチルアミノエチルケトン塩酸塩457g()を得た(収率86%)。
第二工程(2−チエニル−N−アリロキシカルボニル−N−メチルアミノエチルケトンの合成)
2−チエニル−N−ベンジル−N−メチルアミノエチルケトン塩酸塩295g(1モル、)、炭酸水素ナトリウム320g(3.8モル)、トルエン800mLを入れ、クロロギ酸アリル271g(2.3モル)を加えたのち、3時間還流した。
室温に冷却し、沈殿をろ過したのち、ろ液にエーテル200mLを加え、2モル/L塩酸1,000mLで洗浄し、次いで10重量%炭酸水素ナトリウム水溶液500mLで洗浄した。洗浄後のエーテルを無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、ろ過し、溶媒を減圧留去し、粗2−チエニル−N−アリロキシカルボニル−N−メチルアミノエチルケトン230g()を得た(収率91%)。
粗2−チエニル−N−アリロキシカルボニル−N−メチルアミノエチルケトン230gを、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1(体積比))により精製し、2−チエニル−N−アリロキシカルボニル−N−メチルアミノエチルケトン190g()を得た(収率:75%)。
第三工程([3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルメチルアリロキシカルボニルアミンの合成)
2−チエニル−N−アリロキシカルボニル−N−メチルアミノエチルケトン76g(0.3モル、)をメタノール500mLに溶解し、氷冷したのち、水素化ホウ素ナトリウム11g(0.3モル)をゆっくりと加えた次いで、室温まで昇温し、5時間撹拌した。メタノールを減圧留去し、エーテル500mLを加えて溶解させた後、水500mLを加えて混合後に静置し、二層分離した有機層(上層)を分取した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、ろ過し、溶媒を減圧留去して[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルメチルアリロキシカルボニルアミン70g()を得た(収率:91%)。
第四工程(1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルメチルアミノ)プロピルオキシ]−5−アリルビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンの合成)
[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルメチルアリロキシカルボニルアミン65g(0.25モル、)をトルエン500mLに溶解した。さらに、パラトルエンスルホン酸一水和物0.237g(1.25ミリモル)を加えて溶解したのち、水冷下に、光学活性な5−アリルビシクロ[3.3.0]−2−オキサ−1−オクテン37.6g(0625モル、)を加えた。次いで、室温まで昇温して2時間撹拌した。反応終了後、炭酸ナトリウム0.265g(2.5ミリモル)を加えて室温下に1時間撹拌した。その後、トルエンを減圧留去して、黄色油状物質103gを得た。この黄色油状物質を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/5(体積比))により精製して、1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルメチルアミノ)プロピルオキシ]−5−アリルビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンのジアステレオマー混合物98g()を得た(収率:96.7%)。
第五工程(ジアステレオマーの分割)
1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルメチルアミノ)プロピルオキシ]−5−アリルビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンのジアステレオマー混合物95g()を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=9/1→8/2→5/5(体積比)グラジエント)により分割した。
シリカゲルに対する吸着の強い成分からは、純枠な化合物として1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルメチルアミノ)プロピルオキシ]−5−アリルビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンの一方のジアステレオマー39g()を得た。シリカゲルに対する吸着の弱い成分からは、1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルメチルアミノ)プロピルオキシ]−5−アリルビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンの他方のジアステレオマー30g()を得た。
化合物:H・NMR(400MHz、CDCl):1.34−2.50(12H,m)、3.41(3H,s)、3.87(2H,m)、3.90(2H,m)、4.57(2H,m)、5.17(5H,m)、5.90(2H,m)、6.93(2H,m)、7.24(1H,m)。
化合物:H・NMR(400MHz,CDCl):1.58(6H,m)、2.16(5H,m)、2.34(1H,m)、2.88(3H,s)、3.31(4H,m)、4.57(2H,d)、5.16(5H,m)、5.88(2H,m)、6.93(2H,m)、7.19(1H,s)。
第六工程(加メタノール分解による光学活性[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルメチルアリロキシカルボニルアミンの合成)
1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルメチルアミノ)プロピルオキシ]−5−アリルビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンの一方のジアステレオマー30g(0.074モル、)をメタノール300mLに溶解した。さらに、パラトルエンスルホン酸一水和物0.07g(0.37ミリモル)を加えて溶解し、60℃にて2時間撹拌した。次いで、炭酸ナトリウム0.078g(0.74ミリモル)を加えて室温まで昇温し、1時間撹拌した。その後、メタノールを減圧留去して、淡黄色油状物質29gを得た。この淡黄色油状物質を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:へキサン/酢酸エチル=9/4→1/1(体積比)グラジエント)により精製して、光学活性[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルメチルアリロキシカルボニルアミン17g()を得た(収率:90%)。
H・NMR(400MHz、CDCl):2.00(2H,m)、2.95(3H,s)、3.15(1H,m)、3.50(1H,m)、4.25(1H,bs)、4.61(2H,d)、4.90(1H,m)、5.27(2H,m)、5.95(1H,m)、6.97(2H,d)、7.25(1H,m)。
第七工程(アリロキシカルポニル基の脱離による1−(2−チエニル)−3−メチルアミノプロピルアルコールの合成、還元法)
光学活性[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルメチルアリロキシカルボニルアミン2g(7.83ミリモル、)をジオキサン40gに溶解した。さらに、トリフェニルホスフィン247mg(0.94ミリモル)を加えて溶解したのち、酢酸パラジウム52.8mg(0.235ミリモル)を加えた。この溶液に、ギ酸アンモニウム3.46g(23.5ミリモル)を加え、100℃にて1時間加熱反応を行った
反応液を冷却してジオキサンを留去したのち、4重量%酢酸水溶液50mLを加え、トルエン50mLで2回洗浄した。少量のアンモニア水を加えて水層のpHを10に調整し、塩化ナトリウム10gを加えた。次いで、トルエン100mLで3回抽出し、抽出したトルエン層を硫酸マグネシウムで乾燥したのち、ろ過した。
ろ液の溶剤を留去し、淡黄色油状物質0.8gを得た。得られた淡黄色油状物質0.8gにトルエン2.0gを加えて60℃にて加熱溶解したのち、25℃まで冷却して結晶を析出させた。結晶をろ別して冷却したトルエン5mLで洗浄した。結晶を減圧下に乾燥して、光学活性1−(2−チエニル)−3−メチルアミノプロピルアルコール0.4g(10)を白色結晶として得た(収率29.8%、光学純度99.5%ee以上)。
第七工程(アリロキシカルポニル基の脱離による1−(2−チエニル)−3−メチルアミノプロピルアルコールの合成、加水分解法)
光学活性[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルメチルアリロキシカルボニルアミン10g(39ミリモル、)を25重量%水酸化カリウム−メタノール溶液85gに溶解し、80℃にて2時間加熱還流した。反応液を濃縮したのち、トルエン50gと1モル/L塩酸50gを加えて分液操作を行った。水層を分取し、10重量%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH10に調整したのち、トルエン100gで抽出した。トルエン層を硫酸マグネシウムで乾燥したのち、減圧濃縮し、残渣にヘキサン50gを加えて析出した結晶をろ取した。得られた結晶は、さらにヘキサン−2−プロパノール混合溶媒(体積比5/1)にて再結晶を行い、光学活性1−(2−チエニル)−3−メチルアミノプロピルアルコール3.0g(10)を白色結晶として得た(収率45.0%、光学純度99.5%ee以上)。
H・NMR(400MHz、CDCl);1.97(2H,m)、2.47(2H,s)、2.95(2H,m)、3.75(2H,bs)、5.21(1H,m)、6.95(2H,m)、7.22(1H,m)。[α] 20=−16.3(c=1.00、EtOH)。融点71.0−73.0℃。
第六−2工程(第五工程で得られた他方のジアステレオマー()のラセミ化)
化合物:25g(0.062モル)をメタノール250mLに溶解した。パラトルエンスルホン酸一水和物:0.06g(0.31ミリモル)を加えて溶解した後、60℃にて2時間撹拌した。その後、炭酸ソーダを0.065g(0.62ミリモル)加えて室温まで戻して1時間撹拌した。その後、メタノールを減圧留去して、25gの淡黄色油状物質を得た。この淡黄色油状物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=9/1→1/1(体積比)グラジエント)により精製して14gの光学活性体を得た(収率:90%)。
:10gを0.75モル/L塩酸200mLに溶解して25〜28℃にて11時間撹拌した。その後、10重量%水酸化ナトリウム水溶液にて塩基性にした後トルエン200gで抽出した。トルエン層を硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し、残渣にヘキサンを加え析出した結晶をろ取した。得られた結晶はさらに、ヘキサン−2−プロパノールにて再結晶を行い6.3gの白色結晶として[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルメチルアリロキシカルボニルアミン()を得た(収率63%)。その光学純度は、15%eeでありほぼ完全にラセミ化することができた。
第六−1工程(のラセミ化工程)
:20gを0.75モル/L塩酸400mLに溶解して25〜28℃にて11時間撹拌した。その後、10重量%水酸化ナトリウム水溶液にて塩基性にした後、トルエン400gで抽出した。トルエン層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣にヘキサンを加え析出した結晶をろ取した。得られた結晶はさらに、ヘキサン−2−プロパノールにて再結晶を行い、12.6gの白色結晶としてを得た(収率63%)。その光学純度は、15%eeでありほぼ完全にラセミ化することができた。
実施例1の各工程の反応経路を、Fig.1及びFig.2に示す。
本発明方法によれば、[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミンのアリロキシカルボニル基を還元又は加水分解により脱離し、温和な条件で短時間の反応により、医農薬中間体として有用な光学純度の高い1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールを高収率、高純度で効率的に製造することができる。

Claims (7)

  1. 一般式[1]で表される化合物を還元する工程又は加水分解する工程を有することを特徴とする1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法。
    Figure 2006104249
    (ただし、式中、Rは、炭素数1〜3のアルキル基である。)
  2. 一般式[1]で表される化合物を、一般式[3]で表される化合物を加アルコール分解することにより得る工程をさらに有する請求の範囲1記載の1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法。
    Figure 2006104249
    (ただし、式中、Rは、前記と同じであり、Rは、無置換若しくは置換基を有する炭素数1〜20のアルキル基、無置換若しくは置換基を有する炭素数2〜20のアルケニル基、無置換若しくは置換基を有する炭素数6〜20のアリール基、又は無置換若しくは置換基を有する炭素数7〜20のアラルキル基である)
  3. 一般式[3]で表される化合物が、一般式[1]で表される化合物と一般式[4]で表される化合物との付加反応により得られたものである請求の範囲2記載の1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法。
    Figure 2006104249
    (ただし、式中、Rは、前記と同じである。)
  4. 一般式[3]で表される化合物が、該化合物の2種のジアステレオマーの混合物を各ジアステレオマーに分離して得られるジアステレオマーの一方であり、一般式[1]で表される化合物及び得られる1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールが光学活性体である請求の範囲2又は3に記載の1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法。
  5. 一般式[1]で表される構造を有する[3−(2−チエニル)−3−ヒドロキシ]プロピルアルキルアリロキシカルボニルアミン。
    Figure 2006104249
    (ただし、式中、Rは、前記と同じである。)
  6. 一般式[3]で表される構造を有する1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタン。
    Figure 2006104249
    (ただし、式中、R及びRは、前記と同じである。)
  7. 1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタンが、その2種のジアステレオマーの混合物を各ジアステレオマーに分離して得られるジアステレオマーの一方である請求の範囲6記載の1−[1−(2−チエニル)−3−(アリロキシカルボニルアルキルアミノ)プロピルオキシ]−5−置換ビシクロ[3.3.0]−2−オキサオクタン。
JP2007510582A 2005-03-29 2006-03-29 1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法 Pending JPWO2006104249A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005095277 2005-03-29
JP2005095277 2005-03-29
PCT/JP2006/307162 WO2006104249A1 (ja) 2005-03-29 2006-03-29 1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2006104249A1 true JPWO2006104249A1 (ja) 2008-09-11

Family

ID=37053497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007510582A Pending JPWO2006104249A1 (ja) 2005-03-29 2006-03-29 1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2006104249A1 (ja)
WO (1) WO2006104249A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1364933B1 (en) * 2001-02-26 2007-10-03 Zeon Corporation Optical resolver and method of optically resolving alcohol with the same
DE10207586A1 (de) * 2002-02-22 2003-09-11 Degussa Herstellung von N-Methyl-3-hydroxy-3-(2-thienyl)propanamin über neue carbamatgruppenhaltige Thiophenderivate als Zwischenprodukte
JPWO2003097632A1 (ja) * 2002-05-20 2005-09-15 三菱レイヨン株式会社 プロパノールアミン誘導体、及び3−n−メチルアミノ−1−(2−チエニル)−1−プロパノールの製造方法、並びにプロパノールアミン誘導体の製造方法
JP2004346008A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Sumitomo Chem Co Ltd N−モノアルキル−3−ヒドロキシ−3−アリールプロピルアミン類の製造方法および中間体

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006104249A1 (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9126906B2 (en) Asymmetric synthetic processes for the preparation of aminosulfone compounds
JP2007525532A (ja) N−アルキル−n−メチル−3−ヒドロキシ−3−(2−チエニル)−プロピルアミンの製造方法
JP2013533866A (ja) 3−アミノピペリジンジヒドロクロリドの単一の鏡像異性体を調製するための方法
US11897843B2 (en) Process for the preparation of enantiomerically enriched 3-aminopiperidine
JP2005513069A (ja) エスシタロプラムの製造方法
JP2009062360A6 (ja) シナカルセットの製造方法
JP2009062360A (ja) シナカルセットの製造方法
JPH0776209B2 (ja) 光学活性3―ヒドロキシピロリジン誘導体の製造方法
JP4582794B2 (ja) 光学活性ヒドロキシメチル化化合物の製法
US20080167500A1 (en) Process for the Preparation of a Diastereomerically Enriched Compound
KR20160125115A (ko) 3-히드록시테트라하이드로퓨란의 제조방법
KR20020005648A (ko) 삼환성 아미노알콜 유도체의 아지드를 경유하는 제조법
JPWO2014034957A1 (ja) (r)−1,1,3−トリメチル−4−アミノインダンの製造方法
CN114315609B (zh) 一种制备顺式2-氨基环己醇的工艺方法
JPWO2006104249A1 (ja) 1−(2−チエニル)−3−アルキルアミノプロピルアルコールの製造方法
US7365215B2 (en) Process for preparing 4-aminotetrahydropyran compound and an acid salt thereof, synthetic intermediate thereof and process for preparing the same
KR101686087B1 (ko) 광학 활성을 갖는 인돌린 유도체 또는 이의 염의 신규 제조 방법
US20060293530A1 (en) Process for the manufacture of citalopram hydrobromide
JP5476859B2 (ja) 光学活性な1−アミノ−2−エテニルシクロプロパン−1−カルボン酸エチルまたはその酸付加塩の製造方法、およびその製造方法に用いられる中間体
JP5360608B2 (ja) プロリンアミド誘導体、それと酸との塩で構成された有機触媒およびその有機触媒を用いたβ−ヒドロキシカルボニル化合物の製造方法
JP2000007664A (ja) 光学活性ピペラジン化合物、その中間体及びそれらの製造方法
US20100234619A1 (en) Preparation of (s)-(+)-n-methyl-3-(1-naphthyloxy)-3-(2-thienyl) propylamine using optically active methylhydroxylaminopropanol derivative as an intermediate
KR100914849B1 (ko) 2-설포닐옥시-1-(4-하이드록시페닐)에탄올 유도체의 제조방법
JP4064645B2 (ja) 多置換シクロアルケン類の新規製造法
KR100365526B1 (ko) 바이시클로[3.3.1]노난 구조 화합물의 제조방법