JP4721973B2 - 非接触原子間力顕微鏡及び非接触原子間力顕微鏡の動作プログラム - Google Patents

非接触原子間力顕微鏡及び非接触原子間力顕微鏡の動作プログラム Download PDF

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Description

本発明は非接触原子間力顕微鏡及び非接触原子間力顕微鏡の動作プログラムに関する。
走査型プローブ顕微鏡(SPM)は、試料表面の微小範囲の形状を観察する装置として広く用いられている。走査型プローブ顕微鏡は、走査型トンネル顕微鏡(STM)、走査型原子間力顕微鏡(AFM)、走査型磁気力顕微鏡(MFM)、走査型容量顕微鏡(SCM)等に分けられる。
このうち、走査型原子間力顕微鏡(以下AFMと略す)は探針と試料との間に働く微小な力を測定することで、ナノメートル領域の表面観察ができる表面観察装置としてよく知られている。特に非接触原子間力顕微鏡(NC−AFM)と呼ばれる制御方式のAFMは、カンチレバの探針を試料表面に接触させることなく原子領域の高分解能観察ができるAFMとして注目を集めている。
図6はNC−AFMの従来装置の構成例を示す図である。図において、1は試料、2は該試料1をZ軸方向にスキャンするZスキャナ、3は試料1をX,Y軸方向にスキャンするXYスキャナである。4はZスキャナ2を駆動するZ駆動回路、5はXYスキャナ3を2次元方向に走査するための走査回路である。
7はカンチレバ、6は該カンチレバ7の先端に設けられた探針、8はカンチレバ7のたわみを光てこ方式で検出するための光源として設けられたレーザーダイオード、9は前記カンチレバ7に照射されたレーザー光の反射光を検出するための4分割フォトダイオードである。10は該4分割フォトダイオード9の出力を受けて、それぞれのフォトダイオードに流れる電流を検出し、電圧信号に変換するためのプリアンプ、11は該プリアンプ10の出力を受けてカンチレバ7の変位を求める変位検出回路、12は該変位検出回路11の出力を受けてカンチレバ7の共振周波数成分だけを取り出すバンドパスフィルタ(以下BPFと略す)である。
13はカンチレバ7を該カンチレバ7が持つ共振周波数で正帰還発振させめために、正帰還発振ループの位相を調整する位相器、14は該位相器13の出力を受けてその振幅を調整する振幅調整器、15は該振幅調整器14の出力を受けてカンチレバ7を加振させるために必要な圧電素子である。
16はカンチレバ7の共振周波数の周波数シフト量を検出するFM復調回路、17はFM復調回路16の出力であるFM復調信号と別途入力されるリファレンスとを比較し、その誤差が少なくなるようにZスキャナ2を例えばPID制御方法等で制御するZフィードバック制御回路である。18は該Zフィードバック制御回路17の出力より得られる凹凸信号を画像化するデータ処理機構を持つコンピュータである。
コンピュータ18には、Zフィードバック制御回路17の出力が入力され、該コンピュータ18からは、FM復調回路16に対して、FM復調中心周波数fcと、FM復調検出幅fFMが与えられる。また、コンピュータ18からはZフィードバック制御回路17にリファレンスが与えられる。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
試料1はスキャナ2,3の上に配置されている。ここで、Zスキャナ2は試料1を高さ方向(Z軸方向)に動かすためのスキャナであり、Z駆動回路4によって駆動される。XYスキャナ3は、試料1を2次元方向に走査するためのスキャナであり、走査回路5により駆動される。
レーザーダイオード8からの光はカンチレバ7の背面に当てられ、その反射光は4分割フォトダイオード9によって検出される。各4分割フォトダイオード9で検出した光は、プリアンプ10で先ず電流信号に変換され、次にそれぞれの電流信号は電圧信号に変換される。各電圧信号は、変位検出回路11に入力され、該変位検出回路11の演算処理によりカンチレバ7のたわみが検出される。
カンチレバ7は共振周波数を持っており、その周波数を通過周波数に設定されたBPF12に変位検出信号を通すことによって、ノイズ成分を除去し、必要な周波数成分(共振周波数成分)の信号だけを取り出す。BPF12を通過した信号は、入力信号の位相を可変できる位相器13と、入力信号の振幅を可変できる振幅調整器14を通過してカンチレバ7を加振するための圧電素子15に入力される。
位相器13で位相をずらしていくと、図6に示す4分割フォトダイオード4→プリアンプ10→変位検出回路11→BPF12→位相器13→振幅調整器14→圧電素子15により構成されたループによって、ある位相で正帰還発振ループLが形成され、カンチレバ7はその持つ共振周波数fqで発振を始める。
FM復調回路16には、コンピュータ18からFM復調中心周波数fcと、FM復調検出幅fFMに復調の度合い(レベル)が設定される。また、Zフィードバック制御回路17のリファレンスには任意の周波数シフト量Δft/fFMを設定する。この状態で探針6と試料1間の距離を近づけていくと、探針6と試料1間の力学的な相互作用により、引力領域においてカンチレバ7の発振周波数fqが共振周波数低周波数側へΔfシフトする。つまり、カンチレバ7の共振周波数が変調を受けることになる。
この周波数シフトにより、FM復調回路16はΔf/fFM相当の信号を出力する。Zフィードバック制御回路17は、この出力信号Δf/fFMとリファレンスΔft/fFMとを比較し、これらが等しくなるまでアプローチする。FM復調回路16の出力信号Δf/fFMと、リファレンスΔft/fFMが等しくなるとアプローチを止める。
この状態で、XYスキャナ3を走査すると、試料表面の高さの違い、物性の違い等によりカンチレバ7の共振周波数は変調を受ける。それをFM復調回路16によって復調し、この復調した信号Δf/fFMがリファレンスの値Δft/fFMと一致するように、Zフィードバック制御回路17によって制御することで、カンチレバ7と試料1間の距離が一定になるように探針6が試料1の表面上を走査する。この時の、Zフィードバック制御回路17の出力信号をコンピュータ18によって画像化することで、試料1の表面の凹凸像を得ることができる。
図7はカンチレバの特性図である。横軸はカンチレバの振動周波数fq、縦軸はカンチレバ変位の振幅である。カンチレバの共振周波数がΔfだけ周波数の低い方にシフトした場合を示している。縦軸はカンチレバ7の変位の振幅、横軸はカンチレバの振動周波数である。カンチレバ7の振動周波数を上げていくと、カンチレバ変位の振幅も上昇していき、ある点を境に変位は減少していく。
従来のこの種の装置としては、探針を有するカンチレバーと、探針と試料との間の相対距離を変化させるように伸縮可能なスキャナと、探針と試料との間の相対距離を変化させる際に生じるスキャナの変位量を検出する検出器と、スキャナの変位量とカンチレバーの変位量との関係を求め、その関係に基づいてスキャナを連続的に伸長させる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。他の装置としては、一端に探針を持つカンチレバーを持ち、探針に働く力を一定にした状態で試料表面を走査する光てこ方式の走査型プローブ顕微鏡において、探針を試料に接近させる毎に、Z方向の移動量とカンチレバー剛性により探針に働く力を演算してその力を一定に制御しながら平面走査する技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平10−206433号公報(段落0013〜0030、図1〜図3) 特許第3364531号公報(段落0019〜0027、図1)
従来装置の問題点を列挙すれば、以下の通りである。
1)走査時にFM復調検出幅fFMが周波数シフト量を超えてしまう問題
試料の凹凸の差が大きい試料の試料面を走査する場合、試料の凹凸の差が大きいため、アプローチ時の周波数シフト量Δftよりも、走査時の周波数シフト量Δfが大きくなってしまい、FM復調検出幅fFMを超えてしまう場合がある。このような場合、FM復調回路の出力は飽和してしまい、正常な出力を得られず、Zフィードバック系の制御が不安定になる原因になり、観察の失敗や、探針を試料にぶつけてしまう等の問題がある。
2)アプローチができなくなってしまう問題
試料の凹凸の差が大きい試料の試料面を走査する場合、前記1)の問題を回避するために、FM復調検出幅fFMを大きく設定してアプローチする。そうすると、FM復調回路の出力信号Δf/fFMが小さくなるために、信号のS/Nの劣化、分解能の低下が起き、指定した周波数シフト量Δftでの正確なアプローチが困難になり、小さい周波数シフト量でのアプローチができない、アプローチ時に探針を試料にぶつけてしまう等の問題がある。
3)高分解能での試料観察ができなくなってしまう問題
試料の凹凸の差が小さい試料や、試料の狭い領域(原子領域)を走査する場合、試料の凹凸の差が小さいため、アプローチ時の周波数シフト量Δftよりも走査時の周波数シフト量Δfが小さくなる場合がある。このような場合、走査時のFM復調信号の出力信号Δf/fFMが小さくなってしまう。それによって、FM復調信号の分解能低下、FM復調信号のS/Nの劣化によって、高分解能での試料観察が困難になってしまうという問題がある。
4)アプローチができなくなってしまう問題
試料の凹凸の差が小さい試料の試料面を走査する場合、前記3)の問題があるために、FM復調検出幅fFMを小さく設定して高分解能で試料観察しようとすると、アプローチ時のΔftも小さく設定しなければならなくなってしまう。このような場合、探針と試料間に働く相互作用がしっかりと働く距離までアプローチできなくなってしまい、高分解能での観察ができないという問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、どのような試料においても、適した分解能で安定にアプローチ及び試料表面観察をすることができるNC−AFMを提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の発明は、カンチレバの背面に光を照射し、その照射光を受信して電気信号に変換し、該電気信号に変換された信号に所定の処理を行なって共鳴周波数を得、該共鳴周波数の位相を変化させてその位相変化量に応じた信号で前記カンチレバを駆動して正帰還ループを形成するループ回路と、該ループ回路の出力を受け、FM復調検出幅とFM復調中心周波数を可変できるPLL方式のFM復調回路と、該FM復調回路によって得られる復調信号により、その復調信号が一定となるように前記カンチレバの探針と試料間の距離を制御するZ軸フィードバック制御手段とを有し、該Z軸フィードバック制御手段をオン/オフする場合において、オン時には試料表面を走査する際、試料と探針間の距離が一定になるようにZ軸を制御し、オフ時にはZ軸を任意の位置に固定しておくことができるように構成されることを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、アプローチ(カンチレバの探針を試料表面に近づける)の場合と、アプローチ後の試料表面とカンチレバの探針間の距離が一定になるように試料表面上を走査する場合とで、FM復調検出幅を各々に設定できるようにしたことを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、カンチレバの背面に光を照射し、その照射光を受信して電気信号に変換し、該電気信号に変換された信号に所定の処理を行なって共鳴周波数を得、該共鳴周波数の位相を変化させてその位相変化量に応じた信号で前記カンチレバを駆動して正帰還ループを形成する工程と、前記ループの出力を受け、FM復調検出幅とFM復調中心周波数を可変できるPLL方式を用いたFM復調工程と、該FM復調工程によって得られる復調信号により、その復調信号が一定となるように探針と試料間の距離を制御するZ軸フィードバック工程と、該Z軸フィードバック工程をオン/オフすることにより、オン時には試料表面を走査する際、試料と探針間の距離が一定になるようにZ軸を制御し、オフ時にはZ軸を任意の位置に固定しておくようにする工程とをコンピュータで実行することを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、どのような試料においても、適した分解能で安定にアプローチ及び試料表面観察をすることができるNC−AFMを提供することが可能となる。
(2)請求項2記載の発明によれば、アプローチ時と、アプローチ後のカンチレバと試料表面間の距離が一定になるように試料表面を走査する場合とで、FM復調検出幅を各々に設定することで、どのような試料に対しても安定した試料表面観察を行なうことができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、どのような試料においても、適した分解能で安定にアプローチ及び試料表面観察をすることができるNC−AFMを提供することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態例を示す構成図であり、例えばNC−AFMの構成を示している。図6と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、1は試料、2は該試料1をZ軸方向にスキャンするZスキャナ、3は試料1をX,Y軸方向にスキャンするXYスキャナである。4はZスキャナ2を駆動するZ駆動回路、5はXYスキャナ3を2次元方向に走査するための走査回路である。
7はカンチレバ、6は該カンチレバ7の先端に設けられた探針、8はカンチレバ7のたわみを光てこ方式で検出するための光源として設けられたレーザーダイオード、9は前記カンチレバ7に照射されたレーザー光の反射光を検出するための4分割フォトダイオードである。
10は該4分割フォトダイオード9の出力を受けて、それぞれのフォトダイオードに流れる電流を検出し、電圧信号に変換するためのプリアンプ、11は該プリアンプ10の出力を受けてカンチレバ7の変位を求める変位検出回路、12は該変位検出回路11の出力を受けてカンチレバ7の共振周波数成分だけを取り出すバンドパスフィルタ(BPF)である。前記4分割フォトダイオード9は、それぞれのフォトダイオードの出力を演算することによって変位を求めるようになっている。
13はカンチレバ7を該カンチレバ7が持つ共振周波数で正帰還発振させるために、正帰還発振ループLの位相を調整する位相器、14は該位相器13の出力を受けてその振幅を調整する振幅調整器、15は振幅調整器14の出力を受けてカンチレバ7を加振させるために必要な圧電素子である。
20はカンチレバ7の共振周波数の周波数シフト量を検出するFM復調回路で本発明を特徴づける部分である。30はFM復調回路20の出力であるFM復調信号とリファレンスとを比較し、その誤差が少なくなるようにZスキャナ2を例えばPID制御方法等で制御するZフィードバック制御回路であり、本願発明を特徴づける部分である。18は該Zフィードバック制御回路30の出力より得られる凹凸信号を画像化するデータ処理機構を持つコンピュータである。
コンピュータ18には、Zフィードバック制御回路30の出力が入力され、該コンピュータ18からは、FM復調回路20に対して、アプローチ時FM復調中心周波数fca、アプローチ時FM復調検出幅fFMa、走査時FM復調中心周波数fcs、走査時FM復調検出幅fFMs、PLLオン/オフ信号が入力されている。ここで、PLLオンはFM復調開始信号であり、PLLオフはFM復調終了信号である。また、コンピュータ18からはZフィードバック制御回路30にリファレンスが与えられる。4分割フォトダイオード4→プリアンプ10→変位検出回路11→BPF12→位相器13→振幅調整器14→圧電素子15により構成されたループによって、ある位相で正帰還発振ループLが形成され、カンチレバ7はその持つ共振周波数fqで発振を始める。
図2は前記FM復調回路20の構成例を示すブロック図で、PLL方式のFM復調回路を示している。図において、21はカンチレバ7の共振周波数fqとフィードバック信号fcの位相値を検出し、位相値φ(fq−fc)を出力する位相検出器、22は該位相検出器21の出力を受けて、コンピュータ18により設定される上記制御信号(fca,fFMa,fcs,fFMs,PLLオン/オフ)によって復調回路の制御を行なう復調制御回路(NCO制御回路)、23は該復調制御回路22の出力fNCOに基づき当該出力信号に基づく周波数の信号を出力するNCO(Numeral Controlled Oscillator)である。24はNCO23の出力であるfcを受けてその信号のオン/オフを行なうスイッチである。該スイッチ24は復調制御回路22のPLLオン/オフ制御信号を受ける。即ち、PLLオンの時には接点が閉じてPLL回路を構成し、オフの場合には接点が開く。復調制御回路22は、コンピュータ18から設定される制御信号により復調回路の制御を行ない、NCO23に出力発振周波数fNCOの設定を行なう。
復調制御回路22は、前述したようにPLLオフ時に、スイッチ24の接点を開き、PLLオン時にスイッチ24の接点を閉じる。スイッチ24が閉じられると、設定したFM復調周波数fc、FM復調検出幅fFMでのFM復調が開始され、FM復調回路20の出力としてfqの復調信号φ(fq−fc)が得られる。
図3はZフィードバック制御回路30(図1参照)の構成例を示すブロック図である。Zフィードバック制御回路30は、制御回路31、誤差増幅回路32、ホールド回路33、スイッチ34及びスイッチ35より構成されている。誤差増幅回路32としては、例えばPID(Proportional Integral Derivative)制御回路が用いられる。該誤差増幅回路32は、入力される復調信号φ(fq−fc)とリファレンス信号とを受けて、これら信号を比較し、その誤差にPIDの係数を掛け合わせた値Veを出力する。
ホールド回路33は、制御回路31よりホールドオン信号を受けると、その瞬間の入力信号Veを維持して出力する。制御回路31は、コンピュータ18よりZスキャナホールドオフ信号が設定されると、ホールド回路33にホールドオフ信号を送り、スイッチ34を閉じ、スイッチ35を開く。コンピュータ18よりZスキャナホールドオン信号が設定されると、ホールド回路33へホールドオン信号を送り、スイッチ35を閉じ、スイッチ34を開く。このように構成された装置の動作を説明すると、以下の通りである。
試料1とカンチレバ7の探針6が十分に離された状態で、正帰還ループの位相を位相器13で調整し、カンチレバ7が共振周波数fqにて発振を始める。共振周波数fqで発振を始めたカンチレバ7のたわみを4分割フォトダイオード9で検出する。該4分割フォトダイオード9の出力をプリアンプ10で増幅し、電流信号を電圧信号に変換した後、変位検出回路11で変位分のみ抽出する。該変位検出回路11の出力は、続くBPF12を通り、その他の周波数成分が除去されたカンチレバ7の共振周波数信号fqを得ることができる。
コンピュータ18は、図4に示すフローチャートに従って各回路に命令を送り、制御を行なう。以下、図4のフローチャートに従って本発明の第1の実施の形態の動作を説明する。コンピュータ18の設定は、fca=fq=100kHz、fFMa=200Hz、Δft=100Hzであるものとする。コンピュータ18は、カンチレバ7の共振周波数fqをFM復調回路20にfcaとして設定する(S1)。例えば、fq=100kHzとする。この結果、NCO23からは100kHzの正弦波が出力される。
アプローチする周波数Δft=100Hzとし、その時のFM復調検出幅fFMa=200Hzとし、リファレンスREFの設定は、Δft/fFMa=0.5となる(S2)。この状態でPLLオンとすると、FM復調回路20のスイッチ24が閉じ、FM復調が開始される(S3)。この時、カンチレバ7の探針6は、試料1と十分な距離を持っており、fq=fcとなっているので、FM復調回路20の出力φ(fq−fc)に変化はない。
この状態でアプローチをすると(S4)、試料表面と探針6間の相互作用によりカンチレバ7の共振周波数が低周波側にシフトし始める。FM復調回路20はその変化を検出する。そして、FM復調回路20の出力Δf/fFMとリファレンスΔft/fFMとが等しくなると、アプローチを止める。次に、アプローチに基づいた結果、リファレンスとφ(fq−fc)が等しくなったかどうかチェックする(S5)。ここで、φ(fq−fc)は次式で表される。
φ(fq−fc)=Δf/fFM=(fq−fc)/fFM
この時のカンチレバ7の共振周波数fqはfq=fq−Δft=99.9kHzになっている。例えば、この状態でカンチレバ7の共振周波数のシフト量が最大500Hz(凹凸のはげしい試料の場合)になるような試料を観察すると、カンチレバ7の共振周波数は最大で99.4kHzまで変化することになり、周波数シフト量がFM復調検出幅を超えてしまう。即ち、Δfmax/fFMa=2.5となる。
ここで、Zスキャナホールドをオンにすると(S6)、Zフィードバック制御回路30の出力電圧は、オン直前の電圧を維持した状態になるために、Zスキャナ2(図1参照)はホールドされ、探針6と試料表面の距離はアプローチした状態で動かなくなる。Zスキャナ2がホールドされた状態で、FM復調回路20に対してPLLオフとする(S7)。そして、fcsをfNCOに設定し、fFMsをfFMに設定する(S8)。ここで、fcs=fca−Δftであり、fFMs=1kHzである。
次に、FM復調回路20に走査時のFM復調中心周波数fcs=99.9kHz、FM復調検出幅fFMs=1kHzを設定し、Zフィードバック制御回路30に与えるリファレンス設定は、Δft/fFMa=0とする(S9)。
ここで、PLLをオンすると、Δft=100Hzで、アプローチした前述の状態と等しい状態なので、アプローチした状態(S10)でFM復調検出幅を大きくすることができる。これによって、走査中のFM復調回路20の最大出力はΔfmax/fFMs=0.5となる。次に、Zスキャナホールドオフにし(S11)、Zフィードバック制御を再開させ、XYスキャナ3(図1参照)を走査回路5によって走査させる。この状態では、走査中のフィードバック制御回路30の出力より得られる信号をコンピュータ18に入力し、この信号を試料の凹凸像として画像化する(S12)。
この実施の形態例によれば、どのような試料においても、適した分解能で安定にアプローチ及び試料表面観察をすることができるNC−AFMを提供することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2の装置の構成は図1と同じである。1は試料、2はZスキャナ、3はXYスキャナ、4はZ駆動回路、5は走査回、6は探針、7はカンチレバ、8はレーザーダイオード、9は4分割フォトダイオード、10はプリアンプ、11は変位検出回路、12はBPF、13は位相器、14は振幅調整器、15は圧電素子、30はZフィードバック制御回路、18はコンピュータ、20はFM復調回路である。
コンピュータ18は、FM復調回路20とZフィードバック制御回路30に図5のフローチャートにて命令を設定し、またFM復調回路20の出力より得られるFM復調信号、Zフィードバック制御回路30の出力より得られる凹凸信号を画像化する。FM復調回路20内の復調制御回路22(図2参照)は、コンピュータ18により設定される下記制御信号によって復調回路の制御を行ない、NCO23に出力発振周波数fNCOの設定を行なう。ここで、fcaはアプローチ時FM復調中心周波数、fFMaはアプローチ時FM復調検出幅、fcsは走査時FM復調中心周波数、fFMcは走査時FM復調検出幅、PLLオン/オフはFM復調開始/終了である。
FM復調回路20は、図2に示すように、位相検出器21、復調制御回路22、NCO23及びスイッチ24から構成され、復調制御回路22からスイッチ24にPLLオン/オフ制御信号が与えられる。復調制御回路22の出力fNCOは、PLLオン/オフ信号によって次式に設定され、NCO23は設定された周波数の正弦波fcを出力する。PLLオフの時にはfNCO=fcとし、PLLオンの時にはfNCO=fc+f(φ)とする。ここで、f(φ)=fFM×φ(fq−fc)である。
復調制御回路22は、PLLオフ時にスイッチ24を開き、PLLオン時にスイッチ24を閉じる。スイッチ24が閉じられると、設定したFM復調中心周波数fc、FM復調検出幅fFMでのFM復調が開始され、FM復調回路20の出力としてfqの復調信号が得られる。
Zフィードバック制御回路30は、制御回路31、誤差増幅回路32、ホールド回路33、ホールドスイッチ34,35より構成されている。このように構成された装置の動作を、図5に示すフローチャートに従って説明する。
試料1とカンチレバ7の探針6が十分に離された状態で、正帰還ループの位相を位相器13で調整し、カンチレバ7が共振周波数fqで発振を始める。共振周波数fqで発振を始めたカンチレバ7のたわみを検出した4分割フォトダイオード9の出力信号を変位検出回路11で変位分のみを抽出し、BPF12を通し、その他の周波数成分を排除したカンチレバ7の共振周波数信号fqを得ることができる。
カンチレバ7の共振周波数fqをFM復調回路20にfcaとして設定する。例えば、fq=100kHzとする。この時、NCO23からは、100kHzの正弦波が出力される(S1)。アプローチする周波数Δft=100Hz、その時のFM復調検出幅fFMa=200Hzとし、リファレンスの設定はΔft/fFMa=0.5となる(S2)。
この状態でPLLオンすると(S3)、FM復調回路20内のスイッチ24が閉じ、FM復調が開始される。この時、カンチレバ7の探針6は試料1と十分な距離を持っているので、fq=fcとなっており、FM復調回路20の出力に変化はない。この状態でアプローチすると(S4)、試料1の表面と探針6間の相互作用により、カンチレバ7の共振周波数が低周波側にシフトし始める。
FM復調回路20はその変化を検出する。そして、リファレンスREFがφ(fq−fc)と等しくなったかどうかチェックする(S5)。ここで、f(fq−fc)は次式で表される。
f(fq−fc)=Δf/fFM=(fq−fc)/fFM
FM復調回路20の出力とリファレンスとが等しくなると、アプローチを止める。この時、カンチレバ7の共振周波数はfq=fq−Δft=99.9kHzになっている。
例えばこの状態でカンチレバ7の共振周波数のシフト量が最大5.0Hzにしかない試料(凹凸が小さい試料の場合)を観察すると、カンチレバ7の共振周波数は99.895kHzしかないことになり、周波数シフト量とFM復調検出幅の比が小さくなってしまう。即ちΔfmax/ΔfFMa=0.025となる。
ここで、Zスキャナホールドオンにすると(S6)、Zフィードバック制御回路30の出力電圧は、オン直前の電圧を維持した状態となるため、Zスキャナ2はホールドされ、探針6と試料1の表面の距離はアプローチした状態で動かなくなる。Zスキャナ2がホールドされた状態にて、FM復調回路20に対してPLLオフし(S7)、FM復調回路20に操作時のFM復調中心周波数fcs=99.9kHz、FM復調検出幅fFMs=10Hzを設定し(S8)、Zフィードバック制御回路30に与えるリファレンス設定はΔft/fFMa=0とする(S9)。
ここで、PLLオンとすると(S10)、Δft=100Hzでアプローチした前述の状態と等しい状態なので、アプローチした状態でFM復調検出幅を小さくすることができる。これによって、走査中のFM復調回路20の最大出力はΔfmax/fFMs=0.5となる。後は、Zスキャナホールドオフにし(S11)、Zフィードバック制御を再開させ、XYスキャナ3を走査回路5によって走査させる。走査中のZフィードバック制御回路30の出力より得られる信号をコンピュータ18に入力し、この信号を試料の凹凸像として画像化する(S12)。アプローチ時と、アプローチ後のその距離が一定になるように試料表面を走査する場合とで、FM復調検出幅を各々に設定することで、どのような試料に対しても安定した試料表面観察を行なうことができる。
以上、説明したように、本発明によれば、どのような試料においても、適した分解能で安定にアプローチ及び試料表面観察をすることができるNC−AFMを提供することが可能となる。また、アプローチ時と、アプローチ後のその距離が一定になるように試料表面を走査する場合とで、FM復調検出幅を各々に設定することで、どのような試料に対しても安定した試料表面観察を行なうことができる。
以上、説明した図4,図5に示す発明のシーケンスは、コンピュータ18の内部にプログラムとして書き込んでおくことにより、実行させることができる。
以上、説明したように、本発明によれば以下の効果が得られる。
1)アプローチ時と走査時によってFM復調回路のパラメータを変えることができるようになることで、走査中の周波数シフトが大きくなってしまうような凹凸の大きな試料に対して、適当な分解能で試料へ探針をアプローチできるため、正確なアプローチが可能となる。
2)アプローチ時と走査時によってFM復調回路のパラメータを変えることができるようになることで、走査中の周波数シフトが大きくなってしまうような凹凸の大きな試料に対して、適当な分解能て試料表面上を走査できるため、FM復調回路のPLLのロック外れが無くなり、安定したZフィードバック制御によって試料表面を走査でき、きれいな観察画像を得ることができる。
3)アプローチ時と走査時によってFM復調回路のパラメータを変えることができるようになることで、走査中の周波数シフトが非常に小さいような平らな試料に対して、適当な分解能で試料へ探針をアプローチできるため、正確なアプローチが可能となる。
4)アプローチ時と走査時によってFM復調回路のパラメータを変えることができるようになることで、走査中の周波数シフトが非常に小さいような平らな試料に対して、適当な分解能で試料表面を走査できるため、高分解能での試料表面観察を可能にし、きれいな観察画像を得ることができる。
本発明の一実施の形態例を示す構成図である。 FM復調回路の構成例を示すブロック図である。 Zフィードバック制御回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャートである。 従来装置の構成例を示す図である。 カンチレバの特性図である。
符号の説明
1 試料
2 Zスキャナ
3 XYスキャナ
4 Z駆動回路
5 走査回路
6 探針
7 カンチレバ
8 レーザーダイオード
9 4分割フォトダイオード
10 プリアンプ
11 変位検出回路
12 BPF
13 位相器
14 振幅調整器
15 圧電素子
18 コンピュータ
20 FM復調回路
30 Zフィードバック制御回路

Claims (3)

  1. カンチレバの背面に光を照射し、その照射光を受信して電気信号に変換し、該電気信号に変換された信号に所定の処理を行なって共鳴周波数を得、該共鳴周波数の位相を変化させてその位相変化量に応じた信号で前記カンチレバを駆動して正帰還ループを形成するループ回路と、
    該ループ回路の出力を受け、FM復調検出幅とFM復調中心周波数を可変できるPLL方式のFM復調回路と、
    該FM復調回路によって得られる復調信号により、その復調信号が一定となるように前記カンチレバの探針と試料間の距離を制御するZ軸フィードバック制御手段と、
    を有し、該Z軸フィードバック制御手段をオン/オフする場合において、オン時には試料表面を走査する際、試料と探針間の距離が一定になるようにZ軸を制御し、オフ時にはZ軸を任意の位置に固定しておくことができる、
    ように構成されたことを特徴とする非接触原子間力顕微鏡。
  2. アプローチ(カンチレバの探針を試料表面に近づける)の場合と、アプローチ後の試料表面とカンチレバの探針間の距離が一定になるように試料表面上を走査する場合とで、FM復調検出幅を各々に設定できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の非接触原子間力顕微鏡。
  3. カンチレバの背面に光を照射し、その照射光を受信して電気信号に変換し、該電気信号に変換された信号に所定の処理を行なって共鳴周波数を得、該共鳴周波数の位相を変化させてその位相変化量に応じた信号で前記カンチレバを駆動して正帰還ループを形成する工程と、
    該ループ工程の出力を受け、FM復調検出幅とFM復調中心周波数を可変できるPLL方式を用いたFM復調工程と、
    該FM復調工程によって得られる復調信号により、その復調信号が一定となるように探針と試料間の距離を制御するZ軸フィードバック工程と、
    該Z軸フィードバック工程をオン/オフすることにより、オン時には試料表面を走査する際、試料と探針間の距離が一定になるようにZ軸を制御し、オフ時にはZ軸を任意の位置に固定しておくようにする工程
    とをコンピュータで実行することを特徴とする非接触原子間力顕微鏡の動作プログラム。
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