JP2003194699A - 信号検出装置、及び信号検出装置を用いた非接触型原子間力顕微鏡 - Google Patents

信号検出装置、及び信号検出装置を用いた非接触型原子間力顕微鏡

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Takeaki Itsuji
健明 井辻
Shunichi Shito
俊一 紫藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位相遅れを大幅に改善することができ、装置動
作の安定化を図ることが容易となり、急激な周波数また
は位相変化が起きた場合でも、プローブの加振が継続さ
れ、安定的な動作の実現が可能となる信号検出装置、及
び信号検出装置を用いた非接触型原子間力顕微鏡を提供
する。 【解決手段】加振手段によってプローブを共振点で加振
させ、非接触のもとでのサンプル表面とプローブの探針
との間の物理的相互作用によるプローブの共振周波数の
シフト量に相当する信号を検出する信号検出装置におい
て、前記加振手段を、プローブの共振周波数の位相変化
に基づいて制御された駆動周波数によって、該プローブ
を共振点で加振するプローブ加振機構によって構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンプルの表面形
状を、プローブの先端とサンプル表面との間の物理的相
互作用を利用して信号を検出する信号検出装置、及び信
号検出装置を用いた顕微鏡装置に関し、特に、原子間力
を利用してサンプル表面を非接触に観察する、非接触型
原子間力顕微鏡に好適な信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、導体の電子構造を直接観察できる
走査型トンネル顕微鏡(STM)の開発以来、原子間力
顕微鏡(AFM)、走査型容量顕微鏡(SCaM)、近
接場顕微鏡(SNOM)といった、先端の尖ったプロー
ブを走査することにより様々な情報とその分布を得る顕
微鏡装置が、次々と開発されている。現在、これらの顕
微鏡は、走査型プローブ顕微鏡(SPM)と総称され、
原子、分子レベルの解像度をもつ微細構造の観察手段と
して広く用いられている。
【0003】AFMは、原子間力により生じるプローブ
のたわみを検出することにより、サンプル表面の微細な
凹凸を観察する顕微鏡である。このAFM観察によれ
ば、導体のサンプルしか観察できないSTMと違って、
サンプルが絶縁体であっても容易に観察を行うことがで
きることから、その応用範囲は広い。そのため、次世代
の原子・分子操作装置としても注目されており、様々な
報告がされている。
【0004】特に、非接触領域(引力領域)において、
プローブ先端とサンプル表面との物理的な接触なしにサ
ンプル表面形状を観察することができるものとして、非
接触型原子間力顕微鏡(ncAFM)が知られている。
このncAFMは、プローブを共振点で加振させ、サン
プル表面とプローブの探針との間の物理的相互作用(プ
ローブの探針とサンプル表面との間に働く分子間力)に
よるプローブの共振周波数のシフト量を検出することに
より、サンプル表面形状の観察を行うAFMである
(J.Appl.Phys.69(2),15 Jan
uary 1991)。
【0005】図1に、従来例における非接触型原子間力
顕微鏡(ncAFM)の構成図を示す。プローブの加振
はアクチュエータ102で行われ、その制御には主にI
/V変換回路108、ゲインコントロール回路109、
位相シフタ111が用いられる。レーザダイオード10
6より照射された光はプローブ101の先端で反射して
光電変換素子107に入射する(光てこ方式)。光電変
換素子107として2分割フォトダイオードや、4分割
フォトダイオード等を使用することによって、プローブ
101先端の変位(たわみ量)を知ることができる。そ
のため、プローブ101の加振時の周波数情報も光電変
換素子107の出力として得られる。ゲインコントロー
ル回路109は入力された信号(ここではI/V変換回
路108の出力)の強度を一定にして出力するような回
路で、アクチュエータ102への印加電圧を制御してい
る。位相シフタ111はゲインコントロール回路109
の出力の位相と、プローブ101の位相とが同位相にな
るように調整することによって、系の発振を促し、プロ
ーブ101の共振を実現させている。図のような構成を
とることにより、プローブ101先端に外力(原子間
力)による影響で共振点が変動しても、その変動した共
振点でプローブ101を加振させることが可能になる。
【0006】位相検出回路110、サーボ回路112は
スキャナ105のZ方向(サンプル103に対して垂直
方向)の制御を行う部分である。ここではプローブ10
1先端とサンプル103表面が近接したことによるプロ
ーブ101の共振点のシフト量が、常に一定値になるよ
うに制御する。スキャナ105をXYコントローラ10
4によってXY方向(面方向)に動かし、サンプル10
3表面をプローブ101で走査した時のZ方向の制御量
がサンプル表面の観察像として出力される。ここで、位
相検出回路110はシフトしたプローブ101共振周波
数を電圧値に変換して出力する回路である。構成として
はPLL(Phase LockedLoop)回路が
よく用いられ、その出力値をサーボ回路112に入力し
ている。
【0007】また、特開平8−166396号公報で
は、プローブ先端の変位情報(AFM信号)を2値化
し、振幅・位相を調整した後、プローブ加振用のアクチ
ュエータに印加して自励発振を促す構成を有すること
で、AGCを用いないncAFM装置を提案している。
【0008】このようなncAFM観察によれば、観察
は非接触領域において行われるので、プローブ先端とサ
ンプル表面とが接触することによる影響を回避すること
ができる。このようなことから、ncAFMは原子・分
子操作装置としての応用がより一層期待されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のように、
プローブの加振機構をゲインコントロール回路と位相シ
フタ回路を用いた自励発振系で構成すると、プローブを
常にその共振点で加振させるため、測定系の感度を向上
できる。ゲインコントロール回路は、ピークディテクタ
回路、整流回路、積分回路、フィルタなどを用いて、ル
ープ回路で構成される。
【0010】しかしながら、このような従来例の構成で
プローブの加振機構を構成すると、回路構成が複雑にな
り、かつ回路規模も大きくなってしまう。プローブ加振
系のループの中に、ゲインコントロール回路のループが
存在する構成であるため、位相遅れ要因が多く、利得の
変化(プローブの振幅値を一定に保つため)による位相
変化の度合いによっては、系が不安定になり易く、発振
が停止してしまうこともあった。さらに、回路数が多い
ため、配線の引き回しによるノイズの問題や、良好な応
答性を得ることも難しといった問題点もあった。
【0011】そこで、本発明は、上記課題を解決し、位
相遅れを大幅に改善することができ、装置動作の安定化
を図ることが容易となり、急激な周波数または位相変化
が起きた場合でも、プローブの加振が継続され、安定的
な動作の実現が可能となる信号検出装置、及び信号検出
装置を用いた非接触型原子間力顕微鏡を提供することを
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、次の(1)〜(6)のように構成した信
号検出装置、及び信号検出装置を用いた非接触型原子間
力顕微鏡を提供するものである。 (1)加振手段によってプローブを共振点で加振させ、
非接触のもとでのサンプル表面とプローブの探針との間
の物理的相互作用によるプローブの共振周波数のシフト
量に相当する信号を検出する信号検出装置において、前
記加振手段が、プローブの共振周波数の位相変化に基づ
いて制御された駆動周波数によって、該プローブを共振
点で加振するプローブ加振機構によって構成されている
ことを特徴とする信号検出装置。 (2)前記プローブ加振機構が、プローブの共振周波数
の周波数シフト量に相当する信号を位相シフト量として
検出する位相検出回路と、前記位相検出回路による検出
信号を参照して、プローブ加振用のアクチュエータを駆
動する波形発生器の駆動周波数を制御する周波数コント
ロール回路と、を有することを特徴とする上記(1)に
記載の信号検出装置。 (3)前記周波数コントロール回路は、前記検出信号と
前記加振手段を加振する加振信号との位相差を一定にす
る制御手段を有することを特徴とする上記(2)に記載
の信号検出装置。 (4)前記周波数コントロール回路は、参照信号発生回
路と加算器と積分回路とスイッチを有し、該スイッチに
よって前記参照信号発生回路による周波数調整中の回路
の誤動作を防止するように構成したことを特徴とする上
記(2)または上記(3)に記載の信号検出装置。 (5)前記位相検出回路は、2値化回路,2値化回路の
出力と波形発生器の出力の位相差を比較する位相比較回
路,ロー・パス・フィルター,参照信号発生回路を有
し、前記参照信号発生回路の出力周波数に対する前記2
値化回路の出力周波数の位相のずれ量によって、プロー
ブの共振周波数の周波数シフト量を検出するように構成
されていることを特徴とする上記(2)〜(4)のいず
れかに記載の信号検出装置。 (6)加振手段によってプローブを共振点で加振させ、
サンプル表面とプローブの探針との間の物理的相互作用
によるプローブの共振周波数のシフト量に相当する信号
を検出する信号検出装置を備え、該信号検出装置による
検出信号を用いてサンプル表面を非接触に観察する非接
触型原子間力顕微鏡において、前記信号検出装置が、上
記(1)〜(5)のいずれかに記載の信号検出装置によ
って構成されていることを特徴とする非接触型原子間力
顕微鏡。
【0013】
【発明の実施の形態】上記構成を適用して、プローブ加
振用のアクチュエータへのドライブ信号とプローブ先端
のAFM検出信号の位相差を参照して、ドライブ信号の
周波数をプローブの共振周波数と一致するようにコント
ロールする強制振動系のプローブ加振機構を構成するこ
とで、自励発振系を用いず、かつゲインコントロール回
路を用いることなくプローブをその共振点で常に一定の
振幅で加振させることを可能にする信号検出装置、原子
間力顕微鏡を実現することができる。
【0014】つぎに、本発明の実施形態における非接触
型原子間力顕微鏡(ncAFM)を、図を用いて説明す
る。図2は本実施の形態における非接触型原子間力顕微
鏡の装置構成を示した図である。本装置のプローブ20
1の加振系は、プローブ201・アクチュエータ202
・レーザダイオード206・光電変換素子207・I/
V変換回路208・位相検出回路210・周波数コント
ロール回路209・波形発生器211で構成される。ま
た、プローブ201とサンプル203の距離制御はスキ
ャナ205で行い、その制御系は位相検出回路210・
周波数コントロール回路209・サーボ回路212で構
成されている。
【0015】また、サンプル203の表面観察は、XY
コントローラ204を用いてスキャナ205をXY
(面)方向にサンプル203を走査することによって行
う。この時、プローブ201はアクチュエータ202に
よって共振点で加振されている。
【0016】共振点での加振方法を説明する。プローブ
201先端にレーザダイオード206によって光を照射
し、反射光よりプローブ201先端の変動を光電変換素
子207、I/V変換回路208で電圧の信号に変換す
る(光てこ方式)。なお、プローブ201先端の変位検
出方法は、光てこ方式に限るものではない。位相検出回
路210では、I/V変換回路208の出力電圧の周波
数変化から、プローブ201先端にかかる外力(原子間
力等)の影響による共振点のシフト量に相当する信号を
位相シフト量として検出する。
【0017】位相検出回路210の構成を図4に示す。
位相検出回路210は、2値化回路401・位相比較回
路402・LPF(Low Pass Filter;ロ
ー・パス・フィルター、以下LPFと記す)403で構
成される。2値化回路401はI/V変換回路の出力信
号を2値化する回路である。位相比較回路402は、2
値化回路401とプローブ201を加振させるアクチュ
エータ202のドライブ信号(波形発生器211の出
力)との位相差を検出する回路である。このような構成
をとることによって、位相検出回路210では、参照信
号発生回路の出力周波数(プローブの共振周波数)か
ら、2値化回路401の出力周波数の位相がどの程度ず
れたかによって、プローブ201の共振周波数のシフト
量を検出する。
【0018】位相検出回路210の出力は、周波数コン
トロール回路209に入力する。周波数コントロール回
路209は、波形発生器211の発振周波数を、常にプ
ローブ201の共振周波数と同じ周波数になるようにコ
ントロールするような動作を行う。波形発生器211
は、位相検出回路210の出力を参照して、VCO(電
圧制御発振回路)等、外部の信号によってその発振周波
数を変化できる素子とその周波数信号の振幅を調整する
回路で構成される。波形発生器211を用いて、プロー
ブ201の共振点にコントロールされた駆動波形をアク
チュエータ202に印加することで、プローブ201を
共振点で加振させる。
【0019】周波数コントロール回路209の構成を図
3に示す。周波数コントロール回路209は、加算器A
301・加算器B302・スイッチ303・参照信号発
生回路A304・参照信号発生回路B305・積分回路
306で構成される。参照信号発生回路A304は直流
信号を出力し、加算器A301で位相検出回路210の
出力から直流成分を除去し、信号の変化分(位相の変化
量)を積分回路306に入力する動作を行う。加算器B
302では、スイッチ303を介して積分回路306の
出力と参照信号発生回路B305の信号の和を取るよう
な動作を行う。また、積分回路306の出力は、サーボ
回路212に入力される。
【0020】つぎに、周波数コントロール回路209の
具体的な動作を次に述べる。まず始めに、スイッチ30
3はGNDと接続する。加算器B302からは参照信号
発生回路B305の出力信号成分のみ反映された信号が
出力される。プローブ201先端が外力(原子間力)の
及ばない位置までサンプルとの距離を離した状態で、参
照信号発生回路B305の出力信号を変化させ、波形発
生器211から出力される信号の周波数を、プローブ2
01の共振周波数と同じ周波数になるように調節する。
【0021】ここで、スイッチ303を用いてプローブ
201の加振系のループを切断したのは、周波数調整中
(特にプローブ201を加振させた瞬間)の回路誤動作
の影響を防止するためである。プローブ201をその共
振周波数で加振させた後、スイッチ303を切り替え、
積分回路306と加算器B302を接続する。図5のよ
うにプローブ201の共振点がf0からf1にシフトした
場合、加振点f0(アクチュエータ202による)での
位相はP0からP1に変化するので、この位相差ΔPをキ
ャンセルするように加算器A301・積分回路306を
用いて制御することによってプローブ201を共振点で
加振させることを可能にする。
【0022】参照信号発生回路A304はP0に相当す
る参照信号を出力し、加算器A301では、この参照信
号とP1に相当する信号(位相検出回路210の出力)
の差(エラー信号)を検出し、積分回路306にエラー
信号を入力することで上記動作を実現する。
【0023】プローブ201とサンプル203の距離制
御は、サーボ回路212を用いて、プローブ201の共
振点のシフト量が一定になるようにスキャナ205をZ
(サンプル203に対して垂直)方向に制御を行う。こ
のように、本発明では、ゲインコントロール回路と位相
シフタを用いずに、プローブの共振点で加振を行うこと
を可能にする。
【0024】
【実施例】本発明の実施例における非接触型原子間力顕
微鏡においては、プローブ201は共振周波数380K
Hz、振動系の鋭さを表すQ値が大気中で400のもの
を使用した。アクチュエータ202は圧電セラミックス
を用いた。光電変換素子207は4分割フォトダイオー
ドを用いた。スキャナ205はXYZ方向に走査可能な
チューブピエゾを用いた。I/V変換回路208・加算
器A301・加算器B302・積分回路306・LPF
403は、OpAmp等のICや抵抗・コンデンサ等の
素子で構成される、一般的な回路構成を用いた。2値化
回路401はコンパレータを用いた。スイッチ303は
機械スイッチを用いた。位相検出回路210は、パッケ
ージされたIC、74HCT9046(PHILPS
社)の位相比較器を利用した。
【0025】波形発生器211の発振周波数は、周波数
コントロール回路209によって制御されるが、ここで
はVCOとVCOの出力値の振幅を調整する回路で構成
した。場合によってはフィルタを挿入してもよい。VC
Oとして74VHC4046(Fairchild S
emiconductor社)、振幅調整用の回路はO
pAmpと抵抗で構成される一般的な増幅回路で構成し
た。サーボ回路212はPI(比例・積分)制御を行う
回路構成で実現した。本実施例の装置を用いて、Si基
板の観察実験を行ってみたところ、シフトした共振点に
おいてもプローブの加振が安定に制御されていることを
確認した。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、プローブの共振周波数
と同じ周波数に制御された駆動周波数によって、プロー
ブを共振点で加振する強制振動系のプローブ加振機構を
構成することで、位相遅れを大幅に改善することがで
き、装置動作の安定化を図ることが容易となり、急激な
周波数または位相変化が起きた場合でも、プローブの加
振が継続され、安定的な動作の実現が可能となる信号検
出装置、及び信号検出装置を用いた非接触型原子間力顕
微鏡を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例における非接触型原子間力顕微鏡(nc
AFM)の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態における非接触型原子間力顕
微鏡(ncAFM)の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態における周波数コントロール
回路の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態における位相検出回路の構成
を示す図である。
【図5】本発明の実施形態におけるプローブの共振周波
数と位相の関係を示す図である。
【符号の説明】
101、201:プローブ 102、202:アクチュエータ 103、203:サンプル 104、204:XYコントローラ 105、205:スキャナ 106、206:レーザダイオード 107、207:光電変換素子 108、208:I/V変換回路 109:ゲインコントロール回路 110、210:位相検出回路 111:位相シフタ 112、212:サーボ回路 209:周波数コントロール回路 211:波形発生器 301:加算器A 302:加算器B 303:スイッチ 304:参照信号発生回路A 305:参照信号発生回路B 306:積分回路 401:2値化回路 402:位相比較回路 403:LPF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F069 AA57 AA60 GG04 GG07 GG20 GG62 HH30 JJ14 JJ25 LL03 MM02 MM24 MM34 NN04 NN06 NN08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加振手段によってプローブを共振点で加振
    させ、非接触のもとでのサンプル表面とプローブの探針
    との間の物理的相互作用によるプローブの共振周波数の
    シフト量に相当する信号を検出する信号検出装置におい
    て、 前記加振手段が、プローブの共振周波数の位相変化に基
    づいて制御された駆動周波数によって、該プローブを共
    振点で加振するプローブ加振機構によって構成されてい
    ることを特徴とする信号検出装置。
  2. 【請求項2】前記プローブ加振機構が、プローブの共振
    周波数の周波数シフト量に相当する信号を位相シフト量
    として検出する位相検出回路と、 前記位相検出回路による検出信号を参照して、プローブ
    加振用のアクチュエータを駆動する波形発生器の駆動周
    波数を制御する周波数コントロール回路と、を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の信号検出装置。
  3. 【請求項3】前記周波数コントロール回路は、前記検出
    信号と前記加振手段を加振する加振信号との位相差を一
    定にする制御手段を有することを特徴とする請求項2に
    記載の信号検出装置。
  4. 【請求項4】前記周波数コントロール回路は、参照信号
    発生回路と加算器と積分回路とスイッチを有し、該スイ
    ッチによって前記参照信号発生回路による周波数調整中
    の回路の誤動作を防止するように構成したことを特徴と
    する請求項2または請求項3に記載の信号検出装置。
  5. 【請求項5】前記位相検出回路は、2値化回路,2値化
    回路の出力と波形発生器の出力の位相差を比較する位相
    比較回路,ロー・パス・フィルター,参照信号発生回路
    を有し、前記参照信号発生回路の出力周波数に対する前
    記2値化回路の出力周波数の位相のずれ量によって、プ
    ローブの共振周波数の周波数シフト量を検出するように
    構成されていることを特徴とする請求項2〜請求項4の
    いずれか1項に記載の信号検出装置。
  6. 【請求項6】加振手段によってプローブを共振点で加振
    させ、サンプル表面とプローブの探針との間の物理的相
    互作用によるプローブの共振周波数のシフト量に相当す
    る信号を検出する信号検出装置を備え、該信号検出装置
    による検出信号を用いてサンプル表面を非接触に観察す
    る非接触型原子間力顕微鏡において、 前記信号検出装置が、請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の信号検出装置によって構成されていることを特徴と
    する非接触型原子間力顕微鏡。
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