JP4721506B2 - 船舶のハッチ開閉構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶のハッチ開閉構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の船舶のハッチ開閉構造として、例えば図3に示すように、甲板2に開口するハッチ開口部1を開閉するのに、サイドローリングタイプの蓋(ハッチカバー)3を備えるものがある。蓋3は、その一端が複数のヒンジ機構4を介して回動可能に支持され、略180度回動することにより、ハッチ開口部1を塞ぐ閉位置と、ハッチ開口部1を開放して甲板2上に置かれる開位置とに移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の船舶のハッチ開閉構造にあっては、ヒンジ機構4が甲板2上から突出しているため、甲板2上における車両の走行や甲板作業の邪魔になるという問題点があった。
【0004】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、甲板上に突起物を出さない船舶のハッチ開閉構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、甲板に開口するハッチ開口部と、ハッチ開口部を開閉する蓋とを備える船舶のハッチ開閉構造に適用する。
【0006】
そして、船体と蓋のそれぞれに回動可能に連結されるリンクアームと、シリンダ基端部がピンを介して蓋に連結され、ロッド先端部がピンを介してリンクアームの一端に連結され、蓋をリンクアームに対して略直交するように回動させる第一油圧シリンダと、シリンダ基端部がピンを介して船体に連結され、ロッド先端部がピンを介してリンクアームの端に連結され、リンクアームを甲板に対して略直交するように回動させることにより、前記甲板から突出しない格納位置と、前記甲板から突出した突出位置とに切り換える第二油圧シリンダと、甲板および閉位置にある蓋の間を塞ぐ頂板を備え、第一油圧シリンダを伸張させて蓋をリンクアームに対して略直交するように回動させ、第二油圧シリンダを伸張させてリンクアームを蓋と共に甲板に対して略直交するように回動させることにより、蓋は閉位置から開位置に移動することを特徴とするものとした。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、リンクアームが甲板から突出しない格納位置に回動するのに伴ってリンクアームの回動を係止するとともにリンクアームの上方向への変位を係止するフックを備えたことを特徴とするものとした。
【0009】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、蓋がハッチ開口部を開放するときリンクアームを甲板から突出させる一方、蓋がハッチ開口部を塞ぐときリンクアームを甲板から突出しない格納位置に回動させる。これにより、従来装置のように甲板上の突起物が車両の走行や甲板作業の邪魔になるという問題点を解消できる。また、格納位置にあるリンクアームはその頂板が甲板および蓋の間につくられる開口部を塞ぎ、甲板の開口縁部に窪み等をつくることなく、車両の走行や甲板作業の邪魔となることが避けられる。
【0011】
第2の発明によると、リンクアームが甲板から突出しない格納位置に回動するのに伴って、フックがリンクアームの回動を係止するとともにリンクアームの上方向への変位を係止し、リンクアームの浮き上がりを防止する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
図2において、1は甲板2に開口するハッチ開口部で、このハッチ開口部1を開閉するサイドローリングタイプの蓋(ハッチカバー)3が備えられる。蓋3はその一端が複数のヒンジ機構4を介して回動可能に支持され、ハッチ開口部1を塞ぐ閉位置から略180度回動することによりハッチ開口部1を開放して甲板2上に置かれる開位置へと移動する。
【0014】
図1に示すように、ヒンジ機構4は船体にピン5を介して回動可能に連結されるリンクアーム6を備え、このリンクアーム6に蓋3がピン9を介して回動可能に連結される。
【0015】
蓋3をリンクアーム6に対して略直交するように回動させる第一駆動手段として、油圧シリンダ10を備える。油圧シリンダ10はそのシリンダ基端部がピン11を介して蓋3に連結され、そのロッド先端部がピン12を介してリンクアーム6の一端に連結される。
【0016】
リンクアーム6を甲板2に対して略直交するように回動させる第二駆動手段として、油圧シリンダ8を備える。油圧シリンダ8はそのシリンダ基端部がピン13を介して船体に連結され、そのロッド先端部がピン14を介してリンクアーム6の一端に連結される。リンクアーム6は甲板2に対して略90度回動することにより、甲板2から突出しない格納位置と、甲板2から突出した突出位置とに切り換えられる。
【0017】
格納位置にあるリンクアーム6の上部には頂板7が設けられ、この頂板7が甲板2および閉位置にある蓋3の間につくられる開口部を塞ぐようになっている。
【0018】
リンクアーム6はその一端にフック15が突出し、船体にはフック15に係合するストッパ16が形成される。リンクアーム6が突出位置から格納位置に回動するのに伴って、フック15がストッパ16に係合し、リンクアーム6の回動を係止するとともに、リンクアーム6の上方向への変位を係止する。
【0019】
以上のように構成される本発明の実施の形態につき、次に作用を説明する。
【0020】
蓋3を閉位置から開位置に移動する場合、油圧シリンダ10を伸張させて蓋3をリンクアーム6に対して略90度回動させ、油圧シリンダ8を伸張させてリンクアーム6を蓋3と共に甲板2に対して略90度回動させる。こうして、蓋3は閉位置から略180度回動することによりハッチ開口部1を開放して甲板2上に置かれる開位置に移動する。
【0021】
蓋3を開位置から閉位置に移動する場合、油圧シリンダ8と油圧シリンダ10をそれぞれ収縮させて蓋3を逆方向に回動させる。このとき、リンクアーム6が甲板2から突出しない格納位置に回動するのに伴って、フック15がストッパ16に係合し、リンクアーム6の回動を係止するとともに、リンクアーム6の上方向への変位を係止し、リンクアーム6の浮き上がりを防止する。
【0022】
蓋3がハッチ開口部1を塞ぐ閉位置にあるとき、リンクアーム6が甲板2から突出しない格納位置にあり、ヒンジ機構4が甲板2上に突出することが避けられる。この結果、従来装置のように甲板上の突起物が車両の走行や甲板作業の邪魔になるという問題点を解消できる。
【0023】
また、格納位置にあるリンクアーム6はその上部に設けられる頂板7が甲板2および蓋3の間につくられる開口部を塞ぎ、ハッチ開口部1の開口縁部に窪み等をつくることなく、車両の走行や甲板作業の邪魔となることが避けられる。
【0024】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す船舶のハッチ開閉構造の断面図。
【図2】同じく構成図。
【図3】従来例を示す構成図。
【符号の説明】
1 ハッチ開口部
2 甲板
3 蓋
4 ヒンジ機構
6 フック
7 頂板
8 油圧シリンダ(第二駆動手段)
10 油圧シリンダ(第一駆動手段)

Claims (2)

  1. 甲板に開口するハッチ開口部と、
    前記ハッチ開口部を開閉する蓋とを備える船舶のハッチ開閉構造において、
    船体と前記蓋のそれぞれに回動可能に連結されるリンクアームと、
    シリンダ基端部がピンを介して前記蓋に連結され、ロッド先端部がピンを介して前記リンクアームの一端に連結され、前記蓋を前記リンクアームに対して略直交するように回動させる第一油圧シリンダと、
    シリンダ基端部がピンを介して前記船体に連結され、ロッド先端部がピンを介して前記リンクアームの端に連結され、前記リンクアームを前記甲板に対して略直交するように回動させることにより、前記甲板から突出しない格納位置と、前記甲板から突出した突出位置とに切り換える第二油圧シリンダと、
    前記甲板と閉位置にある前記蓋との間につくられる開口部を塞ぐ頂板と、を備え、
    前記第一油圧シリンダを伸張させて前記蓋を前記リンクアームに対して略直交するように回動させ、前記第二油圧シリンダを伸張させて前記リンクアームを前記蓋と共に前記甲板に対して略直交するように回動させることにより、前記蓋は閉位置から開位置に移動することを特徴とする船舶のハッチ開閉構造。
  2. 前記リンクアームが前記甲板から突出しない格納位置に回動するのに伴って前記リンクアームの回動を係止するとともに前記リンクアームの上方向への変位を係止するフックを備えたことを特徴とする請求項1に記載の船舶のハッチ開閉構造。
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