JP4721240B2 - 多色孔版印刷方法及び多色孔版印刷装置 - Google Patents

多色孔版印刷方法及び多色孔版印刷装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多孔性で円筒状の版胴の外周面に巻き付けられたマスタを用いて多色印刷を行う多色孔版印刷方法及び多色孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、サーマルヘッドを用いて製版されたマスタを多孔性で円筒状の版胴の外周面に巻き付け、版胴の内部に設けられたインキ供給機構から供給されたエマルジョンインキ(以下、単にインキと呼ぶ)を用いて印刷用紙に印刷を行う孔版印刷装置が広く知られている。
【0003】
さらに、多色印刷又はカラー印刷を行える孔版印刷装置(多色孔版印刷装置)としては、1個の版胴を備えてその版胴をインキの色毎に交換して行うものと、複数個の版胴を備えたものとがある。
【0004】
1個の版胴を備えた多色孔版印刷装置で多色印刷を行う場合には、第1色目画像の画像データに基づくマスタを製版し、そのマスタを版胴に巻き付け、印刷用紙を通紙することによりその印刷用紙に対して第1色目画像を印刷する。つぎに、第2色目画像の画像データに基づくマスタを製版し、そのマスタを交換した別の版胴に巻き付け、第1色目画像の印刷が行われている印刷用紙を再度通紙することによりその印刷用紙の上に第2色目画像を重ね印刷する。必要な場合には、同様にして、第3色目画像、第4色目画像の印刷を行う。
【0005】
なお、各色の画像毎の画像データは、カラー原稿の読み取り時に色分解することにより作成され、RAMなどの記憶部に記憶され、必要に応じて呼び出されて各色の画像に対応したマスタの製版に使用される。
【0006】
複数個の版胴を備えた多色孔版印刷装置では、カラー原稿の読み取り時に色分解することにより作成された各色の画像毎の画像データがRAMなどの記憶部に記憶され、記憶部から呼び出された画像データに基づいて各色の画像毎にマスタが製版され、各マスタがそれぞれ別個の版胴に巻き付けられる。各版胴には、それぞれ異なる色のインキが供給される。
【0007】
この多色孔版印刷装置では、印刷用紙を各版胴に順次対向させながら通紙させることにより、1番目の版胴の箇所では第1色目画像が印刷され、2番目の版胴の箇所では第2色目画像が重ね印刷される。なお、3番目の版胴、4番目の版胴がある場合には、同様にして、第3色目画像、第4色目画像が重ね印刷される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
1個の版胴を備えた多色孔版印刷装置で多色印刷を行う場合には、異なる色のインキによる印刷を行う度に版胴を着脱する手間がかかり、煩雑である。また、先に印刷された画像の位置と、後から印刷する画像の位置とを正しく合わせるための所謂“見当合わせ”が必要であり、この“見当合わせ”の精度が悪いと色ずれが生じる。さらに、既に或る色の画像が印刷されている印刷用紙を再度通紙させて他の色の画像を印刷するため、この再通紙のためのセット時に印刷用紙が不揃いになり易く、“見当合わせ”の精度を高めることが困難である。
【0009】
これに対し、複数の版胴を備えた多色孔版印刷装置では、印刷用紙を1回通紙させることにより多色印刷を行えるので、版胴の着脱の手間や、“見当合わせ”を行う手間が不要である。
【0010】
しかし、この多色孔版印刷装置では、先に印刷された画像と後から印刷された画像とが重なる領域では、先の色の色味が強くなり、色再現性が不十分となる。これは、先に印刷された画像のインキの浸透乾燥が不十分な状態のところへ後から印刷された画像のインキが重ねられることにより、後から印刷された画像のインキの印刷用紙上への転移量が大幅に減少するためである。これにより、先に印刷された画像と後から印刷された画像とが重なった領域の色味は、理想の色味(原稿の色味)から先に印刷された画像の色側へ大きくずれてしまう。
【0011】
そこで、本発明は、異なる色のインキを重ね印刷した場合において、重ね印刷領域の色味が先に印刷された画像の色側へずれることを防止することにより色味の再現性を向上させることができるとともに、重ね印刷領域における画像濃度の再現性を向上させることができる多色孔版印刷方法及び多色孔版印刷装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、記憶部に記憶されている各色の画像毎の画像データに応じて複数のマスタを製版し、これらのマスタを軸線回りに回転自在な複数の版胴の外周面に1枚ずつ巻き付け、前記各版胴毎に異なる色のインキによる印刷を行うとともに異なる色のインキにより印刷される各画像を1枚の印刷用紙の上に重ね印刷することにより多色印刷を行う多色孔版印刷方法において、前記記憶部に記憶されている各色の画像毎の前記画像データを比較し、後から印刷される画像における先に印刷される画像に対して重ね印刷されない非重ね印刷領域を特定し、前記非重ね印刷領域の画像濃度レベルを低い値に補正した補正画像データを作成し、後から印刷される画像のマスタを前記補正画像データに基づいて製版し、前記補正画像データに基づいて製版されたマスタを用いた第2色目以降の画像の印刷時に、前記非重ね印刷領域のインキ転移量を、画像濃度レベルを低い値に補正しない画像データに基づいて製版したマスタによって得られるインキ転移量と略同じに維持するようにした。
【0013】
したがって、二色以上の画像を重ね印刷する場合において、重ね印刷される領域における後から印刷される画像のインキ転移量は、重ね印刷しない場合と略同じに維持されるので、その重ね印刷される領域の色味の再現性が向上し、また、重ね印刷領域の画像濃度の再現性が向上する。一方、後から印刷される画像の印刷に用いられるマスタは、非重ね印刷領域の画像濃度レベルが低い値に補正された補正画像データに基づいて製版されているが、そのマスタを用いた印刷において、重ね印刷される領域のインキ量が重ね印刷しない場合と同じに維持されるような印刷が行われることにより、非重ね印刷領域でも画像濃度の再現性が向上する。
【0014】
請求項2記載の発明は、記憶部に記憶されている各色の画像毎の画像データに応じて複数のマスタを製版し、これらのマスタを軸線回りに回転自在な複数の版胴の外周面に1枚ずつ巻き付け、前記各版胴毎に異なる色のインキによる印刷を行うとともに異なる色のインキにより印刷される各画像を1枚の印刷用紙の上に重ね印刷することにより多色印刷を行う多色孔版印刷装置において、前記記憶部に記憶されている各色の画像毎の前記画像データを比較し、後から印刷される画像における先に印刷される画像に対して重ね印刷されない非重ね印刷領域を特定する非重ね印刷領域特定手段と、前記非重ね印刷領域の画像濃度レベルを低い値に補正した補正画像データを作成する補正画像データ作成手段と、後から印刷される画像のマスタを前記補正画像データに基づいて製版する手段と、前記補正画像データに基づいて製版されたマスタを用いた第2色目以降の画像の印刷時に、前記非重ね印刷領域のインキ転移量を、画像濃度レベルを低い値に補正しない画像データに基づいて製版したマスタによって得られるインキ転移量と略同じになるように維持するインキ転移量維持手段と、を有する。
【0015】
したがって、二色以上の画像を重ね印刷する場合において、重ね印刷される領域における後から印刷される画像のインキ転移量は、インキ転移量維持手段により、重ね印刷しない場合と略同じに維持されるので、その重ね印刷される領域の色味の再現性が向上し、また、重ね印刷領域の画像濃度の再現性が向上する。一方、後から印刷される画像の印刷に用いられるマスタは、非重ね印刷領域の画像濃度レベルが低い値に補正された補正画像データに基づいて製版されているが、そのマスタを用いた印刷がインキ転移量維持手段で行われることにより、非重ね印刷領域でも画像濃度の再現性が向上する。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の多色孔版印刷装置において、前記インキ転移量維持手段は、前記版胴に巻き付けられた前記マスタに対して印刷用紙を押圧する押圧体の押圧力について、第1色目画像の印刷を行うための前記押圧体の押圧力よりも第2色目以降の画像の印刷を行うための前記押圧体の押圧力の方を高くした構造である。
【0017】
したがって、第1色目画像の印刷を行うための押圧体の押圧力よりも第2色目以降の画像の印刷を行うための押圧体の押圧力を高くすることにより、重ね印刷時において、重ね印刷される領域のインキ転移量を重ね印刷しない場合のインキ転移量と略同じに維持することができる。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の多色孔版印刷装置において、前記インキ転移量維持手段は、前記版胴内に配置されて前記版胴の内周面へのインキ供給量を調整するインキローラとドクターローラとの間隔について、第1色目画像の印刷を行うための前記インキローラと前記ドクターローラとの間隔よりも第2色目以降の画像の印刷を行うための前記インキローラと前記ドクターローラとの間隔の方を広くした構造である。
【0019】
したがって、第1色目画像の印刷を行うためのインキローラとドクターローラとの間隔よりも第2色目以降の画像の印刷を行うためのインキローラとドクターローラとの間隔を広くすることにより、重ね印刷時において、重ね印刷される領域のインキ転移量を重ね印刷しない場合のインキ転移量と略同じに維持することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は多色孔版印刷装置の要部の概略構造を示す正面図、図2は多色孔版印刷装置の制御構成を示すブロック図、図3は補正画像データの作成を説明するフローチャート、図4はプレスローラの押圧力を変えた場合のインキ転移量の変化について説明するグラフ、図5は補正画像データを作成するために必要な非重ね印刷領域の画像濃度レベルを演算する補正式を求めるためのグラフ、図6は第2色目画像の画像データの画像濃度レベルの補正が画素単位で行われる状態を説明する模式図である。
【0021】
この多色孔版印刷装置には、軸線を中心として回転自在に設けられてそれぞれ軸線が平行となるように配置された多孔性で円筒状の2個の版胴1,1a、これらの版胴1,1aの外周面に接離する位置へ移動自在に設けられて版胴1,1aの軸線と平行な軸線を中心として回転自在な押圧体であるプレスローラ2,2a、版胴1,1aの外周面に巻き付けられるマスタ3,3aを製版する製版部4,4a、プレスローラ2,2aを版胴1,1aに接離する位置へ移動させる移動機構(図示せず)、使用済みのマスタ3,3aを版胴1,1aから剥がして収容する排版部5,5a、印刷用紙6を収容する給紙台7、版胴1とプレスローラ2との間へ給紙される印刷用紙6の給紙タイミングを図るレジストローラ8、版胴1,1a側での印刷が終了した印刷用紙6をこの印刷用紙6の搬送方向下流側へ搬送する搬送機構9,9a、版胴1a側での印刷が終了して搬送機構9aで搬送された印刷用紙6が排紙される排紙トレイ10等が設けられている。
【0022】
製版部4,4aは、プラテンローラ11,11a、多数の発熱素子を備えてプラテンローラ11,11aの外周面に押圧されるサーマルヘッド12,12a、カッタ13,13a、マスタガイド板14,14a、補助ローラ15,15a等により構成されている。プラテンローラ11,11aと補助ローラ15,15aとは、ステッピングモータ(図示せず)により回転駆動される。プラテンローラ11,11aが回転駆動されることによりロール状態に巻かれているマスタ原紙16,16aが引き出され、サーマルヘッド12,12aの発熱素子が画像データに応じて発熱され、マスタ原紙16,16aが加熱溶融穿孔されることによりマスタ3,3aが製版される。マスタ3,3aは、プラテンローラ11,11a及び補助ローラ15,15aからの駆動力によりマスタガイド板14,14a上を版胴1,1a側へ向けて搬送され、版胴1,1aの外周面に巻き付けられる。カッタ13,13aはステッピングモータのステップ数に応じた所定のタイミングで駆動され、このカッタ13,13aの駆動によりマスタ3,3aが所定長さにカットされる。
【0023】
版胴1,1aの外周面には、開閉機構(図示せず)に連結されたクランパ17,17aが開閉自在に設けられている。マスタガイド板14,14aの先端部に対向する位置で開放されていたクランパ17,17aがステッピングモータのステップ数に応じた所定のタイミングで閉止位置へ回動することにより、製版部4,4aから搬送された製版済みのマスタ3,3aの先端部がクランパ17,17aにより挟持される。
【0024】
版胴1,1aの内部には、版胴1,1aの軸線上に位置して版胴1,1aを回転自在に支持する支軸を兼ねたインキパイプ18,18a、版胴1,1aの内周面と微小隙間をもって矢印で示す時計回り方向へ回転駆動されるインキローラ19,19a、インキローラ19,19aの外周面との間に微小隙間をもって配置されたドクターローラ20,20a等が設けられている。インキローラ19,19aの外周面とドクターローラ20,20aの外周面とで挟まれた部分には、インキパイプ18,18aから供給されたインキが貯溜されるインキ溜り部21,21aが形成されている。
【0025】
排版部5,5aは、排版収納ボックス22,22a、版胴1,1aから剥がされたマスタ3,3aを排版収納ボックス22,22a内へ送り込む排版ローラ23,23a等により構成されている。
【0026】
搬送機構9,9aは、少なくとも一方が回転駆動される一対の搬送ローラ24,25,24a,25a、これらの搬送ローラ24,25,24a,25aの周りに巻き付けられた搬送ベルト26,26a、印刷用紙6を搬送ベルト26,26aに吸着させる吸着ファン27,27a等により構成されている。なお、印刷用紙6の搬送方向に沿った各版胴1,1aの下流側には、印刷用紙6を版胴1,1aから剥がす剥がし爪28,28aが設けられている。
【0027】
ここで、版胴1の外周面には製版部4で製版されたマスタ3が巻き付けられ、給紙台7上から給紙された印刷用紙6に対して第1色目画像の印刷が行われる。版胴1aの外周部には製版部4aで製版されたマスタ3aが巻き付けられ、第1色目画像の印刷が行われた印刷用紙6に対して第2色目画像の印刷が行われる。
【0028】
後から印刷される第2色目画像の印刷が行われる印刷部側(版胴1a及びプレスローラ2a側)では、補正画像データ(この補正画像データについては後述する)に基づいてマスタ3aが製版され、重ね印刷される領域のインキ転移量を重ね印刷しない場合のインキ転移量と略同じになるように維持するためにプレスローラ2aの押圧力を高くする構造が、インキ転移量維持手段として設けられている。
【0029】
図2は多色孔版印刷装置の制御構成を示すブロック図であり、CPU29に対して、制御プログラムなどの固定データが記憶されたROM30、画像データなどの各種のデータが記憶される記憶部であるRAM31、ワークエリア32、入力画像データ処理部33を介したスキャナ34、モータ等の各種負荷35、各種センサ36、各種の操作キーや表示部を備えた操作部37、サーマルヘッド用画像処理部38を介したサーマルヘッド12,12a等が接続されている。
【0030】
スキャナ34では、原稿画像の読み取りが行われ、読み取られた原稿画像が入力画像データ処理部33において2色に色分解され、色分解された各色(第1色、第2色)の画像の画像データがRAM31に記憶される。
【0031】
ワークエリア32では、RAM31に記憶された第1色目画像の画像データと第2色目画像の画像データとが呼び出されて比較されることにより、第2色目画像における第1色目画像に対して重ね印刷されない非重ね印刷領域が特定され、ここに、CPU29の機能の1つである非重ね印刷領域特定手段が実行される。さらに、後から印刷される第2色目画像の画像データにおける非重ね印刷領域の画像濃度レベルをRAM31に記憶されている第2色目画像の画像データの画像濃度レベルより低い値に補正した補正画像データ(この補正画像データにおいては、第1色目画像と重ね印刷される領域の画像濃度レベルは変更されてない)が作成され、ここに、CPU29の機能の1つである補正画像データ作成手段が実行される。
【0032】
このような構成において、この多色孔版印刷装置の基本動作は、以下に説明するようになっている。まず、スキャナ34で原稿の画像が読み取られ、読み取られた原稿の画像が入力画像データ処理部33において2色(第1色と第2色)に色分解され、色分解された各色の画像の画像データに応じたマスタ3,3aが製版部4,4aで製版され、製版されたマスタ3,3aが版胴1,1aの外周面に巻き付けられる。版胴1,1aの外周面へのマスタ3,3aの巻き付けが終了した後、操作部37に設けられている印刷スタートキー(図示せず)が押されることにより、給紙台7上の印刷用紙6が給紙され、この印刷用紙6が版胴1とプレスローラ2との間に送り込まれることにより第1色目画像(例えば、シアン画像)の印刷が行われる。第1色目画像の印刷が行われた印刷用紙6は搬送機構9により版胴1a側へ搬送され、版胴1aとプレスローラ2aとの間に送り込まれることにより第2色目画像(例えば、マゼンタ画像)の印刷が行われ、第1色目画像と第2色目画像とが重ね印刷された印刷用紙6が搬送機構9aにより搬送されて排紙トレイ10上へ排紙されることにより2色のインキを使用した多色印刷が終了する。
【0033】
ここで、第1色目画像と第2色目画像とが重ね印刷される領域では、上述した“発明が解決しようとする課題”の欄で説明したように、第2色目画像の印刷に用いられるインキの印刷用紙6上への転移量が低下し、重ね印刷により合成される色の色味が第1色目画像の印刷に用いられたインキ側へずれるという問題がある。
【0034】
この問題を解決するために、本実施の形態では、第1色目画像についてはRAM31に記憶されている第1色目画像の画像データに基づいたマスタ3を製版して印刷を行い、第2色目画像についてはRAM31に記憶されている第2色目画像の画像データを補正して作成した補正画像データに基づいてマスタ3aを製版して印刷を行い、かつ、このマスタ3aを用いた印刷時にプレスローラ2aの押圧力を高くするようにしている。
【0035】
ここで、補正画像データの作成について、図3のフローチャートに基づいて詳しく説明する。まず、この多色孔版印刷装置では、第1色目画像の画像データと第2色目画像の画像データとがRAM31に記憶されたか否かが監視されている(ステップS1)。記憶された場合には(ステップS1のY)、第1色目画像の画像データと第2色目画像の画像データとが比較され、第2色目画像における第1色目画像に対して重ね印刷されない非重ね印刷領域が特定され(ステップS2)、ここに、非重ね印刷領域特定手段の機能が実行される。
【0036】
そして、第2色目画像の画像データにおける非重ね印刷領域の画像濃度レベルを低い値に補正するとともに、重ね印刷される領域の画像濃度レベルは変更しない補正画像データが作成され(ステップS3)、ここに、補正画像データ作成手段の機能が実行される。第2色目画像の画像データにおける非重ね印刷領域の画像濃度レベルの補正は、後述する補正式に従って行われる。補正画像データ作成手段の機能の実行により作成された補正画像データは、RAM31へ記憶される(ステップS4)。第2色目画像のマスタ3aの製版は、この補正画像データに基づいて行われる。
【0037】
実際の製版においては、本出願で説明する画像濃度レベルの補正を行った後、ハーフトーン再現のためのいわゆる中間調処理を行って、サーマルヘッド12aの色分解能に合わせた1画素毎の穿孔・非穿孔が決定され、第2色目画像の非重ね印刷領域において画像濃度レベルが後述する補正式に従って低く補正され、その結果、穿孔数が補正前に比べて少なくなる。
【0038】
このようにして製版された第2色目画像用のマスタ3aを用い、第2色目画像を印刷する印刷部において、プレスローラ2aの押圧力を1.7倍にアップして印刷を行う。ここで、この1.7倍という値は、補正画像データに基づいて製版されたマスタ3aを用いた印刷時における重ね印刷される領域のインキ転移量と、そのマスタ3aを用いた印刷であって重ね印刷しない場合のインキ転移量とが略同じになる値であり、プレスローラ2aの押圧力を可変させて行った実験により求められた値である。これにより、第1色目画像と第2色目画像との重ね印刷領域においては、第2色目画像のインキ転移量が重ね印刷しない場合と略同じになり、第1色目画像と第2色目画像とにより合成された色の色味が原稿画像の色味と略同じになり、かつ、重ね印刷領域の画像濃度の再現性が向上する。
【0039】
一方、後から印刷される画像の印刷に用いられるマスタ3aは、非重ね印刷領域の画像濃度レベルが低い値に補正された補正画像データに基づいて製版されているが、そのマスタ3aを用いた印刷において、重ね印刷される領域のインキ量が重ね印刷しない場合と同じに維持されるようにプレスローラ2aの押圧力が高くされるので、非重ね印刷領域では原稿画像と略同じ画像濃度が得られるようになる。
【0040】
ここで、第2色目画像の補正画像データを作成するときにおける非重ね印刷領域の画像濃度レベルの補正について、図4及び図5に基づいて説明する。図4は、画像データの画像濃度レベルと、その画像データに基づいて製版したマスタで印刷を行った場合のインキ転移量との関係を示したものである。aはプレスローラの押圧力を所定値に設定した場合、bはプレスローラの押圧力を所定値の1.7倍に設定した場合である。プレスローラの押圧力を高くすることによりインキ転移量が増えるので、プレスローラの押圧力を高くした場合において、インキ転移量がプレスローラの押圧力を高くしない場合と同じになる補正率を図4から求めた。この補正率は、画像濃度レベルが100%のときは0.84(3.2/3.8)、画像濃度レベルが49%のときは0.83(1.9/2.3)、画像濃度レベルが32%のときは0.84(1.35/1.6)、画像濃度レベルが20%のときは0.86(1.0/1.2)、画像濃度レベルが9%のときは0.86(0.6/0.7)である。
【0041】
この実験結果から、プレスローラの押圧力を所定値にして印刷する場合と、プレスローラの押圧力を所定値の1.7倍にして印刷した場合とにおいて、インキ転移量が同じになる点の画像濃度レベルをプロットすると、図5に示すグラフが得られる。そして、このグラフから、第1色目画像と第2色目画像との非重ね印刷領域における第2色目画像の画像濃度レベルを補正する補正式として、“Y=0.83X”が求められた。この補正式において、XはRAM31に最初に記憶された第2色目画像の画像データ(補正前の画像データ)における非重ね印刷領域の画像濃度レベルを意味し、Yはその第2色目画像の補正画像データにおける非重ね印刷領域の画像濃度レベルを意味する。
【0042】
つぎに、上述した補正式“Y=0.83X”に基づく画像濃度レベルの補正は、第2色目画像の画像データの画素単位で行われ、その補正内容を図6に基づいて説明する。図6(a)は、例えば、第2色目画像の画像データの4画素についてRAM31に最初に記憶されたときの画像濃度レベルを0〜63(6ビット表示)のレベルで表したものである。図6(b)は、同じ領域における第1色目画像の画像データの画像濃度レベルを示したものであり、この情報を図6(a)の情報と比較することにより、この4画素中の2画素が重ね印刷される領域となっており、他の2画素は非重ね印刷領域であることがわかる。図6(c)は、補正後における第2色目画像の画像データの画像濃度レベルを示したものであり、第1色目画像に対して重ね印刷されない画素において上述した補正式“Y=0.83X”による補正が行われ、その画素の画像濃度レベルが“60→50”、“24→20”のように補正される。一方、第1色目画像に対して重ね印刷される画素については補正が行われず、その画素の画像濃度レベルは変更されずに“60→60”、“24→24”のように維持される。
【0043】
ここで、インキ転移量は、インキの種類、マスタの種類、印刷機の種類等によって変化する。このため、上述した補正式“Y=0.83X”もインキの種類、マスタの種類、印刷機の種類等に応じて変化するので、使用するインキの種類、マスタの種類、印刷機の種類等に対応する補正式を求めておく。
【0044】
ここで、本実施の形態では、第2色目画像を印刷するときの重ね印刷領域のインキ転移量を重ね印刷しない場合と同じように維持するインキ転移量維持手段として、プレスローラ2aの押圧力を高くする構造を例に挙げて説明したが(特開平10−44577号公報参照)、インキ転移量維持手段としては他の構造、例えば、インキローラ19aとドクターローラ20aとの間隔を広くした構造(特開平6−135115号公報参照)など、単色印刷においてインキ転移量を可変(増加)できる構造であれば応用可能である。
【0045】
なお、本実施の形態において、色味及び画像濃度と表現したが、物体の色を表わすのに一般的に用いられるL*a*b*表色系での、a*b*座標における色相及び彩度に相当するものと考えることができる。
【0046】
また、本実施の形態においては、2個の版胴1,1aを備えた形式の多色孔版印刷装置を例に挙げて説明したが、本発明を適用できる多色孔版印刷装置はこの形式のものに限定されず、特開平2−245373号公報、特開平6−135113号公報等に記載されたように、1個の版胴を用いてその版胴の内部を使用するインキの色の数に応じて分割した形式の多色孔版印刷装置においても適用できるものである。
【0047】
また、本実施の形態では、画像データとして、スキャナ34による原稿画像の読み取りにより色分解されたものを例に挙げて説明したが、パーソナルコンピュータなどから入力したものであってもよい。
【0048】
さらに、本実施の形態においては、2個の版胴1,1aを備えて2色印刷を行う多色孔版印刷装置を例に挙げて説明したが、本発明は、3色又は4色のインキを使用するカラー印刷装置においても適用できる。その場合には、各色の画像データにおける非重ね印刷領域の画像濃度レベルをどの程度に抑えればよいか、及び、プレスローラの押圧力をどの位高くすればよいかという補正式を、図4で説明したような実験を行うことにより求めておき、その補正式に従って画像データの画像濃度レベルを補正する。
【0049】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の多色孔版印刷方法によれば、二色以上の画像を重ね印刷する場合において、重ね印刷される領域における後から印刷される画像のインキ転移量は、重ね印刷しない場合と略同じに維持されるので、その重ね印刷される領域の色味の再現性を向上させることができ、また、重ね印刷領域の画像濃度の再現性を向上させることができ、さらに、後から印刷される画像における非重ね印刷領域における画像濃度の再現性も向上させることができる。
【0050】
請求項2記載の発明の多色孔版印刷装置によれば、二色以上の画像を重ね印刷する場合において、重ね印刷される領域における後から印刷される画像のインキ転移量を、インキ転移量維持手段により、重ね印刷しない場合と略同じに維持することができるので、その重ね印刷される領域の色味の再現性を向上させることができ、また、重ね印刷領域の画像濃度の再現性を向上させることができ、さらに、後から印刷される画像における非重ね印刷領域における画像濃度の再現性も向上させることができる。
【0051】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の多色孔版印刷装置において、インキ転移量維持手段は、版胴に巻き付けられたマスタに対して印刷用紙を押圧する押圧体の押圧力について、第1色目画像の印刷を行うための押圧体の押圧力よりも第2色目以降の画像の印刷を行うための押圧体の押圧力の方を高くした構造であるので、重ね印刷時において、重ね印刷される領域のインキ転移量を重ね印刷しない場合のインキ転移量と略同じに維持することができる。
【0052】
請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の多色孔版印刷装置において、インキ転移量維持手段は、版胴内に配置されて版胴の内周面へのインキ供給量を調整するインキローラとドクターローラとの間隔について、第1色目の印刷を行うためのインキローラとドクターローラとの間隔よりも第2色目以降の画像の印刷を行うためのインキローラとドクターローラとの間隔の方を広くした構造であるので、重ね印刷時において、重ね印刷される領域のインキ転移量を重ね印刷しない場合のインキ転移量と略同じに維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の多色孔版印刷装置の要部の概略構造を示す正面図である。
【図2】多色孔版印刷装置の制御構成を示すブロック図である。
【図3】補正画像データの作成を説明するフローチャートである。
【図4】プレスローラの押圧力を変えた場合のインキ転移量の変化について説明するグラフである。
【図5】補正画像データを作成するために必要な非重ね印刷領域の画像濃度レベルを演算する補正式を求めるためのグラフである。
【図6】第2色目画像の画像データの画像濃度レベルの補正が画素単位で行われる状態を説明する模式図である。
【符号の説明】
1,1a 版胴
2a 押圧体
3,3a マスタ
6 印刷用紙
19a インキローラ
20a ドクターローラ
31 記憶部
ステップS2 非重ね印刷領域特定手段
ステップS3 補正画像データ作成手段

Claims (4)

  1. 記憶部に記憶されている各色の画像毎の画像データに応じて複数のマスタを製版し、これらのマスタを軸線回りに回転自在な複数の版胴の外周面に1枚ずつ巻き付け、前記各版胴毎に異なる色のインキによる印刷を行うとともに異なる色のインキにより印刷される各画像を1枚の印刷用紙の上に重ね印刷することにより多色印刷を行う多色孔版印刷方法において、
    前記記憶部に記憶されている各色の画像毎の前記画像データを比較し、後から印刷される画像における先に印刷される画像に対して重ね印刷されない非重ね印刷領域を特定し、
    前記非重ね印刷領域の画像濃度レベルを低い値に補正した補正画像データを作成し、
    後から印刷される画像のマスタを前記補正画像データに基づいて製版し、
    前記補正画像データに基づいて製版されたマスタを用いた第2色目以降の画像の印刷時に、前記非重ね印刷領域のインキ転移量を、画像濃度レベルを低い値に補正しない画像データに基づいて製版したマスタによって得られるインキ転移量と略同じに維持するようにしたことを特徴とする多色孔版印刷方法。
  2. 記憶部に記憶されている各色の画像毎の画像データに応じて複数のマスタを製版し、これらのマスタを軸線回りに回転自在な複数の版胴の外周面に1枚ずつ巻き付け、前記各版胴毎に異なる色のインキによる印刷を行うとともに異なる色のインキにより印刷される各画像を1枚の印刷用紙の上に重ね印刷することにより多色印刷を行う多色孔版印刷装置において、
    前記記憶部に記憶されている各色の画像毎の前記画像データを比較し、後から印刷される画像における先に印刷される画像に対して重ね印刷されない非重ね印刷領域を特定する非重ね印刷領域特定手段と、
    前記非重ね印刷領域の画像濃度レベルを低い値に補正した補正画像データを作成する補正画像データ作成手段と、
    後から印刷される画像のマスタを前記補正画像データに基づいて製版する手段と、
    前記補正画像データに基づいて製版されたマスタを用いた第2色目以降の画像の印刷時に、前記非重ね印刷領域のインキ転移量を、画像濃度レベルを低い値に補正しない画像データに基づいて製版したマスタによって得られるインキ転移量と略同じになるように維持するインキ転移量維持手段と、
    を有することを特徴とする多色孔版印刷装置。
  3. 前記インキ転移量維持手段は、前記版胴に巻き付けられた前記マスタに対して印刷用紙を押圧する押圧体の押圧力について、第1色目画像の印刷を行うための前記押圧体の押圧力よりも第2色目以降の画像の印刷を行うための前記押圧体の押圧力の方を高くした構造であることを特徴とする請求項2記載の多色孔版印刷装置。
  4. 前記インキ転移量維持手段は、前記版胴内に配置されて前記版胴の内周面へのインキ供給量を調整するインキローラとドクターローラとの間隔について、第1色目の印刷を行うための前記インキローラと前記ドクターローラとの間隔よりも第2色目以降の画像の印刷を行うための前記インキローラと前記ドクターローラとの間隔の方を広くした構造であることを特徴とする請求項2記載の多色孔版印刷装置。
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