JP4720535B2 - ポンプおよびそれを備えた液体循環装置 - Google Patents

ポンプおよびそれを備えた液体循環装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4720535B2
JP4720535B2 JP2006043625A JP2006043625A JP4720535B2 JP 4720535 B2 JP4720535 B2 JP 4720535B2 JP 2006043625 A JP2006043625 A JP 2006043625A JP 2006043625 A JP2006043625 A JP 2006043625A JP 4720535 B2 JP4720535 B2 JP 4720535B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing portion
packing
casing
pump
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006043625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007224732A (ja
Inventor
孝一 森住
真宏 平田
茂 山崎
孝文 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006043625A priority Critical patent/JP4720535B2/ja
Publication of JP2007224732A publication Critical patent/JP2007224732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4720535B2 publication Critical patent/JP4720535B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本願発明は、モータにより駆動され、液体を吸入して吐出するポンプおよび同ポンプを備えた液体循環装置に関するものである。
液体を吸排する羽根車と羽根車を駆動するモータとが、モータの回転軸によって直接接続された、いわゆる機械式ポンプにおいては、上記羽根車を内蔵したケーシングと、ケーシングに側設されたモータとを有しており、このモータは、板状のブラケットに取りつけられた後、ケーシングの側部に立設されたブラケット固定用のリブに固定されている。
次に、ケーシングの側部には、モータ側へ凹設されるとともに、底部の中心に回転軸の貫通穴が配置された軸受部が設けられており、モータの回転軸は、モータ側より上記貫通穴を貫通して、ケーシング内の羽根車に接続されている。
また、ケーシング内において回転軸の外周には、ケーシング内の液体がモータ側へ漏れることを防止するためのメカニカルシールが取りつけられていて、上記軸受部には、軸受部とメカニカルシールとの間の液漏れを防止するために、メカニカルシールの一端が収納される凹所が形成された環状のパッキンが設けられている。
ここで、上記メカニカルシールがパッキンに押しつけられることにより、メカニカルシールとパッキンとの間のシール性を確保するとともに、パッキンと軸受部との間における液漏れを防止している。
上記の構成において、モータにより羽根車が駆動され、ケーシング内に液体が流入した際に、回転軸の外周に取りつけられたメカニカルシールと、軸受部に配置されたパッキンによって、ケーシングからモータ側への液漏れを防止することができるポンプが提案されている(特許文献1)。
特開平7−286593号公報
しかしながら、前記背景技術の特許文献1に記載のポンプにおいては、回転軸の外周に取りつけられたメカニカルシールが、軸受部に配置されたパッキンに押しつけられた際に、この押しつける力が強い場合は、パッキンが強く圧縮されることによりパッキン全体の形状が変形する可能性があった。
そして、上記変形が起こった場合は、パッキンと軸受部との間のシール性が損なわれることにより、ケーシング内の液体がモータ側へ漏れてしまうという問題点があった。
本願発明はこのような上記背景技術の課題を解決するものであり、パッキンの変形を抑えて、常時パッキンと軸受部との間のシール性を確保することにより、メカニカルシールがパッキンに強く押しつけられた場合でも、ケーシングからモータ側への液漏れを防止できるポンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は、液体を吸排する羽根車を内蔵したケーシングと、ケーシングに側設され、羽根車に接続された回転軸により羽根車を駆動するモータと、回転軸の外周に取りつけられたメカニカルシールと、を有し、ケーシングの側部には、モータ側へ凹設され中心に回転軸の貫通穴が配置された軸受部と、軸受部には、軸受部とメカニカルシールとの間の液漏れを防止するために、メカニカルシールの一端が収納される凹所が形成された環状のパッキンと、を備え、パッキンの外底面の外周に沿ってモータ側へ突出された環状の突起を設けて、軸受部の内底面の外周に沿って、環状の突起が余裕を持って納められる環状の溝を形成している。
本願請求項2記載の発明は、上記請求項1記載のポンプにおいて、パッキンの外側面には、軸受部の内側面に当接してパッキンの位置ずれを防止する、複数の環状の凸部を設けたことを特徴としている。
本願請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載のポンプにおいて、ケーシングの側部には、モータを取りつけるブラケットを備え、軸受部の外底面のモータ側に立設されて、ブラケットに当接することにより軸受部を支持する凸起を設けたことを特徴としている。
本願請求項4記載の発明は、上記請求項1から3のいずれか1項に記載のポンプにおいて、ケーシングの側部に立設されるとともに、軸受部の外周より放射状に形成された複数のリブを備え、リブの高さは、軸受部の外周側を最も高くしたことを特徴としている。
本願請求項5記載の発明は、上記請求項1から4のいずれか1項に記載のポンプを備えた液体循環装置としたことを特徴としている。
本願請求項1記載の発明のポンプにおいては、メカニカルシールがパッキンに強く押しつけられた場合に、パッキンの外底面の外周に沿ってモータ側へ突出された環状の突起が変形し、この変形が、軸受部の内底面の外周に沿って形成された環状の溝の中で許容される、すなわち変形が逃がされることにより、パッキン全体の変形を抑えることができることから、常時パッキンと軸受部との間のシール性を確保して液漏れを防止するポンプを提供できる。
本願請求項2記載の発明のポンプにおいては、特に、パッキンの外側面に設けられた複数の環状の凸部を、軸受部の内側面に当設させることにより、軸受部に配置されたパッキンの位置ずれを防止できるために、パッキンと軸受部との間のシール性を、より高めることができる。
本願請求項3記載の発明のポンプにおいては、特に、軸受部の外底面に設けられた凸起を、ブラケットに当設することによって、軸受部をブラケットで支持できるために、軸受部の変形を防止して、パッキンと軸受部との間のシール性を、さらに高めることができる。
本願請求項4記載の発明のポンプにおいては、特に、ケーシングの側部に複数のリブを立設し、これらのリブを、軸受部の外周より放射状に形成するとともに、各々のリブの高さを、軸受部の外周において最も高くすることにより、軸受部の強度を確保することで軸受部の変形を確実に防止できるために、パッキンと軸受部との間のシール性を、きわめて高めることができる。
本願請求項5記載の発明の液体循環装置においては、特に、上記ポンプを液体循環装置に組み込むことで、液体循環装置の使い勝手を大いに高めることができる。
図1から6は、本願発明の実施形態であるポンプ18を示している。このポンプ18は図1に示すように、浴槽水循環装置の循環往路1に設けられている。
また、このポンプ18は図2、3に示すように、液体を吸排する羽根車2を内蔵したケーシング3と、ケーシング3に側設され、羽根車2に接続された回転軸4により羽根車2を駆動するモータ5と、回転軸4の外周に取りつけられたメカニカルシール6と、を有し、ケーシング3の側部には、モータ5側へ凹設され中心に回転軸4の貫通穴7が配置された軸受部8と、軸受部8には、軸受部8とメカニカルシール6との間の液漏れを防止するために、メカニカルシール6の一端が収納される凹所が形成された環状のパッキン9と、を備え、パッキン9の外底面の外周に沿ってモータ5側へ突出された環状の突起10を設けて、軸受部8の内底面の外周に沿って、環状の突起10が余裕を持って納められる環状の溝11を形成している。
次に、パッキン9の外側面には、軸受部8の内側面に当接してパッキン9の位置ずれを防止する、複数の環状の凸部12を設けている。
また、ケーシング3の側部には、モータ5を取りつけるブラケット13を備え、軸受部8の外底面のモータ5側に立設されて、ブラケット13に当接することにより軸受部8を支持する凸起14を設けている。
さらに、ケーシング3の側部に立設されるとともに、軸受部8の外周より放射状に形成された複数のリブ15を備え、リブ15の高さは軸受部8の外周側を最も高くしている。
以下、この実施形態のポンプ18を、より具体的詳細に説明する。図1に示すように、人工大理石やステンレスまたはFRP(繊維強化プラスチック)等からなる浴槽16があり、その浴槽16の外側には浴槽16内の浴槽水17を吸入して吐出するためのポンプ18と、浴槽水17を加熱するための、ガスや電気または灯油等を用いた加熱部19が設置されている。
浴槽16の下部の側面には、浴槽水17の流出口20が取りつけられていて、その流出口20には、耐熱塩ビ(塩化ビニル)やステンレス等からなる循環往路1が接続されている。循環往路1の途中には、ポンプ18が取りつけられていて、さらに循環往路1は加熱部19に接続されている。
そして加熱部19には、同じく耐熱塩ビ(塩化ビニル)やステンレス等からなる循環復路21が接続されていて、その循環復路21は、浴槽16の側面であって流出口20の上方に取りつけられた流入口22に接続されている。
図2から6に示すように、ポンプ18は、浴槽水17を吸排する羽根車2を内蔵し、一方の側部に側板23が設けられ、他方の側部が開口しているケーシング3と、このケーシング3の側板23側に設けられたモータ5と、ケーシング3が開口している側に取りつけられたケーシングカバー24とから構成されている。
上記ケーシング3内は、下側に羽根車2が収納される羽根車室27が設けられており、上側に羽根車2より吐出された浴槽水17を送水するための、送水室28が設けられている。羽根車室27と送水室28とは、ケーシング3内の側方に配置された送水路29により接続されており、羽根車室27と送水室28との間には、送水室28に接続されて、浴槽水17中の気泡と水とを分離する気水分離室30が設けられている。
また、ケーシング3の側板23には、モータ5側へ凹設されるとともに底面の中心に、モータ5の回転軸4の貫通穴7が形成された軸受部8が設けられており、上記回転軸4は、貫通穴7よりケーシング3内に挿入されて、羽根車2に接続されている。
上記軸受部8には、NBRやシリコンゴム等からなり、環状のパッキン9が配置されていて、このパッキン9の羽根車2側は、中心を貫通する回転軸4の周辺が環状の凹形に形成されている。パッキン9の外側面、すなわちパッキン9が軸受部8の内側面と対向するところには、複数の環状の凸部12が設けられており、この凸部12により、軸受部8に配置されたパッキン9の位置ずれが防止されている。
上記パッキン9の軸受部8側、すなわちパッキン9の外底面の外周に沿って、環状の突起10が設けられており、この突起10と対向する軸受部8の内底面の外周に沿って、突起10が挿入される溝11が設けられている。ここで、溝11の幅は、突起10の幅より広くなるように形成されている。
また、パッキン9の羽根車2側であって回転軸4の外周には、メカニカルシール6が設けられており、このメカニカルシール6は、パッキン9の上記凹形に形成されたところに固定される、セラミック等からなるリング形の固定部材31と、固定部材31の羽根車2側に配置されるとともに、回転軸4の外周に固定されて回転軸4とともに回転する、カーボン等からなる回転部材32より構成されている。
上記回転部材32の固定部材31側には、環状のシール部32aが設けられていて、このシール部32aが、回転軸4とともに回転しながら固定部材31に押しつけられることにより、回転軸4からモータ5側への浴槽水17の漏れを防止している。
さらに、回転部材32のシール部32aが固定部材31に押しつけられることにより、固定部材31がパッキン9に押しつけられてパッキン9に固定され、かつパッキン9が軸受部8に押しつけられるために、固定部材31とパッキン9との間、およびパッキン9と軸受部8との間からにおいても、浴槽水17の漏れを防止している。
このとき、固定部材31がパッキン9に強く押しつけられた場合は、上記パッキン9の突起10が側方向に変形するが、この突起10と対向する軸受部8に設けられた溝11の幅が、突起10より広く形成されているために、突起10の変形を溝11内で許容する、すなわち逃がすことができ、その結果、パッキン9全体の変形を抑えることで、例えば、パッキン9の側部や底部の変形による、パッキン9と軸受部8との間からの浴槽水17の漏れを防止することができる。
次に、モータ5は、板状のブラケット13にビス25により固定されており、そのブラケット13は、ケーシング3の側板23に立設された複数の取りつけリブ26に取りつけられている。
上記軸受部8のブラケット13側、すなわち軸受部8の底部には、外周側に環状の凸起14が突設されており、この凸起14がブラケット13に当設されることにより、軸受部8がブラケット13によって支持されるように構成されている。
また、上記側板23のブラケット13側には、軸受部8の変形を防止するための複数のリブ15が立設されるとともに、軸受部8の外周より放射状に形成されていて、そのリブ15の高さは、軸受部8の外周では、凸起14と同じ高さに設定され、凸起14と同様にブラケット13に当設している。リブ15の高さは、軸受部8の外周から離れるに従い減少するように形成されている。
このように、軸受部8においては、凸起14をブラケット13に当設させて支持するとともに、軸受部8の外周に、側板23より立設されたリブ15を放射状に配置し、かつ軸受部8の外周におけるリブ15の高さを最も高く形成して、さらに、この最も高さが高いリブ15の部分を、凸起14と同様にブラケット13に当設させることにより、軸受部8の変形を防止している。
次に、ケーシングカバー24は、ケーシング3が開口している側に、ビス25により固定されており、ケーシング3とケーシングカバー24との間には、仕切板33が介設されていて、この仕切板33の側部には、ケーシングパッキン34が配置されている。
ケーシングカバー24の上部には、浴槽水17を吸入する吸入口35と、浴槽水17が吐出される吐出口36とが設けられている。ケーシングカバー24内には、吸入口35に接続されている吸入路37と、吐出口36に接続されている貯水室38と、貯水室38に接続されている循環室39とが設けられている。
また、上記仕切板33には、ケーシング3内の送水室28とケーシングカバー24内の貯水室38とを連通する送水口40と、同様に羽根車室27と吸入路37とを連通する給水口41と、さらに、羽根車室27と循環室39とを連通する循環口42とが設けられている。
そして、ケーシングパッキン34は仕切板33と略同一の形状に形成されており、仕切板33の送水口40と給水口41、および循環口42と各々対応する開口が設けられている。
以上の構成において、本願発明の実施形態におけるポンプ18および、このポンプ18を備えた浴槽水循環装置の動作を図1から6を用いて説明する。
ポンプ18において、ケーシングカバー24の吸入口35より、呼び水としての浴槽水17を、吸入路37から給水口41を介して羽根車室27まで導入してモータ5を駆動すると、モータ5の回転軸4が回転するとともに、回転軸4に接続され、ケーシング3内の羽根車室27に収納された羽根車2が回転する。
羽根車2が回転すると、吸入路37内に滞留していた空気が、仕切板33の給水口41より羽根車室27へ吸入される。吸入された空気は、回転する羽根車2によって羽根車室27内の浴槽水17と混合され、空気が混入された浴槽水17が、羽根車2により送水路29より送水室28に送水される。
次に、送水室28に送水された浴槽水17は、気水分離室30に導入されて浴槽水17に混入された空気が分離され、この分離された空気は仕切板33の送水口40を通って、ケーシングカバー24の吐出口36より吐出される。
一方、空気とともに送水口40を通った浴槽水17は貯水室38に流入し、この貯水室38に接続された循環室39より、仕切板33の循環口42を介して羽根車室27に循環される。
羽根車室27に循環された浴槽水17は、再び給水口41より流入した空気と混合され、その後、気水分離室30において分離された空気は吐出口36より吐出されて、浴槽水17は羽根車室27に循環される。
上記の繰り返しにより、吸入路37内に滞留していた空気が、吐出口36より吐出されることにより、吸入路37内の圧力が減少する。この圧力減少により、吸入路37と吸入口35が接続された循環往路1との間に圧力差が生じ、上記圧力差によって、浴槽16内の浴槽水17が循環往路1を介して吸入口35より吸入されることで、浴槽水17の循環が開始され、すべての空気が吐出口36より吐出されることで、いわゆる自吸が完了する。
上記自吸が完了した後は、吸入口35より吸入された浴槽水17は、吸入路37より給水口41を介して羽根車室27に給水され、回転する羽根車2によって、送水路29より送水室28へ送水された後、送水口40を介して吐出口36より吐出される。
このとき、ケーシング3内において、モータ5の回転軸4の外周に設けられたメカニカルシール6により、ケーシング3からモータ5への浴槽水17の漏れを防止することができ、ケーシング3の側板23に設けられた軸受部8に配置されたパッキン9に、メカニカルシール6の固定部材31が押しつけられることによって、メカニカルシール6と軸受部8との間からの浴槽水17の漏れも防止することができる。
また、パッキン9に固定部材31が強く押しつけられた場合は、パッキン9の外底面の外周側に設けられた突起10を変形させ、この突起10の変形を、軸受部8の底面の外周側に突起10が挿入されるように配置され、突起10の幅より広く形成された溝11内で許容する、すなわち逃がすことにより、パッキン9全体の変形を防止することで、パッキン9と軸受部8との間からの浴槽水17の漏れについても防止することができる。
さらに、軸受部8の外底面の外周側に環状の凸起14を突設し、この凸起14がブラケット13に当設されることにより、軸受部8がブラケット13によって支持され、かつ側板23のブラケット13側には、軸受部8の変形を防止するための複数のリブ15が立設されるとともに、軸受部8の外周より放射状に形成されていて、そのリブ15の高さが、軸受部8の外周では凸起14と同じ高さに設定され、上記凸起14と同様にブラケット13に当設している。
このようにして、軸受部8の変形を防止することにより、パッキン9と軸受部8との間からの浴槽水17の漏れを、より確実に防止することができる。
吐出口36より吐出された浴槽水17は、吐出口36に接続された循環往路1を通って、ガスや電気または灯油等を用いた加熱部19に導入され、所定の温度まで加熱された後、その加熱部19に接続された循環復路21を流れて、浴槽16の側面の流出口20の上側に取りつけられた流入口22より、浴槽16内へ流入する。
このように浴槽水17を、ポンプ18を用いることにより循環し、加熱部19において所定の温度まで加熱することで、浴槽16内の浴槽水17を所定の温度まで加熱し、かつ加熱後も浴槽水17の循環を継続することで、浴槽水17の温度を常時所定温度に保つことができる。
以上のように本願発明の実施形態によれば、メカニカルシール6の固定部材31が、軸受部8に配置されたパッキン9に強く押しつけられた場合は、パッキン9の外底面の外周側に沿って設けられた突起10を側方向に変形させ、この突起10と対向する軸受部8の溝11の幅が突起10より広く形成されているために、突起10の変形を溝11内で逃がすことができる。
よって、パッキン9全体の変形を抑えることで、例えば、パッキン9の側部や底部の変形による、パッキン9と軸受部8との間からの浴槽水17の漏れを防止することができる。
また、軸受部8のブラケット13側、すなわち軸受部8の外底面のモータ側には環状の凸起14が立設されており、この凸起14がブラケット13に当設されることにより、軸受部8がブラケット13によって支持される。
さらに、ケーシング3の側板23のブラケット13側には、軸受部8の変形を防止するための複数のリブ15が立設されるとともに、軸受部8の外周より放射状に形成されていて、そのリブ15の高さは、軸受部8の外周では、凸起14と同じ高さに設定され、凸起14と同様にブラケット13に当設している。
このように、凸起14により軸受部8を支持するとともに、軸受部8を補強するリブ15をケーシング3の側板23に立設し、かつ軸受部8の外周より放射状に形成し、そのリブ15の高さを、軸受部8の外周では凸起14と同じ高さに設定して、凸起14と同様にブラケット13に当設させることにより、軸受部8の変形を防止することで、パッキン9と軸受部8との間からの浴槽水17の漏れを、より確実に防止することができる。
なお、上記本願発明の実施形態においては、浴槽水17の循環に用いられるポンプ18を示しているが、例えば、給湯機器に使用されるポンプや井戸用ポンプ、さらには給水用ポンプ等に用いられる機械式ポンプであってもよい。
また、ケーシング3およびケーシングカバー24の材質については特に示していないが、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等のプラスチックやステンレス等の金属により構成されているものである。
本願発明の実施形態であるポンプを備えた浴槽水の循環装置の構成を示す側面図。 同ポンプの正面図(一部断面図)。 同ポンプの軸受部の拡大図。 同ポンプのケーシングの内部構造図。 同ポンプのケーシングカバーの内部構造図。 同ポンプの仕切板の正面図。
符号の説明
1 循環往路
2 羽根車
3 ケーシング
4 回転軸
5 モータ
6 メカニカルシール
7 貫通穴
8 軸受部
9 パッキン
10 突起
11 溝
12 凸部
14 凸起
15 リブ
21 循環復路

Claims (5)

  1. 液体を吸排する羽根車を内蔵したケーシングと、ケーシングに側設され、羽根車に接続された回転軸により羽根車を駆動するモータと、回転軸の外周に取りつけられたメカニカルシールと、を有し、ケーシングの側部には、モータ側へ凹設され中心に回転軸の貫通穴が配置された軸受部と、軸受部には、軸受部とメカニカルシールとの間の液漏れを防止するために、メカニカルシールの一端が収納される凹所が形成された環状のパッキンと、を備え、パッキンの外底面の外周に沿ってモータ側へ突出された環状の突起を設けて、軸受部の内底面の外周に沿って、環状の突起が余裕を持って納められる環状の溝を形成したことを特徴とするポンプ。
  2. パッキンの外側面には、軸受部の内側面に当接してパッキンの位置ずれを防止する、複数の環状の凸部を設けたことを特徴とする請求項1記載のポンプ。
  3. ケーシングの側部には、モータを取りつけるブラケットを備え、軸受部の外底面のモータ側に立設されて、ブラケットに当接することにより軸受部を支持する凸起を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のポンプ。
  4. ケーシングの側部に立設されるとともに、軸受部の外周より放射状に形成された複数のリブを備え、リブの高さは、軸受部の外周側が最も高くなるようになしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のポンプ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のポンプを備えたことを特徴とする液体循環装置。
JP2006043625A 2006-02-21 2006-02-21 ポンプおよびそれを備えた液体循環装置 Expired - Fee Related JP4720535B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006043625A JP4720535B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 ポンプおよびそれを備えた液体循環装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006043625A JP4720535B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 ポンプおよびそれを備えた液体循環装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007224732A JP2007224732A (ja) 2007-09-06
JP4720535B2 true JP4720535B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=38546780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006043625A Expired - Fee Related JP4720535B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 ポンプおよびそれを備えた液体循環装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4720535B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8167759B2 (en) 2008-10-14 2012-05-01 Fallbrook Technologies Inc. Continuously variable transmission
US8480529B2 (en) 2006-06-26 2013-07-09 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Continuously variable transmission
US11306818B2 (en) 2016-01-15 2022-04-19 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Systems and methods for controlling rollback in continuously variable transmissions
US11530739B2 (en) 2019-02-26 2022-12-20 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Reversible variable drives and systems and methods for control in forward and reverse directions
US11624432B2 (en) 2018-11-06 2023-04-11 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Continuously variable transmissions, synchronous shifting, twin countershafts and methods for control of same
US11667351B2 (en) 2016-05-11 2023-06-06 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Systems and methods for automatic configuration and automatic calibration of continuously variable transmissions and bicycles having continuously variable transmission

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4998156B2 (ja) 2007-08-30 2012-08-15 ソニー株式会社 情報提示システム、情報提示装置、情報提示方法、プログラム並びにプログラムを記録した記録媒体

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4320487A (en) * 1980-09-23 1982-03-16 Rca Corporation Video disc stylus control apparatus
JPS60169464A (ja) * 1984-02-15 1985-09-02 Chugai Pharmaceut Co Ltd イソニコチン酸アニリド誘導体、その製造法およびそれらの化合物を含有する植物生長調節剤
JPH02109077A (ja) * 1988-10-18 1990-04-20 Canon Inc 画像形成装置
JP3091816B2 (ja) * 1994-03-02 2000-09-25 株式会社川本製作所 合成樹脂製ポンプ
JPH07286593A (ja) * 1994-04-19 1995-10-31 Toto Ltd 樹脂製ポンプケーシング構造
JP4517426B2 (ja) * 1999-12-13 2010-08-04 パナソニック電工株式会社 ポンプ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8480529B2 (en) 2006-06-26 2013-07-09 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Continuously variable transmission
US8167759B2 (en) 2008-10-14 2012-05-01 Fallbrook Technologies Inc. Continuously variable transmission
US11306818B2 (en) 2016-01-15 2022-04-19 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Systems and methods for controlling rollback in continuously variable transmissions
US11667351B2 (en) 2016-05-11 2023-06-06 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Systems and methods for automatic configuration and automatic calibration of continuously variable transmissions and bicycles having continuously variable transmission
US11624432B2 (en) 2018-11-06 2023-04-11 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Continuously variable transmissions, synchronous shifting, twin countershafts and methods for control of same
US11530739B2 (en) 2019-02-26 2022-12-20 Fallbrook Intellectual Property Company Llc Reversible variable drives and systems and methods for control in forward and reverse directions

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007224732A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4720535B2 (ja) ポンプおよびそれを備えた液体循環装置
JP2011137422A (ja) ポンプ用羽根車及びそれを備えた水中ポンプ
WO2008023515A1 (fr) pompe à aspiration automatique
KR960018256A (ko) 전주류형 펌프
JP2021139358A (ja) キャンドモーターポンプ
CN213331557U (zh) 一种排气型水泵
JP4458792B2 (ja) 自吸式ポンプ
KR20000019437U (ko) 축류펌프
KR200413909Y1 (ko) 온수 및 공기배출관을 가지는 온수순환펌프
KR100469683B1 (ko) 케미칼 프로세스 펌프
JP4341208B2 (ja) 浸漬型ポンプの軸封装置
KR101644472B1 (ko) 수중 모터 펌프
JPH0319920B2 (ja)
JP7028713B2 (ja) 流体機械の機械要素の冷却装置
JP2019190338A (ja) 自吸式ポンプ
KR200448130Y1 (ko) Pcb 에칭용 펌프의 실링구조
JP7187170B2 (ja) インペラ、及び自吸式ポンプ装置
JP2014118949A (ja) 自吸式遠心ポンプ
JP7471476B2 (ja) メカニカルシール及びポンプ装置
JP2008008169A (ja) ポンプ装置及びこのポンプ装置を備えた洗濯機
EP3837456B1 (en) Shut-off device for sealing a shaft of a rotary machine and rotary machine
JP2002081393A (ja) 自吸式ポンプ装置
JP5582805B2 (ja) 遠心ポンプ
JP6935289B2 (ja) ポンプ
JP2011007090A (ja) ポンプの排気構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110301

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110321

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees