JP4720129B2 - 二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電極板を有する発電要素を外装部材に収容して封止し、電極板に接続された電極端子を外装部材の外周縁から導出させた二次電池において、外装部材の熱融着部を加圧する加圧部材を備えた二次電池に関する。
例えば樹脂−金属薄膜ラミネートフィルムから成る外装部材に、電極板を有する発電要素を収容し、当該外装部材の外周縁を熱融着して封止し、電極板に接続された電極端子を外装部材の外周縁から導出させた二次電池において、外装部材の熱融着部を加圧する加圧部材を設けることにより、二次電池の密閉性を確保する二次電池が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
二次電池は、過充電状態や過熱状態に陥ると、電解液が分解したり気化して電池内部にガスが発生する場合がある。このような状態においても、上記のような加圧部材により外装部材の熱融着部を加圧していると、電池内部に発生したガスを電池外部に排出することが出来ず、電池内圧が上昇するという問題が生じる。
また、仮にガスが外部に排出されたとしても、熱融着部においてガスが排出する箇所を特定し難く、例えば排出したガスをダクトを通して外部に排出する場合には、ダクトの取付位置を特定出来ないという問題も生じる。
特開2004−55169号公報 特開2000−77047号公報
本発明は、電池内圧の上昇を抑制すると共に、ガス発生箇所を迅速に特定可能な二次電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、セパレータを介して積層した電極板を有する発電要素と、外周縁に沿った熱融着部で熱融着されることにより内部に前記発電要素を収容して封止する外装部材と、前記電極板に接続され、前記外装部材の外周縁から導出している電極端子と、前記外装部材の熱融着部に対して挟み込むように当接して当該熱融着部を加圧する加圧部材と、前記外装部材の熱融着部と前記加圧部材とを部分的に当接させない非当接部と、を備えた二次電池であって、前記非当接部は前記外装部材の熱融着部の一部に設けられた薄肉部を含み、前記薄肉部の厚さは、前記外装部材の熱融着部の他の部分の厚さより薄くなっている二次電池が提供される。
本発明では、外装部材の熱融着部を加圧する加圧部材を備えた二次電池において、外装部材の熱融着部の一部に非当接部(薄肉部)を設け、加圧部材により熱融着部の一部を意図的に加圧させないことにより、外装部材の熱融着部において非当接部のみシール強度を弱めておく。これにより、電池内部にガスが発生した際に、非当接部から電池外部にガスが排出されるので、電池内圧の上昇が抑制される。また、ガスが排出された箇所としてこの非当接部を容易に特定することが出来るので、排出ガスを迅速に処理することが出来る。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る二次電池の全体を示す平面図、図2は図1のII-II線に沿った断面図、図3は本発明の第1実施形態に係る二次電池の分解斜視図、図4は図1のIV部の断面図、図5は本発明の第1実施形態の他の例における前記図4に対応する断面図である。
図1及び図2は一つの二次電池10(単位電池)を示し、この二次電池10を複数積層することにより、所望の電圧、容量の組電池が構成される。
本発明の実施形態に係る二次電池10は、リチウム系の平板状の積層可能な薄型二次電池であり、図1及び図2に示すように、3枚の正極板101と、5枚のセパレータ102と、3枚の負極板103と、正極端子104と、負極端子105と、上部外装部材106と、下部外装部材107と、特に図示しない電解質と、から構成されている。このうちの正極板101、セパレータ102、負極板103及び電解質を特に発電要素108と称する。
発電要素108を構成する正極板101は、正極端子104まで延びている正極側集電体101aと、正極側集電体101aの一部の両主面にそれぞれ形成された正極層101b、101cと、を有している。
この正極板101の正極側集電体101aは、例えば、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔、銅箔、又は、ニッケル箔等の電気化学的に安定した金属箔である。
また、この正極板101の正極層101b、101cは、例えば、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMnO)、又は、コバルト酸リチウム(LiCoO)等のリチウム複合酸化物や、カルコゲン(S、Se、Te)化物等の正極活物質と、カーボンブラック等の導電剤と、ポリ四フッ化エチレンの水性ディスパージョン等の結着剤と、を混合させたものを、正極側集電体101aの一部の両主面に塗布し、乾燥及び圧縮することにより形成されている。
発電要素108を構成する負極板103は、負極端子105まで延びている負極側集電体103aと、当該負極側集電体103aの一部の両主面にそれぞれ形成された負極層103b、103cと、を有している。
この負極板103の負極側集電体103aは、例えば、ニッケル箔、銅箔、ステンレス箔、又は、鉄箔等の電気化学的に安定した金属箔である。
また、この負極板103の負極層103b、103cは、例えば、非晶質炭素、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、又は、黒鉛等のような上記の正極活物質のリチウムイオンを吸蔵及び放出する負極活物質に、有機物焼成体の前駆体材料としてのスチレンブタジエンゴム樹脂粉末の水性ディスパージョンを混合し、乾燥させた後に粉砕することで、炭素粒子表面に炭化したスチレンブタジエンゴムを担持させたものを主材料とし、これにアクリル樹脂エマルジョン等の結着剤をさらに混合し、この混合物を負極側集電体103aの一部の両主面に塗布し、乾燥及び圧縮することにより形成されている。
発電要素108のセパレータ102は、上述した正極板101と負極板103との短絡を防止するもので、電解質を保持する機能を備えても良い。このセパレータ102は、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン等から構成される微多孔性膜であり、過電流が流れると、その発熱によって層の空孔が閉塞され電流を遮断する機能をも有する。
なお、本発明のセパレータ102は、ポリオレフィン等の単層膜のみに限られず、ポリプロピレン膜をポリエチレン膜でサンドイッチした三層構造や、ポリオレフィン微多孔性膜と有機不織布等を積層したものを用いることも出来る。このようにセパレータ102を複層化することで、過電流防止機能、電解質保持機能及びセパレータの形状維持(剛性向上)機能等の諸機能を付与することが出来る。
以上の発電要素108は、セパレータ102を介して正極板101と負極板103とが交互に積層されている。そして、3枚の正極板101は、正極側集電体101aを介して、金属箔製の正極端子104にそれぞれ接続される一方で、3枚の負極板103は、負極側集電体103aを介して、同様に金属薄性の負極端子105にそれぞれ接続されている。
なお、発電要素108の正極板101、セパレータ102、及び、負極板103は、本発明では上記の枚数に何ら限定されず、例えば、1枚の正極板101、3枚のセパレータ102、及び、1枚の負極板103でも発電要素108を構成することが出来、必要に応じて正極板、セパレータ及び負極板の枚数を選択して構成することが出来る。
正極端子104も負極端子105も電気化学的に安定した金属材料であれば特に限定されないが、正極端子104としては、上述の正極側集電体101aと同様に、例えば、ニッケル箔、銅箔、ステンレス箔、又は、鉄箔等を挙げることが出来る。また、本実施形態では、電極板101、103の集電体101a、103aを構成する金属箔自体を電極端子104、105まで延長することにより、電極板101、103を電極端子104、105に直接接続しているが、電極板101、103の集電体101a、103aと、電極端子104、105とを、集電体101a、103aを構成する金属箔とは別の材料や部品により接続しても良い。
発電要素108は、上部外装部材106及び下部外装部材107に収容されて封止されている。本実施形態における上部外装部材106及び下部外装部材107は、何れも特に図示しないが、二次電池10の内側から外側に向かって、例えば、ポリエチレン、変性ポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、又は、アイオノマー等の耐電解液及び熱融着性に優れた樹脂フィルムから構成されている内側層と、例えば、アルミニウム等の金属箔から構成されている中間層と、例えば、ポリアミド系樹脂やポリエステル系樹脂等の電気絶縁性に優れた樹脂フィルムで構成されている外側層と、の三層構造となっている。従って、上部外装部材106及び下部外装部材107は何れも、例えば、アルミニウム箔等の金属箔の一方の面(二次電池10の内側面)を耐電解液及び熱融着性に優れた樹脂フィルムでラミネートすると共に、他方の面(二次電池10の外側面)を電気絶縁性に優れた樹脂フィルムでラミネートした、可撓性を有する樹脂−金属薄膜ラミネート材(ラミネートフィルム)で構成されている。
なお、図1及び図2に示すように、封止された外装部材106、107の一方の端部から正極端子104が導出し、他方の端部から負極端子105が導出するが、電極端子104、105の厚さ分だけ上部外装部材106と下部外装部材107との融着部位に隙間が生じるので、二次電池10内部の封止性を維持するために、電極端子104、105と外装部材106、107とが接触する部分に、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等から構成されるシールフィルムを介在させても良い。このシールフィルムは、正極端子104及び負極端子105の何れにおいても、外装部材106、107を構成する樹脂と同系統の樹脂で構成することが熱融着性の観点から好ましい。
これらの外装部材106、107によって、上述の発電要素108、正極端子104の一部及び負極端子105の一部を包み込み、当該外装部材106、107により形成される空間に、有機液体溶媒に過塩素酸リチウム(LiClO)やホウフッ化リチウム(LiBF)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)等のリチウム塩を溶質とした液体電解質を注入しながら、外装部材106、107により形成される空間を吸引して真空状態として、外装部材106、107を、その外周縁に沿った熱融着部109で熱プレスにより熱融着して封止する。
有機液体溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)やエチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)等のエステル系溶媒を挙げることが出来るが、本発明の有機液体溶媒はこれに限定されることなく、エステル系溶媒に、γ−ブチラクトン(γ−BL)、ジエトシキエタン(DEE)等のエーテル系溶媒その他の混合、調合した有機液体溶媒を用いることも出来る。
さらに、本実施形態では、図1及び図3に示すように、外装部材106、107の熱融着部109の一部を、例えば再度熱プレスする等して、外装部材106、107の熱融着部109において他の部分より厚さが薄くなっている薄肉部106a、107a(図4参照)が形成されている。
この薄肉部106a、107aの幅wは5mm以下が好ましく、この幅が5mmより大きくなると、熱融着部109と後述するフレーム110、111とが当接する部分が多くなり過ぎ、当該薄肉部106a、107aにおけるシール強度が弱くなる。
なお、外装部材106、107の熱融着部109の一部を再度プレスする際に、図5に示すように、当該熱融着部109の上面及び下面の両側が窪むようにプレスしても良い。
また、本実施形態に係る二次電池10は、図1〜図3に示すように、上部外装部材106の熱融着部109を上方から加圧する枠状の上部フレーム110(上部加圧部材)と、下部外装部材107の熱融着部109を下方から加圧する枠状の下部フレーム111(下部加圧部材)と、を備えている。
これらフレーム110、111は、外装部材106、107の熱融着部109に対して挟み込むように当接して、当該フレーム110、111同士がボルト締結や接着等により接合される等して挟込方向に熱融着部109を加圧することにより、二次電池10の密閉性を確保することが可能となっている。
なお、上述のように熱融着部109において薄肉部106a、107aの厚さが他の部分の厚さより薄くなっているため、図4に示すように、この薄肉部106a、107aで、上部外装部材106と上部フレーム110とが非当接となっている。
また、図5に示すような場合には、上部外装部材106に形成された薄肉部106aで、上部外装部材106と上部フレーム110とが非当接となると共に、下部外装部材107に形成された薄肉部107aで、下部外装部材107と下部フレーム111とが非当接となっている。
従って、外装部材106、107の熱融着部109は、この薄肉部106a、107aで、フレーム110、111に部分的に加圧されておらずシール強度が弱くなっている。
このように、フレーム110、111により熱融着部109を加圧して密閉性を確保する二次電池10において、熱融着部109とフレーム110、111とを部分的に当接させない薄肉部106a、107aを外装部材106、107に設けることにより、電池内部にガスが発生した際に、シール強度が弱くなっている当該薄肉部106a、107aからガスを排出させることが出来るので、電池内圧の上昇を抑制することが可能となる。
また、ガスが排出された箇所としてこの薄肉部106a、107aを容易に特定することが出来るので、ガス排出経路等の設計が容易となり、排出ガスを迅速に処理することが可能となる。
[第2実施形態]
図6は本発明の第2実施形態に係る二次電池の分解斜視図、図7は本発明の第2実施形態において前記図4に対応する断面図、図8は本発明の第2実施形態の他の例における前記図4に対応する断面図である。
本発明の第2実施形態に係る二次電池10’は、非当接部の形態が上述の第1実施形態に係る二次電池10と相違するが、その他の構成は第1実施形態に係る二次電池10のものと同一である。以下に、第2実施形態に係る二次電池10’について、第1実施形態に係る二次電池10との相違点のみを説明する。
本実施形態では、図6及び図7に示すように、外装部材106、107の熱融着部109に薄肉部が形成されておらず、その代わりに、上部フレーム110の一部に凹部110aが形成されている。
この凹部110aの幅wは10mm以下が好ましく、この幅が10mmより大きくなると、熱融着部109とフレーム110とが当接する部分が多くなり過ぎ、熱融着部109において凹部110aに対向する部分のシール強度が弱くなる。
なお、図8に示すように、上部フレーム110及び下部フレーム111の両方に凹部110a、111aを形成しても良い。
この凹部110aは、当該上部フレーム110の他の部分より薄く形成されているため、この凹部110aで、上部外装部材106と上部フレーム110とが非当接となっている。
図8に示す場合には、上部フレーム110に形成された凹部110aで、上部外装部材106と上部フレーム110とが非当接となっていると共に、下部フレーム111に形成された凹部111aで、下部外装部材107と下部フレーム111とが非当接となっている。
従って、外装部材106、107の熱融着部109は、この凹部110a、111aで、フレーム110、111に部分的に加圧されておらずシール強度が弱くなっている。
このように、フレーム110、111により熱融着部109を加圧して密閉性を確保する二次電池10’において、熱融着部109とフレーム110、111とを部分的に当接させない凹部110a、111aを、フレーム110、111に設けることにより、電池内部にガスが発生した際に、熱融着部109において凹部110a、111aに対向してシール強度が弱くなっている部分からガスを排出させることが出来るので、電池内圧の上昇を抑制することが可能となる。
また、ガスが排出された箇所としてこの凹部110a、111aを容易に特定することが出来るので、ガス排出経路の設計が容易となり、排出ガスを迅速に処理することが可能となる。
[第3実施形態]
図9は本発明の第3実施形態に係る二次電池の分解斜視図、図10は本発明の第3実施形態において前記図4に対応する断面図、図11は本発明の第3実施形態の他の例における前記図4に対応する断面図である。
本発明の第3実施形態に係る二次電池10”は、非当接部の形態が上述の第1実施形態に係る二次電池10と相違するが、その他の構成は第1実施形態に係る二次電池10のものと同一である。以下に、第3実施形態に係る二次電池10”について、第1実施形態に係る二次電池10との相違点のみを説明する。
本実施形態では、図9及び図10に示すように、第1実施形態と同様に、外装部材106、107の熱融着部109に薄肉部106a、107aが形成されていることに加えて、上部フレーム110において前記薄肉部106a、107aに対向する位置に凹部110aが形成されている。
薄肉部106a、107aの幅wは5mm以下が好ましく、凹部110aの幅wは10mm以下が好ましい。薄肉部106a、107aの幅を5mmより大きくしたり、凹部110aの幅を10mmより大きくすると、熱融着部109とフレーム110とが当接する部分が多くなり過ぎ、当該薄肉部106a、107aにおけるシール強度が弱くなる。
なお、図11に示すように、外装部材106、107の熱融着部109の上面及び下面の両側を窪ませるように薄肉部106a、107aを形成したり、上部フレーム110及び下部フレーム111の両方に凹部110a、111aを形成しても良い。
外装部材106、107の薄肉部106a、107aは、当該外装部材106、107の熱融着部109の他の部分より薄く形成されている。また、上部フレーム110の凹部110も、当該上部フレーム110の他の部分より薄く形成されている。そのため、薄肉部106a、107a及び凹部110aで、上部外装部材106と上部フレーム110とが非当接となっている。
図11に示す場合には、上部外装部材106に形成された薄肉部106a及び上部フレーム110に形成された凹部110aで、上部外装部材106と上部フレーム110とが非当接となっていると共に、下部外装部材107に形成された薄肉部107a及び下部フレーム111に形成された凹部111aで、下部外装部材107と下部フレーム111とが非当接となっている。
従って、外装部材106、107の熱融着部109は、これら薄肉部106a、107a及び凹部110a、111aで、フレーム110、11に部分的に加圧されておらずシール強度が弱くなっている。
このように、フレーム110、111により熱融着部109を加圧して密閉性を確保する二次電池10”において、熱融着部109とフレーム110、111とを部分的に当接させない薄肉部106a、107a及び凹部110a、111aを、外装部材106、107及びフレーム110、111にそれぞれ設けることにより、電池内部にガスが発生した際に、シール強度が弱くなっている薄肉部106a、107aからガスを排出させることが可能となり、電池内圧の上昇を抑制することが可能となる。
また、ガスが排出された箇所としてこの薄肉部106a、107aを容易に特定することが出来るので、ガス排出経路の設計が容易となり、排出ガスを容易に処理することが可能となる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態では、電極端子が導出していない側の辺に薄肉部や凹部を設けたが、本発明では特にこの方向に特に限定されず、電極端子が導出している側の辺に薄肉部や凹部を設けても良い。
また、上述の実施形態では、一つの二次電池に対して一つのフレームを適用する構成について説明したが、本発明では、複数個の二次電池を並べ、これに対して一つの共通のフレームを適用するような構成とすることも出来る。
図1は、本発明の第1実施形態に係る二次電池の全体を示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る二次電池の分解斜視図である。 図4は、図1のIV部の断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態の他の例における前記図4に対応する断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る二次電池の分解斜視図である。 図7は、本発明の第2実施形態において前記図4に対応する断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態の他の例における前記図4に対応する断面図である。 図9は、本発明の第3実施形態に係る二次電池の分解斜視図である。 図10は、本発明の第3実施形態において前記図4に対応する断面図である。 図11は、本発明の第3実施形態の他の例における前記図4に対応する断面図である。
符号の説明
10、10’、10”…二次電池
101…正極板
101a…正極側集電体
101b、101c…正極層
102…セパレータ
103…負極板
103a…負極側集電体
103b、103c…負極層
104…正極端子
105…負極端子
106…上部外装部材
106a…薄肉部
107…下部外装部材
107a…薄肉部
108…発電要素
109…熱融着部
110…上部フレーム
110a…凹部
111…下部フレーム
111a…凹部

Claims (4)

  1. セパレータを介して積層した電極板を有する発電要素と、
    外周縁に沿った熱融着部で熱融着されることにより内部に前記発電要素を収容して封止する外装部材と、
    前記電極板に接続され、前記外装部材の外周縁から導出している電極端子と、
    前記外装部材の熱融着部に対して挟み込むように当接して当該熱融着部を加圧する加圧部材と、
    前記外装部材の熱融着部と前記加圧部材とを部分的に当接させない非当接部と、を備えた二次電池であって、
    前記非当接部は前記外装部材の熱融着部の一部に設けられた薄肉部を含み、
    前記薄肉部の厚さは、前記外装部材の熱融着部の他の部分の厚さより薄くなっている二次電池。
  2. 前記外装部材は、前記発電要素を上方から覆う上部外装部材と、前記発電要素を下方から覆う下部外装部材と、を含み、
    前記薄肉部は、前記上部外装部材又は前記下部外装部材の少なくとも一方の熱融着部の一部に形成されている請求項1記載の二次電池。
  3. 前記非当接部は、前記加圧部材の一部に形成された凹部を含み、
    前記加圧部材の一部に形成された凹部の厚さは、前記加圧部材の他の部分の厚さより薄くなっている請求項1又は2に記載の二次電池。
  4. 前記加圧部材は、前記外装部材の熱融着部を上方から加圧する上部加圧部材と、前記外装部材の熱融着部を下方から加圧する下部加圧部材と、を含み、
    前記凹部は、前記上部加圧部材又は前記下部加圧部材の少なくとも一方の一部に形成された請求項3記載の二次電池。
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