JP4718788B2 - 有線ページングシステム - Google Patents
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Description
また、前述の従来例では、子機Hの送話用増幅器TAの電源をA回線(呼出回線A)を介して主装置Mから供給されているが、この他にも(図示していないが)主装置MからB回線(通話回線B)を介して電源の供給を受けるように構成されているものもある。
このような有線ページングシステムにおいては、子機側の機能向上のための端末機器として、使用中の各回線を表示させる話中表示器、構内に設置されている子機(ハンドセット)の場所を常駐者以外の者に知らせる回転灯、時刻表示器、或いは構内用の監視カメラなどの設置を要することがある。このような場合の端末機器への動作電源の供給が問題となる。
ただし、電源用ケーブルを敷設する場合は、膨大な費用と時間が掛かるという問題があり、このような対応の実現は困難であった。
本発明は、端末装置側に蓄電池を設け、この蓄電池に主装置側から電源供給を行うようにして、前述した従来の有線ページングシステムの問題を解決したものである。
前記主装置に商用電源周波数発振回路と前記放送回線又は前記通話回線の使用状態の有り又は無しを検知する放送状態検知回路とを設けると共に、前記子機に前記放送回線が使用状態に無いとき該放送回線を介して充電可能となる電池を有する電源装置を備え、
前記放送状態検知回路により前記放送回線又は前記通話回線が使用状態に有ることを検知したときは、前記商用電源周波数発振回路の前記放送回線への接続を遮断し、前記放送回線又は前記通話回線が使用状態に無いことを検知したときは、前記商用電源周波数発振回路を前記放送回線に接続して商用電源周波数信号により前記電源装置の電池を充電することができるように構成したものである。
前記主装置の通話回線又は放送回線に設けられた前記放送回線の使用の有り又は無しを検知する放送状態検知回路と、該放送状態検知回路により放送回線が使用状態でないことが検知されたとき、前記主装置の放送回線に商用電源周波数信号を出力するように設けられた商用電源周波数発振回路と、該商用電源周波数発振回路から前記放送回線を通じて前記子機側に伝送される商用電源周波数信号を整流して充電するように前記子機側に設けられた蓄電池と、前記子機側の前記放送回線に前記商用電源周波数信号が伝送されているか否かを検知するよう前記子機側に設けられた商用電源周波数検知回路と、該商用電源周波数検知回路が前記商用電源周波数信号を検知したときは前記放送回線を前記蓄電池に接続し、前記商用電源周波数信号を検知しないときは前記放送回線を前記スピーカに接続する切替回路とを備え、
前記放送状態検知回路が放送状態を検知していないとき前記商用電源周波数発振回路を前記放送回線に接続せしめると共に、前記切替回路により前記放送回線を前記蓄電池に接続して、前記商用電源周波数信号により該蓄電池を充電することができるように構成したものである。
前記主装置の通話回線又は放送回線に設けられた前記放送回線の使用の有り又は無しを検知する放送状態検知回路と、前記主装置に前記外部音源装置から該主装置に入力される音源信号の有り又は無しを検知するよう設けられた音源信号検知回路と、前記放送状態検知回路により放送回線が使用状態でないことが検出されたとき、又は前記音源信号検知回路が前記音源信号を検出していないとき、前記主装置の放送回線に商用電源周波数信号を出力するように設けられた商用電源周波数発振回路と、該商用電源周波数発振回路から前記放送回線を介して前記子機側に伝送される商用電源周波数の電流を整流して充電するように前記子機側に設けられた蓄電池と、前記子機側の前記放送回線に前記商用電源周波数信号が伝送されているか否かを検知するよう前記子機側に設けられた商用電源周波数検知回路と、該商用電源周波数検知回路が前記商用電源周波数信号を検知したときは前記放送回線を前記蓄電池に接続し、前記商用電源周波数信号を検知しないときは前記放送回線を前記スピーカに接続する切替回路とを備え、
前記放送状態検知回路が放送状態を検知しないとき、又は前記音源信号検知回路が音源信号を検知していないとき、前記商用電源周波数発振回路を前記放送回線に接続せしめると共に、前記切替回路により放送回線を前記蓄電池に接続して、前記商用電源周波数信号により該蓄電池を充電することができるように構成したものである。
図1は、本発明の実施例を示す有線ページングシステムの回路図であり、図示の状態は有線ページングシステムが放送状態又は通話状態にはなく蓄電池を充電している状態を示している。なお、図1の回路は、従来例として示した図4の回路に、本発明に係る回路を一部付加したものである。従って、図4と同じ部分は同じ記号で示し、その説明を省略する。図1の回路において図4の回路と相違するところは、主装置Mの放送用増幅器PAの入力側に、商用電源周波数の50Hz又は60Hzの信号を発振する商用電源周波数発振回路OSC1と、放送用増幅器PAの試験を行うための試験用発振回路OSC2とを切り替えて接続されるように設けられている。この切替接続は、B回線(通話回線B)に設けられているリレーAのメーク接点a2の閉成により動作するリレーFの切替接点f1,f2により行われるものである。なお、試験用発振回路OSC2の動作回路には手動操作のスイッチSW1を設け、試験用発振信号の出力のオン・オフを制御する。
蓄電池Vに充電された直流電力は、インバータ又はコンバータなどの電力変換器ECにより、所要の交流又は直流に変換して出力端子12,13に出力し、図示していない例えば、話中表示器、構内に設置されている子機の場所を常駐者以外の者に知らせる回転灯、時刻表示器、或いは構内用の監視カメラなどの端末機器に電力を供給する。
図3は、本発明の他の実施例を示す有線ページングシステムの回路図であり、図示の状態は図1と同様に蓄電池を充電している状態を示している。この図3の回路の図1の回路と相違するところは、主装置Mの端子14,15に外部音源(図示を省略)として、例えば一斉指令放送,緊急連絡放送,時刻報知放送などの外部音源装置が接続され、その音源信号がトランスT4及び外部音源用増幅器SAを介して放送用増幅器PAに入力される。このような外部音源から入力される音源信号の放送状態においては、B回線(通話回線B)が動作状態となっていないため、P回線(放送回線P)が外部音源による放送状態にあるにも拘らず、商用電源周波数発振回路OSC1がP回線に接続されることになり、外部音源からの放送に影響を及ぼすことになる。
なお、子機H側に充電可能な電源装置である蓄電池Vなどの設置を必要としない場合は、子機H側に設けられる商用電源周波数検知回路FDとその検知出力により動作するリレーNとは必要とするが、整流器K,蓄電池V,電力変換器ECを設ける必要はない。
また、主装置Mに設けられている電源回路Eの−48Vの電源は、放送用増幅回路PAや外部音源用増幅器SAなどの駆動電源として使用される。
TA 送話用増幅器
SA 外部音源用増幅器
OSC1 商用電源周波数発振回路
OSC2 試験用発振回路
E 電源回路
LA 制限回路
PL1,PL2 表示ランプ
T 送話器
R 受話器
HS1,HS2 フックスイッチの接点
CK1〜CK4 放送用スイッチ
T1〜T4 トランス
A1,A2,B,C,F,N リレー
FD 商用電源周波数検知回路
K 整流器
V 蓄電池
EC 電力変換器
Claims (4)
- 主装置、複数の子機、スピーカ及び放送回線,通話回線などの接続ケーブルで構成され、前記主装置からの直流電流の供給により前記子機から前記主装置の前記放送回線を介して他の前記子機をスピーカにより呼出し、前記子機相互間の通話等を前記通話回線を介して行い得るよう構成された有線ページングシステムにおいて、
前記主装置の通話回線又は放送回線に設けられた前記放送回線の使用の有り又は無しを検知する放送状態検知回路と、
該放送状態検知回路により放送回線が使用状態でないことが検知されたとき、前記主装置の放送回線に商用電源周波数信号を出力するように設けられた商用電源周波数発振回路と、
該商用電源周波数発振回路から前記放送回線を通じて前記子機側に伝送される商用電源周波数信号を整流して充電するように前記子機側に設けられた蓄電池と、
前記子機側の前記放送回線に前記商用電源周波数信号が伝送されているか否かを検知するよう前記子機側に設けられた商用電源周波数検知回路と、
該商用電源周波数検知回路が前記商用電源周波数信号を検知したときは前記放送回線を前記蓄電池に接続し、前記商用電源周波数信号を検知しないときは前記放送回線を前記スピーカに接続する切替回路とを備え、
前記放送状態検知回路が放送状態を検知していないときは前記商用電源周波数発振回路を前記放送回線に接続せしめると共に、前記切替回路により前記放送回線を前記蓄電池に接続して、前記商用電源周波数信号により該蓄電池を充電し、前記放送状態検知回路が放送状態を検知したときは前記商用電源周波数発振回路を前記放送回線から切り離すと共に、前記切替回路により前記放送回線を前記スピーカに接続するように構成したことを特徴とする有線ページングシステム。 - 主装置、複数の子機、スピーカ及び放送回線,通話回線などの接続ケーブルで構成され、前記主装置からの直流電流の供給により前記子機から前記主装置の前記放送回線を介して他の前記子機をスピーカにより呼出し、前記子機相互間の通話等を前記通話回線を介して行い得るようにすると共に、前記主装置に接続された外部音源装置からの音源信号を前記子機側に放送できるよう構成された有線ページングシステムにおいて、
前記主装置の通話回線又は放送回線に設けられた前記放送回線の使用の有り又は無しを検知する放送状態検知回路と、
前記主装置に前記外部音源装置から該主装置に入力される音源信号の有り又は無しを検知するよう設けられた音源信号検知回路と、
前記放送状態検知回路により放送回線が使用状態でないことが検出されたとき、又は前記音源信号検知回路が前記音源信号を検出していないとき、前記主装置の放送回線に商用電源周波数信号を出力するように設けられた商用電源周波数発振回路と、
該商用電源周波数発振回路から前記放送回線を介して前記子機側に伝送される商用電源周波数の電流を整流して充電するように前記子機側に設けられた蓄電池と、
前記子機側の前記放送回線に前記商用電源周波数信号が伝送されているか否かを検知するよう前記子機側に設けられた商用電源周波数検知回路と、
該商用電源周波数検知回路が前記商用電源周波数信号を検知したときは前記放送回線を前記蓄電池に接続し、前記商用電源周波数信号を検知しないときは前記放送回線を前記スピーカに接続する切替回路とを備え、
前記放送状態検知回路が放送状態を検知しないとき、及び前記音源信号検知回路が音源信号を検知していないときは、前記商用電源周波数発振回路を前記放送回線に接続せしめると共に、前記切替回路により放送回線を前記蓄電池に接続して、前記商用電源周波数信号により該蓄電池を充電し、前記放送状態検知回路が放送状態を検知したとき、又は前記音源信号検知回路が音源信号を検知したときは、前記商用電源周波数発振回路を前記放送回線から切り離すと共に、前記切替回路により前記放送回線を前記スピーカに接続するように構成したことを特徴とする有線ページングシステム。 - 前記子機側に充電機能を必要としない子機を有する場合は、前記商用電源周波数の電流を整流して充電する前記電源装置又は前記蓄電池を設置しないようにした請求項1又は2に記載の有線ページングシステム。
- 前記子機側に前記充電可能な前記電源装置又は前記蓄電池の電力を交流又は直流に変換する電力変換器を設け、前記充電可能な前記電源装置又は前記蓄電池から前記電力変換器を介して前記子機近傍に設けられた所要の端末機器に電力を供給するようにした請求項1乃至3のいずれか一項に記載の有線ページングシステム。
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