JP4716230B2 - ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具 - Google Patents

ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具 Download PDF

Info

Publication number
JP4716230B2
JP4716230B2 JP2008087084A JP2008087084A JP4716230B2 JP 4716230 B2 JP4716230 B2 JP 4716230B2 JP 2008087084 A JP2008087084 A JP 2008087084A JP 2008087084 A JP2008087084 A JP 2008087084A JP 4716230 B2 JP4716230 B2 JP 4716230B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
brake device
disc brake
block
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008087084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009243477A (ja
Inventor
謙勝 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP2008087084A priority Critical patent/JP4716230B2/ja
Publication of JP2009243477A publication Critical patent/JP2009243477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4716230B2 publication Critical patent/JP4716230B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

本発明は、ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具に係り、特に多ポットのキャリパを有するディスクブレーキ装置のピストン抜き治具に関する。
従来はディスクブレーキ装置のピストンをシール交換などの目的でシリンダから抜くとき、適当なスペーサをキャリパに挟み、エアーをシリンダ内に入れてピストンを抜くという作業が行われていた。しかし、ピストンを抜く作業に使用されるスペーサは、必ずしも作業対象とするディスクブレーキ装置に適合したものではなかったため、位置ズレや隙間の多寡といった点から、作業時の危険性も高かった。さらに、スペーサが金属等である場合、ピストンを抜いた際の衝撃が大きく、抜いた後にピストンがキャリパとぶつかったり、外部に転がったりすることもあり、その際にピストンの摺動面や突出面を傷つけることがあるといった問題もあった。
このような問題を抱えるディスクブレーキ装置におけるピストンの抜き作業を安全に行うことができる装置として、特許文献1に開示されているような装置がある。特許文献1に開示されている装置は、キャリパ浮動型(フローティング型)のディスクブレーキ装置におけるピストンの抜き作業に好適な装置である。具体的には、キャリパにおける爪部のくびれ部を跨ぐアンカプレートと、抜き対象とするピストンと係合する係合部と、前記アンカプレートを支点として前記係合部を引っ張り可能に構成された引っ張りロッドとを有する。
特開2007−198454号公報
上記のような構成の装置であれば、確かにキャリパから安全にピストンを抜き取ることが可能となる。しかし、上記のような構成の装置は、対向型のディスクブレーキ装置(オポーズド型のディスクブレーキ装置)には対応できない。また、対向型にしろ多ポット型にしろ、複数シリンダを持つディスクブレーキ装置では、上述のような適当なスペーサを使用してエアーによるピストン抜き作業の場合、一方のピストンが抜けると他のピストンにはエアー圧が掛からなくなり、他方のピストンが抜けなくなるといった問題が生ずる。
上記のような問題に鑑み、本発明に係るディスクブレーキ装置のピストン抜き治具は、フローティング型、オポーズド型等のキャリパの構成、およびキャリパに設けられるピストンの数に関わらず、簡易な構成、手順により、1つずつ順次抜き挿し作業を繰り返すことのできるディスクブレーキ装置のピストン抜き治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るディスクブレーキ装置のピストン抜き治具は、ディスクブレーキ装置のキャリパにおけるピストン突出部に配置されるピストン抜き治具であって、ロータとインナ側ブレーキパッド、アウタ側ブレーキパッドとを合わせた厚みよりも、前記ピストンの突出限界量の範囲で薄い肉厚部と、前記ピストン突出面と対向させるピストン対向面を有し、前記ピストン突出面から前記ピストン対向面までの距離が前記ピストンの突出限界量以上となり、前記肉厚部よりも薄い肉薄部とを有するブロック部材としたことを特徴とする。
また、このような特徴を有するディスクブレーキ装置のピストン抜き治具では、前記ブロック部材を基本ブロックとし、当該基本ブロックに対して1つ以上の調整ブロックを係合させることで構成しても良い。このような構成とすることによれば、様々な形態のキャリパに対して好適な形態となるピストン抜き治具を逐次構成することが可能となる。よって、安全でスムーズなピストン抜き作業を行うことが可能となる。
また、上記のような特徴を有するディスクブレーキ装置のピストン抜き治具では、前記基本ブロックに対する調整ブロックの係合面に、溝と当該溝を摺動可能なスライド部材を設け前記調整ブロックを前記基本ブロックに対してスライド可能な構成とすることができる。このような構成とすることによれば、微細な調整ブロック等を用いることなく、ピストン抜き治具における凹凸の位置の微調整等を行うことが可能となり、ピストン抜き治具に求められるより細かなニーズに対応することが可能となる。また、スライド幅を大きくとるようにすることで、抜き対象とするピストンの位置を変える事も可能となる。
さらに、上記のような特徴を有するディスクブレーキ装置のピストン抜き治具では、構成材料を金属類としても良い。しかし実際の構成部材としては、金属類よりも軽量で多少の柔軟性を有する樹脂やプラスチック類、あるいは木材や、硬質ゴム等とすることが望ましい。このような構成とすることで、ブレーキフルード等の油分による劣化、油分の吸収等が少なくピストンへの衝撃も少なくすることができ、実際の使用条件において耐久性の高いピストン抜き治具とすることができる。
上記のような特徴を有するディスクブレーキ装置のピストン抜き治具によれば、フローティング型、オポーズド型等のキャリパの構成、およびキャリパに設けられるピストンの数に関わらず、1つずつ順次抜き挿し作業を繰り返すことができる。
以下、本発明のディスクブレーキ装置のピストン抜き治具に係る実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1を参照して本発明のディスクブレーキ装置のピストン抜き治具(以下、単にピストン抜き治具と称す)の基本的形態(以下、第1の実施形態と証する)について説明する。なお、図1において、図1(A)は正面図、図1(B)は平面図、図1(C)は同図(A)における左側面図、図1(D)は同図(A)における右側面図である。
本実施形態に係るピストン抜き治具10は、肉厚部12と肉薄部16とを有する階段状のブロックである。このような構成のピストン抜き治具10において、肉厚部12の厚みは、ディスクブレーキ装置のキャリパにおけるロータと2枚のブレーキパッド(新品時のインナ側ブレーキパッドとアウタ側ブレーキパッド)の厚みを足した厚み未満とする。肉厚部12の厚みを上記条件以上とすると、ピストン抜き治具をキャリパにおけるピストン突出面に配置することができなくなる可能性があるからである。なお、ディスクブレーキ装置の構成としては、例えば片側2ピストンとされるフローティング型のものであっても、両側で4ピストンのキャリパ50(図2参照)を構成するオポーズド型のものであっても良い。
オポーズド型のディスクブレーキ装置におけるキャリパ50を例に挙げて説明すると、肉厚部12を薄肉化する限界値としては、ピストン54がシリンダ52から脱落しない限界の突出量(突出限界量)の範囲内とすれば良い。すなわち、肉薄部16のピストン対向面14に対向するピストンを抜く際に、エアー圧によって突出しようとする肉厚部12に対向するピストンが抜け落ちないような厚みとすれば良い。
肉薄部16は階段状の段差面に、前記ピストン突出面に対向し、突出したピストン54を受け止めるためのピストン対向面14を有する。ピストン対向面14は、少なくとも前記ピストン突出面から、ピストン54の突出限界量以上離すようにする。このような構成とすることで、肉薄部16の配置位置から突出するピストンを抜き取ることが可能となる。
このような肉厚部12と肉薄部16とは、いずれか一方の面、具体的にはピストンを抜くのと反対側の面を一致させておくことが望ましい。基準面を広くとった方が、使用時における安定性が増すからである。
上記のような構成のピストン抜き治具10の構成材料としては、ブレーキフルード等の油分に対する耐性が高く、ピストンとの接触により、ピストンにダメージを与えないものであると良い。具体的には、硬質ゴム等の耐油性の高い樹脂素材等であると良い。このような材料であれば、油分による劣化、油分の吸収等の虞が無いからである。なお、油分による劣化の無い材料としては、木材なども挙げることができる。木材は、加工が容易であるため、様々な形態に対応させることができる。また、木材や金属の芯材に対して、表面のみを硬質ゴムやプラスチック、その他の樹脂等で被覆したものであったり、それらを適宜組み合わせたものであっても良い。
このような構成のピストン抜き治具10は、ディスクブレーキ装置のキャリパ50に対して、図2(A)〜(D)に示すように配置して使用される。なお、図2では、4ポットのキャリパを持つオポーズド型のディスクブレーキ装置の例を示す。
ピストン抜き治具10は、キャリパ50におけるピストン突出面に、ピストン対向面14が対向するように配置される。ここで、引き抜き対象とするピストン54が予め定められている場合には、当該引き抜き対象とするピストン54に対して、前記ピストン対向面14が対向させられることとなる。この状態で、図示しないフルード導入口からエアーや、その他の流体を導入することで、抜き対象とするピストン54がシリンダ52から押し出される。このとき、隣接する肉厚部12に対向する位置に設けられたピストン54も突出しようとするが、肉厚部12により突出が抑えられるため、シリンダ52から抜き取られるのは、肉薄部16のピストン対向面14に対向した位置に設けられたピストン54、すなわち抜き対象としたピストン54のみとなる。
抜き取ったピストン54は、シールの交換、点検等の後、シリンダに戻される。その後、図2(B)〜(D)に示すように、ピストン抜き治具10の配置方向をX軸、Z軸のそれぞれに対して逆転させるように順次配置して、ピストン対向面14をそれぞれ抜き対象とするピストン54に対向させることで、エアーの供給によるピストン54の抜き作業、点検作業、ピストンの戻し作業といった工程を繰り返し行うことができ、1つ1つのピストンを確実に、所定の順番で抜くことができ、効率的に点検作業等を行うことができる。なお、ピストン抜き治具10におけるX軸、Z軸については図1に示す。
このように、本実施形態に係るピストン抜き治具10によれば、キャリパ50に設けられるピストン54の数に関わらず、1つずつ順次抜き挿し作業を繰り返し、ディスクブレーキ装置の点検、修繕作業を行うことが可能となる。
次に、第1の実施形態に係るディスクブレーキ装置のピストン抜き治具の応用形態について説明する。応用形態に係るピストン抜き治具は、図3に示すように、上記実施形態で示した形態を有する基本ブロック20と、複数の調整ブロック22(22a,22b)、26(26a,26b)、およびスペーサ30,32等によって構成される分割ブロック構造としている。なお、図3において、図3(A)はピストン抜き治具の分解正面図であり、図3(B)はピストン抜き治具の分解平面図であり、図3(C)は各調整ブロック等を組み合わせたピストン抜き治具の正面図である。
図3に示す形態の場合、基本ブロック20に対して、2つの長さ調整ブロック26a,26bと、2つの高さ調整ブロック22a,22b、および2つの長さ調整スペーサ32と、2つの高さ調整スペーサ30を付加することで、片側3つのピストンを有する(3ポットの)キャリパ(オポーズド型では6ポットのキャリパ)に対応してピストンの抜き取り作業を行うことができるようになる。なお、長さ調整スペーサ32や高さ調整スペーサ30の数や厚み等は、キャリパの大きさによって、適宜調整される。
ここで、各ブロックの結合は、その長さに合わせたスタッドボルト44によれば良い。このため、図3に示す応用形態の場合は、各調整ブロック22,26にはスタッドボルト44の形状に合わせた段付の貫通孔34、各スペーサ30,32にはスタッドボルト44を挿通させるための貫通孔36,38がそれぞれ設けられている。そして、基本ブロック20には、各スタッドボルト44が螺合するための複数の雌ネジ穴40が設けられている。本応用形態に係る基本ブロック20では、高さ調整用の雌ネジ穴(高さ方向に形成された雌ネジ穴)40は、基本ブロック20の中心線に沿って一列に設け、長さ調整の雌ネジ穴(長さ方向に形成された雌ネジ穴)40は、前記中心線を跨ぐようにして2箇所に設けるようにしている。なお、図3に示すピストン抜き治具10aは、例えば片側3つのピストンのうち、中央部のピストンを抜くことを想定しているが、図3(D)に示すように、高さ調整ブロック22aを中央部に付け替える(あるいはスライドさせる)事で、端部側のピストンを抜くための形態とすることができる。
図3に示す応用形態(以下、第1の応用形態と称す)に係るピストン抜き治具10aは、フローティング型では3ポット、オポーズド型では6ポットのキャリパに対応させた形態であるが、肉薄部16の厚みは肉厚部12の厚み(全体の厚み)に依存することとなるため、ピストン抜きの作業をする際には、1つのピストンを段階的に抜き取ることが難しい。
これに対して、図4に示すような応用形態(以下、第2の応用形態と称す)とすることによれば、3ポットまたは6ポットのキャリパに対応させつつ、肉薄部16、肉厚部12に対して個別にスペーサ30や高さ調整ブロック22c,22d等を抜き差しすることで、肉薄部16の相対的な高さを段階的に変化させることができるようになる。ピストン抜き治具10bをこのような構成とすることによれば、ピストンの抜き量を段階的に調整して抜き取り作業を行うことが可能となる。これにより、ピストンの抜き取り作業をより安全なものとすることができるようになると共に、エアーの吹き込みによりピストンが勢い良く飛び出し、落下や衝撃により傷つくといった事態の抑制効果も高めることができる。
上記応用形態では、各調整ブロック22,26はスタッドボルト44により雌ネジ穴40に固定されるように記載した。しかしながら、各調整ブロック22,26は、図5や図6に示すように、水平方向、あるいは垂直方向へのスライドを可能な構成としても良い(図5、図6に示す構成は、いずれも水平方向へのスライドを可能とした場合の例)。例えば図5に示す例の場合、基本ブロック20にT字溝46を形成し、当該T字溝46に、スライド部材としての凸型ナット(四角ナットや六角ナットでも可)44bを配置し、当該凸型ナット44bに対してボルト44aを螺合させる構成としている。このような構成によれば、ボルト44aを緩めた場合には、凸型ナット44bがT字溝46に対して溝形成方向(図5の場合は、水平方向)摺動可能となり、ボルト44aがガイドの役割をして高さ調整ブロック22cを長さ方向(水平方向)へスライドさせることが可能となる。高さ調整ブロック22cを所望する位置へ移動させた後は、ボルト44aを締め込むことで、ボルト44aの頭と凸型ナット44bにより高さ調整ブロック22cと基本ブロック20が挟持され、基本ブロック20に対する高さ調整ブロック22cの配置位置が固定される。
一方、図6に示す形態では、基本ブロック20に台形状の溝(台形溝)46aを設けると共に、高さ調整ブロック22cに、基本ブロック20に設けた台形溝46aに嵌め合い可能なスライド部材として、台形状の凸部(台形凸部)48を設け、いわゆる蟻継ぎ型のスライド構造を付加している。そして、図6に示す形態では、高さ調整ブロック22cに雌ネジを設けたボルト穴34aを形成すると共にボルト44aを螺合し、当該ボルト44aを締め込むことにより面aの摩擦力を向上させ、基本ブロック20に対する高さ調整ブロック22cの位置決めを行うようにしている。ピストン抜き治具にこのような構成を持たせた場合であっても、図4に示す形態のピストン抜き治具10bと同様な効果を得ることができる。
なお、図5や図6に示すような構成(高さ調整ブロック22cのスライド機構)を図3に示す高さ調整ブロック22bに採用しても良い。こうした場合、高さ調整ブロック22bを基本ブロック20における肉厚部12側へ大きくスライドさせる事で、図3(d)に示す形態と同様な形態を構成することができる。
上記のような種々の形態を構成することができる応用形態において、スペーサ30は、図7に示すようにその側面に、つまみ30aを形成するようにしても良い。調整ブロック22,26等に比べて肉厚の薄いスペーサ30につまみを設けるようにすることで、キャリパの隙間に嵌め込まれたピストン抜き治具10,10a,10bの引き抜きを容易に行うことが可能となるからである。
なお、図7に示すスペーサ30は、スタッドボルト44等を挿通させるために貫通孔36を形成しているが、当該貫通孔36は、図8に示すような切欠き36aに替えても良い。このような構成であっても、スペーサ30としての機能を果たすことができるからである。また、このような構成とすることによれば、スタットボルト44等を抜き差しすること無く、スペーサ30の抜き差しによる調整を図ることが可能となり、作業性が向上するからである。
次に、図9を参照して第3の応用形態について説明する。本応用形態は、1つの基本ブロック20aを斜めに切断し、斜め方向へのスライドを可能とした事に特徴を持つ。具体的には、図5に示した応用形態と同様に、一方の切断ブロック(図9に示す形態の場合は、肉薄部12を構成するための凹部を備えたブロック)21aにT字溝46を設け、当該T字溝46に凸型ナット44b又は四角ナットを配置し、他方のブロック21bに備えた貫通孔34にボルト44aを挿通させ、前記凸型ナット44bに螺合させるというものである。
このような構成のピストン抜き治具10cによれば、1つのスライド機構により高さ方向と長さ方向の双方の調整を行うことが可能となる。そして、高さ方向(使用時においては厚み方向)の寸法hを無段階に調整することができるため、任意の高さ毎にピストンの抜き作業を行うことが可能となる。
斜め方向へのスライドを可能とする構成としては、図10に示すような形態であっても良い。なお、図10において、図10(A)はピストン抜き治具の正面図、図10(B)は同図(A)におけるC−C断面を示す図であり、図10(C)は同図(B)における分解図である。
図10に示すピストン抜き治具10dについての具体的構成は、1つの基本ブロック20bを斜めに切断し、その切断面に対して、分割型のT字溝46bを形成するというものである。T字溝46bに対しては、図5、図9に示した形態と同様に、凸型ナット44bを配置し、ボルト44aを螺合させるようにすれば良い。ボルト44aの頭と凸型ナット44bにより、分割された2つのブロック(一方のブロック21a,他方のブロック21b)を挟み込むことにより、両ブロックが使用時に分割、脱落することを防ぐことができる。
なお、ピストン抜き治具10dに付加される荷重は、矢印Dで示す方向の荷重となるため、分割されたブロックの係合形態を上記のようなものとした場合であっても、両ブロックが使用時に分割、脱落するといった虞は無い。また、ボルト44aと凸型ナット44bとの配置は、一方のT字溝46bのみであっても良い。
発明に係るピストン抜き治具の基本形態を示す図である。 発明に係るピストン抜き治具の使用形態を示す図である。 発明に係るピストン抜き治具の第1の応用形態を示す図である。 発明に係るピストン抜き治具の第2の応用形態を示す図である。 調整ブロックの係合形態の変形例を示す図である。 調整ブロックの係合形態の他の変形例を示す図である。 つまみを付けたスペーサを示す図である。 貫通孔を切欠きとしたスペーサを示す図である。 発明に関連するピストン抜き治具の形態を示す図である。 発明に関連するピストン抜き治具の他の形態を示す図である。
符号の説明
10………ピストン抜き治具(ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具)、12………肉厚部、14………ピストン対向面、16………肉薄部、20………基本ブロック、22(22a〜22d)………高さ調整ブロック、26(26a〜26d)………長さ調整ブロック、30………スペーサ、32………スペーサ、50………キャリパ、52………シリンダ、54………ピストン。

Claims (3)

  1. ディスクブレーキ装置のキャリパにおけるピストン突出部に配置されるピストン抜き治具であって、
    ロータとインナ側ブレーキパッド、アウタ側ブレーキパッドとを合わせた厚みよりも、前記ピストンの突出限界量の範囲で薄い肉厚部と、
    前記ピストン突出面と対向させるピストン対向面を有し、前記ピストン突出面から前記ピストン対向面までの距離が前記ピストンの突出限界量以上となり、前記肉厚部よりも薄い肉薄部とを有するブロック部材としたことを特徴とするディスクブレーキ装置のピストン抜き治具。
  2. 前記ブロック部材を基本ブロックとし、当該基本ブロックに対して1つ以上の調整ブロックを係合させることで構成したことを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ装置のピストン抜き治具。
  3. 前記基本ブロックに対する調整ブロックの係合面に、溝と当該溝を摺動可能なスライド部材を設け前記調整ブロックを前記基本ブロックに対してスライド可能な構成としたことを特徴とする請求項2に記載のディスクブレーキ装置のピストン抜き治具。
JP2008087084A 2008-03-28 2008-03-28 ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具 Expired - Fee Related JP4716230B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008087084A JP4716230B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008087084A JP4716230B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009243477A JP2009243477A (ja) 2009-10-22
JP4716230B2 true JP4716230B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=41305636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008087084A Expired - Fee Related JP4716230B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4716230B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5474870A (en) * 1977-11-28 1979-06-15 Kansai Paint Co Ltd Modfication of high polymer film surface
JPS5667440A (en) * 1979-11-07 1981-06-06 Fujitsu Ltd Data collection system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009243477A (ja) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2880139C (en) Offset press for removing wheel studs
KR20130100303A (ko) 공구측면 클램핑툴
JP6012587B2 (ja) ワーク把持装置
KR20100085876A (ko) 녹아웃 펀치를 구동하기 위한 급속 클램핑 조립체
JP2008238339A (ja) シリンダブロックの加工用治具および加工方法
JP6229091B1 (ja) 金型装置
JP4716230B2 (ja) ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具
JP7429113B2 (ja) リニアモーターシステムならびにリニアモーターのためのインターフェース装置
KR20160129900A (ko) 공구 이송대
JP3181926B2 (ja) 例えば造型機及び“生”砂鋳型のためのコンベヤーを含む鋳造装置の配置
US10112276B2 (en) Press mechanism
JP6461220B2 (ja) 治具およびメンテナンス方法
EP2160257B1 (en) Device for locking of dies on press brakes
JP4483848B2 (ja) シリンダブロックの加工方法及び加工用装置
JP2005083416A (ja) 転動体循環式転がり案内装置、該装置に用いられる案内レール及びベアリングブロック
JP2009257530A (ja) ディスクブレーキ装置のピストン抜き治具
US20090242607A1 (en) Nail magazine with a width-adjustable nail-receiving space
EP1944521A1 (en) Brake caliper in two parts
JP2006046365A (ja) クランプ機構
KR101311129B1 (ko) 내경 확장공구
JP5014097B2 (ja) パッキンフォロワ抜き取り工具
KR101231450B1 (ko) 디스크 브레이크의 플로팅 타입 캘리퍼
JP2017056505A (ja) ブレード固定構造
TWM451195U (zh) 橫樑固緊機構
CN114939644A (zh) 引导键块装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees