JP4716105B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置の照明用放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に係り、特に、異常放電の検知機能を有する放電灯点灯装置に関する。
液晶モニタ、液晶テレビジョン装置等の表示装置として利用されている液晶ディスプレイには、バックライト装置のような照明装置が用いられている。このような照明装置の光源としては、冷陰極ランプのような放電灯が広く使用されており、放電灯の点灯装置は、通常、放電灯を点灯させるために必要な高圧の交流電圧を得るために、昇圧用のトランスを有するインバータ回路を備えている。
従来の放電灯点灯装置用インバータ回路には、トランスの二次側に高圧コンデンサを接続し、この高圧コンデンサと、トランスのリーケージインダクタンスと、負荷として接続される放電灯の持つ寄生容量とで共振回路を形成して、この共振回路の共振周波数でトランスの一次側を駆動するものがある(例えば、特許文献1参照)。
図7は、このような放電灯点灯装置の一例を示す回路構成図である。図7に示す放電灯点灯装置50は、トランス54を備えており、トランス54の一次巻線は図示しないHブリッジ回路の出力端子51a、51bに接続され、トランス54の二次巻線には共振回路59を介して放電灯56が接続されている。ここで、共振回路59は、トランス54のリーケージインダクタンス57と、高圧コンデンサ58と、図示しない放電灯56の寄生容量とで形成されており、放電灯点灯装置50では、トランス54の一次側を駆動するHブリッジ回路の動作周波数を共振回路59の共振周波数とすることによって、トランス54の電力効率の向上が図られている。
また、一般に、インバータ回路の出力電圧は高圧であるため、インバータから交流出力が供給される放電灯を含む電流ルートにおいて、はんだ付け部のクラックやコネクタの不完全接続あるいは外圧による部材や配線の変形などの不具合による回路配線の断線放電、高低圧部間の破壊放電、および地絡放電等の異常放電が生じることがある。このような異常放電が発生した場合、例えば、アーク放電は火花を伴うため、端子や部品が損傷し、場合によっては発煙発火してしまうという問題が起こる。
このため、従来、昇圧用のトランスを備えた放電灯点灯装置において、異常放電を検知すると共にこれらの放電が生じた場合には放電灯への給電を停止して放電灯点灯装置および液晶表示装置の損傷を防止するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図8は、このような放電灯点灯装置の一例を示す回路構成図である。放電灯点灯装置100において、トランス105の一次側にはトランス駆動回路104が接続され、トランス駆動回路104にはその動作を制御する制御回路103が接続されている。トランス105の二次巻線の一端には放電灯106の一端が接続され、放電灯106の他端にはランプ電流を電圧に変換するための電流電圧変換回路107が設けられている。この電流電圧変換回路107からの出力は、ランプ電流制御用パターン108を介して制御回路103に入力し、制御回路103は、この出力信号に応じて、ランプ電流が一定となるようにトランス駆動回路104を制御するものである。さらに、トランス105の二次巻線の他端(グランド接地側)には、放電検出用パターン111がランプ電流制御用パターン108と近接並行して設けられている。
放電灯点灯装置100において、トランス105の二次側配線の部分断線した箇所でコロナ放電あるいはアーク放電が生じた場合には、これらの放電がランプ電流にノイズ成分として混入する。このノイズ成分に含まれる高い周波数成分によって、ランプ電流制御用パターン108に近接並行して配置された放電検出用パターン111に誘起電圧が生じ、この誘起電圧は、放電検出ダイオード112および積分回路113を経て制御回路103に入力される。制御回路103は、入力された電圧とあらかじめ設定した基準電圧とを比較し、入力された電圧が基準電圧を超えた場合には、トランス駆動回路104の動作を停止する。
放電灯点灯装置100は、このようにして、トランス105の二次側の回路中に生じたコロナ放電あるいはアーク放電を検知し、これらの放電が生じた場合にはトランス105の二次側への給電を停止して放電の持続を遮断することによって、放電灯点灯装置100および液晶表示装置を保護するものである。
米国特許第6,114,814号明細書 特開2005−183099号公報
ここで、図7に示す放電灯点灯装置50のように、トランス54の二次側に高圧コンデンサ58を備えた放電灯点灯装置には、高圧コンデンサ58として比較的高価な部品である高耐圧性のコンデンサを使用する必要があるため、コストの増大を招くという問題があった。特に、液晶テレビジョン装置等の表示装置として使用される大型の液晶ディスプレイでは、高輝度を達成するために複数本の放電灯を配置したバックライト装置が用いられるため、その放電灯点灯装置には放電灯数に応じた数の高圧コンデンサ58が必要となり、コストの増大に対して一層大きな影響を及ぼすことになる。
この問題の対策として、高圧コンデンサ58として、個別の電子部品を使用する代わりに、誘電体である基板とこの基板に形成された電極パターンとから構成される所謂パターンコンデンサを用いることができる。しかしながら、放電灯点灯装置50のように共振回路59の共振周波数(あるいは、この共振周波数に関連して定まる特定の周波数)にてトランス54を駆動するタイプの放電灯装置には、パターンコンデンサの使用に際して次のような問題がある。
すなわち、放電灯56の寄生容量の大きさは、放電灯56と放電灯56を取り付けている金属シャーシ部との距離などの影響を受けるため、製品設計の変更などによる金属シャーシ部や放電灯56の取り付け構造の変更に伴って変化し、その結果、共振回路59の共振周波数も変化してしまう。したがって、高圧コンデンサ58としてパターンコンデンサを用いた場合、放電灯56の寄生容量が変わる都度、それに応じてパターンコンデンサの設計変更、すなわち、一般に時間と費用のかかる回路基板の設計変更を実施する必要が生じる。
さらに、図7に示す放電灯点灯装置50のような放電灯点灯装置においても、上述した異常放電の検知機能を備えることが望ましいが、図8に示す放電灯点灯装置100における異常放電検知機能は、放電検出用パターン111がトランス105の二次側のグランド接地側に設けられており、実際に放電現象が発生している高圧部分を直接検知していないため、検知精度の点で改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、放電灯点灯装置の高圧部で異常放電が発生した場合、その異常放電を高精度に検出して放電灯への給電を停止すると共に、この異常放電の検出用パターンと高圧コンデンサを低廉な構成で実現する放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る放電灯点灯装置は、トランスと、トランス駆動回路と、該トランス駆動回路を制御する制御回路とを備え、前記トランス駆動回路にて前記トランスの一次側を駆動し、前記トランスの二次側に放電灯を接続して点灯させる放電灯点灯装置において、前記トランスの二次側の一端と前記放電灯の間にパターンコンデンサで形成された高圧コンデンサを設けると共に前記高圧コンデンサに近接する放電検出用パターンを設け、前記放電検出用パターンに誘起される電圧を検知して前記トランスの二次側への給電を停止する手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る放電灯点灯装置は、トランスの二次側の一端と放電灯の間にパターンコンデンサで形成された高圧コンデンサを設けると共に高圧コンデンサに近接する放電検出用パターンを設け、放電検出用パターンに誘起される電圧を検知してトランスの二次側への給電を停止する手段を備えているため、放電灯点灯装置の高圧部で異常放電が発生した場合、その異常放電を高精度に検出して放電灯に対する給電を停止することができる。また、本発明に係る放電灯点灯装置は、その高圧コンデンサがパターンコンデンサで形成されているため、部品コストを増大させることなく複数の放電灯に応じた数の高圧コンデンサを設けることが可能となり、大型の液晶表示装置に対する照明装置用の放電灯点灯装置として好適に適用することができる。
本発明の一態様において、前記高圧コンデンサの電極は、プリント基板の両面に形成されていてもよく、あるいは、前記高圧コンデンサの少なくとも一方の電極は、プリント基板の内層に形成されていてもよい。高圧コンデンサの少なくとも一方の電極をプリント基板の内層に形成することによって、高圧コンデンサを構成する両電極間の絶縁性を、沿面距離を考慮することなく向上させることができる。
また、本発明の一態様において、前記放電検出用パターンと前記高圧コンデンサの一方の電極は、プリント基板の同一面上に形成されていてもよく、あるいは、前記放電検出用パターンは、前記高圧コンデンサの両方の電極の間に形成されていてもよい。さらに、前記放電検出用パターンは、ジグザク状に形成された部分を含んでいてもよく、あるいは、渦巻状に形成された部分を含んでいてもよい。高圧コンデンサの電極および放電検出用パターンをこのように構成することによって、プリント基板上の使用可能な配線スペースに応じて、所望のインダクタンスを有する放電検出用パターンを形成することが可能となり、それによって、効率良く放電を検出することができる。
また、本発明の一態様において、前記高圧コンデンサの少なくとも一方の電極は、複数の分割電極パターンにより構成されるものであり、これによって、各分割電極パターンの接続構成を変更することで、プリント基板の再設計を要することなく、容易に高圧コンデンサの容量値を調整することができる。
本発明は、以上のように構成したため、放電灯点灯装置の高圧部で異常放電が発生した場合、その異常放電を高精度に検出して放電灯への給電を停止すると共に、この異常放電の検出用パターンと高圧コンデンサを低廉な構成で実現する放電灯点灯装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態における放電灯点灯装置1を示す回路構成図である。
図1に示す放電灯点灯装置1は、トランス5と、トランス5の一次側に接続されたトランス駆動回路4と、トランス駆動回路4に接続された制御回路3を備え、トランス5の二次側には放電灯6が接続されている。制御回路3は、トランス駆動回路4の駆動周波数を設定する図示しない発振回路などを備えており、放電灯点灯装置1は、制御回路3から出力される制御信号に基づいてトランス駆動回路4がトランス5の一次側を駆動することにより、トランス5の二次側に接続された放電灯6を点灯するものである。
放電灯6は、その一端がトランス5の二次巻線の一端に接続され、放電灯6の他端にはランプ電流を電圧に変換するための電流電圧変換回路7が設けられている。電流電圧変換回路7からの出力信号は制御回路3に入力し、制御回路3は、電流電圧変換回路7からの出力信号に応じて放電灯6を流れるランプ電流が一定になるように、トランス駆動回路4を制御する。
トランス5の二次側のグランド接地側には、過電流検出用の抵抗9と過電流検出用のダイオード10が並列に接続され、ダイオード10からの出力信号は、制御回路3が備える図示しない比較回路に入力され、この比較回路であらかじめ設定した基準電圧と比較されて、この基準電圧を超えた場合には制御回路3によりトランス駆動回路4の動作を停止して、放電灯6の過電流を防止するものである。
本実施形態において、トランス5の二次側の一端と放電灯6との間には、高圧コンデンサ17と汎用コンデンサ18からなる直列回路が放電灯6に並列に接続されている。さらに、高圧コンデンサ17に近接する放電検出用パターン11が設けられており、放電検出用パターン11の一方端には放電検出ダイオード12を設け、他方端はグランドに接地されている。本実施形態において、高圧コンデンサ17はパターンコンデンサからなるものであり、プリント基板を構成する板状の誘電体と誘電体上の導体パターンの一部として形成される電極パターンとから構成されている。この高圧コンデンサ17および放電検出用パターン11の構成の詳細については後述する。また、汎用コンデンサ18には、チップコンデンサ(電解コンデンサあるいはフィルムコンデンサ)を用いるものとする。
放電灯点灯装置1において、トランス5の二次側には、トランス5のリーケージインダクタンスと、放電灯6の寄生容量と、高圧コンデンサ17および汎用コンデンサ18の容量とからなる直列共振回路が形成されており、トランス駆動回路4は、制御回路3によって、この直列共振回路の共振周波数に関連して定まる特定の周波数でトランス5の一次側を駆動するように制御されるものである。その際、高圧コンデンサ17および汎用コンデンサ18の容量は、放電灯6の寄生容量に対する補助容量として機能するものであり、高圧コンデンサ17および汎用コンデンサ18の容量を変更することによって、二次側に形成される直列共振回路の共振周波数を所望の値に設定することができる。
なお、直列共振回路の共振周波数に関連して定まる特定の周波数は、この共振周波数自体とすることもできるが、好ましくは、この共振周波数未満であってトランス5の一次側の電圧と電流の位相差が少ない範囲(例えば、位相差の最小点より−30°の範囲)とするものである。あるいは、放電灯6の点灯前にはこの共振周波数近傍の周波数とし、放電灯6の点灯後は、この共振周波数未満であってトランス5の一次側の電圧と電流の位相差が少ない範囲(例えば、位相差の最小点より−30°の範囲)とするものであってもよい。
さらに、高圧コンデンサ17および汎用コンデンサ18は、二次側開放時の電圧検出手段としても機能し、高圧コンデンサ17および汎用コンデンサ18で分圧した印加電圧信号16は、制御回路3が備える図示しない比較回路に入力され、比較回路であらかじめ設定した基準電圧と比較されて、この基準電圧を超えた場合には制御回路3によりトランス駆動回路4の動作を停止して、トランス5の過電圧を防止するものである。
以下、本発明に係る高圧コンデンサおよび放電検出用パターンの構成と、放電を検出してトランスの二次側への給電を停止する手段について、図面に基づいて詳しく説明する。
図2は、本発明に係る高圧コンデンサおよび放電検出用パターンの構成の一例を示す図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
図2に示す例において、プリント基板20は両面プリント配線板であり、紙基材フェノール樹脂またはガラス布基材エポキシ樹脂等からなる板状の誘電体23と、誘電体23の両面に形成された銅箔等からなる導体パターンから構成されている。本実施形態において、導体パターンには、上面電極21と下面電極22からなる電極パターンが含まれており、高圧コンデンサ17は、プリント板20の両面にそれぞれ形成された上面電極21と下面電極22の間に誘電体23を挟みこむように構成されている。また、放電検出用パターン11は、プリント基板20において、下面電極21と同一面上に形成されている。
ここで、上面電極21と下面電極22は説明の便宜のための呼称として用いるものであり、プリント基板20の実際の実装配置における上下方向と関連するものではない。例えば、高圧トランス21に接続する側の電極パターンを上面電極21、汎用コンデンサ18と接続側の電極パターンを下面電極22とする。また、図2においては、放電検出用パターン11は下面電極22と同一面に形成されているが、放電検出用パター11を上面電極21と同一面に形成するものであってもよい。なお、上面電極21および下面電極22から引き出される導体パターンは、プリント基板上の配線スペース等に応じて任意の適切なものとすることができるため、図2〜図6を通じてその図示は省略する。
本実施形態における放電灯点灯装置1において、トランス5の二次側の配線の部分断線した箇所でコロナ放電あるいはアーク放電が生じた場合には、これらの放電がランプ電流にノイズ成分として混入され、このノイズ成分に含まれる高い周波数成分によって、高圧コンデンサ17にも高周波成分を含む電流が流れる。この結果、高圧コンデンサ17に近接して配置された放電検出用パターン11には、高周波成分を含む電流によって誘起電圧が生じる。この誘起電圧は、放電検出ダイオード12を通じて抵抗14とコンデンサ15からなる積分回路13を経て制御回路3が備える図示しなし比較回路に入力され、比較回路であらかじめ設定した基準電圧と比較される。制御回路3は、積分回路13から入力される電圧信号が基準電圧を超えた場合には、トランス駆動回路4の動作を停止してトランス5の二次側への給電を停止するものである。これによって、トランス5の二次側の回路中に生じたコロナ放電あるいはアーク放電の持続を遮断し、放電灯点灯装置1を保護することができる。
放電灯点灯装置1では、放電検出用パターン11をトランス5の高圧側に接続された高圧コンデンサ17に近接して配置することによって、高圧部で発生するコロナ放電あるいはアーク放電等の異常放電を高精度に検知するものである。
本発明に係る高圧コンデンサの構成は、図2に示すような構成に限定されるものではなく、例えば、多層プリント配線板を用いて構成することもできる。図3(a)〜(c)は、本発明に係る高圧コンデンサと放電検出用パターンを、ガラス布エポキシ樹脂積層板等からなる多層プリント配線板を用いて構成する場合の例を示す断面図である。
図3(a)に示す例では、上面電極21および下面電極21はプリント基板20aの外層の両面上にそれぞれ形成されており、放電検出用パターン11は、プリント基板20aの内層に、上面電極20と下面電極21の間に挟まれる状態で形成されている。また、図3(b)に示す例では、上面電極21はプリント基板20bの外層の一面上に形成され、下面電極22と放電検出用パターン11は、プリント基板20bの内層の同一面上に形成されている。また、図3(c)に示す例では、上面電極21はプリント基板20cの外層の一面上に形成され、下面電極22と放電検出用パターン11は、プリント基板20cの内層に、上面電極20と下面電極21の間に放電検出用パターン11を挟む状態で形成されている。
ここで、図3(b)および図3(c)に示すような、高圧コンデンサを構成する電極の一方(例えば、下面電極22)をプリント板の内層に形成する構成の利点を、図4を参照して説明する。
例えば、複数の放電灯を点灯する放電灯点灯装置において、複数の高圧コンデンサを用いる場合には、図4(a)に示すように、プリント基板上の限られた配置スペースを有効に利用して隣り合う高圧コンデンサの電極間の絶縁性を高める方法として、プリント基板30にスリット24を穿設し、隣り合う高圧コンデンサの電極間の沿面距離を長くとることがある。
この場合、図4(b)に示すように、高圧コンデンサの二つの電極21、22をプリント基板30bの両面に配置した構成では、上面電極21と下面電極22との間に、スリット24の内面を含む沿面経路が存在することになり、上面電極21と下面電極22の絶縁性については、沿面距離25を十分とることを考慮する必要がある。一方、図4(c)に示すように、高圧コンデンサの二つの電極21、22のうちの一方の電極(図示の例では、下面電極22)をプリント基板30cの内層に埋め込んだ構成では、上面電極21と下面電極22との間の絶縁性について、沿面での絶縁を考慮する必要は無く、空間よりも高い絶縁耐圧を有するプリント基板の誘電体23を介して対抗する電極21、22間の絶縁距離26のみを考慮すればよい。したがって、限られた配置スペース内で、スリット24を介して複数の高圧コンデンサを配置する場合、高圧コンデンサの二つの電極21、22のうちの片方の電極をプリント基板30cの内層に埋め込んだ構成の方が、高圧コンデンサの二つの電極21、22をプリント基板30bの両面に配置した構成よりも、上面電極21と下面電極22との間の絶縁性を高める上で有利なものとなる。
本発明に係る放電検出用パターンの構成は、図2に示すような直線状のパターンに限定されるものではなく、任意の適切な形状とすることができる。例えば、図5(a)に示す放電検出用パターン11aのように、ジグザク状に形成された部分を含むものであってもよい。また、放電検出用パターンの位置についても、図2に示すような電極パターンの一側面のみに隣接する位置に限定されるものではなく、電極パターンに対して任意の適切な配置をとることができる。例えば、図5(b)に示す放電検出用パターン11bように、下面電極22を取り囲むように渦巻状に形成されていてもよい。
本発明に係る高圧コンデンサおよび放電検出用パターンは、図2〜図5に示す構成および配置を適切に組み合わせて形成することができ、それによって、プリント基板上の使用可能な配線スペースに応じて、所望のインダクタンスを有する放電検出用パターンを形成し、効率良く放電を検出するものである。
次に、本発明に係る高圧コンデンサの電極パターンの構成について説明する。図6は、本発明に係る高圧コンデンサの電極パターンの構成例を示す斜視図である。
本発明に係る高圧コンデンサは、好ましくは、その少なくとも一方の電極が複数の分割電極パターンにより構成されるものである。図6(a)に示す例では、上面電極21は分割電極パターン21aと、分割電極パターン21aよりも小さな面積に形成された3つの分割電極パターン21bからなり、それぞれの分割電極パターン21a、21bを、ジャンパー線25により接続することにより、一体の上面電極21が構成されている。この場合、パターンコンデンサの容量は、接続した分割電極パターンの面積の総和に比例するため、分割電極パターン21a、21bの接続構成を変更することにより、所望の容量値を得るものである。したがって、放電灯点灯装置1の何らかの設計変更により、放電灯6の寄生容量が変化した場合でも、プリント基板20の再設計を要することなく、容易に高圧コンデンサ17の容量値を調整することができる。
分割電極パターンの構造(形状、大きさ、数量など)は、図6(a)に示すような構成に限定されるものではなく、放電灯点灯装置1の回路設計に合わせて、任意の構造を取ることができる。例えば、図6(b)に示すように、比較的面積の小さい分割電極パターン21cを多数配列することにより、コンデンサの容量をさらに精密に調整することが可能となる。
また、図6に示した例では、各分割電極パターンはジャンパー線25により接続されているが、本発明はこのような接続方法に限定されるものではなく、例えば、チップジャンパーを用いて接続するものであってもよい。あるいは、各分割電極パターンを導体パターンによりあらかじめ接続された状態で形成し、必要に応じて導体パターンを切断することによって、その接続構成を変更するものであってもよい。
本発明の一実施形態における放電灯点灯装置を示す回路構成図である。 本発明に係る高圧コンデンサおよび放電検出用パターンの構成の一例を示す図あり、(a)は断面図、(b)は斜視図である。 (a)、(b)、および(c)は、本発明に係る高圧コンデンサおよび放電検出用パターンの構成の別の例をそれぞれ示す断面図である。 本発明に係る高圧コンデンサにおいて、一方の電極をプリント基板の内層に形成する構成の利点を説明するための図であり、(a)は下面図、(b)は上面電極および下面電極をプリント基板の外層の両面上にそれぞれ形成する場合の例を示す断面図、(c)は下面電極をプリント基板の内層に形成する場合の例を示す断面図である。 本発明に係る放電検出用パターンの形状および配置の別の例を示す図であり、(a)はジグザグ状、(b)は渦巻き状の場合をそれぞれ示す下面図である。 (a)および(b)は、本発明に係る高圧コンデンサの電極パターンの構成の例を示す斜視図である。 従来の放電灯点灯装置の一例を示す回路構成図である。 従来の放電灯点灯装置の別の例を示す回路構成図である。
符号の説明
1:放電灯点灯装置、3:制御回路、4:トランス駆動回路、5:トランス、6:放電灯、11:放電検出用パターン、21,22:電極

Claims (8)

  1. トランスと、トランス駆動回路と、該トランス駆動回路を制御する制御回路とを備え、前記トランス駆動回路にて前記トランスの一次側を駆動し、前記トランスの二次側に放電灯を接続して点灯させる放電灯点灯装置において、
    前記トランスの二次側の一端と前記放電灯の間にパターンコンデンサで形成された高圧コンデンサを設けると共に前記高圧コンデンサに近接する放電検出用パターンを設け、前記放電検出用パターンに誘起される電圧を検知して前記トランスの二次側への給電を停止する手段を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記高圧コンデンサの電極は、プリント基板の両面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記高圧コンデンサの少なくとも一方の電極は、プリント基板の内層に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記放電検出用パターンと前記高圧コンデンサの一方の電極は、プリント基板の同一面上に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記放電検出用パターンは、前記高圧コンデンサの両方の電極の間に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記放電検出用パターンは、ジグザク状に形成された部分を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記放電検出用パターンは、渦巻状に形成された部分を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  8. 前記高圧コンデンサの少なくとも一方の電極は、複数の分割電極パターンにより構成されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。

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