JPH11330561A - Ｌｅｄ照明器 - Google Patents

Ｌｅｄ照明器

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JPH11330561A
JPH11330561A JP13213798A JP13213798A JPH11330561A JP H11330561 A JPH11330561 A JP H11330561A JP 13213798 A JP13213798 A JP 13213798A JP 13213798 A JP13213798 A JP 13213798A JP H11330561 A JPH11330561 A JP H11330561A
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JP
Japan
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led
printed wiring
wiring board
coil
transformer
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JP13213798A
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Inventor
Kiichi Yamaguchi
喜一 山口
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流を整流するための容量の大きな整流素子
を必要とし、また消費電力の消費が大きく、ＬＥＤの発
光効率の良さが生かされなかった。 【解決手段】 交流電流を制限する電流制限トランス３
と、これに接続した第１のＬＥＤ１と、第１のＬＥＤ１
と逆向きに並列接続した第２のＬＥＤ２とを備えたもの
で、交流の半サイクルで第１のＬＥＤ１を発光させ、次
の半サイクルで第２のＬＥＤ２を発光させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は交流電源を用いた照
明器具、特に光源にＬＥＤ（発光ダイオード）を用いた
ＬＥＤ照明器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１２は従来のＬＥＤ照明器の回路図で
ある。
【０００３】従来、交流電源ＡＣを用いてＬＥＤ１０１
で照明する場合は、ＬＥＤ１０１の動作電圧が低いため
電圧を下げるトランス１０２を用い、整流用ダイオード
１０３により交流を整流して直流に変えていた。また、
ＬＥＤ１０１には電流制限抵抗１０４を直列接続してＬ
ＥＤ１０１に流れる電流を制限していた。
【０００４】また、電子回路や定電流素子で構成する定
電流回路でＬＥＤに流れる電流を制限する場合もあっ
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では電流を制限するのに抵抗や定電流回路を用いる
ため、抵抗や定電流回路で消費される電力量が多く、Ｌ
ＥＤの発光効率の良さが生かされなかった。
【０００６】また、従来の方法では交流を整流せねばな
らず、照明に使う場合は容量の大きな整流素子が必要で
あった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は交流電流を制限するインピーダンス手段
と、インピーダンス手段に接続した第１のＬＥＤと、第
１のＬＥＤと逆向きに並列接続した第２のＬＥＤとを備
えたものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明の第１の実施形態を
示す回路図である。
【０００９】第１のＬＥＤ１と第２のＬＥＤ２が交流電
源ＡＣによって発光する照明器を示したもので、交流電
源ＡＣには交流電流を制限するインピーダンス手段とし
て、電流制限トランス３が接続されている。
【００１０】電流制限トランス３は一次側コイルと二次
側コイルの結合度を巻線比等によって調整し、ＬＥＤの
許容電流以上の電流が流れないようにしている。
【００１１】電流制限トランス３の一次側コイルは交流
電源ＡＣに接続され、二次側コイルには複数個を直列に
接続した第１のＬＥＤ１を接続し、また第１のＬＥＤ１
と同数個を直列に接続した第２のＬＥＤ２を第１のＬＥ
Ｄ１と逆向きに並列に接続している。単体のＬＥＤを直
列に接続しているのは電流制限トランス３の数を少なく
するためと効率を良くするためであり、複数個を直列に
せずに１つとしてもよい。
【００１２】このように接続した第１のＬＥＤ１と第２
のＬＥＤ２と電流制限トランス３で構成される照明要素
を交流電源ＡＣに複数並列に接続している。
【００１３】図２は本発明の第１の実施形態を示す側面
図である。
【００１４】プリント配線板４の片面、図では上面に第
１のＬＥＤ１と逆向き並列接続の第２のＬＥＤ２とを交
互に配置して実装し、反対面に電流制限トランス３を配
置して実装している。
【００１５】第１のＬＥＤ１、第２のＬＥＤ２及び電流
制限トランス３はプリント配線板４の導体パターン、接
続端子等を利用して電気的に接続されている。
【００１６】次に動作について説明する。図１において
交流電源ＡＣから電流制限トランス３に交流電圧を加え
ると、二次側に交流電圧が生じる。
【００１７】第１のＬＥＤ１が順方向になる交流電圧の
半サイクルにおいて第１のＬＥＤ１に順電流が流れ発光
する。この時、逆向き並列接続の第２のＬＥＤ２には逆
電圧が加わるが逆電圧は第１のＬＥＤ１の順電圧以上に
はならないため逆電圧により壊れることはない。
【００１８】交流の半サイクルにおいて電圧が上昇する
と第１のＬＥＤ１に流れる電流も上昇するが、電流制限
トランス３は一次側と二次側の結合度を調整して二次側
のコイルのインピーダンスを高くしているため、第１の
ＬＥＤ１に流れる電流は許容値以下に抑えられる。
【００１９】交流の次の半サイクルにおいては第２のＬ
ＥＤ２が順方向となり、第２のＬＥＤ２に許容値以下の
電流が流れ、第１のＬＥＤ１には第２のＬＥＤ２の順方
向電圧が逆電圧として加わるが、許容値以下の逆電圧で
あり壊れることはない。
【００２０】第１の実施形態では、インピーダンス手段
として電流制限トランス３を使用し、電流制限をトラン
ス３のインピーダンスにより行っているので、容量の大
きな整流素子も必要とせず、トランスで消費される電力
はトランスの内部抵抗等の損失分のみである。このた
め、電流制限のために抵抗を用いた場合や、電子回路で
構成した定電流回路を用いた場合に比べて損失が少な
く、効率の良い照明器として用いることができる。
【００２１】また、図２のようにプリント配線板４の片
面に第１のＬＥＤ１と第２のＬＥＤ２を実装し、反対面
に電流制限トランス３を実装するため、容積効率が良く
小さくできるとともに、量産しやすく安価にできる。
【００２２】図３は本発明の第２の実施形態を示す平面
図で、ＬＥＤ照明器のトランス実装面を示している。
【００２３】第１のＬＥＤと第２のＬＥＤはトランス実
装面と反対の面に実装するが図２と同様であるため説明
は省略する。
【００２４】第２の実施形態は第１の実施形態の電流制
限トランス３の代りに、可変磁心を有する電流制限トラ
ンス５を用いたもので、回路は図１の電流制限トランス
３を可変電流制限トランス５に代えただけで他は同じで
ある。
【００２５】図３において、可変電流制限トランス５
は、一次側コイル６から磁心を通して二次側コイル７に
電圧を誘起させるが、二次側コイル７の磁心は可変磁心
８となっている。なお、一次側コイル６を可変磁心にし
ても、両コイルを可変磁心にしても良い。
【００２６】可変磁心８は、図４に示すように可変磁心
８の位置を移動させるための直線歯１１と磁性体１２と
非磁性体１３と、これらをつなぐ心棒１４で構成されて
いる。
【００２７】磁性体１２と非磁性体１３は複数の可変電
流制限トランス５の間隙と同じ間隔で交互につなぎ合わ
されており、一次側コイル６と二次側コイル７の結合度
を複数の電流制限トランス５で同時に変化させることが
できるように構成されている。
【００２８】直線歯１１は図３に示すように歯車９と噛
み合わされており、図の裏面であるＬＥＤ面側に設けた
つまみ１０を回すことにより可変磁心８を移動させるこ
とができる。
【００２９】図示してないが、第１のＬＥＤと第２のＬ
ＥＤはプリント配線板４の片面に実装され、可変磁心８
を有する電流制限トランス５はその反対面に図３のよう
に実装される。電気的接続は第１の実施形態と同様にプ
リント配線板４により行われている。
【００３０】図３において、ＬＥＤ面側のつまみ１０を
回すと連結している歯車９が回り、歯車９に噛み合った
直線歯１１が直線運動して可変磁心８が移動する。
【００３１】可変磁心８は磁性体１２と非磁性体１３で
構成されており、二次側コイル７の中を通しているた
め、つまみ１０を回して、磁性体１２が二次側コイル７
の中にある状態と、非磁性体１３が二次側コイル７の中
にある状態を調整することができる。
【００３２】磁性体１２が二次側コイル７の中にある場
合は磁束が二次側コイル７によく流れ、一次側コイル６
と二次側コイル７の結合度が高くなるため第１及び第２
のＬＥＤに流れる電流が多くなる。
【００３３】非磁性体１３が二次側コイル７の中にある
状態では二次側コイルに流れる磁束が少なくなるため、
一次側コイル６と二次側コイル７の結合度が弱くなり、
第１及び第２のＬＥＤに流れる電流が少なくなる。
【００３４】第２の実施形態によれば第１の実施形態の
効果に加えて、可変磁心８を移動させることにより複数
の電流制限トランス５の一次側コイル６と二次側コイル
７の結合度を同時に変化させ、第１及び第２のＬＥＤに
流れる電流を変えて照明器としての明るさを変えること
ができる。
【００３５】図５は本発明の第３の実施形態を示す回路
図である。
【００３６】図５において、交流電源ＡＣにはトランス
１５を接続している。トランス１５は電圧変換用および
交流電源側と直結を避けるためのものであり、電圧変換
をせず直結を避ける必要がなければトランス１５は不要
である。
【００３７】トランス１５の二次側コイルには複数のイ
ンピーダンス手段であるコンデンサ１６を並列接続して
いる。各々のコンデンサ１６には直列に第１のＬＥＤ１
と逆向き並列接続の第２のＬＥＤ２を接続している。
【００３８】コンデンサ１６は交流に対してインピーダ
ンスを持ち、交流電流を通すため、第１及び第２のＬＥ
Ｄ１，２に電流が流れる。
【００３９】第１のＬＥＤ１が順方向になる交流電圧の
半サイクルにおいてＬＥＤ１に順電流が流れ発光する。
この時、逆向き並列接続の第２のＬＥＤ２には逆電圧が
加わるが逆電圧は第１のＬＥＤ１の順電圧以上にはなら
ないため逆電圧により壊れることはない。
【００４０】交流の半サイクルにおいて電圧が上昇する
と第１のＬＥＤ１に流れる電流も上昇するが、コンデン
サ１６はインピーダンスを持つため第１のＬＥＤ１に流
れる電流は許容値以下に抑えられる。
【００４１】交流の次の半サイクルにおいては第２のＬ
ＥＤ２が順方向となり、第２のＬＥＤ２に許容値以下の
電流が流れ、第１のＬＥＤ１には第２のＬＥＤ２の順方
向電圧が逆電圧として加わるが、許容値以下の逆電圧で
あり壊れることはない。
【００４２】図６は本発明の第３の実施形態を示す側面
図である。
【００４３】プリント配線板４の片面に第１のＬＥＤ１
と逆向き並列接続の第２のＬＥＤ２を交互に配置して実
装し、反対面にトランス１５とコンデンサ１６を配置し
て実装している。
【００４４】第１のＬＥＤ１、第２のＬＥＤ２、コンデ
ンサ１６及びトランス１５はプリント配線板４により第
１の実施形態と同様に電気的に接続されている。
【００４５】第３の実施形態によれば、電流制限をイン
ピーダンス手段であるコンデンサ１６のインピーダンス
により行っているため、第１及び第２のＬＥＤ１，２以
外で消費される電力はトランス１５の内部抵抗等の損失
分とコンデンサ１６の内部損失のみである。このため、
電流制限のために抵抗を用いた場合や、電子回路で構成
した定電流回路を用いた場合に比べて損失が少なく、第
１の実施形態と同様に効率の良い照明器として用いるこ
とができる。
【００４６】また、図６のようにプリント配線板４の片
面に第１及び第２のＬＥＤ１，２を実装し、トランス１
５とコンデンサ１６を反対面に実装するため、量産しや
すく安価にできる。
【００４７】電圧変換を行わずコンデンサ１６の容量の
みで第１及び第２のＬＥＤ１，２に流れる電流を調整す
ればトランス１５は不要となり、薄くて製造性も良い安
価なＬＥＤ照明器を提供することができる。
【００４８】図７は本発明の第４の実施形態を示す回路
図である。
【００４９】交流電源ＡＣには交流の周波数を変えるイ
ンバータ１７を接続している。インバータ１７には周波
数調整用の可変抵抗１８を設けており、インバータ１７
の出力側には複数のインピーダンス手段であるコンデン
サ１６を並列接続している。各々のコンデンサ１６には
直列に第１のＬＥＤ１と逆向き並列接続の第２のＬＥＤ
２を接続している。
【００５０】コンデンサ１６は交流に対してインピーダ
ンスを持ち、交流電流を通すため、第１及び第２のＬＥ
Ｄ１，２に電流が流れる。また、交流の周波数は可変抵
抗１８を調整することによりインバータ１７で変えるこ
とができ、周波数を変えることでコンデンサ１６のイン
ピーダンスを変えて第１及び第２のＬＥＤ１，２に流れ
る電流を変えて明るさを変えることができる。
【００５１】なお、第１のＬＥＤ１と第２のＬＥＤ２の
動作は第３の実施形態と同様であるので説明を省略す
る。
【００５２】図８は本発明の第４の実施形態を示す断面
図である。
【００５３】プリント配線板４１は多層板で形成されて
おり、片面に第１のＬＥＤ１と図示してないが第２のＬ
ＥＤ２が実装されている。図では単体のＬＥＤの素子を
プリント配線板４１の導体パターンに直に実装して透明
樹脂２０で覆っている。
【００５４】プリント配線板４１の反対面にはインバー
タ１７と可変抵抗１８が実装され、可変抵抗１８の回転
軸２１はプリント配線板４１の穴からＬＥＤ側の面に出
ており、つまみ１０を取り付けて発光側の面から調整で
きるようにしている。
【００５５】また、図７のコンデンサ１６をパターンコ
ンデンサ１９で実現しており、プリント配線板４１の複
数の層に導体パターンを向かい合わせて形成することに
よりパターンコンデンサ１９を構成している。
【００５６】プリント配線板４１の絶縁層を誘電率の高
い材料にすることによりパターンコンデンサ１９を小さ
くすることができ、またインバータ１７の出力周波数を
高くすることによってパターンコンデンサ１９を小さく
することができる。
【００５７】インバータ１７はインバータ回路部品を配
置してプリント配線板４１の導体パターンにより電気的
接続を行って構成しても、また１ユニット部品として構
成しても良い。
【００５８】第１のＬＥＤ１、第２のＬＥＤ２、インバ
ータ１７、可変抵抗１８及びパターンコンデンサ１９の
電気的接続はプリント配線板４１の導体パターン、スル
ーホール等で行われる。
【００５９】第４の実施形態によれば、コンデンサ１６
のインピーダンスにより電流制限を行っているので、第
１及び第２のＬＥＤ１，２以外で消費される電力はイン
バータ１７の損失分とコンデンサ１６の損失分のみであ
る。このため、電流制限のために抵抗を用いた場合や、
電子回路で構成した定電流回路を用いた場合に比べて損
失が少なく、第１の実施形態と同様に効率の良い照明器
として用いることができる。
【００６０】また、図８のようにパターンコンデンサ１
９をプリント配線板４１の内部で導体パターンを利用し
て構成し、プリント配線板４１の片面に第１のＬＥＤ１
と第２のＬＥＤ２を実装し、反対面にインバータ１７を
実装するため、量産しやすく安価にできる。
【００６１】更に発光面よりつまみ１０を回すことによ
り可変抵抗１８を調整してインバータ１７で交流の周波
数を変え、第１及び第２のＬＥＤ１，２に流れる電流を
変えて照明器の明るさを変えることができる。
【００６２】図９は本発明の第５の実施形態を示す回路
図で、第４の実施形態の図７のコンデンサ１６をパター
ンコイル２２に代えたものであり、他は同様である。
【００６３】インピーダンス手段であるパターンコイル
２２は交流に対してインピーダンスを持ち、交流電流を
通すため、第１及び第２のＬＥＤ１，２に電流が流れ
る。
【００６４】交流電流はパターンコイル２２のインピー
ダンスにより制限され、また交流の周波数は可変抵抗１
８を調整してインバータ１７で変えることができ、周波
数を変えることでパターンコイル２２のインピーダンス
を変えて、第１及び第２のＬＥＤ１，２に流れる電流を
変え、照明器の明るさを変えることができる。
【００６５】なお、第１のＬＥＤ１及び第２のＬＥＤ２
の動作は第３の実施形態と同様であるので説明を省略す
る。
【００６６】図１０は本発明の第５の実施形態を示す断
面図で、図１１はパターンコイル磁性体の一部を切欠い
た斜視図である。
【００６７】プリント配線板４２は多層板で形成されて
おり、片面に第１のＬＥＤ１と第２のＬＥＤ２が実装さ
れ、反対面にはインバータ１７が１ユニット部品又はイ
ンバータ回路部品として実装されている。可変抵抗１８
は発光面のＬＥＤ側に実装されている。
【００６８】この実施形態ではインピーダンス手段のコ
イルをパターンコイル２２で実現しており、パターンコ
イル２２はプリント配線板４２の複数の層に形成した複
数の導体パターンを周回するように接続して構成され
る。
【００６９】プリント配線板４２には、通常の導体パタ
ーンやスルーホールだけでなく、ブラインドスルーホー
ルを設けて、パターンコイル２２の層間の接続や第１及
び第２のＬＥＤ１，２を含めた部品間の電気的接続を容
易にしている。
【００７０】第１のＬＥＤ１、第２のＬＥＤ２、インバ
ータ１７及びパターンコイル２２の電気的接続がプリン
ト配線板４２により行われるのは勿論である。
【００７１】また、プリント配線板４２に形成したパタ
ーンコイル２２の中央部には穴２７があけられ、その穴
２７にパターンコイル磁性体２３の突起状磁心２４が挿
入され、実装されている。
【００７２】パターンコイル磁性体２３は、図１１に示
すように、板状の磁性体に複数の突起状磁心２４とＬＥ
Ｄ用穴２５を設け、表面に反射板を貼り付けたり、又は
メッキすることにより反射面２６を形成して構成され
る。
【００７３】このパターンコイル磁性体２３にはＬＥＤ
用穴２５が設けられており、プリント配線板４２には突
起状磁心２４が挿入される穴２７が設けられているの
で、図１０に示すようにパターンコイル磁性体２３はＬ
ＥＤ面側からプリント配線板４２に実装することができ
る。
【００７４】パターンコイル２２の中央部にあけたプリ
ント配線板４２の穴２７に突起状磁心２４を挿入するこ
とによりパターンコイル２２のインピーダンスを高くし
てパターンコイル２２を小さくすることができ、また、
インバータ１７の出力周波数を高くすることでパターン
コイル２２を小さくすることができる。
【００７５】また、パターンコイル磁性体２３の表面に
反射面２６を設けたので、より明るい照明器を得ること
ができる。
【００７６】第５の実施形態によれば、電流制限をパタ
ーンコイル２２のインピーダンスにより行っているため
第１及び第２のＬＥＤ１，２以外で消費される電力はイ
ンバータ１７の損失分とパターンコイル２２の損失分の
みである。このため、電流制限のために抵抗を用いた場
合や、電子回路で構成した定電流回路を用いた場合に比
べて損失が少なく、第１の実施形態と同様に効率の良い
照明器として用いることができる。
【００７７】また、図１０のように、パターンコイル２
２をプリント配線板４２の内部で構成するとともに、プ
リント配線板４２の片面に第１及び第２のＬＥＤ１，２
を実装し、インバータ１７を反対面に実装するため、量
産しやすく安価にできる。
【００７８】更に、発光面より可変抵抗１８を調整する
ことにより第１及び第２のＬＥＤ１，２に流れる電流を
変えて照明器の明るさを変えることができる。
【００７９】なお、インバータ１７の周波数を高くする
と、パターンコイル２２からのノイズの放射が大きくな
るが、パターンコイル磁性体２３で表面を覆うため、ノ
イズの放射を防ぐことができる。
【００８０】
【発明の効果】本発明は交流でＬＥＤを発光させ、電流
制限をインピーダンス手段により行うので、容量の大き
な整流素子を必要とせず、消費電力の損失が少なくて効
率の良い照明器を提供することができる。
【００８１】本発明のＬＥＤ照明器は、電子機器の表示
機類の照明に用いるだけでなく、小型化することで照明
ユニットとして電子機器の部品として使用することがで
き、省エネ機器として、またＬＥＤが更に安価になれば
家庭用の面照明としても利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態を示す回路図。
【図２】本発明の第１の実施形態を示す側面図。
【図３】本発明の第２の実施形態を示す平面図。
【図４】本発明の第２の実施形態の可変磁心を示す平面
図。
【図５】本発明の第３の実施形態を示す回路図。
【図６】本発明の第３の実施形態を示す側面図。
【図７】本発明の第４の実施形態を示す回路図。
【図８】本発明の第４の実施形態を示す断面図。
【図９】本発明の第５の実施形態を示す回路図。
【図１０】本発明の第５の実施形態を示す断面図。
【図１１】本発明の第５の実施形態のパターンコイル磁
性体を示す斜視図。
【図１２】従来のＬＥＤ照明器の回路図。
【符号の説明】
１ 第１のＬＥＤ ２ 第２のＬＥＤ ３ 電流制限トランス ４，４１，４２ プリント配線板 ５ 可変電流制限トランス ６ 一次側コイル ７ 二次側コイル ８ 可変磁心 ９ 歯車 １１ 直線歯 １２ 磁性体 １３ 非磁性体 １５ トランス １６ コンデンサ １７ インバータ １８ 可変抵抗 １９ パターンコンデンサ ２２ パターンコイル ２３ パターンコイル磁性体 ２４ 突起状磁心 ２５ ＬＥＤ用穴 ２６ 反射面 ２７ 穴

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 交流電源を用いたＬＥＤ照明器におい
    て、前記交流電源に接続して交流電流を制限するインピ
    ーダンス手段と、前記インピーダンス手段に接続した第
    １のＬＥＤと、前記第１のＬＥＤと逆向きに並列接続し
    た第２のＬＥＤとを備えた照明要素を複数並列に接続し
    たことを特徴とするＬＥＤ照明器。
  2. 【請求項２】 前記インピーダンス手段が、一次側コイ
    ルと二次側コイルの結合度を調整してＬＥＤの許容電流
    以上の電流が流れないようにした電流制限トランスであ
    ることを特徴とする請求項１記載のＬＥＤ照明器。
  3. 【請求項３】 前記電流制限トランスに可変磁心を用い
    ることにより前記一次側コイルと二次側コイルの結合度
    を変化させることを特徴とする請求項２記載のＬＥＤ照
    明器。
  4. 【請求項４】 前記可変磁心を、複数の前記電流制限ト
    ランスの間隙と同じ間隔で磁性体と非磁性体を交互につ
    なぎ合わせて構成し、この可変磁心を前記複数の電流制
    限トランスの少なくとも一次側コイル又は二次側コイル
    に通して前記可変磁心の位置を移動させることにより、
    前記複数の電流制限トランスの一次側コイルと二次側コ
    イルの結合度を同時に変化させることを特徴とする請求
    項３記載のＬＥＤ照明器。
  5. 【請求項５】 前記可変磁心に設けた直線歯と、前記直
    線歯に係合した歯車により、前記可変磁心を移動させる
    ことを特徴とする請求項４記載のＬＥＤ照明器。
  6. 【請求項６】 プリント配線板の片面に前記第１のＬＥ
    Ｄと第２のＬＥＤを実装し、前記プリント配線板の反対
    面に前記電流制限トランスを実装し、前記第１のＬＥ
    Ｄ、第２のＬＥＤ及び電流制限トランスを前記プリント
    配線板で電気的に接続したことを特徴とする請求項２〜
    ５のいずれかに記載のＬＥＤ照明器。
  7. 【請求項７】 前記インピーダンス手段がコンデンサで
    あることを特徴とする請求項１記載のＬＥＤ照明器。
  8. 【請求項８】 プリント配線板の片面に前記第１のＬＥ
    Ｄと第２のＬＥＤを実装し、前記プリント配線板の反対
    面に前記コンデンサを実装し、前記第１のＬＥＤ、第２
    のＬＥＤ及びコンデンサを前記プリント配線板で電気的
    に接続したことを特徴とする請求項７記載のＬＥＤ照明
    器。
  9. 【請求項９】 前記交流電源に接続する電圧変換用及び
    交流電源側との直結をさけるためのトランスを設け、前
    記トランスの二次側コイルに前記コンデンサを接続した
    ことを特徴とする請求項７記載のＬＥＤ照明器。
  10. 【請求項１０】 プリント配線板の片面に前記第１のＬ
    ＥＤと第２のＬＥＤを実装し、前記プリント配線板の反
    対面に前記コンデンサと前記電圧変換用及び交流電源側
    との直結をさけるためのトランスを実装し、前記第１の
    ＬＥＤ、第２のＬＥＤ、コンデンサ及び前記トランスを
    前記プリント配線板で電気的に接続したことを特徴とす
    る請求項９記載のＬＥＤ照明器。
  11. 【請求項１１】 前記交流電源に接続して周波数を変化
    させるインバータを設け、前記インバータの出力側に前
    記コンデンサを接続したことを特徴とする請求項７記載
    のＬＥＤ照明器。
  12. 【請求項１２】 前記インバータに可変抵抗を設け、前
    記可変抵抗により前記インバータのインピーダンスを変
    えて交流の周波数を変化させることを特徴とする請求項
    １１記載のＬＥＤ照明器。
  13. 【請求項１３】 前記コンデンサが、多層板で形成した
    プリント配線板の複数の導体パターンを向かい合わせて
    構成したパターンコンデンサであることを特徴とする請
    求項１１又は請求項１２記載のＬＥＤ照明器。
  14. 【請求項１４】 前記多層板で形成したプリント配線板
    の片面に前記第１のＬＥＤと第２のＬＥＤを実装し、前
    記プリント配線板の反対面に前記インバータを実装し、
    前記第１のＬＥＤ、第２のＬＥＤ、パターンコンデンサ
    及びインバータを前記プリント配線板で電気的に接続し
    たことを特徴とする請求項１３記載のＬＥＤ照明器。
  15. 【請求項１５】 前記インピーダンス手段がコイルであ
    ることを特徴とする請求項１記載のＬＥＤ照明器。
  16. 【請求項１６】 前記交流電源に接続して周波数を変化
    させるインバータを設け、前記インバータの出力側に前
    記コイルを接続したことを特徴とする請求項１５記載の
    ＬＥＤ照明器。
  17. 【請求項１７】 前記インバータに可変抵抗を設け、前
    記可変抵抗により前記インバータのインピーダンスを変
    えて交流の周波数を変化させることを特徴とする請求項
    １６記載のＬＥＤ照明器。
  18. 【請求項１８】 前記コイルが、多層板で形成したプリ
    ント配線板の複数の層の導体パターンを周回するように
    接続して構成したパターンコイルであることを特徴とす
    る請求項１６又は請求項１７記載のＬＥＤ照明器。
  19. 【請求項１９】 前記多層板で形成したプリント配線板
    の片面に前記第１のＬＥＤと第２のＬＥＤを実装し、前
    記プリント配線板の反対面に前記インバータを実装し、
    前記第１のＬＥＤ、第２のＬＥＤ、パターンコイル及び
    インバータを前記プリント配線板で電気的に接続したこ
    とを特徴とする請求項１８記載のＬＥＤ照明器。
  20. 【請求項２０】 板状の磁性体に複数の突起状磁心とＬ
    ＥＤ用穴を設けてパターンコイル磁性体を形成し、前記
    突起状磁心を前記プリント配線板のパターンコイルの中
    央部に設けた穴に挿入してインピーダンスの高いパター
    ンコイルを構成したことを特徴とする請求項１８又は請
    求項１９記載のＬＥＤ照明器。
  21. 【請求項２１】 前記パターンコイル磁性体の表面に反
    射面を形成したことを特徴とする請求項２０記載のＬＥ
    Ｄ照明器。
  22. 【請求項２２】 前記第１のＬＥＤと第２のＬＥＤをそ
    れぞれ単体のＬＥＤを複数でかつ同数個直列に接続して
    構成したことを特徴とする請求項１〜２１のいずれかに
    記載のＬＥＤ照明器。
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