JP2003242474A - 非接触型icカード - Google Patents
非接触型icカードInfo
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- JP2003242474A JP2003242474A JP2002039572A JP2002039572A JP2003242474A JP 2003242474 A JP2003242474 A JP 2003242474A JP 2002039572 A JP2002039572 A JP 2002039572A JP 2002039572 A JP2002039572 A JP 2002039572A JP 2003242474 A JP2003242474 A JP 2003242474A
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- capacitor
- pattern
- insulating substrate
- antenna coil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンテナ内のパターンで形成されたコンデン
サの面積を小さくし通信の弊害となる遮蔽物を少なくし
て通信距離を伸ばすことを可能とする。 【解決手段】 絶縁性基板11の周辺部に固着されたア
ンテナコイル14の一端14a集積回路素子16のダイ
パッドパターン17に接続し、アンテナコイル14の他
端14bに絶縁性基板11を挟んでダイパッドパターン
17と対向する位置に形成されたコンデンサパターン1
8a,18bに接続する。アンテナコイル14の一端1
4aと他端14bは、それぞれ受信された信号電波に基
づいて生成された電力で受信信号の演算処理を行うとと
もに、該演算結果を外部に返信するための送受信部機能
を有する集積回路素子16の所望の端子にそれぞれ接続
する。アンテナ磁界に影響を及ぼす余分な遮蔽物を少な
くすることで通信特性の向上を図ることができる。
サの面積を小さくし通信の弊害となる遮蔽物を少なくし
て通信距離を伸ばすことを可能とする。 【解決手段】 絶縁性基板11の周辺部に固着されたア
ンテナコイル14の一端14a集積回路素子16のダイ
パッドパターン17に接続し、アンテナコイル14の他
端14bに絶縁性基板11を挟んでダイパッドパターン
17と対向する位置に形成されたコンデンサパターン1
8a,18bに接続する。アンテナコイル14の一端1
4aと他端14bは、それぞれ受信された信号電波に基
づいて生成された電力で受信信号の演算処理を行うとと
もに、該演算結果を外部に返信するための送受信部機能
を有する集積回路素子16の所望の端子にそれぞれ接続
する。アンテナ磁界に影響を及ぼす余分な遮蔽物を少な
くすることで通信特性の向上を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信障害を抑え
て通信距離を伸ばすことを可能にした非接触型ICカー
ドに関する。
て通信距離を伸ばすことを可能にした非接触型ICカー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】図5にリーダライタと称される無線送受
信機からの信号の送受を行う従来の非接触型ICカード
を示し説明する。図5(a)において、51は絶縁性基
板であり、この絶縁性基板51上に固着されたアルミ箔
をエッチングして配線パターン52を形成する。絶縁性
基板51の外形は、カード外装より若干小さい程度の大
きさとする。絶縁性基板51にはさらに配線パターン5
2の形成と同時にエッチングによりアンテナコイル54
を形成する。アンテナコイル54は、絶縁性基板51の
外周辺部に1回以上巻回する。アンテナコイル54の両
端子54a,54bは、アンテナコイル54を介して外
部からの信号電波を受信し、これに基づいた電力を生成
するとともに演算処理を行い、この結果を演算処理で使
用された電力の余剰分で外部に返信する機能を備えてい
る集積回路素子55に接続する。
信機からの信号の送受を行う従来の非接触型ICカード
を示し説明する。図5(a)において、51は絶縁性基
板であり、この絶縁性基板51上に固着されたアルミ箔
をエッチングして配線パターン52を形成する。絶縁性
基板51の外形は、カード外装より若干小さい程度の大
きさとする。絶縁性基板51にはさらに配線パターン5
2の形成と同時にエッチングによりアンテナコイル54
を形成する。アンテナコイル54は、絶縁性基板51の
外周辺部に1回以上巻回する。アンテナコイル54の両
端子54a,54bは、アンテナコイル54を介して外
部からの信号電波を受信し、これに基づいた電力を生成
するとともに演算処理を行い、この結果を演算処理で使
用された電力の余剰分で外部に返信する機能を備えてい
る集積回路素子55に接続する。
【0003】また、絶縁性基板51の表面にはコンデン
サを構成する一方のコンデンサパターン57をエッチン
グにより配線パターン52の形成と同時に形成する。コ
ンデンサパターン57には複数の幅の狭いパターンカッ
ト部位58を形成する。
サを構成する一方のコンデンサパターン57をエッチン
グにより配線パターン52の形成と同時に形成する。コ
ンデンサパターン57には複数の幅の狭いパターンカッ
ト部位58を形成する。
【0004】絶縁性基板51の表面のコンデンサパター
ン57の対向する位置には、図5(b)に示すようにコ
ンデンサを構成する他方のコンデンサパターン59を形
成する。コンデンサパターン57と59は、絶縁性基板
51を誘電体とするコンデンサを構成する。コンデンサ
パターン57と同様にコンデンサパターン59にも幅の
狭いパターンカット部位60を形成する。
ン57の対向する位置には、図5(b)に示すようにコ
ンデンサを構成する他方のコンデンサパターン59を形
成する。コンデンサパターン57と59は、絶縁性基板
51を誘電体とするコンデンサを構成する。コンデンサ
パターン57と同様にコンデンサパターン59にも幅の
狭いパターンカット部位60を形成する。
【0005】コンデンサパターン57は配線パターン5
2を介し、コンデンサパターン59は配線パターン52
1から図示しないスルーホール61を介して絶縁性基板
51の表面に取り出して集積回路素子55にそれぞれ接
続する。これによりアンテナコイル54との間に並列共
振回路を構成する。共振回路は、コンデンサパターン5
7のパターンカット部位58を所望の同調周波数となる
トリミングを行うことによって調整可能となる。
2を介し、コンデンサパターン59は配線パターン52
1から図示しないスルーホール61を介して絶縁性基板
51の表面に取り出して集積回路素子55にそれぞれ接
続する。これによりアンテナコイル54との間に並列共
振回路を構成する。共振回路は、コンデンサパターン5
7のパターンカット部位58を所望の同調周波数となる
トリミングを行うことによって調整可能となる。
【0006】このように、非接触の状態で外部とのデー
タ通信を可能とする非接触型ICカードを実現すること
ができる。しかしながら、アンテナコイルがアンテナと
して機能するために必要なアンテナコイルの内側に配置
されるコンデンサが相当な面積を占め、これが短い通信
距離をさらに短くしてしまう一因となっていた。
タ通信を可能とする非接触型ICカードを実現すること
ができる。しかしながら、アンテナコイルがアンテナと
して機能するために必要なアンテナコイルの内側に配置
されるコンデンサが相当な面積を占め、これが短い通信
距離をさらに短くしてしまう一因となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
は、アンテナの磁界に影響を及ぼす位置にコンデンサパ
ターンが配置されており、これが通信を行うときの遮蔽
板となって通信距離をより短くしてしまう、という問題
があった。
は、アンテナの磁界に影響を及ぼす位置にコンデンサパ
ターンが配置されており、これが通信を行うときの遮蔽
板となって通信距離をより短くしてしまう、という問題
があった。
【0008】この発明の目的は、アンテナ内のパターン
で形成されたコンデンサの面積を小さくし通信の弊害と
なる遮蔽物を少なくして通信距離を伸ばすことを可能と
した非接触型ICカードを提供することにある。
で形成されたコンデンサの面積を小さくし通信の弊害と
なる遮蔽物を少なくして通信距離を伸ばすことを可能と
した非接触型ICカードを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明の非接触型ICカードは、絶縁性基板
の周辺部に固着したアンテナコイルと、該アンテナコイ
ルの一端に一方の電極を、他端に他方の電極をそれぞれ
接続したコンデンサおよび受信された信号電波に基づい
て生成された電力で受信信号の演算処理を行うととも
に、該演算結果を外部に返信するための送受信部を有
し、該送受信部の一部を前記アンテナコイルの両端に接
続した集積回路素子とにより非接触状態でデータ通信を
可能とするものであって、前記コンデンサは、前記集積
回路素子のダイパッドパターンを前記一方の電極とし、
前記絶縁性基板の裏面に対向配置して形成されたパター
ンを前記他方の電極としたことを特徴とする。
ために、この発明の非接触型ICカードは、絶縁性基板
の周辺部に固着したアンテナコイルと、該アンテナコイ
ルの一端に一方の電極を、他端に他方の電極をそれぞれ
接続したコンデンサおよび受信された信号電波に基づい
て生成された電力で受信信号の演算処理を行うととも
に、該演算結果を外部に返信するための送受信部を有
し、該送受信部の一部を前記アンテナコイルの両端に接
続した集積回路素子とにより非接触状態でデータ通信を
可能とするものであって、前記コンデンサは、前記集積
回路素子のダイパッドパターンを前記一方の電極とし、
前記絶縁性基板の裏面に対向配置して形成されたパター
ンを前記他方の電極としたことを特徴とする。
【0010】上記した手段によれば、アンテナコイル内
の通信に弊害となるコンデンサの占めるスペースを極力
小さくすることができることから、通信可能距離を伸ば
すことが可能となる。
の通信に弊害となるコンデンサの占めるスペースを極力
小さくすることができることから、通信可能距離を伸ば
すことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明の一実施の形態について説明するための構成図で
ある。まず図1において、11は、たとえば厚さ0.0
5mm程度のポリエチレンテレフタレートを用いて形成
した絶縁性基板である。この絶縁性基板11上にたとえ
ば厚さ0.012mm程度のアルミ箔を固着し、アルミ
箔をエッチングして配線パターン12を形成する。絶縁
性基板11の外形は、カード外装13より若干小さい程
度の大きさとする。
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明の一実施の形態について説明するための構成図で
ある。まず図1において、11は、たとえば厚さ0.0
5mm程度のポリエチレンテレフタレートを用いて形成
した絶縁性基板である。この絶縁性基板11上にたとえ
ば厚さ0.012mm程度のアルミ箔を固着し、アルミ
箔をエッチングして配線パターン12を形成する。絶縁
性基板11の外形は、カード外装13より若干小さい程
度の大きさとする。
【0012】絶縁性基板11にはさらに配線パターン1
2の形成と同時にエッチングによりアンテナコイル14
を形成する。アンテナコイル14は、絶縁性基板11の
外周辺部に1回以上巻回する。アンテナコイル14の一
端14aをスルーホール15a、絶縁性基板11の裏面
に形成された配線パターン121、スルーホール15b
を介して再び表面に引き回す。配線パターン12を介し
て集積回路素子16の所望の端子とボンディングワイヤ
を用いて接続する。アンテナコイル14の他端14b
は、配線パターン12を介して集積回路素子16の所望
の端子とボンディングワイヤを用いて接続する。
2の形成と同時にエッチングによりアンテナコイル14
を形成する。アンテナコイル14は、絶縁性基板11の
外周辺部に1回以上巻回する。アンテナコイル14の一
端14aをスルーホール15a、絶縁性基板11の裏面
に形成された配線パターン121、スルーホール15b
を介して再び表面に引き回す。配線パターン12を介し
て集積回路素子16の所望の端子とボンディングワイヤ
を用いて接続する。アンテナコイル14の他端14b
は、配線パターン12を介して集積回路素子16の所望
の端子とボンディングワイヤを用いて接続する。
【0013】集積回路素子16は、アンテナコイル14
を介して外部からの信号電波を受信し、この受信電波に
基づいた電力を生成するとともに演算処理を行い、演算
処理で得られた結果を、演算処理で使用された電力の余
剰分で外部に返信する機能を備えている。
を介して外部からの信号電波を受信し、この受信電波に
基づいた電力を生成するとともに演算処理を行い、演算
処理で得られた結果を、演算処理で使用された電力の余
剰分で外部に返信する機能を備えている。
【0014】17は、集積回路素子16をダイボンドす
るとともに、コンデンサの一方の電極となる配線パター
ン12に接続されたダイパッドパターンである。このダ
イパッドパターンは、集積回路素子16の外部に例えば
接地用として集積回路素子16に形成されるものであ
る。ダイパッドパターン17と絶縁性基板11を介して
対向する位置には、絶縁性基板11に固着されたアルミ
箔をエッチングにより形成されたコンデンサの他方の電
極を構成するコンデンサパターン18a,18bが形成
されている。コンデンサパターン18a,18bは、絶
縁性基板11の裏面側に形成された配線パターン19を
介してスルーホール15bに接続する。ダイパッドパタ
ーン17とコンデンサパターン18a,18bは、絶縁
性基板11を誘電体としてコンデンサを構成する。な
お、20は半導体チップである。
るとともに、コンデンサの一方の電極となる配線パター
ン12に接続されたダイパッドパターンである。このダ
イパッドパターンは、集積回路素子16の外部に例えば
接地用として集積回路素子16に形成されるものであ
る。ダイパッドパターン17と絶縁性基板11を介して
対向する位置には、絶縁性基板11に固着されたアルミ
箔をエッチングにより形成されたコンデンサの他方の電
極を構成するコンデンサパターン18a,18bが形成
されている。コンデンサパターン18a,18bは、絶
縁性基板11の裏面側に形成された配線パターン19を
介してスルーホール15bに接続する。ダイパッドパタ
ーン17とコンデンサパターン18a,18bは、絶縁
性基板11を誘電体としてコンデンサを構成する。な
お、20は半導体チップである。
【0015】図3は、アンテナコイル14と集積回路素
子16およびコンデンサパターン18a,18bとの間
に並列共振回路31が形成される等価回路である。図中
Lはアンテナコイル14、C1はダイパッドパターン1
7とコンデンサパターン18aで形成されるコンデン
サ、C2はダイパッドパターン17とコンデンサパター
ン18bで形成されるコンデンサである。
子16およびコンデンサパターン18a,18bとの間
に並列共振回路31が形成される等価回路である。図中
Lはアンテナコイル14、C1はダイパッドパターン1
7とコンデンサパターン18aで形成されるコンデン
サ、C2はダイパッドパターン17とコンデンサパター
ン18bで形成されるコンデンサである。
【0016】並列共振回路31の調整は、コンデンサパ
ターン17は配線パターン12を介し、コンデンサパタ
ーン18a,18bのパターン幅の狭い部分をカットす
ることにより所望の同調周波数となるように調整を図る
ことができる。当たり前のことながら、コンデンサパタ
ーンの大きさを小さくすることにより細かな調整が可能
である。
ターン17は配線パターン12を介し、コンデンサパタ
ーン18a,18bのパターン幅の狭い部分をカットす
ることにより所望の同調周波数となるように調整を図る
ことができる。当たり前のことながら、コンデンサパタ
ーンの大きさを小さくすることにより細かな調整が可能
である。
【0017】このようにして、非接触の状態で外部との
データ通信を可能とする非接触型ICカードを構成する
ことが可能となる。この実施の形態では、アンテナコイ
ルの内側の絶縁性基板には集積回路素子以外にアンテナ
の磁界に影響を及ぼすものがないことから通信効率を図
れることから通信距離を伸ばすことが可能となる。
データ通信を可能とする非接触型ICカードを構成する
ことが可能となる。この実施の形態では、アンテナコイ
ルの内側の絶縁性基板には集積回路素子以外にアンテナ
の磁界に影響を及ぼすものがないことから通信効率を図
れることから通信距離を伸ばすことが可能となる。
【0018】図4は、この発明の他の実施の形態につい
て説明するための構成図である。この実施の形態は、ダ
イパッドパターンと対向する位置のコンデンサパターン
とにより構成されるコンデンサに加え、絶縁性基板の両
面に固着したコンデンサパターンとにより構成されるコ
ンデンサを並列接続したものである。なお、上記実施の
形態と同一の構成部分には同一の符号を付してここでは
異なる部分について説明する。
て説明するための構成図である。この実施の形態は、ダ
イパッドパターンと対向する位置のコンデンサパターン
とにより構成されるコンデンサに加え、絶縁性基板の両
面に固着したコンデンサパターンとにより構成されるコ
ンデンサを並列接続したものである。なお、上記実施の
形態と同一の構成部分には同一の符号を付してここでは
異なる部分について説明する。
【0019】すなわち、ダイパッドパターン17と絶縁
性基板11を挟んで対向する位置のコンデンサパターン
18とによりコンデンサを形成する。さらに、絶縁性基
板11に配線パターン12を形成すると同時にコンデン
サパターン41,42を形成し、これらコンデンサパタ
ーン41,42と絶縁性基板11を挟んだ対向位置に配
線パターン121と同時にコンデンサパターンを形成す
る。ダイパッドパターン17とコンデンサパターン4
1,42はそれぞれ電気的に接続し、コンデンサパター
ン18とコンデンサパターン41,42と対向する位置
にそれぞれ形成されたコンデンサパターンもそれぞれ電
気的に接続する。
性基板11を挟んで対向する位置のコンデンサパターン
18とによりコンデンサを形成する。さらに、絶縁性基
板11に配線パターン12を形成すると同時にコンデン
サパターン41,42を形成し、これらコンデンサパタ
ーン41,42と絶縁性基板11を挟んだ対向位置に配
線パターン121と同時にコンデンサパターンを形成す
る。ダイパッドパターン17とコンデンサパターン4
1,42はそれぞれ電気的に接続し、コンデンサパター
ン18とコンデンサパターン41,42と対向する位置
にそれぞれ形成されたコンデンサパターンもそれぞれ電
気的に接続する。
【0020】ダイパッドパターン17とコンデンサパタ
ーン18とにより構成されるコンデンサとコンデンサパ
ターン41,42と対向位置のコンデンサパターンとに
より構成されるコンデンサは並列接続の関係にある。こ
れにより全体の容量を増加させることが可能となる。
ーン18とにより構成されるコンデンサとコンデンサパ
ターン41,42と対向位置のコンデンサパターンとに
より構成されるコンデンサは並列接続の関係にある。こ
れにより全体の容量を増加させることが可能となる。
【0021】この場合、アンテナの磁界に影響を及ぼす
位置にコンデンサパターンが配置されることになるもの
の、ダイパッドパターン17とコンデンサパターン18
とにより構成されるコンデンサが主となることから、ア
ンテナの磁界に影響を及ぼす位置に形成するコンデンサ
パターンの面積は小さくすることができる。従って、ア
ンテナの磁界に及ぼす影響を小さくすることができる。
ダイパッドパターン17の面積が小さいことで容量を得
られない場合には有効である。
位置にコンデンサパターンが配置されることになるもの
の、ダイパッドパターン17とコンデンサパターン18
とにより構成されるコンデンサが主となることから、ア
ンテナの磁界に影響を及ぼす位置に形成するコンデンサ
パターンの面積は小さくすることができる。従って、ア
ンテナの磁界に及ぼす影響を小さくすることができる。
ダイパッドパターン17の面積が小さいことで容量を得
られない場合には有効である。
【0022】この実施の形態は、アンテナコイルの内側
の絶縁性基板には集積回路素子以外にアンテナの磁界に
影響を及ぼすコンデンサパターンが配置されるものの、
このコンデンサパターンは容量を増やす程度であること
から、従来に比べるとやはり通信距離の向上を図ること
が可能となる。
の絶縁性基板には集積回路素子以外にアンテナの磁界に
影響を及ぼすコンデンサパターンが配置されるものの、
このコンデンサパターンは容量を増やす程度であること
から、従来に比べるとやはり通信距離の向上を図ること
が可能となる。
【0023】なお、上記の説明では、絶縁性基板の表裏
の導体はアルミ箔を用いたが、銅箔とアルミ箔の組み合
わせでもかまわない。また、集積回路素子の実装方式と
してはフリップチップ方式でもかまわない。
の導体はアルミ箔を用いたが、銅箔とアルミ箔の組み合
わせでもかまわない。また、集積回路素子の実装方式と
してはフリップチップ方式でもかまわない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の非接触
型ICカードによれば、チップ搭載部の面積で通信に必
要なパターンコンデンサを形成可能としたことで、アン
テナ磁界に影響を及ぼす余分な遮蔽物を少なくすること
で通信特性の向上を図ることができる。
型ICカードによれば、チップ搭載部の面積で通信に必
要なパターンコンデンサを形成可能としたことで、アン
テナ磁界に影響を及ぼす余分な遮蔽物を少なくすること
で通信特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態について説明するた
めの正面図。
めの正面図。
【図2】 図1の要部の拡大図。
【図3】 図1の要部の等価回路。
【図4】 この発明の他の実施の形態について説明する
ための正面図。
ための正面図。
【図5】 従来の非接触型ICカードについて説明する
ための正面図。
ための正面図。
11…絶縁性基板
12,121,19…配線パターン
14…アンテナコイル
16…集積回路素子
17…ダイパッドパターン
18,18a,18b…コンデンサパターン
20…半導体チップ
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁性基板の周辺部に固着したアンテナ
コイルと、該アンテナコイルの一端に一方の電極を、他
端に他方の電極をそれぞれ接続したコンデンサおよび受
信された信号電波に基づいて生成された電力で受信信号
の演算処理を行うとともに、該演算結果を外部に返信す
るための送受信部を有し、該送受信部の一部を前記アン
テナコイルの両端に接続した集積回路素子とにより非接
触状態でデータ通信を可能とする非接触型ICカードに
おいて、 前記コンデンサは、前記集積回路素子の外部に形成さ
れ、該集積回路素子に電気的に接続されたパターンを前
記一方の電極とし、前記絶縁性基板の裏面に前記パター
ンと対向配置して形成されたコンデンサパターンを前記
他方の電極としたことを特徴とする非接触型ICカー
ド。 - 【請求項2】 前記絶縁性基板は、前記コンデンサの誘
電体であることを特徴とする請求項1記載の非接触型I
Cカード。 - 【請求項3】 前記一方の電極に、直列接続して前記絶
縁性基板に固着したコンデンサパターンを接続し、前記
他方の電極に、直列接続して前記絶縁性基板に固着した
コンデンサパターンを接続したことを特徴とする請求項
1記載の非接触型ICカード。 - 【請求項4】 前記一方および他方の電極とにより構成
されるコンデンサに、前記絶縁性基板の両面に固着した
コンデンサパターンとにより構成されるコンデンサを並
列接続してなることを特徴とする請求項1記載の非接触
型ICカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002039572A JP2003242474A (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | 非接触型icカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002039572A JP2003242474A (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | 非接触型icカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003242474A true JP2003242474A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27780551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002039572A Pending JP2003242474A (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | 非接触型icカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003242474A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005275502A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 非接触icカードおよび非接触icカード用アンテナシート |
JP2006193649A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Takiron Co Ltd | 炭素繊維含有樹脂成形体 |
JP2007134290A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-05-31 | Minebea Co Ltd | 放電灯点灯装置 |
US8832392B2 (en) | 2010-04-30 | 2014-09-09 | Micron Technology, Inc. | Indexed register access for memory device |
WO2018193988A1 (ja) * | 2017-04-18 | 2018-10-25 | 株式会社村田製作所 | Rfidタグおよびその製造方法 |
-
2002
- 2002-02-18 JP JP2002039572A patent/JP2003242474A/ja active Pending
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