JP2006067376A - アンテナモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】アンテナモジュールにおける不要放射の発生に対する影響を低減し、優れたアンテナ特性を有し、配線間の混信や回路の誤動作を低減したアンテナモジュールを提供する。
【解決手段】絶縁基板の一方の表面あるいは内部に単一または複数のアンテナ素子6が設けられ、絶縁基板の他方の表面にアンテナ素子6と接続された半導体素子を搭載してなるアンテナ基板3と、アンテナ基板3を実装してなるモジュール基板4とを具備し、アンテナ基板3内部の、アンテナ素子6と半導体素子7とを隔てる位置に導体層9を形成してなり、導体層9の面積が、アンテナ基板3の面積の60%以上を占めることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】絶縁基板の一方の表面あるいは内部に単一または複数のアンテナ素子6が設けられ、絶縁基板の他方の表面にアンテナ素子6と接続された半導体素子を搭載してなるアンテナ基板3と、アンテナ基板3を実装してなるモジュール基板4とを具備し、アンテナ基板3内部の、アンテナ素子6と半導体素子7とを隔てる位置に導体層9を形成してなり、導体層9の面積が、アンテナ基板3の面積の60%以上を占めることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、マイクロ波帯やミリ波帯等の高周波信号を送受信しその信号を加工処理する高周波回路を含むアンテナモジュールに関するものである。
昨今、マイクロ波は携帯電話に代表されるような無線機器用の搬送波として多大に利用されてきているが、現在は、携帯電話に限らず、無線LANやWireless USBなど高容量データ通信の手段としても用いられ研究開発が進められている。またマイクロ波よりも高い周波数帯である準ミリ波帯では衛星通信やpoint to point、30GHz以上のミリ波領域では超高速無線LANや車間レーダー等の研究開発が盛んに進められ実用化されつつある。
これら高周波信号を送受信するためには、モジュール基板上の伝送線路と空間のインピーダンス整合をするためにアンテナが必要である。一般に、アンテナは、遠距離と通信したい場合や通信電力を低減させたい場合、あるいはレーダーの角度分解能を向上させたい場合など、高利得あるいは狭ビームが要求されることが多い。このような高利得、狭ビームを得るための方法としては、モジュール基板の表面にアンテナ素子を具備するアンテナ基板を実装し、さらにそのアンテナ素子の放射側に誘電体レンズを設けることによって、アンテナ素子の小型化を図ると同時に基板の面積を小さくすることが特許文献1、特許文献2にて提案されている。
特開平10−341108号
WO00/48269号
しかし、従来のアンテナ基板を具備するアンテナモジュールにおいては、モジュール基板からアンテナ基板とモジュール基板の接続の不整合性、回路の誤動作や混信などによる不要放射、あるいはアンテナ基板に実装された半導体素子から不要放射が発生しやすく、その結果、それら不要放射が、アンテナ素子による利得やサイドロ−ブなどに影響を及ぼすことがあった。特に、アンテナ素子の放射側に誘電体レンズを設けた場合には、一次放射器としてのアンテナ基板における放射パターンがレンズを介した最終の放射パターンに与える影響が大きいために、アンテナ基板周辺からの不要放射に対する対策が必要であった。
従って、本発明は、このようなアンテナモジュールにおける不要放射の発生に対する影響を低減し、優れたアンテナ特性を有し、配線間の混信や回路の誤動作を低減したアンテナモジュールを提供することを目的とするものである。
本発明のアンテナモジュールは、絶縁基板の一方の表面あるいは内部に単一または複数のアンテナ素子が設けられ、前記絶縁基板の他方の表面に前記アンテナ素子と接続された半導体素子を搭載してなるアンテナ基板と、該アンテナ基板を実装してなるモジュール基板とを具備するアンテナモジュールであって、前記アンテナ基板内部の、前記アンテナ素子と前記半導体素子とを隔てる位置に導体層を形成してなり、該導体層の面積が、アンテナ基板の面積の60%以上を占めることを特徴とする。
特に、記アンテナ素子が放射あるいは受信する信号の周波数をf0、前記アンテナ基板と前記モジュール基板の間でやり取りされる信号の最大周波数をf1としたとき、f0とf1が異なることが望ましい。特に、前記f0とf1が、0.5×f0≧f1の関係にあることが望ましい。
また、本発明によれば、アンテナ素子の放射側に誘電体レンズを設ける場合に特に有利である。
本発明のアンテナモジュールによれば、上記構成によって2次実装基板すなわちモジュール基板における回路の誤動作や混信などによる不要放射による影響を抑制し、アンテナ入力抵抗を安定させ、アンテナ基板内に設けた半導体素子などの高周波回路を正常に動作させることができる。
即ち、絶縁基板の一方の表面あるいは内部に単一または複数のアンテナ素子を設け、他方の表面に前記アンテナ素子と接続される半導体素子を搭載することにより、アンテナ基板の小型化が図られ、さらにアンテナと半導体素子が同一平面に無いために、半導体素子からの不要放射がアンテナ放射パターンに影響を及ぼすことが無くなり、放射パターン形状の悪化や混信を防ぐことが可能となり、また逆に、アンテナ素子からの放射が半導体素子の誤動作を引き起こすことも無くなる。
また、前記アンテナ素子と前記半導体素子を隔てるように、前記アンテナ基板内部に設けた導体層面積が、アンテナ基板の面積の60%以上とすることにより、半導体素子から生じた不要放射のアンテナ素子への影響、また逆にアンテナ素子からの放射の半導体素子への影響を抑制でき、混信や誤動作を減少させエラーレイトを下げることができる。
さらに、アンテナ基板とモジュール基板との間でやり取りされる信号の周波数f1がアンテナが放射する信号の周波数f0と異ならしめることによって、モジュール基板とアンテナ基板の信号接続部や、モジュール基板内からの不要放射と、アンテナ素子から放射される信号間の干渉が無くなり、混信や回路の誤動作などが抑制できエラーレイトを下げることができる。なお、ここで言うf1は、アンテナ基板とモジュール基板の間でやり取りされる信号のうち最も高い信号の周波数である。特に、0.5×f0≧f1とすることにより、より混信や誤動作を防ぐことができエラーレイトが下がる。
かかる本発明は、アンテナ基板とモジュール基板の間でやり取りする信号周波数を低下させることにつながり、一般的にロスの大きい高周波を低周波に変換することでロスが低減しシステムとしても効率が上がり、また信号レベルの低下が防げるためにエラーレイトも低下させることが可能となる。
以下、本発明のアンテナモジュールの構成について図面を参照しながら説明する。図1に本発明の実施形態の一例であるアンテナモジュール1の側面図を示す。本発明のアンテナモジュールは、誘電体レンズ2、アンテナ基板3、モジュール基板4から構成されており、誘電体レンズ2は支持体5をもってモジュール基板4に固定されている。
アンテナ基板3の一方の面には、マイクロストリップアンテナからなるアンテナ素子6が形成されており、他方の面に、アンテナ素子から放射あるいは受信される信号の処理を行う半導体素子7が実装されており、基板内部にはグランドとなる導体層9が形成されており、半導体素子7は、ビア導体10を介して前記アンテナ素子6と接続されている。半導体素子7は、アンテナ基板3の他方の面に設けられたキャビティ内に収納され、キャップ8で封止され、湿気やゴミの侵入を防止している。なお、半導体素子の封止の形態は、キャビティ内への収納のみならず、封止樹脂中に埋設してもよい。
アンテナ素子6と、これを制御する半導体素子7を1つのアンテナ基板に設ける場合、アンテナ素子6から放射された信号が半導体素子に影響を与え半導体素子の誤動作をおこす。また逆に半導体素子からの不要放射がアンテナ素子の放射パターンに影響を与え放射パターンの崩れやサイドローブの上昇、利得の低下などが発生してしまう。また、さらにアンテナ素子と半導体素子が同一表面にある場合、基板の面積が大きくなるという欠点もある。そこで、本発明によれば、半導体素子7をアンテナ素子3が形成された面とは反対側の面に形成することによって、半導体素子の誤動作やサイドローブの上昇や利得低下などのアンテナ放射パターンの劣化を防止することができ、またアンテナ基板を小型化できる。
また、図1では、半導体素子7が1つしか搭載されていないが、この半導体素子としては、増幅器やフィルター、変復調器、信号処理素子、逓倍器などの複数の半導体素子を搭載しても問題は無い。なお、その場合においては、これら素子のうち、アンテナ素子への影響の大きい半導体素子を、アンテナ素子6を形成した面とは反対側の面に形成すればよいが、すべての半導体素子を反対側の面に形成することが最も望ましい。
本発明によれば、上記アンテナ基板3の内部に形成され、アンテナ素子6と半導体素子7とを隔てる導体層9の面積が、アンテナ基板の面積の60%以上を占めることが重要である。これは、この面積が60%以上とすることによって、半導体素子から生じた不要放射のアンテナ素子への影響、また逆にアンテナ素子からの放射の半導体素子への影響を抑制でき、混信や誤動作を減少させエラーレイトを下げることができる。本発明によれば、導体層9の面積は、特に70%以上であることが望ましい。
また、本発明によれば、アンテナ素子3が放射あるいは受信する信号の周波数をf0、アンテナ基板3とモジュール基板4の間でやり取りされる信号の最大周波数をf1としたとき、f0とf1を異ならしめることによって、モジュール基板4における回路の誤動作や混信を抑制し、アンテナ入力抵抗を安定させ、また、アンテナ基板3に実装された半導体素子7の高周波回路を正常に動作させることができる。
このように、アンテナ素子6が送受信する信号の周波数f0と、アンテナ基板3とモジュール基板4がやり取りする周波数f1を異ならしめるための1つの方法としては、図2に示す回路構成を用いる方法がある。すなわち図2のように、アンテナ基板に実装した周波数変換器11と局部発振器12をアンテナ素子10に接続し回路構成することで、アンテナ素子で送受信する信号をアップコンバートあるいはダウンコンバート可能となる。なお、局部発振器に直接信号を入れて変調する場合には周波数変換器は不要となる。発振器としては、低周波の信号を局部発振器で発振し、その信号を逓倍器により高周波に変化させ所望の周波数の局部信号を作る方法などがあり、ディスクリートで形成した局部発振器、逓倍器を接続して形成できる。あるいは逓倍器を用いず直接、所望の周波数の局部信号を発生させる発振器を用いても良く、それについてはMMICで電圧制御型発振器を構成する方法や、ガンダイオードを用いる方法などがある。
その中でも、構成が最も簡単で容易にシステムの構成が可能である点で、MMICで電圧制御型発振器を構成する方法が好ましい。MMICに多くの機能を持たせた素子を用いることが好ましい。ディスクリートで、周波数変換器、逓倍器を形成し接続する場合に比べて、半導体素子数が少なくなり実装工程が簡略化し製造コストを低減できる。
特に、本発明によれば、前記f0とf1が、0.5×f0≧f1であることが望ましい。これは、f0とf1が近い場合、混信を起こしやすいことを意味している。例えばアンテナが送受信する信号は、信号情報を搬送波に載せるため一般的に周波数変調をかけ、そのため信号周波数にある程度の幅が発生する。それによりf0とf1が近い場合、周波数が同じ領域での重なり成分が生じ混信が発生しやすい。また0.5×f0≧f1とすることで、f1の2次高調波成分による影響が抑制できる。そのため、0.5×f0≧f1とすることによって、その混信を減少させることが可能となる。望ましくは、0.2×f0≧f1であることが望ましく、これによりf1の5次高調波成分の影響も抑制できる。
図1ではアンテナ素子として、1素子のマイクロストリップアンテナを図示しているが、この素子数は、2素子以上でもよく、複数のアンテナ素子をアレイ状に配置したアレイアンテナであってもよい。
また、アンテナ素子として、図1のマイクロストリップアンテナ以外に、ボウタイアンテナ、スロットアンテナなどの平面アンテナ、ヘリカルアンテナ、ダイポールアンテナ、逆Lアンテナ、逆Fアンテナでも特に問題はない。また、アンテナ素子6は、必ずしも基板表面に形成されている必要はなく、基板の内部に形成されていてもよい。特に、アンテナ素子の保護の点からは、アンテナ素子6の表面に樹脂製またはセラミック製の絶縁性保護層を形成することが望ましい。その他、アンテナ素子としては、誘電体共振器アンテナや、特開平11−46114号に記載されるような、積層型導波管を利用したアンテナなども利用できる。
また、図1では、アンテナ素子の上部に所定距離をとって、誘電体レンズ2を配置しているが、この誘電体レンズ2は、必ずしも必要ではないが、誘電体レンズ2を具備する場合、アンテナ素子の放射パターンの微小な変化が、レンズを介した最終の放射パターンに与える影響が顕著であり、本発明による作用は特に有効的である。なお、誘電体レンズ2は、図1によれば、モジュール基板4に固定されているが、この誘電体レンズ2の固定先としては、これに限られず、他の筐体などに固定し、その筐体にモジュール基板4を固定してもなんら問題は無い。
なお、アンテナ基板3において、アンテナ素子6と半導体素子7を接続するためには一般的に、マイクロストリップライン、ストリップライン、ビア、コプレーナライン、スロットライン、積層型導波管などの周知の高周波線路を用いることができるが、特に線路を特定する必要は無い。線路の引き回し容易性から考えれば、マイクロストリップライン、ストリップラインが好ましく、また低伝送損失の観点からは積層型導波管が好ましい。またVIAの代わりに信号の損失低減のためにスロットをもちいて電磁的に接続し信号伝送してもなんら問題はない。
なお、図1のアンテナモジュールでは、モジュール基板4とアンテナ基板3を電気的に接続するのに、アンテナ基板3をモジュール基板4に対して、BGAタイプで、アンテナ基板3の裏面の接続パッド11に取り付けられた複数の半田ボール12を介してモジュール基板1の回路パターン13に実装されているが、アンテナ基板3の実装形態はこれに限られることがなく、たとえば半田ボールを用いず、アンテナ基板3の底面に形成された接続パッド11とモジュール基板1の回路パターン13に対して、直接半田で接続するLGAタイプや、金属ピンを用いるPGAタイプ、あるいはアンテナ基板に形成された接続パッドとモジュール基板側の回路パターンとをワイヤを用いて接続するものであってもよい。この中でも、BGA、LGAは、高密度に端子を形成することができる点で有利である。
また、アンテナ基板3は、表面実装タイプではなく、モジュール基板4表面に接着剤で固定し、アンテナ基板3の表面に形成された電極と、モジュール基板の電極とを金リボンや金のワイヤーボンディングで接続した構造であってもよい。ただワイヤーボンディングは寄生インダクタンスや量産性の課題などを有することから、前述の表面実装型がローコストで特性安定性も優れており好ましい。
アンテナ基板3を構成する材料としては、半導体素子7の実装信頼性を考えればセラミックスが好ましく、またコストの点から考えれば少なくとも樹脂を含有する有機材料からななる基板が好ましい。セラミックスを用いる場合、材料は一般的にアルミナ、窒化アルミニウム、マグネシアなどを主成分としたセラミックスや、ガラスセラミックスなどの1000℃以下で焼成可能な低温焼成セラミックスが好適に挙げられる。この中でも、高周波では伝送線路における損失が大きく、その損失を抑えるために導体層の抵抗を低くすることが求められ、かかる点から銅や銀導体を用いることができる低温焼成セラミックスまたは有機多層基板が好ましく、最適には誘電損失が低い低温焼成セラミックスがよい。なお、有機基板の中では、フッ素系樹脂が好ましい。
モジュール基板4を構成する材料としても、アンテナ基板3と同様に、アルミナや窒化アルミニウム、マグネシアなどを主成分としたセラミックスや低温焼成セラミックス、有機多層基板など用いることができ特に材料を限定するものでは無い。しかし製造コストの点から考えれば、FR−4やFR−5などのガラスーエポキシ樹脂の安価な有機基板が好ましい。
本発明のアンテナモジュールについてアンテナモジュールとしての通信特性を評価するために、実際にシステムを組んでエラーレイトの調査を行った。
アンテナ基板は、40mm×40mm×厚み3.0mm、誘電率4.9のホウ珪酸ガラスを主体とする低温焼成セラミックスからなる絶縁基板に対して、その表面に、マイクロストリップアンテナを1素子形成しそれを1次放射器とした。マイクロストリップアンテナおよびアンテナ基板における高周波線路、ビア導体、導体層はすべて、銅メタライズを用いて、絶縁基板と900℃で同時焼成して形成した。なお、導体層の面積を表1に示すように種々変化させた。
また、アンテナ基板のアンテナ素子形成面とは反対の面に、図1に示したようなキャビティを設け、このキャビティ内に制御素子として半導体素子をフリップチップ実装した。
一方、モジュール基板としては、ガラス−エポキシ樹脂からなる複合絶縁体からなる絶縁基板の表面に銅による導体パターンを形成したものを準備し、アンテナ基板をボールグリッドアレイによって表面実装した。また、アンテナ素子の放射面の上に、誘電率5.0のホウ珪酸ガラスを主体とするセラミックスで形成した誘電体レンズを配置した。
また、比較例として、アンテナ素子と半導体素子とを同じ面に形成したアンテナ基板を作製し、上記と同様にしてモジュール基板表面に実装し、比較用のアンテナモジュールAを作製した。この比較用のアンテナモジュールAにおけるエラーレイトを「1」として、本発明品を含む種々のモジュールのエラーレイトを測定した。
なお、エラーレイトの測定にあたっては、アンテナ素子からの放射信号(搬送波)の周波数(f0)は65GHzとした。また、アンテナ基板の表面には、アンテナ素子以外に、増幅器、局部発振器、逓倍器、フィルターを基板表面に実装した。アンテナモジュールに対向する形で、信号を放射するホーンアンテナを設置し、ホーンアンテナから放射した信号をアンテナモジュールで受信し復調して、オリジナルな信号と比較してエラーレイトを評価した。
また、アンテナ素子は変更せず、半導体素子の回路構成を変更し局部信号周波数を変化させることにより、表1に示すようにアンテナ基板とモジュール基板との間の信号周波数を種々変更し、エラーレイトを測定した。その結果を表1に示す。
表1の結果によれば、アンテナ素子の周波数およびアンテナ基板とモジュール基板との間でやり取りされる信号の周波数がいずれも65GHzである場合、金属層の面積が60%よりも小さい場合、エラーレイトにはほとんど変化がないが、面積比率が60%以上になると、エラーレイトが低下することが理解できる。特に70%以上とすることによって、エラーレイトが0.9以下に抑えることができ、さらに好ましい。
加えて、アンテナが放射する信号の周波数とアンテナ基板とモジュール基板がやり取りをする信号の周波数が同じ場合にくらべて、それぞれの周波数が異なる場合、エラーレイトをさらに低減できることがわかる。例えば、金属総面積比率70%の場合、アンテナ基板とアンテナモジュール基板間の信号を48GHzにすることでエラーレイトを0.69へ、33GHzでは0.51に低減できる。そしてその周波数を、アンテナが送受信する63GHzの半分以下である30GHzとすることでエラーレイトを0.5以下を達成できる。
1・・・・・・・アンテナモジュール
2・・・・・・・誘電体レンズ
3・・・・・・・アンテナ基板
4・・・・・・・モジュール基板
5・・・・・・・支持体
6・・・・・・・アンテナ素子
7・・・・・・・半導体素子
8・・・・・・・キャップ
9・・・・・・・導体層
2・・・・・・・誘電体レンズ
3・・・・・・・アンテナ基板
4・・・・・・・モジュール基板
5・・・・・・・支持体
6・・・・・・・アンテナ素子
7・・・・・・・半導体素子
8・・・・・・・キャップ
9・・・・・・・導体層
Claims (4)
- 絶縁基板の一方の表面あるいは内部に単一または複数のアンテナ素子が設けられ、前記絶縁基板の他方の表面に前記アンテナ素子と接続された半導体素子を搭載してなるアンテナ基板と、該アンテナ基板を実装してなるモジュール基板とを具備するアンテナモジュールであって、前記アンテナ基板内部の、前記アンテナ素子と前記半導体素子とを隔てる位置に導体層を形成してなり、該導体層の面積が、アンテナ基板の面積の60%以上を占めることを特徴とするアンテナモジュール。
- 前記アンテナ素子が放射あるいは受信する信号の周波数をf0、前記アンテナ基板と前記モジュール基板の間でやり取りされる信号の最大周波数をf1としたとき、f0とf1が異なることを特徴とする請求項1記載のアンテナモジュール。
- 前記f0とf1が、0.5×f0≧f1の関係にあることを特徴とする請求項1または請求項2記載のアンテナモジュール。
- 前記アンテナ素子の放射側に、誘電体レンズを設けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか記載のアンテナモジュール。
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- 2004-08-27 JP JP2004249087A patent/JP2006067376A/ja active Pending
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