JP4549708B2 - 非接触icカードおよび非接触icカード用アンテナシート - Google Patents
非接触icカードおよび非接触icカード用アンテナシート Download PDFInfo
- Publication number
- JP4549708B2 JP4549708B2 JP2004084005A JP2004084005A JP4549708B2 JP 4549708 B2 JP4549708 B2 JP 4549708B2 JP 2004084005 A JP2004084005 A JP 2004084005A JP 2004084005 A JP2004084005 A JP 2004084005A JP 4549708 B2 JP4549708 B2 JP 4549708B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- antenna pattern
- embossed
- line
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Description
詳しくは、非接触交信時に複数枚の非接触ICカードが重なった状態でも通信特性が低下せず、かつICカード表面にエンボスを施した場合に、アンテナの断線を生じることのないアンテナパターンを設けた非接触ICカード、非接触ICカード用アンテナシートに関する。
本発明の利用分野は、非接触ICカードの製造や利用分野に関し、非接触ICカードの具体的利用用途としては、銀行カードやキャッシュカード、クレジットカード、交通機関用途、等がある。
一方、非接触ICカードの場合は、カード基体内にループ状アンテナパターンを設ける必要がある。アンテナパターンは、文字エンボス加工により強圧を受けて変形するため、不用意にアンテナ線を設けると断線する場合も多く、JIS規定のエンボス領域との関係でアンテナパターン形状が制約を受けることになる。
アンテナパターンをエンボス加工領域を回避するように、カード上半領域にのみ狭幅で形成すれば断線を考慮する必要は無いが、ループアンテナを鎖交する電磁界面積が小さくなるため、受信効率が低下するという問題がある。
しかし、非接触ICカードはカード基体内にループ状のアンテナを有していて、当該アンテナのパターンは、カードの中心線に対して対称的な構造になっていることが多い。
この場合、2枚のカードの表面側または裏面側どうしが突き合わせて重なることがあり、アンテナパターンが鏡面対称の位置に置かれる関係になる。したがって、この場合は、各々のカードの電磁界の向きが打ち消し合う方向となるため受信効率が著しく低下し、コリジョンとは別の問題で通信ができなくなる。
しかし、非接触ICカードの場合も上記のように、従来の磁気カードと同様に、カード面にエンボスを設けることが行われており、かかる場合に非対称的なレイアウトのみを目的としてカード基体内にパターンを設けるとアンテナパターンがエンボス部にかかり、エンボスによる断線を招く結果となる。
また、エンボス領域外に非対称なアンテナを形成した場合には、アンテナ径を大きく取り得ず、カードアンテナの受信効率そのものが低くなってしまい、カード1枚時の通信距離自体が短く利便性が悪いといった問題があった。
特許文献4も同様であるが、広幅のアンテナパターンを設けることによるカードの反りを緩和する目的で、メッシュ状の開孔部を備えるアンテナパターンを設けることを提案している。
しかし、文字エンボスは、カード基体の両面からめす型、おす型の凹凸文字形状で押圧するので、金属箔材料が延伸変形することによる応力は、カードに回復し難い反りをあたえる。メッシュ状の金属箔の場合は、変形は緩和されると考えられるが、影響を与えることに変わりはない。また、2枚のカードを逆向きにして重ねると広幅のアンテナ面どうしが重なってしまい相互干渉が大きく、リーダの受信効率が低下する問題を生じる。
(1)前記アンテナパターンの1のループ線が、エンボス加工が予定された領域を交差する部分においては、エンボス文字の1の最大文字横幅よりは幅広であって、かつ連続する数個の文字の横幅以内であり、かつ交差する直前直後部分においてはエンボス領域に平行する細幅のループ線であるアンテナパターンからなること、(2)前記アンテナパターンの各ループ線が線対称性を持たない形状からなり、アンテナパターンの全体形状もカードの横中心線、またはカードの縦中心線のいずれに対しても線対称の要素を持たないようにされていること、にある。
(1)前記アンテナパターンの1のループ線が、エンボス加工が予定された領域を交差する部分においては、エンボス文字の1の最大文字横幅よりは幅広であって、かつ連続する数個の文字の横幅以内であり、かつ交差する直前直後部分においてはエンボス領域に平行する細幅のループ線であるアンテナパターンからなること、(2)前記アンテナパターンの各ループ線が線対称性を持たない形状からなり、アンテナパターンの全体形状もカードの横中心線、またはカードの縦中心線のいずれに対しても線対称の要素を持たないようにされていること、にある。
このようなアンテナを内蔵した非接触ICカードは、例えば財布の中に複数枚のカードを重ねて保持した場合でも、使用上十分な通信特性を有して通信処理されるため、わざわざ使用するICカードを財布から取り出して処理する必要性がなく利便性に優れたものとなる。
図1は、本発明の非接触ICカードの一般的形態を説明する図、図2は、アンテナパターンの具体例を説明する図、図3は、図2のアンテナパターンにエンボス文字を付加した図、図4〜図6は、アンテナパターンの他の具体例を説明する図、図7は、非接触ICカードの層構成例を説明する図、である。
図8は、JISX6302で規定するエンボス領域を説明する図である。
非接触ICチップ2とアンテナパターン3は、通常、カード基体10を構成する層構成中の中心層であるアンテナシートに形成され、当該アンテナシートが、その表裏に積層するカード部材と一体にしてプレスラミネートされた形態とされている。したがって、ICチップ2とアンテナパターン3自体はカード表面からは視認できないものである。
図1において、カード表面に表示する文字、数字または記号(カタカナや英文字も含まれる。)は、カードの所定領域に型押しされたエンボス文字6を意味する。したがって、本発明でいう文字とは数字や記号を含むものである。
図1の場合、アンテナパターンは2本のループ線31,32を有していて、ループ線31は識別番号の領域21を横断部31cにより横断し、ループ線32は識別番号の領域21と氏名及び住所領域22を横断部32c,32dにより横断している。
断線を防止できる幅とは、1のループ線において少なくともエンボス文字の1の文字の最大文字横幅を超える幅であり、かつ連続する数個の文字の横幅以内とする。数個の文字とは、最大4〜5個であり、好ましくは2〜3個または2個以内の範囲である。あまり横幅が広くては、カードの反りに対する影響が大きくなるからである。
当該アンテナパターンの特徴により、エンボスにより生じるカードの反りを低減し、かつアンテナパターンを非対称な形状にすることを容易にする。
エンボス文字の横幅については後述するようにJISにより規定されている。
非接触ICカードの場合、アンテナパターンの形状が対称形であると、当該カードが表面−表面どうし、あるいは裏面−裏面どうしで重ねられた場合、カードの向きの上下方向が揃っていてもいなくてもアンテナどうしの電磁界の向きが打ち消し合う方向となるため、前記のように通信効率が著しく低下する。したがって、上記のように非対称の形状にされていれば、このような通信効率低下を少なくできる利点が生じる。
本明細書において、非接触ICカードの後者は請求項1、請求項2等に記載される発明であり、前者は請求項3、請求項4等に記載される発明に該当する。
JISX6302には、識別カードの記録技術について規定し「ID−1タイプカード上のエンボス文字位置」についても規定している。当該規定では、エンボス加工のために二つの領域がカードに割り当てられている。
領域1は、ISO/IEC7812に従った識別番号のための領域であり、所定の字体の文字を1行入れることができる。当該行は25.4mm当り7文字の公称文字間隔の場合、最大19文字からなる、とされている。
同規格の5.1.2には文字間隔3.63mm±0.15mmと規定され、文字印字面の最大縦幅は、4.32mmとされ(同5.1.3)、文字横幅は、2.54mmとされている(同5.4)。
a)距離A:識別番号行の中心線とカードの下端辺との距離。 21.42mm±0.12mm
b)距離B:最初の文字位置の中心線とカード左端辺との距離。 10.18mm±0.25mm
c)距離C:最初の文字位置の中心線と19番目の文字位置の中心線との距離。 65.31mm±0.76mm
d)距離H:カードの下端辺から領域1の上端までの最大距離。 24.03mm
f)底辺余白E:氏名及び住所領域とカードの下端辺間の距離。 最小2.41mm、最大3.30mm
ただし、磁気ストライプを併用する場合、最低余白は、2.54mmとする。
g)距離F:各行の最初の文字位置の中心線とカード左端辺間の距離。 7.65mm±0.25mm
h)距離G:最初の文字位置の中心線と27番目の文字位置の中心線との距離。 66.04mm±0.76mm
なお、a=最大5.54mm、b=最小11.89mm、とされている。
図2の場合、符号2t部分に非接触ICチップをダイボンディングし、アンテナパターン3の端部e1,e2はICチップ2(不図示)に異方性導電シート等により接続されている。
端子板を有しない非接触ICカードであるため、非接触ICチップ2の装着位置は特に規定されていない。図2では、カードの縦中心線A−Bよりやや左側に装着することになる。アンテナパターン3は、ICチップ2の周囲を5回と1/2程度周回するようにされている。
次に、上辺の磁気ストライプ部23に沿って走行し、表面回路5の下を通過してループ線32に通じる。同様に、ループ線32は幅広の横断部32cを形成してから磁気ストライプ部23に至り、磁気ストライプ部23を斜行して走行し、ループ線33に通じて横断部33cを形成する。
磁気ストライプ部23を横切るパターンは自由にできるが、図2のように異なる傾斜の斜行線とすることで非対称性を高めることができる。
また、コンデンサパターンは、電気容量を調整するためのパターンであって、各種大きさの表面コンデンサパターン8bと裏面コンデンサパターン8aからなっている。これら裏面コンデンサパターン8aのいずれかの根本部分を切断することによりコンデンサ容量を調整しようとするものである。
また、検査端子用パターン9は、ICチップ2の検査端子に接続して、アンテナシート作製後に機能検査を行うものである。
3本のループ線31,32,33は、第2領域とカードの最下端の間を通り、ループ線34,35,36は、第1領域と第2領域の間を平行して通るようにされているのが明瞭に図示されている。
ただし、図3も図1のアンテナパターンも横の中心線X−Y、または縦の中心線A−B(中心線は不図示であるが図2参照)のいずれに対しても線対称の要素を持たないようにされている。カードが重なる場合は、縦または横中心線を共通にして重なる場合が多いからである。
図5の場合は、第1領域21は1行エンボスであり、第2領域22は2行エンボスであるが、第5周目のループ線35は磁気ストライプ部23の下面において幅広の矩形状の領域35eを形成している。幅広の矩形状の領域35eを形成することで、アンテナパターンの非対称性を高めることができる。なお、磁気ストライプ部下面のパターン形状が磁気特性に与える影響は特にない。
非接触ICカードの製造は、まず、アンテナシート11の製作から始める。アンテナシート11の基材にはポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等を使用し、フィルムの両面にアンテナパターン3のための金属箔をラミネートする。
金属箔には、銅箔やアルミニュウム箔が好ましく使用され、その厚みは、10〜40μm程度のものとなる。
フォトマスクはICカードの種類に応じてエンボス領域等を考慮して設計することになる。道断部の幅広の部分をメッシュ状にする場合は、フォトマスクの当該部分をそのような網目状パターンにあらかじめ形成しておく。
また、アンテナパターン3は、アンテナシート11のいずれの面側に形成しても構わないが、図7の場合は前記具体例のように、カードのエンボス文字突出側とは反対側の面に形成している。非接触ICチップ2をアンテナパターン3と同一面にする場合は、裏面アンテナパターンにする場合がICチップの凹凸の影響がカード表面に出難くなると考えられる。
アンテナパターン3に、非接触ICチップ2を装着する。これには、異方性導電シートを使用するのが簡易かつ確実であるが、限定されるものではない。ICチップ2の厚みは極力薄いものが好ましい。
アンテナシート11を含む全体のシートが、塩化ビニルシートやPET−G樹脂シートの場合は、熱圧プレスにより熱融着して一体のカード基体になるが、アンテナシート11や他のシートに非熱融着性のPETシート、ポリカーボネート等を使用する場合は、接着シートを介して熱圧プレスを行う。
エンボス加工は、カードをおす型、めす型の活字輪間に挿入して表裏から熱押圧して、凸状の文字型をエンボス面に形成する。所定のエンボス文字高さが規定されている(JISX6302)。また、エンボスによるカードの反りについても所定の範囲であることが、JISX6301に規定されている(同8.1.12)。
(実施例)
<アンテナシートの準備>
厚み50μmのPETフィルムの両面に、厚み16μmの銅箔を接着剤を介して貼り合わせした。このシートの表裏銅箔面を、図2のパターンを有するフォトマスクを使用してレジストパターンを形成した後、エッチングしてアンテナパターン3と表面回路5、コンデンサパターン8a,8b等を形成した。ループ線31は、カードの上下端から3.0mmの位置を走行するようにし、線幅は0.8mmとした。
さらに、平面形状が5mm角で厚み200μmのICチップ2の装着とアンテナパターンの両端e1,e2とICチップ2の接続を異方性導電シート(厚み50μm)を用いて行い、カード基体内に挿入するアンテナシート11を完成した。
カード基体10の層構成は、図7のように、アンテナシート11の表裏に、厚み50μmの接着シート12,13と、その外側に厚み240μmである白色PET−G樹脂シートからなる印刷シート14,15を使用した。印刷シート14,15のさらにその外側両面には、厚み100μmの透明PET−Gシートからなる保護シート16,17を使用した。
カード表面側の印刷シート14には、あらかじめ、アンテナシート11の配置に合わせた絵柄を印刷した。印刷はシルクスクリーン印刷した上にオフセット印刷を刷り重ねる方法で行なった。
これにより、都合7層の層構成となり、コイルアンテナ(アンテナパターン3)とICチップ2の厚みを含めない使用材料の総厚は830μmである。
その後、発行処理とエンボス文字加工を行った。エンボス文字は識別番号の第1領域21に1行と氏名及び住所の第2領域22に2行のエンボスを行った。
非接触ICカード1単体の通信特性は所定の通信条件を満たすものであった。また、カードの表面−表面どうし、または裏面−裏面どうしを接触重ねした状態でも、通信特性が低下する現象は認められなかった。
2 非接触ICチップ
3 アンテナパターン
5 表面回路
6 エンボス文字
8a,8b コンデンサパターン
9 検査端子用パターン
10 カード基体
11 アンテナシート
12,13 接着シート
14,15 印刷シート
16,17 保護シート
21 識別番号の領域(第1領域)
22 氏名及び住所領域(第2領域)
23 磁気ストライプ領域
31,32,33,34,35,36 ループ線
31c,32c,33c,34c,35c,36c 横断部
32d 横断部
41,42 かしめ部
Claims (12)
- カード表面に文字エンボスが予定された領域を有し、カード基体内であって当該文字エンボス予定領域部分を、ICチップに接続したアンテナパターンが交差する構造にされているICカードであって、以下の(1)、(2)の特徴を有する非接触ICカード。
(1)前記アンテナパターンの1のループ線が、エンボス加工が予定された領域を交差する部分においては、エンボス文字の1の最大文字横幅よりは幅広であって、連続する数個の文字の横幅以内であり、かつ交差する直前直後部分においてはエンボス領域に平行する細幅のループ線であるアンテナパターンからなること、
(2)前記アンテナパターンの各ループ線が線対称性を持たない形状からなり、アンテナパターンの全体形状もカードの横中心線、またはカードの縦中心線のいずれに対しても線対称の要素を持たないようにされていること、 - あらかじめ規定された位置にエンボス加工予定領域を有するカード部材と、前記カード部材内に挿入され、ICチップと該ICチップの周辺に配置されると共に該ICチップに接続されたアンテナパターンを有するアンテナシート、を備えるICカードであって、以下の(1)、(2)の特徴を有する非接触ICカード。
(1)前記アンテナパターンの1のループ線が、エンボス加工が予定された領域を交差する部分においては、エンボス文字の1の最大文字横幅よりは幅広であって、かつ連続する数個の文字の横幅以内であり、かつ交差する直前直後部分においてはエンボス領域に平行する細幅のループ線であるアンテナパターンからなること、
(2)前記アンテナパターンの各ループ線が線対称性を持たない形状からなり、アンテナパターンの全体形状もカードの横中心線、またはカードの縦中心線のいずれに対しても線対称の要素を持たないようにされていること、 - カード表面に文字エンボスされた領域を有し、カード基体内であって当該文字エンボス領域部分を、ICチップに接続したアンテナパターンが交差する構造にされているICカードであって、以下の(1)、(2)の特徴を有する非接触ICカード。
(1)前記アンテナパターンの1のループ線が、エンボス加工された領域を交差する部分においては、エンボス文字の1の最大文字横幅よりは幅広であって、かつ連続する数個の文字の横幅以内であり、かつ交差する直前直後部分においてはエンボス領域に平行する細幅のループ線であるアンテナパターンからなること、
(2)前記アンテナパターンの各ループ線が線対称性を持たない形状からなり、アンテナパターンの全体形状もカードの横中心線、またはカードの縦中心線のいずれに対しても線対称の要素を持たないようにされていること、 - あらかじめ規定された位置にエンボス加工された領域を有するカード部材と、前記カード部材内に挿入され、ICチップと該ICチップの周辺に配置されると共に該ICチップに接続されたアンテナパターンを有するアンテナシート、を備えるICカードであって、以下の(1)、(2)の特徴を有する非接触ICカード。
(1)前記アンテナパターンの1のループ線が、エンボス加工された領域を交差する部分においては、エンボス文字の1の最大文字横幅よりは幅広であって、かつ連続する数個の文字の横幅以内であり、かつ交差する直前直後部分においてはエンボス領域に平行する細幅のループ線であるアンテナパターンからなること、
(2)前記アンテナパターンの各ループ線が線対称性を持たない形状からなり、アンテナパターンの全体形状もカードの横中心線、またはカードの縦中心線のいずれに対しても線対称の要素を持たないようにされていること、 - アンテナパターンが金属箔からなり、前記アンテナパターンのループ線がエンボス加工された領域と交差する部分においては、メッシュ状の金属箔にされていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載の非接触ICカード。
- 数個の文字が、2〜3個の文字であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載の非接触ICカード。
- 磁気ストライプ部に磁気テープ幅に相当するアンテナパターンを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載の非接触ICカード。
- カード表面に文字エンボスが予定された領域を有し、カード基体内であって当該文字エンボス予定領域部分を、ICチップに接続したアンテナパターンが交差する構造にされている非接触ICカードに使用するアンテナシートであって、以下の(1)、(2)の特徴を有する非接触ICカード用アンテナシート。
(1)前記アンテナパターンの1のループ線が、エンボス加工が予定された領域を交差する部分においては、エンボス文字の1の最大文字横幅よりは幅広であって、かつ連続する数個の文字の横幅以内であり、かつ交差する直前直後部分においてはエンボス領域に平行する細幅のループ線であるアンテナパターンからなること、
(2)前記アンテナパターンの各ループ線が線対称性を持たない形状からなり、アンテナパターンの全体形状もカードの横中心線、またはカードの縦中心線のいずれに対しても線対称の要素を持たないようにされていること、 - あらかじめ規定された位置にエンボス加工予定領域を有するカード部材と、前記カード部材内に挿入され、ICチップと該ICチップの周辺に配置されると共に該ICチップに接続されたアンテナパターンを有するアンテナシートであって、以下の(1)、(2)の特徴を有する非接触ICカード用アンテナシート。
(1)前記アンテナパターンの1のループ線が、エンボス加工が予定された領域を交差する部分においては、エンボス文字の1の最大文字横幅よりは幅広であって、かつ連続する数個の文字の横幅以内であり、かつ交差する直前直後部分においてはエンボス領域に平行する細幅のループ線であるアンテナパターンからなること、
(2)前記アンテナパターンの各ループ線が線対称性を持たない形状からなり、アンテナパターンの全体形状もカードの横中心線、またはカードの縦中心線のいずれに対しても線対称の要素を持たないようにされていること、 - アンテナパターンが金属箔からなり、前記アンテナパターンのループ線がエンボス加工された領域と交差する部分においては、メッシュ状の金属箔にされていることを特徴とする請求項8または請求項9記載の非接触ICカード用アンテナシート。
- 数個の文字が、2〜3個の文字であることを特徴とする請求項8または請求項9記載の非接触ICカード用アンテナシート。
- 磁気ストライプ部に磁気テープ幅に相当するアンテナパターンを有することを特徴とする請求項8または請求項9記載の非接触ICカード用アンテナシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004084005A JP4549708B2 (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | 非接触icカードおよび非接触icカード用アンテナシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004084005A JP4549708B2 (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | 非接触icカードおよび非接触icカード用アンテナシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005275502A JP2005275502A (ja) | 2005-10-06 |
JP4549708B2 true JP4549708B2 (ja) | 2010-09-22 |
Family
ID=35175152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004084005A Expired - Fee Related JP4549708B2 (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | 非接触icカードおよび非接触icカード用アンテナシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4549708B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011118821A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Kyodo Printing Co Ltd | Icカード |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09286188A (ja) * | 1996-04-23 | 1997-11-04 | Matsushita Electric Works Ltd | 非接触型icカード |
JP2000137777A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Hitachi Ltd | Icカード |
JP2002150245A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-05-24 | Samsung Sds Co Ltd | Icカード用のicモジュールと、それを使用するicカード |
JP2002259920A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-13 | Sony Corp | エンボス加工可能なicカード、その製造方法、エンボス付きicカード及びそれによる取引処理システム |
JP2003242474A (ja) * | 2002-02-18 | 2003-08-29 | Toshiba Corp | 非接触型icカード |
-
2004
- 2004-03-23 JP JP2004084005A patent/JP4549708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09286188A (ja) * | 1996-04-23 | 1997-11-04 | Matsushita Electric Works Ltd | 非接触型icカード |
JP2000137777A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Hitachi Ltd | Icカード |
JP2002150245A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-05-24 | Samsung Sds Co Ltd | Icカード用のicモジュールと、それを使用するicカード |
JP2002259920A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-13 | Sony Corp | エンボス加工可能なicカード、その製造方法、エンボス付きicカード及びそれによる取引処理システム |
JP2003242474A (ja) * | 2002-02-18 | 2003-08-29 | Toshiba Corp | 非接触型icカード |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005275502A (ja) | 2005-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10783426B2 (en) | Dual-interface metal hybrid smartcard | |
US20210081748A1 (en) | Proximity and dual interface metal cards and methods of making card bodies with two metal layers | |
US20150269477A1 (en) | Dual-interface hybrid metal smartcard with a booster antenna or coupling frame | |
US20190385035A1 (en) | Edge-to-edge metal card and production method | |
KR101321648B1 (ko) | 금속 결제 카드 및 제조 방법 | |
JP2001034725A (ja) | 非接触icモジュール及びその製造方法、並びに、非接触情報媒体 | |
KR102375805B1 (ko) | 양면 인식이 가능한 rf 태그 메탈 카드 및 이의 제작 방법 | |
JP4549708B2 (ja) | 非接触icカードおよび非接触icカード用アンテナシート | |
JP4813160B2 (ja) | Icモジュールおよび非接触icカード | |
JP2000231620A (ja) | カード | |
JP4531183B2 (ja) | 非接触icカード用アンテナと非接触icカード | |
KR200440089Y1 (ko) | 알에프아이디 카드 | |
JP5136049B2 (ja) | 非接触icカードの製造方法 | |
JP4743369B2 (ja) | 非接触式データキャリア装置用補助アンテナ部材、および該補助用アンテナ部材を配設した物品 | |
JP2004206559A (ja) | エンボス可能な非接触通信機能を備えたicカード | |
JP4428631B2 (ja) | 板状枠体付きuimとその製造方法 | |
CN217767472U (zh) | 集成电路卡及大张卡片 | |
JP2001229360A (ja) | Icカード | |
JP2007213357A (ja) | 複合型icカード | |
JP4882187B2 (ja) | 非接触icカード及び非接触icカード送付媒体 | |
KR102413682B1 (ko) | 메탈 카드 및 그 제조 방법 | |
WO2023067627A1 (en) | An improved metal card | |
JP2020190869A (ja) | カード | |
JP2010108230A (ja) | 非接触型icカードの製造方法 | |
JP6960254B2 (ja) | 小型非接触icカード |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100622 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100707 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |