JP4715327B2 - マイク付き電子機器 - Google Patents

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Description

この発明はマイク付き電子機器に関する。
例えば携帯電話機や、動画及び音声の収録機能を備えたデジタルカメラ等のマイク付き電子機器のマイク部は、機器ケースにマイク孔を設け、前記機器ケース内に、外部音を取込むための音孔を有し、内部にマイクロフォン素子を収容したマイク部品を配置して構成されている。
この種のマイク付き電子機器においては、前記マイク部品内のマイクロフォン素子に、機器内の部品や機器ケースが発するノイズ音を拾わせないようにすることが望まれている。
そのため、従来は、前記マイク部品を、筒状に形成されたゴム製の防音ホルダ内に配置し、この防音ホルダを機器ケース内に、前記防音ホルダの開口部を前記機器ケースのマイク孔に対向させ、その開口部の周縁を前記機器ケースの内面に密着させて配置している(特許文献1参照)。
特開平8―294193号公報
しかし、従来のマイク付き電子機器は、マイク部品を筒状の防音ホルダ内に配置しているため、機器ケース内に配置された回路基板と前記マイク部品とを、リード線により、そのリード線を前記防音ホルダの周面部を貫通させて引き回して接続しなければならず、そのために、電子機器の組立てが面倒である。
この発明は、マイク部品内のマイクロフォン素子に機器内の部品や機器ケースが発するノイズ音を拾わせないようにし、しかも容易に組立てることができるマイク付き電子機器を提供することを目的としたものである。
この発明は、機器ケース内に、外部音を取込むための音孔を有し、内部にマイクロフォン素子を収容したマイク部品を配置した電子機器において、前記機器ケースに、前記マイク部品の音孔の孔径よりも大きい径のマイク孔を設け、前記機器ケース内に、一方の面の所定箇所に前記マイク部品をその音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板を、前記マイク部品の音孔を前記機器ケースのマイク孔に対向させて配置するとともに、前記マイク部品に、そのマイク部品の音孔形成面に当接するとともにマイク部品の音孔に対応する部分に前記音孔の孔径以上の径を有する貫通孔が設けられた頂面部と、該頂面部を前記マイク部品の音孔形成面に当接させたときに下端面が前記回路基板の表面に密着する高さを有し前記マイク部品の周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部の外面に、その周縁に沿う第1の環状凸部と前記貫通孔貫通孔を囲む第2の環状凸部とが設けられた気密性弾性材からなるキャップ状の防音部材を被せ、前記回路基板を、前記第1の環状凸部が前記機器ケースのマイク孔形成面に圧接され、且つ前記第2の環状凸部が前記機器ケースのマイク孔形成面に圧接或いはマイク孔に密に嵌込まれた状態が維持できるように、前記防音部材の頂面部を前記機器ケースのマイク孔形成面に押付けて前記機器ケース内に固定したことを特徴とする。
このマイク付き電子機器においては、前記防音部材の周面部は、前記マイク部品の外周面に略密に嵌合する内幅を有するのが好ましい。
また、前記防音部材の貫通孔の孔径は、前記機器ケースの前記マイク孔の孔径よりも小さくするのが好ましい。
さらに、このマイク付き電子機器においては、前記機器ケースのマイク孔形成面と前記防音部材の頂面部との間または前記防音部材の頂面部と前記マイク部品の音孔形成面との間に、前記機器ケースのマイク孔または防音部材の貫通孔を覆って、前記マイク部品のマイクロフォン素子の周波数特性により強調される音域の音成分を減衰させる音域フィルタを設けるのが望ましい。
前記音域フィルタを前記機器ケースのマイク孔形成面と前記防音部材の頂面部との間に設ける場合、前記音域フィルタは、前記機器ケースのマイク孔形成面に貼付けるのが好ましい。
また、このマイク付き電子機器においては、前記第1の環状凸部と前記第2の環状凸部とを、同じ突出高さに形成するのが望ましい。
さらに、このマイク付き電子機器においては、前記第2の環状凸部の突出高さを、前記第1の環状凸部の突出高さをよりも高く形成し、前記第2の環状凸部を前記機器ケースのマイク孔に嵌込むようにしてもよい。
その場合は、前記第2の環状凸部は、その先端側が機器ケース外に突出し、且つ前記機器ケース外に突出する部分の径が先端に向かってラッパ状に大きくなる形状に形成されているのが好ましい。
この発明のマイク付き電子機器は、機器ケースに、前記マイク部品の音孔の孔径よりも大きい径のマイク孔を設け、前記機器ケース内に、一方の面の所定箇所に前記マイク部品をその音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板を、前記マイク部品の音孔を前記機器ケースのマイク孔に対向させて配置するとともに、前記マイク部品に、そのマイク部品の音孔形成面に当接するとともにマイク部品の音孔に対応する部分に前記音孔の孔径以上の径を有する貫通孔が設けられた頂面部と、該頂面部を前記マイク部品の音孔形成面に当接させたときに下端面が前記回路基板の表面に密着する高さを有し前記マイク部品の周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部の外面に、その周縁に沿う第1の環状凸部と前記貫通孔貫通孔を囲む第2の環状凸部とが設けられた気密性弾性材からなるキャップ状の防音部材を被せ、前記回路基板を、前記第1の環状凸部が前記機器ケースのマイク孔形成面に圧接され、且つ前記第2の環状凸部が前記機器ケースのマイク孔形成面に圧接或いはマイク孔に密に嵌込まれた状態が維持できるように、前記防音部材の頂面部を前記機器ケースのマイク孔形成面に押付けて前記機器ケース内に固定しているため、前記マイク部品内のマイクロフォン素子に機器内の部品や機器ケースが発するノイズ音を拾わせないようにし、しかも容易に組立てることができる。
このマイク付き電子機器においては、前記防音部材の周面部は、前記マイク部品の外周面に略密に嵌合する内幅を有するのが好ましく、このようにすることにより、回路基板を機器ケース内に配置して固定する作業中に、マイク部品に被せた防音部材が脱落することがないようにすることができる。
また、前記防音部材の貫通孔の孔径は、前記機器ケースの前記マイク孔の孔径よりも小さくするのが好ましく、このようにすることにより、前記機器ケースが発するノイズ音をより効果的に前記マイク部品内のマイクロフォン素子に拾わせないようにすることができる。
さらに、このマイク付き電子機器においては、前記機器ケースのマイク孔形成面と前記防音部材の頂面部との間または前記防音部材の頂面部と前記マイク部品の音孔形成面との間に、前記機器ケースのマイク孔または防音部材の貫通孔を覆って、前記マイク部品のマイクロフォン素子の周波数特性により強調される音域の音成分を減衰させる音域フィルタを設けるのが望ましく、このようにすることにより、前記マイクロフォン素子から、前記マイク部品の音孔から取込んだ外部音に忠実な音声信号を出力させることができる。
前記音域フィルタを前記機器ケースのマイク孔形成面と前記防音部材の頂面部との間に設ける場合、前記音域フィルタは、前記機器ケースのマイク孔形成面に貼付けるのが好ましく、このようにすることにより、前記音域フィルタを、簡単にしかもずれ動かないように設けることができる。
また、このマイク付き電子機器においては、前記第1の環状凸部と前記第2の環状凸部とを、同じ突出高さに形成するのが望ましく、このようにすることにより、前記機器ケースが発するノイズ音をより確実に前記マイク部品内のマイクロフォン素子に拾わせないようにすることができる。
さらに、このマイク付き電子機器においては、前記第2の環状凸部の突出高さを、前記第1の環状凸部の突出高さをよりも高く形成し、前記第2の環状凸部を前記機器ケースのマイク孔に嵌込むようにしてもよく、このようにすることにより、前記機器ケースが発するノイズ音をさらに確実に前記マイク部品内のマイクロフォン素子に拾わせないようにすることができる。
その場合は、前記第2の環状凸部は、その先端側が機器ケース外に突出し、且つ前記機器ケース外に突出する部分の径が先端に向かってラッパ状に大きくなる形状に形成されているのが好ましく、このようにすることにより、前記機器ケースが発するノイズ音を略完全に前記マイク部品内のマイクロフォン素子に拾わせないようにするとともに、外部音を前記筒状部により集音して前記マイク部品にその音孔から取込ませることができる。
(第1の実施形態)
図1〜図4はこの発明をマイク付きデジタルカメラに適用した第1の実施例を示しており、図1はマイク付きデジタルカメラの斜視図、図2は前記デジタルカメラのマイク部を切開した斜視図、図3及び図4は前記マイク部の拡大断面図及び分解斜視図である。
このマイク付きデジタルカメラは、静止画撮像機能と、動画及び音声の撮像録音機能とを備えた薄型カメラであり、そのケース(以下、カメラケースという)1は、左右方向の長さが80〜90mm、高さが50〜60mm、前後面間の厚さが15〜25mmの矩形状ケースからなっている。
このカメラケース1の前面には、その一端側に化粧リング3を備えた撮像レンズ突出し部2が設けられ、他端側の上方位置にストロボライト4が設けられるとともに、前記撮像レンズ突出し部2の近傍に、マイク孔5が設けられている。
また、カメラケース1の上面には、シャッタボタン6と電源スイッチ7が設けられており、後面には、図示しないモニタ表示部とメニューキー及びズームボタン等が設けられている。
そして、前記カメラケース1内には、前記撮像レンズ突出し部2に対応させて、前記撮像レンズ突出し部2からカメラ前方に突出される2段伸縮型の可動鏡筒9a,9bを備えたズーミング撮像レンズ8が配置されており、この撮像レンズ8の後側に、図示しない固体撮像素子が配置されている。
また、前記カメラケース1内の前記撮像レンズ8の側方のスペースには、コンデンサ11等の回路構成部品を配置してデジタルカメラのメイン回路及びマイク回路(図示せず)を形成した回路基板10が設けられており、この回路基板10の一方の面の所定箇所に、マイク部品12が搭載されている。
前記マイク部品12は、高さが1.3〜1.6mm、長さが6.1〜6.2mm、幅が3.7〜4mmのシリコンマイクであり、図3及び図4に示したように、一方の面上にシリコン半導体マイクロフォン素子14を設け、他方の面にマイク回路接続端子15を形成した電極基板13を、1つの面が開放する箱状に形成され、その開放面とは反対面に外部音を取込むための音孔17が設けられた金属性のマイク筐体16の開放端に、前記マイクロフォン素子14を設けた面を前記筐体16内に向けて取付けた構成となっている。
このマイク部品12の音孔17の孔径は1〜1.1mmであり、前記カメラケース1のマイク孔5は、前記マイク部品12の音孔17の孔径よりも大きい1.5〜1.7mmの径に形成されている。
そして、前記マイク部品12は、前記回路基板10の一方の面に、このマイク部品12の音孔形成面とは反対面、つまり前記電極基板13のマイク回路接続端子15を形成した面を前記回路基板10にボンディングして搭載されている。
前記マイク部品12を搭載した回路基板10は、前記カメラケース1内に前記マイク部品12の音孔17を前記カメラケース1のマイク孔5に対向させて配置されている。
また、このマイク付きデジタルカメラのマイク部には、前記マイク部品12に、そのマイク部品12の音孔形成面に当接する頂面部18aと前記マイク部品12の周囲を囲む周面部18bとを有し、前記頂面部18aの前記マイク部品12の音孔17に対応する部分に前記音孔17の孔径以上の径を有する貫通孔19が設けられた気密性弾性材からなるキャップ状の防音部材18が設けられている。
なお、この実施例では、前記防音部材18の貫通孔19を、前記マイク部品12の音孔17の孔径よりも大きく、前記カメラケース1のマイク孔5の孔径よりも小さい径に形成している。
また、この防音部材18の周面部18bは、前記マイク部品12の外周面に略密に嵌合する内幅と、前記頂面部18aを前記マイク部品12の音孔形成面に当接させたときに、前記周面部18bの端面が前記回路基板10面に密着する高さを有している。
さらに、防音部材18の頂面部18aの外面には、その周縁に沿う第1の環状凸部20と、前記貫通孔19を囲む第2の環状凸部21とが、同じ突出高さに一体に形成されている。
前記キャップ状の防音部材18は、前記回路基板10に搭載された前記マイク部品12に被せて設けられており、前記回路基板10は、前記防音部材18の頂面部18aの第1と第2の環状凸部20,21を前記カメラケース1のマイク孔形成面に押付け、前記防音部材18の頂面部18aをカメラケース1のマイク孔形成面と前記マイク部品12の音孔形成面との間に圧縮状態で挟持させるとともに、前記防音部材18の周面部18bの端面を回路基板10面に密着させた状態で、ビス止め等の手段により前記カメラケース1内に固定されている。
また、前記カメラケース1のマイク孔形成面と前記防音部材18の頂面部18aとの間には、前記マイク部品12のマイクロフォン素子14の周波数特性により強調される音域の音成分を減衰させる音域フィルタ23が設けられている。
なお、前記マイク部品12は、高域の周波数音を強調した音信号を出力する特性を有しており、そのために、この実施例では、前記音域フィルタ23を、音域の周波数の音成分を減衰させる特性をもった高音域フィルタとしている。この音域フィルタ(以下,高音域フィルタという)23は、微細な網目のネットからなっており、防塵機能も有している。
そして、この実施例では、前記防音部材18の頂面部18aの面積よりも若干大きい面積を有する高音域フィルタ23を、前記カメラケース1内に、そのマイク孔形成面に貼付けて設け、そのフィルタ面に前記防音部材18の頂面部18aの第1と第2の環状凸部20,21を押付けている。
このマイク付きデジタルカメラは、カメラケース1に、前記マイク部品12の音孔17の孔径よりも大きい径のマイク孔5を設け、前記カメラケース1内に、一方の面の所定箇所に前記マイク部品12をその音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板10を、前記マイク部品12の音孔17を前記カメラケース1のマイク孔5に対向させて配置するとともに、前記マイク部品12に、そのマイク部品12の音孔形成面に当接する頂面部18aと前記マイク部品12の周囲を囲む周面部18bとを有し、前記頂面部18aの前記マイク部品12の音孔17に対応する部分に前記音孔17の孔径よりも大きい径を有する貫通孔19が設けられた気密性弾性材からなるキャップ状の防音部材18を被せ、前記回路基板10を、前記防音部材18の頂面部18aをカメラケース1のマイク孔形成面に押付けて前記カメラケース1内に固定しているため、前記マイク部品12内のマイクロフォン素子14にカメラ内の部品やカメラケース1が発するノイズ音を拾わせないようにし、しかも容易に組立てることができる。
すなわち、カメラ内の部品が発するノイズ音には、例えば、前記回路基板10に設けられたコンデンサ11の鳴き音があり、このコンデンサ11の鳴き音は、カメラケース1内の空間を図3に破線で示したように広がり、図3に矢線で示したように、直接またはカメラケース1の内面で反射してマイク部に到達する。
なお、カメラ内の部品が発するノイズ音には、撮像レンズ8に備えさせたズーミングモータ(図示せず)のうなり音やズーミングによる振動音等もあり、これらのノイズ音も同様に、直接またはカメラケース1の内面で反射してマイク部に到達する。
また、カメラケース1が発するノイズ音には、前記カメラ内の部品が発するノイズ音がカメラケース1に伝わることによるカメラケース1の共鳴音や、カメラケース1の外面に指A等を触れたときの擦れ音等があり、そのノイズ音は前記カメラケース1を伝ってマイク部に到達する。
しかし、この実施例のデジタルカメラは、前記マイク部品12に前記キャップ状の防音部材18を被せているため、前記カメラ内の部品が発するノイズ音やカメラケース1が発するノイズ音を前記防音部材18により遮ることができ、したがって、前記ノイズ音に前記マイク部品12の筐体16が共鳴し、そのノイズ音(筐体16の共鳴音)をマイクロフォン素子14が拾うことはない。
しかも、この実施例では、前記防音部材18の周面部18aの端面を前記回路基板10面に密着させているため、前記カメラ内の部品が発するノイズ音をより効果的に前記マイク部品12内のマイクロフォン素子14に拾わせないようにすることができる。
また、このマイク付きデジタルカメラは、前記防音部材18の頂面部18aをカメラケース1のマイク孔形成面に押付けているため、前記カメラ内の部品が発するノイズ音が、前記マイク部品12にその音孔17から入り込んで前記マイクロフォン素子14に拾われることはなく、さらに、前記カメラケース1のマイク孔5の孔径を前記マイク部品12の音孔17の孔径よりも大きくし、前記防音部材18の頂面部18aの貫通孔19の孔径を前記マイク部品12の音孔17よりも大きくしているため、前記カメラケース1が発するノイズ音が前記マイク部品12にその音孔17から入り込んで前記マイクロフォン素子14に拾われることもほとんどない。
この実施例では、前記防音部材18の頂面部18aの外面に、その周縁に沿う第1の環状凸部20と、前記貫通孔19を囲む第2の環状凸部21とを形成し、前記第1と第2の環状凸部20,21をカメラケース1のマイク孔形成面に押付けているため、前記防音部材18の頂面部18aを、その周縁部と前記貫通孔19の周囲の2箇所において前記カメラケース1のマイク孔形成面に密着させ、前記カメラケース1が発するノイズ音をより確実に前記マイク部品12内のマイクロフォン素子14に拾わせないようにすることができる。
なお、この実施例では、図3に示したように、前記防音部材18の貫通孔19を、前記マイク部品12の音孔17の孔径よりも大きくしているが、防音部材18の貫通孔19の孔径は前記マイク部品12の音孔17の孔径と同じでもよく、前記防音部材18の貫通孔19の孔径が前記マイク部品12の音孔17の孔径以上であれば、前記マイク部品12の音孔17からの音取込み効率を低下させることなく、前記カメラケース1のマイク孔5の孔縁から前記マイク部品12の音孔17との間を前記防音部材18によって遮り、前記カメラケース1が発するノイズ音が前記マイク部品12にその音孔17から入り込んでマイクロフォン素子14に拾われるのを防ぐことができる。
また、この実施例では、前記防音部材18の貫通孔19の孔径を、カメラケース1のマイク孔5の孔径よりも小さくしているため、前記防音部材18の貫通孔19の周縁部を前記カメラケース1のマイク孔5内に張出させてその張出部により前記カメラケース1のマイク孔5の孔縁から前記マイク部品12の音孔17との間を遮り、前記カメラケース1が発するノイズ音をより効果的に前記マイク部品12内のマイクロフォン素子14に拾わせないようにすることができる。
しかも、このマイク付きデジタルカメラは、前記回路基板10に前記マイク部品12をその音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載し、前記マイク部品12に前記キャップ状の防音部材18を被せて、前記回路基板10を、前記防音部材18の頂面部18aをカメラケース1のマイク孔形成面に押付けて前記カメラケース1内に固定しているため、簡単な作業でマイク部を構成することができ、したがってカメラの組立てを容易に行なうことができる。
なお、前記キャップ状の防音部材18の周面部18bは、上述したように、前記マイク部品12の外周面に略密に嵌合する内幅を有しているため、前記回路基板10をカメラケース1内に配置して固定する作業中に、前記マイク部品12に被せた前記防音部材18が脱落することはない。
さらに、このマイク付きデジタルカメラは、カメラケース1のマイク孔形成面と前記防音部材18の頂面部18aとの間に、前記カメラケース1のマイク孔5を覆って、前記マイク部品12のマイクロフォン素子14の周波数特性により強調される高音域の音成分を減衰させる高音域フィルタ23を設けているため、前記マイクロフォン素子14の周波数特性を補償し、前記マイクロフォン素子14から、前記マイク部品12の音孔17から取込んだ外部音に忠実な音声信号を出力させることができるとともに、カメラケース1のマイク孔5から入り込む外部の塵を前記高音域フィルタ23により遮断し、前記マイク部品12を保護することができる。
そして、この実施例では、前記高音域フィルタ23を、前記カメラケース1のマイク孔形成面に貼付けているため、この高音域フィルタ23を、簡単にしかもずれ動かないように設けることができる。
なお、この実施例では、高音域フィルタ23を、カメラケース1のマイク孔形成面と防音部材18の頂面部18aとの間に設けているが、前記高音域フィルタ23を前記防音部材18の周面部18bの内側に収まる形状に形成し、その高音域フィルタ23を、前記防音部材18の頂面部18aと前記マイク部品12の音孔形成面との間に、前記防音部材18の貫通孔19を覆って設けてもよい。
その場合は、前記高音域フィルタ23を前記防音部材18の頂面部18aと前記マイク部品12の音孔形成面との間に挟持させればよく、このようにすることにより、前記高音域フィルタ23を、簡単にしかもずれ動かないように設けることができる。
(第2の実施形態)
図5はこの発明の第2の実施例を示すマイク付きデジタルカメラのマイク部の断面図である。なお、この実施例において、上述した第1の実施例に対応するものには図に同符号を付し、同じものについてはその説明を省略する。
この実施例のマイク付きデジタルカメラは、キャップ状の防音部材18の頂面部18aの外面に、その周縁に沿う環状凸部20と、マイク部品12の音孔17に対応する貫通孔19の周縁から突出する筒状部22とを形成し、マイク部品12を搭載した回路基板10を、前記マイク部品12に前記防音部材18を被せ、その防音部材18の頂面部18aの筒状部22をカメラケース1のマイク孔5に密に嵌込み、前記環状凸部20を前記カメラケース1のマイク孔形成面に押付けてカメラケース1内に固定したものであり、この実施例では、前記防音部材18の頂面部18aと前記マイク部品12の音孔形成面との間に、前記防音部材18の貫通孔19を覆って高音域フィルタ23を設け、この高音域フィルタ23を前記防音部材18の頂面部18aと前記マイク部品12の音孔形成面との間に挟持させている。
また、この実施例では、前記防音部材18の貫通孔19の孔径を前記マイク部品12の音孔17の孔径と同じにし、この防音部材18の頂面部18aに、前記貫通孔19の孔径と同じ内径を有する筒状部22を形成するとともに、この筒状部22を、その先端側がカメラケース1外に突出し、且つ前記カメラケース1外に突出する部分の径が先端に向かってラッパ状に大きくなる形状に形成している。
この実施例のマイク付きデジタルカメラは、前記防音部材18の頂面部18aの外面に、その周縁に沿う環状凸部20と、前記貫通孔19の周縁から突出する筒状部22とを形成し、前記筒状部22をカメラケース1のマイク孔5に嵌込み、前記環状凸部20を前記カメラケース1のマイク孔形成面に押付けているため、前記カメラケース1が発するノイズ音を、上述した第1の実施例よりもさらに確実に前記マイク部品12内のマイクロフォン素子14に拾わせないようにすることができる。
そして、この実施例ではは、前記防音部材18の筒状部22を、その先端側がカメラケース1外に突出し、且つ前記カメラケース1外に突出する部分の径が先端に向かってラッパ状に大きくなる形状に形成しているため、前記カメラケース1が発するノイズ音を略完全に前記マイク部品12内のマイクロフォン素子14に拾わせないようにするとともに、外部音を前記筒状部22により集音して前記マイク部品12にその音孔17から取込ませることができる。
なお、この実施例では、前記防音部材18の貫通孔19の孔径及び前記貫通孔19の周縁から突出する筒状部22の内径を前記マイク部品12の音孔17の孔径と同じにしているが、前記防音部材18の貫通孔19の孔径及び前記筒状部22の内径は、前記マイク部品12の音孔17の孔径よりも大きくしてもよく、また、前記筒状部22の内径は、前記貫通孔19の孔径よりも大きくしてもよい。
(他の実施形態)
なお、上記第1及び第2の実施例では、カメラケース1のマイク孔形成面と前記防音部材18の頂面部18aとの間または前記防音部材18の頂面部18aとマイク部品12の音孔形成面との間に、前記カメラケース1のマイク孔5または前記防音部材18の貫通孔19を覆って、前記マイク部品12のマイクロフォン素子14の周波数特性により強調される音域の音成分を減衰させる音域フィルタ(上記実施例では高音域フィルタ)23を設けているが、この音域フィルタ23を省略し、前記回路基板10に形成されたマイク回路に、前記マイクロフォン素子14により強調された音域の周波数信号を減衰させる信号処理を行なわせることにより、前記マイク部品12の音孔17から取込んだ外部音に忠実な音声信号を出力するようにしてもよい。
また、この発明は、マイク付きデジタルカメラに限らず、例えば携帯電話機等のマイク付き電子機器にも適用することができる。
この発明の第1の実施例を示すマイク付きデジタルカメラの斜視図。 前記デジタルカメラのマイク部を切開した斜視図。 前記マイク部の拡大断面図。 前記マイク部の分解斜視図。 この発明の第2の実施例を示すマイク付きデジタルカメラのマイク部の断面図。
符号の説明
1…カメラケース(機器ケース)、5…マイク孔、10…回路基板、11…コンデンサ(カメラ内の部品)、12…マイク部品、13…電極基板、14…マイクロフォン素子、15…マイク回路接続端子、16…マイク筐体、17…音孔、18…防音部材、18a…頂面部、18b…周面部、19…貫通孔、20,21…環状凸部、22…筒状部、23…高音域フィルタ。

Claims (8)

  1. 機器ケース内に、外部音を取込むための音孔を有し、内部にマイクロフォン素子を収容したマイク部品を配置した電子機器において、
    前記機器ケースに、前記マイク部品の音孔の孔径よりも大きい径のマイク孔を設け、
    前記機器ケース内に、一方の面の所定箇所に前記マイク部品をその音孔形成面とは反対面をボンディングして搭載した回路基板を、前記マイク部品の音孔を前記機器ケースのマイク孔に対向させて配置するとともに、
    前記マイク部品に、そのマイク部品の音孔形成面に当接するとともにマイク部品の音孔に対応する部分に前記音孔の孔径以上の径を有する貫通孔が設けられた頂面部と、該頂面部を前記マイク部品の音孔形成面に当接させたときに下端面が前記回路基板の表面に密着する高さを有し前記マイク部品の周囲を囲む周面部とを有し、前記頂面部の外面に、その周縁に沿う第1の環状凸部と前記貫通孔貫通孔を囲む第2の環状凸部とが設けられた気密性弾性材からなるキャップ状の防音部材を被せ、
    前記回路基板を、前記第1の環状凸部が前記機器ケースのマイク孔形成面に圧接され、且つ前記第2の環状凸部が前記機器ケースのマイク孔形成面に圧接或いはマイク孔に密に嵌込まれた状態が維持できるように、前記防音部材の頂面部を前記機器ケースのマイク孔形成面に押付けて前記機器ケース内に固定したこと
    を特徴とするマイク付き電子機器。
  2. 防音部材の周面部は、前記マイク部品の外周面に略密に嵌合する内幅を有することを特徴とする請求項1に記載のマイク付き電子機器。
  3. 防音部材の貫通孔の孔径を、機器ケースのマイク孔の孔径よりも小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のマイク付き電子機器。
  4. 機器ケースのマイク孔形成面と防音部材の頂面部との間または前記防音部材の頂面部とマイク部品の音孔形成面との間に、機器ケースのマイク孔または前記防音部材の貫通孔を覆って、前記マイク部品のマイクロフォン素子の周波数特性により強調される音域の音成分を減衰させる音域フィルタを設けたことを特徴とする請求項1に記載のマイク付き電子機器。
  5. 音域フィルタを機器ケースのマイク孔形成面に貼付けたことを特徴とする請求項4に記載のマイク付き電子機器。
  6. 前記第1の環状凸部と前記第2の環状凸部とを、同じ突出高さに形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマイク付き電子機器。
  7. 前記第2の環状凸部の突出高さを、前記第1の環状凸部の突出高さをよりも高く形成し、前記第2の環状凸部を前記機器ケースのマイク孔に嵌込ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマイク付き電子機器。
  8. 前記第2の環状凸部は、その先端側が機器ケース外に突出し、且つ前記機器ケース外に突出する部分の径が先端に向かってラッパ状に大きくなる形状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のマイク付き電子機器。
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