JP4715242B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット式の記録装置などの記録装置に関するものである。
従来、記録装置として、キャリッジに搭載されたインクジェットヘッドを、記録媒体に沿って所定間隔をおいて移動させながら、前記記録媒体に向けてインク液滴を噴射させて記録を行うインクジェット式の記録装置が知られている。
このようなインクジェット式の記録装置において、本体メイン回路から記録データ(印字データ)信号や各種制御信号が入力されるヘッドドライバ(駆動回路)をインクジェットヘッド(以下記録ヘッドという)に備え、このヘッドドライバでもって、複数チャンネルのインク噴射ノズルを有した記録ヘッドを駆動するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記のような従来の記録ヘッドでは、そのヘッドを駆動するために駆動回路に記録波形信号を入力するが、階調記録のために複数種類の体積のインク滴を噴射する複数の記録波形を用意したり、電力ピークを抑制したり、クロストークを回避するために、あるノズルのブロックあるいは列単位で記録波形を変更する必要が生ずる場合がある。また、カラー印字の場合に、インクによって特性が異なり、その特性に最適な記録波形を用いる場合にも、記録波形の種類数が多くなる。記録波形の種類数が多くなると、それだけ駆動回路に入力するための信号線の数が増加する。
このように信号線の数が増加すると、煩雑となるばかりでなく、装置本体から駆動回路への信号の伝送にフレキシブルフラットケーブルを用いている場合には、フレキシブルフラットケーブルの幅が広くなり、ひきわましが複雑となるし、コスト面、メンテナンス面でも不利である。
そこで、前記特許文献1に記載の技術では、波形発生回路を記録ヘッドに搭載することで、装置本体側から駆動回路に記録波形信号を入力するための信号線の数を減らすことを提案している。つまり、パルス幅などの記録波形の生成に必要なデータをあらかじめ、記録ヘッドに搭載した波形発生回路にシリアル伝送して、そのデータをもとに記録開始と共に記録波形を波形発生回路から出力させるようにしているのである。
特開2000−158643号公報(段落0053〜0056及び図4)
しかし、特許文献1記載の技術では、装置本体側の本体メイン回路から記録ヘッド側の駆動回路に記録波形を入力するための信号線の数は少なくなるものの、波形発生回路が余分に必要になるし、記録波形の種類毎に波形発生回路を設けなければならず、記録ヘッドの重量も重くなる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、波形発生回路を記録ヘッドに搭載することなく、記録波形の種類数よりも少ない数の信号線で、装置本体側から記録ヘッドの駆動回路に記録波形データ信号を伝送することができる記録装置を提供する。
請求項1の発明は、ドット記録を行う複数のアクチュエータを有する記録ヘッドと、この記録ヘッドの複数のアクチュエータに対して駆動パルスを出力する駆動回路と、この駆動回路に対して、記録波形データ信号と、前記各アクチュエータ毎の、選択データを含む駆動信号とを伝送する本体メイン回路とを備え、前記駆動回路は、前記記録波形データ信号にもとづいて複数種類の記録波形信号を生成し、その複数種類の記録波形信号の中から前記選択データにもとづいて所定の記録波形信号を選択する選択手段を有し、この選択手段にて選択された記録波形を持つ前記駆動パルスを出力する記録装置において、
前記駆動回路は、前記本体メイン回路からシリアル伝送された前記記録波形データ信号をパラレル変換して、一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号を生成して記憶する記憶装置を有し、前記複数種類の記録波形信号を生成して記憶するのは、前記本体メイン回路から前記駆動回路に前記選択データが伝送される前であり、かつ前記記憶装置で記憶されている複数種類の記録波形信号の中から前記選択データにもとづいて所定の記録波形信号を前記選択手段が選択する構成とされていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、まず、本体メイン回路から駆動回路に対して記録波形データ信号がシリアル伝送される。そして、駆動回路の記憶装置において、前記記録波形データ信号がパラレル変換され、一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号が生成されて記憶される。この記憶装置に記憶されている複数種類の記録波形信号の中から、選択手段によって、駆動信号に含まれる選択データにもとづいて所定の記録波形信号が選択され、出力される。それから、駆動回路から、選択された記録波形を持つ駆動パルスが記録ヘッドの各アクチュエータに対して出力され、ドット記録(印字)が行われる。
よって、記録波形データ信号をシリアル伝送し、駆動回路の記憶装置に、一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号が記憶されるので、記録波形の種類数よりも少ない数の信号線で、本体メイン回路から駆動回路に記録波形データ信号を伝送することを実現することができる。また、一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号が、駆動回路の記憶装置に記憶されるので、選択手段が記録波形信号を選択する際にそれらを利用することができ、記録周期毎に記録波形データ信号をシリアル伝送する必要がなくなり、記録の高速化に対応できる。
請求項2の発明は、請求項1記載の記録装置において、前記記憶装置が、記録開始前に、前記本体メイン回路から伝送されるクロック信号にもとづき、前記記録波形データ信号を時系列に沿って順次取り込み、アドレス指定した場所に順次格納することで、前記一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号を生成する構成とされていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、前記本体メイン回路から伝送されるクロック信号にもとづき、前記シリアル伝送される記録波形データ信号が、前記記憶装置によって時系列に沿って順次取り込まれ、アドレス指定した場所に順次格納されることで、前記一つの記録周期分についての、パラレルな複数種類の記録波形信号が生成される。
請求項3の発明は、請求項2記載の記録装置において、前記記憶装置が、前記クロック信号のクロックパルスにもとづき、前記記録波形データ信号の各状態をパラレル信号に変換するシリアルーパラレル変換回路と、前記各パラレル信号を、アドレスカウンタにて指定された場所に順次格納することで前記一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号を記憶するメモリとを備えることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、記憶装置のシリアルーパラレル変換回路によって、前記クロック信号における各クロックパルス(例えば、各クロックパルスの立ち上がりエッジのタイミング)にもとづき、前記記録波形データ信号の各状態(”H”レベルの状態、あるいは”L”レベルの状態)が時系列に沿って順次取り込まれ、前記記録波形信号の種類数に対応するパラレル信号に変換される。そして、前記各パラレル信号が、アドレスカウンタにて指定された場所に順次格納されることで、前記一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号が、メモリに記憶される。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の記録装置において、複数種類の記録モードを有するもので、前記記憶装置は、同一の記録モードの場合には、前記記憶されている一つの記録周期分の、複数種類の記録波形信号を所定の周期で繰り返し出力するもので、前記一つの記録周期分の、複数種類の記録波形信号を、記録モードの切り替えにより変更する構成とされていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、一つの記録周期分の、複数種類の記録波形信号を、記録モードの切り替えにより変更するようにしているので、記録モード毎に、その記録モードに応じた最適の記録波形信号を用いることが可能となる。また、同一の記録モードの場合には、前記記憶されている一つの記録周期分の、複数種類の記録波形信号が所定の周期で繰り返し出力されるので、本体メイン回路から記録波形データ信号を繰り返しシリアル伝送する必要がなくなる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の記録装置において、前記複数のアクチュエータが、異なる種類の記録材で記録を行う複数のグループに分けられ、前記シリアル伝送される記録波形データ信号は、前記各グループに対応した記録波形データをシリアルに含むことを特徴とする。ここで、記録材とは、記録媒体に記録するのに用いられる材料(例えば、インクやトナー)を意味する。
請求項5の発明によれば、前記複数のアクチュエータが、異なる種類の記録材(例えば、色インク)で記録を行う複数のグループに分けられ、前記シリアル伝送される記録波形データ信号が、前記各グループに対応した記録波形データをシリアルに含むので、アドレス指定した場所に順次格納されることで、前記一つの記録周期分についての、パラレルな複数種類の記録波形信号が、異なる種類の記録材毎に生成される。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の記録装置において、前記記録ヘッドおよび駆動回路が、記録媒体に沿って移動可能なキャリッジに搭載され、前記本体メイン回路は、前記キャリッジを収容する装置本体に設けられ、前記駆動信号および記録波形信号が、前記装置本体とキャリッジとの間に設けられたフレキシブルケーブルを介して前記駆動回路に伝送されることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、フレキシブルケーブルを介して伝送する記録波形データ信号のための信号線の数が少なくてよくなる。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の記録装置において、前記記録ヘッドのアクチュエータが、前記選択された記録波形を持つ駆動パルスにもとづいて、インクを収容するインク室の容積を増減してインク液滴を噴射するものであることを特徴とする。
請求項7の発明によれば、各アクチュエータ毎に細かく駆動制御することが可能となり、噴射されるインク液滴の量の制御を容易に行うことができる。
本発明は、本体メイン回路から駆動回路に記録波形データ信号をシリアル伝送し、前記駆動回路の記憶装置においてパラレル変換して、一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号を記憶するようにしているので、記録波形信号の種類数よりも少ない数の信号線で、(装置本体側の)本体メイン回路から(記録ヘッド側の)駆動回路に記録波形データ信号を伝送することを実現することができる。
特に、一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号が、駆動回路の記憶装置に記憶されるので、選択手段が記録波形信号を選択する際にそれらを利用することができ、記録周期毎に記録波形データ信号をシリアル伝送する必要がなくなり、記録(印字)の高速化に対応できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。なお、本実施の形態に係る記録装置は、記録媒体に沿って往復移動するキャリッジ上に記録ヘッドが搭載され、この記録ヘッドから前記記録媒体に向けてインク液滴を噴射させる、周知のインクジェット式のものである。
図1は本発明の一実施の形態に係るインクジェット式の記録装置を制御する制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
図1に示すように、(インクジェット式の記録装置における)制御装置は、記録データ信号(印字データ信号)の処理や記録装置の動作の制御を行うCPU11、このCPU11が実行するプログラムを記憶したROM12、CPU11のデータ処理時に一時的なデータの記憶を行うRAM13、ゲート回路LSIであるゲートアレイ14などからなる本体メイン回路を備えている。CPU11には、使用者(ユーザー)が印字の指示などを行うための操作パネル15、キャリッジモータM1(図示しないキャリッジを往復移動させるためのモータ)を駆動するための第1のモータ駆動回路16、紙送りモータM2(記録媒体である記録用紙を所定の方向に送るためのモータ)を駆動するための第2のモータ駆動回路17、前記記録用紙の先端を検出するペーパーセンサ18、記録ヘッド1が搭載されるキャリッジ(図示せず)の原点位置を検出する原点センサ19が接続されている。
記録ヘッド1は、駆動回路としてのヘッドドライバ21によって駆動される。このヘッドドライバ21は、記録ヘッド1とともに、前記キャリッジに搭載されている。そして、ヘッドドライバ21とゲートアレイ14との間はフレキシブルフラットケーブル22(ハーネスケーブル)を介して接続され、ヘッドドライバ21はゲートアレイ14によって制御される。
記録ヘッド1は、具体的に図示していないが、圧電素子、電歪素子などからなるアクチュエータの駆動によりインクを収容する複数のインク室の容積を個々に増減してインク液滴をノズルより噴射するものである。アクチュエータを駆動するための複数の電極がノズル毎に設けられ、その電極はヘッドドライバ21に接続されている。なお、前記複数の電極(アクチュエータ)は、異なる種類の色インク(記録材)で記録を行う複数のグループに分けられている。
ヘッドドライバ21は、ゲートアレイ14の制御にもとづいて、記録ヘッド1の各アクチュエータに適した記録波形を持つ駆動パルスを生成して前記各電極に印加するものである。ゲートアレイ14には、キャリッジ2の位置を検出するエンコーダセンサ20が接続されている。
CPU11と、ROM12、RAM13、ゲートアレイ14とは、アドレスバス23およびデータバス24を介して接続されている。CPU11は、ROM12に予め記憶されたプログラムに従い、印字タイミング信号およびリセット信号を生成し、各信号をゲートアレイ14へ転送する。後述する記録波形信号を生成するための記録波形データ信号は、予めROM13に格納され、あるいはホストコンピュータ26からインターフェース27を介して記録データ信号とともに転送されてRAM12またはイメージメモリ25に格納されており、記録動作時にゲートアレイ14にシリアル出力される。アクチュエータが、上記のとおり、色インク毎に複数のグループ(K,Y,C,M)に分けられているので、記録波形データ信号FIRE_DATAは、図4(a)に示すように各グループ(K,Y,C,M)毎の記録波形信号FIRE01-36を先頭の1ビットずつ1群にしたものを、全ビット分シリアルに配列している。
ゲートアレイ14は、外部機器であるホストコンピュータ26(パーソナルコンピュータ)からインターフェース27を介して転送されてくる画像データを、イメージメモリ25に一時的に記憶させる。さらに、ゲートアレイ14は、ホストコンピュータ26からインターフェース27を介して転送されてくる記録データ信号にもとづいてデータ受信割込信号を生成し、その信号をCPU11へ転送する。そして、ゲートアレイ14は、印字タイミング信号およびエンコーダセンサ20からの制御信号に従い、クロック信号CLK1と、ラッチ信号LAT1とを生成し、イメージメモリ25に一時的に記憶されている画像データにもとづいて、その画像データを前記記録用紙に形成するための駆動信号SIN0-2を、クロック信号CLK1と同期してヘッドドライバ21へ転送する。また、ゲートアレイ14は、前記印字タイミング信号およびエンコーダセンサからの制御信号に従い、前記クロック信号CLK1およびラッチ信号LAT1とは異なる周期のクロック信号W_CLK,F_CLKと、ラッチ信号LAT2と、クリア信号CLRと、記録装置35への書き込み読み出し信号R/Wとを生成し、前記記録波形データ信号FIRE_DATAをクロック信号W_CLK,F_CLKと同期してヘッドドライバ21へ転送する。ゲートアレイ14からヘッドドライバ21への各信号の転送は、ヘッドドライバ21とゲートアレイ14とを接続するフレキシブルフラットケーブル22を通じて行われる。
また、ヘッドドライバ21は、図2に示すように、駆動信号SIN0-2をパラレル信号(各アクチュエータに対応する信号)にシリアルーパラレル変換するための第1のシリアルーパラレル変換器31、第1のラッチ回路32、セレクタ33、ドライバ34、および記憶装置35を備えている。
記録ヘッド1が、64個のインク室を備える64チャンネル・マルチノズルヘッドである場合、第1のシリアルーパラレル変換回路31は64×グループ数ビット長のシフトレジスタから構成される。このシリアルーパラレル変換回路31には、ゲートアレイ14からクロック信号CLK1と同期して駆動信号SIN0-2がシリアル転送される。第1のシリアルーパラレル変換回路31は、クロック信号CLK1のクロックパルスの立ち上がりエッジに従って、前記駆動信号をパラレルな信号に変換することにより、駆動信号のシリアルーパラレル変換を行い、各インク室毎に選択信号(選択データ)s0,s1,s2を設定する。各駆動信号は、それぞれその3ビットの選択信号で構成され、そのビットの組合わせで、非印字を含む記録波形信号 FIRE01-06を選択するようになっている。
ラッチ回路32は、ゲートアレイ14から転送されてくるラッチ信号の(ラッチパルスの)立ち上がりエッジに従って、各パラレルな記録信号をそれぞれラッチする。
記憶装置35は、記録(印字)開始前、ゲートアレイ14から伝送されるクロック信号にもとづき、前記記録波形データ信号DATAを順次パラレル変換して取り込み、アドレス指定した場所に順次格納することで、各アクチュエータのグループに対してそれぞれ複数種類(6種類)の記録波形信号FIRE01-06を生成して記憶する構成とされている。そして、印字中には、この記憶装置35に記憶される複数種類の記録波形信号FIRE01-06が各セレクタ33に出力される。
記録ヘッド1の各インク室(アクチュエータ)毎に設けられた64個のセレクタ33は、それぞれ、ラッチ回路32から出力されるパラレルな駆動信号(選択データを含む)にもとづき、記憶装置35からパラレル出力される複数種類の記録波形信号FIRE01-06の中の一つを選択して、ドライバ34に出力する。
各ドライバ34は、それぞれセレクタ33から出力された記録波形信号FIREにもとづいて、記録ヘッド2の各アクチュエータに適した電圧の駆動パルスを生成し、選択された記録波形を持つ駆動パルスを記録ヘッド1の各インク室の電極(アクチュエータ)へ出力する。
なお、記録ヘッド1が64チャンネルでない場合には、第1のシリアルーパラレル変換回路31のビット長と、セレクタ33及びドライバ34のそれぞれの個数とを、記録ヘッド1のチャネル数と同じにすれば、同様に適用することができる。
この実施の形態の場合には、記憶装置35は、図3に示すように、第2のシリアルーパラレル変換回路35Aと、第2のラッチ回路35Dと、アドレスカウンタ35Bと、複数のメモリ35Cとを備える。
第2のシリアルーパラレル変換回路35Aは、記録波形の種類数(実施形態では6)に対応するビット長×グループ数(実施形態では4)のビット長のシフトレジスタから構成され、第2のラッチ回路35Dも同様に構成され、メモリ35Cもそのビット数に対応する個数をそれぞれ記録波形信号の長さ(ビット長)分備えている。シリアルーパラレル変換回路35Aには、ゲートアレイ14からクロック信号と同期して記録波形データ信号FIRE_DATAがシリアル転送される(図10(a)参照)。そして、クロック信号W_CLKのクロックパルスの立ち上がりエッジにもとづき、記録波形データ信号を複数種類の記録波形信号 FIRE01-36にパラレル変換することにより、各グループ(K,Y,C,M)の全記録波形信号FIRE01-36における先頭の各1ビットからなる第1群をパラレルに展開する。つまり、クロック信号W_CLKのクロックパルスにもとづいて、前記記録波形データ信号FIRE_DATAの各状態(”H”レベルの状態、あるいは”L”レベルの状態)をパラレル信号に変換する。第2のラッチ回路35Dは、このパラレル信号を、ゲートアレイ14から転送されてくるラッチ信号LAT2の立ち上がりエッジに従って、ラッチする。
このとき、信号R/Wをメモリ35Cへの書き込み可能状態とし、またクリア信号CLRによってアドレスカウンタ35Bをクリアしその各メモリ35Cの先頭領域に、第2のラッチ回路35Dからのパラレル信号の出力を格納する(図4(b)の左端の縦一列)。
同様に、各グループ(K,Y,C,M)の記録波形信号FIRE01-36の2ビット目からなる第2群が、第2のシリアルーパラレル変換回路35によってラッチ回路35Dにパラレルに展開され、クロック信号F_CLKによって、アドレスカウンタ35Bがカウントアップされ、各メモリ35Cに1ビット目に続いて格納される(図4(b)の左端から2列目)。このようにして、各グループ(K,Y,C,M)の記録波形信号FIRE01-36の各ビットが、各メモリ35Cに、図4(b)において横一列に順次配置され、各メモリ35Cにそれぞれ異なるパルス数、パルス幅を持った記録波形信号FIRE01-36が形成される。
印字(記録)時には、信号R/Wをメモリ35Cへの書き込み可能状態とし、またクリア信号CLRによってアドレスカウンタ35Bをクリアし、各メモリ35Cに形成されている記録波形信号FIRE01-36を、クロック信号F_CLKにしたがって各先頭領域からそれぞれ読み出し、各セレクタ33に出力する。各セレクタ33には、各グループ(K,Y,C,M)毎にそれぞれ6種類の記録波形信号FIRE01-06,FIRE11-16,FIRE21-26,FIRE31-36が設定される。記録波形信号FIRE01-36は、1ドットの記録周期毎にクリア信号CLRによって繰り返し出力される。
一方、各ノズル(アクチュエータ)に対応する駆動信号SINO-2は、イメージメモリ25からゲートアレイ14によって読み出され、ヘッドドライバ21にシリアル転送される。そして駆動信号は、第1のシリアルーパラレル変換回路31によってパラレル展開され、ラッチ回路32から各セレクタ33に、3ビットの選択データとして出力される。3ビットの選択データは、その内容にもとづいて、各セレクタ33に入力されている6種類の記録波形信号FIRE01-06,FIRE11-16,FIRE21-26,FIRE31-36のうちから対応する1つの記録波形信号を選択し、ドライバ34に出力する。これにより、記録ヘッドは、記録波形信号で設定された液滴体積、液滴数のインク滴を噴射する。
一つの記録モードにおいて、駆動波形信号FIRE01-06,FIRE11-16,FIRE21-26,FIRE31-36は、各メモリ35Cに保持され、クリア信号CLRの間隔を一つのドットの記録周期として繰り返し出力される。第1のラッチ回路32に入力されるラッチ信号LAT1の周期は、上記記録周期に適合するものであればよい。
ROM12にさらに多種類の駆動波形データ信号FIRE_DATAを格納しておき、ホストコンピュータ26から転送した記録モード切り替え信号にもとづいて、ヘッドドライバ21へ転送する駆動波形データ信号FIRE_DATAの種類を変えることで、異なる記録モードで記録動作を行うことができる。なお、ホストコンピュータ26から駆動波形データ信号FIRE_DATAをRAM13またはイメージメモリ25に転送する場合には、ホストコンピュータ26から転送する駆動波形データ信号FIRE_DATAの種類を変えることで、記録モードを切り替えることができる。
カラー記録のインクジェット記録装置においては、各インク毎に駆動波形信号を変えるのではなく、いくつかのインクで共通の駆動波形信号を使用するようにしてもよい。また、各インクの記録ヘッドごとに第2のシリアルーパラレル変換回路35、第2のラッチ回路36を設け、ゲートアレイ14から各記録ヘッドごとに駆動波形データ信号をシリアル転送するように構成することもできる。
また、ほぼ同時に噴射する多数の画像データをホストコンピュータ26から転送するとき、電力ピークを避けるため、あるいはクロストークを避けるために、ホストコンピュータ26からその画像データとともに、多数の駆動パルスが重ならないように設定された駆動波形データ信号FIRE_DATAを転送し、RAM13またはイメージメモリ25に格納するように構成することもできる。
さらに、温度など環境条件に応じて、ゲートアレイ14から出力する駆動波形データ信号FIRE_DATAを補正するように構成することもできる。
前記各実施の形態においては、インクジェット式の記録装置について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、インパクト式記録ヘッドおよびサーマル式記録ヘッドなどを用いる記録装置にも適用することができる。また、記録濃度(印字濃度)の階調制御だけでなく、履歴制御、すなわちインパクト式記録ヘッドではインパクト素子に残る振動を考慮して前後の記録データの有無により記録波形を選択したり、サーマル式記録ヘッドでも発熱素子に残る熱を考慮して前後の記録データの有無により記録波形を選択することにも適用することもできる。
本発明の実施形態に係るインクジェット式の記録装置を制御する制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 ヘッドドライバの一実施の形態を示すブロック図である。 記憶装置の具体的構成を示すブロック図である。 記憶装置の動作のタイミングチャート図である。
符号の説明
1 記録ヘッド
11 CPU
14 ゲートアレイ
21 ヘッドドライバ(駆動回路)
22 フレキシブルフラットケーブル
33 セレクタ(選択手段)
35 記憶装置
35A 第2のシリアルーパラレル変換回路
35B アドレスカウンタ
35C メモリ

Claims (7)

  1. ドット記録を行う複数のアクチュエータを有する記録ヘッドと、この記録ヘッドの複数のアクチュエータに対して駆動パルスを出力する駆動回路と、この駆動回路に対して、記録波形データ信号と、前記各アクチュエータ毎の、選択データを含む駆動信号とを伝送する本体メイン回路とを備え、前記駆動回路は、前記記録波形データ信号にもとづいて複数種類の記録波形信号を生成し、その複数種類の記録波形信号の中から前記選択データにもとづいて所定の記録波形信号を選択する選択手段を有し、この選択手段にて選択された記録波形を持つ前記駆動パルスを出力する記録装置において、
    前記駆動回路は、前記本体メイン回路からシリアル伝送された前記記録波形データ信号をパラレル変換して、一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号を生成して記憶する記憶装置を有し、
    前記複数種類の記録波形信号を生成して記憶するのは、前記本体メイン回路から前記駆動回路に前記選択データが伝送される前であり、かつ前記記憶装置で記憶されている複数種類の記録波形信号の中から前記選択データにもとづいて所定の記録波形信号を前記選択手段が選択する構成とされていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記記憶装置は、記録開始前に、前記本体メイン回路から伝送されるクロック信号にもとづき、前記記録波形データ信号を時系列に沿って順次取り込み、アドレス指定した場所に順次格納することで、前記一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号を生成する構成とされていることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記記憶装置は、前記クロック信号のクロックパルスにもとづき、前記記録波形データ信号の各状態をパラレル信号に変換するシリアルーパラレル変換回路と、前記各パラレル信号を、アドレスカウンタにて指定された場所に順次格納することで前記一つの記録周期分についての、複数種類の記録波形信号を記憶するメモリとを備えることを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 複数種類の記録モードを有するもので、
    前記記憶装置は、同一の記録モードの場合には、前記記憶されている一つの記録周期分の、複数種類の記録波形信号を所定の周期で繰り返し出力するもので、前記一つの記録周期分の、複数種類の記録波形信号を、記録モードの切り替えにより変更する構成とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記複数のアクチュエータは、異なる種類の記録材で記録を行う複数のグループに分けられ、
    前記シリアル伝送される記録波形データ信号は、前記各グループに対応した記録波形データをシリアルに含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 前記記録ヘッドおよび駆動回路は、記録媒体に沿って移動可能なキャリッジに搭載され、
    前記本体メイン回路は、前記キャリッジを収容する装置本体に設けられ、前記駆動信号および記録波形信号は、前記装置本体とキャリッジとの間に設けられたフレキシブルケーブルを介して前記駆動回路に伝送されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 前記記録ヘッドのアクチュエータは、前記選択された記録波形を持つ駆動パルスにもとづいて、インクを収容するインク室の容積を増減してインク液滴を噴射するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の記録装置。
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