JP4714926B2 - ポンプユニット - Google Patents
ポンプユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4714926B2 JP4714926B2 JP2007121375A JP2007121375A JP4714926B2 JP 4714926 B2 JP4714926 B2 JP 4714926B2 JP 2007121375 A JP2007121375 A JP 2007121375A JP 2007121375 A JP2007121375 A JP 2007121375A JP 4714926 B2 JP4714926 B2 JP 4714926B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- hydraulic
- shaft
- pto
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
下記特許文献1や下記特許文献2には、エンジンに作動的に連結された油圧ポンプユニットと、該油圧ポンプユニットからは離間配置され、駆動輪を駆動するように構成された油圧モータユニットとにより構成される走行系伝動経路とは別に、前記エンジンからの動力をモアへ伝達するPTO系伝動経路を備えた芝刈り機が開示されている。
しかしながら、斯かる構成においては、走行系伝動経路及びPTO系伝動経路が完全に分離されている為、伝動経路を構成する部品点数が増大すると共に、両伝動経路を収容する大きなスペースが必要となる。
又、このような伝動経路を2系統備えた伝動構造においては、各伝動経路の動力伝達/遮断を独立してコントロールする必要がある。
この点に関し、該特許文献1に記載の芝刈り機においては、各伝動経路にそれぞれ動力伝達/遮断用の電磁クラッチを介挿しているが、電磁クラッチは耐久性が悪く、結果として、伝動経路の信頼性が損なわれるという問題もある。
しかしながら、斯かる構成においては、前記共通出力軸を長くせざるを得ず、該共通出力軸に大きな負荷が掛かるという問題がある。
又、前記特許文献1には、各伝動経路の動力伝達/遮断をどのように行うかについては何ら記載されていない。
又、前記副伝動経路の動力伝達/遮断を油圧クラッチ機構により行うように構成したので、該副伝動経路の耐久性を向上させることができる。
又、ケース本体が油圧ポンプ本体収容空間と油圧クラッチ機構収容空間とを分離する仕切壁31dを有しているので、油圧クラッチ機構における摩擦板等から生じる鉄粉等が油圧ポンプ本体収容空間に直接流入することを有効に抑制できる。
以下に、本発明に係るポンプユニットの好ましい実施の形態1につき、添付図面を参照しつつ説明する。
本発明に係るポンプユニットは、油圧回路を介して流体的に接続され、該油圧回路における圧油の作用によって駆動されるアクチュエータと共働するものである。本実施の形態においては、前記アクチュエータとして、油圧モータユニットを用いる場合を例に説明する。
図1に示すように、該芝刈り機100は、機体フレーム110と、該機体フレーム110に支持された左右一対の駆動輪(本実施の形態においては、後輪)120と、前記駆動輪120の車輌前後方向一方側(本実施の形態においては、前方側)に配設されるように、前記機体フレーム110に支持された左右一対のキャスタ130と、前記駆動輪120と前記キャスタ130との間に位置するように、前記機体フレーム110に支持された対地作業機(本実施の形態においては、モア)140と、前記駆動輪120を挟んで前記対地作業機140とは車輌前後方向に沿って反対側(本実施の形態においては、後方側)に位置するように、前記機体フレーム110に支持された駆動源150と、モータ軸が前記左右一対の駆動輪120にそれぞれ作動的に連結された第1及び第2油圧モータユニット160a,160bと、本実施の形態に係るポンプユニット1とを備えている。
例えば、ポンプユニットが単一の油圧ポンプ本体のみを備える場合には、該単一の油圧ポンプ本体は、分流弁等の流体分配手段を有する油圧回路を介して、左右一対の油圧モータユニット160a,160bと流体的に接続される。
従って、本実施の形態においては、斯かる駆動源150とポンプケース30との振動差を吸収する為に、前記駆動源150と前記第1ポンプ軸10aとは、振動吸収型伝動手段によって作動的に連結されている。
なお、本実施の形態においては、図1に示すように、前記振動吸収型伝動手段として、両端部に自在継手を備えた伝動軸170を用いているが、これに代えて、ベルト伝動機構を用いることも可能である。
該第2ポンプ軸10bは、前記ポンプケース30内に収容される伝動機構60を介して、前記第1ポンプ軸10aに作動的に連結されており、該第1ポンプ軸10aと同期回転するようになっている。
本実施の形態においては、前記伝動機構60として、第1ポンプ軸10aに相対回転不能に支持された第1ギヤ61と、該第1ギヤ61と同一ピッチであって、該第1ギヤ61と噛合するように前記第2ポンプ軸10bに相対回転不能に支持された第2ギヤ62とを備えている。
本実施の形態においては、前記PTO軸51は、前記第1ポンプ軸10aと略平行に配置され、且つ、一端部が外方へ延在するように、前記ポンプケース30に支持されている。本実施の形態においては、前記PTO軸51の前記一端部は車輌前後方向前方へ延在されている。
該PTO軸51の外方延在端部は、振動吸収型伝動手段を介して、対地作業機140の入力部に作動的に連結される。本実施の形態においては、図1に示すように、該振動吸収型伝動手段として、両端部に自在継手が備えられた伝動軸175を用いている。
本実施の形態においては、図3に良く示されるように、該油圧クラッチ機構55は、前記PTO軸51に相対回転自在且つ軸方向摺動不能に支持された駆動側部材55aであって、前記第1ポンプ軸10aに作動的に連結された駆動側部材55aと、該駆動側部材55aに相対回転不能且つ軸方向摺動自在に支持された駆動側摩擦板55bと、前記PTO軸51に相対回転不能に支持された従動側部材55cと、該従動側部材55cに相対回転不能且つ軸方向一定範囲摺動自在に支持された従動側摩擦板55dと、油圧の作用を受けて、前記従動側摩擦板55dと前記駆動側摩擦板55bとを摩擦係合させるクラッチ押動部材55eと、該クラッチ押動部材55eを前記駆動側摩擦板55b及び従動側摩擦板55dから離間させるクラッチ付勢部材55fとを備えている。
より詳しくは、該ポンプケース30は、車輌前後方向一方側及び他方側(本実施の形態においては前方及び後方)に位置する第1及び第2端壁31a,31bと、該第1及び第2端壁31a,31bの周縁部間に延びる周壁31cとを有する中空箱状のケース本体31を備えている。
該蓋部材32は、前記ケース本体31の第2端壁31bとの間に収容空間を存しつつ、該第2端壁31bに連結される。該収容空間には、前記第1ポンプ軸10aと第2ポンプ軸10bとを連動連結する伝動機構60(本実施の形態においては、第1及び第2ギヤ61,62)が収容される。
なお、好ましくは、前記第2端壁31bに穿孔される第1及び第2ポンプ軸挿通孔の内周面とポンプ軸10a,10bの外周面との間にある隙間にはフィルタやオイルシール(図示せず)を設けることができ、これにより、前記鉄粉等の油圧ポンプ本体収容空間30A内への流入をより有効に防止できる。
なお、該チャージポンプユニット70は、前記第2ポンプ軸10bの伝動方向下流端部を前記センターセクション40を貫通して外方へ延在させて駆動しても良いし、或いは両軸10a,10bを前記センターセクション40より外方へ延在させて、そのひとつにチャージポンプユニット70を、他方に冷却ファン(図示せず)を駆動させても良い。
該チャージポンプユニット70は、前記油圧ポンプ本体20a,20bと前記油圧モータユニット160a,160bとの間の前記油圧回路へのチャージ用圧油源、並びに、前記PTOユニット50における油圧クラッチ機構55の作動油供給源として使用される。
該シールプレート33は、前記第1端壁31aに形成されたPTO軸用軸受孔を液密にシールする手段として機能すると共に、前記チャージポンプユニット70と前記油圧クラッチ機構55とを流体的に接続する油圧回路の一部を形成する。
斯かる構成のポンプケース30は前記各部材によって液密にシールされており、内部に油を貯留し得るようになっている。
図5及び図6は、それぞれ、図3におけるV−V線及びVI−VI線断面図である。
より詳しくは、前記センターセクション40には、前記一対の油圧ライン200aの一部を構成する一対の油孔201aと、前記一対の油圧ライン200bの一部を構成する一対の油路201bとが形成されており、前記チャージライン321は、前記チェック弁353を介して該一対の油路201a及び一対の油路201bに連通されている(図2,図5及び図6参照)。
該バイパスライン325には、前記一対の油路201a間及び一対の油路201b間を連通/遮断する外部操作可能な切換部材354が介挿されている。
斯かる切換部材354は、ポンプユニット故障時等において車輌を強制的に移動させる必要がある場合に、前記一対の油圧ライン200a間及び一対の油圧ライン200b間を強制的に連通させ、油圧モータユニット160a,160bのモータ軸を自由に回転させる為に使用される。
具体的には、前記ブレーキ押動部材58cに、基端部が前記シリンダ室58A内に位置し且つ先端部に前記ブレーキシュー58bが配設されたロッド57aと、該ロッド57aに軸方向摺動自在に支持され、且つ、前記シリンダ室58Aを圧油作動室と付勢部材収納室とに画する受圧板57bと、前記付勢部材収納室内に位置するように、前記ロッド57aに軸線方向移動不能に支持された従動板57cとを備える。
そして、前記受圧板57bには、前記圧油作動室と付勢部材収納室とを連通するオリフィス57b’を形成する。該オリフィス57b’は、前記受圧板57bが圧油の作用によって前記付勢部材収納室の方へ所定ストローク押動されると、前記従動板57cによって閉塞される。
即ち、前記油圧クラッチ機構55を「係合」状態、油圧ブレーキ機構58を「制動力解除」状態にすべく、前記切換弁360を圧油供給位置に位置させると、前記クラッチライン326及びブレーキライン327に圧油が供給される。該ブレーキライン327を介して前記圧油作動室に圧油が供給され始めた当初は、前記オリフィス57b’から圧油が漏れ出るので、該クラッチライン326及びブレーキライン327の油圧は、当初、比較的緩やかに上昇する。従って、油圧クラッチ機構55は、緩やかに係合状態となる。
その後、前記受圧板57bが圧油によって押動されて前記オリフィス57b’が閉塞されると、前記クラッチライン326及びブレーキライン327の油圧は、前記第2リリーフ弁361の設定値まで上昇する。
即ち、駆動源150からの駆動力によって油圧モータユニット160a,160bに圧油を供給し得ると共に、前記駆動源150からの駆動力をPTO軸51から分岐出力し得るように構成したので、互いに独立制御可能な主伝動経路及び副伝動経路を容易に形成することができる。
例えば、前記油圧ブレーキ機構58に代えて、図7に示す油圧ブレーキ機構58’を採用することもできる。
該油圧ブレーキ機構58’は、PTO軸51に相対回転不能且つ軸線方向摺動自在に支持されたブレーキ用摩擦板58a’と、ケース本体31に固定された固定摩擦板58b’と、該両摩擦板58a’,58b’を圧接させるブレーキ押動部材58c’とを有し、該ブレーキ押動部材58c’は連結部材58d’を介して前記クラッチ押動部材55eと連動するように構成されている。
斯かる構成の油圧ブレーキ機構58’を用いても、PTO軸51への動力遮断時に、該PTO軸51が慣性力によって回転し続けることを有効に防止できる。
前記PTO軸51を車輌幅方向略中央に配置させる場合には、前記第1ポンプ軸10aが駆動源150の出力軸に対して車輌幅方向に変位されることになるから、好ましくは、該第1ポンプ軸10aと駆動源150の出力軸とはベルト伝動機構によって作動的に連結される。
以下、本発明に係るポンプユニットの好ましい実施の形態2について、添付図面を参照しつつ説明する。
図8(a)及び(b)に、本実施の形態2に係るポンプユニット2が適用された芝刈り機100’の側面図及び平面図を示す。又、図9に、本実施の形態に係るポンプユニット2の横断平面図を示す。さらに、図10及び11に、図9におけるX−X線及びXI−XI線断面図を示す。
なお、前記実施の形態1におけると同一又は相当部材には、同一符号を付してその説明を省略する。
より詳しくは、本実施の形態に係るポンプユニット2は、前記PTOユニット50に代わるPTOユニット450と、前記ポンプケース30に代わるポンプケース430とを備えている。
該PTO軸451の伝動方向後流端部は、前記実施の形態1におけると同様、振動吸収型伝動手段を介して、対地作業機の入力部に作動的に連結される。なお、本実施の形態においては、前記振動吸収型伝動手段として、ベルト伝動機構176を採用している(図8及び9参照)。
なお、本実施の形態においては、前述の通り、前記PTO軸451と第1ポンプ軸10aとが直交配置されており、従って、前記駆動側部材455aは、方向転換伝動機構460を介して、前記第1ポンプ軸10aに作動的に連結されている。
即ち、図9及び図11に良く示されるように、該ポンプケース430におけるケース本体431は、前記周壁31cから前記油圧ポンプ本体収容空間30Aとは反対側に延びた中間壁431dを有している。該中間壁431dは、前記蓋部材32と共に、前記中間軸461の軸受として作用する。
なお、本実施の形態においては、油圧クラッチ機構455が挿通可能な前記第2開口30bは、前記中間壁431dの上方に位置している(図11参照)。
なお、本実施の形態においては、前記油圧クラッチ機構455及び油圧ブレーキ機構58への圧油供給ライン(クラッチライン326及びブレーキライン327)は、ケース本体431に形成されている(図10参照)。前記チャージポンプユニット70内にある前記切換弁360を経た作動油ライン322は、図示しない配管を介して前記圧油供給ラインに接続される。
当然ながら、本実施の形態においても、前記第1ポンプ軸10aが車輌幅方向略中央に位置するようにポンプユニット2を機体フレーム110に支持させる代わりに、前記PTO軸451が車輌幅方向略中央に位置するようにポンプユニット2を機体フレーム110に支持させることができる(図8(c)参照)。
以下に、本発明に係るポンプユニットの好ましい実施の形態3について、添付図面を参照しつつ説明する。
図12(a)及び(b)は、本実施の形態3に係るポンプユニット3が適用された芝刈り機100''の側面図及び平面図である。又、図13は、本実施の形態に係るポンプユニット3の縦断側面図である。
なお、前記実施の形態1及び2におけると同一又は相当部材には、同一符号を付してその説明を省略する。
なお、本実施の形態においては、前記PTO軸51を垂直方向に沿うように構成したが、当然ながら、該PTO軸51を車輌前後方向に沿うように配設することも可能である。斯かる場合には、前記実施の形態2において説明した方向転換伝動機構460が備えられる。
又、本実施の形態においては、第1ポンプ軸10aと駆動源150’の出力軸とを車輌幅方向略中央に配置したが(図12(b)参照)、これに代えて、PTO軸51を車輌幅方向略中央に配置させることも可能である。
以下、本発明に係るポンプユニットの好ましい実施の形態4について、添付図面を参照しつつ説明する。
図14は本実施の形態に係るポンプユニット4が適用された芝刈り機100'''の平面図であり、図15は本実施の形態に係るポンプユニット4の横断平面図である。
なお、前記実施の形態1〜3におけると同一又は相当部材には、同一符号を付してその説明を省略する。
該フライホイールハウジング157は、前記装着フランジ151に連結され、伝動方向(本実施の形態においては車輌前後方向)に沿って延びる周壁157aと、該周壁157aの伝動方向後流端部(本実施の形態においては前端部)の間に延びる端壁157bとを有している。
好ましくは、前記ケース本体31の第2端壁31bと前記フライホイールハウジング157の端壁157bとは、両者の間に、空間が形成されるように連結される。該空間は、前記第1及び第2ギヤ61,62の収容空間として作用する。
本実施の形態においては、前記フライホイールハウジング157の端壁157bに凹所を設け、該凹所によって前記空間を形成している。
即ち、機体フレーム110に防振支持された駆動源150に一体的に連結されるように構成したので、駆動源150とポンプユニット4との間に振動差が生じることがない。
従って、実施の形態1〜3において用いていた,駆動源150とポンプユニット1〜3との間の振動吸収型伝動手段を不要とすることができ、これにより、製造コストの削減を図ることができる。また、駆動源150からポンプユニット1,2までの全長を短縮化させることができる。さらには、油圧ポンプ本体20a,20bの作動により生じる油の脈動に伴なう振動が、駆動源150と機体フレーム110との間に介在させた防振材を利用して吸収されるため車体には伝わらず運転環境を改善することができる。
10a 第1ポンプ軸
10b 第2ポンプ軸
20a 第1油圧ポンプ本体
20b 第2油圧ポンプ本体
30 ポンプケース
30a ポンプケースの第1開口
40 センターセクション
50 PTOユニット
51 PTO軸
55 油圧クラッチ機構
58 油圧ブレーキ機構
70 チャージポンプユニット
100 芝刈り機
110 機体フレーム
120 操向輪
130 キャスタ
140 モア装置(対地作業機)
150,150’ 駆動源
200a,200b 一対の油圧ライン(油圧回路)
160a 第1油圧モータユニット
160b 第2油圧モータユニット
Claims (1)
- 駆動源に作動的に連結される第1ポンプ軸と、前記第1ポンプ軸によって駆動される第1油圧ポンプ本体と、前記第1ポンプ軸に作動的に連結される第2ポンプ軸と、前記第2ポンプ軸によって駆動される第2油圧ポンプ本体と、前記第1及び第2油圧ポンプ本体を収納すると共に、該第1及び第2油圧ポンプ本体が挿通可能な第1開口を有するポンプケースと、前記第1及び第2油圧ポンプ本体を支持しつつ、前記第1開口を閉塞するようにポンプケースに連結されるセンターセクションであって、前記第1油圧ポンプ本体及び当該ポンプユニットとは離間配置される第1油圧モータユニットの間を流体的に接続する油圧回路の一部を形成する油路であって、一端部が外表面に開口して前記第1油圧モータユニットに対する流体接続口を形成する油路と、前記第2油圧ポンプ本体及び当該ポンプユニットとは離間配置される第2油圧モータユニットの間を流体的に接続する油圧回路の一部を形成する油路であって、一端部が外表面に開口して前記第2油圧モータユニットに対する流体接続口を形成する油路とが設けられたセンターセクションと、前記ポンプケースに収容されるPTOユニットとを備え、
前記PTOユニットは、一端部が外方へ延在するように、前記ポンプケースに支持されたPTO軸と、前記第1ポンプ軸から前記PTO軸への動力伝達を選択的に係合/遮断するように前記PTO軸に支持された摩擦板式の油圧クラッチ機構とを有し、
前記ポンプケースは、車輌前後方向一方側に位置し、前記第1開口及び前記PTO軸の一端部が挿通される軸受孔が設けられた第1端壁と、車輌前後方向他方側に位置し、前記油圧クラッチ機構が挿通可能な第2開口が設けられた第2端壁と、前記第1及び第2端壁の周縁部間に延びる周壁と、前記第1開口に連通し且つ前記第1及び第2油圧ポンプ本体を収容する油圧ポンプ本体収容空間と前記第2開口に連通し且つ前記油圧クラッチ機構を収容する油圧クラッチ機構収容空間とを分離するように前記第1及び第2端壁の間に延びる仕切壁とを有するケース本体を備え、
前記第2開口は前記第2端壁との間に収容空間を存しつつ前記ケース本体に連結される蓋部材によって閉塞され、前記蓋部材及び前記第2端壁の間の前記収容空間には、前記第1ポンプ軸を前記第2ポンプ軸及び前記油圧クラッチ機構の駆動側部材に作動連結する伝動機構が収容されており、
前記第1端壁のうち前記PTO軸の一端部が挿通される部分にはシールプレートが連結され、前記PTO軸の一端部は前記シールプレートを貫通して外方へ延在しており、
前記第1又は第2ポンプ軸の伝動方向下流側端部が前記センターセクションを貫通して外方へ延在されてチャージポンプを駆動し、
前記チャージポンプからの圧油が、前記シールプレートにおけるPTO軸の貫通部分から前記PTO軸の軸線孔を通って前記油圧クラッチ機構へ供給されることを特徴とするポンプユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007121375A JP4714926B2 (ja) | 2007-05-02 | 2007-05-02 | ポンプユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007121375A JP4714926B2 (ja) | 2007-05-02 | 2007-05-02 | ポンプユニット |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002101100A Division JP4132926B2 (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | ポンプユニット及び作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007261576A JP2007261576A (ja) | 2007-10-11 |
JP4714926B2 true JP4714926B2 (ja) | 2011-07-06 |
Family
ID=38634967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007121375A Expired - Fee Related JP4714926B2 (ja) | 2007-05-02 | 2007-05-02 | ポンプユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4714926B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007046696A1 (de) * | 2007-09-28 | 2009-04-09 | Liebherr-Werk Nenzing Gmbh | Hydraulisches Antriebssystem |
CN110608268A (zh) * | 2019-09-04 | 2019-12-24 | 益阳天华两栖车艇有限公司 | 一种分体式传动装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000185569A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-04 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 車輌におけるpto装置 |
JP2001116104A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-27 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 2連ポンプユニット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1134676A (ja) * | 1997-07-22 | 1999-02-09 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 作業車の走行駆動装置 |
-
2007
- 2007-05-02 JP JP2007121375A patent/JP4714926B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000185569A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-04 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 車輌におけるpto装置 |
JP2001116104A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-27 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 2連ポンプユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007261576A (ja) | 2007-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1642487B1 (en) | Pump unit and working vehicle | |
US9487085B2 (en) | Transaxle and working vehicle equipped with the transaxle | |
US7374010B2 (en) | Transmission for a working vehicle and vehicle | |
US7673712B2 (en) | Power transmission system for working vehicle | |
US7775309B2 (en) | Pump unit | |
JP4132926B2 (ja) | ポンプユニット及び作業車 | |
JP2015054578A (ja) | 作業車両の走行伝動装置 | |
JP4714926B2 (ja) | ポンプユニット | |
JP2008202721A (ja) | トランスミッション | |
JP2009262840A (ja) | 油圧四輪駆動型作業車輌 | |
JP2008201303A (ja) | トランスミッション | |
JP2003306052A (ja) | ポンプユニット及び作業車 | |
JP2008202712A (ja) | トランスミッション | |
JP3678665B2 (ja) | 作業車 | |
JP4941820B2 (ja) | 油圧式無段変速装置 | |
JP4591876B2 (ja) | Hst付き作業車の圧油供給装置 | |
JP2008201285A (ja) | トランスミッション | |
JP2005001636A (ja) | 作業車輌の動力分岐装置 | |
JP2007302146A (ja) | トランスミッション | |
WO2015005381A1 (ja) | 車軸駆動装置 | |
JP2008201284A (ja) | トランスミッション | |
JP2008201283A (ja) | トランスミッション | |
JP2008202711A (ja) | トランスミッション | |
JP2007303580A (ja) | アキシャルピストン装置 | |
JP2008099557A (ja) | 作業車輌の伝動構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100806 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101001 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110304 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |