JP2000185569A - 車輌におけるpto装置 - Google Patents

車輌におけるpto装置

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JP2000185569A JP10364791A JP36479198A JP2000185569A JP 2000185569 A JP2000185569 A JP 2000185569A JP 10364791 A JP10364791 A JP 10364791A JP 36479198 A JP36479198 A JP 36479198A JP 2000185569 A JP2000185569 A JP 2000185569A
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義孝 石丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌全長の短縮化、モア等駆動用PTO軸の
車輌前後方向内方寄りへの配設、及び駆動源とHSTと
の間の距離確保を、同時に達成し得るPTO装置を提供
する。 【解決手段】 駆動源からの動力をHSTを介して出力
するようにされたPTO装置であって、PTO軸と、該
PTO軸への伝動のON−OFF制御を行う油圧クラッ
チと、該油圧クラッチへ作動油を供給するチャージポン
プと、前記油圧クラッチ及びチャージポンプの間を接続
する油圧回路とを備え、前記HSTのハウジングを油圧
ポンプ及び油圧モータを収容する本体部と、該本体部か
ら車輌幅方向一方側に延びる延在部とを有するものと
し、該延在部に前記PTO軸及び油圧クラッチを収容す
ると共に、前記チャージポンプを前記ハウジングの車輌
前後方向外方側に配設し、前記油圧ポンプのポンプ軸に
よってポンプ作用を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体前方に配設さ
れたモア等の作業装置駆動用のPTO装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業車等の車輌においては、旋回半径の
縮小化や操作容易性の向上、さらにはコスト低廉化の為
に、車輌全長の短縮化が望まれる。これは、駆動源から
の動力をHSTを介して、走行装置に伝達するよう構成
された車輌においても同様である。その一方、斯かる車
輌においては、エンジンとHSTとの間の距離を、ある
程度確保する必要がある。これは、駆動源とHSTとの
間の連結は、自在継手を介して行う必要があるからであ
る。即ち、前記駆動源は防震ゴムを介して車体に設置さ
れ、一方、HSTはフロントアクスルケースに固着され
るデファレンシャルギアケーシングに連結されるから、
駆動源とHSTとの間には振動差が生じる。従って、該
振動差を吸収しつつ、両者間を軸連結するために、駆動
源とHSTとの間の軸連結は、自在継手を介して行われ
る。そのため、HSTと駆動源との間には、自在継手を
2個直列に配置させ得る距離を確保する必要がある。
【0003】さらに、モア等の作業装置用PTO軸及び
該PTO軸の出力のON−OFF制御を行う油圧クラッ
チを有するPTO装置を備えた車輌においては、前記油
圧クラッチと該油圧クラッチに作動油を供給するチャー
ジポンプとの距離を短くしつつ、PTO軸をできるだけ
車体内方寄りに配設することが望まれている。
【0004】前者は、チャージポンプと油圧クラッチと
の距離が長いと、油圧クラッチに対する油圧制御が困難
となるからである。
【0005】また、後者は、PTO軸と前記モア等との
連結軸の水平度を維持しつつ、前記モア等を含めた車輌
全長の短縮化を図る為である。これを、車体前方にモア
を備えてなるフロントマウント型モアトラクタを例に説
明する。
【0006】即ち、PTO軸をフロントアクスルケース
から前方へ突出させる構成において、モア等を含めた車
輌全長を短くしようとすると、PTO軸とモアとを連結
する伝動軸の傾斜角を大きくせざるを得ない。該伝動軸
は、モアを昇降させる場合に垂直方向に揺動させられる
が、伝動軸の傾斜角が大きい場合は揺動角も大きくな
り、伝動軸の連結部分における騒音の増大や該部分の耐
久性の悪化を招くことになる。従って、これらの不都合
を防止しつつ、車輌全長の短縮化を図る為には、PTO
軸を車体内方寄り(フロントマウント型モアトラクタの
場合には、車体後方寄り)に配設することが望まれる。
【0007】このように、駆動源の動力をHSTを介し
て、走行装置及びPTO装置に伝達する車輌に対して
は、前述の種々の要望が存在するが、これらを同時に満
足させ得るPTO装置は存在しなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決するためになされたものであり、車輌全長の短縮
化、PTO軸の車体内方への配設、及び駆動源とHST
との間の距離確保を、同時に達成し得るPTO装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、車体に設置された駆動源からの動力を、
該駆動源より車輌前後方向外方に配設されたHSTを介
して、走行装置及びPTO装置に伝達するように構成さ
れた車輌における前記PTO装置であって、PTO軸
と、該PTO軸への伝動のON−OFF制御を行う油圧
クラッチと、該油圧クラッチへ作動油を供給するチャー
ジポンプと、前記油圧クラッチ及びチャージポンプの間
を接続する油圧回路とを備えており、前記HSTは、車
輌前後方向に沿って延び、内方端が前記駆動源と軸連結
されるポンプ軸を有する油圧ポンプと、該油圧ポンプと
の共働下に回転するモータ軸を有する油圧モータと、前
記油圧ポンプ及び油圧モータを収容するハウジングとを
備え、前記ポンプ軸の外方端は前記ハウジングから車輌
前後方向外方側へ突出し、前記ハウジングは、油圧ポン
プ及び油圧モータを収容する本体部と、前記本体部のう
ち油圧ポンプが位置する側から車輌幅方向外方に延びる
延在部とを有しており、前記チャージポンプは、ポンプ
軸の前記外方突出部を液密に囲繞するケーシングを有
し、該ポンプ軸の回転によってポンプ作用を行うように
構成されており、前記PTO軸は、前記ハウジング延在
部に車輌前後方向に沿って支持され且つ先端部が該延在
部から車輌前後方向外方側へ突出されており、前記油圧
クラッチは、前記ハウジング延在部内において前記PT
O軸に支持されているPTO装置を提供する。
【0010】好ましくは、前記ハウジングを、前記駆動
源と向き合うように車輌幅方向に延びる内方壁と、該内
方壁の両端部に一端が連接され且つ車輌前後方向に沿っ
て延びる左右の側壁と、該左右の側壁の他端間を連接す
るように車輌幅方向に延びる外方壁とを有し、前記外方
壁のうち前記本体部領域には開口が形成され、且つ、前
記内方壁のうち前記延在部領域には開口が形成されたも
のとし、前記外方壁の開口は油圧ブロックにより閉塞さ
れ、前記内方壁の開口は閉塞部材により閉塞されている
ものとすることができる。
【0011】また、好ましくは、前記油圧回路は、チャ
ージポンプの吐出路に介在され、該チャージポンプから
の吐出油をHST及び油圧クラッチに分流する分流部材
と、該分流部材及び油圧クラッチの間に介在され、油圧
クラッチへの油の供給及び停止を行う切換部材とを備え
ており、前記分流部材は、前記チャージポンプのケーシ
ング内に配置され、前記切換部材は、前記閉塞部材内に
配置されているものとすることができる。
【0012】また、好ましくは、前記分流部材と前記切
換部材とを接続する油路は、前記HSTハウジング内を
通るように構成するものとすることができる。
【0013】より好ましくは、前記閉塞部材の前記切換
部材下流には、油圧クラッチの係合を緩やかに行う為の
油圧緩衝部材を備えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るPTO装置
の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説
明する。なお、本実施の形態においては、モア等の作業
装置用PTO軸を車輌前方側へ突設してなるPTO装置
を例に説明する。従って、以下の説明において、「前
方」及び「後方」は、それぞれ、「車輌前後方向外方」
及び「車輌前後方向内方」を意味する。
【0015】図1は本実施の形態に係るPTO装置が適
用された車輌の概略斜視図であり、図2は図1における
A矢視図である。該車輌においては、HST10の後方
に配設されるエンジン(図示せず)から動力が入力され
る。そして、前輪駆動力は、前記HST10の前方に配
設されるデファレンシャルギア装置50を介して前車軸
61に伝達され、後輪駆動力は、HST10の後方に設
けられる後輪駆動装置20から伝動軸63を介して後車
軸62に伝達される。一方、モア等の作業装置駆動力
は、PTO軸31から出力される。なお、図中、40は
油圧ブロック、55はモア駆動用ポンプである。
【0016】図3はHST、PTO駆動装置及び後輪駆
動装置が配設された部分の展開横断面図であり、図4及
び図5はそれぞれ図3におけるB−B線及びC−C線断
面図である。
【0017】まず、前記HST10について説明する。
該HST10は、車輌前後方向に沿って延びるポンプ軸
13を有する油圧ポンプ12と、該油圧ポンプ12との
共働下に回転するモータ軸16を有する油圧モータ15
と、前記油圧ポンプ12及び油圧モータ15を収容する
ハウジング11とを備えている。本実施の形態において
は、前記油圧ポンプ12が斜板によって容積を可変とさ
れる可変容積型となっている。なお、前記斜板は、ハウ
ジング11に支持された斜板連動軸17(図1及び図2
等参照)、該連動軸17と連動するアーム18(図2参
照)及びワイヤ等適宜の接続部材(図示せず)を介し
て、運転席近傍に備えられた操作レバーに連結されてい
る。
【0018】前記ハウジング11は、前記デファレンシ
ャルギア装置50と車体幅方向略同位置にある本体部1
1aと、該本体部11aから左側へ延在した延在部11
bとを有している。前記油圧ポンプ12及び油圧モータ
15は前記ハウジング本体部11aに収容されている。
一方、前記ハウジング延在部11bには、前記PTO軸
31と、該PTO軸31への動力伝達をON−OFF制
御する油圧クラッチ35とが収容されている。なお、本
実施の形態において、左側及び右側とは、それぞれ、車
輌前方を向いて左側及び右側である。
【0019】前記ハウジング11は、前記駆動源と向き
合うように車輌幅方向に延びる後壁と、該後壁の両端部
から前方に延びる左右の側壁と、該左右の側壁の前方端
部間を連接する前壁とを有する立方体形状をなしてい
る。そして、前記前壁のうち本体部領域に開口が形成さ
れ、一方、前記後壁のうち延在部領域に開口が形成され
ている。即ち、前記ハウジングの本体部11aは前方が
開口で且つ後方が後壁により閉塞され、他方、延在部1
1bは前方が前壁により閉塞され且つ後方が開口とされ
ている。そして、前記本体部11aの前方開口は油圧ブ
ロック40で閉塞され、前記延在部11bの後方開口は
閉塞部材19で閉塞されており、これにより、以下の効
果を得ている。即ち、本体部11aに加えて延在部11
bを有する構成において、本体部11a及び延在部11
b双方の前方を開口とすると、該開口を閉塞する前記油
圧ブロック40の車体幅方向長さを長くする必要が生
じ、材料増加等によるコスト高を招くことになる。該油
圧ブロック40は、HSTの作動油圧に耐え得るため
に、ある程度の厚みが必要となるので、該ブロック40
の幅方向長さを長くすることによって増加する材料量は
大きくなる。また、前記構成に係るハウジング11は、
本体部11aの鋳型を前方に抜き、且つ、延在部11b
の鋳型を後方に抜くことによって、容易に鋳造すること
ができる。
【0020】前記油圧ポンプ12のポンプ軸13は、後
端が前記ハウジング11から後方へ突出し、図示しない
エンジンの出力軸に連結される。また、前記ポンプ軸1
3の前端は、前記ハウジング11から前方へ延び、油圧
ブロック40を貫通して、前方に突出している。さら
に、該ポンプ軸13のうち油圧ポンプ本体より後方に位
置する部分には、ギア14が相対回転不能に支持されて
いる。
【0021】前記油圧モータ15のモータ軸16は、前
端部が前記ハウジング11から前方に突出し、油圧ブロ
ック40を貫通して、デファレンシャルギア装置50の
入力ギア51に接続されている。そして、該モータ軸1
6の後端部は前記ハウジング11から後方へ突出してお
り、該突出部から後輪駆動装置20に後輪駆動力が伝達
される。
【0022】次に、本実施の形態に係るPTO駆動装置
30について説明する。該PTO駆動装置30は、PT
O軸31と、該PTO軸のON−OFF制御を行う油圧
クラッチ35と、該油圧クラッチへの作動油を供給する
チャージポンプ45と、前記油圧クラッチ35及びチャ
ージポンプ45を接続する油圧回路とを備えている。
【0023】前記PTO軸31は、ハウジング延在部1
1bの前壁と前記閉塞部材19とによって、車輌前後方
向に沿って支持されており、前端が前記ハウジング延在
部11bの前壁から前方へ突出している。該PTO軸3
1には、閉塞部材19に軸受される後端部と前記油圧ク
ラッチ35を支持する領域とを連通する油路71fが軸
線方向に沿って形成されている。該油路71fは、前記
油圧クラッチ支持領域において、PTO軸31の外表面
に連通している。
【0024】前記油圧クラッチ35は、前記PTO軸3
1に相対回転自在且つ軸方向摺動不能に支持され、前記
ギア14に接続された駆動側メンバ33と、該PTO軸
に支持された従動側メンバ32と、前記両メンバを互い
に離間させるように付勢する付勢メンバ34とを備えて
いる。
【0025】前記駆動側摩擦メンバ33は、駆動側摩擦
板33aを有している。一方、前記従動側摩擦メンバ3
2は、前記PTO軸31に相対回転不能且つ軸方向摺動
不能に支持された本体部32aと、前記本体部32a及
び前記駆動側摩擦メンバ33間に位置し、前記本体部3
2aに相対回転不能且つ軸方向摺動自在に支持された第
2メンバ32bとを有している。前記本体部32aに
は、前記PTO軸31に形成された油路71fと第2メ
ンバ32bとを連通する油路71gが形成されている。
また、該第2メンバ32bには、前記駆動側摩擦板33
aと係合する従動側摩擦板32cが備えられている。
【0026】さらに、本実施の形態においては、ハウジ
ング延在部11bにブレーキ機構36が備えられてい
る。該ブレーキ機構36は、前記ハウジング延在部11
bの前壁に支持されたブレーキメンバ36aと、該ブレ
ーキメンバ36a及び前記本体部32a間において、前
記PTO軸31に相対回転不能に支持されたブレーキデ
ィスク36bと、該ブレーキディスク36b及び本体部
32a間において前記第2メンバ32bの摺動に連動し
てPTO軸31の軸線方向に摺動し得るように、該PT
O軸31に相対回転不能に支持された連動メンバ36c
とを備えている。該ブレーキ機構36は、斯かる構成を
備えることにより、油圧クラッチ35の係合時にはブレ
ーキOFFとなり、油圧クラッチ35の遮断時にはブレ
ーキONとなるように動作する。この前記油圧クラッチ
35及びブレーキ機構36の動作の詳細については後述
する。
【0027】前記チャージポンプ45は、図3に示すよ
うに、前記油圧ブロック40の前方において、前記ポン
プ軸13の前方突出部を液密に囲繞するケーシング46
を有しており、該ポンプ軸13の回転によってポンプ作
用を行うように構成されている。
【0028】図6に図3におけるD−D線断面図を、ま
た、図7にチャージポンプの拡大縦断面図を示す。図6
及び図7によく示されるように、前記チャージポンプ4
5は、吸込回路45b及び吐出回路45aを有してい
る。
【0029】前記吸込回路45bは、油圧ブロック40
に形成された第2サクション通路42(図3及び図6参
照)と、該第2サクション通路42に連通するようにデ
ファレンシャルギア装置50のケーシングに形成された
第1サクション通路41とを有している。前記第1サク
ション通路41は、オイルフィルタ80(図8及び図9
参照)を介して、デファレンシャルギア装置50のケー
シング内に連通されている。斯かる構成により、デファ
レンシャルギア装置50のケーシング内の油が、オイル
フィルタ80で濾過された後、第1サクション通路41
及び第2サクション通路42を介して前記チャージポン
プ45に供給されるようになっている。
【0030】前記チャージポンプ45の吐出回路45a
は前記ケーシング46に形成されている。さらに、該吐
出回路45aには、吐出油をHST10及び油圧クラッ
チ35に分流する分流部材73が配設されている。本実
施の形態においては、前記分流部材73として、減圧弁
を用いている。前記減圧弁は、一定圧の作動油を前記H
ST10に補給すると共に、ドレン油を前記油圧クラッ
チ35に供給するものである。なお、図中74はリリー
フ弁であり、チャージポンプの吐出回路45aの油圧を
一定に保持するものである。
【0031】前記HST10への作動油の補給は、前記
減圧弁73の2次側に形成された油路72aを介して行
われる。また、油圧クラッチ10への作動油の供給は、
前記減圧弁73のドレン側に形成された油路71aを介
して行われる。
【0032】図8に図3におけるE−E線断面図を示
す。図8によく示されるように、前記油路71aは、油
圧ブロック40に形成された油路71b及び前記ハウジ
ング11の下壁に形成された油路71cを介して、前記
閉塞部材19に形成された油路71dに連通されてい
る。
【0033】このように、チャージポンプ45から閉塞
部材19への作動油供給路を、前記ハウジング11内を
通るように構成することにより、前記供給路からの油漏
れを有効に防止できると共に、該供給路の耐久性を向上
させることが可能となっている。即ち、前記チャージポ
ンプ45から閉塞部材19への作動油の供給を、ハウジ
ングの外方に配管を設けて行うとすると、該配管が露出
することとなり、破損や損傷を招く恐れがある。これに
対し、本実施の形態におけるように、前記供給路をハウ
ジング11内を通るように構成すれば、斯かる不都合は
生じない。
【0034】前記油路71dは、方向切換弁75を介し
て、油路71eと油路72bとに選択的に分岐されてい
る。即ち、前記方向切換弁75により、油路71dは、
油路71e又は油路72bの何れか一方に選択的に連通
させられる。本実施の形態においては前記方向切換弁と
して電磁弁を用いている。
【0035】前記油路71eの下流端は、図8によく表
されているように、閉塞部材19に軸受される前記PT
O軸31の後端部に達しており、該PTO軸31に形成
された前記油路71fに連通している。従って、前記方
向切換弁75によって油路71dを油路71eに連通さ
せると、チャージポンプ45の吐出油は油路71f及び
油路71gを介して、油圧クラッチ35に作用する。一
方、前記油路72bの下流端は、ハウジング11内に連
通している。従って、前記方向切換弁75によって油路
71dを油路72bに連通させると、チャージポンプ4
5の吐出油は前記ハウジング11内に送り込まれる。
【0036】前記油路71eには、さらに、油圧緩衝部
材76が備えられている。本実施の形態においては、該
油圧緩衝部材76として、アキュムレータを用いてい
る。該アキュムレータは、図8に示されているように、
上流端が油路71eに連通し且つ下流端がハウジング1
1内に連通する油路76aと、該油路76aに沿って摺
動可能な摺動部材76bと、該摺動部材76bを前記油
路76aの上流端方向に付勢する付勢メンバ76cとを
備えている。該油圧緩衝部材76は、斯かる構成によ
り、チャージポンプ45からの作動油の油圧クラッチ3
5への急激な作用を防止し、これにより、油圧クラッチ
35の係合を円滑に行わせるものである。
【0037】即ち、前記方向切換弁75によって油路7
1e中にチャージポンプ45からの作動油が送られてく
ると、該作動油は油圧クラッチ35の方へ流れると共
に、前記油路76aへ流れ込み、前記付勢メンバ76c
の付勢力に抗して、摺動メンバ76bを押圧する。該摺
動メンバ76bは、前記油路71eにおける作動油圧と
前記付勢メンバ76cの付勢力とがつり合う箇所まで摺
動させられ、その箇所で停止する。ここで、前記油路7
1eを介して油圧クラッチ35に作用する作動油の油圧
を考えると、該油圧は、前記摺動メンバ76bが前記つ
り合い点まで摺動する間、徐々に上昇することになる。
このように、前記油圧緩衝部材76を備えることによっ
て、油圧クラッチ35に高圧の作動油が急激に作用する
ことが防止され、これにより、油圧クラッチ35の係合
作用を円滑に行うことが可能となる。
【0038】上述のように、本実施の形態においては、
チャージポンプ45のケーシング46に形成された吐出
回路45aと、該吐出回路45aに介在された分流部材
73と、上流端が該分流部材73のドレン側に連通され
た油路71aと、該油路71aに連通するように油圧ブ
ロック40に形成された油路71bと、該油路71bに
連通するようにハウジング11下壁に形成された油路7
1cと、該油路71cに連通するように閉塞部材19に
形成された油路71dと、該油路71dに介在された方
向切換弁75と、方向切換弁によって油路71dと選択
的に連通又は非連通とされる油路71eと、油路71e
に連通するようにPTO軸31に形成された油路71f
と、該油路71fに連通するように本体部32aに形成
された油路71gとを備えた回路が、前記油圧回路を構
成している。
【0039】次に、油圧クラッチ35及びブレーキ機構
36の動作説明を行う。図9は、本実施の形態における
油圧回路図である。図9に示されるように、チャージポ
ンプの吐出回路45aはリリーフ弁74によって一定圧
に保持される。また、HST10への補給油路72aは
減圧弁73によって圧力制御されている。一方、前記減
圧弁73のドレン油は、油路71a並びに該油路71a
に連通する油路71b及び油路71cを介して、閉塞部
材19に形成された油路71dに流れ込む(図3及び図
8参照)。該油路71dは、前述のように、方向切換弁
75を介して油路71e及び油路72bに分岐させられ
ている。
【0040】前記PTO軸31から駆動力を出力させる
場合は、前記方向切換弁75によって油路71dを油路
71eに連通させる。これにより、チャージポンプ45
の吐出油は、油路71e、PTO軸31に形成された油
路71f及び本体部32aに形成された油路71gを通
って、油圧クラッチ35に作用する。油路71gから送
り出される油は、図8によく示されるように、前記第2
メンバ32bを、付勢メンバ34の付勢力に抗して、駆
動側メンバ33に向けて押圧する。これにより、駆動側
メンバ33の駆動側摩擦板33aと第2メンバ32bの
従動側摩擦板32cとが係合状態となる。前述のよう
に、駆動メンバ33は、前記ポンプ軸13に相対回転不
能に支持されたギア14に連結されているから、前記両
摩擦板の係合によって、駆動側摩擦メンバ33から第2
メンバ32bに駆動力が伝達される。前述のように、該
第2メンバ32bは本体部32aに対し相対回転不能と
され、且つ、本体部32aはPTO軸31に対し相対回
転不能とされているから、前記第2メンバ32bに伝達
された駆動力はPTO軸31に伝達される。このように
して、PTO軸31から駆動力が出力される。
【0041】そして、このようにPTO軸31から駆動
力が出力される場合、即ち、油圧クラッチ係合状態にお
いては、ブレーキ機構36はOFFとなる。即ち、第2
メンバ32bが付勢メンバ34の付勢力に抗して後方
(図8における右方向)へ摺動させられると、連動メン
バ36cもこれに伴って後方に摺動する。従って、ブレ
ーキメンバ36a及びブレーキディスク36b間に制動
力は生じず、これにより、ブレーキ機構36はOFFと
なる。
【0042】一方、PTO軸から駆動力を出力させない
場合は、前記方向切換弁75によって、油路71dを油
路72bに連通させる。これにより、チャージポンプ4
5の吐出油は、油路72bを通って、ハウジング11内
に戻される。これにより、油圧クラッチ35は動力を遮
断し、ブレーキ機構36はブレーキONとなる。即ち、
チャージポンプ45からの油が油圧クラッチ35に作用
しないので、前記第2メンバ32bは付勢メンバ34の
付勢力によって前方(図8における左方向)へ摺動させ
られる。従って、駆動側摩擦板33b及び従動側摩擦板
32cは、非係合状態となり、これにより、駆動側摩擦
メンバ33から従動側摩擦メンバ32への動力伝達は遮
断される。一方、前記第2メンバ32bの前方への摺動
によって前記連動メンバ36cは、ブレーキディスク3
6bをブレーキメンバ36aに向けて押圧する。従っ
て、ブレーキメンバ36a及びブレーキディスク36b
間に摩擦抵抗が生じ、これにより、ブレーキ機構36は
ONとなる。
【0043】本実施の形態においては、斯かるブレーキ
機構36を備えることにより、油圧クラッチ35を係合
状態から遮断させると、直ちにPTO軸31の回転を停
止させることが可能となっている。即ち、ブレーキ機構
36を有さない場合には、PTO軸31を回転駆動させ
ている状態から、油圧クラッチ36によって前記PTO
軸31への動力伝達を遮断しても、慣性力によって該P
TO軸31の回転は直ちには停止しない。即ち、油圧ク
ラッチ35を遮断しているにも拘わらず、モア等が回転
し続けることになる。斯かる慣性力によるモア等の回転
は、作業員等のけがを招く恐れがある。これに対し、前
述のブレーキ機構36を備えておけば、PTO軸31へ
の動力遮断と同時に該PTO軸31に対しブレーキを掛
けることができ、斯かる不都合は生じない。
【0044】このように構成されたPTO装置30にお
いては、前記種々の効果に加えて、以下の効果を得るこ
とができる。即ち、車体に設置された駆動源からの動力
を、該駆動源の前方に配設されたHST10を介して、
走行装置及びPTO装置に伝達する車輌における前記P
TO装置であって、前記PTO軸31と、油圧クラッチ
35と、チャージポンプ45と、油圧回路とを備え、前
記チャージポンプ45を前記HST10の前方に配設
し、且つ、前記PTO軸31及び油圧クラッチ35をH
ST10のハウジング延在部11bに収容したので、車
体全長の短縮化を図りながら、駆動源及びHST間の前
後距離を確保できると共に、PTO軸31を車体後方に
配置することができる。該PTO軸31の後方配置は、
モア等の作業装置を含めた車輌全長の短縮化を図りなが
ら、該PTO軸31及び作業装置間を連結する伝動軸の
傾斜角を小さくすることを可能とし、これにより、該伝
動軸の連結部分における騒音の増大や該部分の耐久性の
悪化を防止することができる。
【0045】また、前記油圧回路を構成する分流部材7
3及び方向切換部材75を、それぞれ、前記チャージポ
ンプのケーシング46及び閉塞部材46に設けているの
で、これらの部材の周辺油路の形成を容易に行うことが
できる。即ち、前記ケーシング46及び閉塞部材19
は、前記ハウジング11や油圧ブロック40に比して小
さい為、前記両部材への穿孔加工はハウジング11や油
圧ブロック40に穿孔する場合に比して容易に行うこと
ができる。
【0046】なお、本実施の形態においては、前記油路
71cをハウジング下壁に穿孔して形成したが、これに
代えて、図10に示すように、ハウジング11内に管7
1c′を通すことも可能である。
【0047】また、本実施の形態においては、PTO軸
を前方へ突設させる場合を例に説明したが、後方へ突設
させることも可能である。
【0048】さらに、本実施の形態における左側及び右
側の関係は、当然ながら、逆にすることも可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、車体に設置された駆動
源からの動力を、該駆動源より車輌前後方向外方に配設
されたHSTを介して、走行装置及びPTO装置に伝達
するように構成された車輌における前記PTO装置であ
って、PTO軸と、該PTO軸への伝動のON−OFF
制御を行う油圧クラッチと、該油圧クラッチへ作動油を
供給するチャージポンプと、前記油圧クラッチ及びチャ
ージポンプの間を接続する油圧回路とを備えており、前
記HSTは、油圧ポンプ及び油圧モータを収容する本体
部と、該本体部から車輌幅方向一方側に延びる延在部と
を有するハウジングを備え、前記チャージポンプは、車
輌前後方向外方へ突出する前記ポンプ軸の外方端部を液
密に囲繞するケーシングを有し、該ポンプ軸の回転によ
ってポンプ作用を行うように構成されており、前記PT
O軸は、前記ハウジング延在部に車輌前後方向に沿って
支持され且つ先端部が該延在部から車輌前後方向外方側
へ突出されており、前記油圧クラッチは、前記ハウジン
グ延在部内において前記PTO軸に支持されるようにし
たので、車輌全長の短縮化、モア等駆動用PTO軸の車
輌前後方向内方寄りへの配設、及び駆動源とHSTとの
間の距離確保を、同時に達成することができる。
【0050】前記ハウジングを、前記駆動源と向き合う
ように車輌幅方向に延びる内方壁と、該内方壁の両端部
に一端が連接され且つ車輌前後方向に沿って延びる左右
の側壁と、該左右の側壁の他端間を連接するように車輌
幅方向に延びる外方壁とを有し、さらに、前記外方壁の
うち前記本体部領域には開口を形成し、且つ、前記内方
壁のうち前記延在部領域には開口が形成し、前記外方壁
の開口は油圧ブロックにより閉塞され、前記内方壁の開
口は閉塞部材により閉塞されるようにすれば、前記ハウ
ジングの車輌前後方向外方側に配設される油圧ブロック
の縮小化を図り得る。
【0051】前記前記油圧回路は、チャージポンプの吐
出回路に介在され、該チャージポンプからの吐出油をH
ST及び油圧クラッチに分流する分流部材と、該分流部
材及び油圧クラッチの間に介在され、油圧クラッチへの
油の供給及び遮断を行う切換部材とを備えており、前記
分流部材は、前記チャージポンプのケーシング内に配置
され、前記切換部材は、前記閉塞部材内に配置されるよ
うにすれば、油路の穿孔加工作業を容易に行うことがで
きる。
【0052】前記分流部材と前記切換部材とを接続する
油路を、前記HSTハウジング内を通るように構成すれ
ば、該油路の耐久性を向上させることができ、該油路か
らの油漏れを有効に防止できる。
【0053】前記閉塞部材の前記切換部材の下流側に、
油圧クラッチの係合を緩やかに行う為の油圧緩衝部材を
備えれば、該油圧クラッチによるPTO軸への動力伝達
を滑らかに行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るPTO装置の好ましい実
施の形態を適用したフロントマウント型モアトラクタの
概略斜視図である。
【図2】図2は、図1におけるA矢視図である。
【図3】図3は、図1に示す車輌におけるHST、PT
O装置及び後輪駆動装置が配設された部分の展開横断面
図である。
【図4】図4は、図3におけるB−B線断面図である。
【図5】図5は、図3におけるC−C線断面図である。
【図6】図6は、図3におけるD−D線断面図である。
【図7】図7は、チャージポンプの拡大縦断面図であ
る。
【図8】図8は、図3におけるE−E線断面図である。
【図9】図9は、図1に示す車輌の油圧回路図である。
【図10】図10は、本発明のPTO装置の他の形態に
係る縦断面図である。
【符号の説明】
10 HST 11 ハウジング 12 油圧ポンプ 13 ポンプ軸 15 油圧モータ 16 モータ軸 19 閉塞部材 30 PTO装置 31 PTO軸 32 従動側摩擦メンバ 33 駆動側摩擦メンバ 34 付勢メンバ 35 油圧クラッチ 36 ブレーキ機構 45 チャージポンプ 46 ケーシング 71 油路 73 分流部材 75 方向切換部材 76 油圧緩衝部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設置された駆動源からの動力を、
    該駆動源より車輌前後方向外方に配設されたHSTを介
    して、走行装置及びPTO装置に伝達するように構成さ
    れた車輌における前記PTO装置であって、 PTO軸と、該PTO軸への伝動のON−OFF制御を
    行う油圧クラッチと、該油圧クラッチへ作動油を供給す
    るチャージポンプと、前記油圧クラッチ及びチャージポ
    ンプの間を接続する油圧回路とを備えており、 前記HSTは、車輌前後方向に沿って延び、内方端が前
    記駆動源と軸連結されるポンプ軸を有する油圧ポンプ
    と、該油圧ポンプとの共働下に回転するモータ軸を有す
    る油圧モータと、前記油圧ポンプ及び油圧モータを収容
    するハウジングとを備え、前記ポンプ軸の外方端は前記
    ハウジングから車輌前後方向外方側へ突出し、前記ハウ
    ジングは、油圧ポンプ及び油圧モータを収容する本体部
    と、前記本体部のうち油圧ポンプが位置する側から車輌
    幅方向外方に延びる延在部とを有しており、 前記チャージポンプは、ポンプ軸の前記外方突出部を液
    密に囲繞するケーシングを有し、該ポンプ軸の回転によ
    ってポンプ作用を行うように構成されており、 前記PTO軸は、前記ハウジング延在部に車輌前後方向
    に沿って支持され且つ先端部が該延在部から車輌前後方
    向外方側へ突出されており、 前記油圧クラッチは、前記ハウジング延在部内において
    前記PTO軸に支持されていることを特徴とするPTO
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングは、前記駆動源と向き合
    うように車輌幅方向に延びる内方壁と、該内方壁の両端
    部に一端が連接され且つ車輌前後方向に沿って延びる左
    右の側壁と、該左右の側壁の他端間を連接するように車
    輌幅方向に延びる外方壁とを有し、 前記外方壁のうち前記本体部領域には開口が形成され、
    且つ、前記内方壁のうち前記延在部領域には開口が形成
    されており、 前記外方壁の開口は油圧ブロックにより閉塞され、 前記内方壁の開口は閉塞部材により閉塞されていること
    を特徴とする請求項1に記載のPTO装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧回路は、チャージポンプの吐出
    路に介在され、該チャージポンプからの吐出油をHST
    及び油圧クラッチに分流する分流部材と、該分流部材及
    び油圧クラッチの間に介在され、油圧クラッチへの油の
    供給及び停止を行う切換部材とを備えており、 前記分流部材は、前記チャージポンプのケーシング内に
    配置され、 前記切換部材は、前記閉塞部材内に配置されていること
    を特徴とする請求項2に記載のPTO装置。
  4. 【請求項4】 前記分流部材と前記切換部材とを接続す
    る油路は、前記ハウジング内を通るように構成されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載のPTO装置。
  5. 【請求項5】 前記閉塞部材の前記切換部材下流側に
    は、油圧クラッチの係合を緩やかに行う為の油圧緩衝部
    材が備えられていることを特徴とする請求項3又は4に
    記載のPTO装置。
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