JP4714699B2 - ガスケット - Google Patents

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Description

本発明は、複数のシール対象ボアを備え、外形状が同一でこれらシール対象ボアの形成態様が異なる複数種のシール対象部材に共用し得るガスケットに関する。
従来、内燃機関のシリンダブロックとシリンダヘッドとの接合面間等をシールする為に各種ガスケットが用いられる。特許文献1には、基材繊維とゴム材を含有するコンパウンド層を金属板の表面にコーティングしたガスケット材が開示されている。また、特許文献2及び特許文献3には、燃焼室孔の周囲にフルビードを形成し、このフルビードの凹面側にゴム系弾性材からなるストッパー部材を充填した金属ガスケットが開示されている。
特許文献1のガスケット材は、コンパウンド層が、ゴム単独のものに比べ耐熱性に優れ、コーティング層の横流れや剥離が生じ難く、トルク保持性も向上し、これに金属板のエンボス加工性の良さが付加され、特許文献2や特許文献3に示すようなフルビードを備えたガスケットとした場合に、上記のような内燃機関等の接合面間のシール用ガスケットとしての適性に優れたものとなる。
特公平6−84785号公報 特開平10−122369号公報 特開平10−122370号公報
ところで、近時、製品グレード等の多様化により、複数のシール対象ボアを備え、外形状が同一でこれらシール対象ボアの形成態様が製品仕様に応じて少しずつ異なる複数種のブロック及びカバーをガスケットを介して締結一体とするシール対象部材も各種分野で使用されるようになった。このようなシール対象部材の組立てに際しては、外形状が同じでシール対象ボアの形成態様に応じた開口及びその周囲のフルビードを有する複数種のガスケットが準備される。そして、これらシール対象部材の締結組立ラインでは、夫々の製品仕様に応じてガスケットを選択し、ブロックとカバーとの間に介装してその締結一体化がなされる。
上記のような場合、製品仕様に応じたガスケットを複数種準備する必要がある為コスト高となり、また、各種ガスケットの形状が類似する(外形状は同じ)為組立時にガスケットの選択間違いを起こし易く、組立現場ではこれらの区別を明確にするための何らかの識別手段を講じる必要があった。特許文献1乃至3は、このような製品仕様の異なる複数種のシール対象部材に共用し得るガスケットを提供することを意図したものではなく、その抜本的な改善が望まれるところであった。
本発明は、上記の実情に鑑みなされたもので、複数のシール対象ボアを備え、外形状が同一でこれらシール対象ボアの形成態様が異なる複数種のシール対象部材に対して好適に共用し得るガスケットを提供することを目的としている。
本発明のガスケットは、複数のシール対象ボアを備え、外形状が同一でこれらシール対象ボアの形成態様が異なる複数種のシール対象部材に共用し得るガスケットであって、金属基板と、その少なくとも片面に積層一体とされた合成樹脂またはゴム材に繊維材を混合してなるコンパウンド層とよりなり、上記複数のシール対象ボアに対応し且つ形成態様の異なりにも共通化し得るよう形成された複数の開口と、各開口の周囲に複数のシール対象ボアに対応し且つ形成態様の異なりにも共通化し得るよう形成された複数の山形フルビード構造のビード部と、このビード部に沿って反対面に形成された凹溝部とを備え、この凹溝部の上記共通化に伴う交差若しくは合流部分にはゴム材若しくは合成樹脂からなるシール材の充填による補助シール部を設けたことを特徴とする。
本発明において、前記シール材の充填による前記補助シール部は、その表面が前記反対面と同一面となるよう設けられているものとすることが望ましい。また、前記シール材としてはシリコーンゴムが望ましく用いられるが、その他のゴム材或いは合成樹脂も採用することができる。更に、前記繊維材としては、石綿以外の圧縮性無機繊維及び圧縮性有機繊維が望ましく採用される。
本発明に係るガスケットは、金属基板と、その少なくとも片面に積層一体とされた合成樹脂またはゴム材に繊維材を混合してなるコンパウンド層とよりなるから、コンパウンド層の耐熱性に優れると共に、シール対象の2部材間に介装され締結一体とされた際に、コンパウンド層を構成するゴム材や合成樹脂の横流れや金属基板からの剥離が生じにくく、トルク保持性も向上し、ガスケットとしての優れた適性を備える。また、金属基板によってエンボス加工性が付与され、コンパウンド層と一体としたビード部の形成が容易になされ、その形状保持性にも優れる。そして、複数のシール対象ボアに対応し且つシール対象ボアの形成態様の異なりにも共通化し得るよう形成された複数の開口及び複数のフルビード構造のビード部を備えるから、1枚のガスケットを、外形状が同一でシール対象ボアの形成態様が異なる複数種のシール対象部材に共用することができ、その組立一体化過程において、製品仕様に応じたガスケットを複数種準備する必要がなく、低コスト化が図られると共に、組立時にガスケットの選択間違いを起すことがなく、組立現場ではこれらの区別の為の識別手段を特に講じる必要もない。
更に、ビード部に沿って反対面に形成された凹溝部の上記共通化に伴う交差若しくは合流部分にはゴム材若しくは合成樹脂からなるシール材の充填による補助シール部を設けているから、本発明のガスケットが介装締結された状態で、一部のビード部及び凹溝部が、締結圧縮されずボア内に臨むことになるが、その凹溝部に続く交差若しくは合流部分に補助シール部が存在することになり、これによって当該ボア内を流通する流体の凹溝部に沿った流出が堰き止められて他部位への漏入・流出が阻止され、各シール対象ボアのシール機能が的確に維持される。
前記シール材の充填による前記補助シール部を、その表面が前記反対面と同一面となるよう設けるようにすれば、シール対象部材のシール面との間の隙間をなくし、上記流体の凹溝部に沿った流出の堰き止めがより確実になされる。また、前記シール材がシリコーンゴムからなるものとすれば、充填がし易い上に、対象部位に対する密着性が優れることから充填部位の密封が確実になされ、しかも、耐熱性、耐薬品性にも優れ、極めて好適である。更に、前記繊維材が、石綿以外の圧縮性無機繊維及び圧縮性有機繊維からなるものとすれば、コンパウンド層の上記特性が活かされ、シール性の持続性が得られると共に、取扱い上の安全性も確保される。
以下に本発明の最良の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は本発明のガスケットの一実施形態を示す概略的平面図、図2は同ガスケットの裏面図、図3は図1におけるX−X線矢視断面図、図4は図2におけるY−Y線矢視断面図、図5は図2におけるZ−Z線矢視断面図、図6及び図7は同ガスケットの使用状態を示す概略的平面図である。
図示するガスケットGは、アルミニウム板、ステンレス鋼板その他の鋼板等からなる金属基板1の両面に、合成樹脂またはゴム材に石綿以外の圧縮性無機繊維及び圧縮性有機繊維からなる繊維材と適宜添加剤(ゴム薬品、充填材等)とを混合したコンパウンド材を積層一体としてコンパウンド層2,2を形成し、これに後記する複数の開口3及びその周囲に複数のフルビード構造のビード部4を形成したものである。図例のコンパウンド層2を形成するコンパウンド材は、ゴム材に繊維材を混合したものであり、このコンパウンド材を金属板上に接着剤を介してロールで刷り込み圧着し、その後オーブン内で加硫接着することにより、金属板の両面にコンパウンド層2を積層一体としてガスケットシートを得る。或いは、コンパウンド材を予めシート状に成形し、これを金属基板1の両面に積層して同様のガスケットシートを得る。そして、これを打抜き上記複数の開口3を備えた所望のガスケット形状に成形するが、この打抜きの前または後或いは同時に、山形のビード部4とその反対面の凹溝部5が形成される。また、上記打抜きの際、複数の締結用ボルト孔6が外形状に沿って適宜間隔で形成される。
上記コンパウンド材に混合される繊維材としては、石綿以外の圧縮性無機繊維及び圧縮性有機繊維が用いられ、具体的には、石綿以外の無機繊維として、ロックウール、スラグウール、ガラス繊維、セラミック繊維、岩綿、鉱滓綿、溶融石英繊維、化学処理高シリカ繊維、溶融硅酸アルミナ繊維、アルミナ連続繊維、安定化ジルコニア繊維、窒化ホウ素繊維、チタン酸アルカリ繊維、ウィスカー、ボロン繊維、炭素繊維、金属繊維等を、有機繊維として、芳香族ポリアミド繊維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリ尿素系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリフルオロカーボン系繊維、フェノール繊維、セルロース系繊維等を用いることができる。
また、コンパウンド材を構成するゴム材として、NBR、スチレンブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)、ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、フッ素ゴム(FKM)、シリコーンゴム(VMQ)、クロロスルフォン化ポリエチレン(CSM)、エチレン酢ビゴム(EVA)、塩化ポリエチレン(CPE)、塩化ブチルゴム(CIR)、エビクロルヒドリンゴム(ECO)、ニトリルイソプレンゴム(NIR)、天然ゴム(NR)等を用いることができる。
また、コンパウンド材を構成する合成樹脂材として、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、硅素樹脂等を用いることができる。更に、前記ゴム材とこれら合成樹脂材との混和物も用いることができる。
図例のガスケットGは、3個の開口3(3a,3b,3c)を備え、各開口3の周囲と上記ボルト孔6の周囲にビード部4及びその反対面の凹溝部5が形成されている。そして、この3個の開口3a,3b,3cは、図6及び図7に示すように、形成態様が異なる各3個のシール対象ボアを備えた2種のシール対象部材A,Bに共用し得るよう形成されている。シール対象部材A,Bは、外形状が同一の方形状であり、シール対象部材Aが備えるシール対象ボアAa,Ab,Acと、シール対象部材Bが備えるシール対象ボアBa,Bb,Bcとは、夫々が対応し、夫々を流通する流体の種類が同一であり、形状が類似するが、その大きさにおいて若干異なるような製品仕様に基づき作製されたものである。即ち、シール対象部材AのボアAaはシール対象部材BのボアBaよりやや小、ボアAbはボアBbよりやや大、ボアAcはボアBcよりやや大とされている。
ガスケットGは、上述のように2種のシール対象部材A,Bに共用し得るよう形成されているものであるが、具体的には、開口3aがシール対象部材AのボアAaに略対応する大きさに、開口3bがシール対象部材BのボアBbに略対応する大きさに、開口3cがシール対象部材BのボアBcに略対応する大きさに形成されている。その結果、開口3aはシール対象部材AのボアBaより小さくなり、開口3b,3cはシール対象部材Aの夫々ボアAb,Acより小さくなる。ガスケットGは、方形の外枠部Gaと、この外枠部Ga内を上記3個の開口3a,3b,3cに区画する為の略T字形の区画枠部Gb,Gcとよりなり、区画枠部Gbは開口3aと開口3b及び開口3cとの境界を、区画枠部Gcは開口3bと開口3cとの境界を夫々構成する。
上記外枠部Ga及び区画枠部Gb,Gcには、上記ボアAa,Ab,Ac,Ba,Bb,Bcのシールをより確実なものとする為に、開口3a,3b,3cの周囲に沿って山形フルビード構造のビード部4(4a,4b,4c)が形成されている。このビード部4の形成に伴い反対面(裏面)には凹溝部5(5a,5b,5c)が形成されている。即ち、ビード部4a及び凹溝部5aは外枠部Gaに沿って各1本が環状に、ビード部4b及び凹溝部5bは区画枠部Gbに沿って各4本が、ビード部4c及び凹溝部5cは区画枠部Gcに沿って各1本が、夫々形成されている。そして、各4本のビード部4b及び凹溝部5bはその両端において、ビード部4a及び凹溝部5aに夫々交差乃至合流し(以下、交差部M,Nと言う)、また、ビード部4c及び凹溝部5cは一端において3本のビード部4b及び凹溝部5bに夫々交差乃至合流し(以下、交差部Oと言う)、更にビード部4c及び凹溝部5cは他端においてビード部4a及び凹溝部5aに夫々交差乃至合流し(以下、交差部Pと言う)、各ビード部4及び凹溝部5の連続性が維持されている。
上記のような形成態様のビード部4及び凹溝部5を備えたガスケットGを用いて2種のシール対象部材A,Bのシールに用いる場合について説明する。図6及び図7は、シール対象部材A,Bのシール対象面にガスケットGを介装させ、締結一体とした状態を概念的に示している。
図6に示すように、ガスケットGをシール対象部材Aのシールに用いた場合、ビード部4a及び開口3a側の2本のビード部4bがボアAaのシールに関与し、ビード部4a、開口3a側の2本のビード部4b及びビード部4cがボアAb、Acのシールに関与する。従って、区画枠部Gbの一部がボアAb、Ac内に臨み、該区画枠部Gbに形成された反開口3a側の2本のビード部4b及び凹溝部5bがボアAb、Ac内を流通する流体内に晒されることになる。その為、この流体内に晒された凹溝部5bから凹溝部5a或いは凹溝部5cを通じ、夫々の流体が隣合うボアAb、Ac内に流入する懸念を生じるが、図2及び図5に示すように、交差部M,N,Oの凹溝部5にはシール材の充填による補助シール部7が設けられているから、この部分で流体の流動が阻止され、凹溝部5を通じた流体の隣合うボアAb、Ac内への流入の懸念が生じなくなる。
また、図7に示すように、ガスケットGをシール対象部材Bのシールに用いた場合、ビード部4a及び反開口3a側の2本のビード部4bがボアBaのシールに関与し、ビード部4a、反開口3a側の2本のビード部4b及びビード部4cがボアBb、Bcのシールに関与する。従って、区画枠部Gbの一部がボアBa内に臨み、該区画枠部Gbに形成された開口3a側の2本のビード部4b及び凹溝部5bがボアBa内を流通する流体内に晒されることになる。その為、この流体内に晒された凹溝部5bから凹溝部5a或いは凹溝部5cにボアBa内の流体が流入する懸念を生じるが、図2及び図5に示すように、交差部M,N,Oの凹溝部5にはシール材の充填による補助シール部7が設けられているから、この部分で流体の流動が阻止され、ボアBa内の流体がそのシールに関与しない部位への流入の懸念が生じなくなる。
尚、この例の場合、交差部Pでは、シール対象部材A,Bのいずれの使用状態においても、この部分のビード部4及び凹溝部5は締結圧縮状態とされ、各ボア内の流体に晒されることがないから、この部分には補助シール部7を設けることを要しない。
このように、図例のガスケットGは、外形状が同一で形成態様が異なる複数のシール対象ボアAa,Ab,Ac,Ba,Bb,Bcを備えた2種類のシール対象部材A,Bに共用し得るから、これらシール対象部材A,Bの組立ラインにおいて生産計画に基づきこれらがランダムにラインに載せられても、夫々に応じたガスケットGの取付間違いを起こす懸念がなく、またその識別の為の手段を講じる必要もない。しかも、シール材の充填による補助シール部7がビード部4の形成に伴う凹溝部5の交差乃至合流部に設けられているから、この凹溝部5を通じた流体の無用な部位への流入が生じる懸念もない。従って、本ガスケットGは、2種のシール対象部材A,Bに対して好適に共用し得るものとなり、これらシール対象部材A,Bの製造に係るコストの低減化にも大きく寄与する。
尚、ガスケットGの外形状、開口3の形状及び個数や形成態様は図例のものに限定されず、シール対象部材の形状及びシール対象ボアの形成態様に応じて適宜変更し得るものであり、これに応じてビード部4及び凹溝部5の形成態様も適宜設定される。従って、その交差部乃至合流部も種々の態様で生じることになるが、いずれの交差部乃至合流部に補助シール部を設けるべきか否かは、流体の予想される流動経路を勘案して合理的に設定される。また、コンパウンド層2を、金属基板1の両面に積層一体とした例を示しているが、少なくともビード部4が形成される側にのみ積層一体としても良い。更に、図例では、ガスケットGの外周縁部及び内周縁部は、打抜きにより金属基板1が露出しているが、これら縁部をコンパウンド層2で覆うようにしても良い。加えて、コンパウンド層2の表面にグラファイトのコーティング層を形成すること、或いは密着防止皮膜としてシリコン樹脂のコーティング層を形成することも可能である。
本発明のガスケットの一実施形態を示す概略的平面図である。 同ガスケットの裏面図である。 図1におけるX−X線矢視断面図である。 図2におけるY−Y線矢視断面図である。 図2におけるZ−Z線矢視断面図である。 同ガスケットの使用状態を示す概略的平面図である。 同ガスケットの別の使用状態を示す概略的平面図である。
符号の説明
1 金属基板
2 コンパウンド層
3(3a,3b,3c) 開口
4(4a,4b,4c) ビード部
5(5a,5b,5c) 凹溝部
7 補助シール部
A,B シール対象部材
Aa,Ab,Ac シール対象ボア
Ba,Bb,Bc シール対象ボア
G ガスケット

Claims (4)

  1. 複数のシール対象ボアを備え、外形状が同一でこれらシール対象ボアの形成態様が異なる複数種のシール対象部材に共用し得るガスケットであって、
    金属基板と、その少なくとも片面に積層一体とされた合成樹脂またはゴム材に繊維材を混合してなるコンパウンド層とよりなり、上記複数のシール対象ボアに対応し且つ形成態様の異なりにも共通化し得るよう形成された複数の開口と、各開口の周囲に複数のシール対象ボアに対応し且つ形成態様の異なりにも共通化し得るよう形成された複数の山形フルビード構造のビード部と、このビード部に沿って反対面に形成された凹溝部とを備え、この凹溝部の上記共通化に伴う交差若しくは合流部分にはゴム材若しくは合成樹脂からなるシール材の充填による補助シール部を設けたことを特徴とするガスケット。
  2. 請求項1に記載のガスケットにおいて、
    前記シール材の充填による前記補助シール部は、その表面が前記反対面と同一面となるよう設けられていることを特徴とするガスケット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のガスケットにおいて、
    前記シール材はシリコーンゴムからなることを特徴とするガスケット。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のガスケットにおいて、
    前記繊維材が、石綿以外の圧縮性無機繊維及び圧縮性有機繊維からなることを特徴とするガスケット。
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