JP4713600B2 - 建設機械用表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械の動作状態を示す画像を操作者に対して表示する建設機械用表示システムに関し、より具体的には、建設機械の運転室内のスペースの節約を実現しながら建設機械の動作状態を示す画像の高い視認性を確保する建設機械用表示システムに関する。
従来、建設機械の運転室上部に設けたプロジェクタの像をフロントウィンドウ上部に設けた透光性反射板に結像し、そのフロントウィンドウ上部に建設機械の動作状態を示す画像を表示させることで、上方を見上げながら建設機械を操作する際に操作者の視線を大きく移動させることなく動作状態を示す画像を操作者に視認させられるようにした建設機械用ヘッドアップディスプレイ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−156119号公報
しかしながら、特許文献1に記載の建設機械用ヘッドアップディスプレイ装置は、フロントウィンドウ上部の固定位置に動作状態を示す画像を表示させるので、バケットを上昇させながら作業をする際には、その動作状態を示す画像の高い視認性を確保し得るが、バケットで地面を掘削したりバケットを左右に旋回させたりしながら作業をする際には、操作者の視線とその表示位置とが乖離してしまうため、その動作状態を示す画像の高い視認性を確保することができない。
上述の点に鑑み、本発明は、建設機械の運転室内のスペースの節約を実現しながら建設機械の動作状態を示す画像の高い視認性を確保する建設機械用表示システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第一の発明に係る建設機械用表示システムは、建設機械の運転室の周囲に配置される透明ウィンドウ上の複数の表示位置に該建設機械の動作状態を示す画像を表示可能な建設機械用表示システムであって、前記建設機械の運転操作内容を検知する運転操作内容検知手段と、前記運転操作内容検知手段が検知した運転操作内容に基づいて前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる表示位置を選択する表示位置選択手段と、を備えることを特徴とする。
また、第二の発明は、第一の発明に係る建設機械用表示システムであって、前記運転操作内容検知手段が検知した運転操作内容に基づいて表示内容を切り換える表示内容切換手段を更に備えることを特徴とする。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明に係る建設機械用表示システムであって、前記建設機械は、下部走行体上に旋回自在に配置される上部旋回体を有し、前記運転操作内容検知手段は、前記建設機械の旋回操作が行われたことを検知し、前記表示位置選択手段は、旋回方向に配置される運転席側部の透明ウィンドウを、前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる表示位置として選択することを特徴とする。
また、第四の発明に係る建設機械用表示システムは、建設機械の運転室の周囲に配置される透明ウィンドウ上の複数の表示位置に該建設機械の動作状態を示す画像を表示可能な建設機械用表示システムであって、前記建設機械の姿勢を検知する姿勢検知手段と、前記姿勢検知手段が検知した前記建設機械の姿勢に基づいて前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる表示位置を選択する表示位置選択手段と、を備えることを特徴とする。
また、第五の発明は、第四の発明に係る建設機械用表示システムであって、前記姿勢検知手段が検知した前記建設機械の姿勢に基づいて表示内容を切り換える表示内容切換手段を更に備えることを特徴とする。
また、第六の発明は、第四又は第五の発明に係る建設機械用表示システムであって、前記姿勢検知手段は、前記建設機械が高所作業又は低所作業に適した姿勢であることを検知し、前記表示位置選択手段は、高所作業に適した姿勢であることを検知した場合、運転席前部の透明ウィンドウの上部を、前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる表示位置として選択し、また、低所作業に適した姿勢であることを検知した場合、運転席前部の透明ウィンドウの下部を、前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる表示位置として選択することを特徴とする。
また、第七の発明は、第一乃至第六の何れかの発明に係る建設機械用表示システムであって、透明有機ELディスプレイ又はヘッドアップディスプレイを用いて透明ウィンドウ上の複数の表示位置に前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、建設機械の運転室内のスペースの節約を実現しながら建設機械の動作状態を示す画像の高い視認性を確保する建設機械用表示システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る表示システムを備えた油圧ショベルの構成例を示す図であり、油圧ショベル10は、クローラ式の下部走行体11の上に配置された旋回機構12を介して、上部旋回体13を旋回中心X周りに旋回自在に搭載している。
また、上部旋回体13は、その前方側部にキャブ(運転室)14を備え、かつ、前方中央部に、ブーム15、アーム16及びバケット17、並びに、これらを油圧ポンプが吐出する圧油によってそれぞれ駆動するアクチュエータ(ブームシリンダ18、アームシリンダ19及びバケットシリンダ20)から構成される掘削アタッチメントEを備える。
図2は、油圧ショベル10におけるキャブ14内の構成を説明するための図であり、キャブ14は、上位フロントウィンドウUFW、下位フロントウィンドウLFW、右サイドウィンドウRSW、左サイドウィンドウLSW、リアウィンドウ(図示せず。)及びルーフウィンドウ(図示せず。)等の透明ウィンドウに取り囲まれ、下部走行体11の前進・後進を操作するための一対の下部走行体操作レバー21、上部旋回体13の旋回及びアーム16の曲げ伸ばしを操作するための左操作レバー22、並びに、ブーム15の上げ下げ及びバケット17の掘削・開放を操作するための右操作レバー23を座席回りに備える。
図3は、本発明に係る表示システムの構成例を示すブロック図であり、表示システムSYS1は、下部走行体操作レバー21、左操作レバー22、右操作レバー23、メインコントローラ30及び表示装置31を含む。
メインコントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータであって、運転操作内容検知手段300、表示位置選択手段301及び表示内容切換手段302のそれぞれに対応するプログラムをROMに記憶しながら、各手段に対応する処理をCPUに実行させる。
メインコントローラ30は、下部走行体操作レバー21、左操作レバー22及び右操作レバー23が出力する各種操作量を含む信号を受けて、上述の手段による演算を行い、その演算結果を制御信号として表示装置31に出力する。
表示装置31は、油圧ショベル10の動作状態を示す画像(以下、「動作状態表示画像」とする。)等を上位フロントウィンドウUFW、下位フロントウィンドウLFW、右サイドウィンドウRSW、左サイドウィンドウLSW、リアウィンドウ及びルーフウィンドウ等の透明ウィンドウに透過的に表示(各透明ウィンドウを通して見えていた外部の景色を視認可能にしたまま動作状態表示画像を各透明ウィンドウ上に表示することを意味する。)するための装置であり、例えば、透明有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイやHUD(Head-Up Display)等が用いられる。
表示装置31は、透明有機ELディスプレイの場合には各透明ウィンドウ上の所定位置に貼付或いは一体化され、或いは、HUDの場合には各透明ウィンドウ上の所定位置に画像が投影されるようその投影ユニットがキャブ内の一箇所又は複数箇所に配置されるので、キャブ14内に大きな設置スペースを必要としない。
油圧ショベル10の動作状態表示画像は、エンジン回転数、燃料残量、作業油温度、冷却水温度、旋回半径、各種シリンダ圧、油圧ポンプの圧油吐出量、又は、各種警告表示等を含む。
なお、表示装置31は、油圧ショベル10の動作状態表示画像の他に、時刻、気象情報、監視カメラが撮影した画像、又は、通信を利用した取得する外部からの業務連絡メッセージ等を表示するようにしてもよい。
次に、メインコントローラ30が有する各種手段について説明する。
運転操作内容検知手段300は、油圧ショベル10の運転操作の内容を検知するための手段であり、例えば、下部走行体操作レバー21、左操作レバー22及び右操作レバー23が出力する各種操作量を含む信号を受けて、油圧ショベル10が前進・後進を行っているのか、掘削等の作業を行っているのか、上部旋回体13を左右に旋回させているのか、或いは、静止しているのか等を検知する。
また、運転操作内容検知手段300は、アーム16を操作しながら油圧ショベル10を後進させたり、或いは、バケット17を操作しながら上部旋回体13を旋回させたりといった複合操作が行われていることを検知するようにしてもよい。
表示位置選択手段301は、油圧ショベル10の動作状態表示画像を表示させる位置を選択するための手段であり、例えば、運転操作内容検知手段300が検知した油圧ショベル10の運転操作の内容に応じて表示位置を選択する。
表示位置選択手段301は、例えば、油圧ショベル10の前進が検知された場合、上位フロントウィンドウUFWを表示位置として選択し、油圧ショベル10の後進が検知された場合、リアウィンドウを表示位置として選択する。
また、表示位置選択手段301は、上部旋回体13の左旋回が検知された場合、左サイドウィンドウLSWを表示位置として選択し、上部旋回体13の右旋回が検知された場合、右サイドウィンドウRSWを表示位置として選択する。
更に、表示位置選択手段301は、アーム16の曲げ操作と下部走行体11の後進操作との複合操作が検知された場合、上位フロントウィンドウUFW及びリアウィンドウの双方を表示位置として選択し、内容が共通する動作状態表示画像を表示させるようにしてもよく、内容がそれぞれ相違する動作状態表示画像を表示させるようにしてもよい。
なお、表示位置選択手段301は、油圧ショベル10が所定時間以上に亘って静止状態にあることが検知された場合には、何れのウィンドウをも表示位置とせず、動作状態表示画像の表示を省略するようにしてもよい。無駄な表示を継続させ消費電力を増大させてしまうことがないようにするためである。
表示内容切換手段302は、表示位置選択手段301が選択した表示位置に表示させる表示内容を切り換えるための手段であり、例えば、運転操作内容検知手段300が検知した油圧ショベル10の運転操作の内容に応じて表示内容を切り換える。
表示内容切換手段302は、例えば、油圧ショベル10の前進が検知された場合、前進速度又は前方移動距離等を上位フロントウィンドウUFWに表示させるようにし、上部旋回体13の左旋回が検知された場合、旋回速度又は旋回角度等を左サイドウィンドウLSWに表示させるようにする。
また、表示内容切換手段302は、アーム16の曲げ操作と下部走行体11の後進操作との複合操作が検知された場合、後進速度、旋回半径及びアームシリンダ圧等を上位フロントウィンドウUFW及びリアウィンドウの双方に同時に表示させるようにしてもよく、後方監視カメラが撮影した後方画像を上位フロントウィンドウUFWに表示させ、かつ、前方監視カメラが撮影した前方画像をリアウィンドウに表示させるようにしてもよい。
図4は、油圧ショベル10の動作状態表示画像の表示位置の例を示す図であり、図4(A)が上位フロントウィンドウUFW上の表示位置G1に動作状態表示画像を表示させた態様を示し、図4(B)が左サイドウィンドウLSWの表示位置G2に動作状態表示画像を表示させた態様を示し、図4(C)が上位フロントウィンドウUFW上の表示位置G1及び右サイドウィンドウRSW上の表示位置G3に動作状態表示画像を同時に表示させた態様を示す。
表示位置選択手段301は、例えば、下部走行体操作レバー21の出力に基づいて油圧ショベル10の前進が検知された場合に表示位置G1を選択し、左操作レバー22の出力に基づいて上部旋回体13の左旋回が検知された場合に表示位置G2を選択し、また、左操作レバー22の出力に基づく上部旋回体13の右旋回及び右操作レバー23の出力に基づくバケット17の操作が同時に検知され多場合に表示位置G1及びG3を同時に選択するようにする。
このように、表示システムSYS1は、キャブ14を取り囲む透明ウィンドウ上に配置された透明有機ELディスプレイを用い、油圧ショベル10の運転操作内容に応じて表示位置を変えながら動作状態表示画像を表示させるので、油圧ショベル10がどのように操作されようとも、油圧ショベル10のキャブ14内のスペースの節約(液晶ディスプレイを用いるときのような設置スペースを必要としないことによる。)を実現しながらも動作状態表示画像の高い視認性を確保することができる。
図5は、本発明に係る表示システムの別の構成例を示すブロック図であり、表示システムSYS2のメインコントローラ30は、下部走行体操作レバー21、左操作レバー22及び右操作レバー23の出力を受ける代わりに、或いは、加えて、ブーム角度センサ50、アーム角度センサ51及び傾斜センサ52の出力を受け、また、油圧ショベル10の運転操作内容を検知する運転操作内容検知手段300の代わりに、或いは、加えて、油圧ショベル10及び上部旋回体13の姿勢を検知する姿勢検知手段303を有する点において、図3に示す表示システムSYS1と相違する。
ブーム角度センサ50、アーム角度センサ51は、それぞれ、ブーム15の傾斜角度、又は、アーム16の傾斜角度を測定するためのセンサであり、例えば、ブーム15又はアーム16のそれぞれの旋回軸付近に取り付けられるレゾルバ式角度センサであって、ブーム15の鉛直方向に対する傾斜角度、又は、アーム16のブーム15に対する傾斜角度を測定する。
傾斜センサ52は、油圧ショベル10の傾斜角度を測定するためのセンサであり、例えば、センサ内の液体の傾斜による液面変化を静電容量変化として捉える静電容量センサであって、下部走行体11又は上部旋回体13に取り付けられ、油圧ショベル10の水平面に対する傾斜角度を測定する。
姿勢検知手段303は、油圧ショベル10又は上部旋回体13の姿勢を検知するための手段であり、例えば、ブーム角度センサ50、アーム角度センサ51及び傾斜センサ53が出力する各種傾斜角度を含む信号を受けて、掘削アタッチメントEが高所作業に適した姿勢にあるのか、若しくは、低所作業に適した姿勢にあるのか、又は、油圧ショベル10が傾斜面に位置しているのか等を検知する。
表示位置選択手段301は、姿勢検知手段303が検知した油圧ショベル10又は掘削アタッチメントEの姿勢に応じて表示位置を選択する。
表示位置選択手段301は、例えば、掘削アタッチメントEが高所作業に適した姿勢にあることが検知された場合、上位フロントウィンドウUFW又はルーフウィンドウを表示位置として選択し、掘削アタッチメントEが低所作業に適した姿勢にあることが検知された場合、下位フロントウィンドウLFWを表示位置として選択する。
また、表示位置選択手段301は、油圧ショベル10が前傾姿勢にあることが検知された場合、上位フロントウィンドウUFWを表示位置として選択し、油圧ショベル10が後傾姿勢にあることが検知された場合、下位フロントウィンドウLFWを表示位置として選択するようにしてもよい。
更に、表示位置選択手段301は、油圧ショベル10が右傾姿勢にあることが検知された場合、上位フロントウィンドウUFWの左寄りの位置を表示位置として選択し、油圧ショベル10が左傾姿勢にあることが検知された場合、上位フロントウィンドウUFWの右寄りの位置を表示位置として選択するようにしてもよい。
図6は、動作状態表示画像の別の表示位置の例を示す図であり、図6(A)は、掘削アタッチメントEが低所作業に適した位置にあるときに下位フロントウィンドウLFW上の表示位置G4に動作状態表示画像を表示させた態様を示し、図6(B)は、掘削アタッチメントEが高所作業に適した位置にあるときに上位フロントウィンドウLSWの上部における表示位置G5に動作状態表示画像を表示させた態様を示す。
表示位置選択手段301は、例えば、ブーム角度センサ50及びアーム角度センサ51の出力に基づいて掘削アタッチメントEが低所作業に適した姿勢であることが検知された場合に表示位置G4を選択し、掘削アタッチメントEが高所作業に適した姿勢であることが検知された場合に表示位置G5を選択する。
また、図7は、動作状態表示画像の更に別の表示位置の例を示す図であり、上位フロントウィンドウLSWの左寄りの位置における表示位置G6に、水平面に対して平行になるよう動作状態表示画像をθ°だけ反時計回り方向に回転させながら表示させた態様を示す。
表示位置選択手段301は、例えば、傾斜センサ52の出力に基づいて油圧ショベル10が右傾姿勢であることが検知された場合に表示位置G6を選択し、油圧ショベル10の傾斜角度に応じて動作状態表示画像の左への寄せ幅や反時計回り方向への回転角度を決定する。
このように、表示システムSYS2は、キャブ14を取り囲む透明ウィンドウ上に配置された透明有機ELディスプレイを用い、油圧ショベル10又は上部旋回体13の姿勢に応じて表示位置を変えながら動作状態表示画像を表示させるので、油圧ショベル10又は上部旋回体13が如何なる姿勢を採ろうとも、油圧ショベル10のキャブ14内のスペースの節約を実現しながらも動作状態表示画像の高い視認性を確保することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれら特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上述の実施例において、表示位置選択手段301は、油圧ショベル10の運転操作内容、又は、油圧ショベル10若しくは上部旋回体13の姿勢に基づいて動作状態表示画像の表示位置を選択するが、照度センサの出力に基づいて太陽又は外部照明の向きを判断しながら表示位置を選択するようにしてもよい。外部からの強い光で動作状態表示画像の視認性が低下するのを防止するためである。
また、表示位置選択手段301は、シート位置を前後方向に調節可能な運転席の前後シート位置やリクライニング状態に応じて表示位置を選択するようにしてもよい。操作者の着座姿勢に適応させるためである。
また、表示内容切換手段302は、表示色や表示の大きさを変更したり、点滅等の表示効果を加えたりしてもよい。動作状態表示画像の視認性を更に高めるためである。
また、表示装置31は、油圧ショベル10の運転操作内容、又は、油圧ショベル10若しくは上部旋回体13の姿勢に基づいて選択された表示位置に動作状態表示画像を表示した後、所定のタイミングで動作状態表示画像の表示を消去したり、その表示位置を別の表示位置に切り換えたりすることで、透明ウィンドウを通して見られる景色の視認性を高めるようにしてもよい。
本発明に係る表示システムを備えた油圧ショベルの構成例を示す図である。 図1の油圧ショベルにおけるキャブ内の構成を説明するための図である。 本発明に係る表示システムの構成例を示すブロック図(その1)である。 動作状態表示画像の表示位置の例を示す図(その1)である。 本発明に係る表示システムの構成例を示すブロック図(その2)である。 動作状態表示画像の表示位置の例を示す図(その2)である。 動作状態表示画像の表示位置の例を示す図(その3)である。
符号の説明
10・・・油圧ショベル、11・・・下部走行体、12・・・旋回機構、13・・・上部旋回体、14・・・キャブ、15・・・ブーム、16・・・アーム、17・・・バケット、18・・・ブームシリンダ、19・・・アームシリンダ、20・・・バケットシリンダ、21・・・下部走行体操作レバー、22・・・左操作レバー、23・・・右操作レバー、30・・・メインコントローラ、31・・・表示装置、50・・・ブーム角度センサ、51・・・アーム角度センサ、52・・・傾斜センサ、300・・・運転操作内容検知手段、301・・・表示位置選択手段、302・・・表示内容切換手段、303・・・姿勢検知手段、E・・・掘削アタッチメント、G1〜G5・・・表示位置、LFW・・・下位フロントウィンドウ、LSW・・・左サイドウィンドウ、RSW・・・右サイドウィンドウ、SYS1、SYS2・・・建設機械用表示システム、UFW・・・上位フロントウィンドウ、X・・・旋回中心

Claims (5)

  1. 建設機械の運転室の周囲に配置される透明ウィンドウ上の複数の表示位置に該建設機械の動作状態を示す画像を表示可能な建設機械用表示システムであって、
    前記建設機械の運転操作内容を検知する運転操作内容検知手段と、
    前記建設機械の水平面に対する傾斜角度を検知する姿勢検知手段と、
    前記運転操作内容検知手段が検知した運転操作内容と前記姿勢検知手段が検知した前記建設機械の水平面に対する傾斜角度とに基づいて前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる表示位置を選択する表示位置選択手段と、
    前記運転操作内容検知手段が検知した運転操作内容に基づいて表示内容を切り換える表示内容切換手段と、
    を備えることを特徴とする建設機械用表示システム。
  2. 前記表示位置選択手段は、前記建設機械の水平面に対する傾斜角度に応じて前記建設機械の動作状態を示す画像を回転させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械用表示システム。
  3. 前記建設機械は、下部走行体上に旋回自在に配置される上部旋回体を有し、
    前記運転操作内容検知手段は、前記上部旋回体の旋回操作が行われたことを検知し、
    前記表示位置選択手段は、旋回方向に配置される運転席側部の透明ウィンドウを、前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる表示位置として選択する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建設機械用表示システム。
  4. 前記姿勢検知手段は、前記建設機械が高所作業又は低所作業に適した姿勢であることを検知し、
    前記表示位置選択手段は、高所作業に適した姿勢であることを検知した場合、運転席前部の透明ウィンドウの上部を、前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる表示位置として選択し、また、低所作業に適した姿勢であることを検知した場合、運転席前部の透明ウィンドウの下部を、前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる表示位置として選択する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の建設機械用表示システム。
  5. 透明有機ELディスプレイ又はヘッドアップディスプレイを用いて透明ウィンドウ上の複数の表示位置に前記建設機械の動作状態を示す画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の建設機械用表示システム。
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