JP6922730B2 - 建設機械の表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械において、運転者に種々の画像情報を提示する表示システムに関する。
油圧ショベル等の建設機械では、従来、例えば特許文献1に見られるように、運転室の前面部の表示部としてのウィンドシールド(フロントウィンドウ)に種々の画像情報を投影して表示させるヘッドアップディスプレイ方式の表示システムを搭載したものが知られている。この種の表示システムでは、運転者が前方の地面等を見ながら、作業の支援情報等の画像情報を視認することが可能となる。
国際公開第2017/043108号
ところで、油圧ショベル等の建設機械では、運転室の前面部のウィンドシールド(フロントウィンドウ)が開閉可能な構成となっているものもある。また、この種の建設機械では、フロントウィンドウを開状態にしたままで、作業が行われる場合が多々ある。
そして、このようにフロントウィンドウが開閉可能な建設機械では、特許文献1に見られる如き従来の表示システムを備えても、フロントウィンドウを開状態にしたままで、作業が行われる場合には、表示部としての該フロントウィンドウに画像情報を投影することができず、ひいては、運転者に種々の画像情報を提示することができないという不都合がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、運転室の前面部に開閉を行い得るウィンドウを備えると共に該ウィンドウに表示部を備えた建設機械において、該ウィンドウの開閉状態に応じた適切な態様で種々の画像情報を運転者に提示することができる表示システムを提供することを目的とする。
本発明の建設機械の表示システムは、上記の目的を達成するために、運転室の前面部に上下に隣接して配置された前上ウィンドウ及び前下ウィンドウを備えると共に、前記前上ウィンドウ及び前記前下ウィンドウのうち、前上ウィンドウが、前記運転室の内部空間を前方の外部空間に対して遮蔽する閉状態と、該閉状態から前記運転室に対してスライドすることにより前記運転室の内部空間を前方の外部空間に対して開放する開状態との間で開閉可能に構成された建設機械の表示システムであって、
前記前上ウィンドウに備えられ、前記運転室の外部から該運転室内に可視光を透過させ得る透明な第1表示部と、前記前下ウィンドウに備えられ、前記運転室の外部から該運転室内に可視光を透過させ得る透明な第2表示部と、前記運転室の側面部に配置された第3表示部と、前記運転室内で運転席の前側に設置された第4表示部とのうちの少なくとも前記第1表示部を含む複数の表示部と、
該複数の表示部のそれぞれにおける表示を制御する表示制御部と、
前記前上ウィンドウの開閉状態を検知する開閉検知部とを備えており、
前記表示制御部は、前記開閉検知部により、前記前上ウィンドウが閉状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に前記第1表示部に所定種類の画像情報を表示させ、前記開閉検知部により、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に前記所定種類の画像情報のうちの少なくとも一部の画像情報を前記第1表示部以外の他の一つ以上の表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする(第1発明)。
上記第1発明によれば、前記前上ウィンドウの閉状態では、前記所定種類の画像情報が該第1表示部で表示されるので、運転室内の運転者は、その正面前方に該所定種類の画像情報を視認することができる。
また、前記前上ウィンドウが開状態である場合には、該前上ウィンドウの閉状態にて該第1表示部に表示される前記所定種類の画像情報のうちの少なくとも一部の画像情報が、前記第1表示部以外の他の一つ以上の表示部(前記第2表示部、第3表示部及び第4表示部のうちの一つ以上の表示部)に表示される。
これにより、前記前上ウィンドウが開状態になっても、運転者は、所要の画像情報を、前記第2表示部、第3表示部及び第4表示部のうちの一つ以上の表示部を介して視認することができる。
よって、第1発明によれば、運転室の前面部に開閉可能に配置されたウィンドウ(前上ウィンドウ)の開閉状態に応じた適切な態様で種々の画像情報を運転者に提示することができる。
上記第1発明では、前記複数の表示部が、前記第2表示部を含む場合には、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に前記所定種類の画像情報のうちの少なくとも一部の画像情報を、少なくとも前記第2表示部に表示させるように構成されていることが好ましい(第2発明)。
この場合、前記第2表示部は、前記前上ウィンドウの下側で前記運転室の前面部に配置された前下ウィンドウに備えられた透明な表示部であるので、上記第2発明によれば、前記前上ウィンドウの開状態でも、運転者は、第2表示部を通して運転室の前方を見ながら、該第2表示部に表示される画像情報を容易に視認することができる。
上記第2発明では、前記所定種類の画像情報は、前記建設機械により実行する作業に関するガイダンス情報を示す画像情報を含み、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に少なくとも前記ガイダンス情報を示す画像情報を前記第2表示部に表示させるように構成され得る(第3発明)。
これによれば、運転者は、前記前上ウィンドウの閉状態では、該第1表示部を通して運転室の前方を見ながら、前記ガイダンス情報を示す画像情報を視認できる。また、前記前上ウィンドウの開状態であっても、第2表示部を通して運転室の前方を見ながら、前記ガイダンス情報を示す画像情報を視認できる。
従って、前記前上ウィンドウの閉状態及開状態のいずれの場合でも、運転者は、運転室の前方を見ながら、前記ガイダンス情報を示す画像情報を視認できる。従って、前上ウィンドウの閉状態及び開状態のいずれの場合でも、運転者は、建設機械による所要の作業を円滑に実行することができる。
上記第1発明では、前記複数の表示部が、前記第2表示部及び前記第4表示部の少なくとも一方の表示部を含み、前記所定種類の画像情報が、前記運転室の後方又は側方の撮影画像を含む場合には、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に、前記第2表示部及び前記第4表示部の少なくとも一方の表示部に前記撮影画像を表示させるように構成されていることが好ましい(第4発明)。
これによれば、前記前上ウィンドウの閉状態では、前記撮影画像が該第1表示部に表示され、該前上ウィンドウの開状態では、前記撮影画像が前記第2表示部及び第4表示部の少なくとも一方の表示部に表示される。このため、運転者は、前記前上ウィンドウの閉状態及び開状態のいずれの場合でも、作業中に視認できないか、もしくは視認し難い前記運転室の後方又は側方の状況を、該運転者の前側に位置する第1表示部、第2表示部又は第4表示部で表示される撮影画像により容易且つ速やかに認識することができる。
また、上記第1発明では、前記複数の表示部が前記第2表示部及び前記第4表示部を含み、また、前記所定種類の画像情報が、前記建設機械により実行する作業に関するガイダンス情報を示す画像情報と、前記運転室の後方又は側方の撮影画像とを含む場合には、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に少なくとも、前記ガイダンス情報を示す画像情報を前記第2表示部に表示させ、且つ、前記撮影画像を前記第4表示部に表示させるように構成されていることが好ましい(第5発明)。
これによれば、運転者は、前記第3発明と同様に、前記前上ウィンドウの閉状態及び開状態のいずれの場合でも、運転室の前方を見ながら、前記ガイダンス情報を示す画像情報を視認できるので、建設機械による所要の作業を円滑に実行することができる。
また、前記前上ウィンドウの閉状態では、該第1表示部に前記撮影画像が表示され、該第1表示部の開状態では、前記第4表示部に前記撮像画像が表示されるので、前記第4発明と同様に、運転者は、前記前上ウィンドウの閉状態及び開状態のいずれの場合でも、作業中に視認できないか、もしくは視認し難い前記運転室の後方又は側方の状況を、運転者の前側に位置する第1表示部又は第4表示部で表示される前記撮影画像によって、容易且つ速やかに認識することができる。
さらに、前記前上ウィンドウの開状態では、前記ガイダンス情報を示す画像情報と、前記撮影画像とを各別の表示部(第2表示部及び第4表示部)で表示できるので、第2表示部及び第4表示部の画像表示領域が、第1表示部に比して小さくとも、前記ガイダンス情報を示す画像情報と、前記撮影画像とのそれぞれの表示領域を大き目に確保することが可能となる。ひいては、前記ガイダンス情報を示す画像情報と、前記撮影画像との視認性を良好に確保することが可能となる。
上記第2〜第5発明では、前記複数の表示部が、前記第3表示部をさらに含み、前記所定種類の画像情報が、前記建設機械の計器情報を示す画像情報を含む場合には、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に前記計器情報を示す画像情報を少なくとも前記第3表示部に表示させるように構成されていることが好ましい(第6発明)。
なお、上記計器情報は、建設機械に備えられている燃料計、エンジンの水温計等の計器類による計測情報を意味する。
上記第6発明によれば、前記前上ウィンドウの開状態では、運転者は、運転席の側面部に配置された前記第3表示部を見ることで、前記計器情報を示す画像情報を視認することができる。また、前上ウィンドウの開状態では、前記第2表示部及び第4表示部で前記計器情報を示す画像情報を表示させることを省略できるので、前記第2表示部又は第4表示部における、前記ガイダンス情報を示す画像情報や、撮影画像の表示領域を大き目に確保することが可能となる。ひいては、該ガイダンス情報を示す画像情報や、撮影画像の視認性を良好に確保することが可能となる
また、本発明の建設機械の表示システムは、運転室の前面部に上下に隣接して配置された前上ウィンドウ及び前下ウィンドウを備えると共に、前記前上ウィンドウ及び前記前下ウィンドウのうち、前上ウィンドウが、前記運転室の内部空間を前方の外部空間に対して遮蔽する閉状態と、該閉状態から前記運転室に対してスライドすることにより前記運転室の内部空間を前方の外部空間に対して開放する開状態との間で開閉可能に構成された建設機械の表示システムであって、
前記前上ウィンドウに備えられ、前記運転室の外部から該運転室内に可視光を透過させ得る透明な第1表示部と、前記前下ウィンドウに備えられ、前記運転室の外部から該運転室内に可視光を透過させ得る透明な第2表示部とを含む複数の表示部と、
該複数の表示部のそれぞれにおける表示を制御する表示制御部と、
前記前上ウィンドウの開閉状態を検知する開閉検知部とを備えており、
前記表示制御部は、前記開閉検知部により、前記前上ウィンドウが閉状態であることが検知されてる状態では、前記建設機械の稼働中に、前記第1表示部に、該建設機械により実行する作業に関するガイダンス情報を示す画像情報を含む所定種類の複数の画像情報を表示させ、前記開閉検知部により、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に、前記第2表示部に、前記所定種類の複数の画像情報のうちの前記ガイダンス情報を示す画像情報のみを表示させるように構成されていることを特徴とする(第7発明)。
上記第7発明では、前記複数の表示部は、前記運転室内で運転席の前側に設置された第4表示部をさらに含み、前記所定種類の複数の画像情報は、前記ガイダンス情報を示す画像情報と、前記運転室の後方又は側方の撮影画像とを含み、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に、前記所定種類の複数の画像情報のうちの前記ガイダンス情報を示す画像情報のみを前記第2表示部に表示させ、且つ、前記撮影画像のみを前記第4表示部に表示させるように構成され得る(第8発明)。
実施形態の表示システムを備えた建設機械の運転室の外観を概略的に示す斜視図。 実施形態の表示システムを備えた建設機械の運転室の内部を側方から見た側面図。 実施形態の表示システムの作動を説明するためのフローチャート。
本発明の一実施形態を図1〜図3を参照して以下に説明する。図1及び図2を参照して、本実施形態の表示システムは、建設機械の一例としての油圧ショベルに備えられたシステムであり、油圧ショベルの運転室CAに配置されている。なお、図1及び図2では油圧ショベルの運転室CAの要部構成を模式的に記載し、油圧ショベルの運転室CA以外の部分の図示は省略している。
まず、運転室CAの基本構成を説明する。運転室CAの内部には、運転者Pが着座する運転席Sが配置されている。また、運転室CAの前面部(運転席Sの正面部)には、透明なウィンドウ1Fu及びウィンドウ2Fbが上下に隣接するように備えられている。上側のウィンドウ1Fu(以降、前上ウィンドウ1Fuという)は、下側のウィンドウ2Fb(以降、前下ウィンドウ2Fbという)よりも大面積のウィンドウである。そして、前上ウィンドウ1Fuは、開閉可能なウィンドウである。
本実施形態では、前上ウィンドウ1Fuは、例えば図1及び図2に矢印Yaで示すように、運転室CAの前面部の所定の位置(閉状態の位置)と、運転室CAの天井の上側の位置(開状態の位置)との間でスライドさせることが可能となっており、このスライド動作により、前上ウィンドウ1Fuの開閉が行われる。
この場合、前上ウィンドウ1Fuの開状態では、運転室CAの前面部の上部に開口が形成され、この開口を通って、運転室CAの内部空間が、運転室CAの前方の外部空間に開放される。また、前上ウィンドウ1Fuの閉状態では、運転室CAの内部空間が、該前上ウィンドウ1Fuにより運転室CAの前方の外部空間に対して遮蔽される。
なお、前上ウィンドウ1Fuの開閉(スライド)の駆動方式は、電動モータ等のアクチュエータによる駆動方式、あるいは、手動式のいずれでもよい。
前下ウィンドウ2Fbは、非開閉式(固定式)のウィンドウであり、その周縁部が運転室CAの前面部のフレームに固定されている。
運転室CAの右側面部には、単一の透明なウィンドウ3Rが備えられている。このウィンドウ3R(以降、右ウィンドウ3Rという)は、非開閉式(固定式)のウィンドウであり、その周縁部が運転室CAの右側面部のフレームに固定されている。
運転室CAの左側面部には、2つの透明なウィンドウ10Lf,10Lrが前後に隣接するように備えられている。前側のウィンドウ10Lfは、その周辺部が、運転室CAの出入口を形成する開閉可能な扉11のフレームに固定されている。後側のウィンドウ10Lrは、非開閉式(固定式)のウィンドウであり、その周縁部が運転室CAの左側面部のフレームに固定されている。
上記の如く構成された運転室CAに配置された本実施形態の表示システムは、第1ヘッドアップディスプレイ装置1、第2ヘッドアップディスプレイ装置2及び第3ヘッドアップディスプレイ装置3の3つのヘッドアップディスプレイ装置1〜3と、運転室CA内に設置された表示器4と、前記前上ウィンドウ1Fuの開閉状態を検知する開閉検知部5と、第1〜第3ヘッドアップディスプレイ装置1〜3及び表示器4の作動を制御する機能を有するコントローラ6とを備える。なお、以降の説明では、「ヘッドアップディスプレイ装置」を「HUD」と略記する。
第1HUD1は、運転室CAの前面部の前上ウィンドウ1Fuに画像情報を投影する画像投影器1aを備える。該画像投影器1aは、例えば、運転室CA内の後側上部に設置され、その設置位置から、図1及び図2に一点鎖線の矢印Y1で示す如く、前上ウィンドウ1Fuに画像情報を投影することが可能である。
そして、前上ウィンドウ1Fuが、第1HUD1の画像表示部として機能するように構成されている。すなわち、前上ウィンドウ1Fuは、運転室CAの外部から入射する可視光を運転室CA内に透過し得ると共に、画像投影器1aから投影される画像情報を運転席S側に反射し得るように構成されている。
この場合、前上ウィンドウ1Fuは、その全体が画像表示部として機能するように構成することも可能であるが、少なくとも画像投影器1aにより画像情報を投影可能な範囲内の部分が画像表示部として機能するように構成されていればよい。
このように前上ウィンドウ1Fuが構成されているので、運転席Sに着座した運転者Pは、前上ウィンドウ1Fuを通して、運転室CAの前方の外部状況を見ながら、画像投影器1aから上側ウィンドウ1Fuに投影された画像情報を視認することが可能となっている。
なお、前上ウィンドウ1Fuは、運転室CAの前面部に開閉可能に配置された透明なウィンドウであるので、本発明における第1表示部としての機能を有するものである。
第2HUD2は、運転室CAの前面部の前下ウィンドウ2Fbに画像情報を投影する画像投影器2aを備える。該画像投影器2aは、例えば運転室CA内で、運転席Sのシートの下側に設置され、その設置位置から、図1及び図2に一点鎖線の矢印Y2で示す如く、前下ウィンドウ2Fbに画像情報を投影することが可能である。
そして、前下ウィンドウ2Fbが、第2HUD2の画像表示部として機能するように、前上ウィンドウ1Fuと同様に構成されている。この場合、前下ウィンドウ2Fbは、前上ウィンドウ1Fuと同様に、少なくとも画像投影器1aにより画像情報を投影可能な範囲内の部分が画像表示部として機能するように構成されていればよい。
このように前下ウィンドウ2Fbが構成されているので、運転席Sに着座した運転者Pは、前下ウィンドウ2Fbを通して、運転室CAの前方の外部状況を見ながら、画像投影器2aから前下ウィンドウ2Fbに投影された画像情報を視認することが可能となっている。
なお、前下ウィンドウ2Fbは、前上ウィンドウ1Fuの下側で運転室CAの前面部に配置されているので、本発明における第2表示部に相当する。
第3HUD3は、運転室CAの右側の側面部の右ウィンドウ3Rに画像情報を投影する画像投影器3aを備える。該画像投影器3aは、例えば運転室CA内の左側天井部に設置され、その設置位置から、図1に一点鎖線の矢印Y3で示す如く、右ウィンドウ3Rに画像情報を投影することが可能である。
そして、右ウィンドウ3Rが、第3HUD3の画像表示部として機能するように、前上ウィンドウ1Fuと同様に構成されている。この場合、右ウィンドウ3Rは、前上ウィンドウ1Fuと同様に、少なくとも画像投影器3aにより画像情報を投影可能な範囲内の部分が画像表示部として機能するように構成されていればよい。
このように右ウィンドウ3Rが構成されているので、運転席Sに着座した運転者Pは、右ウィンドウ3Rを通して、運転室CAの右側方の外部状況を見ながら、画像投影器3aから右ウィンドウ3Rに投影された画像情報を視認することが可能となっている。
なお、右ウィンドウ3Rは、運転室CAの側面部(右側の側面部)に配置されているので、本発明における第3表示部に相当する。
表示器4は、本発明における第4表示部に相当するものであり、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRT等により構成される。この表示器4は、運転室CA内の運転席Sの前側の位置で、且つ、前上ウィンドウ1Fu及び前下ウィンドウ2Fbの画像投影領域の視認性(運転者から見た視認性)を妨げることの無い位置、例えば、運転席Sの前側の右側部寄りの位置に設置されている。なお、表示器4は、その表示画面の向きを調整するためのチルト機構等が備えられていてもよい。
開閉検知部5は、例えば近接スイッチ、接点スイッチ等により構成され、前上ウィンドウ1Fuの開状態及び閉状態のそれぞれに応じた検知信号を出力し得るように、前上ウィンドウ1Fuの側縁部寄りの箇所等にて、運転室CAの前面部のフレームに取り付けられている。
コントローラ6は、マイクロコンピュータ、メモリ、インターフェース回路等を含む1つ以上の電子回路ユニットにより構成され、例えば運転席Sの下側等に設置されている。
このコントローラ6は、開閉検知部5の検知信号を該開閉検知部5から取得可能であると共に、運転室CAの後方及び側方(より詳しくは、運転室CAが搭載された旋回体の後方及び側方)の両方又は一方の撮影画像、油圧ショベルの種々の計器による計測情報としての計器情報、並びに、油圧ショベルの異常の発生等の、運転者に報知すべき警報情報等を、油圧ショベルに搭載されたカメラ、種々のセンサ、もしくは他のコントローラ、あるいは、油圧ショベルの外部のサーバもしくは監視システム等の機器から通信により取得可能である。
上記計器情報としては、例えば、燃料計による燃料の残量の計測情報、燃料使用量の履歴情報、水温計によるエンジンの水温(冷却水温)の計測情報、排ガス浄化用の触媒装置におけるススの堆積量の計測情報、排ガス浄化用の尿素水の残量の計測情報、アワメータによる油圧ショベルの稼働時間の計時情報等が含まれる。なお、前記警報情報は、コントローラ6が、取得した計器情報等に基づいて生成した情報であってもよい。
また、コントローラ6は、油圧ショベルで実行する作業に関するガイダンス情報をあらかじめ記憶保持し、あるいは、該ガイダンス情報を外部のサーバ等から通信により適宜、取得することが可能である。該ガイダンス情報としては、例えば、掘削作業や地ならし作業等におけるバケットの動かし方を指示する案内情報、あるいは、作業対象の地面の目標とする形状を示す案内情報等が含まれ得る。
そして、コントローラ6は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)による実現される機能として、前記前上ウィンドウ1Fu(第1表示部)、前下ウィンドウ2Fb(第2表示部)、右ウィンドウ3R(第3表示部)及び表示器4(第4表示部)での画像情報の表示を制御する表示制御部としての機能を含む。
この場合、コントローラ6は、前上ウィンドウ1Fu、前下ウィンドウ2Fb、及び右ウィンドウ3Rでの画像情報の表示制御を、それぞれ、画像投影器1a,2a,3aを介して行い、表示器4での画像情報の表示制御を、表示器4に備えられた制御部を介して行う。
なお、コントローラ6は、表示制御部としての機能の他、油圧ショベルの運転制御を行う機能等を含んでいてもよい。また、コントローラ6は、油圧ショベルの運転室CA以外の箇所(例えば、旋回体の機械室等)に搭載されていてもよい。
次に、本実施形態の表示システムの作動を説明する。油圧ショベル1の稼働中において、コントローラ6は、図3のフローチャートに示す処理を実行する。
STEP1において、コントローラ6は、開閉検知部5から取得した検知信号に基づいて、第1表示部としての前上ウィンドウ1Fuが閉状態であるか否かを判断する。このSTEP1の判断結果が肯定的である場合(前上ウィンドウ1Fuが閉状態である)には、コントローラ6は、STEP2において、前上ウィンドウ1Fu(第1表示部)に所定種類の(複数の種類の)画像情報を表示させるように、第1HUD1の画像投影器1aを制御する。
この場合、前上ウィンドウ1Fuには、作業のガイスダンス情報を表す画像情報と、運転室CAの後方及び側方(旋回体の後方及び側方)の両方又は一方の撮影画像と、計器情報を示す画像情報とが画像投影器1aから投影される。また、油圧ショベルの異常発生時等、運転者に警報を発すべき状況では、警報情報を示す画像情報も前上ウィンドウ1Fuに画像投影器1aから投影される。
これらの画像情報のうち、撮影画像以外の画像情報の多くは、例えば、図形化もしくは記号化された形態の画像とされる。例えば、ガイダンス情報は、バケットの移動軌跡の目標を表すラインや、作業対象の地面の目標形状を表すライン等により表示され得る。また、例えば、計器情報のうち、燃料使用量の履歴を示す画像情報は、例えばグラフの形態で表示される。
なお、画像情報は、数字等の文字情報を含んでいてもよい。また、撮影画像には、人等の障害物の画像部分にマーカ等が付されていてもよい。
ここで、前上ウィンドウ1Fu(第1表示部)は、運転席Sの運転者Pの頭の正面に位置するウィンドウであるので、運転者Pは、該前上ウィンドウ1Fuに表示される各画像情報を、前方の作業対象の地面等を見ながら、ほとんど目線を動かさずに、容易に視認することができる。また、前上ウィンドウ1Fuは、比較的大面積のウィンドウであるので、多くの画像情報を前上ウィンドウ1Fuに表示させることができる。
このため、本実施形態では、コントローラ6は、前上ウィンドウ1Fuの閉状態では、該前上ウィンドウ1Fuに集中的に画像情報を表示させる。これにより、運転者Pは、油圧ショベルの稼働中(油圧ショベルによる作業中)に、前上ウィンドウ1Fuを通して前方を見ながら、種々様々な画像情報を、該前上ウィンドウ1Fu上で容易に視認することができる。
なお、前上ウィンドウ1Fuに表示させる上記の複数の画像情報のうちの一部の画像情報を、前上ウィンドウ1Fuの代わりに、あるいは、前上ウィンドウ1Fuに加えて、他の表示部(前下ウィンドウ2Fb又は右ウィンドウ3R又は表示器4)に表示させるようにしてもよい。
例えば、撮影画像を、前上ウィンドウ1Fuの代わりに、前下ウィンドウ2Fb及び表示器4の一方又は両方に表示させたり、あるいは、前上ウィンドウ1Fuに加えて、前下ウィンドウ2Fb、右ウィンドウ3R及び表示器4の一つ以上の表示部に表示させるようにしてもよい。また、例えば、計器情報又は警報情報を、前上ウィンドウ1Fuの代わりに、もしくは前上ウィンドウ1Fuに加えて、前下ウィンドウ2Fb、右ウィンドウ3R及び表示器4の一つ以上の表示部に表示させるようにしてもよい。
一方、前記STEP1の判断結果が否定的である場合(前上ウィンドウ1Fuが開状態である場合)には、該前上ウィンドウ1Fuに画像情報を表示させることができない。また、仮に開状態の前上ウィンドウ1Fuに画像情報を表示できるようにしたとしても、開状態の前上ウィンドウ1Fuは、運転者Pの正面に位置しないため、運転者Pは、該画像情報を容易に視認することができないものとなる。
そこで、本実施形態では、STEP1の判断結果が否定的である場合には、前記STEP2で前上ウィンドウ1Fuに表示させた画像情報を、前上ウィンドウ1Fu以外の表示部である前下ウィンドウ2Fb(第2表示部)、右ウィンドウ3R(第3表示部)及び表示器4(第4表示部)に分散させて表示させる。
この場合、本実施形態では、次のような指針で、前下ウィンドウ2Fb、右ウィンドウ3R及び表示器4のそれぞれに画像情報を表示させる。
すなわち、油圧ショベルによる作業中に、運転者Pが視認することの優先度(必要性)が相対的に高いものついては、極力、運転者Pの前側に位置する前下ウィンドウ2Fb(第2表示部)又は表示器4(第4表示部)に表示させ、その他の画像情報を、右ウィンドウ3R(第3表示部)に表示させる。
また、運転者Pが視認することの優先度(必要性)が相対的に高いもののうち、特に、運転者Pが前方の作業対象の地面等を見ながら、極力目線を動かさずに視認することの優先度(必要性)が高い画像情報については、前方の地面等を視認し得る前下ウィンドウ2Fb(第2表示部)に表示させる。
具体的には、コントローラ6は、例えば、図3のSTEP3に示す如く、前下ウィンドウ2Fb、右ウィンドウ3R及び表示器4に画像情報を表示させる。
すなわち、前記STEP2で前上ウィンドウ1Fuに表示させた画像情報のうち、作業のガイダンス情報を示す画像情報と、撮影画像とは、油圧ショベルによる作業中に、運転者Pが視認することの優先度(必要性)が相対的に高いと考えらえる。そして、特に、作業のガイダンス情報を示す画像情報は、運転者Pが前方の作業対象の地面等を見ながら、極力目線を動かさずに視認することの優先度(必要性)が高い。
そこで、コントローラ6は、STEP3において、作業のガイダンス情報を示す画像情報を、前下ウィンドウ2Fb(第2表示部)に表示させるように画像投影器2aを作動させる。これにより、運転者Pは、前下ウィンドウ2Fbを通して、前方の地面等を見ながら、作業のガイダンス情報を示す画像情報を容易に視認することができる。また、前下ウィンドウ2Fbには、作業のガイダンス情報を示す画像情報だけが表示されるので、該画像情報のサイズを十分な大きさに確保することができ、ひいては、該画像情報の視認性を高めることができる。
また、STEP3では、コントローラ6は、撮影画像を表示器4(第4表示部)に表示させるように、該表示器4を作動させる。これにより、運転者Pは、前側に位置する表示器4で撮影画像を視認することで、運転室CAの後方や側方(より詳しくは、旋回体の後方や側方)の状況を確認することができる。また、表示器4には、撮影画像だけが表示されるので、該撮影画像のサイズを十分な大きさに確保することができ、ひいては、該撮影画像の視認性を高めることができる。
さらにSTEP3では、コントローラ6は、作業のガイダンス情報を示す画像情報及び撮影画像以外の画像情報(計器情報及び警報情報を示す画像情報)を右ウィンドウ3Rに表示させるように画像投影器3aを作動させる。これにより、運転者Pは、随時、右ウィンドウ3Rを見ることで、計器情報及び警報情報を示す画像情報を視認することができる。
なお、上記計器情報及び警報情報のうち、例えば警報情報を、右ウィンドウ3Rの代わりに、あるいは、右ウィンドウ3Rに加えて、前下ウィンドウ2Fb又は表示器4に表示させるようにしてもよい。
本実施形態では、以上説明した如く、前上ウィンドウ1Fuの開閉状態に応じて、画像情報を表示する表示部が変更される。これにより、前上ウィンドウ1Fuの閉状態だけでなく、開状態でも運転者Pに適切に、画像情報を提示することができる。
なお、以上説明した実施形態では、前上ウィンドウ1Fu(第1表示部)以外の表示部として、前下ウィンドウ2Fb(第2表示部)、右ウィンドウ3R(第3表示部)及び表示器4(第4表示部)の3つの表示部を備えた表示システムを示した。
ただし、表示システムは、前下ウィンドウ2Fb(第2表示部)、右ウィンドウ3R(第3表示部)及び表示器4(第4表示部)のうちのいずれか一つ又は二つの表示部が省略されたシステムであってもよい。この場合、前上ウィンドウ1Fuの開状態では、該前上ウィンドウ1Fuの閉状態で該前上ウィンドウ1Fuに表示させた画像情報のうちの一部(例えば計器情報を示す画像情報の全部もしくは一部)の表示を省略してもよい。
また、例えば前下ウィンドウ2Fbが備えられていない場合には、表示器4又は右ウィンドウ3Rに(好ましくは、表示器4に)、カメラによる運転室CAの前方の撮影画像を表示させつつ、該撮影画像上に作業のガイダンス情報を示す画像情報を付加するようにしてもよい。
また、例えば表示器4が備えられていない場合には、運転室CAの後方及び側方(旋回体の後方及び側方)の一方又は両方の撮影画像を、作業のガイダンス情報を示す画像情報と共に、前下ウィンドウ2Fbに表示させたり、あるいは、該撮影画像を右ウィンドウ3Rに表示させるようにしてもよい。
また、表示システムは、前下ウィンドウ2Fb(第2表示部)、右ウィンドウ3R(第3表示部)及び表示器4(第4表示部)の3つの表示部のいずれかの表示部の代わりに、又は当該3つの表示部に加えて、例えば左側のウィンドウ10Lf,10Lrの一方又は両方を表示部として備えていてよい。この場合、左側のウィンドウ10Lf,10Lrは、本発明における第3表示部に相当するものとなる。
また、前記実施形態では、前上ウィンドウ1Fu(第1表示部)、前下ウィンドウ2Fb(第2表示部)、及び右ウィンドウ3R(第3表示部)を、それぞれHUD1,2,3の表示部として機能するように構成した。ただし、これらのウィンドウ1Fu,2Fb,3R(第1〜第3表示部)は、透明ディスプレイ(画像を投影せずとも、それ自体が表示器として作動し得る透明なディスプレイ)により構成され、もしくは該透明ディスプレイが組み込まれたものであってもよい。
また、前記実施形態では、本発明における第3表示部として、右ウィンドウ3Rを使用した。ただし、第3表示部は、透明でない表示部であってよい。例えば、該第3表示部は、表示器4と同様の表示器により構成されていてもよい。
また、前記実施形態では、前上ウィンドウ1Fuの閉状態では、該前上ウィンドウ1Fuに自動的に画像情報を表示させるようにした。ただし、例えば、前上ウィンドウ1Fuに画像情報を表示させるか否かを運転者P等が選択し得るようにしてもよい。そして、前上ウィンドウ1Fuに画像情報を表示させるが選択されていない場合には、前上ウィンドウ1Fuの開閉状態によらずに、前下ウィンドウ2Fb、右ウィンドウ3R及び表示器4のいずれか一つ以上の表示部に種々の画像情報を表示するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、建設機械として油圧ショベルを例示した。ただし、本発明にける建設機械は、油圧ショベルに限らず、例えば、クレーン、ホイールローダ、ブルドーザ等の建設機械であってもよい。
1Fa…前上ウィンドウ(第1表示部)、2Fb…前下ウィンドウ(第2表示部)、3R…右ウィンドウ(第3表示部)、4…表示器(第4表示部)、5…開閉検知部、6…コントローラ(表示制御部)。

Claims (8)

  1. 転室の前面部に上下に隣接して配置された前上ウィンドウ及び前下ウィンドウを備えると共に、前記前上ウィンドウ及び前記前下ウィンドウのうち、前上ウィンドウが、前記運転室の内部空間を前方の外部空間に対して遮蔽する閉状態と、該閉状態から前記運転室に対してスライドすることにより前記運転室の内部空間を前方の外部空間に対して開放する開状態との間で開閉可能に構成された建設機械の表示システムであって、
    前記前上ウィンドウに備えられ、前記運転室の外部から該運転室内に可視光を透過させ得る透明な第1表示部と、前記前下ウィンドウに備えられ、前記運転室の外部から該運転室内に可視光を透過させ得る透明な第2表示部と、前記運転室の側面部に配置された第3表示部と、前記運転室内で運転席の前側に設置された第4表示部とのうちの少なくとも前記第1表示部を含む複数の表示部と、
    該複数の表示部のそれぞれにおける表示を制御する表示制御部と、
    前記前上ウィンドウの開閉状態を検知する開閉検知部とを備えており、
    前記表示制御部は、前記開閉検知部により、前記前上ウィンドウが閉状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に前記第1表示部に所定種類の画像情報を表示させ、前記開閉検知部により、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に前記所定種類の画像情報のうちの少なくとも一部の画像情報を前記第1表示部以外の他の一つ以上の表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする建設機械の表示システム。
  2. 請求項1記載の建設機械の表示システムにおいて、
    前記複数の表示部は、前記第2表示部を含み、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に前記所定種類の画像情報のうちの少なくとも一部の画像情報を、少なくとも前記第2表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする建設機械の表示システム。
  3. 請求項2記載の建設機械の表示システムにおいて、
    前記所定種類の画像情報は、前記建設機械により実行する作業に関するガイダンス情報を示す画像情報を含み、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に少なくとも前記ガイダンス情報を示す画像情報を前記第2表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする建設機械の表示システム。
  4. 請求項1記載の建設機械の表示システムにおいて、
    前記複数の表示部は、前記第2表示部及び前記第4表示部の少なくとも一方の表示部を含み、前記所定種類の画像情報は、前記運転室の後方又は側方の撮影画像を含み、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に、前記第2表示部及び前記第4表示部の少なくとも一方の表示部に前記撮影画像を表示させるように構成されていることを特徴とする建設機械の表示システム。
  5. 請求項1記載の建設機械の表示システムにおいて、
    前記複数の表示部は、前記第2表示部及び前記第4表示部を含み、前記所定種類の画像情報は、前記建設機械により実行する作業に関するガイダンス情報を示す画像情報と、前記運転室の後方又は側方の撮影画像とを含み、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に少なくとも、前記ガイダンス情報を示す画像情報を前記第2表示部に表示させ、且つ、前記撮影画像を前記第4表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする建設機械の表示システム。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の建設機械の表示システムにおいて、
    前記複数の表示部は、前記第3表示部をさらに含み、前記所定種類の画像情報は、前記建設機械の計器情報を示す画像情報を含み、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に前記計器情報を示す画像情報を少なくとも前記第3表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする建設機械の表示システム。
  7. 転室の前面部に上下に隣接して配置された前上ウィンドウ及び前下ウィンドウを備えると共に、前記前上ウィンドウ及び前記前下ウィンドウのうち、前上ウィンドウが、前記運転室の内部空間を前方の外部空間に対して遮蔽する閉状態と、該閉状態から前記運転室に対してスライドすることにより前記運転室の内部空間を前方の外部空間に対して開放する開状態との間で開閉可能に構成された建設機械の表示システムであって、
    前記前上ウィンドウに備えられ、前記運転室の外部から該運転室内に可視光を透過させ得る透明な第1表示部と、前記前下ウィンドウに備えられ、前記運転室の外部から該運転室内に可視光を透過させ得る透明な第2表示部とを含む複数の表示部と、
    該複数の表示部のそれぞれにおける表示を制御する表示制御部と、
    前記前上ウィンドウの開閉状態を検知する開閉検知部とを備えており、
    前記表示制御部は、前記開閉検知部により、前記前上ウィンドウが閉状態であることが検知されてる状態では、前記建設機械の稼働中に、前記第1表示部に、該建設機械により実行する作業に関するガイダンス情報を示す画像情報を含む所定種類の複数の画像情報を表示させ、前記開閉検知部により、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に、前記第2表示部に、前記所定種類の複数の画像情報のうちの前記ガイダンス情報を示す画像情報のみを表示させるように構成されていることを特徴とする建設機械の表示システム。
  8. 請求項記載の建設機械の表示システムにおいて、
    前記複数の表示部は、前記運転室内で運転席の前側に設置された第4表示部をさらに含み、前記所定種類の複数の画像情報は、前記イダンス情報を示す画像情報と、前記運転室の後方又は側方の撮影画像とを含み、前記表示制御部は、前記前上ウィンドウが開状態であることが検知されている状態では、前記建設機械の稼働中に、前記所定種類の複数の画像情報のうちの前記ガイダンス情報を示す画像情報のみを前記第2表示部に表示させ、且つ、前記撮影画像のみを前記第4表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする建設機械の表示システム。
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