JP4713398B2 - 映像音声再生装置、及びその音像移動方法 - Google Patents

映像音声再生装置、及びその音像移動方法 Download PDF

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Description

本発明は、映像音声再生装置(テレビジョン受信装置など)に関し、特に実スピーカで生成される音像を移動させ、音像と画像との一致感を高めた映像音声再生装置に関する。
従来、テレビ局から放送される番組等のコンテンツを映像・音声出力するテレビジョン受信装置において、複数の音声出力モードが設定され、付加情報としてコンテンツに付加されているジャンルに応じて音声出力モードを決定し、決定した音声出力モードで音声出力するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−94072号公報
しかしながら、従来技術では、ジャンルに応じて音声出力モードが決定されるものの、ジャンルによってはスピーカの音声により形成される音像の位置と表示装置に表示される画像の位置が一致せず違和感を覚える場合がある。特にニュースなど声中心のソースである場合には、スピーカの音声で形成される音像がアナウンサの顔の位置と一致しないと違和感を覚える場合が多い。
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特定のジャンルのときは仮想音源を生成し、スピーカの音声で形成される音像と表示装置に表示される画像の一致感を高めることができるテレビジョン受信装置(映像音声再生装置)を提供する点にある。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の映像音声再生装置は、映像を表示する表示部と、音声を出力するスピーカとを備える映像音声再生装置において、センタ音像処理を行う特定ジャンルを記憶する記憶手段と、受信されたコンテンツの付加情報に設定されたジャンルを抽出するコンテンツ情報検出手段と、受信されたコンテンツの付加情報に複数のジャンルが設定されている場合、前記受信されたコンテンツのジャンルを特定するジャンル特定手段と、前記コンテンツのジャンルが前記記憶手段に記憶されたセンタ音像処理を行う特定ジャンルに相当するか否かを判定する特定ジャンル判定手段と、前記特定ジャンル判定手段でコンテンツのジャンルが前記センタ音像処理を行う特定ジャンルでないと判定されたときは前記スピーカによって形成される音像の位置を移動させる処理を行わず、前記センタ音像処理を行う特定ジャンルであると判定されたときは前記スピーカによって形成される音像の位置を移動させる処理を行う仮想音源移動手段と、を備えたことを特徴とする。
た、本発明の映像音声再生装置は、前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、前記仮想音源移動手段が、センタスピーカ用音声信号を前記センタスピーカへ出力するとともに、前記センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記左右フロントスピーカへ出力することを特徴とする。
また、本発明の映像音声再生装置は、前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、前記仮想音源移動手段が、センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記センタスピーカへ出力するとともに、前記センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記左右フロントスピーカへ出力することを特徴とする。
また、本発明の映像音声再生装置は、前記仮想音源移動手段が、前記センタスピーカ用音声信号の前記センタスピーカと前記左右フロントスピーカへの出力パワーが合わせて一定になるように減衰して出力することを特徴とする。
また、本発明の映像音声再生装置は、前記仮想音源移動手段は、仮想スピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の伝達関数と実際の前記スピーカから発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の伝達関数が等しくなり、また前記仮想スピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の伝達関数と実際の前記スピーカから発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の伝達関数とが等しくなるように前記スピーカの入力側にデジタルフィルタを備え、前記仮想スピーカの仮想位置が前記表示部に表示された画像の位置に近づくように前記デジタルフィルタの特性を設定することを特徴とする。
また、本発明の音像移動方法は、表示部に映像を表示すると共にスピーカから音声を出力するように構成された映像音声再生装置の音像移動方法において、センタ音像処理を行う特定ジャンルを記憶手段に記憶し、受信されたコンテンツの付加情報に設定されたジャンルをコンテンツ情報検出手段で抽出し、受信されたコンテンツの付加情報に複数のジャンルが設定されている場合、前記受信されたコンテンツのジャンルをジャンル特定手段で特定し、前記コンテンツのジャンルが前記記憶手段に記憶されたセンタ音像処理を行う特定ジャンルに相当するか否かを特定ジャンル判定手段で判定し、前記特定ジャンル判定手段でコンテンツのジャンルが前記センタ音像処理を行う特定ジャンルでないと判定されたときは前記スピーカによって形成される音像の位置を移動させる処理を行わず、前記センタ音像処理を行う特定ジャンルであると判定されたときは前記スピーカによって形成される音像の位置を移動させる処理を行うことを特徴とする。
た、本発明の音像移動方法は、前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、センタスピーカ用音声信号を前記センタスピーカへ出力するとともに、前記センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記左右フロントスピーカへ出力することを特徴とする。
また、本発明の音像移動方法は、前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記センタスピーカへ出力するとともに、前記センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記左右フロントスピーカへ出力することを特徴とする。
また、本発明の音像移動方法は、前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、センタスピーカ用音声信号の前記センタスピーカと前記左右フロントスピーカへの出力パワーが合わせて一定になるように減衰して出力することを特徴とする。
また、本発明の音像移動方法は、仮想スピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の伝達関数と実際の前記スピーカから発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の伝達関数が等しく、また前記仮想スピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の伝達関数と実際の前記スピーカから発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の伝達関数とが等しいデジタルフィルタを前記スピーカの入力側に挿入し、前記仮想スピーカの仮想位置が前記表示部に表示された画像の位置に近づくように前記デジタルフィルタの特性を設定することを特徴とする。
本発明の映像音声再生装置(テレビジョン受信装置など)は、特定のジャンルのとき仮想音源を生成して音像を移動させることにより、スピーカの音声で形成される音像と表示装置に表示される画像の一致感を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るテレビジョン受信装置(映像音声再生装置)の実施の形態の構成を示すブロック図であり、図2は、図1に示すテレビジョン受信装置の正面図であり、図3は、図1に示すチャンネル数変換処理部の機能を説明する説明図であり、図4は、図1に示すメモリに記憶されているジャンル特定テーブル例を示す図であり、図5は、図1に示すメモリに記憶されている音声出力モードテーブル例を示す図である。
本実施の形態のテレビジョン受信装置1は、図1を参照すると、アンテナ2と、チューナ3と、多重化復元部4と、映像復号部5と、音声復号部6と、コンテンツ情報復号部7と、表示部8と、オーディオ制御部9と、システムコントローラ10と、左右のフロントスピーカ11L、11Rと、センタスピーカ11Cと、サブウーファ11SWと、リモコン受光部13と、アンプ14L、14R、14C、14SWと、ボリューム15と、メモリ17と、操作部18を具備している。左右のフロントスピーカ11L、11Rと、センタスピーカ11Cと、サブウーファ11SWの配置は、図2に示すように、左フロントスピーカ11L、右フロントスピーカ11Rは表示部8の左右両側にそれぞれ配置されていると共に、センタスピーカ11Cは左右フロントスピーカ11L、11Rの略垂直対称軸21上であって表示部8の下側に配置され、サブウーファ11SWは表示部8の背面側にそれぞれ配置されている。
チューナ3は、アンテナ2によって受信された放送信号から所望の周波数のチャンネルを選局し、復調処理を行う。なお、アンテナ2によって受信される放送信号は、地上デジタル放送、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送等であり、チューナ3によって復調される信号は、コンテンツの映像信号と音声信号および当該コンテンツに関する付加情報が時分割複合化された多重化信号として多重化復元部4に出力される。また、コンテンツとは、放送局からの放送信号によって供給される番組に限らず、インターネット等のネットワークを介して得られる番組、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体から得られる番組を含むものとし、この場合には、ネットワークおよび記録媒体の再生装置からコンテンツの映像信号と音声信号および当該コンテンツに関する付加情報が時分割複合化された多重化信号が多重化復元部4に出力される。
多重化復元部4は、チューナ3(もしくはネットワーク、記録媒体の再生装置)から入力された多重化信号を基に、視聴したい番組の映像信号、音声信号、付加情報を分離し、分離した映像信号を映像復号部5に、分離した音声信号を音声復号部6に、分離した付加情報をコンテンツ情報復号部7にそれぞれ出力する。なお、付加情報は、入力信号に多重されているジャンルコードや、EPG(Electronic Programming Guide)等の情報であり、コンテンツのジャンル(「映画」、「ドラマ」、「音楽」、「ドキュメンタリ」、「ニュース」等)が含まれているものとする。
映像復号部5は、多重化復元部4から入力された映像信号を復号化し、復号化された映像信号は、表示部8に表示される。表示部8としては、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT等の表示手段が用いられる。
音声復号部6は、多重化復元部4から入力された音声信号を復号化し、復号化された音声信号は、オーディオ制御部9によって加工された後、ボリューム15を介してアンプ14L、14R、14C、14SWで増幅され、左右のフロントスピーカ11L、11Rと、センタスピーカ11Cと、サブウーファ11SWとから音声出力される。
コンテンツ情報復号部7は、多重化復元部4から入力された付加情報を復号化すると共に、復号化された付加情報からジャンルを抽出し、抽出したジャンルがコンテンツ情報としてシステムコントローラ10に出力される。なお、同一のコンテンツに複数のジャンルが設定されている場合、すなわち付加情報として同一のコンテンツに複数のジャンルが含まれている場合には、抽出した複数のジャンルがシステムコントローラ10に出力される。
オーディオ制御部9は、音声復号部6によって復号化された音声信号に加工を施す手段であり、チャンネル数変換処理部91と、センタ音像処理部(仮想音源移動手段)92を具備している。
チャンネル数変換処理部91は、音声復号部6によって復号化された音声信号のチャンネル数を変換する機能を有し、チャンネル数変換処理として、例えば、5.1chの音声信号を3.1ch、2ch、又は1chに、3.1chの音声信号を1chに、2chの音声信号を1chにそれぞれ変換するダウンミックス処理、5.1chの音声信号を3.1ch又は2chに変換するバーチャルサラウンド処理、2chの音声信号を5.1ch又は3.1chに変換するマトリクスデコード処理、1chの音声信号を2chに変換するステレオ変換処理などが行われる。
センタ音像処理部92は、音像の位置を変更する機能を有し、センタスピーカ音声成分を左右スピーカ11L、11Rからも出力させてセンタスピーカ11Cの位置から表示部8の画像側に音像を移動させるスピーカ位置変更処理などが行われる。
リモコン受光部13は、リモコン20からの操作信号(赤外線)を受信し、受信した操作信号をシステムコントローラ10に出力する。
メモリ17は、コンテンツ情報復号部7によって抽出されたコンテンツ情報が記憶されると共に、コンテンツに複数のジャンルが設定されている場合に、コンテンツのジャンルを特定するジャンル特定テーブルと、コンテンツのジャンルおよびチャンネル数に応じた音声出力モードが定義されている音声出力モードテーブルがそれぞれ記憶されている。また、後述のセンタ音像処理を行う特定のジャンルが記憶されている。
ジャンル特定テーブルは、図4に示すように、複数のジャンルを組み合わせた登録ジャンルが定義されていると共に、各ジャンルに対して優先順位が定義されている。なお、本実施の形態では、「映画」+「ドキュメンタリ」の組み合わせが「登録ジャンルA」として、「映画」+「音楽」の組み合わせが「登録ジャンルB」としてそれぞれ定義されていると共に、「ドキュメンタリ」、「ドラマ」、「音楽」、「映画」、「ニュース」の順に優先順位が定義されている。
図5は、コンテンツのジャンルおよびチャンネル数に応じた音声出力モードが定義された音声出力モードテーブルであり、チャンネル数変換処理部91で行われるチャンネル数変換処理と、センタ音像処理部92で行われるセンタ音像処理とが定義されている。これらチャンネル数変換処理、センタ音像処理は、ジャンル、あるいはジャンルとチャンネル数の組み合わせに応じて実行されるようになっている。但し図5において、チャンネル数変換処理の欄が横線になっている部分は変換処理を行わずそのままのチャンネル数とすることを示しており、またセンタ音像処理の欄で横線になっている部分はセンタ音像処理が行われないことを示している。
操作部18は、テレビジョン受信装置1における各種操作の実行を指示する入力手段であり、チャンネルの選択指示、ボリュームの調整指示等の入力を行うと共に、メモリ17に記憶されたジャンル特定テーブルおよび音声出力モードテーブルの新規登録、削除、変更入力を行う。
システムコントローラ10は、メモリ17に記憶されているコンテンツ情報およびジャンル特定テーブルに基づいてコンテンツのジャンルを特定すると共に、特定したコンテンツのジャンル、あるいは特定したコンテンツのジャンルとチャンネル数とに基づき音声出力モードテーブルを参照して音声出力モードを決定し、決定した音声出力モードに応じてオーディオ制御部9を制御する。
次に、本実施の形態におけるジャンル特定動作について図6を参照して詳細に説明する。図6は、図1に示すシステムコントローラ10で行われるジャンル特定動作を説明するためのフローチャートである。
システムコントローラ10は、映像および音声出力するコンテンツのジャンル特定動作として、まず、メモリ17に記憶されているコンテンツ情報を参照することで、映像および音声出力するコンテンツに設定されているジャンルを把握し、把握したジャンルがメモリ17に記憶されているジャンル特定テーブルに定義されているか否かを判断し(ステップA1)、ジャンルがジャンル特定テーブルに定義されていない場合(複数のジャンルが設定されている際には、設定されている全てのジャンルが定義されていない場合)には、その他のジャンルとして特定する(ステップA2)。
ステップA1でジャンルがジャンル特定テーブルに定義されている場合(複数のジャンルが設定されている際には、設定されている全てもしくはいずれかのジャンルが定義されている場合)には、コンテンツに複数のジャンルが設定されているか否かを判断し(ステップA3)、コンテンツに複数のジャンルが設定されていない場合には、コンテンツに設定されているジャンルを特定する(ステップA4)。
ステップA3でコンテンツに複数のジャンルが設定されている場合には、複数のジャンルの組み合わせがジャンル特定テーブルに登録ジャンルとして定義されているか否かを判断し(ステップA5)、複数のジャンルの組み合わせがジャンル特定テーブルに登録ジャンルとして定義されている場合には、該当する登録ジャンルを特定し(ステップA6)、複数のジャンルの組み合わせがジャンル特定テーブルに登録ジャンルとして定義されていない場合には、複数のジャンルの中で最も優先順位の高いジャンルを特定する(ステップA7)。
次に、本実施の形態におけるコンテンツの音声信号が1chである場合の音声出力モードについて図7を参照して詳細に説明する。
図7は、テレビジョン受信装置1におけるコンテンツの音声信号が1chである場合の音声出力モードを説明するためのフローチャートである。
システムコントローラ10は、メモリ17に記憶されているコンテンツ情報およびジャンル特定テーブルに基づいてコンテンツのジャンルを特定し(ステップB1)、特定したジャンルとコンテンツのチャンネル数:1chとに基づいて音声出力モードテーブルを参照して音声出力モードを決定する(ステップB2)。
次に、システムコントローラ10は、ステップB2で決定した音声出力モードにおいて出力チャンネル数が1chであるか否かを判断し(ステップB3)、出力チャンネル数が1chである場合には、オーディオ制御部9を用いてセンタスピーカ11Cの1ch分の音声信号を出力させる(ステップB4)。この音声出力モードは、コンテンツのジャンルが「ドキュメンタリ」、「ニュース」等の声中心のソースである場合や「映画」、「ドラマ」等の声+音楽・効果音中心のソースに該当する。1chの音声信号であり、且つ声中心のソースである場合に、左右のフロントスピーカ11L、11Rから出力すると、視聴位置により左右のフロントスピーカ11L、11Rからの位相差で周波数により弱め合ったり、強め合ったりして、聞こえにくくなるが、センタスピーカ11Cのみから出力することで、視聴位置がどこであっても明瞭に聞き取ることができる。
ステップB3で出力チャンネル数が1chでない場合には、システムコントローラ10は、ステップB2で決定した音声出力モードの出力チャンネル数が2chであると判断し、オーディオ制御部9のチャンネル数変換処理部91によって1chの音声信号を2chの音声信号に変換するチャンネル数変換処理を行い(ステップB5)、左右のフロントスピーカ11L、11Rの2ch分の音声信号を出力させる(ステップB6)。この音声出力モードは、コンテンツのジャンルが「音楽」等の音楽中心のソースである場合に該当する。また、左右のフロントスピーカ11L、11Rから出力する場合には、使わないチャンネルのアンプ14C、14SWは電力を使わないようにすると良い。なお、ステップB5でのチャンネル数変換処理としては、1chの音声信号をそのまま左右に割り当てて2chに変換しても良く、また、1chの音声信号をステレオ変換処理によって2chに変換しても良い。
次にステップB7、ステップB8のセンタ音像処理に関するステップに進む。このステップB7、B8はセンタ音像処理部92で実行される。
ステップB8のセンタ音像処理とは、実スピーカであるセンタスピーカ11Cの位置を仮想的に移動させ、表示部8に表示された画像の位置とセンタスピーカ用音声信号を基に生成される音像(仮想音源)の位置を一致させる処理である。センタ音像処理の方法として、センタスピーカ用音声信号をセンタスピーカ11Cと左右フロントスピーカ11L、11Rに振り分けて出力する方法(以下第1のセンタ音像処理という)、音声信号を頭部伝達関数を模擬したフィルタに通すことにより仮想スピーカを生成する方法(以下第2のセンタ音像処理という)などが考えられる。以下、この2つの方法を使ってセンタ音像処理を行う場合について説明する。なお、本発明はこの2つの方法に限定されない。要するに音声信号を基にセンタスピーカ11Cの位置を仮想的に移動させ、画像の位置と音像の位置を一致させるようにする方法であればよい。
ステップB7は、ステップB1で判定されたジャンルがセンタ音像処理を行う特定ジャンルに相当するかチェックする工程である。センタ音像処理を行う特定ジャンルは予めメモリ17に記憶されている。「映画」「ドラマ」「ニュース」「ジャンルA」などのとき、センタ音像処理を行うと効果的であるので、これらをメモリ17に登録すればよい。ジャンルが音質を重視する「音楽」のときには、音質を劣化させないためセンタ音像処理を行わないようにする。また、ドキュメンタリのように映像と音声の一致の必要性が少ないと判断されるものはセンタ音像処理を行なわないようにしてもよい。なお、操作部18を使ってこの特定ジャンルの登録変更ができるようにしておけば、視聴者の好みに合わせることができて好都合である。
ステップB7において、上記特定ジャンルに相当しないと判定されたときはセンタ音像処理を行わないで処理を終了する。
ステップB7において、上記特定ジャンルに相当すると判定されたときはステップB8のセンタ音像処理を行う。
<ステップB8を第1のセンタ音像処理で行う場合>
ステップB8では、ステップB4においてセンタスピーカ用として出力された音声信号を、センタスピーカ11Cと左右のフロントスピーカ11L、11Rに所定の割合で振り分けて出力する第1のセンタ音像処理が行われる。ステップB8の処理が実行されることによりセンタスピーカ用として出力された音声信号が左右のフロントスピーカ11L、11Rからも出力され、センタスピーカ11Cで形成される音像がセンタスピーカ11Cのみで出力する場合に比べて表示部の画像側に移動する。これは左右のフロントスピーカ11L、11Rの音声の効果により音像が移動するためである。更に、本実施の形態のようにテレビジョン受像機に適用されたときは、表示部8に表示された映像を視聴者が眼で見ることにより、音声を発している画像の位置に音像が一致するよう心理的な効果が作用し、更なる音像の一致感が得られる。
図8、図9はセンタ音像処理部92の音声信号の振り分け処理を概念的に示したものである。93〜95は増幅部を、96、97は音声信号の加算部を示している。その他図1と同一符号は同一構成要素を示している。
図8はステップB4においてセンタスピーカ用に出力された音声信号Cをセンタスピーカ11Cからそのままボリューム15へ出力すると共に、増幅部93、94で−12dbだけ減衰させた(0.0631倍に減衰させた)音声信号を加算部96、97で左右のフロントスピーカの音声信号L、Rに加算し、左フロントスピーカ用音声信号L’、右フロントスピーカ用音声信号R’としてボリューム15へ出力する場合を示している。サブウーハー用の音声信号SWはそのまま出力される。なお、上記ではセンタスピーカ用に出力された音声信号Cを増幅部93、94で−12dbだけ減衰させ左右のフロントスピーカの音声信号L、Rに加算するようにしたが、これは一例であり、−9dB乃至−15dBに減衰させて左右のフロントスピーカの音声信号L、Rに加算するようにすれば本発明によるセンタ音像処理の効果が得られる。
図9はステップB4においてセンタスピーカ用に出力された音声信号Cを−0.6dbだけ減衰させて(0.871倍に減衰させて)センタスピーカから音声信号C’としてボリューム15へ出力すると共に、−12dbだけ減衰させた(0.0631倍に減衰させた)音声信号を左右のフロントスピーカの音声信号L,Rに加算し、左フロントスピーカ用音声信号L’、右フロントスピーカ用音声信号R’としてボリューム15へ出力する場合を示している。
図9の場合は、センタスピーカ用に−0.6db、左右のフロントスピーカにそれぞれ−12dbだけ減衰させた音声信号を割り振っているので、トータルの出力パワーを一定にすることができる。また、図8の場合はトータルの出力パワーが一定ではないが、簡単な構成で実施できる。なお、図9の場合もセンタスピーカ用に出力された音声信号Cを増幅部93、94で−12dbだけ減衰させ左右のフロントスピーカの音声信号L、Rに加算するようにしたが、これは一例であり、−9dB乃至−15dBに減衰させて左右のフロントスピーカの音声信号L、Rに加算するようにすれば本発明によるセンタ音像処理の効果が得られる。また、センタスピーカ用に出力された音声信号Cを−0.6dbだけ減衰させてセンタスピーカ用音声信号C’として出力するようにしたが、これも一例であり、−1.3dB乃至−0.3dBに減衰させてセンタスピーカ用音声信号C’として出力するようにすれば本発明によるセンタ音像処理の効果が得られる。
<ステップB8を第2のセンタ音像処理で行う場合>
ステップB7において、上記特定ジャンルに相当すると判定されたときはステップB8で上記第2のセンタ音像処理を行う。第2のセンタ音像処理を実現するため、仮想センタスピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の伝達関数(一般に頭部伝達関数といわれる)と実際のセンタスピーカから発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の頭部伝達関数が等しくなり、また上記仮想センタスピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の伝達関数(一般に頭部伝達関数といわれる)と実際のセンタスピーカから発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の頭部伝達関数とが等しくなるように、センタスピーカ11Cの入力側にデジタルフィルタとしてFIRフィルタが設けられる。そして、仮想センタスピーカの仮想位置が表示部8に表示された画像の位置に近づくようにFIRフィルタの特性を設定する。このFIRフィルタの設計に関しては、例えば特開平2−296499号公報、特開平5−207597号公報などで提案されている発明を利用することができる。上記仮想センタスピーカの仮想位置が表示部8の画像位置に来るように上記FIRフィルタを設計することにより、センタスピーカで生成される音像の位置と画像の位置を一致させることができる。上記FIRフィルタはセンタ音像処理部92に設けられる。
第2のセンタ音像処理で仮想スピーカを作り出す場合の実スピーカシステムは、センタスピーカ11Cのみ(1ch)でもよく、センタスピーカ11Cと左右フロントスピーカ11L、11Rの3つ(3ch)でもよく、センタスピーカ11Cと左右フロントスピーカ11L、11Rと左右リヤスピーカの5つ(5ch)でもよく、更にサブウーハ11SWが加わったもの(3.1ch、5.1chなど)でも良い。更にその他のスピーカの組み合わせも考えられる。この場合、左右フロントスピーカ11L、11Rは図2に示したような表示部8の左側中央部、右側中央部ではなく、下側(例えば表示部8の左右下隅)あるいは上側(例えば表示部8の左右上隅)にずれている場合に第2のセンタ音像処理の効果が大きい。また、左右フロントスピーカ11L、11Rは図2に示したような表示部8の左側中央部、右側中央部ではなく、下側(例えば表示部8の左右下隅)あるいは上側(例えば表示部8の左右上隅)にずれている場合には、左右フロントスピーカ11L、11Rに対して、同様の処理を行うことにより、左右フロントスピーカから出力される音声に対しても同様の効果を得ることができる。この場合には、センタスピーカ11Cを有してなくてもよい。
次に、本実施の形態におけるコンテンツの音声信号が2chである場合の音声出力モードについて図10を参照して詳細に説明する。
図10は、テレビジョン受信装置1におけるコンテンツの音声信号が2chである場合の音声出力モードを説明するためのフローチャートである。
システムコントローラ10は、メモリ17に記憶されているコンテンツ情報およびジャンル特定テーブルに基づいてコンテンツのジャンルを特定し(ステップC1)、特定したジャンルとコンテンツのチャンネル数:2chとに基づいて音声出力モードテーブルを参照して音声出力モードを決定する(ステップC2)。
次に、システムコントローラ10は、ステップC2で決定した音声出力モードにおいて出力チャンネル数が1chであるか否かを判断し(ステップC3)、出力チャンネル数が1chである場合には、オーディオ制御部9のチャンネル数変換処理部91によって2chの音声信号を1chの音声信号に変換するチャンネル数変換処理を行い(ステップC4)、センタスピーカ11Cの1ch分の音声信号を出力させる(ステップC5)。この音声出力モードは、コンテンツのジャンルが「ドキュメンタリ」、「ニュース」等の声中心のソースである場合に該当する。なお、ステップC4でのチャンネル数変換処理としては、2chの音声信号をダウンミックス処理によって1chに変換する。
ステップC3で出力チャンネル数が1chでない場合には、システムコントローラ10は、ステップC2で決定した音声出力モードにおいて出力チャンネル数が2chであるか否かを判断し(ステップC6)、出力チャンネル数が2chである場合には、オーディオ制御部9を用いて左右のフロントスピーカ11L、11Rの2ch分の音声信号を出力させる(ステップC7)。この音声出力モードは、コンテンツのジャンルが「音楽」等の音楽中心のソースである場合に該当する。2chの音声信号であり、且つ音楽中心のソースである場合に、フロントスピーカ11L、11Rと共にセンタスピーカ11Cにモノラル成分が出力されると、音声がずれて聞こえてきたり重なったりして聞こえにくくなると共に、本実施の形態のようにセンタスピーカ11Cの高さが左右のフロントスピーカ11L、11Rと違ったり、また、スピーカ特性がセンタスピーカ11Cと左右のフロントスピーカ11L、11Rとで異なったりすると、センタスピーカ11Cを使用しない方が臨場感のある音楽を楽しむことができる。また、左右のフロントスピーカ11L、11Rから出力する場合には、使わないチャンネルのアンプ14C、14SWは電力を使わないようにすると良い。さらに、サブウーファ11SWとの成分わけを行って2.1chに変換しても良い。
ステップC6で出力チャンネル数が2chでない場合には、システムコントローラ10は、ステップC2で決定した音声出力モードにおいて出力チャンネル数が3.1chであると判断し、オーディオ制御部9のチャンネル数変換処理部91によって2chの音声信号を3.1chの音声信号に変換するチャンネル数変換処理を行い(ステップC8)、左右のフロントスピーカ11L、11R、センタスピーカ11C、サブウーファ11SWの3.1ch分の音声信号を出力させる(ステップC9)。この音声出力モードは、コンテンツのジャンルが「映画」、「ドラマ」等の声+音楽・効果音中心のソースである場合に該当する。ステップC8でのチャンネル数変換処理としては、2chの音声信号をマトリクスデコード処理によって3.1ch又は5.1chに変換した後、5.1chに変換した場合は、5.1chに変換された音声信号をフロント側の3.1chを用いるようにしても良く、また、5.1chに変換された音声信号をダウンミックス処理もしくはバーチャルサラウンド処理によって3.1chに変換しても良い。さらに、2chの音声信号を3chに変換した後、サブウーファ11SWとの成分わけを行って3.1chに変換しても良い。また、サブウーファはなくてもよく、この場合は3.1chでなく3chとなる。
次にステップC10、ステップC11のセンタ音像処理に関するステップに進む。このステップC10、C11はセンタ音像処理部92で実行される。ステップC11のセンタ音像処理は、ステップB8のセンタ音像処理と同様に、上記第1のセンタ音像処理、あるいは上記第2のセンタ音像処理などとして実行することができる。
ステップC10は、ステップC1で判定されたジャンルがセンタ音像処理を行う特定ジャンルに相当するかチェックする工程である。センタ音像処理を行う特定ジャンルは予めメモリ17に記憶されている。
ステップC10において、上記特定ジャンルに相当しないと判定されたときはセンタ音像処理を行わないで処理を終了する。この場合、センタスピーカ用音声信号はセンタスピーカ11Cのみから出力される。
ステップC10において、上記特定ジャンルに相当すると判定されたときはステップC11のセンタ音像処理を行う。
このセンタ音像処理は、上記ステップB8で述べたのと同様に第1あるいは第2のセンタ音像処理などで行うことができ、同様の作用、効果を奏する。
次に、本実施の形態におけるコンテンツの音声信号が5.1chである場合の音声出力モードについて図11を参照して詳細に説明する。
図11は、テレビジョン受信装置1におけるコンテンツの音声信号が5.1chである場合の音声出力モードを説明するためのフローチャートである。
システムコントローラ10は、メモリ17に記憶されているコンテンツ情報およびジャンル特定テーブルに基づいてコンテンツのジャンルを特定し(ステップD1)、特定したジャンルとコンテンツのチャンネル数:5.1chとに基づいて音声出力モードテーブルを参照して音声出力モードを決定する(ステップD2)。
次に、システムコントローラ10は、ステップD2で決定した音声出力モードにおいて出力チャンネル数が1chであるか否かを判断し(ステップD3)、出力チャンネル数が1chである場合には、オーディオ制御部9のチャンネル数変換処理部91によって5.1chの音声信号を1chの音声信号に変換するチャンネル数変換処理を行い(ステップD4)、センタスピーカ11Cの1ch分の音声信号を出力させる(ステップD5)。この音声出力モードは、コンテンツのジャンルが「ドキュメンタリ」、「ニュース」等の声中心のソースである場合に該当する。なお、ステップD4でのチャンネル数変換処理としては、5.1hの音声信号をダウンミックス処理によって1chに変換しても良く、また、5.1hの音声信号をバーチャルサラウンド処理によって2chもしくは3.1chに変換した後、ダウンミックス処理によって1chに変換しても良い。
ステップD3で出力チャンネル数が1chでない場合には、システムコントローラ10は、ステップD2で決定した音声出力モードにおいて出力チャンネル数が2chであるか否かを判断し(ステップD6)、出力チャンネル数が2chである場合には、オーディオ制御部9のチャンネル数変換処理部91によって5.1chの音声信号を2chの音声信号に変換するチャンネル数変換処理を行い(ステップD7)、オーディオ制御部9を用いて左右のフロントスピーカ11L、11Rの2ch分の音声信号を左右のフロントスピーカ11L、11Rから出力させる(ステップD8)。この音声出力モードは、コンテンツのジャンルが「音楽」等の音楽中心のソースである場合に該当する。また、左右のフロントスピーカ11L、11Rから出力する場合には、使わないチャンネルのアンプ14C、14SWは電力を使わないようにすると良い。なお、ステップD7でのチャンネル数変換処理としては、5.1hの音声信号をダウンミックス処理もしくはバーチャルサラウンド処理によって2chに変換すると良い。さらに、サブウーファ11SWとの成分わけを行って2.1chに変換しても良い。
ステップD6で出力チャンネル数が2chでない場合には、システムコントローラ10は、ステップD2で決定した音声出力モードにおいて出力チャンネル数が3.1chであると判断し、オーディオ制御部9のチャンネル数変換処理部91によって5.1chの音声信号を3.1chの音声信号に変換するチャンネル数変換処理を行う(ステップD9)。なお、ステップD9でのチャンネル数変換処理としては、5.1hの音声信号をダウンミックス処理もしくはバーチャルサラウンド処理によって3.1chに変換すると良い。また、サブウーファ11SWはなくてもよく、この場合は3.1chでなく3chとなる。
ステップD10でシステムコントローラ10は、左右のフロントスピーカ11L、11R、センタスピーカ11C、サブウーファ11SWの3.1ch分の音声信号を出力させる(ステップD11)。この音声出力モードは、コンテンツのジャンルが「映画」、「ドラマ」等の声+音楽・効果音中心のソースである場合に該当する。
以上の説明で、本実施の形態のテレビジョン受信装置1は3.1chで構成したが、後方に新たに2chのスピーカを追加し、5.1chの構成としてもよい。この場合、ステップD6で出力チャンネル数が2chでない場合は、出力チャンネル数を5.1chであるとしてオーディオ制御部9のチャンネル数変換処理部91は何も変換処理を行わないようにしてもよい(ステップD9)。このように構成されたものでは、後方に新たに追加された2chのスピーカにも信号が出力されるので、さらにサラウンド感が高められる。
次にステップD11、ステップD12のセンタ音像処理に関するステップに進む。このステップD11、D12はセンタ音像処理部92で実行される。ステップD12のセンタ音像処理は、ステップB8のセンタ音像処理と同様に、上記第1のセンタ音像処理、あるいは上記第2のセンタ音像処理などとして実行することができる。
ステップD11は、ステップD1で判定されたジャンルがセンタ音像処理を行う特定ジャンルに相当するかチェックする工程である。センタ音像処理を行う特定ジャンルは予めメモリ17に記憶されている。
ステップD11において、上記特定ジャンルに相当しないと判定されたときはセンタ音像処理を行わないで処理を終了する。この場合、センタスピーカ用音声信号はセンタスピーカ11Cのみから出力される。
ステップD11において、上記特定ジャンルに相当すると判定されたときはステップD12のセンタ音像処理を行う。
このセンタ音像処理は、上記ステップB8、C11で述べたのと同様に第1あるいは第2のセンタ音像処理などで行うことができ、同様の作用、効果を奏する。
以上の説明で、本実施の形態では、図5において、コンテンツのジャンルおよびチャンネル数から音声出力モードを決定しているが、ジャンルだけ、もしくは、チャンネル数のみから決定してもよい。例えば、図5において、ジャンルが「音楽」の場合には出力チャンネル数を2chに変換し、ジャンルが「ドキュメンタリ」、あるいは「ニュース」の場合には1chに変換するというように、コンテンツのジャンルが特定のジャンルであった場合に、そのジャンルに対応して出力チャンネル数を決定するようにできる。センタ音像処理のON、OFF処理もジャンルに対応して決定するようにできる。また、コンテンツのチャンネル数から出力チャンネル数を決定する場合に、例えば音声出力モードテーブルの他の例として図12に示したように、入力されたチャンネル数に対応して出力チャンネル数を変換することができる。図12に示した例は、第1のセンタ音像処理ができるように、入力されたチャンネル数に対応してセンタスピーカ用音声信号が出力される出力チャンネル数に変換している。図12の例では、コンテンツのチャンネル数が1chの場合は変換を行わず、2chの場合には3.1chに変換し、5.1chの場合には3.1chに変換するようにしている。
また、以上の説明で、本実施の形態のテレビジョン受信装置1では、サブウーファ11SWを設け、3.1chに対応できるように構成したが、必ずしもサブウーファ11SWを設ける必要はなく、サブウーファ11SWを設けない場合には、チャンネル数変換処理部91によって、3.1chの代わりに3chにチャンネル数を変換させるようにすると良い。この場合、サブウーファの出力成分は、他のスピーカに分配して出力してもいいし、出力しなくてもよい。同様に2.1ch出力は、2ch出力となる。
また、以上の説明では、センタスピーカ11Cは左右フロントスピーカ11L、11Rの略垂直対称軸21上であって表示部8の下側に配置されているとしたが、左右フロントスピーカ11L、11Rの略垂直対称軸21上であって表示部8の上側に配置されていても同様に実施することができる。
また、以上の説明では、チャンネル数変換処理部は、図5に示したようにジャンルとチャンネル数に応じてチャンネル数の変換処理を行うように説明したが、ジャンルのみ、又はとチャンネル数のみに対応するチャンネル数変換処理を図5に代わる音声出力モードテーブルとして設けて、ジャンルのみ、あるいはチャンネル数のみに応じてチャンネル数の変換処理を行うようにしてもよい。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
本発明は、テレビジョン受信装置に限らず、映像表示装置と音声出力装置を備えた映像音声再生装置に利用できる。
本発明に係るテレビジョン受信装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図1に示すテレビジョン受信装置の正面図である。 図1に示すチャンネル数変換処理部の機能を説明する説明図ある。 図1に示すメモリに記憶されているジャンル特定テーブル例を示す図である。 図1に示すメモリに記憶されている音声出力モードテーブル例を示す図である。 図1に示すシステムコントローラで行われるジャンル特定動作を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るテレビジョン受信装置の実施の形態におけるコンテンツの音声信号が1chである場合の音声出力モードを説明するためのフローチャートである。 本発明に係るテレビジョン受信装置の実施の形態におけるセンタ音像処理部の音声信号の振り分け処理を示す概念図である。 本発明に係るテレビジョン受信装置の実施の形態におけるセンタ音像処理部の音声信号のその他の振り分け処理を示す概念図である。 本発明に係るテレビジョン受信装置の実施の形態におけるコンテンツの音声信号が2chである場合の音声出力モードを説明するためのフローチャートである。 本発明に係るテレビジョン受信装置の実施の形態における音声信号が5.1chである場合の音声出力モード決定動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すメモリに記憶されている音声出力モードテーブルの他の例を示す図である。
符号の説明
1・・・テレビジョン受信装置(映像音声再生装置)
2・・・アンテナ
3・・・チューナ
4・・・多重化復元部
5・・・映像復号部
6・・・音声復号部
7・・・コンテンツ情報復号部
8・・・表示部
9・・・オーディオ制御部
10・・・システムコントローラ
11L・・・左のフロントスピーカ
11R・・・右のフロントスピーカ
11C・・・センタスピーカ
11SW・・・サブウーハ
13・・・リモコン受光部
14L、14R、14C、14SW・・・アンプ
15・・・ボリューム
17・・・メモリ(記憶手段)
18・・・操作部
20・・・リモコン
21・・・垂直対称軸
91・・・チャンネル数変換処理部
92・・・センタ音像処理部(仮想音源移動手段)
93、94、95・・・増幅部
96、97・・・加算部

Claims (10)

  1. 映像を表示する表示部と、音声を出力するスピーカとを備える映像音声再生装置において、
    センタ音像処理を行う特定ジャンルを記憶する記憶手段と、
    受信されたコンテンツの付加情報に設定されたジャンルを抽出するコンテンツ情報検出手段と、
    受信されたコンテンツの付加情報に複数のジャンルが設定されている場合、前記受信されたコンテンツのジャンルを特定するジャンル特定手段と、
    前記コンテンツのジャンルが前記記憶手段に記憶されたセンタ音像処理を行う特定ジャンルに相当するか否かを判定する特定ジャンル判定手段と、
    前記特定ジャンル判定手段でコンテンツのジャンルが前記センタ音像処理を行う特定ジャンルでないと判定されたときは前記スピーカによって形成される音像の位置を移動させる処理を行わず、前記センタ音像処理を行う特定ジャンルであると判定されたときは前記スピーカによって形成される音像の位置を移動させる処理を行う仮想音源移動手段と、
    を備えたことを特徴とする映像音声再生装置。
  2. 前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、
    前記仮想音源移動手段は、
    センタスピーカ用音声信号を前記センタスピーカへ出力するとともに、前記センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記左右フロントスピーカへ出力することを特徴とする請求項1に記載の映像音声再生装置。
  3. 前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、
    前記仮想音源移動手段は、
    ンタスピーカ用音声信号を減衰させて前記センタスピーカへ出力するとともに、前記センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記左右フロントスピーカへ出力することを特徴とする請求項1に記載の映像音声再生装置。
  4. 前記仮想音源移動手段は、
    前記センタスピーカ用音声信号の前記センタスピーカと前記左右フロントスピーカへの出力パワーが合わせて一定になるように減衰して出力することを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれか一項に記載の映像音声再生装置。
  5. 前記仮想音源移動手段は、
    仮想スピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の伝達関数と実際の前記スピーカから発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の伝達関数が等しくなり、また前記仮想スピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の伝達関数と実際の前記スピーカから発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の伝達関数とが等しくなるように前記スピーカの入力側にデジタルフィルタを備え、前記仮想スピーカの仮想位置が前記表示部に表示された画像の位置に近づくように前記デジタルフィルタの特性を設定することを特徴とする請求項1に記載の映像音声再生装置。
  6. 表示部に映像を表示すると共にスピーカから音声を出力するように構成された映像音声再生装置の音像移動方法において、
    センタ音像処理を行う特定ジャンルを記憶手段に記憶し、
    受信されたコンテンツの付加情報に設定されたジャンルをコンテンツ情報検出手段で抽出し、
    受信されたコンテンツの付加情報に複数のジャンルが設定されている場合、前記受信されたコンテンツのジャンルをジャンル特定手段で特定し、
    前記コンテンツのジャンルが前記記憶手段に記憶されたセンタ音像処理を行う特定ジャンルに相当するか否かを特定ジャンル判定手段で判定し、
    前記特定ジャンル判定手段でコンテンツのジャンルが前記センタ音像処理を行う特定ジャンルでないと判定されたときは前記スピーカによって形成される音像の位置を移動させる処理を行わず、前記センタ音像処理を行う特定ジャンルであると判定されたときは前記スピーカによって形成される音像の位置を移動させる処理を行う
    ことを特徴とする音像移動方法。
  7. 前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、
    センタスピーカ用音声信号を前記センタスピーカへ出力するとともに、前記センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記左右フロントスピーカへ出力することを特徴とする請求項6に記載の音像移動方法。
  8. 前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、
    ンタスピーカ用音声信号を減衰させて前記センタスピーカへ出力するとともに、前記センタスピーカ用音声信号を減衰させて前記左右フロントスピーカへ出力することを特徴とする請求項6に記載の音像移動方法。
  9. 前記スピーカとしてセンタスピーカと左右フロントスピーカが備わり、
    ンタスピーカ用音声信号の前記センタスピーカと前記左右フロントスピーカへの出力パワーが合わせて一定になるように減衰して出力することを特徴とする請求項6に記載の音像移動方法。
  10. 仮想スピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の伝達関数と実際の前記スピーカから発せれらた音声が視聴者の左の耳に到達する経路の伝達関数が等しく、また前記仮想スピーカの仮想位置から発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の伝達関数と実際の前記スピーカから発せれらた音声が視聴者の右の耳に到達する経路の伝達関数とが等しいデジタルフィルタを前記スピーカの入力側に挿入し、前記仮想スピーカの仮想位置が前記表示部に表示された画像の位置に近づくように前記デジタルフィルタの特性を設定することを特徴とする請求項6に記載の音像移動方法。
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