JP4712942B2 - アイテム配送方法及びアイテム配送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1のクライアントから第2のクライアントに対して行なうメッセージ又はアイテムの配送に係り、詳しくはメッセージ又はアイテムを確実かつ効率的に配送する方法及びシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
社会生活において贈答は日常的に行なわれており、商店が贈答者から注文を受け、贈答先に贈答品を配送するサービスを行なっている場合もある。この贈答品配送サービスによれば、例えば、贈答元が誕生日プレゼントを贈答先に贈る場合、贈答元はプレゼントの商品名と贈答先の住所とを指定し、その商品を扱っている商店に連絡する。商店は、指定された商品を指定された住所に配送する。
【0003】
このように贈答品配送サービスを利用することによって、贈答元は、贈答先が遠くに住んでいる場合であっても、相手の住所に出向くことなく、プレゼントを送付することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記贈答品配送サービスでは、商店は贈答元からの注文を受けて商品を配送するため、贈答先の誕生日以前にプレゼントが届いてしまったり、誕生日に間に合わなかったりする場合がある。その場合、誕生日にプレゼントを贈るという意義が薄れてしまう。また、誕生日を配送日と指定して注文することも可能である。しかし、その配送日に贈答先が不在である場合には、贈答先は誕生日にプレゼントを受け取ることができない場合がある。特に、プレゼントが花束や食品等の生ものの場合、商店はその商品を保管しなければならない。贈答先がプレゼントの受け取りが遅れた場合、花が萎れたり、食品の風味が劣化したりするおそれがある。そのため、商店は細心の注意を払ってプレゼントを保管する必要があった。また、贈答元がプレゼントとして選択した商品が、贈答先の趣向に合わない場合もある。
【0005】
また、誕生日にメッセージカードをウェブページに掲載し、そのウェブページのURLを電子メールで知らせるサービスもある。しかし、贈答先は毎日、電子メールを確認しているとは限らないので、誕生日に電子メールを送信しても、ウェブページの存在に気が付かない場合がある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、商店に負担をかけることなく、メッセージ又はアイテムをタイムリーに贈答先に配送し、かつ贈答先の趣向に合致したアイテムを配送できるようにしたメッセージ配送方法、アイテム配送方法、メッセージ配送システム及びアイテム配送システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るアイテム配送方法は、管理コンピュータを有するアイテム配送システムにより実施され、前記管理コンピュータが、アイテムの贈り元となるユーザにより使用される贈り元端末からネットワークを介して送られてくる、メッセージ、メッセージの配送時刻、アイテムの贈り先を特定する情報、アイテムの贈り元を特定する特定情報およびアイテムの贈り元により選択された1又は複数のアイテムを特定する情報を少なくとも含む注文情報を受信する注文情報受信ステップと、前記管理コンピュータが、前記注文情報受信ステップにより注文情報が受信されると、その注文情報に含まれる配送時刻および贈り元を特定する情報を少なくとも含み、注文情報を受け付けた旨を示す通知情報を、当該配送時刻より前に当該贈り先を特定する情報により特定される、当該アイテムの贈り先となるユーザにより使用される贈り先端末へネットワークを介して送信する通知情報送信ステップと、前記管理コンピュータが、前記注文情報に含まれる配送時刻に達した場合に、前記注文情報に含まれるメッセージ、贈り元を特定する情報および1又は複数のアイテムを特定する情報を含むメッセージ情報を、前記贈り先端末へネットワークを介して送信するメッセージ情報送信ステップと、前記管理コンピュータが、前記贈り先端末からネットワークを介して送られてくる、前記メッセージ情報に複数のアイテムを特定する情報が含まれていた場合にはその複数のアイテムを特定する情報により特定される複数のアイテムの中からアイテムの贈り先となるユーザにより選択されたアイテムを特定する情報および贈り先となるユーザに贈られるアイテムの配送希望日を含む配送要求を受信する配送要求受信ステップと、前記管理コンピュータが、前記配送要求受信ステップにより受信された配送要求に含まれる配送希望日に、贈り先となるユーザに贈られるアイテムを配達させるための配達指示を配達拠点に出す指示ステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】
また、前記メッセージ情報送信ステップは、前記贈り先端末から送られてきたメッセージ送信要求に応じて前記メッセージ情報を前記贈り先端末へ送信することを特徴とする。
【0009】
また、前記指示ステップは、前記配送時刻から予め設定された期限内に前記配送要求受信ステップが配送要求を受信しなかった場合、期限日となる日以降の日を配送希望日として配達指示を出すことを特徴とする。
【0010】
また、前記管理コンピュータが、前記配送要求受信ステップにより配送要求が受信された場合に、贈り先となるユーザに贈られるアイテムを特定する情報を少なくとも含む配達通知情報を前記贈り元端末へ送信する配達通知情報送信ステップを含むことを特徴とする。
【0011】
また、前記配達通知情報送信ステップは、前記配送要求受信ステップにより受信された配送要求に、アイテムの贈り先となるユーザにより入力されたメッセージが含まれていた場合、その入力されたメッセージを配達通知情報に含めて前記贈り元端末へ送信することを特徴とする。
【0024】
本発明に係るアイテム配送システムは、アイテムの贈り元となるユーザにより使用される贈り元端末と、アイテムの贈り先となるユーザにより使用される贈り先端末と、
アイテムの配達拠点に設置された拠点端末と、前記各端末とネットワークにより接続された管理コンピュータを有し、前記管理コンピュータは、前記贈り元端末から送られてくる、メッセージ、メッセージの配送時刻、アイテムの贈り先を特定する情報、アイテムの贈り元を特定する特定情報およびアイテムの贈り元により選択された1又は複数のアイテムを特定する情報を少なくとも含む注文情報を受信する注文情報受信手段と、前記注文情報受信手段により注文情報が受信されると、その注文情報に含まれる配送時刻および贈り元を特定する情報を少なくとも含み、注文情報を受け付けた旨を示す通知情報を、当該配送時刻より前に当該贈り先を特定する情報により特定される前記贈り先端末へ送信する通知情報送信手段と、前記注文情報に含まれる配送時刻に達した場合に、前記注文情報に含まれるメッセージ、贈り元を特定する情報および1又は複数のアイテムを特定する情報を含むメッセージ情報を、前記贈り先端末へ送信するメッセージ情報送信手段と、前記贈り先端末から送られてくる、前記メッセージ情報に複数のアイテムを特定する情報が含まれていた場合にはその複数のアイテムを特定する情報により特定される複数のアイテムの中からアイテムの贈り先となるユーザにより選択されたアイテムを特定する情報および当該アイテムの配送希望日を含む配送要求を受信する配送要求受信手段と、前記配送要求受信手段により受信された配送要求に含まれる配送希望日に、贈り先となるユーザに贈られるアイテムを配達させるための配達指示を前記拠点端末へ送信する指示手段と、を有することを特徴とする。
【0025】
本発明に係るアイテム配送システムは、アイテムの贈り元となるユーザにより使用される贈り元端末と、アイテムの贈り先となるユーザにより使用される贈り先端末と、
アイテムの配達拠点に設置された拠点端末と、前記各端末とネットワークにより接続された管理コンピュータを有し、前記贈り元端末は、前記管理コンピュータから送信されてきた情報を表示する手段を有し、前記贈り先端末は、前記管理コンピュータから送信されてきた情報を表示する手段を有し、前記管理コンピュータは、前記贈り元端末からの要求に応じて、メッセージ、メッセージの配送時刻、アイテムの贈り先を特定する情報、アイテムの贈り元を特定する特定情報およびアイテムの贈り元により選択された1又は複数のアイテムを特定する情報を少なくとも贈り元に入力させるための画面情報を前記贈り元端末へ送信し、表示させる手段と、前記贈り元端末から送られてくる、メッセージ、メッセージの配送時刻、アイテムの贈り先を特定する情報、アイテムの贈り元を特定する特定情報およびアイテムの贈り元により選択された1又は複数のアイテムを特定する情報を少なくとも含む注文情報を受信する注文情報受信手段と、前記注文情報受信手段により注文情報が受信されると、その注文情報に含まれる配送時刻および贈り元を特定する情報を少なくとも含み、注文情報を受け付けた旨を示す通知情報を、当該配送時刻より前に当該贈り先を特定する情報により特定される前記贈り先端末へ送信し、表示させる通知情報送信手段と、前記注文情報に含まれる配送時刻に達した場合に、前記注文情報に含まれるメッセージ、贈り元を特定する情報および1又は複数のアイテムを特定する情報を含むメッセージ情報を、前記贈り先端末へ送信し、表示させるメッセージ情報送信手段と、前記贈り先端末から送られてくる、前記メッセージ情報に複数のアイテムを特定する情報が含まれていた場合にはその複数のアイテムを特定する情報により特定される複数のアイテムの中からアイテムの贈り先となるユーザにより選択されたアイテムを特定する情報および贈り先となるユーザに贈られるアイテムの配送希望日を含む配送要求を受信する配送要求受信手段と、前記配送要求受信手段により受信された配送要求に含まれる配送希望日に、贈り先となるユーザに贈られるアイテムを配達させるための配達指示を前記拠点端末へ送信する指示手段と、を有することを特徴とする。
【0028】
(作用)
請求項1又は18に記載の発明によれば、配送時刻の到達前に、第2のクライアント宛のメッセージがあることを知らせる通知書を前記第2のクライアントのアドレスに送信後、配送時刻に到達した場合には、前記メッセージを前記第2のクライアントに配送する。従って、配送時刻に配送されたメッセージの見落としを防止できる。
【0029】
請求項2又は8に記載の発明によれば、通知書には、メッセージ配送時刻が含まれるので、第2のクライアントはメッセージの配送時間を把握でき、タイムリーにメッセージを閲覧することができる。
【0030】
請求項3又は10に記載の発明によれば、第2のクライアントからの配送要求を受信した場合にメッセージを配送するため、第2のクライアントは自身の都合のよい時にメッセージを閲覧できる。
【0031】
請求項4又は11に記載の発明によれば、通知書には、配送を受けるためのパスワードをさらに含み、前記パスワードに基づく配送要求を受信した場合のみメッセージを配送する。従って、第1のクライアントから第2のクライアントへのメッセージの守秘を担保できる。
【0032】
請求項5又は12に記載の発明によれば、前記パスワードはメッセージの記録されたサーバを示す識別子であるため、前記識別子により第2のクライアントは容易にメッセージを閲覧できる。
【0033】
請求項6に記載の発明によれば、前記メッセージに基づきアイテムの配達指示を配達拠点に送信するので、第1のクライアントの所望するアイテムを第2のクライアントに配達できる。
【0034】
請求項7に記載の発明によれば、アイテムの種類を特定する識別子をさらに含むので、第1のクライアントは第2のクライアントに贈るアイテムを指定することができる。
【0035】
請求項9に記載の発明によれば、前記第3の段階において送信するメッセージには、アイテムの画像をさらに含むので、第2のクライアントは、配達されるアイテムを事前に把握できる。
【0036】
請求項13に記載の発明によれば、複数のアイテム候補から第2のクライアントが選択したアイテムの種類を受信し、その種類のアイテムの配達指示を送信する。このため、第2のクライアントは所望のアイテムを選択することができる。
【0037】
請求項14に記載の発明によれば、前記第2のクライアントから受信したアイテムの配達日に基づいて、前記アイテムの配達指示を送信する。このため、第2のクライアントは自身の都合のよい時にアイテムを受け取ることができる。
【0038】
請求項15に記載の発明によれば、第4の段階は、前記第2のクライアントに配達するアイテムの種類を含む配達通知書を前記第1のクライアントに送信する段階をさらに含む。このため、第1のクライアントは、第2のクライアントが受け取ったアイテムを把握することができる。
【0039】
請求項16に記載の発明によれば、第4の段階において送信する配達通知書には、アイテムに関連する画像をさらに含む。このため、第1のクライアントは、第2のクライアントが受け取ったアイテムをより正確に把握することができる。
【0040】
請求項17に記載の発明によれば、アイテムの画像は花束の画像である。アイテムが花束の場合、花の種類が同じでもアレンジにより商品が異なるため、配達するアイテムを画像により、より正確に商品を把握することができる。
【0041】
請求項19に記載の発明によれば、アイテム情報記録手段には、アイテム識別子に関連付けられた配達拠点の識別子が記録されているため、制御手段は配達拠点から提供できるアイテムを抽出できる。
【0042】
請求項20に記載の発明によれば、注文情報記録手段は複数のアイテム候補を記録することを許容する。このため、第1のクライアントは第2のクライアントに贈るアイテムについて複数の候補を選択することができる。
【0043】
請求項21に記載の発明によれば、注文情報記録手段には、第2のクライアントのアドレスが記録されているので、そのアドレスに基づきアイテムを配達できる。
【0044】
請求項22に記載の発明によれば、前記制御手段には、さらに配達拠点のアドレスが記録された配達拠点情報記録手段が接続され、前記制御手段は前記第2のクライアントのアドレスに関連する配達拠点を前記配達拠点情報記録手段から抽出する。このため、第2のクライアントのアドレスと同一地域や最寄りの配達拠点を抽出できる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図14に従って説明する。本実施形態では、第1のクライアントとしての贈答元が、第2のクライアントとしての贈答先に、メッセージ送信するメッセージ配送方法、アイテムとしての花束を配送するアイテム配送方法及びそれに用いるシステムを説明する。
【0046】
図1に示すように、アイテム配送システムとしての商店システム20は、制御手段としての管理コンピュータ21を備えている。管理コンピュータ21は贈答元の端末10からの注文を受け、又は贈答先の端末15に電子メール等を送信する。そのため、管理コンピュータ21は、ネットワークとしてのインターネットIを介して贈答元の端末10、贈答先の端末15に接続されている。さらに、管理コンピュータ21は、インターネットIを介して配達拠点としての花屋に設置されている花屋端末30に接続され、花屋端末30に配達指示を送信する。
【0047】
管理コンピュータ21には、アイテム情報記録手段としての商品情報記録部22、ウェブページ記録部23、注文情報記録手段としての注文情報記録部24、配送情報記録部25、配達拠点情報記録手段としての花屋情報記録部26とが、それぞれ接続されている。
【0048】
商品情報記録部22には、図2に示すように、商店が提供できる商品について商品情報220が記録されている。本実施形態では、価格、用途、形態、色、花材、花言葉、花束の画像及び商品についてのコメントが、商品名に関連付けられて記録されている。ここで、「価格」には花束の価格を記録し、具体的には、「3000円」、「5000円」、「1万円」、「3万円」、「3万円以上」等がある。「形態」には贈答花束の形態を記録し、具体的には、「アレンジ」、「リース」、「花鉢」、「フラワーボックス」等がある。「用途」には花束贈答の用途(目的)を記録する。具体的には、「誕生日祝」、「開店祝」、「新築祝」、「入学祝」、「卒業祝」、「病気見舞い」、「出産祝」、「結婚記念日」、「七五三」、「バレンタインデー」、「ホワイトデー」、「母の日」、「クリスマス」、「法事」等がある。また、「色」には花束全体の色彩を記録する。具体的には、「レッド系」、「ピンク系」、「オレンジ系」、「イエロー系」、「ブルー系」、「ホワイト系」、「パープル系」等がある。「花材」には花束に用いられている代表的な花の種類を記録し、具体的には、「バラ」、「カーネーション」、「ガーベラ」、「チューリップ」等がある。「花言葉」には花束に用いられている代表的な花の花言葉を記録し、「愛情」、「希望」、「切ない想い」、「夢」、「葛藤」等がある。「花束の画像」には配達される花束のイメージ画像を記録する。「コメント」には、花束を構成する花の種類等、その花束の説明を記録する。さらに、商品情報記録部22には、その花束を扱っており、花束を配送可能な花屋の花屋名が商品名に関連付けられて記録されている。
【0049】
ウェブページ記録部23には、ハイパーテキスト形式の言語で作成された商店のウェブページ231が格納されている。商店のウェブページ231には、花束の種類を検索するための入力欄が設定されている。さらに、ウェブページ記録部23には贈答先に送信するメッセージとしてのメッセージカード233が記録されている。このメッセージカードも、ハイパーテキスト形式の言語で作成され、メッセージカード毎にURLが設定され、注文番号232に関連付けられて記録されている。
【0050】
注文情報記録部24には、図4に示すように、贈答元の端末10から受信した注文情報240が記録されている。本実施形態では、贈答元からの各注文について注文番号を付して、贈答元が指定したメッセージカードの配送時刻としての配送日が記録される。また、注文情報記録部24には、贈答先名前、贈答先電子メールアドレス、贈答元の名前、贈答元電子メールアドレス及び贈答先へのメッセージが注文番号に関連付けられて記録される。更に、注文情報記録部24には、注文番号に関連付けられて誕生日プレゼントの候補として複数の候補商品名が記録できるようになっている。また、注文情報記録部24には、注文番号に関連付けて、その商品を提供する花屋名を記録する。
【0051】
配送情報記録部25には、図5に示すように、注文番号に関連付けられて、贈答先からの応答情報250が記録される。本実施形態では、贈答先から応答の受信日、贈答先が指定した花束の配達希望日、贈答先が選択した商品名及び贈答元へのお礼のメッセージが、注文番号とそれぞれ関連付けられて記録される。
【0052】
花屋情報記録部26には、図6に示すように、配達拠点としての花屋に関する花屋情報260が記録されている。本実施形態では、花屋の住所と電子メールアドレスとが、花屋の識別子である花屋名に関連付けられて記録されている。
【0053】
端末10,15にはブラウザと電子メールビューアが搭載されている。ブラウザは、ウェブページを見るためのアプリケーション・プログラムであり、贈答元,贈答先はブラウザを用いて商品を閲覧、選択する。ブラウザはURLで識別されるウェブページの送信要求を管理コンピュータ21に送る機能を有する。また、電子メールビューアは電子メールを読むためのアプリケーション・プログラムである。
【0054】
次に、上記のように構成されたシステムにおける作用を図7又は図8に従って、贈答元(△△ひろし)が贈答先(○○かおり)に誕生日プレゼントとして花束を贈る場合を説明する。まず、贈答元は端末10のブラウザを立ち上げ、商店システム20のURLを入力する。この場合、端末10はインターネットIを介して管理コンピュータ21に接続され、端末10は管理コンピュータ21に対してウェブページの送信を要求する(S1−1)。
【0055】
ウェブページの送信要求を受信した管理コンピュータ21は、ウェブページ記録部23に記録された商店のウェブページ231を端末10に送信する(S1−2)。ウェブページ231を受信した端末10の表示装置には、図9に示す表示画面90が出力される(S1−3)。表示画面90上には、贈答先の地域を選択するための地域情報入力欄91、メッセージの配送日を入力するための配送日情報入力欄92及び商品を選択するための商品条件入力欄93が表示される。情報を入力する場合は、これらの入力欄の三角印をマウス等のポインティング・デバイスでクリックする。これにより、選択肢が表示され、その選択肢の中から希望の条件を選択する(プルダウン方式)。さらに表示画面90には、入力されたデータを管理コンピュータ21に送信するための決定ボタン94が表示される。本実施形態では、地域情報として「東京都港区」、配送日情報として贈答先(○○かおり)の記念日(誕生日)である「2000年8月31日」を入力する。さらに、商品条件として「5000円」、「誕生日祝」、「ピンク系」を選択し、その他の商品条件入力欄93の項目は「指定なし」とする。このように地域,配送日,商品条件が決まれば、決定ボタン94をクリックする。これにより、地域情報,配送日情報,商品条件からなるリクエスト情報はインターネットIを介して管理コンピュータ21に送信される(S1−4)。
【0056】
リクエスト情報を受信した管理コンピュータ21は、地域情報に基づき、その地域にある花屋又は最寄りの花屋を、花屋情報記録部26に記録された260から検索する。本実施形態では、東京都港区にある花屋を選択する(S1−5)。さらに、その花屋が提供可能な花束であって、贈答元が選択した商品条件に合致する商品の候補を商品情報記録部22から抽出する(S1−6)。本実施形態では、「5000円」、「誕生日祝」、「ピンク系」の条件を満足する商品として登録されている商品「バースデー」、「クラシカル」、「サニー」、「ローズブーケ」、「ピンキー」が抽出される。次に、抽出された商品を商品候補として、各商品についての画像、花言葉、価格、商品コメントを商品名とともにインターネットIを介して端末10に送信する(S1−7)。
【0057】
商品候補を受信した端末10の表示装置には、図10の表示画面100が表示される(S1−8)。表示画面100には、贈答元が指定した商品条件101と商品候補102が表示される。商品候補102には、商品毎に商品を選択するためのチェックボックス103が設定されている。また、表示画面100には、注文を行なうための決定ボタン104と、商品条件を変更し直すための変更ボタン105とが表示される。本実施形態では、贈答元は、「バースデー」と「ピンキー」とを選択し、各商品のチェックボックス103をクリックする。なお、変更ボタン105をクリックした場合には、図9に示した表示画面90が端末15に表示される。
【0058】
次に、贈答元が商品を決定した場合には、決定ボタン104をクリックする。この場合、端末10の表示装置には、図11の表示画面110が表示される。この表示画面110には、贈答元(△△ひろし)が選択した商品画像111と、贈答元,贈答先の詳細を入力する詳細入力欄112とが表示される。具体的には、詳細入力欄112には、贈答先の住所,名前,電子メールアドレス及び贈答元の名前,電子メールアドレスを入力する欄を設定する。さらに表示画面130には、贈答先へのメッセージを入力するためのメッセージ欄113と、これらの情報を送信するための送信ボタン114とが設定されている。本実施形態では、住所が「東京都港区○○○台1丁目2番3号」の贈答先(○○かおり)に、贈答先の誕生日である「2000年8月31日」に配送が依頼されている。すべての情報を入力後、送信ボタン114をクリックする。これにより、配送日、選択した商品名、贈答元,贈答先の詳細情報、贈答先へのメッセージ及び花屋名を含む注文情報が、インターネットIを介して管理コンピュータ21に送信される(S1−9)。注文情報を受信した管理コンピュータ21は、この注文に注文番号を付し、注文情報記録部24に記録する(S1−10)。本実施形態では、注文番号として「1234」を付す。更に、管理コンピュータ21は、注文情報記録部24に記録されたメッセージと商品情報記録部22に記録された商品の画像,花言葉,商品コメントとをハイパーテキスト形式言語を用いて合成する。管理コンピュータ21は、これを贈答先(○○かおり)のためのメッセージカード(ウェブページ)として、パスワードとしてのURLを付与する。このURLの最後の5桁の番号(本実施形態では「11111」)は贈答先毎に異なる番号が設定されている。管理コンピュータ21は、このメッセージカードを注文番号と関連付けてウェブページ記録部23に記録する(S1−11)。
【0059】
次に、管理コンピュータ21はインターネットIを介して贈答先(○○かおり)の端末15に、プレゼントの存在を知らせるための通知書としてのお知らせメールを送信する(S1−12)。このお知らせメールを受信した端末15の表示装置には、図12に示す電子メール120が表示される。そのお知らせメールには、贈答元(△△ひろし)からのメッセージがあることと、そのメッセージカードの記録されたURLとが表示される。このURLにはアンカータグが埋め込まれ、このURLをクリックすることにより、ウェブページ記録部23に記録されたメッセージカードにアクセスすることができる。
【0060】
次に、贈答先(○○かおり)はメッセージカードの送信要求を行なう(S2−1)。本実施形態では、贈答先が8月31日に送信要求を行なう場合を想定する。この場合、贈答先は、お知らせメールに記載されたURLをクリックすることにより、端末15のブラウザが起動し、そのURLにあるメッセージカードの送信要求を行なう。この送信要求は、インターネットIを介して管理コンピュータ21に送信される。
【0061】
この送信要求を受信した管理コンピュータ21は、まず、パスワードを確認する(S2−2)。本実施形態の場合、URL自身がパスワードになっており、正当な要求と判断する(ステップ(S2−2)において「Yes」)。なお、ウェブページ記録部23に設定されていないURLが入力された場合には、メッセージカードの送信を拒否する(ステップ(S2−2)において「No」)。次に、贈答元が指定した配送日に到達しているか否かを確認する(S2−3)。具体的には、メッセージカードに関連付けられた注文番号に基づき、注文情報記録部24に記録された配送日を抽出し、表示要求日と比較する。この場合、指定された表示要求日が配送日に達していない場合(ステップ(S2−3)において「No」の場合)はメッセージカードの送信を拒否し、その旨を端末15に送信する。本実施形態では、贈答元からの送信要求日は8月31日であり、注文情報記録部24に記録された配送日以降になっている(ステップ(S2−3)において「Yes」)。そこで、ウェブページ記録部23に記録されたメッセージカードを端末15に送信する(S2−4)。
【0062】
メッセージカードを受信した端末15には、図13に示す表示画面130が表示される。この表示画面130には、メッセージ131、プレゼントリスト132、花束の配達希望日入力欄134及びお礼のメッセージ入力欄135とが表示される。プレゼントリスト132には、商品毎に商品を選択するためのチェックボックス133が付加されている。配達希望日入力欄134には、実際の花束の配達日であって、贈答先(○○かおり)の都合のよい日を入力する。メッセージ入力欄135には、贈答元へのお礼のメッセージを入力する。さらに、表示画面130にはこれらの情報送信するための送信ボタン136が表示される。なお、贈答元が一つの候補商品のみを指定した場合には、プレゼントリスト132にはその商品のみが表示され、商品選択の必要は無いのでチェックボックス133は表示しない。本実施形態では、贈答先(○○かおり)は「バースデー」を選択し、そのチェックボックス133をクリックする。さらに、8月31日を配達希望日として配達希望日入力欄134に入力し、さらにお礼のメッセージをメッセージ入力欄135に入力する。入力完了後、送信ボタン136をクリックする。これにより、選択された商品名、配達希望日及びお礼のメッセージからなる配達要求がインターネットIを介して管理コンピュータ21に送信される(S2−5)。なお、花束の配達要求には期限日が設定されており、その旨が表示画面130に表示される。本実施形態では、期限日としてメッセージ配送日(8月31日)から1週間以内が設定されている。
【0063】
この配達要求を受信した管理コンピュータ21は、配送日(8月31日)から1週間以内に設定された期限日内に配達要求があったかどうかを確認する(S2−6)。期限日までに配達要求が無かった場合(ステップ(S2−6)において「No」の場合)は、配達希望日として期限日の翌日を配送情報記録部25に入力する。さらに、商品名として、最初に表示された商品(本実施形態では「バースデー」)の商品名を配送情報記録部25に記録する(S2−7)。本実施形態では、期限日前に配達要求があったので(ステップ(S2−6)において「Yes」)、選択された商品名,配達希望日,お礼メッセージを配送情報記録部25に記録する(S2−8)。
【0064】
次に、管理コンピュータ21は、配送情報記録部25に記録されたお礼メッセージと配達される商品名と示した配達通知書(配達お知らせメール)を、インターネットIを介して贈答元(△△ひろし)の端末10に送信する(S2−9)。配達通知書を受信した端末10の表示装置には図14に示す配達を知らせる電子メール140が表示される。配達お知らせメール140には、商店から贈答元へのメッセージ141、配達される花束の画像142及び贈答先(○○かおり)からのお礼メッセージ143が表示される。
【0065】
更に、管理コンピュータ21は配送情報記録部25に記録された配達希望日、商品名及び注文情報記録部24に記録された贈答先(○○かおり)の住所を花屋に連絡する(S2−10)。本実施形態では、これらの情報をインターネットIを介して注文情報記録部24に記録された花屋端末30に送信する。花屋はこの情報に基づいて、この場合、花屋は商品情報記録部22に記録された画像を参照しながら、その画像に従って花束を製作する。そして、贈答先(○○かおり)に花束(「バースデー」)を、8月31日に配達する(S2−11)。
【0066】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態においては、商品情報記録部22には商品名に関連付けられ、用途,形態,色,花材,花言葉,商店コメントが記録されているので、贈答元は自身が趣向する花束を選択できる。
【0067】
・ 上記実施形態においては、商品情報記録部22には、商品名に関連付けられた提供可能な花屋名が記録されている。このため、贈答元が商品を選択する際に、季節,地域に応じて配送可能な花束についての情報を提供できる。
【0068】
・ 上記実施形態では、贈答先の住所の地域情報に基づいて花屋情報記録部26に記録された花屋から同一地域又は最寄りの花屋が選択されるので、商店は効率よく花束の配達を行なうことができる。また、贈答先の配達要求に迅速に対応することが可能であり、急な配達要求にも対応できる。
【0069】
・ 上記実施形態においては、表示画面100には商品情報記録部22に記録された花束の画像が出力されるので、贈答元は自身の趣向に合った花束を選択できる。
【0070】
・ 上記実施形態では、注文情報記録部24には、プレゼントの候補として複数の商品(花束)を記録することができる。このため、贈答元は、プレゼントの候補として複数の商品(花束)を選択できる。
【0071】
・ 上記実施形態では、プレゼントリスト132に複数の花束が表示されるので、贈答先は自分の趣向に合った花束を選択できる。
・ 上記実施形態においては、商品情報記録部22には、商品名に関連付けられて記録された花束の画像が表示画面130に出力されるので、実際の花束を受け取っていない場合にも、配送される花束(プレゼント)の内容をタイムリーに把握できる。
【0072】
・ 上記実施形態では、配送日前に電子メールにより通知書の贈答先に送付されるので、贈答先が毎日、電子メールを確認しない場合にも、メッセージの配送日を贈答先に知らせることができる。
【0073】
・ 上記実施形態では、電子メール120にアンカータグの埋め込まれたURLが添付されているので、贈答先は特に操作すること無くメッセージカード233の記録されたウェブページ記録部23にアクセスできる。
【0074】
・ 上記実施形態では、ウェブページ記録部23には贈答先毎にメッセージカードが注文番号に関連付けられて記録される。従って、この注文番号に基づき、注文情報記録部24に記録されたメッセージカードの配送日を容易に抽出することができる。
【0075】
・ 上記実施形態では、メッセージカードの送信要求があった場合、送信要求日と贈答元の指定した配送日とを照合し、配送日前の表示要求は拒否される。従って、贈答元が指定した配送日に贈答先にメッセージカードを配送できる。また、贈答先も、誕生日当日になって初めてメッセージカードを閲覧できる。従って、贈答先にとっての記念日にタイミングよくメッセージカードを受け取ることができ、贈答元にとってメッセージカード送付の効果を最大にすることができる。
【0076】
・ 上記実施形態では、ウェブページ記録部23には贈答先毎にURLが割り振られている。従って、URL自身がパスワードとして機能するため、URLとは別にパスワードを設定する必要が無く、ウェブページ記録部23に記録容量を低減できる。
【0077】
・ 上記実施形態では、贈答先が花束,配送日の指定しなかった場合、管理コンピュータ21は自動的に最初に表示された花束、期限日の翌日を配達日と設定し、配送情報記録部25に記録する。このため、注文が実行されないまま放置されることを防止できる。
【0078】
・ 上記実施形態では、表示画面130にお礼のメッセージを入力できる欄が設けられており、管理コンピュータ21はこれを配送情報記録部25に記録する。このため、贈答先は贈答元に特別の操作をすること無く、お礼のメッセージを送ることができる。
【0079】
・ 上記実施形態においては、配送情報記録部25には配達される商品名が記録され、管理コンピュータ21は電子メール140により商品名を贈答元に知らせる。従って、贈答元は配達される花束の種類を把握できる。さらに、電子メール140には、商品名に関連付けられて商品情報記録部22に記録された花束の画像142が添付されるので、贈答元はより確実に花束の内容を把握できる。
【0080】
・ 上記実施形態では、表示画面130においてチェックボックス133と花束の配達希望日入力欄134とを設け、選択された花束,配達日を注文番号に関連付けて配送情報記録部25に記録する。管理コンピュータ21は、注文番号に基づき注文情報記録部24に記録された贈答先住所とともに配達要求を花屋端末30に送信する。これに基づいて、花束が配達されるので、贈答先は花束を自身の都合のよい日に確実に受け取ることができる。
【0081】
・ 上記実施形態においては、花屋端末30には、配達する商品名が通知され、商品情報記録部22には商品名に関連付けて花束の画像が記録されている。このため、花屋は商品名に基づき指定された花束画像を参照でき、配達指示を受けた花束を忠実に製作できる。
【0082】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・ 上記実施形態では、アイテムは商品としたが、商品に限定されるものではなく、贈答として提供されるものであれば、サービスであってもよい。
【0083】
・ 上記実施形態では、お知らせメールや配達お知らせメールを電子メール(120,140)により送信したが、管理コンピュータ21が住所を印刷した通知書や配達通知書を作成し郵送してもよい。また、管理コンピュータ21が通知書等を贈答先や贈答元にファクシミリするようにしてもよい。また、管理コンピュータ21に音声合成装置を設け、贈答元や贈答先に電話するようにしてもよい。その場合には、注文情報記録部24において、贈答先電子メールアドレス,贈答元電子メールアドレスの代わりにファクシミリ番号又は電話番号を記録する。
【0084】
・ 上記実施形態では、URLをパスワードとして用いたが、URLとは別にパスワードを設定してもよい。この場合、注文を受信した管理コンピュータ21がパスワードを設定し、電子メール120でURLととも贈答先に送信したり、また、URLとは別にパスワードを送信してもよい。これにより、贈答元や贈答先の個人情報をより確実に管理することができる。
【0085】
・ 上記実施形態では、贈答先からの表示要求に基づいて、管理コンピュータ21はメッセージカードを配送したが、配送日になった段階で管理コンピュータ21が自動的にハイパーテキスト形式の言語等で作成されたメッセージカードを電子メールに添付して配送してもよい。これにより、URLやパスワードを設定することなく、メッセージカードを配送できる。
【0086】
・ 上記実施形態では、配送日(8月31日)から1週間以内に設定された期限日内に贈答先から花束の指定が無かった場合には、最初に表示された花束を配達する花束として花屋端末30に送信した。商品候補すべてを花屋端末30に送信し、花屋がそれらを贈答先に配達し、贈答先で選んでもらうようにしてもよい。その場合、注文情報記録部24に記録された候補商品すべてを配送情報記録部25に記録する。これにより、贈答先から応答が無い場合でも、贈答先の趣向にあった花束を配達できる。
【0087】
・ 上記実施形態では、配送日(8月31日)から1週間以内に設定された期限日内に贈答先から配達日の指示が無かった場合には、期限日の翌日を配達日として設定した。管理コンピュータ21は、贈答先から配達指示の無かったことを配送情報記録部25に記録し、その旨を花屋端末30に送信してもよい。この場合は花屋が贈答先に連絡する。これにより、花屋はより確実に花束を配達できる。
【0088】
・ 上記実施形態では、贈答先のお礼のメッセージを贈答元に送信したが、このメッセージには静止画像ファイル、動画像ファイル又は音声ファイルを添付できるようにしてもよい。例えば、メッセージを受け取ったところ等をデジタルカメラ又はビデオカメラで撮影する。又は贈答先の肉声をマイクで録音する。そして、その電子ファイルをメッセージ入力欄135に入力する。この場合も、配送情報記録部25の応答情報250に記録し、贈答元に送信する。これにより、贈答元は贈答先の近況をより正確に把握できる。
【0089】
・ 上記実施形態では、贈答先を単数としたが、贈答先を複数としてもよい。この場合、表示画面90に複数の地域を入力できる地域情報入力欄91を設ける。さらに、注文情報記録部24には、贈答先毎に贈答先名前,贈答先電子メールアドレスを記録する。これにより、例えば、中元や歳暮のように複数の贈答先にまとめて配達依頼する場合にも、手間をかけることなくメッセージ送信、贈答品の配達が可能になる。
【0090】
・ 上記実施形態では、贈答元を単数としたが、贈答元を複数としてもよい。この場合、表示画面110に複数の贈答元名前,贈答元電子メールアドレスを記録できる詳細入力欄112を設ける。さらに、注文情報記録部24には、複数の贈答元名前,贈答元電子メールアドレスを記録できるように構成する。これにより、贈答先からの電子メール140が各贈答元に送信され、例えば、友人同士で花束を贈る場合にも対応できる。
【0091】
・ 上記実施形態では、端末10、端末15又は花屋端末30としてパソコンを用いたが、携帯電話,通信機能を有する個人情報端末(PDA)等のモバイル端末でもよい。
【0092】
・ 上記実施形態では、端末10、端末15又は花屋端末30と管理コンピュータ21とをインターネットIで接続したが、公衆回線、イントラネットやエクストラネット(広域エリアネットワーク)を用いてもよい。
【0093】
・ 上記実施形態では、商店システム20に記録部22〜26を設定したが、商品情報記録部22、ウェブページ記録部23又は注文情報記録部24を分けて別の場所に設定してもよい。これによりメッセージカードを配送するシステムと花束を配達するシステムとを分けることも可能である。これにより、商店システム20の記録容量を削減でき、管理コンピュータ21に負荷を分散できる。
【0094】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、贈り先端末は贈り元端末の指定した時刻にメッセージを受け取ることができる。また、贈り先端末は、アイテム候補の中から所望のアイテムを選択できる。更に、贈り元端末は、贈り先端末に配達されたアイテムを把握することができる。
(付記)
(作用)
請求項1又は18に記載の発明によれば、配送時刻の到達前に、第2のクライアント宛のメッセージがあることを知らせる通知書を前記第2のクライアントのアドレスに送信後、配送時刻に到達した場合には、前記メッセージを前記第2のクライアントに配送する。従って、配送時刻に配送されたメッセージの見落としを防止できる。
請求項2又は8に記載の発明によれば、通知書には、メッセージ配送時刻が含まれるので、第2のクライアントはメッセージの配送時間を把握でき、タイムリーにメッセージを閲覧することができる。
請求項3又は10に記載の発明によれば、第2のクライアントからの配送要求を受信した場合にメッセージを配送するため、第2のクライアントは自身の都合のよい時にメッセージを閲覧できる。
請求項4又は11に記載の発明によれば、通知書には、配送を受けるためのパスワードをさらに含み、前記パスワードに基づく配送要求を受信した場合のみメッセージを配送する。従って、第1のクライアントから第2のクライアントへのメッセージの守秘を担保できる。
請求項5又は12に記載の発明によれば、前記パスワードはメッセージの記録されたサーバを示す識別子であるため、前記識別子により第2のクライアントは容易にメッセージを閲覧できる。
請求項6に記載の発明によれば、前記メッセージに基づきアイテムの配達指示を配達拠点に送信するので、第1のクライアントの所望するアイテムを第2のクライアントに配達できる。
請求項7に記載の発明によれば、アイテムの種類を特定する識別子をさらに含むので、第1のクライアントは第2のクライアントに贈るアイテムを指定することができる。
請求項9に記載の発明によれば、前記第3の段階において送信するメッセージには、アイテムの画像をさらに含むので、第2のクライアントは、配達されるアイテムを事前に把握できる。
請求項13に記載の発明によれば、複数のアイテム候補から第2のクライアントが選択したアイテムの種類を受信し、その種類のアイテムの配達指示を送信する。このため、第2のクライアントは所望のアイテムを選択することができる。
請求項14に記載の発明によれば、前記第2のクライアントから受信したアイテムの配達日に基づいて、前記アイテムの配達指示を送信する。このため、第2のクライアントは自身の都合のよい時にアイテムを受け取ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、第4の段階は、前記第2のクライアントに配達するアイテムの種類を含む配達通知書を前記第1のクライアントに送信する段階をさらに含む。このため、第1のクライアントは、第2のクライアントが受け取ったアイテムを把握することができる。
請求項16に記載の発明によれば、第4の段階において送信する配達通知書には、アイテムに関連する画像をさらに含む。このため、第1のクライアントは、第2のクライアントが受け取ったアイテムをより正確に把握することができる。
請求項17に記載の発明によれば、アイテムの画像は花束の画像である。アイテムが花束の場合、花の種類が同じでもアレンジにより商品が異なるため、配達するアイテムを画像により、より正確に商品を把握することができる。
請求項19に記載の発明によれば、アイテム情報記録手段には、アイテム識別子に関連付けられた配達拠点の識別子が記録されているため、制御手段は配達拠点から提供できるアイテムを抽出できる。
請求項20に記載の発明によれば、注文情報記録手段は複数のアイテム候補を記録することを許容する。このため、第1のクライアントは第2のクライアントに贈るアイテムについて複数の候補を選択することができる。
請求項21に記載の発明によれば、注文情報記録手段には、第2のクライアントのアドレスが記録されているので、そのアドレスに基づきアイテムを配達できる。
請求項22に記載の発明によれば、前記制御手段には、さらに配達拠点のアドレスが記録された配達拠点情報記録手段が接続され、前記制御手段は前記第2のクライアントのアドレスに関連する配達拠点を前記配達拠点情報記録手段から抽出する。このため、第2のクライアントのアドレスと同一地域や最寄りの配達拠点を抽出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】 商品情報記録部に記録されたデータの説明図。
【図3】 ウェブページ記録部に記録されたデータの説明図。
【図4】 注文情報記録部に記録されたデータの説明図。
【図5】 配送情報記録部に記録されたデータの説明図。
【図6】 花屋情報記録部に記録されたデータの説明図。
【図7】 本実施形態の手順の説明図。
【図8】 本実施形態の手順の説明図。
【図9】 端末の表示画面の説明図。
【図10】 端末の表示画面の説明図。
【図11】 端末の表示画面の説明図。
【図12】 端末の表示画面の説明図。
【図13】 端末の表示画面の説明図。
【図14】 端末の表示画面の説明図。
【符号の説明】
10…第1のクライアント端末としての贈答元の端末、15…第2のクライアント端末としての贈答先の端末、20…商店システム、21…制御手段としての管理コンピュータ、22…アイテム情報記録手段としての商品情報記録部、24…注文情報記録手段としての注文情報記録部、30…配送拠点としての花屋の花屋端末、I…ネットワークとしてのインターネット。
Claims (7)
- 管理コンピュータを有するアイテム配送システムにより実施され、
前記管理コンピュータが、アイテムの贈り元となるユーザにより使用される贈り元端末からネットワークを介して送られてくる、メッセージ、メッセージの配送時刻、アイテムの贈り先を特定する情報、アイテムの贈り元を特定する特定情報およびアイテムの贈り元により選択された1又は複数のアイテムを特定する情報を少なくとも含む注文情報を受信する注文情報受信ステップと、
前記管理コンピュータが、前記注文情報受信ステップにより注文情報が受信されると、その注文情報に含まれる配送時刻および贈り元を特定する情報を少なくとも含み、注文情報を受け付けた旨を示す通知情報を、当該配送時刻より前に当該贈り先を特定する情報により特定される、当該アイテムの贈り先となるユーザにより使用される贈り先端末へネットワークを介して送信する通知情報送信ステップと、
前記管理コンピュータが、前記注文情報に含まれる配送時刻に達した場合に、前記注文情報に含まれるメッセージ、贈り元を特定する情報および1又は複数のアイテムを特定する情報を含むメッセージ情報を、前記贈り先端末へネットワークを介して送信するメッセージ情報送信ステップと、
前記管理コンピュータが、前記贈り先端末からネットワークを介して送られてくる、前記メッセージ情報に複数のアイテムを特定する情報が含まれていた場合にはその複数のアイテムを特定する情報により特定される複数のアイテムの中からアイテムの贈り先となるユーザにより選択されたアイテムを特定する情報および贈り先となるユーザに贈られるアイテムの配送希望日を含む配送要求を受信する配送要求受信ステップと、
前記管理コンピュータが、前記配送要求受信ステップにより受信された配送要求に含まれる配送希望日に、贈り先となるユーザに贈られるアイテムを配達させるための配達指示を配達拠点に出す指示ステップと、
を含むことを特徴とするアイテム配送方法。 - 前記メッセージ情報送信ステップは、前記贈り先端末から送られてきたメッセージ送信要求に応じて前記メッセージ情報を前記贈り先端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載のアイテム配送方法。
- 前記指示ステップは、前記配送時刻から予め設定された期限内に前記配送要求受信ステップが配送要求を受信しなかった場合、期限日となる日以降の日を配送希望日として配達指示を出すことを特徴とする請求項1に記載のアイテム配送方法。
- 前記管理コンピュータが、前記配送要求受信ステップにより配送要求が受信された場合に、贈り先となるユーザに贈られるアイテムを特定する情報を少なくとも含む配達通知情報を前記贈り元端末へ送信する配達通知情報送信ステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のアイテム配送方法。
- 前記配達通知情報送信ステップは、前記配送要求受信ステップにより受信された配送要求に、アイテムの贈り先となるユーザにより入力されたメッセージが含まれていた場合、その入力されたメッセージを配達通知情報に含めて前記贈り元端末へ送信することを特徴とする請求項4に記載のアイテム配送方法。
- アイテムの贈り元となるユーザにより使用される贈り元端末と、
アイテムの贈り先となるユーザにより使用される贈り先端末と、
アイテムの配達拠点に設置された拠点端末と、
前記各端末とネットワークにより接続された管理コンピュータを有し、
前記管理コンピュータは、
前記贈り元端末から送られてくる、メッセージ、メッセージの配送時刻、アイテムの贈り先を特定する情報、アイテムの贈り元を特定する特定情報およびアイテムの贈り元により選択された1又は複数のアイテムを特定する情報を少なくとも含む注文情報を受信する注文情報受信手段と、
前記注文情報受信手段により注文情報が受信されると、その注文情報に含まれる配送時刻および贈り元を特定する情報を少なくとも含み、注文情報を受け付けた旨を示す通知情報を、当該配送時刻より前に当該贈り先を特定する情報により特定される前記贈り先端末へ送信する通知情報送信手段と、
前記注文情報に含まれる配送時刻に達した場合に、前記注文情報に含まれるメッセージ、贈り元を特定する情報および1又は複数のアイテムを特定する情報を含むメッセージ情報を、前記贈り先端末へ送信するメッセージ情報送信手段と、
前記贈り先端末から送られてくる、前記メッセージ情報に複数のアイテムを特定する情報が含まれていた場合にはその複数のアイテムを特定する情報により特定される複数のアイテムの中からアイテムの贈り先となるユーザにより選択されたアイテムを特定する情報および当該アイテムの配送希望日を含む配送要求を受信する配送要求受信手段と、
前記配送要求受信手段により受信された配送要求に含まれる配送希望日に、贈り先となるユーザに贈られるアイテムを配達させるための配達指示を前記拠点端末へ送信する指示手段と、
を有することを特徴とするアイテム配送システム。 - アイテムの贈り元となるユーザにより使用される贈り元端末と、
アイテムの贈り先となるユーザにより使用される贈り先端末と、
アイテムの配達拠点に設置された拠点端末と、
前記各端末とネットワークにより接続された管理コンピュータを有し、
前記贈り元端末は、前記管理コンピュータから送信されてきた情報を表示する手段を有し、
前記贈り先端末は、前記管理コンピュータから送信されてきた情報を表示する手段を有し、
前記管理コンピュータは、
前記贈り元端末からの要求に応じて、メッセージ、メッセージの配送時刻、アイテムの贈り先を特定する情報、アイテムの贈り元を特定する特定情報およびアイテムの贈り元により選択された1又は複数のアイテムを特定する情報を少なくとも贈り元に入力させるための画面情報を前記贈り元端末へ送信し、表示させる手段と、
前記贈り元端末から送られてくる、メッセージ、メッセージの配送時刻、アイテムの贈り先を特定する情報、アイテムの贈り元を特定する特定情報およびアイテムの贈り元により選択された1又は複数のアイテムを特定する情報を少なくとも含む注文情報を受信する注文情報受信手段と、
前記注文情報受信手段により注文情報が受信されると、その注文情報に含まれる配送時刻および贈り元を特定する情報を少なくとも含み、注文情報を受け付けた旨を示す通知情報を、当該配送時刻より前に当該贈り先を特定する情報により特定される前記贈り先端末へ送信し、表示させる通知情報送信手段と、
前記注文情報に含まれる配送時刻に達した場合に、前記注文情報に含まれるメッセージ、贈り元を特定する情報および1又は複数のアイテムを特定する情報を含むメッセージ情報を、前記贈り先端末へ送信し、表示させるメッセージ情報送信手段と、
前記贈り先端末から送られてくる、前記メッセージ情報に複数のアイテムを特定する情報が含まれていた場合にはその複数のアイテムを特定する情報により特定される複数のアイテムの中からアイテムの贈り先となるユーザにより選択されたアイテムを特定する情報および贈り先となるユーザに贈られるアイテムの配送希望日を含む配送要求を受信する配送要求受信手段と、
前記配送要求受信手段により受信された配送要求に含まれる配送希望日に、贈り先となるユーザに贈られるアイテムを配達させるための配達指示を前記拠点端末へ送信する指示手段と、
を有することを特徴とするアイテム配送システム。
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