JP2002216006A - 情報提供システム、情報提供装置及び電子商取引システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者にとって記憶しておきにくいが大切で
ある特別な日の到来予告と特別の日に好適な商品の情報
を利用者に通知する。 【解決手段】 利用者の結婚記念日、親しい友人の誕生
日等の特別の日付とその日付の種類（例：○○の誕生
日、××の結婚記念日）等をクライアント装置10からサ
ーバ装置30に登録して記念日情報ファイル302 に蓄積し
ておき、サーバ装置30は日付を監視して、利用者に、そ
の日の到来予告と、ECサイト40a, 40bが販売している、
特別の日、又は贈り先にふさわしい商品の情報をインタ
ーネット20を介して利用者が登録した通知先（クライア
ント装置10，携帯電話機50等）に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、親しい間柄の個人
の誕生日、結婚記念日、また業務上関係が深い組織の創
立記念日といった特別の日付とその日付の種類（例：誕
生日、結婚記念日、創立記念日）等の登録を受け付け、
登録した利用者に、その日の到来予告と、特別の日にふ
さわしい贈答品、さらに贈り先にふさわしい贈答品の情
報をインターネットを介して提供する情報提供システ
ム、このシステムにおいて特別の日の到来予告、商品情
報等の情報を利用者に通知する情報提供装置、及び利用
者が登録した特別の日にふさわしい商品情報を通信ネッ
トワークを介して利用者に提供し、その中から利用者が
選択した商品を情報提供サイトが販売、又は他のECサイ
トの販売を仲介する電子商取引システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】結婚記念日、家族，親類，友人，上司等
の親しい間柄にある人の誕生日、取引先の創立記念日と
いった特別の日付を忘れないようにするため、多くの場
合はカレンダー，スケジュール帳等にその日を書き込ん
でおき、日付をチェックしてプレゼントを事前に購入
し、その当日に当人にプレゼントを手渡したり、配達を
依頼したりする。

【０００３】また、自社の取り扱い商品をネットワーク
販売するECサイトや、多数のECサイトへのアクセスの入
り口となるポータルサイト等のインターネット上のサイ
トの中には、アンケート等に書き込まれた利用者本人の
誕生日を記録しておき、誕生日の電子カードを利用者の
誕生日に送信して他のサイトとの差別化を図り、ヒット
数の増加につなげようとしているサイトがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】一般的に、結婚記念
日、他人の誕生日等の記念日は覚えにくいものであり、
上述のようにカレンダー，スケジュール帳等に書き込ん
でおくケースが多いが、例えば仕事が忙しくてカレンダ
ー，スケジュール帳等を見忘れたような場合、気が付い
た時にはプレゼントの準備が間に合わなかったり、また
当日が過ぎてしまっていたりという可能性がある。

【０００５】また利用者自身の誕生日に誕生日の電子カ
ードをネットワーク経由で送信するサービスは、サイト
訪問の動機付けにはなり得るが、サイト自身又はサイト
に広告を掲載している他のサイトの販売商品等の購買へ
の動機付けにはなりにくく、販売促進に貢献しにくい。

【０００６】即ち、利用者が商品を購入する確率が高い
のは、結婚記念日、親しい友人の誕生日等の特別の日に
贈るプレゼントをネットワーク上のサイトから購入した
いといったように購買動機が明確に存在している場合で
ある。このように、利用者個人の誕生日よりも、利用者
以外の他者にとって特別な日を利用者に通知する方が商
品購入率を高められ、広告主に対するサイトの価値の訴
求効果も高い。しかし、従来はそのような仕組みが提供
されていなかった。

【０００７】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、利用者の結婚記念日、親しい
友人の誕生日、また業務上関係が深い組織の創立記念日
等の特別の日付とその日付の種類（例：○○の誕生日、
××の結婚記念日、○×の創立記念日）等の登録を受け
付け、登録した利用者に、その日の到来予告と、特別の
日、又は贈り先にふさわしい商品の情報をインターネッ
トのような通信ネットワークを介して提供することによ
り、利用者にとって記憶しておきにくいが大切である特
別な日の到来予告を確実に利用者に通知するとともに、
特別な日、又は贈り先にふさわしい贈り物の商品情報を
提供し、自サイト又は自サイトが販売仲介する商品のEC
サイトの販売促進に貢献して情報提供サイトの付加価値
を高める情報提供システム、このシステムにおいて特別
の日の到来予告、商品情報等の情報を利用者に通知する
情報提供装置、及び利用者が登録した特別の日にふさわ
しい商品情報を通信ネットワークを介して利用者に提供
し、その中から利用者が選択した商品を情報提供サイト
が販売、又は他のECサイトの販売を仲介する電子商取引
システムの提供を目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】第１発明の情報提供シス
テムは、通信ネットワークを介してサーバ装置からクラ
イアント装置へ情報を提供するシステムにおいて、前記
クライアント装置は、予告通知されるべき日付及び／又
は予告通知の希望日、該日付の属性情報、及び該日付に
関連する対象を特定する情報を含む日付関連情報の登録
を前記サーバ装置に要求する手段と、該日付関連情報と
ともに、該日付の予告通知の通知先を特定する通知先特
定情報を前記サーバ装置へ送信する手段とを備え、前記
サーバ装置は、前記日付関連情報を前記通知先特定情報
に対応付けて登録する手段と、日付を取得する手段と、
商品情報に日付の属性情報を関連付けて蓄積する手段
と、取得した日付に前記予告通知の希望日が一致する
か、又は取得した日付から所定日数だけ将来の日付が前
記予告通知されるべき日付に一致する既登録の日付関連
情報及び該予告通知されるべき日付の到来の予告を、該
日付の属性情報に関連付けて蓄積されている商品情報と
ともに前記通知先特定情報により特定される通知先へ通
知する手段とを備えたことを特徴とする。

【０００９】第２発明の情報提供システムは、第１発明
の前記クライアント装置が、前記対象の属性情報を日付
関連情報とともに登録すべくなしてあり、また前記サー
バ装置は、前記商品情報に前記対象の属性情報を関連付
けて蓄積しておき、前記日付の属性情報及び／又は前記
対象の属性情報に関連付けて蓄積されている商品情報
を、前記通知先特定情報により特定される通知先へ通知
すべくなしたことを特徴とする。

【００１０】第３発明の情報提供装置は、通信ネットワ
ークを介して他の装置へ情報を提供する装置において、
他の装置からその登録を要求された、予告通知されるべ
き日付及び／又は予告通知の希望日、該日付の属性、及
び該日付に関連する対象を特定する情報を含む日付関連
情報を、該日付関連情報とともに前記他の装置から送信
されてきた、該日付の予告通知の通知先を特定する通知
先特定情報に対応付けて登録する手段と、日付を取得す
る手段と、商品情報に日付の属性情報を関連付けて蓄積
する手段と、取得した日付に前記予告通知の希望日が一
致するか、又は取得した日付から所定日数だけ将来の日
付が前記予告通知されるべき日付に一致する既登録の日
付関連情報及び該予告通知されるべき日付の到来の予告
を、該日付の属性情報に関連付けて蓄積されている商品
情報とともに前記通知先特定情報により特定される通知
先へ通知する手段とを備えたことを特徴とする。

【００１１】第４発明の電子商取引システムは、通信ネ
ットワークを介してその商品情報を提供した商品を販売
し、又は該商品の販売を仲介する電子商取引システムに
おいて、予告通知されるべき日付及び／又は予告通知の
希望日、該日付の属性情報、及び該日付に関連する対象
を特定する情報を含む日付関連情報の登録を前記サーバ
装置に要求する手段、並びに該日付関連情報とともに、
該日付の予告通知の通知先を特定する通知先特定情報を
前記サーバ装置へ送信する手段を備え、前記通信ネット
ワークへの接続が可能な第１の装置と、前記日付関連情
報を前記通知先特定情報に対応付けて登録する手段、日
付を取得する手段、商品情報に日付の属性情報を関連付
けて蓄積する手段、並びに取得した日付に前記予告通知
の希望日が一致するか、又は取得した日付から所定日数
だけ将来の日付が前記予告通知されるべき日付に一致す
る既登録の日付関連情報及び該予告通知されるべき日付
の到来の予告を、該日付の属性情報に関連付けて蓄積さ
れている商品情報とともに前記通知先特定情報により特
定される通知先へ通知する手段を備え、前記通信ネット
ワークへの接続が可能な第２の装置と、第２の装置から
通知された商品情報の中から商品を選択する手段、並び
にその数量を含む該商品の属性情報、該商品の配送先、
該配送先への到着希望日、配送手段及び／又は決済方法
を指定する手段を備え、前記通信ネットワークへの接続
が可能な第３の装置とを含み、前記第２の装置は、第３
の装置からの指定内容に従って商品を配送先へ配送する
ように指示を与える手段をさらに備えたことを特徴とす
る。

【００１２】第５発明の電子商取引システムは、第４発
明の前記第２の装置が、第３の装置からの商品の購入履
歴の情報を、前記日付関連情報の登録元を特定する情報
に対応付けて蓄積する手段と、前記日付関連情報を通知
先へ通知する際に、該通知先の登録元を特定する情報に
対応付けて蓄積されている該購入履歴の情報も通知する
手段とをさらに備えたことを特徴とする。

【００１３】本発明では、通信ネットワークを介してサ
ーバ装置から情報の提供を受けるクライアント装置か
ら、利用者が、予告通知されるべき日付（結婚記念日，
親しい人の誕生日等）、予告通知の希望日（必須要件で
はない）、この日付の種類（××の結婚記念日、○○の
誕生日等）を含む日付の属性情報、この日付に関連する
対象を特定する情報（結婚記念日を共に祝うパートナ
ー、誕生日を迎える本人の名前等）を含む日付関連情報
の登録をサーバ装置に要求するとともに、この日付関連
情報と、この日付の予告通知の通知先（メールアドレス
に限らず、利用者に通知が可能な携帯電話機、ファクシ
ミリ装置の電話番号等も可能）を特定する通知先特定情
報を暗号化通信によってサーバ装置へ送信する。

【００１４】サーバ装置は、クライアント装置から送信
されてきた日付関連情報を前述の通知先特定情報に対応
付けて登録しておき、また商品情報に日付の属性情報を
関連付けて蓄積しておく。サーバ装置は日付を取得し、
登録情報を参照して、取得した日付に予告通知の希望日
が一致するか、又は自装置において予め設定されてい
る、取得した日付から所定日数だけ将来の日付が予告通
知されるべき日付に一致する既登録の日付関連情報及び
予告通知されるべき日付の到来の予告を、この日付の属
性情報に関連付けて蓄積されている商品情報とともに既
登録の通知先特定情報により特定される通知先へ通知す
る。

【００１５】これにより、利用者にとって記憶しておき
にくいが大切である特別な日の到来予告を、確実に利用
者に通知するとともに、その特別な日にふさわしい贈り
物の商品情報を利用者に提供し、自身のサイト又はその
商品の販売仲介を請け負ったECサイトが提供する商品の
販売促進に貢献して自身のサイトの付加価値が高まる。
即ち、利用者の登録数が増えて登録料収入の増加が見込
めるとともに、ECサイトからの広告掲載希望が増えて、
広告収入の増加が見込める。

【００１６】また本発明では、前述の第２の装置である
情報提供装置から通知された商品情報の中から利用者
が、通信ネットワークへの接続が可能な前述の第３の装
置である端末装置（前述の第１の装置と同一の装置であ
ってもよい）において商品を選択し、その数量，色，サ
イズ等の商品の属性情報、商品の配送先、配送先への到
着希望日、配送手段、必要であれば決済方法を指定する
と、情報提供装置は、利用者の指定内容に従って商品を
配送先へ配送するように配送業者に指示を与えるか、又
はその商品の販売を仲介しているECサイトに配送内容の
指示を与える。

【００１７】これにより、情報提供サイトと商品販売サ
イトが同一サイトの場合は利用者の登録料収入が見込め
るとともに販売促進に貢献し、また情報提供サイトが商
品販売を仲介するサイトの場合は、利用者の登録料に加
えて、商品の販売手数料、広告収入等が見込める。

【００１８】また本発明では、商品情報に日付の属性情
報（誕生日、結婚記念日等）を関連付けて蓄積する以外
に、又はこれに加えて、商品情報に商品の贈り先である
対象の属性情報（年令、性別、趣味、趣向等）を関連付
けて蓄積しておき、利用者に商品情報を提供する際に、
日付の属性情報、対象の属性情報のいずれか一方、又は
両方にふさわしい商品情報に絞り込んで提供する。

【００１９】これにより、利用者は特別の日にふさわし
い商品、また贈り先にふさわしい商品を選択し易くな
る。また商品提供側は、より購買に結び付きやすい商品
情報を効果的に提供できる。

【００２０】また本発明では、前述の第２の装置である
情報提供装置が、その商品情報を提供した商品に限ら
ず、第３の装置からの利用者の商品の購入履歴の情報
を、日付関連情報の登録元を特定する情報、例えば利用
者のID等に対応付けて蓄積しておき、通知先へ日付関連
情報を通知する際に、この通知先の登録元を特定する情
報に対応付けて蓄積されている購入履歴の情報も通知す
る。

【００２１】これにより、利用者は過去と同じ商品を続
けて贈ろうとか、又は過去に贈った商品とは異なる商品
を贈ろうとか、商品の選択に基準を設けることができて
選択し易くなる。また商品提供側にとっては、上述のよ
うに利用者に付加価値の高いサービスを提供できるだけ
でなく、購入履歴から利用者の趣味、趣向等を解析し、
解析結果にふさわしい商品情報に絞り込んで利用者に提
供することでオーダ率のアップを狙うことも、また解析
結果を新商品開発の企画に利用したりすることもでき
る。

【００２２】

【発明の実施の形態】図１は本発明の情報提供システム
のブロック図である。クライアント装置10は、前述の通
信ネットワークシステムとしてのインターネット20に接
続が可能である。利用者はクライアント装置10から、結
婚記念日、親しい間柄の個人の誕生日等の記念日の到来
予告と、この特別の日に贈るプレゼント好適商品の情報
提供サービスを受けるために、インターネット20上のサ
ーバ装置30（本発明の情報提供装置）に記念日関連情報
を登録する。

【００２３】誕生日、結婚記念日等にふさわしいプレゼ
ント用品をネットワーク販売するECサイト40a ，40b
は、例えばXML で記述した商品情報をサーバ装置30に登
録しておき、利用者が登録した記念日関連情報に好適な
商品情報の提供をサーバ装置30に依頼する。サーバ装置
30は、日付を監視しながら、利用者がクライアント装置
10から登録した記念日関連情報に基づき、各利用者の記
念日の到来予告と、その記念日の種類（結婚記念日、誕
生日等）にふさわしい商品、又はプレゼントの贈り先の
年令、性別、趣味等にふさわしい商品の情報とを、利用
者が登録した通知先、例えばクライアント装置10、携帯
電話機50、他のコンピュータ（図示せず）等に通知す
る。

【００２４】サーバ装置30の利用者情報ファイル301 に
は、利用者のアカウント情報（ID、パスワード、登録料
金の支払い方法等）が登録されている。記念日情報ファ
イル302 には、利用者がクライアント装置10から登録し
た個人的に特別な日（結婚記念日、親しい人の誕生日
等）の日付、日付の属性情報（××の結婚記念日、○○
の誕生日等）、通知先（クライアント装置10や他のコン
ピュータ、携帯型通信端末装置等から利用者が閲覧を行
えるメールアドレス、携帯電話機50、ファクシミリ装置
の電話番号等）、贈り先の属性情報（性別／年令／趣味
／趣向等）等が登録されている。このとき、記念日の到
来予告と商品情報との通知希望日を利用者が登録しても
よい。また通知日は、サーバ装置30が、記念日の所定日
数前に通知するように設定してもよい。

【００２５】商品情報ファイル303 には、ECサイト40a,
40bによって登録された商品の商品情報（商品名、色、
サイズ、価格、特長等）は、その商品がプレゼントとし
てふさわしい日付の属性情報（誕生日、結婚記念日等）
に関連付けて登録されている。また商品情報は、その商
品がふさわしい贈り先の属性情報（年令、性別、趣味、
趣向等）に関連付けて登録されている。さらに、商品情
報ファイル303 には、商品ランキング、売れ筋商品の紹
介等が付加情報として登録されている。なお、日付の属
性情報、贈り先の属性情報と商品情報との対応付けはEC
サイト40a, 40b側で行っても、またサーバ装置30側で行
ってもよい。

【００２６】次に、本発明の情報提供システムの情報提
供手順を図２のフローチャートに基づいて説明する。な
おフローチャート中の丸付き数字は図１のブロック図中
のものに対応している。利用者は、記念日の到来予告と
プレゼント好適品の商品情報との通知サービスを受ける
べくサーバ装置30に予め登録を行い、サーバ装置30にロ
グインするためのパスワードの登録と、サーバ装置30か
らのIDの配付を受け、これらのアカウント情報はサーバ
装置30の利用者情報ファイル301 に登録される。

【００２７】次に、利用者は上述のID、パスワードでク
ライアント装置10からサーバ装置30にログインして、記
念日関連情報を登録する（ステップS1）。このとき、記
念日関連情報に加えて、登録する日付に関連する対象、
即ちプレゼントの贈り先の属性情報（年令、性別、趣
味、趣向等）を登録してもよい。

【００２８】サーバ装置30は利用者からの登録内容を記
念日情報ファイル302 に蓄積する（ステップS2）。一
方、サーバ装置30はECサイト40a, 40bから登録された商
品情報を、日付の属性情報（誕生日、結婚記念日等）に
関連付けて、またプレゼントの送り先である対象の属性
情報（年令、性別、趣味、趣向等）に関連付けて商品情
報ファイル303 に蓄積する（ステップS3) 。

【００２９】サーバ装置30は、自身のカレンダー機能等
を利用して日付を監視し（ステップS4）、利用者が登録
した通知希望日、又はサーバ装置30側で設定した記念日
の所定日数前の通知日になると、記念日の日付到来予告
及びこの日付の属性情報に関連付けて登録されている商
品情報、及び贈り先である対象の属性情報に関連付けて
登録されている商品情報のいずれか又は両方を、商品ラ
ンキング、売れ筋商品等の付加情報とともに、利用者が
予め登録している通知先へ暗号化通信で通知する（ステ
ップS5) 。

【００３０】登録されている通知先がクライアント装置
10の場合、記念日の到来予告と商品情報との通知を受け
たクライアント装置10では、利用者が、通知された商品
情報を参照してプレゼントを選択する（ステップS6) 。

【００３１】このとき、通知された商品情報から利用者
が選択した商品をオンライン購入する仕組みを設けるこ
ともできる。例えば、情報提供装置としてのサーバ装置
30が、商品を販売するECサイトを運営している場合、商
品のオーダ率上昇につながる。またサーバ装置30が情報
提供だけを行う場合、自身のホームページからECサイト
40a, 40bへのアクセスの入り口を利用者に提供すること
で、ECサイト40a, 40bから、広告料、商品販売の仲介手
数料等を得ることができる。

【００３２】図３は本発明の電子商取引システムのブロ
ック図である。図１と同一、又は相当部分には同一符号
を付してその説明を省略する。本例は、前述の情報提供
システムを利用して、商品情報を紹介した商品を利用者
にオンライン販売するものである。この場合、サーバ装
置30が情報提供及びECサイトの運営の両方を行っている
ケースと、ポータルサイトとして他のECサイト40a, 40b
が取り扱う商品の情報を利用者に提供するとともに、こ
れらのECサイト40a, 40bへのアクセスの入り口を提供す
るケースとが考えられる。

【００３３】サーバ装置30の受注情報ファイル304 に
は、受注年月日、受注商品名、受注個数、受注金額等と
ともに、利用者別及び日付属性別、又は利用者別及び対
象属性別の購入履歴情報が蓄積されている。さらにサー
バ装置30がポータルサイトの場合、受注情報ファイル30
4 には、ECサイト40a, 40bから得た仲介手数料も蓄積さ
れている。物流情報ファイル305 には、配送会社名、配
送手段、配送金額、決済方法、配送時間帯等の物流シス
テムに関する情報が蓄積されている。

【００３４】サーバ装置30は、受注情報ファイル304 に
蓄積した購入履歴情報を記念日関連情報とともに利用者
に送信して利用者の商品選択の便宜を図ることができ
る。また購入履歴情報から利用者の趣味、趣向を解析
し、解析結果に適合する商品情報に絞り込んで利用者に
提供してオーダ率アップを狙うこともできる。さらに分
析結果は新商品開発の企画に利用することもできる。

【００３５】次に、本発明の電子商取引システムの商取
引手順を図４のフローチャートに基づいて説明する。な
おフローチャート中の丸付き数字は図３のブロック図中
のものに対応している。ステップS1〜S6は、前述の情報
提供手順と同様であるので説明を省略する。このとき、
前述のように、記念日の到来予告及び商品情報とともに
購入履歴情報を利用者に通知してもよい。

【００３６】通知された商品情報を参照して（また売れ
筋商品、商品ランキング、購入履歴情報等が通知された
場合はこれらも参照して）利用者が選択した商品を、ク
ライアント装置10から、商品販売のECサイトを運営して
いるサーバ装置30に発注するとともに、配送会社、配送
手段、贈り先への到着希望日、到着希望時間帯等を指定
すると（ステップS7）、サーバ装置30ではこの発注を受
注するとともに（ステップS8）、指定された物流システ
ムへ配送を指示する（ステップS9）（配送指示(a) ）。

【００３７】このとき、サーバ装置30がポータルサイト
の場合は、利用者の発注内容及び配送指示内容の情報
は、サーバ装置30を介して該当するECサイト40a, 40bへ
伝送される（配送指示(b) ）。

【００３８】なお、記念日関連情報の登録は記念日毎に
毎回行わなくても、毎月○日に、季節毎に、毎年○月○
日にといったように、定期的に通知を要求する登録とす
ることも可能である。

【００３９】また電子商取引の決済は、商品販売を仲介
するサーバ装置30が行っても、ECサイト40a, 40b自身が
行っても、さらに決済専門サイトに委託してもよい。

【００４０】また以上の説明では利用者とプレゼントの
贈り先である対象とが個人対個人の場合について説明し
たが、個人対グループ（会社組織、ご近所等）、グルー
プ対グループ、グループ対個人であってもよい。

【００４１】また記念日は誕生日、結婚記念日等の慶事
に限らず、弔事、または旅行から帰る日等でもよい。

【００４２】さらに、利用者に提供する記念日到来予告
及び商品情報等はテキスト情報に限らず、静止画、動画
等の画像情報であっても、音声情報であっても、これら
の組み合わせであってもよい。

【００４３】

【発明の効果】以上のように、本発明では、利用者の結
婚記念日、親しい友人の誕生日、また業務上関係が深い
組織の創立記念日等の特別の日付とその日付の種類等の
登録を受け付け、登録した利用者に、その日の到来予告
と、特別の日、又は贈り先にふさわしい商品の情報をイ
ンターネットのような通信ネットワークを介して提供す
るので、利用者にとって記憶しておきにくいが大切であ
る特別な日の到来予告を確実に利用者に通知するととも
に、特別な日、又は贈り先にふさわしい贈り物の商品情
報を提供し、自サイト又は自サイトが販売仲介する商品
のECサイトの販売促進に貢献して情報提供サイトの付加
価値を高めるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の情報提供システムのブロック図であ
る。

【図２】本発明の情報提供システムの情報提供手順のフ
ローチャートである。

【図３】本発明の電子商取引システムのブロック図であ
る。

【図４】本発明の電子商取引システムの商取引手順のフ
ローチャートである。

【符号の説明】

10 クライアント装置 20 インターネット（通信ネットワーク） 30 サーバ装置 301 利用者情報ファイル 302 記念日情報ファイル 303 商品情報ファイル 304 受注情報ファイル 305 物流情報ファイル 40a, 40b ECサイト 50 携帯電話機

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信ネットワークを介してサーバ装置か
   らクライアント装置へ情報を提供するシステムにおい
   て、 前記クライアント装置は、 予告通知されるべき日付及び／又は予告通知の希望日、
   該日付の属性情報、及び該日付に関連する対象を特定す
   る情報を含む日付関連情報の登録を前記サーバ装置に要
   求する手段と、 該日付関連情報とともに、該日付の予告通知の通知先を
   特定する通知先特定情報を前記サーバ装置へ送信する手
   段とを備え、 前記サーバ装置は、 前記日付関連情報を前記通知先特定情報に対応付けて登
   録する手段と、 日付を取得する手段と、 商品情報に日付の属性情報を関連付けて蓄積する手段
   と、 取得した日付に前記予告通知の希望日が一致するか、又
   は取得した日付から所定日数だけ将来の日付が前記予告
   通知されるべき日付に一致する既登録の日付関連情報及
   び該予告通知されるべき日付の到来の予告を、該日付の
   属性情報に関連付けて蓄積されている商品情報とともに
   前記通知先特定情報により特定される通知先へ通知する
   手段とを備えたことを特徴とする情報提供システム。
2. 【請求項２】 前記クライアント装置は、前記対象の属
   性情報を日付関連情報とともに登録すべくなしてあり、
   また前記サーバ装置は、前記商品情報に前記対象の属性
   情報を関連付けて蓄積しておき、前記日付の属性情報及
   び／又は前記対象の属性情報に関連付けて蓄積されてい
   る商品情報を、前記通知先特定情報により特定される通
   知先へ通知すべくなしたことを特徴とする請求項１記載
   の情報提供システム。
3. 【請求項３】 通信ネットワークを介して他の装置へ情
   報を提供する装置において、 他の装置からその登録を要求された、予告通知されるべ
   き日付及び／又は予告通知の希望日、該日付の属性、及
   び該日付に関連する対象を特定する情報を含む日付関連
   情報を、該日付関連情報とともに前記他の装置から送信
   されてきた、該日付の予告通知の通知先を特定する通知
   先特定情報に対応付けて登録する手段と、 日付を取得する手段と、 商品情報に日付の属性情報を関連付けて蓄積する手段
   と、 取得した日付に前記予告通知の希望日が一致するか、又
   は取得した日付から所定日数だけ将来の日付が前記予告
   通知されるべき日付に一致する既登録の日付関連情報及
   び該予告通知されるべき日付の到来の予告を、該日付の
   属性情報に関連付けて蓄積されている商品情報とともに
   前記通知先特定情報により特定される通知先へ通知する
   手段とを備えたことを特徴とする情報提供装置。
4. 【請求項４】 通信ネットワークを介してその商品情報
   を提供した商品を販売し、又は該商品の販売を仲介する
   電子商取引システムにおいて、 予告通知されるべき日付及び／又は予告通知の希望日、
   該日付の属性情報、及び該日付に関連する対象を特定す
   る情報を含む日付関連情報の登録を前記サーバ装置に要
   求する手段、並びに該日付関連情報とともに、該日付の
   予告通知の通知先を特定する通知先特定情報を前記サー
   バ装置へ送信する手段を備え、前記通信ネットワークへ
   の接続が可能な第１の装置と、 前記日付関連情報を前記通知先特定情報に対応付けて登
   録する手段、 日付を取得する手段、 商品情報に日付の属性情報を関連付けて蓄積する手段、
   並びに 取得した日付に前記予告通知の希望日が一致するか、又
   は取得した日付から所定日数だけ将来の日付が前記予告
   通知されるべき日付に一致する既登録の日付関連情報及
   び該予告通知されるべき日付の到来の予告を、該日付の
   属性情報に関連付けて蓄積されている商品情報とともに
   前記通知先特定情報により特定される通知先へ通知する
   手段を備え、前記通信ネットワークへの接続が可能な第
   ２の装置と、 第２の装置から通知された商品情報の中から商品を選択
   する手段、並びに その数量を含む該商品の属性情報、
   該商品の配送先、該配送先への到着希望日、配送手段及
   び／又は決済方法を指定する手段を備え、前記通信ネッ
   トワークへの接続が可能な第３の装置とを含み、 前記第２の装置は、第３の装置からの指定内容に従って
   商品を配送先へ配送するように指示を与える手段をさら
   に備えたことを特徴とする電子商取引システム。
5. 【請求項５】 前記第２の装置は、第３の装置からの商
   品の購入履歴の情報を、前記日付関連情報の登録元を特
   定する情報に対応付けて蓄積する手段と、前記日付関連
   情報を通知先へ通知する際に、該通知先の登録元を特定
   する情報に対応付けて蓄積されている該購入履歴の情報
   も通知する手段とをさらに備えたことを特徴とする請求
   項４記載の電子商取引システム。