JP4711277B2 - 棒状の充填部材の繰り出し容器 - Google Patents

棒状の充填部材の繰り出し容器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、口紅やリップクリーム、スティックのり等の棒状の充填部材を使用状況に応じて容器から適量露出させることができる繰り出し容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
繰り出し容器は、先端部に開口を有する中空のケース本体と、このケース本体の内部にて棒状の充填部材を保持し該ケース本体の軸線に沿って移動可能なスライダとを有し、このスライダを移動させることによって、ケース本体の開口から充填部材を突出または収納するものであり、一般的には、口紅等のように、ケース本体の周りを回転自在に取り付けられその回転方向に応じてスライダをケース本体の軸線に沿って進退移動させるベース部材を付加し、このベース部材の回転に応じたスライダの移動によって充填部材を突出または収納する。
【0003】
一方、こうした繰り出し容器には、予め形状をなした棒状の部材をケース本体内に装填する差し紅タイプと、比較的温度の高い流動体をケースの上部もしくは下部より本体に流し込み、それを冷却、凝固させることによって所望の形状に成形、充填する充填タイプとがあり、このうち、高温の流動体をケース本体に充填して凝固させる充填タイプは、大量生産を安価に実現できるという利点があるため、近年、多くの現場で用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした充填タイプにあっては、流動体が凝固する際にその冷却過程で収縮を伴うことがある。このため、流動体がスライダおよびケース本体と一体になって凝固してしまう場合、凝固した充填部材がケース本体の軸線に沿って収縮したり、充填部材が収縮してケース本体の軸線周りにねじれてしまうと、充填部材にひびが入ったり、折れてしまうという不都合があった。
【0005】
本発明は、上述したような事実に鑑みてなされたものであって、流動体をケース本体に流し込み、それを冷却、凝固させることによって所望の形状に成形、充填する充填タイプの繰り出し容器において生じる充填部材の収縮に伴うひびや折れを解消することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、第1発明に係る、棒状の充填部材の繰り出し容器は、先端部に開口を有する中空のケース本体と、このケース本体の内部にて凝固する棒状の充填部材を保持し該ケース本体の軸線に沿って移動可能なスライダとを有し、該スライダの移動によってケース本体の開口から充填部材を突出または収納可能な繰り出し容器であって、スライダは、充填部材を保持する収納部分と、この収納部分の底部から一体に延在する後端部とを有してこの後端部の外側面全周にわたって環状凸部が形成された第1部材と、中空円筒形の先端部の全周にわたって内側面から前記環状凸部と内部嵌合する環状凸部が張り出した第2部材とからなり、これら環状凸部で第1部材および第2部材をケース本体の軸線に沿って相対移動可能に連結すると共に、この連結部分にて、前記第1部材および前記第2部材を相対回転可能にしたものであることを特徴とするものである。
【0007】
第2発明に係る、棒状の充填部材の繰り出し容器は、先端部に開口を有する中空のケース本体と、このケース本体の内部にて凝固する棒状の充填部材を保持し該ケース本体の軸線に沿って移動可能なスライダとを有し、該スライダの移動によってケース本体の開口から充填部材を突出または収納可能な繰り出し容器であって、スライダは、充填部材を保持する収納部分と、この収納部分の底部から一体に延在する後端部とを有してこの後端部の外側面に沿って複数の凸部が形成された第1部材と、中空円筒形の先端部の全周にわたって内側面から前記凸部と内部嵌合する環状凸部が張り出した第2部材とからなり、これら凸部及び環状凸部で第1部材および第2部材をケース本体の軸線に沿って相対移動可能に連結すると共に、この連結部分にて、第1部材および第2部材を相対回転可能にしたものであることを特徴とするものである。
【0008】
第3発明に係る、棒状の充填部材の繰り出し容器は、上記第2発明において、第1部材と第2部材との連結部分に、第1部材および第2部材の相対回転を所定の範囲に規制する規制手段を備えたものであることが好ましい。前記規制手段は、前記第2部材に、前記第1部材の凸部と対応する位置に該凸部を挟み込むように周方向に所定の距離だけ離れた一対の規制用リブを形成し、当該規制用リブと前記第1部材の凸部からなるものとすることができる。また、前記第2部材は、前記ケース本体に形成した切欠を通して螺旋筒に係合するガイド突起を有し、前記螺旋筒を固定するベース部材の回転方向に応じて、前記第1部材と共に前記スライダとして前記ケース本体の軸線に沿って進退させるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
【0010】
図1および図2はそれぞれ、本発明の第1実施形態である口紅ケースの収納状態および使用状態を棒状の充填部材である口紅を装填してない状態で示した断面図である。但し、図1において、(a)は口紅ケースの縦断面図、(b)は図1(a)のA−A断面図、(c)は口紅ケースのキャップを外した状態を上面から見た平面図であり、特に図1(a)は、軸線Oから右側の断面が図1(b)のB−B断面の長手側を示し、軸線Oから左側の断面が図1(b)のB−B断面の短手側を示す。図3は、口紅を保持したスライダをケース本体に収納した状態で示した斜視図である。
【0011】
口紅ケース100は、比較的温度の高い液体状の口紅をケース本体に流し込み、それを冷却、凝固させることによって所望の形状に成形、充填する充填タイプであって、ケース本体110と、このケース本体110の内部にて口紅Lsを保持し該ケース本体の軸線(以下、ケース軸線という)Oに沿って口紅Lsと一体的に移動可能なスライダ120とを有し、ケース本体110に取り付けたベース部材130の回転方向に応じてスライダ120をケース軸線Oに沿って進退移動させるものである。
【0012】
この口紅ケース100を詳細に見ていくと、まずケース本体110は、その先端部および後端部にそれぞれ開口110a,110bを有する中空の円筒部材であって、その側面には、ケース軸線Oに沿って後端部開口110bにまで達する切欠111がケース軸線Oに対して対称な2ヶ所の位置に形成されている。
【0013】
次にスライダ120は、先端部に口紅Lsを保持する第1部材121と、ケース軸線Oに沿って移動する第2部材122とからなり、第1部材121の後端部および第2部材122の先端部を後述する連結部123にて、ケース軸線Oに沿って移動可能に連結すると共に、第1部材121および第2部材122をケース軸線O1周りでの相対回転θを可能にしたものである。
【0014】
ここで、図4を参照して第1部材121および第2部材122を詳述する。なお、図4(a)は、第1部材121を先端部方向から示す平面図、図4(b)は、第1部材121を側面から示す一部断面図であり、さらに図4(c)は、第2部材122を先端部方向から示す平面図、図4(d)は、第2部材122を側面から示す一部断面図である。
【0015】
第1部材121は、図4(a),(b)に示す如く、その先端部に口紅Lsを保持するための収納部分121aを有し、この収納部分121aの底部から一体に延在させた後端部121bの所定位置(例えば、収納部分121aの底部から距離Cだけ離れた位置)に、この後端部121bの外側面全周にわたって環状凸部123Aを形成したものである。
【0016】
また第2部材122は、図4(c),(d)に示す如く、中空円筒形の部材であって、その先端部の全周にわたって内側面から第1部材の環状凸部123Aと内部嵌合する環状凸部123Bが張り出している一方、その外側面には、ケース本体110に設けた切欠111をガイドとする突起122pが一体に形成されている。
【0017】
このため、第1部材121および第2部材122は、第1部材121の収納部分121aから距離Cだけ離れた位置に環状凸部123Aを有することによって、ケース軸線Oに沿って距離Cだけ移動可能に連結され、しかも、第2部材122には内側面から張り出した環状凸部123Bが第2部材122の内面全周にわたって形成されているため、ケース軸線Oの周りでの相対回転θが可能になる。
【0018】
ベース部材130は、図1および図2の破線に示す如く、その内部に螺旋溝131を設けた螺旋筒132が固定状態にセットされており、この螺旋溝131に、ケース本体110の切欠111から突出した第2部材122のガイド突起122pが係合する。これにより、ベース部材130は、ケース本体の周りで回転自在に取り付けられ、ベース部材130の回転方向に応じて第1部材121および第2部材122を一体のスライダ120としてケース軸線Oに沿って進退させることができる。このとき、ベース部材130の先端部開口には、鍔付きのシールリング150を介して金具160が取り付けられており、ケース本体110をベース部材130に対して固定する。
【0019】
なお、図1の符号140は、その内部に複数の固定用リブ141を有するキャップであり、このキャップ140に設けた固定用リブ141がケース本体110の外周面に嵌合する。これにより、キャップ140をケース本体110に対して着脱自在に取り付けることができる。
【0020】
次に、図3,5,6を参照して口紅ケース100の作用を説明する。なお、図5は、図1の領域Xを示す拡大断面図であり、図6は、口紅Lsがケース軸線O1に沿って収縮したときの図1の領域Xを示す拡大断面図である。
【0021】
まず図5,6を参照すると、比較的温度の高い液体状の口紅をケース本体110の開口110aより流し込み、それを冷却、凝固させることによって棒状の口紅Lsを成形、充填する場合、第1部材121およびケース本体110と一体になって口紅Lsが凝固して、口紅Lsがケース軸線Oに沿って収縮代COだけ収縮しても、スライダ120では、図6に示す如く、ベース部材130の回転方向に応じてケース軸線O方向に移動する第2部材122の位置はベース部材130に対してそのままで、口紅Lsを保持する第1部材121だけがケース軸線Oに沿って収縮代COだけ移動する。
【0022】
つまり、スライダ120では、スライダ120およびケース本体110と一体になって凝固した口紅Lsがケース軸線Oに沿って収縮しても、ケース軸線O方向に移動する部材は、口紅Lsを保持する第1部材121だけで済む。
【0023】
また図3を参照すると、口紅Lsがケース軸線Oに沿って収縮代COだけ収縮する際に、口紅Lsがケース軸線O周りに収縮代θOだけねじれても、スライダ120では、ベース部材130の回転方向に応じてケース軸線O方向に移動する第2部材122はケース軸線O周りにねじれることなく、口紅Lsを保持する第1部材121だけがケース軸線O周りに収縮代θOだけねじれることになる。
【0024】
つまり、スライダ120では、第1部材121およびケース本体110と一体になって凝固した口紅Lsがケース軸線O周りにねじれても、ケース軸線O周りにねじれる部材は、口紅Lsを保持する第1部材121だけで済む。
【0025】
従って本実施形態の口紅ケース100によれば、第1部材121および第2部材122を連結部分123によって、ケース軸線Oに沿って移動可能に連結すると共に、第1部材121および第2部材122を相対回転可能にしたから、凝固した口紅Lsがケース軸線O周りにねじれつつケース軸線Oに沿って収縮しても、口紅Lsにひびが入ったり、折れてしまうことがないため、口紅Lsの収縮に伴う不良率の発生を抑制することができる。
【0026】
ところで、スライダ120を構成する第1部材と第2部材との連結には、様々な形態のものを採用することが可能であり、図7にその実施形態を例示する。なお、図7(a)は、第1部材の第2実施形態を側面から示す一部断面図、図7(b)は、第2部材の第2実施形態を側面から示す一部断面図であり、さらに図7(c)は、図7(a),(b)の第1部材および第2部材を連結した状態を示す断面図であり、ケース本体、ベース部材、キャップなどのスライダ以外の構成は第1実施形態の口紅ケースと同様のものを用いるとする。
【0027】
図7(a)に示す第1部材125は、その先端部に口紅Lsを保持するための収納部分125aを有し、この収納部分125aの底部から一体に延在させた後端部125bの所定位置(例えば、収納部分125aの底部から距離Cだけ離れた位置)に、この後端部125bの外側面に沿って複数の凸部127Aを形成したものである。
【0028】
図7(b)に示す第2部材126は、中空円筒形の部材であって、その先端部の全周にわたって内側面から第1部材の凸部127Aと内部嵌合する環状凸部127Bが張り出し、この環状凸部127B付近には、第1部材の凸部127Aと対応する位置に所定の距離Δθ(≧θO)だけ離れた一対の規制用リブ128a,128bが形成されている。なお、第2部材126の外側面には、第1実施形態と同様、ケース本体110に設けた切欠111をガイドとする突起126pが一体に形成されている。
【0029】
第1部材125および第2部材126を連結させた場合、連結部分127が第1部材125の収納部分125aから距離Cだけ離れた位置に凸部127Aを有することによって、第1実施形態の図6と同様、第1部材125および第2部材126をケース軸線Oに沿って収縮代COだけ移動させることができ、しかも、第1部材125および第2部材126を連結させたとき、図7(c)に示す如く、2つの規制用リブ128a,128b間に第1部材の凸部127Aが位置するため、第1部材125および第2部材126間での相対回転を所定範囲Δθに規制することができる。つまり、第1部材125および第2部材126の相対回転を所定の範囲に規制する規制手段は、第1部材125の凸部127Aと、第2部材126の規制用リブ128a,128bからなる。
【0030】
従って第2実施形態によれば、第1部材125と第2部材126との連結部分127に、第1部材125および第2部材126の相対回転を所定の範囲Δθに規制するための規制手段(凸部127A、規制用リブ128a,128b)を備えたことにより、ケース本体110の開口110aから突出した口紅Lsの空転を抑制できるから、第1実施形態の効果に加えて、口紅Lsを快適に使用できるという効果が得られる。なお、第1部材125は、図4(c),(d)に示す第2部材122と連結させてもよい。
【0031】
上述したところは、本発明の好適な実施形態を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、本発明に係る繰り出し容器は、樹脂を適用することができるが金属、あるいはその組合せにて構成されるものであってもよく、材質についてはとくに限定はされない。また、充填部材は、口紅に限らず、リップクリーム、スティックのり等であってもよい。
【0032】
さらに本実施形態においては、上部充填タイプを例示して説明したが、充填方式もこれに限ることなく、例えば、図示しないが、第1部材121(125)およびベース部材130の底面に開口を設け、この開口から充填を行う底部充填タイプとすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】
第1発明は、スライダが充填部材を保持する第1部材とケース本体の軸線に沿って移動する第2部材とからなり、第1部材および第2部材をケース本体の軸線に沿って移動可能に連結したから、スライダおよびケース本体と一体になって凝固した充填部材がケース本体の軸線に沿って収縮しても、ケース本体の軸線方向に移動する部材は、充填部材を保持する第1部材だけで済む。
【0034】
従って第1発明よれば、凝固した充填部材がケース本体の軸線に沿って収縮しても、充填部材にひびが入ったり、折れてしまうことがないため、充填部材の収縮に伴う不良率の発生を抑制することができる。
【0035】
第2発明は、スライダは、充填部材を保持する第1部材と、ケース本体の軸線に沿って移動する第2部材とからなり、第1部材および第2部材をケース本体の軸線に沿って移動可能に連結すると共に、この連結部分にて、第1部材および第2部材を相対回転可能にしたから、スライダおよびケース本体と一体になって凝固した充填部材がケース本体の軸線周りにねじれつつケース本体の軸線に沿って収縮しても、ケース本体の軸線周りにねじれつつケース本体の軸線方向に移動する部材は、充填部材を保持する第1部材だけで済む。
【0036】
従って第2発明よれば、凝固した充填部材がケース本体の軸線周りにねじれつつケース本体の軸線に沿って収縮しても、充填部材にひびが入ったり、折れてしまうことがないため、充填部材の収縮に伴う不良率の発生を抑制することができる。
【0037】
第3発明は、上記第2発明において、第1部材と第2部材との連結部分に、第1部材および第2部材の相対回転を所定の範囲に規制する規制手段を備えることにより、ケース本体の開口から突出した充填部材の空転を抑制できるから、上記第2発明の効果に加えて、充填部分を快適に使用できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明の第1実施形態である口紅ケースの収納状態を示す縦断面図、(b)は(a)のA−A断面図であり、さらに、(c)は口紅ケースのキャップを外した状態を上面から見た平面図である。
【図2】 同形態における口紅ケースの使用時を示す縦断面図である。
【図3】 棒状の充填部材である口紅を保持したスライダをケース本体に収納した状態で示した斜視図である。
【図4】 (a)は、第1部材を先端部方向から示す平面図、(b)は、第1部材を側面から示す一部断面図であり、さらに、(c)は、第2部材を先端部方向から示す平面図、図5(d)は、第2部材を側面から示す一部断面図である。
【図5】 図1の領域Xを示す拡大断面図である。
【図6】 口紅Lsがケース軸線O1に沿って収縮したときの図1の領域Xを示す拡大断面図である。
【図7】 (a)は、第1部材の第2実施形態を側面から示す一部断面図、(b)は、第2部材の第2実施形態を側面から示す一部断面図であり、さらに、(c)は、(a),(b)の第1部材および第2部材を連結した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
100 口紅ケース
110 ケース本体
110a ケース先端部開口
110b ケース後端部開口
111 切欠
120 スライダ
121 第1部材
121a 収納部分
121b 後端部
122 第2部材
122p ガイド突起
123 連結部分
123A 環状凸部
123B 環状凸部
125 第1部材
125a 収納部分
125b 後端部
126 第2部材
126p ガイド突起
126 連結部分
127A 凸部
127B 環状凸部
128a 規制用リブ
128b 規制用リブ
130 ベース部材
131 螺旋溝
132 螺旋筒
140 キャップ
141 固定用リブ
150 シールリング
160 金具
ケース軸線
Ls 口紅

Claims (5)

  1. 先端部に開口を有する中空のケース本体と、このケース本体の内部にて凝固する棒状の充填部材を保持し該ケース本体の軸線に沿って移動可能なスライダとを有し、該スライダの移動によって前記ケース本体の開口から前記充填部材を突出または収納可能な繰り出し容器であって、
    前記スライダは、前記充填部材を保持する収納部分と、この収納部分の底部から一体に延在する後端部とを有してこの後端部の外側面全周にわたって環状凸部が形成された第1部材と、中空円筒形の先端部の全周にわたって内側面から前記環状凸部と内部嵌合する環状凸部が張り出した第2部材とからなり、これら環状凸部で前記第1部材および前記第2部材を前記ケース本体の軸線に沿って相対移動可能に連結すると共に、この連結部分にて、前記第1部材および前記第2部材を相対回転可能にしたものであることを特徴とする棒状の充填部材の繰り出し容器。
  2. 先端部に開口を有する中空のケース本体と、このケース本体の内部にて凝固する棒状の充填部材を保持し該ケース本体の軸線に沿って移動可能なスライダとを有し、該スライダの移動によって前記ケース本体の開口から前記充填部材を突出または収納可能な繰り出し容器であって、
    前記スライダは、前記充填部材を保持する収納部分と、この収納部分の底部から一体に延在する後端部とを有してこの後端部の外側面に沿って複数の凸部が形成された第1部材と、中空円筒形の先端部の全周にわたって内側面から前記凸部と内部嵌合する環状凸部が張り出した第2部材とからなり、これら凸部及び環状凸部で前記第1部材および前記第2部材を前記ケース本体の軸線に沿って相対移動可能に連結すると共に、この連結部分にて、前記第1部材および前記第2部材を相対回転可能にしたものであることを特徴とする棒状の充填部材の繰り出し容器。
  3. 前記第1部材と前記第2部材との連結部分に、前記第1部材および前記第2部材の相対回転を所定の範囲に規制する規制手段を備えた請求項2に記載の棒状の充填部材の繰り出し容器。
  4. 前記規制手段は、前記第2部材に、前記第1部材の凸部と対応する位置に該凸部を挟み込むように周方向に所定の距離だけ離れた一対の規制用リブを形成し、当該規制用リブと前記第1部材の凸部からなるものであることを特徴とする請求項3に記載の棒状の充填部材の繰り出し容器。
  5. 前記第2部材は、前記ケース本体に形成した切欠を通して螺旋筒に係合するガイド突起を有し、前記螺旋筒を固定するベース部材の回転方向に応じて、前記第1部材と共に前記スライダとして前記ケース本体の軸線に沿って進退させるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の棒状の充填部材の繰り出し容器。
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