JP4711122B2 - 吸水材 - Google Patents

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Description

本発明は、有用なる吸水材に関する。更に詳しくは、セメント水、塩化カルシウム水等を高濃度に含有する水の吸水性が大きく、吸水時の形態保持性、強度に優れる吸水材に関する。本発明の吸水材は、特に高濃度の含塩水の吸水性を発揮するので、土木建築用、農園芸用等の吸水材として幅広く利用可能である。
近年、吸水材は、生理用品や紙おむつ等の衛生材料分野のみならず、止水材、結露防止材、更に鮮度保持材、溶剤脱水剤等の産業用途、緑化用途、農園芸用途等にも実用化されつつある。さらにゴムに吸水材を配合し水膨潤性ゴムを調製し、これを止水材として使用する技術が数多く提案されている。また、吸水材をセメントに配合する技術も提案されつつある。これらの用途に対して、従来の吸水材では、カルシウムやマグネシウム等の多価金属イオンが多く存在する含塩水溶液に対する吸水性能が、イオン濃度の増大に伴って低下するために、多価金属イオン塩の高い条件下では殆ど吸水しないという大きな問題があった。
このような問題を解消するために、スルホアルキル(メタ)アクリレート及びアクリルアミド等からなる吸水材が提案され(特許文献1および2)、それをゴム等に用いた耐塩性膨潤剤(特許文献3および4)、セメントに用いたセメント複合体(特許文献5)並びに育苗法(特許文献6)などが提案されている。
しかし、近年、水膨潤性ゴムにおいては、その用途が都市部海底トンネルや地下鉄工事におけるコンクリートセグメント材として使用される場合に多価金属イオンを含有する水、中でもセメント水に対するよりいっそう高い吸水性と経時安定性が求められるなど、ゴムやセメントと配合した際の高い吸水性、経時安定性、ゲルの強度に対する要求が高まっている。
このような要求に対し、これまでに提案されたスルホアルキル(メタ)アクリレート、アクリルアミド等からなる吸水材及びそれを用いた耐塩性膨潤剤の場合、その効果は充分ではなかった。また、セメント水に対する吸水率も悪いという欠点があった。このため、セメント水に対する高い吸水性を要求される地下鉄工事におけるコンクリートセグメント材として十分な性能が得られない場合が見られた。
特開昭61−36309号公報 特開昭62−144748号公報 特開昭61−31450号公報 特開平 6−1886号公報 特開昭62−291840号公報 特開昭64−51025号公報
本発明の目的は、セメント水、塩化カルシウム水に対する高い吸水性、並びに吸水ゲルのゲル形態保持性とゲル強度とを有し、ゴムやプラスチック、セメント等の混練された際にも優れた吸水機能を発揮する吸水材を提供することにある。
本発明者等は、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、吸水材の原料である特定の単量体の混合物が、特定割合において多価金属イオンを含む水溶液のうち特にセメント水に対し高い吸水性と共にゲル形態保持性及びゲル強度に優れることを見い出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は(i)スルホン酸基が中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)、及びスルホン酸基が中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)を前記(A):前記(B)=20〜60:40〜80のモル比で含んでなるスルホン酸基含有アクリルアミド単量体の混合物 20〜60モル%、
(ii)アクリルアミド系単量体35〜79モル%、
(iii)0.2〜1.0モル%の中和されていない(メタ)アクリル酸単量体からなる前記単量体の混合物を架橋剤の存在下で共重合して得られる高分子架橋共重合体粒子からなることを特徴とする吸水材を提供するものである。
本発明の吸水材は、多価金属イオンを含む水溶液のうち特に塩化カルシウム水、セメント水に対し高い吸水性、ゲル形態保持性、及びゲル強度を有するので、土木建築分野、農園芸分野用の吸水材として幅広く利用可能である。
次いで、本発明を実施するにあたり、必要な事項を具体的に述べる。
本発明の吸水材は、カルシウム塩、マグネシウム塩等の多価金属イオンを含む水溶液のうち特にセメント水に対する吸水性が高く、実施例において記述される測定法によって求められる1%セメント水に対する吸水率が55g/g以上、好ましくは60g/g以上のものである。また同時に、高いゲル形態保持性、及びゲル強度を有するものである。
本発明の吸水材は、特定の割合の単量体の混合物を架橋剤の存在下で共重合して得られる高分子架橋共重合体粒子であり、その組成は(i)スルホン酸基が中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)及びスルホン酸基が中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)を前記(A):前記(B)=20〜60:40〜80のモル比で含んでなるスルホン酸基含有アクリルアミド単量体の混合物20〜60モル%、(ii)アクリルアミド系単量体35〜79モル%、(iii)5モル%以下からなる中和されていない(メタ)アクリル酸単量体からなる単量体の混合物から得られる。
前記スルホン酸基が中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)とは、一般式(1)
Figure 0004711122
(式中、Rは、水素原子又はメチル基、Xは-NH-、Rは直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜4のアルキレン基を示す。)で表される化合物であることが好ましい。
一般式(1)で表されるスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)としては、例えば、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−メタアクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等を挙げることができる。この中でも2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸であることが特に好ましい。
前記のスルホン酸基が中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)とは、一般式(2)
Figure 0004711122
(式中、Rは、水素原子又はメチル基、Xは-NH-、Rは直鎖状または分岐鎖状の炭素数2〜4のアルキレン基、Yはアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム基を示す。)で表される化合物であることが好ましい。
一般式(2)で表されるスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)としては、例えば、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−メタアクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等が挙げられる。アルカリ金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、ルビジウム塩等が挙げられ、アルカリ土類金属塩としては、カルシウム塩、マグネシウム塩等が挙げられる。これらのうち、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、ルビジウム塩といったアルカリ金属塩が特に好ましい。
本発明の吸水材は、(i)スルホン酸基が中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)及びスルホン酸基が中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)を前記(A):前記(B)=20〜60:40〜80のモル比で含むことにより、1%セメント水に対する吸水率を55g/g以上に制御することができる。中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)の比率がモル比で40より小さい場合、1%セメント水の吸水率が低くなり要求を満たさなくなる。また、中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)の比率がモル比で80より大きい場合、セメント水の吸水率が改善しないばかりか、吸水ゲルの強度が低下する要因となる。
前記スルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)及びスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)は、異なる種類或いは同じ種類のスルホン酸基含有アクリルアミド単量体を使用しても良い。前記(A)及び(B)を中和の点以外では相違しない1種類のスルホン酸基含有アクリルアミド単量体を使用する場合は、スルホン酸基の中和率を40〜80%に調製することにより、(A):(B)=20〜60:40〜80のモル比に調製することができるので好ましい。
前記スルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)及び前記スルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)を前記モル比で含んでなるスルホン酸基含有アクリルアミド単量体の混合物(i)は、吸水材の高分子架橋共重合体粒子の原料単量体混合物中20〜60モル%含有するものである。20〜60モル%含有することにより、1%セメント水に対する吸水率を55g/g以上に制御することができる。好ましくは、原料単量体混合物中20〜50モル%である。
前記スルホン酸基含有アクリルアミド単量体の混合物(i)の含有量が、20モル%より少ない場合にはセメント水の吸水率が低くなり要求を満たさなくなる。また、前記単量体の混合物(i)の含有量が60モル%より大きい場合には、重合性の問題から共重合体分子量の低下が起こり、共重合体粒子に吸水させた際、水糊状となりゲル強度の低下につながる要因となるとともに、他の材料に添加して使用した場合、成分の溶出に繋がるので好ましくない。また、得られる共重合体粒子の流動性が損なわれ粒子同士が凝集しやすくなるなど取り扱いにくいものとなる。
前記アクリルアミド系単量体(ii)は、原料単量体の混合物中35〜79モル%、好ましくは49〜79モル%含有するものであり、その具体例としては、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。これらのうち、(メタ)アクリルアミドが好ましい。
前記中和されていない(メタ)アクリル酸単量体(iii)としては、具体例として、アクリル酸、メタアクリル酸を挙げることが出来る。(メタ)アクリル酸単量体は、原料単量体の混合物中の5モル%以下で必須成分として含むもので、好ましくは1モル%以下含むものである。(メタ)アクリル酸単量体は5モル%以下含有することにより、吸水ゲル強度を高く保持したままセメント水の吸水率を増加させることができる。(メタ)アクリル酸単量体が5モル%より多い場合、セメント水の吸水率が低くなると共に、長期に吸水させた場合セメント水の吸水率が安定せず変化するなどの問題点が発生する。また、これを防止するためスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(i)の使用量を増加させた場合、共重合体粒子に吸水させた際に水糊状となり、ゲル強度の低下を引き起こすと共に他の材料に添加して使用した場合に成分の溶出に繋がる問題があり好ましくない。
本発明の吸水材は、(i)前記スルホン酸基含有アクリルアミド単量体の混合物20〜50モル%、(ii)アクリルアミド系単量体49〜79モル%、(iii)中和されていないアクリル酸単量体1モル%以下含むものであることが特に好ましい。こうした組成であることにより、吸水率、ゲル強度、ゲル形態保持性といった全ての性能をさらに高めることが可能になる。
前記高分子架橋共重合体粒子は、好ましくは平均粒径1〜50μmで、より好ましくは5〜30μmのものである。この範囲をはずれると他の材料との混合が、困難となる。
本発明の高分子架橋共重合体粒子の製造方法は、従来から知られている重合方法により行うことができ、例えば、双椀型ニーダー中で攪拌しながら重合する方法、容器中で注型重合する方法、駆動するベルト上で連続的に静置重合する方法、逆相懸濁重合法等を挙げることができる。具体的には、前記(A)と前記(B)を前記モル比で含んでなるスルホン酸基含有アクリルアミド単量体の混合物(i)20〜60モル%、(ii)アクリルアミド系単量体35〜79モル%、(iii)5モル%以下からなる中和されていない(メタ)アクリル酸単量体からなる単量体の混合物を、架橋剤、界面活性剤の存在下で、ラジカル重合開始剤を用いて重合を行う。中でも、逆相懸濁重合法は、界面活性剤を用いることにより、疎水性有機溶媒中に水溶性エチレン性不飽和モノマーを分散させて重合を行うことができることから、容易に所望の粒子径の高分子架橋体粒子が得られるという利点を有している点で好ましい。
前記単量体の混合物が重合した重合体同士は、架橋剤を使用せずとも自己架橋する場合があるが、架橋剤を使用して架橋させることが、吸水性に優れた共重合体粒子を製造する上で好ましい。
架橋剤としては、2個以上のエチレン性不飽和結合を有する単量体、前記単量体混合物中の単量体の有する官能基と反応する官能基を2個以上有する化合物が挙げられる。
かかる2個以上のエチレン性不飽和結合を有する単量体としては、例えばジ(メタ)アクリル酸エステル、トリ(メタ)アクリル酸エステル、ビスアクリルアミドなどが好ましく挙げられる。 ジ(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリル酸カルバミルエステルなどが挙げられる。
トリ(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリストールトリ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
ビスアクリルアミドとしては、例えばN,N'−メチレンビスアクリルアミド、N,N'−エチレンビスアクリルアミドなどが挙げられる。これらのなかでも、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミドを使用することが好ましい。
また、前記単量体の混合物中の単量体の有する官能基と反応する官能基を2個以上有する化合物としては、(メタ)アクリル酸の有するカルボキシル基と反応する官能基を2個以上有する化合物が挙げられる。具体的には、例えばエポキシ基を2個以上有する化合物、イソシアネート基を2個以上有する化合物等が挙げられ、なかでもジグリシジルエーテル化合物を使用することが特に好ましい。
エポキシ基を2個以上有する化合物としては、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ポリグリセリンジグリシジルエーテル等が挙げられ、なかでもエチレングリコールジグリシジルエーテルを使用することが好ましい。
イソシアネート基を2個以上有する化合物としては、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
前記2個以上のエチレン性不飽和結合を有する単量体及び前記(メタ)アクリル酸の有するカルボキシル基と反応する官能基を2個以上有する化合物は、前記単量体混合物100モル%に対して好ましくは0.001〜1モル%、より好ましくは0.01〜0.1モル%の範囲内で使用する。0.001〜1モル%の範囲であれば、所望の吸水性能が得られると共に充分な架橋構造が得ることができる。
前記疎水性有機溶媒としては、基本的に水に難溶性で、重合反応に不活性であれば、いかなるものも使用出来る。その一例を挙げれば、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン等の脂肪族炭化水素;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環状炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等が挙げられる。この内、特に好ましい溶媒としては、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン等を挙げることが出来る。
前記ラジカル重合開始剤としては、例えば過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の過酸化物や、2,2'−アゾビス−(2−アミノジプロパン)2塩酸塩、2,2'−アゾビス−(N,N'−ジメチレンイソブチルアミジン)2塩酸塩、2,2'−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}等のアゾ化合物が挙げられ、これらを単独又は2種以上併用できる。このとき、前記過酸化物に亜硫酸塩、L−アスコルビン酸等の還元性物質やアミン塩等を併用しレドックス系の開始剤としても使用できる。ラジカル重合開始剤は、好ましくは前記単量体の混合物100重量部に対して0.01〜1重量部使用する必要がある。
前記界面活性剤としては、一般的にはHLB(Hydrophile-Lipophile-Balance)が好ましくは1〜9の範囲であり、より好ましくは2〜7の範囲の非イオン系及び/又はアニオン系界面活性剤である。
かかる界面活性剤の具体例としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、酸化ポリエチレン、無水マレイン化ポリエチレン、無水マレイン化ポリブタジエン、無水マレイン化エチレン・プロピレン・ジエン・ターポリマー、α−オレフインと無水マレイン酸の共重合体又はその誘導体ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸等が挙げられる。これら界面活性剤は2種以上を適宜併用することも可能である。
これら界面活性剤の中で、ソルビタン脂肪酸エステルが、1次粒子の粒径を50μm以下に制御する上で好ましい。中でもHLBが4〜9のソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンジステアレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノオレート、ソルビタンジオレート、ソルビタントリオレートが好ましい。
前記界面活性剤の使用量は、疎水性有機溶媒に対して、好ましくは0.05〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%の範囲である。また、微細な液滴に逆相懸濁分散させるために攪拌翼を使用することができる。多軸攪拌翼にあっては低速攪拌翼あるいは高速攪拌翼のいずれか一方、または両方の攪拌翼を回転させながらその回転速度を周期的に変化させることができる。
逆相懸濁重合法のより具体的な方法としては、次の方法が挙げられる。
スルホン酸基が中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)及びスルホン酸基が中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)を必要に応じ重合禁止剤を溶解した水に秤量添加することによりこれらを溶解させる。または、中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)を、必要に応じ重合禁止剤を含み中和剤を溶解した水溶液中に秤量添加することにより、これを中和溶解させる。これにアクリルアミド系単量体(ii)及び(メタ)アクリル酸単量体(iii)を添加溶解せしめる。続いて、架橋剤、ラジカル重合開始剤、及び必要に応じてチオール類、チオール酸類、第2級アルコール類、アミン類、次亜りん酸塩類等の水溶性連鎖移動剤を添加し、必要に応じ窒素等の不活性ガスを導入して脱気することにより単量体水溶液の調製を行う。
一方、重合装置内で界面活性剤を疎水性有機溶媒に入れ、必要ならば若干加温し溶解せしめ、窒素等不活性ガスを導入し、脱気を行う。その疎水性有機溶媒中に上記単量体水溶液を添加し、攪拌下、昇温を開始する。この間に反応系の単量体水溶液は微細な液滴となって疎水性有機溶媒中に分散しながら懸濁する。昇温とともにやがて発熱が起こり重合が開始される。
重合開始後、発熱の状態によっては適宜冷却もしくは加熱を行う。重合反応温度は、好ましくは60〜100℃、より好ましくは60〜80℃の範囲である。
上記単量体水溶液は、全量またはその一部を滴下しても良い。
単量体水溶液の一部を疎水性有機溶媒中に添加し、攪拌下、昇温を開始する。重合開始後に、残りの単量体の水溶液を滴下しながら重合する。一部または全量を滴下することにより重合による発熱を分散させることが可能となる。
本発明の吸水材は、好ましくは逆相懸濁重合法により製造される高分子架橋共重合体粒子の1次粒子の粒径を重合時に50μm以下に制御することにより得られる。懸濁液中にある粒子をデカンテーション又はろ過等により疎水性有機溶媒と分離し、その後加熱により乾燥せしめ粉末状の樹脂を吸水材として得ることが出来る。この場合、逆相懸濁重合した懸濁液をそのままデカンテーション又はろ過し乾燥した場合、1次粒子同士が凝集する確率が高いので、逆相懸濁重合が終了した後、形成された共重合体粒子を攪拌しつつ保持した状態で、疎水性有機溶媒と水との共沸脱水操作により懸濁液から水を除去するのが良い。水の除去によりデカンテーション又はろ過又はその後の乾燥工程での1次粒子同士の凝集の確率を下げることができるので好ましい。共沸脱水量は、得られる共重合体粒子の固形分に対し好ましくは8〜20重量%であり、このうち10〜15重量%に脱水することがより好ましい。脱水量が8〜20重量%であれば、粒子同士が凝集し共重合体粒子を粉末状態で得ることができ、また吸水性が低下することもないので好ましい。
本発明の吸水材は、共沸脱水時や乾燥時における高分子架橋共重合体粒子の1次粒子同士の融着を防止したり機械的安定性及び熱的安定性を高める目的で、逆相懸濁重合終了後、共沸脱水を開始する前に、ショ糖脂肪酸エステルを添加するのが好ましい。ショ糖脂肪酸エステルとしては、前記と同様のものを使用することができる。この中でもモノエステルを主成分とし、ジエステル、トリエステルの組成により、HLBが1〜11であるショ糖ステアリン酸エステルが好ましい。ここでのショ糖脂肪酸エステルの添加量は、重合時に添加している界面活性剤量の10〜50重量%であることが好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルの添加方法としては、そのまま添加してもよく、また疎水性有機溶媒に懸濁または溶解させて添加してもよい。ショ糖脂肪酸エステルの形態が粉末で反応釜内が微加圧状態にあり、その粉末をマンホール等から添加することが操作上困難な場合は疎水性有機溶媒に懸濁または溶解させて添加することが好ましい。
また、ショ糖脂肪酸エステルは、共沸脱水量が重合体粒子の固形分に対し25重量%、最高で30重量%に達していなければ、重合体粒子の表面に吸着させることができる。
ショ糖脂肪酸エステルの添加量は、好ましくは重合開始前、重合中及び重合後に使用される界面活性剤の20〜100重量%であり、40〜100重量%であることがより好ましい。
本発明の吸水材は、膨潤したビーズ状の高分子架橋共重合体粒子からなっており、デカンテーション又はろ過等により疎水性有機溶媒と分離することができる。その後加熱により乾燥せしめ粉末状の樹脂として得ることができる。本発明の吸水材は、通常その平均粒子径が50μm以下の真球状の1次粒子及びそれらが一部凝集した2次粒子を含む粉体である。この2次粒子も機械力によって容易に粉砕することができる。
本発明の吸水材は、水膨潤した際高いゲル強度を有し、多価金属イオンを含む水溶液のうち特にセメント水に対し高い吸水性、経時安定性を有し、かつ機械的安定性や熱安定性に優れ、ゴムやプラスチック、セメント等の混練された際優れた機能を発揮する。このため、従来から知られている吸液性材料の全ての用途に適用可能である。例えば、止水材、水膨潤性ゴム、セメント混合材、廃泥ゲル化剤等としての土木分野、建築分野、工業分野;土壌改質剤、及び保水剤等としての農業・園芸分野;オムツや生理用品等の衛生分野など多種多様な分野に利用することが出来る。
以下に、本発明を実施例と比較例により、一層、具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下において、部及び%は、特にことわりのない限り、全て重量基準であるものとする。尚、本発明の樹脂の諸特性は、以下に概略を示した評価方法にて測定した。
[1%セメント水の調製方法]
1%セメント水は、(1)5Lプラスチックフラスコ内にポルトランドセメント30gを秤量し全体の重さが3kgになるように25℃に保ったイオン交換水を注ぎ入れることにより1%ポルトランドセメント水を調製する。(2)5分間攪拌した後、24時間25℃に放置する。(3)上澄み液をろ過する、ことにより調製した。
[1%塩化カルシウム水の調製方法]
5Lプラスチックフラスコ内にCaCl・2HOを39.7g秤量し全体の重さが3kgになるようにイオン交換水を注ぎ入れCaCl・2HOを溶解させることにより1%塩化カルシウム水の調製を行った。
[吸水率の測定方法]
乾燥樹脂粉末(高分子架橋共重合体粒子)を0.1g秤量した。1%セメント水、1%塩化カルシウム水のそれぞれの液を100gビーカーに秤量し、乾燥樹脂粉末0.1gを添加し1時間吸水させた。吸引瓶にブフナーロートを取り付け目開き2.5μmの定性ろ紙(ワットマンNo.5)を装着した。アスピレーターで吸引瓶内を減圧に保った状態で1時間吸水後の前記樹脂と前記水の混合物をブフナーロート中に注ぎ入れた。液分がきれるまでろ過を行った。吸液倍率(g/g)は、試料の質量a(g)、水切り後の(ゲル樹脂+定性ろ紙+ブフナーロート)の質量b60min(g)、ろ過前の(定性ろ紙+ブフナーロート)の質量c(g)から、次式に従って算出した。
Figure 0004711122
[平均粒径の測定方法]
重合体粒子の平均粒径、および粒径分布はレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置LA−910(株式会社堀場製作所製)を用い測定を行った。体積基準で測定されるメイジアン径を平均粒子径とした。
[樹脂粉末の流動性の測定方法]
乾燥樹脂粉末50gを秤量した。30cm×30cmのガラス板を下に置き、ロート径8cm、足外径×足長×90mmのガラスロートをガラス板よりロート足下までの高さが10cmになるようにロートをロート台にセットした。乾燥樹脂を50gをロートに注ぎ入れ流動性を目視により観察した。
<流動性の評価>
さらさらとロート下に流れ出る場合「○」
ロートに振動を加えることにより流れ出る場合「△」
もそもそとしてまったく流れない場合「×」
[100g/g吸水ゲルの状態の測定方法]
内径5cmの100ccポリエチレン製カップ中に乾燥樹脂粉末1gを秤量し、なるべくゲルのダマが発生しないように軽く攪拌させながら99gの水道水を注ぎ入れ吸水させることにより100g/g吸水ゲルの調製を行った。
(ゲル形態保持性の測定方法)
1時間後吸水ゲルの入ったカップを90度傾けた際、ゲルの流動性が見られない場合:ゲルの形態保持性○、やや流動性が見られる場合:ゲルの形態保持性△、流動性が強い場合、ゲルの形態保持性:×、と判定した。
(ゲル強度の測定方法)
また、同様な方法で100g/g吸水ゲルの調製を行った後、1時間後吸水ゲルの上に直径2.2cm、厚さ2mm、中心に6mmの穴の空いた4.2g/枚の重りをゲル上に水平になるようにのせていき、重りがゲル内に沈み始める枚数によりゲル強度の比較を行った。おもりの枚数が多いほどゲル強度が強いと判定した。
《実施例1》
攪拌翼径95mmの3段ピッチドパドル翼、冷却管、温度計を備え付けた、内径130mmの2Lセパラブルフラスコの重合槽にシクロヘキサン750g、レオドールSP−S10Vを10.0g(ソルビタンモノステアレート、HLB=5、花王株式会社製品)を仕込んだ後、還流冷却脱水管、滴下ロートを備え付け、攪拌速度700rpmで攪拌を開始した。一方、2LのディスカップにTBAS−Q(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、MRCユニテック株式会社製)207g(32.5モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.02g含み、水酸化ナトリウム24.0gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを60モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で40%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で60%含有する水溶液の調製をおこなった。この液にアクリルアミド142g(67.3モル%)、アクリル酸0.5g(0.2モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.15g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出した。
次に、上述のようにして得られた、重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を上述のシクロヘキサンに添加し、亜硫酸水素ナトリウム0.3gを粉末状態で添加した後、70℃に昇温することにより重合を開始させた。重合による発熱が収まった後、DKエステルF−90(ショ糖ステアリン酸エステル、第一工業製薬株式会社製)を3.0g添加した。攪拌速度700rpmで1時間攪拌しながら、系内の温度を60℃〜70℃の温度に制御した。共沸脱水によって330gの水を抜き出した後、樹脂を取り出し、減圧下、70℃で乾燥させ、重合体粒子Aを得た。この重合体粒子Aの体積基準のメジアン径は20μmでさらさらとした流動性を有した。
吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Aはゲル形態保持性に優れるとともに、高いゲル強度、吸水性能が得られていることがわかる。
《実施例2》
アクリル酸の使用量を2.0g(0.9モル%)に変更した以外は実施例1と同様の操作により重合体粒子Bの調製を行った。1次粒子同士が凝集しない状態で粒子が得られた。この重合体粒子Bの体積基準のメジアン径は17μmでさらさらとした流動性を有した。吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Bは吸水ゲルにやや流動性が見られるものの、高いゲル強度、吸水性能が得られていることがわかる。
《実施例3》
水酸化ナトリウム30.0gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを75モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で25%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で75%含有する水溶液の調製をおこなった以外は実施例1と同様の操作により重合体粒子Cの調製を行った。1次粒子同士が凝集しない状態で粒子が得られた。この重合体粒子Cの体積基準のメジアン径は16μmでさらさらとした流動性を有した。吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Cはゲル形態保持性に優れるとともに、高いゲル強度、吸液性能が得られていることがわかる。
《実施例4》
TBAS−Q280g(56.7モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.03g含み、水酸化ナトリウム29.8gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを55モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で45%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で55%含有する水溶液の調製をおこなった。この液にアクリルアミド66.1g(39.1モル%)、アクリル酸7.2g(4.2モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.15g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出すことにより調製した重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を用いた他は実施例1と同様の操作により重合体粒子Dの調製を行った。1次粒子同士が凝集しない状態で粒子が得られた。この重合体粒子Dの体積基準のメジアン径は17μmあった。吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Dは流動性がやや重く吸水ゲルにやや流動性が見られるものの、高いゲル強度、吸液性能が得られていることがわかる。
《実施例5》
TBAS−Q207g(32.4モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.02g含み、水酸化ナトリウム30.0gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを60モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で40%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で60%含有する水溶液の調製をおこなった。この液にアクリルアミド142g(67.1モル%)、アクリル酸1.0g(0.5モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.15g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出すことにより調製した重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を用いた他は実施例1と同様の操作により重合体粒子Eの調製を行った。1次粒子同士が凝集しない状態で粒子が得られた。この重合体粒子Eの体積基準のメジアン径は15μmでさらさらとした流動性を有した。吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Eはゲル形態保持性に優れるとともに、高いゲル強度、吸液性能が得られていることがわかる。
《実施例6》
水酸化ナトリウム16.0gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを40モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で60%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で40%含有する水溶液の調製をおこなった以外は実施例1と同様の操作により重合体粒子Fの調製を行った。1次粒子同士が凝集しない状態で粒子が得られた。この重合体粒子Fの体積基準のメジアン径は18μmでさらさらとした流動性を有した。吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Fはゲル形態保持性に優れるとともに、高いゲル強度、吸液性能が得られていることがわかる。
《比較例1》
攪拌翼径95mmの3段ピッチドパドル翼、冷却管、温度計を備え付けた、内径130mmの2Lセパラブルフラスコの重合槽にシクロヘキサン750g、レオドールSP−S10Vを10.0gを仕込んだ後、還流冷却脱水管、滴下ロートを備え付け、攪拌速度700rpmで攪拌を開始した。一方、2LのディスカップにTBAS−Q207g(32.6モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.02g含み、水酸化ナトリウム24.0gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを60モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で40%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で60%含有する水溶液の調製をおこなった。 この液にアクリルアミド142g(67.4モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.15g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出した。
次に、上述のようにして得られた、重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を上述のシクロヘキサンに添加し、亜硫酸水素ナトリウム0.3gを粉末状態で添加した後、70℃に昇温することにより重合を開始させた。重合による発熱が収まった後、攪拌速度700rpmで1時間攪拌しながら、系内の温度を60℃〜70℃の温度に制御した。共沸脱水によって330gの水を抜き出した後、樹脂を取り出し、減圧下、70℃で乾燥させ、重合体粒子Gを得た。この重合体粒子Gの吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Gの流動性はやや重く、吸水ゲルにやや流動性が見られる。また、ゲル強度も若干弱く、吸液特性においては特にセメント水の吸水率が低いことがわかる。
《比較例2》
TBAS−Q194g(28.2モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.02g含み、水酸化ナトリウム24.0gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを60モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で40%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で60%含有する水溶液の調製をおこなった。この液にアクリルアミド146g(62.0モル%)、アクリル酸23.4g(9.8モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.15g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出すことにより調製した重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を用いた他は比較例1と同様の操作により重合体粒子Hの調製を行った。この重合体粒子Hの吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Hのさらさらとした流動性を示すモノの、吸水ゲルにやや流動性が見られる。また、ゲル強度も若干弱く、吸液倍率も相対的に低いことがわかる。
《比較例3》
水酸化ナトリウム12.0gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを30モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で70%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で30%含有する水溶液の調製をおこなった他は比較例1と同様の操作により重合体粒子Iの調製を行った。重合体粒子Iの吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Iの流動性はやや重く、吸水ゲルにやや流動性が見られる。また、ゲル強度も若干弱く、吸水倍率も相対的に低いことがわかる。
《比較例4》
水酸化ナトリウム40.0gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを100モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で0%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で100%含有する水溶液の調製をおこなった他は比較例1と同様の操作により重合体粒子Jの調製を行った。重合体粒子Jの吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Jの流動性はやや重く、吸水ゲルはやや水糊状態で流動性が強く、ゲル強度が弱い。吸水倍率も相対的に低いことがわかる。
《比較例5》
TBAS−Q137g(17.7モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.02g含み、水酸化ナトリウム15.9gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを60モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で40%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で60%含有する水溶液の調製をおこなった。この液にアクリルアミド219g(82.3モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.15g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出すことにより調製した重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を用いた他は比較例1と同様の操作により重合体粒子Kの調製を行った。重合体粒子Kの吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Kの流動性はやや重く、吸水ゲルは流動性が強く、ゲル強度が弱い。吸水率も相対的に低いことがわかる。
《比較例6》
TBAS−Q300g(70.0モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.02g含み、水酸化ナトリウム34.8gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを60モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で40%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で60%含有する水溶液の調製をおこなった。この液にアクリルアミド44.9g(30.0モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.15g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出すことにより調製した重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を用いた他は比較例1と同様の操作により重合体粒子Lの調製を行った。重合体粒子Lの吸液特性、吸水ゲルの状態を表−2にまとめた。重合体粒子Lの樹脂粒子はもそもそとした外観を呈し流動性が非常に悪いものであった。また、吸水ゲルはやや水糊状態で流動性が強く、ゲル強度が弱いものであった。
《比較例7》
TBAS−Q290g(60.2モル%)、アクリル酸34.0g(20.3モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.02g含み、水酸化ナトリウム70.2gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを100モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で0%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で100%含有する水溶液の調製をおこなった。また、このときアクリル酸の75%が同時に中和された。この液にアクリルアミド32.0g(19.4モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.15g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出すことにより調製した重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を用いた他は比較例1と同様の操作により重合体粒子Mの調製を行った。この重合体粒子Mの吸液特性を表−2にまとめた。重合体粒子Mの流動性はやや重く、吸水ゲルはやや水糊状態で流動性が強く、ゲル強度が弱いものであった。吸液特性においては特にCaCl水の吸水率が低いことがわかる。
《比較例8》
TBAS−Q260g(49.9モル%)、アクリル酸36.0g(19.3モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.02g含み、水酸化ナトリウム66.2gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを100モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で0%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で100%含有する水溶液の調製をおこなった。また、このときアクリル酸の80%が同時に中和された。この液にアクリルアミド55.0g(30.8モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.15g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出すことにより調製した重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を用いた他は比較例1と同様の操作により重合体粒子Nの調製を行った。この重合体粒子Nの吸液特性を表−2にまとめた。重合体粒子Nの流動性はやや重く、吸水ゲルはやや水糊状態でやや流動性が見られ、ゲル強度が弱いものであった。吸水率も相対的に低いことがわかる。
《比較例9》
TBAS−Q15.5g(3.0モル%)、アクリル酸48.6g(27.0モル%)を加え、外部より冷却しつつヒドロキシ−テトラメチル-1-ピペリジンオキシルを0.01g含み、水酸化ナトリウム30.0gを溶解した水酸化ナトリウム水溶液410gを滴下してTBAS−Qを100モル%中和することにより、中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で0%、中和されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がモル比で100%含有する水溶液の調製をおこなった。また、このときアクリル酸の100%が同時に中和された。この液にアクリルアミド125g(70.0モル%)、N,N'−メチレンビスアクリルアミド0.78g、過硫酸アンモニウム0.5gを加えて溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出すことにより調製した重合開始剤および架橋剤を含有する単量体水溶液を用いた他は比較例1と同様の操作により重合体粒子Oの調製を行った。この重合体粒子Oの吸液特性を表−2にまとめた。重合体粒子Oの流動性はやや重く、吸水ゲルは流動性が強く、ゲル強度が弱いものであった。吸水率も低いことがわかる。
Figure 0004711122

Figure 0004711122
表2から解るように、比較例1は、アクリル酸未使用のため、樹脂の粉末としての流動性がやや重く、吸水ゲル形態保持性においてゲルにやや流動性が見られる。また同時にゲル強度も若干弱く、吸液特性においては特にセメント水の吸水率が低いものであった。比較例2は、5モル%を超えるアクリル酸を使用しているため、ゲル形態保持性において吸水ゲルにやや流動性が見られる。また、ゲル強度も若干弱く、吸水率も相対的に低いものであった。
さらに、比較例3は、中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体と中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体のモル比が70:30と本願発明の範囲からはずれており、アクリル酸も未使用なため、樹脂の粉末としての流動性がやや重く、ゲル形態保持性において吸水ゲルにやや流動性が見られる。また、ゲル強度も若干弱く、吸水率も相対的に低いものであった。比較例4は、中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体と中和されている中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体のモル比が0:100と本願発明の範囲からはずれており、アクリル酸も未使用なため、樹脂の粉末としての流動性はやや重く、吸水ゲルは水糊状態で流動性が強く、ゲル強度が弱い。吸水率も低いものであった。
また、比較例5は、スルホン酸基含有アクリルアミド単量体の全体に占める割合が17.7モル%と本願発明の使用量である20モル%より低く、アクリル酸も未使用なため、樹脂の粉末としての流動性はやや重く、吸水ゲルは流動性が強く、ゲル強度が弱く、吸水率も低いものであった。比較例6は、スルホン酸基含有アクリルアミド単量体の全体に占めるモル比が70%と好ましい使用量である60モル%を超えており、アクリル酸も未使用なため、樹脂粒子はもそもそとした外観を呈し流動性が非常に悪い。また、吸水ゲルは水糊状態で流動性が強く、ゲル強度が弱いものであった。
比較例7は、中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体を100%使用し、全体に占める比も60.2モル%と好ましい使用量である60モル%との境界にあり、中和されたアクリル酸を20.3モル%と多く使用しているため、樹脂粉末の流動性がやや重く、吸水ゲルは水糊状態で流動性が強く、ゲル強度が弱い。吸液特性においてはCaCl水の吸水率が低いものであった。比較例8は、中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体を100%使用し、中和されたアクリル酸を19.3モル%と多く使用しているため、樹脂粉末の流動性がやや重く、吸水ゲルは水糊状態でやや流動性が見られ、ゲル強度が弱い。吸水率も低いものであった。
そして、比較例9は、スルホン酸基含有アクリルアミド単量体使用量が3.0モル%と低く、逆に中和されたアクリル酸使用量が27.0モル%と多く使用しているため、樹脂粉末の流動性がやや重く、吸水率が低いため吸水ゲルの流動性が強く、ゲル強度が弱い。吸水率も低いものであった。

Claims (7)

  1. (i)スルホン酸基が中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)、及びスルホン酸基が中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)を前記(A):前記(B)=20〜60:40〜80のモル比で含んでなるスルホン酸基含有アクリルアミド単量体の混合物 20〜60モル%、
    (ii)アクリルアミド系単量体35〜79モル%、
    (iii)0.2〜1.0モル%の中和されていない(メタ)アクリル酸単量体からなる前記単量体の混合物を架橋剤の存在下で共重合して得られる高分子架橋共重合体粒子からなることを特徴とする吸水材。
  2. 前記スルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)が、
    一般式(1)
    Figure 0004711122
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基、Xは-NH-、Rは直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜4のアルキレン基を示す。)で表される化合物である請求項1記載の吸水材。
  3. 前記スルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)が、
    一般式(2)
    Figure 0004711122
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基、Xは-NH-、Rは直鎖状または分岐鎖状の炭素数2〜4のアルキレン基、Yはアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム基を示す。)で表される化合物である請求項1記載の吸水材。
  4. 前記スルホン酸基含有アクリルアミド単量体の混合物(i)が20〜50モル%、前記アクリルアミド系単量体(ii)が49〜79モル%、前記中和されていない(メタ)アクリル酸単量体(iii)が1モル%以下含まれる単量体の混合物である請求項1〜3いずれかに記載の吸水材。
  5. 前記スルホン酸基含有アクリルアミド単量体の混合物(i)のスルホン酸基の中和率が、40〜80%である請求項1〜4のいずれかに記載の吸水材。
  6. スルホン酸基が中和されていないスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(A)が、スルホン酸基が中和されていない2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸であり、スルホン酸基が中和されているスルホン酸基含有アクリルアミド単量体(B)が2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアルカリ金属塩である請求項1〜5のいずれかに記載の吸水材。
  7. 前記高分子架橋共重合体粒子の平均粒径が、1〜50μmである請求項1記載の吸水材。
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