JP4710659B2 - 撮像装置 - Google Patents

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この発明は、移動中に撮像可能な撮像装置に関する。
走行中の車両周辺の画像を常時撮像し、事故などが発生した時にはその時の画像を記録装置に記録させることによって事故の要因解析を行うようにした、所謂ドライブレコーダが知られている。この種ドライブレコーダは、通常は撮像された車両周辺の画像をバッファメモリに順次更新記録させておき、車両に取り付けられた衝撃センサから衝突事故などによって検出信号が発生されると、バッファメモリに記録されているそれまでの画像を保存記録部に記録させるようにしたものである(特許文献1参照)。また、事故時の画像の保存記録を、衝撃センサからの検出信号ではなく、自動車に急ブレーキをかけたことを検出した信号によって行わせるようにすることも知られている(特許文献2参照)。
このようなドライブレコーダは、車両に取り付けられ事故時の画像を保存記録するものであるが、特定の場所に設置されて不審者などの進入を監視する監視カメラ或いは防犯カメラも知られており、この種のカメラでは、撮像された画像に変化があるか否かを検出し、変化があった時にはその画像を保存記録することが考えられている(特許文献3参照)。
一方、個人が手に持って撮影を行うパーソナルなデジタルカメラにあっては、カメラ自体の小型化が進むと共に、各種の有用な機能が備えられるようになっている。例えば、手に持って撮像することによる手振れを補正するために各速度センサを設けて手振れによる画像の乱れを補正するブレ補正機能を備えたもの(特許文献4参照)や、カメラ自体の動きを検出して、長時間動きが検出されなかった時にはカメラが使用されていないと判断して表示部での表示を消す省電力モードに移行して消費電力を低減させるようにすることが考えられている(特許文献5参照)。
特開2003−151042号公報 特開平05−137144号公報 特開2002−064815号公報 特開2004−320733号公報 特開2004−193980号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び2のドライブレコーダにあっては、事故時の画像を保存する為には車両への衝撃を検出する衝撃センサを備え、また、急ブレーキなどの検出装置を設けなければならないので装置自体が大型化し、高価なものになってしまう欠点があった。また、ドライブレコーダは走行車両に取り付けられるものなので特許文献3の如く画像の変化によって保存記録させるという技術は採用できなかった。
更に、ドライブレコーダは、常時車両周辺を撮像していなければならないので消費電力が大きくなる欠点があった。この点に関し、特許文献5に記載されているように、撮像装置の動きを検出するセンサを設け、動きが検出されなかった際には省電力モードに移行させることも考えられるが、動きを検出する専用のセンサを設けなければならず装置が大型化し、高価なものになってしまうものであった。
この発明の課題は、装置自体を大型化することなく、移動中に被写体像を撮像でき、例えばドライブレコーダとしての機能を持たせることが出来る撮像装置を提供することにある。
請求項1記載の発明による撮像装置は、撮像素子に写し込まれた被写体像を画像データに変換して記録する撮像装置において、この撮像装置の変位を検出する変位検出手段と、少なくとも通常撮影モードと移動撮影モードとをそれぞれ選択設定するモード設定手段と、このモード設定手段によって通常撮影モードが選択されている際に前記変位検出手段によって検出された変位データに基づいて前記画像データのブレを補正するブレ補正手段と、このブレ補正手段によって補正された画像データを記録する画像データ記録手段と、前記モード設定手段によって前記移動撮影モードが選択されている際に前記被写体像の画像データを順次記録する副記録手段と、この副記録手段に前記被写体像の画像データが順次記録されている際に前記変位量検出手段によって検出された変位データが予め定められた値以上であることが検出されると前記副記録手段に記録されている画像データを前記画像データ記録手段に記録させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、撮像素子に写し込まれた被写体像を画像データに変換して記録する撮像装置において、この撮像装置の変位を検出する変位検出手段と、少なくとも通常撮影モードと移動撮影モードとをそれぞれ選択設定するモード設定手段と、このモード設定手段によって通常撮影モードが選択されている際に前記変位検出手段によって検出された変位データに基づいて前記画像データのブレを補正するブレ補正手段と、このブレ補正手段によって補正された画像データを記録する画像データ記録手段と、前記モード設定手段によって前記移動撮影モードが選択されている際に前記被写体像の画像データが順次上書記録される副記録手段と、この副記録手段に前記被写体像の画像データが順次上書記録されている際に前記変位検出手段によって検出された変位データが予め定められた値以上であることが検出されると前記副記録手段への上書記録を停止させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする。
更に、請求項3の発明は、撮像素子に写し込まれた被写体像を画像データに変換して記録する撮像装置において、この撮像装置の変位を検出する変位検出手段と、この変位検出手段によって検出された変位データが予め定められた値以内である際に前記被写体像の画像データを前記変位データに応じて補正するブレ補正手段と、このブレ補正手段によって補正された画像データを順次記録する副記録手段と、前記変位検出手段によって検出された変位データが予め定められた値以上であった際に前記副記録手段に記録されている画像データを記録保持させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、更に、前記変位検出手段から予め定められた時間変位データが検出されなかった際に前記撮像素子に写し込まれた被写体像を画像データに変換して記録する動作を停止させる動作停止手段を備えていることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記副記録手段は予め定められた時間分だけの画像データを記録する容量を持ったFIFOメモリであることを特徴とする。
請求項6の発明は、前記変位検出手段は加速度センサもしくは角速度センサを備えており、前記変位データは加速度データもしくは角速度データであることを特徴とする。
請求項7の発明は、前記変位検出手段は前記撮像素子に写し込まれた被写体像の画像データの変化量によって前記変位データを検出することを特徴とする。
本発明によれば、通常撮影時に手振れを検出して撮像画像を補正するための変位検出手段を、事故などの衝撃を検出する検出センサとしても用いるようにしたので、従来のような専用の高価な衝撃検出センサを必要とせず、事故内容の撮影及び保存が可能な撮像装置を極めて安価に且つ小型化して提供出来るものである。
〔第1実施例〕
以下、図1乃至図5を参照して本発明の第1の実施例を説明する。この実施例は、撮像装置として、小型で携帯可能なデジタルスチルカメラ装置(以下、カメラと略称する。)に適用した場合を例示したもので、図1は、本発明によるカメラの基本的な構成要素を示したブロック図である。
制御部1は、図示していないCPU、ROM(リード・オンリ・メモリ)等から構成され、カメラ全体の動作を制御するための各種プログラムや各種データを内部に備えている。この制御部1には、バスライン2を介して記録部3、センサ部4、通信制御部5、表示部6、撮像部7、入力部(操作釦)8及び記録媒体9を駆動する記録媒体駆動部10が接続されている。
記録部3は、カメラの内部に固定的に設けられ、通常状態では取り出すことができない内部メモリである。この記録部3は、読み出し及び書き込みが可能な揮発性のメモリであるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、或いは不揮発性のメモリである、例えばフラッシュメモリ等から構成されている。
図2は、この記録部3の詳細な構成図を示すもので、モード値記録領域3Aには、カメラの基本動作モードを示すモード値Mが記録される。モード値Mは、その値が「0」(以下、M=0の様に示す。)の時、後述するシャッタ釦8Aの操作によって外部被写体を撮影して静止画像を前記記録媒体9に記録させる通常撮影モードであり、M=1の時は、詳細を後述する移動撮影モードである。
また、M=2の時は、記録媒体9に記録された画像を前記表示部6に再生表示させる再生モード、M=3の時は、記録された画像を選択的に消去する消去モードである。
更に、モード値MがM=4の時は記録媒体9に記録された画像を外部の電子機器、例えば他のデジタルカメラや印刷装置などに転送する転送モードである。
記録部3のタイマ時間記憶領域3Bは、詳細は後述するが所定周期の信号を計数してタイマ時間T、例えば予め定められた時間である30分を計時するものである。また、連続画像記録部3Cは、予め定められた時間、例えば15秒間分の動画像を連続して記憶する記憶領域であり、ワークエリア3Dは、撮影した画像情報の一時記録や各種処理に使用される記録領域である。
図1に戻り、センサ部4は、加速度センサもしくは角速度センサなどから構成され、このカメラ自体の変位量を測定して変位量データを制御部1に出力するもので、後述する如く撮影時のカメラの変位量を手振れにズレ量として測定し、撮像した画像を手振れ補正するものである。なお、このセンサ部4は、後述する如く、車の衝突等などがあった時の衝撃センサとしても使用している。
通信制御部5は、外部の電子機器、例えば他のカメラや印刷装置、パーソナルコンピュータ等と接続され、静止画情報の送受信を制御するものである。なお、外部の電子機器との接続は、ケーブルなどによる有線で行ってもよく、或いは赤外線や無線などのワイヤレス接続で行っても良い。
表示部6は、例えばカラー液晶表示装置などから構成され、撮影時又は再生時の画像や各種設定情報、各種動作のガイダンス情報などが表示されるものである。
撮像部7は、外部の被写体像を撮影するもので、図3は、この撮像部7の詳細な構成を示したものである。光学系(撮影レンズ)11を介して入射される光束の開口量は絞り機構12によって調整され、被写体像がCCD等の撮像素子13上に結像される。合焦のために撮影レンズ11は光学系駆動部14によって光軸に沿って移動されると共に、適切な露出となるように絞り機構12の開口量も光学系駆動部14によって制御される。
計測部15は、図示しない測距センサや受光センサ及びホワイトバランス制御のための色センサなどを備えており、この計測部15で検出された検出値はバスライン2を介して制御部1に送られる。制御部1は、予め設定されている撮影条件に基づき、送られてきた検出値から撮影レンズ11の移動量や絞り機構12の開口量を演算し、演算結果に基づいた駆動信号が光学系駆動部14に送られることによって、光学系駆動部14が撮影レンズ11の移動や絞り機構12の開口量を調整する。
撮像素子13に被写体像が結像されることにより撮像素子13には入射光量に応じた電荷が蓄積され、蓄積された電荷は読み出し駆動回路16から与えられる駆動パルス信号によって順次読み出されてアナログ処理回路17に送られる。アナログ処理回路17では、色分離やゲイン調整、ホワイトバランスなどの各種処理が行われ、処理された信号はA/D変換回路18を介してデジタルの画像情報としてバッファレジスタからなるバッファ回路19に記録される。バッファ回路19に記録された1枚分の画像情報は、バスライン2を介して図2で示した記録部3のワークエリア3Dに一時記録された後、バスライン2を介して信号処理回路20に送られ輝度信号及び色差信号に変換されるとともに、圧縮伸長回路21によってJPEG規格に準じて圧縮された後、ファイル化されて図1に示した記録媒体9に記録される。
図1に戻り、入力部8は、シャッタ釦8Aと、図2のモード値記録領域4Aに記録されているモード値Mを操作毎に順次切り替えるモード切替釦8Bと、撮影条件の設定や撮影し且つ記録した静止画像の再生や消去、外部との通信及び編集などを行うための複数の制御用操作釦8C、8D、・・・を備えている。また、各種の選択を行うために上下左右にそれぞれスイッチ操作部が設けられた十字キー8Gも備えられている。
記録媒体駆動部10は、記録媒体9が着脱可能となっており、記録媒体9に対して画像情報を含む各種情報を記録したり、既に記録されている情報を読み出して再生したりする為の駆動回路である。記録媒体9は撮像部7で撮像され且つファイル化された画像情報を多数記録できる不揮発性の大容量メモリからなる記録領域を有しており、例えば半導体回路を用いたICカード等が用いられる。なお、ICカードではなく、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の各種ディスクを記録媒体9として用いても良く、記録媒体駆動部10もこれら使用される記録媒体9に応じた駆動回路となっていれば良い。
次に、上記の如く構成されたカメラの動作について説明する。図4は、電源投入後のジェネラルフローチャートを示している。電源が投入され各部に動作電圧が供給されると、まずステップS1では、各部の初期設定が行われ、例えば、記録部3のモード値記録領域3AはM=0の通常記録モードに設定される。
初期設定が終わると、次はステップS2及びS3のモード判別処理に進む。即ち、ステップS2では、モード値記録領域3AのMの値がM=0の通常撮影モードであるか否かが判断され、M=0の時はステップS4に進む。ステップS2でM=0ではないと判別された際にはステップS3に進んで、M=1の移動撮影モードか否かが判別される。
上記ステップS4では、入力部8のシャッタ釦8Aが操作されたか否かが判別され、シャッタ釦8Aが操作された際にはステップS5に進み、撮像レンズ11及び絞り機構12を介して撮像素子13に取り込まれた外部の被写体像をアナログ処理回路17に送って処理し、A/D変換回路18を介してバッファ回路19に記憶させる。このステップS5の処理により、バッファ回路19にはシャッタ釦8Aが操作された際の1枚の静止画像が記憶される。
次にステップS6では、上記シャッタ釦8Aが操作されて撮像素子に外部の被写体像を取り込んだ時のカメラ自体の移動量、即ち変位量をセンサ部4から出力される変位データに基づいて判断する。即ち、センサ部4では、シャッタ釦が操作された際の変位量を測定し、その変位量データを保持しておく。そしてステップS6では、その変位量データを取込んでその変位量が所定量以上か否かを判断する。
変位量がわずかの場合には、撮像された画像データの歪み、ボケなどは表示及び印刷に問題ないとして無視するが、変位量が予め定められた閾値以上であった場合にはステップS8に進み、バッファ回路19に記憶されている静止画像を変位量データに基づいて補正する、所謂、手振れ補正処理を行う。
この補正が終わった後或いはステップS6で補正の必要がないと判断された際にはステップS7に進み、バッファ回路19に記憶された静止画像を信号処理回路20及び圧縮伸張回路21でそれぞれ変換及び圧縮処理し、ファイル化して記録媒体9に記憶させるものである。
一方、上記ステップS4でシャッタ釦8Aの操作が検出されなかった場合には、ステップS9に進んでモード切替の処理、即ち入力部8のモード切替釦8Bの操作がなされたか否かを判断し、操作がなされていない場合にはステップS2に戻り上述した各ステップを繰り返すが、モード切替釦8Bの操作がなされたことが検出された場合にはステップS10に進み、モード値記録領域3Aの値をM=1に切替設定してステップS2に戻る。
モード値記録領域3Aの値がM=1の移動撮影モードに切り替わると、ステップS2からステップS3に進み、このステップS3でM=1が判別されてステップS11の連続撮像処理に進む。
移動撮影モードは、カメラの撮影方向が車両の前方、或いは横方向となるように車両のダッシュボート等の上面に取り付け、事故などが発生した際にその状況を動画像として撮像するモードである。
その為、カメラをダッシュボード上に着脱自在に固定する機構を必要とするが、従来より、液晶テレビなどをダッシュボード上に固定する固定装置等が知られており、この種の固定装置を用いればよいので固定装置についての具体的な説明は省略する。
しかして、移動撮影モードにおけるステップS11の連続撮像処理の詳細なフローチャートを図5に示す。図5において、ステップS20は、図4のステップS5と同様に、撮像素子13に取り込まれた外部被写体像の画像データをバッファ回路19に記憶させる処理である。次のステップS21では、記録部3の連続画像記録部3C(前述した如く、この記憶部には15秒間分の動画像が記録可能である。)への画像記録がこのモードに入って最初の記録であるか、或いは、前回画像記録した領域が連続画像記録領域の最後の領域であったか否かを判断し、このモードに入って最初の記録である場合或いは前回画像記録した領域が連続画像記録領域の最後の領域であった場合にはステップS22に進み、バッファ回路19に記録されている画像データを連続画像記録部3Cの最初の領域に記録させる。また、最初の記録でもなくまた前回が最後の領域への記録ではなかった場合にはステップS23に進み、バッファ回路19に記録されている画像データを前回記憶した領域の次の領域に記憶させる。
即ち、この連続撮像処理では、所定周期で、ステップS20で撮像された被写体画像を連続画像記録部3Cに記録させる処理(ステップS21乃至23)を継続的に行わせるが、最初の15秒間の記録によって連続画像記録部3Cがフル記録状態になると、また最初の記憶領域から順次、次領域に上書記憶させるものであり、連続画像記録部3Cを所謂FIFO(ファーストイン・ファーストアウト)記録のメモリとして動作させ、エンドレスで画像記録をさせるものである。
しかして、ステップS22或いはS23の処理が終えると、次のステップS24では、センサ部4からの変位量データが発生されているか否かを判断し、変位量データが発生していた場合にはステップS25に進んで、後述するタイマ時間Tをクリアすると共に、ステップS26に進んで、変位量データが予め定められた閾値を超えているか否かを判断する。
上記ステップS24及びS26は、車両での走行時の異常を検知するものであり、ステップS26の閾値は、このカメラを搭載した車両が衝突事故等大きな事故が発生されたことを検知して撮像データを残すのであれば、閾値を高く(衝突の時に発生する変位量に対応した、変位量の大きい値)設定しておけばよいが、例えば、変位量が少ないケース、例えば歩行者をよけるために急ブレーキをかけたような場合でも撮像データを残したい場合には閾値を低くしておけばよい。
ステップS26で、変位量が予め定められた閾値以下の時にはステップS20に戻り、再度撮像及び記録動作を行うが、ステップS26で変位量が予め定められた閾値を超えたことが判断されるとステップS27に進み、ステップS20乃至S23による録画動作を停止すると共に、連続画像記録部3Cに記憶されているデータを最も古い画像データから順次記録媒体9に転送して処理を終える。
一方、ステップS24で変位量データが無い場合、即ち、車が走行していれば、或いは信号待ちなどで停車している場合であってもエンジンの振動によって必ず変位量データが存在するものであるが、ステップS24で変位量データが全く無いことが検出された場合にはステップS28以降の処理に進んで、エンジンなどを停止して車を降りたものとして、カメラの電源を遮断する処理を行う。
即ち、ステップS28では、タイマ時間Tの値を歩進させ、次のステップS30でタイマ時間Tの計時時間が予め定められた時間、例えば30分を超えたか否かを判断し、30分を超えない場合にはステップS20に戻って録画動作を継続するが、30分を超えた場合にはステップS29に戻って電源を遮断し録画動作を停止するものである。
尚、30分以内に車両を動作させた場合には、ステップS24で変位データが検出されて次のステップS25でタイマ時間Tがクリアされるので、30分以内の停車或いは降車であれば、電源が遮断されることはない。
しかして、ステップS27でその時点までの15秒間の動画が記録媒体9に記録された後は、詳細な説明は省略したが、モード切替釦8Bを操作してモード値記録領域3Cの値をM=2の再生モードに設定することにより、図1のステップS3からS12に進み、再生モードにおいて記録媒体9に記憶された画像を表示部6に表示させることで再生することが出来る。また、記録媒体9をカメラから取り出し、他の再生機で再生表示させることも可能である。
〔第2実施例〕
図6は本発明の第2実施例のフローチャートである。この第2実施例は、図5のステップS20乃至S27を図6のフローチャートの置き換えたものであり、これ以外の構成は第1実施例と同じであるのでその詳細な説明は省略する。
しかして、ステップS31は、図5のステップS20同様に、撮像素子13に取り込まれた被写体像の画像データをバッファ回路19に記録する処理である。次のステップS32では、センサ部4から変位量データが出力されたか否かを判断し、出力されていない時には図5に示したステップS28に進むが、出力されている際にはステップS33に進んでタイマ時間Tをクリアすると共に、次のステップS34で、変位量データが事故発生時などで発生される閾値を超えているか否かを判断し、閾値を超えている際には、ステップS35に進んで図5のステップS27と同様に、録画動作を停止すると共に停止する前の15秒間の録画データを記録媒体9に書き込む。
一方、変位量データが閾値以下であった場合にはステップS36に進み、バッファ回路19に記録されている画像データを変位量データに基づいてブレ補正を行う。即ち、車の走行中は、その振動により画像ブレが発生しブレや歪みなどの発生した画像となるが、このステップS34では、その画像ブレを補正した画像データを得るものである。
そして、以降のステップS37乃至S39では、図5のステップS21乃至S23同様に連続画像記録部3Cに、エンドレスで画像の書き込みを行わせるものである。
このように、この第2実施例では、センサ部4からの変位量データに基づいて、事故などの異常を検出できるばかりか、車の走行中に発生する画像ブレも補正できるので、万が一何らかの事故が発生した場合でも画像ブレのない鮮明な画像が記録できる効果を有する。
尚、上述した各実施例では、エンドレスで録画する時間を15秒、センサ部4から継続して変位量データが出力されない場合に電源を遮断する時間を30分としたが、これらの時間は任意に設定できるものであり、また、ユーザが所望の時間を設定できるようにしてもよい。
また、変位量データはセンサ部4で得るようにしたが、例えば高速で複数枚の画像を撮像し、各画像の変化量データ、即ち同じ被写体画どれだけ移動しているかの変位量データを得てブレを補正する、所謂電子的ブレ補正技術によって変位量を測定するようにしてもよい。
更に、上記実施例ではカメラを車両のダッシュボード上に取り付ける様にしたが、例えば車体の外部に取り付けてもよく、また、自転車に使用する場合にはハンドル、ラジオコントロールによる無人ヘリコプターや玩具に使用する場合にはその本体、或いは歩行時に使用する場合には腰や頭部等にそれぞれ取り付けられるように取付用の補助道具を用いてもよい。
また、センサ部4から継続して変位量データが出力されない場合に電源を遮断する時間を30分としたが、例えば、変位量データが、5分とか10分といった所定時間出力されない場合には、省電力モードにして表示部等一部の回路への電源供給を停止し、変位量データが検出された際にもとに戻るようにしてもよい。
更に、上記実施例では、撮像装置としてカメラに適用した例について述べたが、他の電子機器、例えば携帯電話、PDA、ノートパソコン、腕時計、音楽再生機などであっても、撮像機能を備えた電子機器であれば適用できることは勿論である。
本発明の撮像装置の回路構成を示したブロック図。 図1の記録部3の内容を示した図。 図1の撮像部7の詳細な構成を示した図。 本発明による撮像装置の動作を示したフローチャート。 図4のステップS11の詳細なフローチャート。 本発明の他の実施例を示すフローチャート。
符号の説明
1 制御部
3 記録部
4 センサ部
6 表示部
7 撮像部
8 入力部
9 記録媒体
13 撮像素子

Claims (7)

  1. 撮像素子に写し込まれた被写体像を画像データに変換して記録する撮像装置において、この撮像装置の変位を検出する変位検出手段と、少なくとも通常撮影モードと移動撮影モードとをそれぞれ選択設定するモード設定手段と、このモード設定手段によって通常撮影モードが選択されている際に前記変位検出手段によって検出された変位データに基づいて前記画像データのブレを補正するブレ補正手段と、このブレ補正手段によって補正された画像データを記録する画像データ記録手段と、前記モード設定手段によって前記移動撮影モードが選択されている際に前記被写体像の画像データを順次記録する副記録手段と、この副記録手段に前記被写体像の画像データが順次記録されている際に前記変位検出手段によって検出された変位データが予め定められた値以上であることが検出されると前記副記録手段に記録されている画像データを前記画像データ記録手段に記録させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像素子に写し込まれた被写体像を画像データに変換して記録する撮像装置において、この撮像装置の変位を検出する変位データ検出手段と、少なくとも通常撮影モードと移動撮影モードとをそれぞれ選択設定するモード設定手段と、このモード設定手段によって通常撮影モードが選択されている際に前記変位検出手段によって検出された変位データに基づいて前記画像データのブレを補正するブレ補正手段と、このブレ補正手段によって補正された画像データを記録する画像データ記録手段と、前記モード設定手段によって前記移動撮影モードが選択されている際に前記被写体像の画像データが順次上書記録される副記録手段と、この副記録手段に前記被写体像の画像データが順次上書記録されている際に前記変位検出手段によって検出された変位データが予め定められた値以上であることが検出されると前記副記録手段への上書記録を停止させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 撮像素子に写し込まれた被写体像を画像データに変換して記録する撮像装置において、この撮像装置の変位を検出する変位データ検出手段と、この変位検出手段によって検出された変位データが予め定められた値以内である際に前記被写体像の画像データを前記変位データに応じて補正するブレ補正手段と、このブレ補正手段によって補正された画像データを順次記録する副記録手段と、前記変位検出手段によって検出された変位データが予め定められた値以上であった際に前記副記録手段に記録されている画像データを記録保持させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  4. 更に、前記変位検出手段から予め定められた時間変位が検出されなかった際に前記撮像素子に写し込まれた被写体像を画像データに変換して記録する動作を停止させる動作停止手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記副記録手段は予め定められた時間分だけの画像データを記録する容量を持ったFIFOメモリであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。
  6. 前記変位検出手段は加速度センサもしくは角速度センサを備えており、前記変位データは加速度データもしくは角速度データであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の撮像装置。
  7. 前記変位検出手段は前記撮像素子に写し込まれた被写体像の画像データの変化量によって前記変位データを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
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