JP4501927B2 - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents
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Description
このような問題に鑑み、タイムラグ測定モードを設け、ランプが光ってからシャッタボタンを押下するまでの時間を測定し、静止画撮影モードにおいては、シャッタボタンが全押しされた時点から該測定した時間だけ遡った画像を記録するという技術が開発された(特許文献1)。
撮像手段と、
この撮像手段に対し、連続して撮像するよう制御する撮像制御手段と、
この撮像制御手段による制御の間にシャッタボタンが操作されたか否かを判断する判断手段と、
この判断手段によってシャッタボタンが操作されたと判断されると、その操作されたタイミングに基づいて前記撮像制御手段により連続して撮像された複数の画像データを取得する画像取得手段と、
この画像取得手段により取得された複数の画像データから、ユーザーの所定の操作に応じて特定の画像データを選択する第1の選択手段と、
この第1の選択手段により選択された画像データが撮像されたタイミングと、前記シャッタボタンが操作されたタイミングとの時間の差を示すズレタイミング情報を取得するズレタイミング取得手段と、
前記ズレタイミング取得手段によって取得したズレタイミング情報を記憶する記憶手段と、
表示手段と、
前記記憶手段にズレタイミング情報を記憶した後に、前記画像取得手段によって複数の画像データを取得すると、当該ズレタイミング情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された複数の画像データのから1つを自動選択する第2の選択手段と、
前記画像取得手段が取得した複数の画像データを前記表示手段に切換表示するよう制御するとともに、前記第2の選択手段によって選択された画像データの表示時間を、該タイミング付近以外のタイミングで撮像された画像データの表示時間より長く前記表示手段に表示するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記ズレタイミング取得手段によって取得されたズレタイミング情報を複数記憶する第1のズレタイミング記憶手段と、
この第1のズレタイミング記憶手段によって記憶された複数のズレタイミング情報の平均値を算出する平均値算出手段と、
を更に備え、
前記第2の選択手段は、前記ズレタイミング情報に代えて前記平均値算出手段によって算出された平均値に基づいて前記複数の画像データから1つを選択することを特徴とする。
前記画像取得手段は、前記シャッタボタンが操作されたタイミング以前又は以後に前記撮像制御手段により撮像された複数の画像データを取得することを特徴とする。
記録手段と、
前記第2の選択手段によって選択された画像データに前記ズレタイミング情報を関連付け、前記画像取得手段によって取得された複数の画像データとともに前記記録手段に記録するよう制御する記録制御手段と、
を更に備えたことを特徴とする。
撮像手段と、
この撮像手段に対し、連続して撮像するよう制御する撮像制御手段と、
この撮像制御手段による制御の間にシャッタボタンが操作されたか否かを判断する判断手段と、
この判断手段によってシャッタボタンが操作されたと判断されると、その操作されたタイミングに基づいて前記撮像制御手段により連続して撮像された複数の画像データを取得する画像取得手段と、
この画像取得手段により取得された複数の画像データから、ユーザーの所定の操作に応じて特定の画像データを選択する第1の選択手段と、
この第1の選択手段により選択された画像データが撮像されたタイミングと、前記シャッタボタンが操作されたタイミングとの時間の差を示すズレタイミング情報を取得するズレタイミング取得手段と、
前記ズレタイミング取得手段によって取得したズレタイミング情報を記憶する記憶手段と、
表示手段と、
前記記憶手段にズレタイミング情報を記憶した後に、前記画像取得手段によって複数の画像データを取得すると、当該ズレタイミング情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された複数の画像データのから1つを自動選択する第2の選択手段と、
前記画像取得手段が取得された複数の画像データを前記表示手段にマルチ表示するよう制御するとともに、前記第2の選択手段によって選択された画像データについては他の画像データとは差別して表示するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記ズレタイミング取得手段によって取得されたズレタイミング情報を複数記憶する第1のズレタイミング記憶手段と、
この第1のズレタイミング記憶手段によって記憶された複数のズレタイミング情報の平均値を算出する平均値算出手段と、
を更に備え、
前記第2の選択手段は、前記ズレタイミング情報に代えて前記平均値算出手段によって算出された平均値に基づいて前記複数の画像データから1つを選択することを特徴とする。
前記画像取得手段は、前記シャッタボタンが操作されたタイミング以前又は以後に前記撮像制御手段により撮像された複数の画像データを取得することを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、上記請求項5乃至7の何れかに記載の発明において、
記録手段と、
前記第2の選択手段によって選択された画像データに前記ズレタイミング情報を関連付け、前記画像取得手段によって取得された複数の画像データとともに前記記録手段に記録するよう制御する記録制御手段と、
を更に備えたことを特徴とする。
撮像部、シャッタボタン、表示部を備えた撮像装置が有するコンピュータを、
前記撮像部に対し連続して撮像するよう制御する撮像制御手段、
この撮像制御手段による制御の間に前記シャッタボタンが操作されたか否かを判断する判断手段、
この判断手段によってシャッタボタンが操作されたと判断されると、その操作されたタイミングに基づいて前記撮像制御手段により連続して撮像された複数の画像データを取得する画像取得手段、
この画像取得手段により取得された複数の画像データから、ユーザーの所定の操作に応じて特定の画像データを選択する第1の選択手段、
この第1の選択手段により選択された画像データが撮像されたタイミングと、前記シャッタボタンが操作されたタイミングとの時間の差を示すズレタイミング情報を取得するズレタイミング取得手段、
前記ズレタイミング取得手段によって取得したズレタイミング情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段にズレタイミング情報を記憶した後に、前記画像取得手段によって複数の画像データを取得すると、当該ズレタイミング情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された複数の画像データのから1つを自動選択する第2の選択手段、
前記画像取得手段が取得した複数の画像データを前記表示部に切換表示するよう制御するとともに、前記第2の選択手段によって選択された画像データの表示時間を、該タイミング付近以外のタイミングで撮像された画像データの表示時間より長く前記表示部に表示するよう制御する制御手段
として機能させることを特徴とする。
また、上記目的達成のため、請求項10記載の発明は、
撮像部、シャッタボタン、表示部を備えた撮像装置が有するコンピュータを、
前記撮像部に対し連続して撮像するよう制御する撮像制御手段、
この撮像制御手段による制御の間に前記シャッタボタンが操作されたか否かを判断する判断手段、
この判断手段によってシャッタボタンが操作されたと判断されると、その操作されたタイミングに基づいて前記撮像制御手段により連続して撮像された複数の画像データを取得する画像取得手段、
この画像取得手段により取得された複数の画像データから、ユーザーの所定の操作に応じて特定の画像データを選択する第1の選択手段、
この第1の選択手段により選択された画像データが撮像されたタイミングと、前記シャッタボタンが操作されたタイミングとの時間の差を示すズレタイミング情報を取得するズレタイミング取得手段、
前記ズレタイミング取得手段によって取得したズレタイミング情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段にズレタイミング情報を記憶した後に、前記画像取得手段によって複数の画像データを取得すると、当該ズレタイミング情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された複数の画像データのから1つを自動選択する第2の選択手段、
前記画像取得手段が取得された複数の画像データを前記表示部にマルチ表示するよう制御するとともに、前記第2の選択手段によって選択された画像データについては他の画像データとは差別して表示するよう制御する制御手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
[実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り4、CCD5、ドライバ6、TG(timing generator)7、ユニット回路8、画像生成部9、CPU10、キー入力部11、メモリ12、DRAM13、フラッシュメモリ14、画像表示部15、バス16を備えている。
絞り4とは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいう。
メモリ12には、CPU10が各部を制御するのに必要な制御プログラム、及び必要なデータが記録されており、CPU10は、該プログラムに従い動作する。
フラッシュメモリ14は、圧縮された画像データを保存する記録媒体である。
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図2のフローチャートに従って説明する。
ユーザのキー入力部11のモード切替キーの操作により静止画撮影モードが設定されると、CPU10は、所定のフレームレート(たとえば、30fps)でCCD5による撮像を開始し、CCD5により順次撮像され、画像生成部9によって順次生成された輝度色差信号の画像データをバッファメモリ(DRAM13)に記憶し、該記憶した画像データを画像表示部15に表示させるという、いわゆるスルー画像表示を開始する(ステップS1)。
このとき、ユーザは、そろそろシャッタチャンスが来るだろうと思う場合にシャッタの半押し操作を行なう。
このAE処理は、被写体の明るさに応じて適切なシャッタ速度と絞り値とを自動的に決めて、光の受ける量を決めるというものであり、具体的には、直近に撮像された画像データの輝度成分に基づいて適正露出値を算出し、該算出した適正露出値に基づいて絞り値、シャッタスピードを決める。
また、AF処理は、被写体に対してピントが合うような合焦レンズ位置にフォーカスレンズを移動させることである。このAF処理の方式としては、コントラスト検出方式、や、位相差方式など種々の方式によって行なうことができるがここでは、コントラスト検出方式によりAF処理を行う。
図3は、あるタイミング時に画像表示部15に表示される画像の様子を示すものであり、これらの画像のタイミングは、A→C→Bというように時間が経過しているものとする。
図3のAはシャッタボタンが半押し直後連続撮像処理により最初に撮像され表示された画像の様子を示すものである。
また、このときに順次撮像された画像データは、バッファメモリに循環記憶されていく。この循環記憶とは、第1記憶領域の空き容量がなくなるまで、撮像された画像データを順々記憶させて蓄積していき、第1記憶領域の空き容量がなくなると、新たに撮像された画像データを、バッファメモリに記憶されている複数の画像データのうち一番古い画像データの上に上書きしていく。これにより、直近に撮像された画像データから一定時間前までの画像データが記憶されることになる。
なお、バッファメモリの第1記憶領域に画像データを循環記憶していくのではなく、バッファメモリいっぱいに画像データを循環記録していくようにしてもよい。
このとき、ユーザはシャッタチャンスが到来したと判断した時に、シャッタボタンを全押し操作する。
次いで、ステップS8で、CPU10は、シャッタボタン全押し時から所定時間の間、続けて連続撮像を行い、該撮像された画像データをバッファメモリの第2記憶領域に記憶させていく(画像取得手段)。これによりシャッタボタン全押し前後に撮像された複数の画像データを記憶することができる。
また、ここでは、シャッタボタン全押し前に記録された画像データと、シャッタボタン全押し以後に撮像された画像データとの枚数が略同一となるように、第1記憶領域の記憶容量と、シャッタボタン全押し後に連続撮像される所定時間を定めておく。これにより、シャッタチャンスより早くシャッタボタンを全押しした場合や、遅く全押しした場合でも、シャッタチャンスの画像データを記憶させることができる。
なお、シャッタボタン全押し前に撮像された画像データの枚数と、シャッタボタン全押し後に撮像された画像データの枚数とを必ずしも同じにする必要はない。また、ステップS5で、連続撮像により得られた画像データをバッファメモリいっぱいに記憶させるようにしてもよい。この場合は、バッファメモリがいっぱいになると新たに撮像された画像データを、バッファメモリに記憶されている複数の画像データのうち、一番古い画像データの上に上書きして記憶させる。
例えば、図3のC(図4のC)に示すような画像がシャッタチャンスであると思っても、実際にシャッタボタンの全押し時に撮影された画像は図3のB(図4のB)のような画像になってしまいタイムラグが生じてしまう。
例えば、図4のCに示すような画像がシャッタチャンスであると思っていても、被写体の動きが速すぎ、その動きを予測してシャッタチャンスより早くシャッタボタンを全押し操作してしまい、実際にシャッタボタンの全押し時に撮像された画像は図4のDのような画像になってしまう場合もあり、シャッタチャンスと、実際にシャッタボタンを全押ししたタイミングにズレが生じてしまう。
これにより、撮影したいタイミングで撮像されたと思われる画像データを一番最初に表示させることができる。
図4を見ると、人がバットを振っている様子が順々に撮像されているのがわかる。
図4のCは、ユーザがシャッタチャンスが到来したと判断した時に撮像された画像データを示し、図4のB又はDは、実際にシャッタボタンの全押し時に撮像された画像データを示している。この図4のCと図3のCとは、同じタイミング時に撮像されたものであり、図4のBと図3のBとは同じタイミング時に撮像されたものである。
図4のBは、シャッタチャンスより遅くシャッタボタンを全押ししたときに撮像された画像データを示し、図4のDは、シャッタチャンスより早めにシャッタボタンを全押ししたときに撮像された画像データを示している。
このとき、ユーザは、該選択して表示されている画像データを静止画像データとして記録したいと判断した場合はセットキーの操作を行なう。
ステップS12で、SETキーの操作が行なわれていないと判断すると、CPU10は、十字キーの操作が行なわれたか否かを判断する(ステップS13)。この判断は、十字キーの操作に対応する操作信号がキー入力部11から送られてきたか否かを判断する。
例えば、十字キーの「↓」キーの操作が行なわれると、該選択して表示している画像データの次に撮像された画像データを新たに選択して表示させ、十字キーの「↑」キーの操作が行なわれると、該選択して表示している画像データの前に撮像された画像データを新たに選択して表示させる。
これにより、ユーザは十字キーの操作を行なうことにより、選択して表示させる画像データを変更することができ、連続撮影された画像データの画像を認識することができ、更に、その認識した中から本当に撮影記録したい画像データを選択することができる。
次いで、ステップS16で、CPU10は、該記録した画像データをベストタイミング(シャッターチャンス)で撮像された画像として選択し(選択手段)、該選択した画像データとシャッタボタン全押し時に撮像された画像データとが撮像された時のタイミングのズレを示す情報をズレタイミング情報としてメモリ12のズレ記憶領域に記憶する(ズレタイミング取得手段)。このとき、ズレタイミング記憶領域にズレタイミング情報が記憶されている場合は上書きして記憶される。これにより最新のズレタイミング情報が記憶されることになり、次回の撮影は、このズレタイミング情報が示すズレ量に基づいてステップS9を経てステップS11で画像データを選択して表示させることになる。
また、連続撮像により得られた複数の画像データのうち、ユーザが選択して記録した画像データと、シャッタボタン全押し時に撮像された画像データとのズレタイミング情報を記録するようにしたので、実際に撮影を指示したタイミングとベスト撮影タイミングとのタイムラグを簡易に得ることができる。
D.上記実施の形態は以下のような態様でもよい。
(1)上記実施の形態においては、ステップS16で、ズレタイミング記憶領域にズレタイミング情報が記憶されている場合は、ズレタイミング情報を上書きして記憶させるようにしたが、上書きしないで記憶させるようにしてもよい。これによりズレタイミングの履歴が分かる。
また、この場合は、ステップS9で、過去のズレタイミングの平均値(例えば、記憶されているすべてのズレタイミングの平均値、所定回数のズレタイミングの平均値)を用いて画像データを自動的に選択するようにしてもよい。つまり、シャッタボタン全押し時の画像データ、つまり、識別情報が付されている画像データから過去のズレタイミングの平均値分に相当する画像データを自動的に選択する。これにより、推奨画像として選択する画像データがよりシャッタチャンスに近い画像データになる。
なお、この場合の自動切り替え表示の場合も、原則としてズレタイミングがある場合には、ステップS11の処理を行い、ズレタイミングが無い場合はステップS10の処理を行ってから、つまり、推奨画像を最初に表示してから行なうが、推奨画像を最初に表示させなくてもよい。例えば、バッファメモリに記憶された複数の画像データのうち、一番古い画像データから順々に表示させるようにしてもよい。
これにより、ユーザの手間がなくなり、また、動画としても楽しむことができる。
また、ステップS11又はステップS10で表示された画像データ(つまり、シャッタボタン全押しされたタイミングと記憶されているズレタイミングとに基づく画像データ)が撮像されたタイミング付近で撮像された画像データを表示させる場合には、推奨画像データが撮像されたタイミング付近以外のタイミングで撮像された画像データの再生速度より遅い速度で再生(スロー再生)するのではなく、ベストタイミング付近で撮像された画像である旨を画像表示部15に表示させたり、音を放音するなどによりユーザにベストタイミング付近で撮像された画像であることを報知するようにしてもよい。これにより、ベストタイミングで撮像された画像データが表示されることを認識することができ、ベストタイミングで撮像された画像データを選択しやすくなる。
なお、シャッタボタン全押しされたタイミングと記憶されているズレタイミングとに基づく画像データ)が撮像されたタイミング付近で撮像された画像データを表示させる場合には、推奨画像データが撮像されたタイミング付近以外のタイミングで撮像された画像データの再生速度より遅い速度で表示させるとともに、音等によりベストタイミング付近で撮像された画像データであることをユーザに対して報知するようにしてもよい。
この場合は、ステップS9で、ズレタイミングがあると判断すると、連続撮像処理により撮像された複数の画像データをマルチ表示させるとともに、シャッタボタン全押し時の画像データ、つまり、識別情報が付されている画像データからズレタイミング分に相当する画像データを推奨画像として自動的に選択し、該選択した画像データを差別表示させるとともに、カーソル選択する(カーソルを該選択して差別表示する画像データに合わせる)。
また、ステップS9で、ズレタイミングがないと判断すると、シャッタボタン全押し時の画像データを自動的に選択し、該選択した画像データを推奨画像として差別表示させるとともにカーソル選択する。
そして、ステップS13で、十字キーの操作が行われると、該該操作にしたがって画像を選択し、該選択した画像を差別表示させるとともにカーソル選択する。
これにより、複数表示された画像データからベストタイミングで撮像された画像データを選択することができる。
また、シャッタボタン半押しされても、連続撮像された画像データを順次記憶させていかないで、シャッタボタンが全押しされてから初めて連続撮像された画像データを順次記憶させていくようにしてもよい。この場合は、シャッタボタン全押し時に撮像された画像データ以後の画像データが記憶されることになり、ユーザが撮影したいタイミングより早くシャッタボタンを全押しする場合に特に効果がある。
これにより、無駄な部分の画像データを記憶しなくて済む。
また、この場合には、早押しモード、遅押しモード、通常モードの各モードのズレタイミング情報をそれぞれ記憶するようにしてもよい。通常モード、早押しモード、遅押しモードでは、シャッタボタンを全押しするタイミングが違うからである。
具体的に説明すると、図2のステップS9で、ズレタイミングがあると判断すると、連続撮像によりバッファメモリに記憶された複数の画像データのうち、シャッタボタン全押し時の画像データ、つまり、識別情報が付されている画像データからズレタイミング分に相当する画像データを自動的に選択し、該選択した画像データをフラッシュメモリ14に記録する。
一方、ステップS9で、ズレタイミングがないと判断すると、連続撮像によりバッファメモリに記憶された複数の画像データのうち、シャッタボタン全押し時の画像データを自動的に選択し、つまり、バッファメモリに記憶されている画像データのうち、識別情報が付されている画像データを選択し、該選択した画像データをフラッシュメモリ14に記録する。
これにより、ズレタイミングに基づいてシャッタチャンスの画像を得ることができる。
この場合は、図2のステップS12の判断は、所定時間同じ画像データが選択されて表示されているか否かを判断することになる。
なお、連続撮像により撮像された複数の画像データを1つのグループとして記録するようにしたが、グループとして記録しないようにしてもよいし、複数のグループとして記録するようにしてもよい。
例えば、記録された画像データのうち、ベスト画像情報が関連付けられて記録されている画像データを最初に表示させ、十字キーの操作があると該操作に応じて表示させる。
また、記録された画像データを自動切換え表示行う場合には、上記変形例(2)、(3)と同様に、ベスト画像情報が関連付けられて記録されている画像データを最初に表示させるようにしてもよいし、表示させないようにしてもよい。また、スロー再生する(連続撮影された撮影間隔より長い間隔で表示する)ようにしてもよいし、スロー再生させないようにしてもよい。また、ベスト画像情報が関連付けられている画像データが撮像されたタイミング付近以外のタイミングで撮像された画像データの再生速度より遅い速度で(レートを下げて)、ベスト画像情報が関連付けられている画像データが撮像されたタイミング付近で撮像された画像データを表示させるようにしてもよいし、ベスト画像情報が関連付けられている画像データが撮像されたタイミング付近で撮像された画像データを表示させる場合には、音を放音するなどによりユーザにベストタイミング付近で撮像された画像であることを報知するようにしてもよい。更に、ベスト画像情報が関連付けられている画像データが撮像されたタイミング付近以外のタイミングで撮像された画像データの再生速度より遅い速度で(レートを下げて)、ベスト画像情報が関連付けられている画像データが撮像されたタイミング付近で撮像された画像データを表示させるとともに、音等によりベストタイミング付近で撮像された画像データであることをユーザに対して報知するようにしてもよい。
これにより、一連の画像再生の中でベストタイミングで撮影された画像が簡単にわかり、ユーザの興趣を高めることができる。
この組画像データの生成は、ステップS12のセットキー操作時に選択されている画像データがメイン画像となるように組画像データを生成するようにしてもよいし、シャッタボタン全押し時の画像データから記憶されているズレタイミング分に相当する画像データがメイン画像となるように組画像データを生成するようにしてもよい。
また、上記変形例(8)のように、所定時間選択表示された画像データがメイン画像となるように組画像データを生成するようにしてもよいし、上記変形例(9)により1つのグループとして記録された複数の画像データに基づいて組画像データを生成する場合は、ベスト画像情報が関連付けられて記録されている画像データをメイン画像として生成するようにしてもよい。
図5を見ると分かるように、図4のCに示す画像がメイン画像となるように、中央に大きく表示されているのがわかる。
これにより、シャッタチャンスの画像が得ることができるとともに、その前後(前のみ、後のみを含む)の画像も一目瞭然にわかることできる。
他の条件としては、例えば、モード切替キーの操作により撮影モードに設定された場合や、画像認識によりスルー画像表示中に被写体の顔が撮像されたか、又は顔の正面が撮像されたかを判断し、顔や顔の正面が撮像されたと判断した場合や、AFエリア内に被写体が入ってきた場合やAFエリア内の画像に変化が合った場合、現在撮像された画像データと前に撮像された画像データとの差が大きくなった場合や(被写体が画角内に入ってきた場合)、画像データを記憶させていく指示が行われた場合、更には、音認識によりマイクから所定の音が認識された場合や、マイクから所定の音量以上の音が認識された場合や所定の指示がユーザからあった場合等がある。
要は、所定の条件により画像データを記憶させていく態様であればよい。
他の条件としては、例えば、画像認識により撮像されている被写体の顔の表情が変わったと判断した場合や、AFエリア内に被写体が入ってきた場合(AFエリア内の画像に変化が合った場合やAFエリア内の画像に変化が合った場合、現在撮像された画像データと前に撮像された画像データとの差を検出し、差がある領域が中央部分に移動してきた場合、更には、音認識によりマイクから所定の音が認識された場合や、マイクから所定の音量以上の音が認識された場合やユーザから所定の指示があった場合等がある。
要は、所定の条件が成立した時に撮像された画像データに識別情報を関連付けて記録する態様であればよい。
また、シャッタボタンの全押しの解除により動画の撮像を終了するのではなく、他の条件が成立すると動画の撮像を終了するようにしてもよい。
他の条件とは、例えば、被写体の顔が撮像されなくなった場合や、顔の正面を撮像していた状態から、顔の正面が向いている確度が大幅に変わった場合(例えば、顔の後頭部が撮像されている場合)、AFエリア内から被写体がいなくなった場合、現在撮像された画像データと前に撮像された画像データとの差が無くなった、又は小さくなった場合(被写体がいなくなった場合)や、ユーザから所定の指示があった場合などがある。
例えば、図4に示すように、シャッタボタン全押し時に撮像された画像データをB、記録した画像データをCとすると、Cの画像データは、Bの画像データの2枚前に撮像されたものであるので、ズレタイミングを「2枚目」というように枚数の差を記録するようにしてもよい。
また、このズレタイミングは、シャッタボタン全押し時のタイミングを基準とし、該タイミングからどのくらいズレたかを示す相対的な情報としたが、連続撮像処理により最初に撮像されたタイミング又は連続撮像処理により最後に撮像されたタイミングを基準とし、該基準としたタイミングと記録した画像データが撮影されたタイミングとの差を示すものであってもよい。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り
5 CCD
6 ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 画像生成部
10 CPU
11 キー入力部
12 メモリ
13 DRAM
14 フラッシュメモリ
15 画像表示部
16 バス
Claims (10)
- 撮像手段と、
この撮像手段に対し、連続して撮像するよう制御する撮像制御手段と、
この撮像制御手段による制御の間にシャッタボタンが操作されたか否かを判断する判断手段と、
この判断手段によってシャッタボタンが操作されたと判断されると、その操作されたタイミングに基づいて前記撮像制御手段により連続して撮像された複数の画像データを取得する画像取得手段と、
この画像取得手段により取得された複数の画像データから、ユーザーの所定の操作に応じて特定の画像データを選択する第1の選択手段と、
この第1の選択手段により選択された画像データが撮像されたタイミングと、前記シャッタボタンが操作されたタイミングとの時間の差を示すズレタイミング情報を取得するズレタイミング取得手段と、
前記ズレタイミング取得手段によって取得したズレタイミング情報を記憶する記憶手段と、
表示手段と、
前記記憶手段にズレタイミング情報を記憶した後に、前記画像取得手段によって複数の画像データを取得すると、当該ズレタイミング情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された複数の画像データのから1つを自動選択する第2の選択手段と、
前記画像取得手段が取得した複数の画像データを前記表示手段に切換表示するよう制御するとともに、前記第2の選択手段によって選択された画像データの表示時間を、該タイミング付近以外のタイミングで撮像された画像データの表示時間より長く前記表示手段に表示するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記ズレタイミング取得手段によって取得されたズレタイミング情報を複数記憶する第1のズレタイミング記憶手段と、
この第1のズレタイミング記憶手段によって記憶された複数のズレタイミング情報の平均値を算出する平均値算出手段と、
を更に備え、
前記第2の選択手段は、前記ズレタイミング情報に代えて前記平均値算出手段によって算出された平均値に基づいて前記複数の画像データから1つを選択することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記画像取得手段は、前記シャッタボタンが操作されたタイミング以前又は以後に前記撮像制御手段により撮像された複数の画像データを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 記録手段と、
前記第2の選択手段によって選択された画像データに前記ズレタイミング情報を関連付け、前記画像取得手段によって取得された複数の画像データとともに前記記録手段に記録するよう制御する記録制御手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の撮像装置。 - 撮像手段と、
この撮像手段に対し、連続して撮像するよう制御する撮像制御手段と、
この撮像制御手段による制御の間にシャッタボタンが操作されたか否かを判断する判断手段と、
この判断手段によってシャッタボタンが操作されたと判断されると、その操作されたタイミングに基づいて前記撮像制御手段により連続して撮像された複数の画像データを取得する画像取得手段と、
この画像取得手段により取得された複数の画像データから、ユーザーの所定の操作に応じて特定の画像データを選択する第1の選択手段と、
この第1の選択手段により選択された画像データが撮像されたタイミングと、前記シャッタボタンが操作されたタイミングとの時間の差を示すズレタイミング情報を取得するズレタイミング取得手段と、
前記ズレタイミング取得手段によって取得したズレタイミング情報を記憶する記憶手段と、
表示手段と、
前記記憶手段にズレタイミング情報を記憶した後に、前記画像取得手段によって複数の画像データを取得すると、当該ズレタイミング情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された複数の画像データのから1つを自動選択する第2の選択手段と、
前記画像取得手段が取得された複数の画像データを前記表示手段にマルチ表示するよう制御するとともに、前記第2の選択手段によって選択された画像データについては他の画像データとは差別して表示するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記ズレタイミング取得手段によって取得されたズレタイミング情報を複数記憶する第1のズレタイミング記憶手段と、
この第1のズレタイミング記憶手段によって記憶された複数のズレタイミング情報の平均値を算出する平均値算出手段と、
を更に備え、
前記第2の選択手段は、前記ズレタイミング情報に代えて前記平均値算出手段によって算出された平均値に基づいて前記複数の画像データから1つを選択することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。 - 前記画像取得手段は、前記シャッタボタンが操作されたタイミング以前又は以後に前記撮像制御手段により撮像された複数の画像データを取得することを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
- 記録手段と、
前記第2の選択手段によって選択された画像データに前記ズレタイミング情報を関連付け、前記画像取得手段によって取得された複数の画像データとともに前記記録手段に記録するよう制御する記録制御手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の撮像装置。 - 撮像部、シャッタボタン、表示部を備えた撮像装置が有するコンピュータを、
前記撮像部に対し連続して撮像するよう制御する撮像制御手段、
この撮像制御手段による制御の間に前記シャッタボタンが操作されたか否かを判断する判断手段、
この判断手段によってシャッタボタンが操作されたと判断されると、その操作されたタイミングに基づいて前記撮像制御手段により連続して撮像された複数の画像データを取得する画像取得手段、
この画像取得手段により取得された複数の画像データから、ユーザーの所定の操作に応じて特定の画像データを選択する第1の選択手段、
この第1の選択手段により選択された画像データが撮像されたタイミングと、前記シャッタボタンが操作されたタイミングとの時間の差を示すズレタイミング情報を取得するズレタイミング取得手段、
前記ズレタイミング取得手段によって取得したズレタイミング情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段にズレタイミング情報を記憶した後に、前記画像取得手段によって複数の画像データを取得すると、当該ズレタイミング情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された複数の画像データのから1つを自動選択する第2の選択手段、
前記画像取得手段が取得した複数の画像データを前記表示部に切換表示するよう制御するとともに、前記第2の選択手段によって選択された画像データの表示時間を、該タイミング付近以外のタイミングで撮像された画像データの表示時間より長く前記表示部に表示するよう制御する制御手段
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 撮像部、シャッタボタン、表示部を備えた撮像装置が有するコンピュータを、
前記撮像部に対し連続して撮像するよう制御する撮像制御手段、
この撮像制御手段による制御の間に前記シャッタボタンが操作されたか否かを判断する判断手段、
この判断手段によってシャッタボタンが操作されたと判断されると、その操作されたタイミングに基づいて前記撮像制御手段により連続して撮像された複数の画像データを取得する画像取得手段、
この画像取得手段により取得された複数の画像データから、ユーザーの所定の操作に応じて特定の画像データを選択する第1の選択手段、
この第1の選択手段により選択された画像データが撮像されたタイミングと、前記シャッタボタンが操作されたタイミングとの時間の差を示すズレタイミング情報を取得するズレタイミング取得手段、
前記ズレタイミング取得手段によって取得したズレタイミング情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段にズレタイミング情報を記憶した後に、前記画像取得手段によって複数の画像データを取得すると、当該ズレタイミング情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された複数の画像データのから1つを自動選択する第2の選択手段、
前記画像取得手段が取得された複数の画像データを前記表示部にマルチ表示するよう制御するとともに、前記第2の選択手段によって選択された画像データについては他の画像データとは差別して表示するよう制御する制御手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
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