JP4708327B2 - 医薬およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は医薬を製造するための方法、その医薬、その医薬中に含まれるコポリマーならびに医薬を製造するためのそのコポリマーの使用に関する。
背景技術
EP0704208A2では、腸液中で溶解可能な薬剤被覆のための被覆剤および結合剤が記載されている。これらはメタクリル酸10〜15質量%、メチルアクリレート40〜70質量%およびメチルメタクリレート20〜40質量%から成るコポリマーを含有する。単層の被覆と同様に、多層の被覆系が記載されている。これらは、たとえば塩基性または水敏感性の活性成分を含有する芯から構成されており、他の被覆材料、たとえばセルロースエーテル、セルロースエステルまたはカチオン性ポリメタクリレート、たとえばEUDRAGIT(R)の型、特にEUDRAGIT(R)RSおよびRLから成る隔層(insulationg layer)を有していてもよく、かつ付加的に前記に示したような腸液溶解性の被覆が提供されている。
EP0704207A2では、腸液中で溶解可能な薬剤被覆のための熱可塑性材料が記載されている。これらは、アクリル酸またはメタクリル酸16〜40質量%、メチルアクリレート30〜80質量%およびアクリル酸および/またはメタクリル酸の他のアルキルエステル0〜40質量%を含有する。最低皮膜形成温度(DIN53778によるMET)は0〜25℃の間であり、したがって加工は室温で可塑剤を使用することなく可能である。皮膜の破断伸びは、DIN53445により測定されたところによれば、一般には10質量%の最大トリエチルシトレート含量で、50%またはそれ以上である。
本発明の課題および解決手段
EP0704207A2およびEP0704208A2には、(メト)アクリレートモノマーに基づく医薬を製造するためのコポリマーが記載されており、この場合、これらは、比較的軟質の皮膜を形成し、かつ約6.0を上廻る高いpH値で多くの薬剤に適した放出特性を有する。
近年開発された医薬は、よりよい被覆剤および結合剤に対する要求性が増している。開発されるべき被覆剤および結合剤は、しばしば他の添加剤との組合せにおいて、より特異的な放出特性を増加させることを可能にし、それぞれの活性成分に対して調整される。
しかしながら、医薬の開発における他の傾向としては、一般に、活性成分自体と比較して添加剤の画分を最小限にするものである。したがって、機能性被覆を有する医薬の場合には、被覆の層厚の減少を意図している。これは第一に、医薬に関しての標的となる放出特性、第二に、被覆の機械的安定性において限界がある。極めて薄い被覆を用いた場合には、通常は、製造または貯蔵の過程における機械的損傷の危険性が生じる。
さらに、今日では多くの活性成分が多粒子形の医薬の形で提供される。医薬中に存在する粒子の量によって、機能性被覆の層厚を変更することによって生じる限界の変動が達成される。多粒子形医薬の製造は、活性物質と一緒に助剤を含有する被覆されたペレットをしばしば高い加圧下で圧縮することによっておこなわれるが、多くの場合、ポリマー系被覆剤は、これらの医薬に関しては適切ではなく、それというのも、これらは十分な確実性で機械的負荷に耐えることはできないか、あるいは被覆が不均一な層厚で適用される場合にのみ耐えうるためである。
EP070207A2およびEP0704208A2には、(メト)アクリレートモノマーに基づく薬剤を製造するためのコポリマーが記載されており、この場合、これらは比較的軟質の皮膜を形成し、かつ約6.0を上廻る高いpH値で多くの薬剤に適した放出プロフィールを有する。EP0704207A2によって特定されたコポリマーは、少なくとも相対的に高い機械的負荷に対して耐性が乏しいことが見出された。しかしながら、EP0704208A2で記載されたポリマーは、pH約6.5を上廻ってのみ溶解し、そのため、腸のかなり低い領域において溶解されることが記載されている。したがって、これらは、腸の上部領域での吸収が好ましい活性成分に対しては不適切である。
この問題は、腸液中で溶解可能な医薬を提供する場合にみられ、この場合、これらの医薬は、活性成分をpH約5.8〜約6.0になるまで放出しないものであり、かつ過剰量の可塑剤を添加することなく、同時に機械的安定性を有する非粘着性の皮膜を形成するものである。特に、多粒子系薬剤の製造に関連してのストリンジェントな機械的要求性を満たす処方の提供が意図されている。
問題は、被覆された医薬または活性成分マトリックスの形での医薬を製造するために、コポリマー、活性の医薬成分、存在する場合には芯および/または製薬学的に常用の助剤を、通常の方法で、溶融、射出成形、押出、湿式造粒、注型、浸漬、塗布、噴霧または圧縮によって加工し、被覆された医薬を形成するか、および/または活性成分マトリックスを形成する方法によって解決され、この場合、この方法は、
20〜33質量%のメタクリル酸および/またはアクリル酸、
5〜30質量%のメチルアクリレートおよび
20〜40質量%のエチルアクリレートおよび
10質量%を上廻って30質量%までのブチルメタクリレートおよび好ましい場合には、
0〜10質量%の他のビニル共重合可能なモノマー
(この場合、合わせて100質量%になる)
から成るコポリマーを使用することを特徴とするが、但し、ISO11357−2、節3.3.3によるコポリマーのガラス転移温度が55〜70℃であることを条件とする。
さらに本発明は、医薬自体、さらにはコポリマーおよび医薬を製造するためのそのコポリマーの使用に関する。
本発明の開示
本発明は、錠剤の形の医薬、ペレットを含有する医薬および/または活性成分マトリックスの形での医薬を製造するための方法に関し、その際、錠剤、ペレットおよび/または活性成分マトリックスは、活性医薬物質および被覆剤および/または結合剤としてのコポリマーを含有し、かつ好ましい場合には、芯および製薬学的に常用の助剤を含有するものであって、これらを通常の方法で、溶融、射出成形、押出、湿式造粒、注型、浸漬、塗布、噴霧または圧縮によって、タブレットまたはペレットおよび/または活性成分マトリックスに加工することにより製造される。
コポリマー
本発明についての本質的な特徴は、
20〜33質量%のメタクリル酸および/またはアクリル酸、
5〜30質量%のメチルアクリレートおよび
20〜40質量%のエチルアクリレートおよび
10を上廻って30質量%までのブチルメタアクリレートおよび
好ましい場合には、
0〜10質量%の他のビニル共重合可能なモノマー
(この場合、これらは合わせて100質量%になる)
から成るコポリマーの使用であり、但し、このコポリマーは、ISO11357−2、節3.3.3によるコポリマーのガラス転移温度(中心点温度Tmg)が55〜70℃であることを条件とする。
コポリマーは、特に、
20〜30質量%、好ましくは25〜32質量%、特に好ましくは28〜31質量%のメタクリル酸またはアクリル酸、この場合、メタクリル酸が好ましく、
5〜30質量%、好ましくは10〜28質量%、より好ましくは15〜55質量%のメチルアクリレート、
20〜40質量%、好ましくは25〜35質量%、より好ましくは18〜22質量%のエチルアクリレート、ならびに
10質量%を上廻って30質量%まで、好ましくは15〜25質量%、特に好ましくは18〜22質量%のブチルメタクリレート
をラジカル重合した単位から構成され、その際、モノマーの組成は、コポリマーのガラス転移温度が55〜70℃、好ましくは59〜66℃、特に好ましくは60〜65℃である程度に選択される。
ガラス転移温度とは、本明細書中では、特にISO11357−2、節3.3.3による中心点温度Tmgを意味し、測定は可塑剤を添加することなく、残りのモノマー含量(REMO)が100ppmを下廻る場合に、10℃/分の加熱速度で、かつ窒素雰囲気下でおこなわれる。
コポリマーは、好ましくは本質的に専ら、90質量%まで、95質量%まで、あるいは99質量%〜100質量%のメタクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレートおよびブチルメタクリレートのモノマーから構成され、その量的範囲は前記に示したものである。
しかしながら付加的に、本質的な性質を阻害することなく、少量で、0〜10質量%、たとえば1〜5質量%の量で、他のビニル共重合可能なモノマーを含有していてもよく、このようなモノマーはたとえばメチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ビニルピロリドン、ビニルマロン酸、スチレン、ビニルアルコール、ビニルアセテートおよび/またはこれらの誘導体である。
コポリマーの製造
コポリマーは通常の方法で、モノマーのラジカル重合によって製造することができる(たとえば、EP0704207A2およびEP0704208A2参照)。本発明のコポリマーは、好ましくはアニオン乳化剤の存在下で、通常の方法で水相中でのラジカル乳化重合によって製造可能であり、この場合、これらの方法はDE−C2135073に記載されている。
コポリマーは、ラジカル重合の通常の方法によって、連続的またはバッチ的に、フリーラジカル開始剤の存在下で、かつ好ましい場合には分子量を調整するための調整剤の存在下で、塊状で、溶液中で、粒状重合によってか、あるいはエマルション中で製造することができる。平均分子量Mw(たとえば溶液粘度を測定することによって決定される質量平均)は、たとえば、80000〜1000000(g/mol)の範囲である。水相中で、水溶性開始剤および乳化剤(好ましくはアニオン性のもの)の存在下で乳化重合することが好ましい。
塊状重合の場合には、コポリマーは固体の形で、粗砕、押出、造粒またはホットチョッピングによって得ることができる。
有機溶剤
コポリマーは有機溶液の形で、たとえば10〜30質量%の濃度で提供することができる。溶剤として、たとえばアセトン、イソプロパノールまたはエタノールまたはこれらの混合物を使用することができ、この場合、適切である場合には、約10質量%までの水含量を有していてもよい。しかしながら水性分散液が好ましい。
分散液
エマルションポリマーは好ましくは、10〜50質量%、好ましくは20〜40質量%の濃度で水性分散液の形で製造され、かつ使用される。市販の形は、30質量%の固体含量であることが好ましい。加工に関しては、メタクリル酸単位の部分的中和は必要ではなく;しかしながら、被覆剤分散液の安定化または増粘が好ましいとされる場合には、たとえば5または10モル%までの範囲で可能である。ラテックス−粒径(ラジアン)の質量平均値は、一般には40〜100nmであり、好ましくは50〜70nmであり、この場合、これらは1000mPa・sを下廻る好ましい加工粘度を保証するものである。粒径は、レーザー回析によって、たとえばMastersizer2000(Malvern)を用いて測定することができる。
たとえば10〜50モル%の相対的に高い中和の程度であるか、あるいは完全な中和の場合には、コポリマーを溶融状態に変換することが可能である。
アニオンコポリマーの溶液を製造するために、一般には部分的または完全に酸性基を中和することが必要不可欠である。アニオンコポリマーは、たとえば、少しずつ、水中で最終濃度1〜40質量%に撹拌混合し、その過程において、部分的または完全に、塩基性物質、たとえばNaOH、KOHまたは水酸化アンモニウムであるか、あるいは有機塩基、たとえばトリエタノールアミンを添加することによって中和することができる。さらに、コポリマーの粉末を使用することも可能であり、この場合、この粉末に、塩基、たとえばNaOHがすでにその製造過程において(部分的)中和の目的で添加されており、その結果、粉末はすでに(部分的)中和ポリマーであることも可能である。溶液のpHは一般には4を上廻って、たとえば4〜約7の範囲である。さらにこれに関連して、完全にかまたは部分的に中和した分散液と、中和されていない分散液のバッチの混合物を製造し、かつこのような混合物をさらに記載の方法で加工し、たとえば、混合物を被覆のために使用するか、あるいは最初に凍結乾燥または噴霧乾燥により粉末にする。
たとえば分散液は、さらに通常の方法で噴霧乾燥または凍結乾燥され、かつ再分散可能な粉末の形で提供する(たとえば、EP−A0262326)。二者択一的な方法は、凍結乾燥または凝集させ、かつ押出機中で圧搾することによって水を除去し、その後に造粒する(EP−A0683028)。
驚くべきことに、噴霧乾燥または凍結乾燥され、かつ再分散された粉末から形成されたコポリマー分散液は、増加した剪断安定性を示す。これは、特に、噴霧適用の場合には有利である。この利点は、分散液中に存在するコポリマーが2〜10モル%、好ましくは5〜7モル%で、部分的に中和された形(コポリマー中に存在する酸性基に基づく)で存在する場合には、特に明らかになる。この目的のために、NaOHを添加することによる部分的中和は好ましい。これらは好ましくは、0.1〜2質量%の量で存在するアニオン乳化剤である。特に好ましい乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム塩である。
使用のための準備
コポリマーは粉末の形で、通常の製薬学的助剤との混合物で、簡単に再分散可能な形であってもよい。出発生成物がコポリマー粉末である場合には、たとえばすでに部分的に中和された粉末であり、その後にこの粉末を粉砕および/または混合および/または配合し、その後に通常の製薬学的助剤、たとえばタルク、可溶性染料、着色顔料または安定化剤と一緒に乾燥させてもよい。配合は、配合物を使用するための準備であるとされ、この場合、これらはその後に水を添加し、かつかなり短い再分散時間が、直接的に予め製造されたか、あるいは少なくともほぼ完全な被覆剤または結合剤として使用することができる。
機械的特性
本発明によって選択されたコポリマー組成物の範囲において、機械的安定性が急激に増加し、いわゆる剪断強さがみられた。コポリマーの機械的性質は、可塑剤を用いることなく、類似の組成であるが、高いガラス転移温度を有する本発明によるものではないコポリマーと比較した場合に明らかに改善された。類似の組成を有し、かつ55〜70℃のガラス転移温度を有する本発明によるものではないコポリマーは、さらにもはや好ましい放出プロフィールを有するものではない。
相違は、可塑剤を添加した場合に特定の範囲において明らかになる。1質量%程度の可塑剤から増加させた場合に、破断伸び挙動における相違(DIN53455によるもの)がすでに測定可能である。コポリマーは0〜40質量%の可塑剤を含有する。一般には6〜30質量%、好ましくは15〜25質量%の可塑剤であることが好ましい。可塑剤を含有するコポリマーは、少なくとも250、少なくとも300、少なくとも400、250〜500または300〜450の破断伸び(%)を有していてもよい。
ポリマー混合物
活性成分の放出を調整するために、一定の場合において他のポリマーをコポリマー中に混合することが有利であってもよい。混合物中の他のポリマーの画分は、広い範囲で可変であってもよく、かつ5〜95質量%、好ましくは10〜90質量%、より好ましくは25〜85質量%の範囲であってもよい。
このような他のポリマーは:ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルメタクリレートおよび/またはエチルアクリレートの(メト)アクリレートコポリマーおよびメタクリル酸(EUDRAGIT (R) L100, EUDRAGIT (R) S100, EUDRAGIT (R) L100-55)。メチルメタクリレート、メチルアクリレートおよび従来のメタクリル酸のアニオン(メト)アクリレート(たとえば、EP−A0704207またはEP−A−0704208)、カルボキシメチルセルロース塩、ヒドロキシプロピルセルロース(HPMC)、メチルメタクリレートおよびエチルアクリレートからの中性(メト)アクリレートコポリマー(EUDAGIT (R) NE 30 Dからの乾燥物質)、メチルメタクリレートおよびブチルメタクリレートのコポリマー(PLASTOID(R)B)または第4級アンモニウム基を含有する(メト)アクリレートコポリマー(EUDRAGIT (R) RLまたはEUDRAGIT (R) RS)である。
多粒子薬剤形
活性成分の放出を制御する目的のために、一定の場合において、本発明のコポリマーを含有する層の内部または外側に配置されていてもよい、他のポリマー層またはコポリマー層を含む医薬を提供することが有利であってもよい。たとえば、外側の放出遅延層または他の外側の腸溶および/または呈味をマスキングするための層(taste-insulating layer)を添加することも可能である。この他の例としては、たとえばヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)および染料から成る外側の着色ポリマー層を適用することができる。
このような他のポリマーの例は:ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルメタクリレートおよび/またはエチルアクリレートおよびメタクリル酸のアニオン性(メト)アクリレートコポリマー(EUDRAGIT(R)L100, EUDRAGIT(R)S100, EDRAGIT(R)L-100-55)である。従来のメチルメタクリレート、メチルアクリレートおよびメタクリル酸のアニオン性(メト)アクリレートコポリマー(たとえば、EP−A−0704207またはEP−A−0704208)、カルボキシメチルセルロース塩、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルメタクリレートおよびエチルアクリレートの中性(メト)アクリレートコポリマー(EUDRAGIT (R) NE 30Dからの乾燥物質)、メチルメタクリレートおよびブチルメタクリレートのコポリマー(PLASTOID (R) B)または第4級アンモニウム基を含有する(メト)アクリレートコポリマー(EUDRAGIT (R) RLまたはEUDRAGIT (R) RS)である。
薬剤形
本発明による医薬は、錠剤、ペレットを含有する薬剤形および/または活性成分マトリックスの形であり、その際、錠剤、ペレットおよび/または活性成分マトリックスは、活性の医薬物質および被覆剤および/または結合剤としてのコポリマーを含有するものであって、かつ好ましい場合には、芯および製薬学的助剤を含有する。(フィルムコートされた)錠剤は、通常はコポリマーで被覆された活性成分芯を含有し;ペレットは一般には、被覆された芯または活性成分の被覆された結晶から構成される。活性成分マトリックスにおいて、コポリマーは活性成分のための結合剤として作用する。
用語「薬剤形」は、「錠剤、ペレットを含有する薬剤の形および/または活性成分マトリックス」の形」であって、当業者に公知の薬剤の通常の形を包含するものと解される。本発明の形は、特に、錠剤、遅延または促進した崩壊性を有する錠剤、ミニタブレット、ペレット、この場合、これらは顆粒、マイクロ粒子またはマイクロタブレットを含むものと解され、ペレットを圧縮した錠剤(多粒子薬剤形)、カプセル中に充填されたペレット、ミニタブレットおよび顆粒である。経皮吸収治療系は、たとえば、パッチまたは被覆の形であり、たとえば活性成分マトリックスの形である。これらの形は、カプセル、カプセルの一部分または他の薬剤形、薬袋、乾燥ジューズ、坐剤、膣坐剤またはインプラントであってもよい。
本発明による方法によれば、コポリマーは好ましい場合には製薬学的に常用のアジュバント、たとえば可塑剤、離型剤および/または染料との組合せで、最初に成形体に加工され、その後に活性の医薬成分を、芯を有するかまたは有しないで、その中に包含してもよい。この処理は、好ましくは、浸漬、射出成形または押出によっておこなわれてもよい。成形体はカプセル、カプセルの一部または溶接可能なフィルムであってもよい。
医薬の製造
医薬は、コポリマー、活性の医薬成分、好ましい場合には芯および/または製薬学的に常用の助剤を通常の方法で、水を添加するかまたは添加することなく、溶融、射出成形、押出、湿式造粒、注型、塗布、噴霧または圧縮によって加工し、錠剤またはペレットを含有する薬剤形を形成するか、および/または活性成分マトリックスを形成することで製造される。
他の用途
医薬に使用する場合と同様に、本発明によるコポリマーはさらに化粧品または栄養補助剤の構成要素または成分として使用することができる。化粧品の分野において、コポリマーは好ましくは溶解された形で軟膏およびクリーム中に、たとえば、化粧品パッチの構成成分として混合されてもよい。栄養補助剤の場合には、コポリマーは、たとえば呈味のマスキングのために、ビタミンまたはミネラルの保護のための被覆として、かつ不相溶成分を隔離するために使用することができる。
活性成分
本発明の目的のために使用される活性成分は、ヒトまたは動物の体において以下の目的のために使用される。
1.疾病、軽度の疾病、物理的損傷または病理学的徴候の治癒、緩和、予防または診断
2.体の状態、症状または機能、または心理状態の同定
3.ヒトまたは動物の体から得られる活性物質または体液の置換
4.病原体、寄生虫または外的物質に対して防御、除去または無害にする目的
5.体の状態、症状または機能、あるいは心理状態に影響を与える目的
通常使用される医薬は、Rote ListeまたはMerck Indexのような文献に記載されている。本発明によれば、前記定義における好ましい治療的活性を満たし、かつ十分な熱安定性を有する任意の活性成分の使用を可能にする。
本発明の処方は、原則として、好ましくは小腸および/又は大腸において放出される任意の活性成分の投与に適しており、かつ特に、有利には遅延した放出形で投与されてもよい。
以下の群からの活性成分が特に挙げられてもよい:緩下剤、鎮痛剤、抗菌剤、抗リュウマチ薬、抗アレルギー剤、抗不整脈剤、抗生物質、抗てんかん薬、β−受容体遮断剤、カルシウムチャンネル遮断剤、化学療法薬、酵素、エクストラクト、レニン−アンジオテンシン系のインヒビター、気管支炎/喘息鎮静用のコリン作動薬、利尿薬、循環促進剤、痛風薬、インフルエンザ薬、冠状動脈疾病薬、骨粗鬆症薬(ビホスホネート)、脂質分解薬、胃腸薬、ペプチド、タンパク質、プロトンポンプブロッカー、向精神薬、血小板凝集阻害剤、泌尿器薬、静脈治療薬、ビタミンおよびミネラル。
本発明による医薬は、たとえば以下の活性成分を含有していてもよく、この場合、これらの活性成分として特徴的であるのは、パロキセチン、レボキセチン、モルフィンおよびその誘導体、トラマドール、ビサコジル、フッ化ナトリウム、アカンプロセートCa、ジギトキシン、ジメチコン、大腸菌、リポン酸、メテナミン、ブデノサイド、アセチルサリチル酸、ジクロフェナク、フルルビプロフェン、インドメタシン、ロナゾロック、ヒドロコルチゾン、イブプロフェン、ケトプロフェン、プレドニゾロン、プロフィルフェナゾン、ナプロキセン、パラセタモール、フルルビプロフェン、ジメチンデン、キニジン、メトプロルオール、プロパノルオール、オキセプレノルオール、ピンドルオール、アテノルオール、メトプロルオール、ジイソピラミド、ベラパミル、ジルチアゼン、ガロパミル、ニフェジピン、ニカルジピン、ニソルジピン、ニモジピン、アンロジピン、テオフィリン、サルブタモール、テルブタリン、アンブロキソール、アミノフィリン、カルバマゼピン、アレンドロネート、エチドロネート、クロドロネート、パミドロネート、イバンドロネート、コリンテオフィリネート、ピリドスチグミン、ピレタニド、フロセミド、ペントキシフィリン、ナフチドロフリル、ブフロメジル、キサンチノールニコチネート、ベンシクラン、アロプリノール、ノレフェドリン、クロルフェナミン、イソソルバイドモノニトレート、イソソルバイドジニトレート、グリセロールトリニトレート、モルシドミン、ベザフィブレート、フェノフィブレート、ゲンフィブロジル、セリバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、アトルバスチン、シンバスタチン、5−アミノサリチル酸、スルファサラジン、ブデノシド、ナタマイシン、プレグルメタシン、スルファサラシン、ニトロフラントイン、キサンチノール、メトクロプラミド、アミトリプチリン、ジベンゼピン、ベンラフラキシン、チオリダジン、オキセパン、オメプラゾール、ランゾプラゾール、パントプラゾール、ラベプラゾール、ペルプラゾール、エゾンプラゾール、ニトロフラントイン、ルトサイド、ガーリック、アイスシン、ブロメライン、パンクレアチンまたはトリプシン、インスリン、ヒト成長ホルモン(hGH)、カルバプラチン、イントロンA、カルシトニン、クロマリン、インターフェロン、カルシトニン、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、インターロイキン、キニン、副甲状腺ホルモン、グルカゴン、ピンドオール、プロソマトスタチン、ソマトスタチン、デタイラリックス、セトロレリクス、バソプレッシン、1−デアミノシステイン−8−D−アルギニンバソプレッシン、ロウプロリドアセテートまたは牧草または他の植物、たとえばライ麦、小麦、大麦、オーツ麦、バミューダグラス、ホーステイル、カエデ、エルム、オーク、プラタナス、ポプラ、シダー、ホーステイル、アザミから得られた抗原、IgG、特異的ワクチンまたはモノクローナル抗体、乾燥植物抽出物、アスコルビン酸、アスパルテーム酸、バルプロ酸、亜鉛およびカリウム、ナトリウム、リチウムおよび製薬学的に使用されるこれらの塩である。
好ましい場合には活性成分はさらに、その製薬学的に認容性の塩またはその誘導体の形で使用されてもよく、かつキラル活性成分の場合には、光学的に活性の異性体ばかりでなく、さらにラセミ体またはジアステレオマー混合物を使用することができる。好ましい場合には、本発明の組成物は、2個またはそれ以上の活性の医薬成分を含有していてもよい。
製薬学的に常用の助剤
a)可塑剤
可塑剤として適した物質は、一般には、100〜20000の分子量を有し、かつ1個または複数個の親水基をその分子中に有するものであって、この場合、これらはたとえば、ヒドロキシル、エステルまたはアミノ基である。シトレート、フタレート、セバケートおよびヒマシ油が適している。適した可塑剤の例はアルキルシトレート、グリセロールエステル、アルキルフタレート、アルキルセバケート、スクロースエステル、ソルビタンエステルおよびポリエチレングリコール4000〜20000である。好ましい可塑剤はトリブチルシトレート、トリエチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、ジブチルセバケートおよびジエチルセバケートである。好ましくは30%まで、特に5〜25質量%までの可塑剤をコポリマーに添加し、この場合、これらはコポリマーの乾燥質量に基づくものである。
b)他の製薬学的に常用の助剤
たとえば、安定化剤、染料、抗酸化剤、湿潤剤、顔料、光沢剤等を挙げることができる。これらは、第一に加工補助剤として役立ち、かつ正確かつ再生可能な製造方法の可能性および良好な長期間の貯蔵安定性を保証するものである。製薬学的に常用の助剤は、コポリマーに対して0.001質量%〜300質量%、好ましくは0.1〜100質量%の量で含まれていてもよい。
乾燥助剤の例は:アルミナ、酸化マグネシウム、カオリン、タルク、シリカ(エーロゾル)、硫酸バリウム、カーボンブラックおよびセルロースである。
乾燥助剤とは異なって、離型剤は、金型と薬剤を製造するための装置の表面との間の粘着性を減少させる性質を有するものである。これらは、破砕のなくかつ変形のない形状を有する成形体の製造を可能にするものである。離型剤は、一般には少なくとも部分的にポリマーと相溶性であるかまたは不相溶性であり、これらは特に効果的である。部分的に相溶性であるかまたは不相溶性の結果として、溶融物の金型キャビティーへの注入は、金型壁と成形体との転移界面の移入を伴う。離型剤を特に有利に移入するために、離型剤の融点は、ポリマーの加工温度を20〜100℃下廻るものでなければならない。
離型剤の例は:脂肪酸エステルまたは脂肪酸アミド、脂肪族長鎖カルボン酸、脂肪族アルコールおよびそのエステル、モンタンろうまたはパラフィンろうおよび金属せっけんであり、この場合、これらは特にグリセロールモノステアレート、ステアリルアルコール、グリセロールベヘネート、セチルアルコール、パルミチン酸、カルナウバろう、密ろう等である。
多粒子薬剤形の製造
本発明は特に、多粒子薬剤形の製造のために適しており、それというのも本発明のコポリマーは、ペレットを充填剤と一緒に圧縮することに付随する高い圧力に耐えうるためである。
製薬学的に常用の結合剤と活性成分粒子との圧縮による多粒子薬剤形の製造は、詳細にはたとえばBeckertら(1996)において、“Compression of enteric-coated pellets to disintegrating tablets”International Journal of Pharmaceutics 143, pp. 13-23およびWO96/01624に記載されている。
活性成分ペレットは、活性成分を成層操作によって適用することにより製造することができる。この目的のために、活性成分は他の助剤(離型剤、適切である場合には可塑剤)と一緒にホモジナイズし、かつ結合剤中で溶解または懸濁する。液体は、プラセボペレットまたは他の適した担持材料に、流動床工程によって適用することができ、その際、溶剤または懸濁液媒体は蒸発される(参考文献:International Journal of Pharmaceutics 143, pp. 13-23)。その後に乾燥工程に導くことができる。活性成分は多層で適用されてもよい。
いくつかの活性成分は、アセチルサリチル酸はその一例であるが、活性成分結晶の形で市販されており、かつ活性成分ペレットに代わる形で使用することができる。
活性成分上のフィルムコーティングは、通常は、流動床装置で適用される。配合例は、本明細書中で記載されている。皮膜形成剤は、通常は可塑剤および離型剤と一緒に、適切な方法で混合される。皮膜形成剤は、これに関連して溶液または懸濁液の形であってもよい。同様に皮膜形成助剤も溶液または懸濁液の形であってもよい。有機溶剤または水性溶剤または分散媒体が使用されてもよい。分散液を安定化するために、付加的に安定化剤を使用することが可能である(たとえば:Tween80または他の適した乳化剤および/または安定化剤)。
離型剤の例は、グリセロールモノステアレートまたは他の適した脂肪酸誘導体、シリカ誘導体またはタルクである。可塑剤の例は、プロピレングリコール、フタレート、ポリエチレングリコール、セバケートまたはシトレート、および他の文献中で挙げられてもよい物質である。
活性成分層と易溶解性のコポルマー層との間に、活性成分と被覆成分とを分離し、干渉防止の目的のための隔層を適用してもよい。この層は、不活性の皮膜形成剤(たとえばHPMC、HPCまたは(メト)アクリル酸コポリマー)または、たとえばタルクまたは他の適した製薬学的物質から構成されていてもよい。さらに、皮膜形成剤およびタルクまたは類似する物質との組合せ物での使用が可能である。
さらに、部分的または完全に中和されたコポリマー分散液から構成される隔層を適用することも可能である。
被覆された粒子から錠剤を製造するための混合物は、ペレットと錠剤化のための適した結合剤と一緒に混合することによって製造され、必要である場合には、崩壊促進剤を添加し、かつ必要である場合には滑剤を添加する。混合は、適した装置でおこなうことができる。不適切なミキサは、被覆された粒子に損傷を与える性質のものであり、プラウシェアミキサがその例である。適した短い崩壊時間を達成するために、被覆粒子への助剤の添加に関する特別な順序が必要であってもよい。滑剤または離型剤としてのステアリン酸マグネシウムと被覆粒子とを予備混合することによって、前記粒子表面の疎水化を可能にし、これによって付着を防止する。
錠剤化のための適した混合物は、通常は3〜15質量%の崩壊助剤、たとえばKollidonCLを含有し、かつたとえば0.1〜1質量%の滑剤および離型剤、たとえばステアリン酸マグネシウムを含有する。結合剤画分は、被覆粒子の必要とされる画分にしたがって定められる。
典型的な結合剤の例は、Cellactose(R)、微結晶セルロース、燐酸カルシウム、Ludipress(R)、ラクトースまたは他の適した糖類、硫酸カルシウムまたはデンプン誘導体を含む。好ましくは、低いかさ密度を有する物質である。
典型的な崩壊助剤(崩壊剤)は、架橋されたデンプン誘導体またはセルロース誘導体であり、さらには架橋されたポリビニルピロリドンである。
セルロース誘導体もまた適している。適切な結合剤を選択することによって、崩壊助剤を使用することなく実施可能となる。
典型的な滑剤および離型剤は、ステアリン酸マグネシウムまたは他の適した脂肪酸の塩またはこの目的のために文献中に挙げられている物質である(たとえばラウリン酸、ステアリン酸カルシウム、タルク等)。適した装置(たとえば、外部潤滑装置を備えたタブレットプレス)または適した配合物が使用される場合には、滑剤および離型剤の混合物中での使用は不要であってもよい。
流れを改善するための助剤は、好ましい場合には混合物に添加される(たとえば、高分散性シリカ誘導体、タルク等)。
錠剤成形は、通常のタブレットプレス、偏心または回転式タブレットプレス上で、5〜40kN、好ましくは10〜20kNの範囲における圧縮力で実施することができる。タブレットプレスは、外的潤滑のための系を備えていてもよい。適切である場合には、ダイの装填のために特別の系が使用されてもよく、この場合、これは撹拌パドルを用いてのダイの装填を避けることができる。
本発明の医薬のための他の製造方法
適用工程は、有機溶液からの噴霧適用によって、あるいは好ましくは溶融または直接的な粉末の適用によって水性分散液からおこなわれる。変法のためのクリティカルな要素は、均一な、無孔の被覆の形成である。
従来の方法による適用工程は、たとえばBeuer、Lehmann Osterwald、Rothgang、“Ueberzogene Arzneiformen”Wissenschaftliche Verlagsgesellschaft mbH Stuttgart, chap. 7, pp. 165-196に示されている。
適用、相対的な特性、要求される試験および仕様に関しては、薬局方に挙げられている。
詳細は、通常の教科書に記載されており、たとえば以下のとおりである:
Voigt, R. (1984): Kehrbuch der pharmazeutischen Technologie; Verlag Chemie Weinhein - Berrfield Beach/Florida - Basel.
Sucker, H., Fuchs, P., Speiser, P.: Pahrmazeutische Technologie, Georg Thieme Verlag Stuttgart (1991), especially chapters 15 and 16, pp. 626-642.
Gennaro, A. R., (Editor), Remington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co., Easton Pennsylvania (1985), Chapter 88, pp. 1567-1573.
List, P.H. (1982): Arzneiformeniehre, Wissenschaftliche Verlagsgesellschaft mbH, Stuutgart.
本発明の有利な効果
活性成分の急速な放出と同時に、活性成分の隔離、呈味の保護および/または香気の保護が達成されてもよく、たとえば、薄い被覆の薬剤形または化粧品または栄養補助剤において達成することができる。この場合において、被覆の層厚は、たとえば1〜15μmの範囲であってもよい。
胃および腸における活性物質のかなり遅延した放出は、たとえば、被覆された薬剤形においてかまたは化粧品または栄養補助剤において達成することができる。この場合において、被覆の層厚は、たとえば15〜40μmの範囲である。コポリマーフィルムまたはコポリマーマトリックスは有利には、pH6.0を下廻って溶解される。
胃液耐性および、適切である場合には、バイオアベイラビリティーの増加が達成され、この場合、これらはたとえば、被覆された薬剤形または化粧品または栄養補助剤において達成される。この場合において、被覆された層厚は、たとえば40〜60μmの範囲である。
腸の深部における活性成分の放出、適切である場合にはバイオアベイラビリティーの増加を、たとえば、被覆された薬形または化粧品または栄養補助剤において達成することができる。この場合において、被覆の層厚はたとえば70〜100μmの範囲である。
バイオアベイラビリティーの増加と連結しての促進された放出は、コポリマー画分の質量%が活性成分画分よりも大きいマトリックス系から達成することができる。
コポリマー皮膜は高い破断伸びを有し、したがって可塑剤を添加することなしにか、あるいは少量の可塑剤の添加であっても十分に弾性である。コポリマー分散液は、極めて少ない孔性を有するものが製造され、したがって、加工において極めて確実であり、かつ貯蔵において安定性を有する。
実施例
例1:本発明によるコポリマーと本発明によらないコポリマーの性質の比較
Figure 0004708327
破断伸び[%]は、DIN53455にしたがって、20質量%のトリエチルシトレート(TEC)を添加することで測定した。分散液中における凝塊形成は、磁気式撹拌機を用いて、室温での撹拌試験において測定され、かつ撹拌速度は1分当たり約100であった。
結果は、3、6および24時間後に以下のようにして評価した:
0=凝塊なし(3時間および6時間の値について条件とされる)
1=ふるい中でのわずかな凝塊形成(3時間および6時間に関しては許容されない値)
2=ふるい中での多量の凝塊(許容されない値)
3=ふるい中で、かつ磁気式撹拌機上での凝塊の著量の形成(許容されない値)
コポリマーA〜Cは本発明によるコポリマーである。
コポリマーA〜Cは良好であるもの(AおよびB)から、ようやく許容可能なもの(C)までの破断伸びによって明らかになった。55〜70℃の範囲におけるガラス転移温度の効果は、ポリマーが良好な機械的安定性を有することである。
コポリマーV1〜V6は本発明によらないコポリマーである。
コポリマーV1の場合においては、モノマーの組成はむしろ本発明による割合の範囲内であるが、上限のガラス転移温度は、請求において除外されている70℃を超えるものが選択されている。したがってコポリマーは硬すぎるために、かつ破断伸びは満足のいくものではなかった。
コポリマーV2の場合においては、ブチルメタクリレートモノマーが存在しない。このモノマーが存在しないことは、得られる分散液の部分的な凝集傾向を招く。
コポリマーV3の場合には、メタクリル酸の割合が、請求された範囲を超えるものである。これにより、破断伸びが著しく低下した。
コポリマーV4の場合には、ブチルメタクリレートの割合が、請求された範囲をまさに逸脱するものである。わずかな凝集傾向がみられ、結果として加工における信頼性は与えられない。
コポリマーV5(EUDRAGIT (R) L30D-55)は、メチルメタクリレートを含有するものではなく、さらにメタクリレートをも含有せず、かつ極めて低い破断伸びと一緒に極めて高いガラス転移温度を有するものである。したがって、コポリマーV5は多量の可塑剤の添加、20質量%を上廻っての添加を、許容可能な破断伸びを達成するために必要とする。しかしながらこの場合において、通常は、フィルムコーティングが良好におこなわれない可能性が生じる。一定の場合においては、たとえば貯蔵後に分離現象が生じうる。
コポリマーV6(EUDRAGIT (R) FS30D)は、低いメタクリル酸含量を有し、かつエチルアクリレートまたはブチルメタクリレートを含有するものではない。ガラス転移温度は相対的に低いものである。コポリマーV6は極めて良好な破断伸びを有する。しかしながら、このポリマーはpH7.0以上においてのみ溶解するものであって、したがって、約6.0のpHで溶解を開始する本発明によるコポリマーとは完全に異なる放出プロフィールを有する。
例2(硫酸キニジン錠剤上の被覆)
エマルションポリマーコポリマーB 467.7g
グリセロール モノステアレート(GMS) 7.0g
ポリソルベート80(33%水性溶液) 8.5g
精製水 268.7g
(コポリマーB=メタクリル酸 30質量%、メチルアクリレート 20質量%、エチルアクリレート 30質量%およびブチルメタクリレート20質量%)
を使用し、噴霧懸濁液を製造し、GMSおよびポリソルベート80を65℃で水中で乳化し、かつエマルションを撹拌しながら室温に冷却することによって製造した。乳化ポリマーを撹拌しながらこのエマルション中に混合した。
AR400装置(Erweka, Heusenstamm)およびスプレーガン(Schlick, model 970、7-1 S 21)を備えた35cmのコーティングパン(直径35cm)中で、プラセボ芯(10mm直径、300mg質量) 2300mgおよび硫酸キニジン錠剤 200g(5%活性物質含量、10mm直径、300mg質量)からなる混合物を以下の条件下で被覆した:
ノズル直径 1.2mm
パンの回転速度 40rpm
供給空気温度 30〜42℃
生成物温度 28〜30℃
噴霧圧 0.8バール
噴霧速度 8〜9.5g/分
後乾燥 2時間、40℃で棚上に置いた。
添加したポリマーは6.0mg/cmであった。
被覆された硫酸キニジン錠剤により、ヨーロッパ薬局方による溶解試験による以下のような結果が得られた:
Figure 0004708327
例3(ビスアコジルペレットの被覆)
エマルションポリマーコポリマーB 53.3g
グリセロール モノステアレート(GMS) 1.6g
ポリソルベート80(33%水性溶液) 1.9g
精製水 64.7g
を使用して、噴霧懸濁液を、GMSおよびポリソルベート80を65℃で水中で乳化することによって製造し、かつエマルションを室温に撹拌しながら冷却した。エマルションポリマーをこのエマルション中に撹拌しながら混合した。
流動床装置(型:Mini Glatt、GLATT)において、ビサコジルペレット 200gを底部から噴霧することによって被覆し、その際、以下の条件下でおこなった:
ノズル直径 0.5mm
供給空気温度 35℃
生成物温度 31〜32.5℃
噴霧圧 0.5バール
噴霧速度 1.6〜1.8g/分
後乾燥 2時間、40℃で棚上に置いた。
添加したポリマーは8%であった。
被覆されたビスアコジルペレットは、ヨーロッパ薬局方による溶解試験中において以下の結果が得られた:
Figure 0004708327
例4(ビサコジルペレットの被覆)
エマルションポリマーコポリマーB 65.0g
グリセロール モノステアレート(GMS) 1.95g
ポリソルベート80(33%水性溶液) 2.36g
精製水 78.9g
を使用して、噴霧懸濁液を、GMSおよびポリソルベート80を65℃で水中で乳化することによって製造し、かつエマルションを室温に撹拌しながら冷却した。エマルションポリマーをこのエマルション中に撹拌しながら混合した。
流動床装置(型:Mini Glatt、GLATT)において、ビサコジルペレット 150gを底部から噴霧によって被覆し、その際、以下の条件下でおこなった:
ノズル直径 0.5mm
供給空気温度 35℃
生成物温度 31〜32.5℃
噴霧圧 0.5バール
噴霧速度 1.6〜1.8g/分
後乾燥 2時間、40℃で棚上に置いた。
添加したポリマーは13%であった。
被覆されたビスアコジルペレットは、ヨーロッパ薬局方による溶解試験中において以下の結果が得られた:
Figure 0004708327
例5(カフェインペレットの被覆)
エマルションポリマーコポリマーB 266.7g
グリセロール モノステアレート(GMS) 8.0g
トリエチルシトレート 8.0g
ポリソルベート80(33%水性溶液) 9.7g
精製水 203.6g
を使用して、噴霧懸濁液を、GMS、トリエチルシトレートおよびポリソルベート80を65℃で水中で乳化することによって製造し、かつエマルションを室温に撹拌しながら冷却した。エマルションポリマーをこのエマルション中に撹拌しながら混合した。
流動床装置(型:Mini Glatt、GLATT)において、ビサコジルペレット 800gを底部からの噴霧によって被覆し、その際、以下の条件下でおこなった:
ノズル直径 1.2mm
供給空気温度 39℃
生成物温度 30℃
噴霧圧 1.8バール
噴霧速度 12.5g/分
後乾燥 2時間、40℃で棚上に置いた。
添加されたポリマーは10%であった。
被覆されたカフェインペレットは、ヨーロッパ薬局方による溶解試験中において以下の結果が得られた:
Figure 0004708327

Claims (21)

  1. コポリマーおよび医薬活性成分を、通常の方法で、溶融、射出成形、押出、湿式造粒、注型、浸漬、塗布、噴霧または圧縮によって加工することにより、被覆された薬剤形または医薬活性成分含有マトリックスの形の医薬を製造するための方法において、
    前記コポリマーとして、
    20〜33質量%のメタクリル酸および/またはアクリル酸、
    5〜30質量%のメチルアクリレートおよび
    〜40質量%のエチルアクリレートおよび
    10質量%を上廻って30質量%までのブチルメタクリレートおよび
    0〜10質量%の他のビニル共重合可能なモノマー
    (この場合、モノマーの割合は合わせて100%になる)から成るコポリマーを使用することを特徴とし、但し、コポリマーのガラス転移温度は55〜70℃であることを条件とする、被覆された薬剤形または医薬活性成分含有マトリックスの形の医薬を製造するための方法。
  2. 芯および/または製薬学的に常用の助剤を添加する、請求項1に記載の方法。
  3. 5〜25質量%の可塑剤をコポリマーに添加する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 医薬を製造するために、コポリマーを分散液の形で使用する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 分散液が、凍結乾燥または噴霧乾燥されたコポリマー粉末を再分散することによって得られる、請求項4に記載の方法。
  6. 分散液中に存在する2〜10質量%のコポリマーが、部分的に中和された形である、請求項4または5に記載の方法。
  7. 部分的な中和を、NaOHを添加することによって達成する、請求項6に記載の方法。
  8. アニオン系乳化剤を0.1〜2質量%の量で含む、請求項4から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. ラウリル硫酸ナトリウムを乳化剤として含む、請求項8に記載の方法。
  10. コポリマーを、成形体に加工し、かつ医薬活性成分がその中に包含される、請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. コポリマーを、製薬学的に常用の添加剤と一緒に成形体に加工する、請求項10に記載の方法。
  12. 成形体がカプセル、カプセルの一部または溶接可能なフィルムである、請求項10または11に記載の方法。
  13. 請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法により製造された医薬。
  14. 錠剤、遅延または促進された崩壊性を有する錠剤、ミニタブレット、ペレット、ペレットを圧縮した錠剤、カプセルに充填されたペレット、顆粒またはミニタブレット、経皮吸収治療系、カプセル、カプセルの一部、薬袋、乾燥ジュース、坐剤、膣坐剤またはインプラントを含む、請求項13に記載の医薬。
  15. 医薬活性成分が、緩下剤、鎮痛剤、抗菌剤、抗リュウマチ薬、抗アレルギー剤、抗不整脈剤、抗生物質、抗てんかん薬、β−受容体遮断剤、カルシウムチャンネル遮断剤、化学療法薬、酵素、エクストラクト、レニン−アンジオテンシン系のインヒビター、気管支炎/喘息鎮静用のコリン作動薬、利尿薬、循環促進剤、痛風薬、インフルエンザ薬、冠状動脈疾病薬、骨粗鬆症薬、脂質分解薬、胃腸薬、ペプチド、タンパク質、プロトンポンプブロッカー、向精神薬、血小板凝集阻害剤、泌尿器薬、静脈治療薬、ビタミンおよびミネラルの群から選択される、請求項13または14に記載の医薬。
  16. 医薬活性成分が、パロキセチン、レボキセチン、モルフィンおよびその誘導体、トラマドール、ビサコジル、フッ化ナトリウム、アカンプロセートCa、ジギトキシン、ジメチコン、大腸菌、リポン酸、メテナミン、ブデノサイド、アセチルサリチル酸、ジクロフェナク、フルルビプロフェン、インドメタシン、ロナゾロック、ヒドロコルチゾン、イブプロフェン、ケトプロフェン、プレドニゾロン、プロフィルフェナゾン、ナプロキセン、パラセタモール、フルルビプロフェン、ジメチンデン、キニジン、メトプロルオール、プロパノルオール、オキセプレノルオール、ピンドルオール、アテノルオール、メトプロルオール、ジイソピラミド、ベラパミル、ジルチアゼン、ガロパミル、ニフェジピン、ニカルジピン、ニソルジピン、ニモジピン、アンロジピン、テオフィリン、サルブタモール、テルブタリン、アンブロキソール、アミノフィリン、カルバマゼピン、アレンドロネート、エチドロネート、クロドロネート、パミドロネート、イバンドロネート、コリンテオフィリネート、ピリドスチグミン、ピレタニド、フロセミド、ペントキシフィリン、ナフチドロフリル、ブフロメジル、キサンチノールニコチネート、ベンシクラン、アロプリノール、ノレフェドリン、クロルフェナミン、イソソルバイドモノニトレート、イソソルバイドジニトレート、グリセロールトリニトレート、モルシドミン、ベザフィブレート、フェノフィブレート、ゲンフィブロジル、セリバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、アトルバスチン、シンバスタチン、5−アミノサリチル酸、スルファサラジン、ブデノシド、ナタマイシン、プレグルメタシン、スルファサラシン、ニトロフランチオン、キサンチノール、メトクロプラミド、アミトリプチリン、ジベンゼピン、ベンラフラキシン、チオリダジン、オキセパン、オメプラゾール、ランゾプラゾール、パントプラゾール、ラベプラゾール、ペルプラゾール、エゾンプラゾール、ニトロフラントイン、ルトサイド、ガーリック、アイスシン、ブロメライン、パンクレアチンまたはトリプシン、インスリン、ヒト成長ホルモン(hGH)、カルバプラチン、イントロンA、カルシトニン、クロマリン、インターフェロン、カルシトニン、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、インターロイキン、キニン、副甲状腺ホルモン、グルカゴン、ピンドオール、プロソマトスタチン、ソマトスタチン、デタイラリックス、セトロレリクス、バソプレッシン、1−デアミノシステイン−8−D−アルギニンバソプレッシン、ロウプロリドアセテートまたは牧草またはライ麦、小麦、大麦、オーツ麦、バミューダグラス、ホーステイル、カエデ、エルム、オーク、プラタナス、ポプラ、シダー、ホーステイル、アザミから得られた抗原、IgG、特異的ワクチンまたはモノクローナル抗体、乾燥植物抽出物、アスコルビン酸、アスパルテーム酸、バルプロ酸、亜鉛およびカリウム、ナトリウム、リチウムおよび製薬学的に使用されるこれらの塩である、請求項15に記載の医薬。
  17. 請求項13から16に記載の医薬を製造するのに適した請求項1に記載のコポリマー。
  18. 部分的に中和された粉末の形での、請求項17に記載のコポリマー。
  19. 容易に再分散可能な、製薬学的に常用の助剤との混合物中の粉末形である、請求項17または18に記載のコポリマー。
  20. 請求項1から12までのいずれか1項に記載の医薬を製造するための方法における、請求項17から19までのいずれか1項に記載のコポリマーの使用。
  21. 化粧品または栄養補助剤の構成要素または成分としての、請求項17から19のいずれか1項に記載のコポリマーの使用。
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