JP4706039B2 - 引き出しのロック機構 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスなどに好適に利用される引き出しのロック機構に関する。
近年、製品開発情報に代表される企業機密の漏洩防止を図るべく、また、個人情報の漏洩防止を図るべく、帰宅時や離席時に机の引き出しや、机とともに用いられるワゴンの引き出しや、オフィスにおいて物品を収納するキャビネットの引き出しを施錠することが広く意識されてきている。
これら机、ワゴン、及びキャビネットの引き出しを施錠可能にすべく取り付けられるロック機構の一例として、錠前を1つだけ有するとともに、この1つだけ設けられた錠前により複数の引き出し全てを施錠可能なものが考えられている。(例えば、特許文献1を参照。)
特許第2616332号公報
ところで、特許文献1記載の構成では、引き出しを収納位置より前方の開成位置に位置させたまま施錠し、引き出しを収納位置に向けて移動させると、施錠爪を引き出しに当接させたまま解錠位置側に退避させつつ引き出しが移動し、引き出しが収納位置に達すると引き出しが収納位置に係止される。しかして、このようなロック機構の鍵を引き出し内部に収納した状態でこのような操作を行うと、合い鍵を他に確保していない場合、鍵を引き出しから取り出すことが非常に困難になってしまう。
本発明は、このような課題を解決すべく、すなわちロック機構による引き出しの誤閉め込みに伴う不具合を解消すべく構成するものである。
すなわち本発明に係る引き出しのロック機構は、収納位置と収納位置よりも前方の開成位置との間を移動可能な1又は複数の引き出しを具備する家具に設けられ、施錠位置と解錠位置との間を移動可能な施錠爪を有する施錠体と、前記引き出しに設けられ該引き出しが収納位置にある際に前記施錠位置にある施錠爪と係合可能な被係合部とを具備し、これら施錠爪と被係合部とを係合させて前記引き出しの前記収納位置から前記開成位置側への移動を禁止するものであって、前記引き出しの前記被係合部よりも後方の位置に、前記施錠位置にある施錠爪と係合し、前記引き出しが収納位置よりも前方に位置している場合に該引き出しの収納位置側への移動を規制する誤閉め込み防止部を設けているとともに、前記引き出しの前記収納位置側への押し込み操作による前記施錠体の解錠位置側への退避を規制する退避規制部を前記施錠爪に設けていることを特徴とする。
このように構成すれば、前記引き出しが収納位置よりも前方に位置している状態で施錠して施錠爪を解錠位置から施錠位置に向けて移動させ、それから引き出しを収納位置に向けて移動させると、前記誤閉め込み防止部と施錠爪とが係合して、引き出しのこれ以上の収納位置側への移動を規制する。すなわち、引き出しが収納位置にある際に該引き出しに設けた被係合部を施錠爪と係合させて該引き出しを収納位置に係止する構成を有するロック機構に、大きな設計の変更を加えることなく、引き出し内部に鍵を収納した状態で引き出しが収納位置にロックされることを防ぐことができる効果を付与できる。また、前記引き出しの前記収納位置側への押し込み操作に伴う前記施錠体の解錠位置側への退避を規制する退避規制部を前記施錠爪に設けているので、より効果的に誤閉め込みを防止できる。
このような効果をより好適に得ることができる構成として、複数の引き出しを具備する家具に用いられ、該複数の引き出しの一部又は全部にそれぞれ設けられた前記被係合部にそれぞれ対応させて前記施錠爪を前記施錠体に設けているものであって、1又は複数の前記引き出しに前記誤閉め込み防止部を設けているものが挙げられる。
上述した効果をさらに好適に得ることができる構成として、施錠操作を受けて前記施錠爪を前記施錠位置側に付勢するデッドボルトを有する錠前を特定の引き出しに設けているとともに、前記錠前を設けた以外の1又は複数の引き出しに前記誤閉め込み防止部を設けているものが挙げられる。
鍵を引き出し内部に収納した状態で引き出しを閉止状態に移動させようとした場合に、鍵を取り出しやすくするための構成として、前記誤閉め込み防止部と前記施錠爪とを係合させた状態で、前記引き出しの前記開成位置側への移動を可能に構成しているものが挙げられる。このようなものであれば、引き出しを開成位置側に移動させて鍵を探しやすくできるからである。
本発明に係る引き出しのロック機構を採用すれば、引き出しが開成位置にある状態で施錠して施錠爪を施錠位置に移動させ、それから引き出しを収納位置に向けて移動させると、前記誤閉め込み防止部が施錠爪に当接して引き出しのこれ以上の収納位置側への移動を規制するようにできる。すなわち、引き出しが収納位置にある際に該引き出しに設けた被係合部を前記施錠位置にある施錠爪と係合させて該引き出しを収納位置にロックさせる構成を有するロック機構に、大きな設計の変更を加えることなく、引き出し内部に鍵を収納した状態で引き出しが収納位置にロックされることを防ぐことができる効果を付与できる。また、前記引き出しの前記収納位置側への押し込み操作に伴う前記施錠体の解錠位置側への退避を規制する退避規制部を前記施錠爪に設けているので、より効果的に誤閉め込みを防止できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るロック機構5は、家具本体たるワゴン本体2の内部に形成した引き出し収納空間に引き出し3を収納してなる家具であるワゴン1に設けられる。このワゴン1の斜視図を図1に示す。
すなわちこのワゴン1は、内部に引き出し収納区間を有するワゴン本体2と、前記引き出し収納空間内の上端付近に配され収納位置と収納位置より前方の開成位置との間を移動可能に支持される第1の引き出し3Aと、前記引き出し収納空間内において前記第1の引き出し3Aの直下に配され収納位置と収納位置より前方の開成位置との間を移動可能に支持される第2の引き出し3Bと、前記引き出し収納空間内において下端近傍かつ前記第2の引き出し3Bの直下に配され収納位置と収納位置より前方の開成位置との間を移動可能に支持される第3の引き出し3Cと、前記第1〜第3の引き出し3A〜3Cを前記ワゴン本体2に収納位置と開成位置との間を移動可能に支持する引き出し支持機構4と、収納位置にある第1〜第3の引き出し3A〜3Cを該収納位置に係止するロック機構5とを具備する。ここで、前記第1の引き出し3Aを開成位置に移動させた状態の斜視図を図2、前記第2の引き出し3Bを開成位置に移動させた状態の背面斜視図を図3、前記第3の引き出し3Cを開成位置に移動させた状態の斜視図を図4にそれぞれ示す。
ワゴン本体2は、上面を形成する天板21と、底面を形成する底板22と、背面を形成する背板23と、左右両側面をそれぞれ形成する1対の側板24、24と、これら天板21、底板22、背板23、及び側板24、24により区画される引き出し収納空間(図示略)とを備えている。
一方、第1の引き出し3Aは、前面を形成する鏡板31Aと、底面を形成する底板32Aと、背面を形成する背板33Aと、左右両側面をそれぞれ形成する1対の側板34A、34Aと、これら鏡板31A、底板32A、背板33A、及び側板34A、34Aにより区画される物品収納空間3Asとを備えている。また、第2及び第3の引き出し3B、3Cも、この第1の引き出しとほぼ同様の構成を有する。これら第2及び第3の引き出し3B、3Cの鏡板、底板、背板、側板、及び物品収納空間には、上述した第1の引き出しの対応する部位に付した符号のAをB及びCにそれぞれ変えた符号を付す。
引き出し支持機構4は、前記ワゴン本体1に形成した第1〜第3の支持レール(図示略)と、前記第1〜第3の引き出し3A〜3Cに形成した被支持体42A〜42Cとを前後方向にスライド可能に係合させて形成している。さらに詳述すると、前記第1〜第3の支持レールは、図示はしないが、前記ワゴン本体1の両側板の内面にそれぞれ前後方向に延伸させて設けていて、前記引き出し収納空間側に開放したチャネル状に形成している。すなわち、一般的なワゴンの引き出しを支持する支持レールとして周知のものと同様の構成を有する。さらに、これも図示はしないが、この支持レールの前端近傍には、第1〜第3の引き出しの移動を容易にすべく、前記被支持体42A〜42Cに当接するリングを設けている。一方、被支持体42A〜42Cは、前記第1〜第3の引き出し3A〜3Cの両側板の所定箇所を側方に突出させて形成していて、対応する前記第1〜第3の支持レールの開口内に収納可能である。
そして、ロック機構5は、第2の引き出し3Bに設けられ施錠操作及び解錠操作を受け付けた際に移動するデッドボルト511を備えた錠前51と、デッドボルト511に連動して施錠位置と解錠位置との間を移動可能な第1〜第3の施錠爪521A〜521Cを有する施錠体たる施錠レバー52と、第1〜第3の引き出し3A〜3Cにそれぞれ設けられ施錠位置にある第1〜第3の施錠爪521A〜521Cとそれぞれ係合可能な第1〜第3の被係合部53A〜53Cとを具備し、第1〜第3の引き出し3A〜3Cが収納位置にあり錠前51が施錠操作を受け付けた際に前記第1〜第3の施錠爪521A〜521Cと第1〜第3の被係合部53A〜53Cとを係合させて第1〜第3の引き出し3A〜3Cを収納位置にロックする。ここで、前記施錠レバーの斜視図を図5、第1の引き出し3Aを施錠位置にロックした状態の第1の施錠爪521A近辺の平断面図を図6、第3の引き出し3Cを施錠位置にロックした状態の第3の施錠爪521C近辺の平断面図を図7にそれぞれ示す。また、前記図7には、錠前51を想像線により示している。
具体的には、前記錠前51は、第2の引き出し3Bの鏡板に取り付けられ鍵穴を有するシリンダ部512に前記デッドボルト511を接続して形成している。一方、施錠レバー52は、本実施形態では上述した特許文献1記載のものとほぼ同様の構成を有する。すなわち、上下両端に取付軸522a、522bを突出させて設け、これら取付軸522a、522bをワゴン本体2に取り付けるようにしているとともに、上下両側の取付軸522a、522bを結ぶ線である回転軸線52Lを中心に、施錠位置と解錠位置との間を回動可能にしている。さらに、この施錠レバー52には、該施錠レバー52を解錠位置側に付勢する付勢機構をねじりコイルバネ(図示略)を利用して接続している。また、前記施錠レバー52の前記回転軸線52Lを基準に一方側に前記デッドボルト511を当接するようにしているとともに、他方側の前記第1〜第3の引き出し3A〜3Cに対応する高さ位置に、第1〜第3の施錠爪521A〜521Cをそれぞれ突出させて設けている。前記第1〜第3の被係合部53A〜53Cは、具体的には第1の引き出し3Aの前記被支持体42Aに形成した係止孔53A、第2の引き出し3Bの前記被支持体に42Bに形成した係止孔53B、及び第3の引き出し3Cの一方側の側板34Cに形成した前向き面53Caを有する係止突起53Cとして形成している。そして、第1〜第3の引き出し3A〜3Cを収納位置に配した状態で錠前51に施錠操作を加えると、前記デッドボルト511が前記引き出し収納空間から離間する側、すなわち図における左側に向けて突出し、施錠レバー52が前記デッドボルト511に押圧付勢されて施錠位置に向けて移動し、前記第1〜第3の施錠爪521A〜521Cと前記第1〜第3被係合部、すなわち第1の引き出しの係止孔53A、第2の引き出しの係止孔53B、及び前記係止突起53Cとがそれぞれ係合して第1〜第3の引き出し3A〜3Cを収納位置に同時にロックするようにしている。また、第1〜第3の引き出し3A〜3Cを収納位置にロックした状態で錠前51に解錠操作を加えると、前記デッドボルト511が前記引き出し収納空間に向かう側、すなわち図の右側に向けて移動し、施錠レバー52が前記付勢機構に付勢されて解錠位置に向けて移動し、前記第1〜第3の施錠爪521A〜521Cと前記第1〜第3の被係合部との係合状態を解除して第1〜第3の引き出し3A〜3Cのロックを解除するようにしている。なお、上述した係止突起53Cは前向き面53Caを有する前端部に向けて突出幅が大きくなるクサビ状に形成しているが、図10に示すように、全域にわたって突出幅が一定な直方体状をなし、前向き面53C2aを有するとともに、この前向き面53C2aに前記第3の施錠爪521Cと係合可能な係合孔53C2xをさらに有する係止突起53C2を設けるようにしてももちろんよい。なお、この図10に示すような係止突起53C2を採用すると、施錠位置にある第3の施錠爪521Cと前記係合孔53C2xとを係合させて、第3の引き出し3Cを確実に収納位置に係止することができる。
しかして本実施形態では、前記錠前51を設けた以外の引き出し、すなわち第1及び第3の引き出し3A、3Cの前記係止孔53A又は前記係止突起53Cよりも後方の位置に、施錠爪52A、52Cとそれぞれ係合して引き出し3A、3Cの収納位置への移動を規制する誤閉め込み防止部6A、6Cを設けている。
より具体的には、前記第1の引き出し3Aにおいては、この第1の引き出し3Aを開成位置に配した状態における第1の施錠爪521A近辺の平断面図を図8に示すように、前記係止孔53Aから後方に変位した位置に誤閉め込み防止部たる第2の係止孔61Aを形成していて、前記錠前51に施錠操作を加えてからこの第1の引き出し3Aを開成位置側から収納位置に向けてスライド移動させると、前記第2の係止孔61Aが前記第1の施錠爪521Aを設けた箇所に達した際にこれら第2の係止孔61Aと前記第1の施錠爪521Aとが係合してこれ以上の収納位置側への移動を規制し、第2の係止孔61Aが誤閉め込み防止部6Aとして機能するようにしている。
一方、前記第3の引き出し3Cにおいては、この第3の引き出し3Cを開成位置に配した状態における第3の施錠爪521C近辺の平断面図を図9に示すように、前記係止突起53Cの前後方向中央部に、後方側から前記第3の施錠爪521Cを挿入可能な有底の移動規制穴61Cを形成していて、前記錠前51に施錠操作を加えてからこの第3の引き出し3Cを開成位置側から収納位置に向けてスライド移動させると、前記係止突起53Cが前記第3の施錠爪521Cを設けた箇所に達した際に前記移動規制穴61Cの底と前記施錠爪521Cとが当接してこれ以上の収納位置側への移動を規制し、前記移動規制穴61Cが誤閉め込み防止部6Cとして機能するようにしている。また、この移動規制穴61Cは後方に開放しているので、第3の引き出し3Cに設けた前記移動規制穴61Cの底と前記第3の施錠爪521Cとが当接した際に第3の引き出し3Cの開成位置側への移動は可能である。なお、前記図10に示したような係止突起53C2の後端面に、後方側から前記第3の施錠爪521Cを挿入可能な有底の移動規制穴61C2を形成してももちろんよい。
さらに本実施形態では、前記第1の引き出し3A及び第3の引き出し3Cの前記収納位置側への押し込み操作による前記施錠レバー52の解錠位置側への退避を規制する退避規制部を前記第1の施錠爪521A及び第3の施錠爪521Cにそれぞれ設けている。具体的には、前記第1及び第3の施錠爪521A、521Cの前端を、突出端に向かい幅寸法が増す形状にすべく前記第1及び第3の施錠爪521A、521Cに退避規制部たるV字状の切り込み522A、522Cをそれぞれ形成している。すなわち、第1又は第3の施錠爪521A、521Cが前記被係合部61A、61Cに係合した状態で、前記第1又は第3の引き出し3A、3Cを前記収納位置側へ押し込むと、前記被係合部61A、61Cの開口端は、前記切り込み522A、522Cの端縁と係合する。そして、この状態で前記第1又は第3の引き出し3A、3Cに前記収納位置側へ押し込む作用を加えても、前記切り込み522A、522Cの端縁が引き続き前記被係合部61A、61Cの開口端に係合し、この第1又は第3の施錠爪521A、521Cの解錠位置側への退避が規制される。すなわち、第1又は第3の引き出し3A、3Cのこれ以上の収納位置側への移動が規制される。
本実施形態に係るロック機構5を採用すると、以上に述べたように構成しているので、以下に述べるような作用効果が得られる。
すなわち、第1又は第3の引き出し3A、3Cのうち少なくとも一方が開成位置にある状態で施錠して第1、第3の施錠爪521A、521Cを施錠位置に移動させ、それから第1又は第3の引き出し3A、3Cを収納位置に向けて移動させると、前記誤閉め込み防止部たる第2の係止孔61A又は移動規制穴61Cと第1又は第3の施錠爪521A、521Cとが係合し、第1又は第3の引き出し3A、3Cのこれ以上の収納位置側への移動を規制する。すなわち、第1〜第3の引き出し3A〜3Cが収納位置にある際に該引き出し3A〜3Cに設けた被係合部53A〜53Cを前記施錠位置にある第1〜第3の施錠爪521A〜521Cと係合させて第1〜第3の引き出し3A〜3Cを収納位置にロックさせる構成を有するロック機構に、大きな設計の変更を加えることなく、第1又は第3の引き出し3A、3C内部に鍵を収納した状態で第1又は第3の引き出し3A、3Cが収納位置にロックされることを防ぐことができる効果を付与できる。
また、前記第1又は第3の引き出し3A、3Cの前記収納位置側への押し込み操作に伴う前記施錠レバー52の解錠位置側への退避を規制する退避規制部たる切り込み522A、522Cを前記第1及び第3の施錠爪521A、521Cにそれぞれ設けているので、より効果的に誤閉め込みを防止できる。
さらに、前記第3の引き出し3Cの誤閉め込み防止部たる移動規制穴61Cと前記第3の施錠爪521Cとを係合させた状態で、前記第3の引き出し3Cの前記開成位置側への移動を可能に構成しているので、第3の引き出し3Cを開成位置側に移動させて鍵を探しやすくでき、鍵を第3の引き出し3C内部に収納した状態で第3の引き出し3Cを閉止状態に移動させようとした場合に、鍵を取り出しやすくすることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られない。
例えば、錠前を家具本体側に設けるようにしてもよい。また、引き出しを複数具備する家具において錠前を家具本体側に設けた場合は、誤閉め込み防止部を全ての引き出しに設けるとよい。
一方、上述した実施形態のように、複数の引き出しのうち1つに錠前を設けた場合であっても、錠前を設けた引き出しに誤締め込み防止部を設けてよい。
また、図11に概略的に述べるワゴンX1のように、施錠位置と解錠位置との間で上下方向(図11における矢印x方向)に移動可能であるとともに、前記施錠位置において第1〜第3の引き出しX3A〜X3Cに対応する位置に第1〜第3の施錠爪X521A〜X521Cをそれぞれ有する施錠体X52を利用して形成したロック機構X5において、以下のように構成する態様が考えられる。すなわち、第1〜第3の引き出しX3A〜X3Cに、該引き出しX3A〜X3Cが収納位置にある際に前記施錠位置にある第1〜第3の施錠爪X521A〜X521Cと係合可能な被係合部たる係止孔X53A〜X53Cを設け、これら第1〜第3の施錠爪X521A〜X521Cと、前記係止孔X53A〜X53Cとを係合させて第1〜第3の引き出しを収納位置に係止するとともに、前記係止孔X53A〜X53Cよりも後方の位置に、第1〜第3の引き出しX3A〜X3Cが収納位置よりも前方の位置にある際に前記施錠位置にある第1〜第3の施錠爪X521A〜X521Cと係合して、対応する第1〜第3の引き出しX3A〜X3Cの収納位置側への移動を規制する誤閉め込み防止部たる第2の係止孔X61A〜X61Cを設けるようにしてもよい。
さらに、施錠爪には必ずしも退避規制部たる切り込み部を設ける必要はなく、誤閉め込み防止部側に退避規制部を設ける態様も考えられる。このような態様の一例として、例えば図に示すように、誤閉め込み防止部の前側の開口縁を後方に向かい引き出しの幅寸法中央部に寄る形状に形成する態様が考えられる。
加えて、ワゴンだけでなく、机に設けた引き出しや、オフィスにおいて用いられるその他の収納家具の引き出しのロック機構に以上に述べたような構成を用いるようにしてももちろんよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る引き出しのロック機構を設けたワゴンの全体斜視図。 同実施形態に係るワゴンの第1の引き出しを開成位置に移動させた状態における第1の引き出し付近の斜視図。 同実施形態に係るワゴンの第2の引き出しを開成位置に移動させた状態における第1の引き出し付近の背面斜視図。 同実施形態に係るワゴンの第3の引き出しを開成位置に移動させた状態における第3の引き出し付近の斜視図。 同実施形態に係るワゴンの施錠レバーを示す斜視図。 同実施形態に係るワゴンの第1の引き出しを収納位置にロックした状態を示す平断面図。 同実施形態に係るワゴンの第3の引き出しを収納位置にロックした状態を示す平断面図。 同実施形態に係るワゴンの第1の引き出しを開成位置に配し施錠レバーを施錠位置に移動させた状態を示す平断面図。 同実施形態に係るワゴンの第3の引き出しを開成位置に配し施錠レバーを施錠位置に移動させた状態を示す平断面図。 本発明の他の実施態様に係る第3の引き出しに設けた係止突起を示す図。 本発明の他の実施態様に係る施錠態様を示す図。
符号の説明
1…ワゴン
3A〜3C…第1〜第3の引き出し
5…ロック機構
51…錠前
511…デッドボルト
52…施錠レバー(施錠体)
521A〜521C…施錠爪
522A、522C…切り込み(退避規制部)
53A…係止孔
53C…係止突起
6A、6C…誤閉め込み防止部

Claims (4)

  1. 収納位置と収納位置よりも前方の開成位置との間を移動可能な1又は複数の引き出しを具備する家具に設けられ、施錠位置と解錠位置との間を移動可能な施錠爪を有する施錠体と、前記引き出しに設けられ該引き出しが収納位置にある際に前記施錠位置にある施錠爪と係合可能な被係合部とを具備し、これら施錠爪と被係合部とを係合させて前記引き出しの前記収納位置から前記開成位置側への移動を禁止するものであって、
    前記引き出しの前記被係合部よりも後方の位置に、前記施錠位置にある施錠爪と係合し、前記引き出しが収納位置よりも前方に位置している場合に該引き出しの収納位置側への移動を規制する誤閉め込み防止部を設けているとともに、
    前記引き出しの前記収納位置側への押し込み操作による前記施錠体の解錠位置側への退避を規制する退避規制部を前記施錠爪に設けていることを特徴とする引き出しのロック機構。
  2. 複数の引き出しを具備するとともに、該複数の引き出しの一部又は全部に前記被係合部をそれぞれ設けている家具に用いられ、前記被係合部にそれぞれ対応させて前記施錠爪を前記施錠体に設けているものであって、1又は複数の前記引き出しに前記誤閉め込み防止部を設けていることを特徴とする請求項1記載の引き出しのロック機構。
  3. 施錠操作を受けて前記施錠爪を前記施錠位置側に付勢するデッドボルトを有する錠前を特定の引き出しに設けているとともに、前記錠前を設けた以外の1又は複数の引き出しに前記誤閉め込み防止部を設けていることを特徴とする請求項2記載の引き出しのロック機構。
  4. 前記誤閉め込み防止部と前記施錠爪とを係合させた状態で、前記引き出しの前記開成位置側への移動を可能に構成していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の引き出しのロック機構。
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JPH0583246U (ja) * 1992-04-16 1993-11-12 株式会社イトーキクレビオ 引出しのロック装置

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