JP4705085B2 - 車両用ステップ - Google Patents

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Description

本発明は、スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル(SUV)等の車高の高い車両に対する乗降性を高めるために、車体に取り付けられる車両用ステップに関する。
この種の車両用ステップについては、例えば特許文献1に開示された技術が既に知られている。この技術では、車両用ステップが車体に取り付けられる金属製のステー部材と、樹脂製のステップボードとによって構成されている。そして、ステップボードは、ステー部材を部分的にモールディングした状態で樹脂成形され、それによってステー部材と一体化されている。なお、人の乗降などによって車両用ステップに加わる荷重に対しては、主として金属製ステー部材の剛性に頼っている。
特開2005−212625号公報
このように、特許文献1に開示された技術では、車両用ステップに要求される剛性を確保するために、樹脂製のステップボードとは別に補強部材としてのステー部材が必要である。したがって、車両用ステップの構成部品が増えるとともに、それを組付ける工数も増えてコストアップの原因となる。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、樹脂製のステップボード単品による車両用ステップであっても、要求される剛性を確保し、その構成および組付け作業を簡素化してコストの低減を図ることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
体に取り付けられる車両用ステップであって、樹脂製のステップボードが、その上面に膨出部を構成するようにアーチ状の断面形状に設定され、かつ、その下面に格子状のリブが一体に成形されている。また、膨出部が車体の前後方向に沿って傾斜する斜面を有するとともに、斜面の最も低い部分がステップボードの少なくとも前後の端部付近に位置している。
この構成により、ステップボードの上面に加わる荷重を樹脂材の圧縮方向の力として作用させるアーチ状の梁の機能と、格子状のリブによる補強機能とを得ることができる。したがって、例えば射出成形による樹脂製のステップボードを単品で用いても、車両用ステップに要求される剛性を確保でき、金属製補強部材などの併用が不要になって、構成および組付け作業が簡素化され、コストの低減を図ることが可能となる。
また、ステップボードの上面に付いた泥水などが、そこに溜まることなく、膨出部の斜面に沿ってステップボードの少なくとも端部付近に流れるので、ステップボードの上面が常に見栄えのよい状態に保たれる。また、ステップボードの水抜き孔は膨出部における斜面の最も低い部分にだけ開ければよく、水抜き孔の個数が少なくて済む。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、SUVの車両を表した外観斜視図である。図2は、図1の車両におけるサイドステップの取付け箇所を表した分解斜視図である。なお、車両用ステップにはサイドステップだけでなく、リヤステップ等もあるが、ここでは一例としてサイドステップを示している。
図1で示すように、車体10におけるドア12の開閉部の下側にはステップ20が取り付けられている。このステップ20の取り付け構造については、図2で示すように樹脂製のステップボード22が車体10のロッカーパネル14に対し、複数個(3個)のブラケット16によって結合される。ステップボード22は、ドア12の開閉部の領域をカバーするように車体10の前後方向に長く、車体10の幅方向に関しては乗降者が足を乗せるのに適した寸法に設定されている。なお、各ブラケット16は、ステップボード22の長手方向(車体10の前後方向)に関してほぼ等間隔に配置され、このステップボード22およびロッカーパネル14に対し、それぞれに必要な本数のボルト18で締結される。
図3にステップボード22が平面図で示され、図4にステップボード22が底面図で示されている。また、図5に図3のA-A矢視方向の断面図が示され、図6に同じく図3のB-B矢視方向の断面図が示されている。これらの図面で示されているステップボード22は、グラスファイバー強化樹脂材などの射出成形による一体成形品である。ただし、車種の違いによる車体10側の構造などに応じて、例えばステップボード22の長手方向における両サイド部分を別部品として成形する場合もある。
ステップボード22は、その上面22aに二つの膨出部30を構成するようにアーチ状の断面形状に設定されている(図5)。二つの膨出部30は、ステップボード22の長手方向(車体10の前後方向)に連なって凹凸を繰り返すように配置されている。したがって、アーチ状の断面形状についても、ステップボード22の長手方向に沿って連続している。そして、ステップボード22の上面22aにおいては、両膨出部30の斜面がステップボード22の長手方向に沿ってそれぞれ傾斜している。
また、ロッカーパネル14に対してステップボード22を結合している各ブラケット16は、二つの膨出部30における断面アーチ状の両端部(最も低い部分)を支持してロッカーパネル14に加わる上方からの荷重を受けるように配置されている(図2)。これにより、両膨出部30は少なくとも個々のアーチ状の両端部に支持点が設定されたこととなり、後述するアーチ状の梁の機能が確保される。
ステップボード22は、その下面22bにおいて格子状に成形されたリブ32を備えている(図4)。つまり、このリブ32は、ステップボード22の長手方向に沿って成形された複数の長尺リブ32aと、これに対して直交する方向(車体10の幅方向)に沿って成形された複数の短尺リブ32bとによって構成されている。
しかも、格子状のリブ32は、主として両膨出部30が構成されている領域のステップボード22の下面22bに成形されている(図6)。このように格子状のリブ32は、ステップボード22において両膨出部30を構成するアーチ状の断面形状部分の補強に重点をおいている。
ステップボード22は、車体10に取り付けられた状態での意匠性を考慮して、上面22aから下方へ連続成形された前壁24および両側壁28を有する。また、前壁24とは反対側、つまりステップボード22が車体10に接合される側には、上面22aから上方へ連続成形された後壁26を有する。
なお、ステップボード22の上面22aについては、乗降者の滑り防止ならびに意匠性をより高める必要がある。このため、上面22aにディンプルやビードといった複数の細かい凹凸模様を成形するのが一般的であるが、これらについては図示を省略している。
上記のように構成されたステップ20においては、樹脂製のステップボード22が金属製補強部材などを併用することなく、ブラケット16およびボルト18によって車体10のロッカーパネル14に取り付けられる(図2)。そして、ステップ20に乗降者が足を乗せることにより、ステップボード22はその上面22aから下面22bに向けて荷重が加えられる。この荷重は、ステップボード22の上面22aにおいて広い面積を占めている両膨出部30の少なくとも一方に作用することになる。
図5の一部を拡大して表した図7で示すように、膨出部30に下向きの荷重Wが加わると、膨出部30を構成しているアーチ状の断面には矢印で示すような樹脂材を圧縮する方向の力が作用する。一般に樹脂材は圧縮力に対する強度に優れており、それに加えて膨出部30はステップボード22の下面22bにおいて格子状のリブ32で補強されている。すなわち、両膨出部30は、その断面形状に基づくアーチ状の梁の機能と、格子状のリブ32による補強機能とにより、ステップ20に要求される剛性が確保される。
既に説明したように、ステップボード22の上面22aにおいては、両膨出部30の斜面がステップボード22の長手方向に沿ってそれぞれ傾斜している。そして、これらの斜面の最も低い部分は、ステップボード22における長手方向の端部付近と中央付近とに位置している。そこで、ステップボード22の上面22aに付いた泥水などは、そこに溜まることなく、両膨出部30の斜面に沿って最も低い部分に流れる。したがって、この部分のステップボード22に水抜き孔を開けておけば、少ない個数の水抜き孔で泥水などを効果的に路面に落とすことができる。また、泥水などがステップボード22の上面22aの全体にわたって溜まることがないので、上面22aは常に見栄えのよい状態に保たれる。
SUVの車両を表した外観斜視図。 サイドステップの取り付け箇所を表した分解斜視図。 ステップボードを表した平面図。 ステップボードを表した底面図。 図3のA-A矢視方向の断面図。 同じく図3のB-B矢視方向の断面図。 図5の一部を拡大して表した断面図。
符号の説明
10 車体
20 ステップ
22 ステップボード
22a 上面
22b 下面
30 膨出部
32 リブ

Claims (1)

  1. 車体に取り付けられる車両用ステップであって、
    樹脂製のステップボードが、その上面に膨出部を構成するようにアーチ状の断面形状に設定され、かつ、その下面に格子状のリブが一体に成形され、膨出部が車体の前後方向に沿って傾斜する斜面を有するとともに、斜面の最も低い部分がステップボードの少なくとも前後の端部付近に位置している車両用ステップ。
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