JP4748811B2 - 車両用ステップ - Google Patents

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Description

本発明は、スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル(SUV)等の車高の高い車両に対する乗降性を高めるために、車体に取り付けられる車両用ステップに関する。
この種の車両用ステップについては、例えば特許文献1に開示された技術が既に知られている。この技術では、車両用ステップを構成する樹脂製のステップボードが金属製のステー部材によって車体に取り付けられている。なお、ステップボードは、ステー部材を部分的にモールディングした状態で樹脂成形され、それによってステー部材と一体化されている。また、ステップボードの上面には、複数のビード形状の凸部が成形されている。これによって乗降者の足を滑りにくくする機能と、ステップボードの上面に意匠性をもたせる機能とを図っている。
特開2005−212625号公報
しかしながら、寒冷地などにおいて外気温が低いときには車体全体が低温になり、ステップも例外ではない。その結果、温度が氷点下になると、ステップボードの上面に氷結や降雪による雪だまりが生じ、乗降者の足が滑りやすくなる。また、外気温が高い場合でも、ステップボードの上面に付いた泥水などが、凸部の間などに溜まって意匠性を損なうことがある。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、寒冷地などにおいてもステップボードの上面に生じた氷や雪によって乗降者の足が滑りやすくなるのを解消するとともに、ステップボードの上面に付いた泥水などが溜まるのを防止してステップボードの上面を見栄えのよい状態に保つことである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、車体に取り付けられる車両用ステップであって、樹脂製のステップボードは、車両の乗降者が足を乗せる上面において膨出部を構成するようにアーチ状の断面形状に設定されている。この膨出部がステップボードの長手方向に沿って傾斜する斜面を有するとともに、膨出部を構成するアーチ状の両端部が車体側に対してブラケットで支持されている。そして、ステップボードの内部には、上面を加熱するための発熱体が設けられている。
この構成では、寒冷地などにおいて外気温が氷点下のときにステップボードの上面を暖めることにより、ステップボードの上面での氷結あるいは降雪による雪だまりを素早く溶かすことができるとともに、溶けた水を膨出部の斜面に沿って低い箇所に集め、路面に流れ落とすことができる。したがって、ステップボード上面の氷や雪によって乗降者の足が滑りやすくなるといった事態が解消される。
また、外気温が高い場合は、当然のことながらステップボードの上面を発熱体で加熱する必要はないが、そのときでも、ステップボードの上面に付いた泥水などが、そこに溜まることなく、膨出部の斜面に沿って低い箇所に流れる。そのため、ステップボードの上面が見栄えのよい状態に保たれ、ステップボードに水抜き孔を開ける場合でも、斜面の低い箇所にだけ開ければよく、その個数が少なくて済む。
しかも、ステップボードは、膨出部を構成するアーチ状の両端部において車体側に対する支持点が設定されており、ステップボードはその長手方向に関してアーチ状の梁の機能を果たし、ステップボードの上面に加わる荷重に対して高い支持強度を得ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、ステップボードにおける膨出部の下面に格子状のリブが一体に成形されている。
この構成においては、ステップボードの上面に加わる荷重を樹脂材の圧縮方向の力として作用させるアーチ状の梁の機能と、格子状のリブによる補強機能とにより、ステップボードに必要な剛性を確保することができる。その結果、金属製補強部材などの併用が不要になって、構成および組付け作業が簡素化され、コストの低減を図ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、SUVの車両を表した外観斜視図である。図2は、図1の車両におけるサイドステップの取付け箇所を表した分解斜視図である。なお、車両用ステップにはサイドステップだけでなく、リヤステップ等もあるが、ここでは一例としてサイドステップを示している。
図1で示すように、車体10におけるドア12の開閉部の下側にはステップ20が取り付けられている。このステップ20の取り付け構造については、図2で示すように樹脂製のステップボード22が車体10のロッカーパネル14に対し、複数個(3個)のブラケット16によって結合される。ステップボード22は、ドア12の開閉部の領域をカバーするように車体10の前後方向に長く、車体10の幅方向に関しては乗降者が足を乗せるのに適した寸法に設定されている。なお、各ブラケット16は、ステップボード22の長手方向(車体10の前後方向)に関してほぼ等間隔に配置され、このステップボード22およびロッカーパネル14に対し、それぞれに必要な本数のボルト18で締結される。
図3にステップボード22が平面図で示され、図4にステップボード22が底面図で示されている。また、図5に図3のA-A矢視方向の拡大断面図が示され、図6に同じく図3のB-B矢視方向の拡大断面図が示されている。これらの図面で示されているステップボード22は、グラスファイバー強化樹脂材などの射出成形による一体成形品である。ただし、車種の違いによる車体10側の構造などに応じて、例えばステップボード22の長手方向における両サイド部分を別部品として成形する場合もある。
ステップボード22は、その上面22aに二つの膨出部30を構成するようにアーチ状の断面形状に設定されている。二つの膨出部30は、ステップボード22の長手方向(車体10の前後方向)に連なって凹凸を繰り返すように配置されている。したがって、アーチ状の断面形状についても、ステップボード22の長手方向に沿って連続している。そして、ステップボード22の上面22aにおいては、両膨出部30の斜面がステップボード22の長手方向に沿ってそれぞれ傾斜している。
また、ロッカーパネル14に対してステップボード22を結合している各ブラケット16は、二つの膨出部30における断面アーチ状の両端部(最も低い部分)を支持してロッカーパネル14に加わる上方からの荷重を受けるように配置されている(図2)。これにより、両膨出部30は少なくとも個々のアーチ状の両端部に支持点が設定されたこととなり、後述するアーチ状の梁の機能が確保される。
ステップボード22は、その下面22bにおいて格子状に成形されたリブ32を備えている(図4)。つまり、このリブ32は、ステップボード22の長手方向に沿って成形された複数の長尺リブ32aと、これに対して直交する方向(車体10の幅方向)に沿って成形された複数の短尺リブ32bとによって構成されている。
しかも、格子状のリブ32は、主として両膨出部30が構成されている領域のステップボード22の下面22bに成形されている(図6)。このように格子状のリブ32は、ステップボード22において両膨出部30を構成するアーチ状の断面形状部分の補強に重点をおいている。
ステップボード22は、車体10に取り付けられた状態での意匠性を考慮して、上面22aから下方へ連続成形された前壁24および両側壁28を有する。また、前壁24とは反対側、つまりステップボード22が車体10に接合される側には、上面22aから上方へ連続成形された後壁26を有する。
なお、ステップボード22の上面22aについては、乗降者の滑り防止ならびに意匠性をより高める必要がある。このため、上面22aにディンプルやビードといった複数の細かい凹凸模様を成形するのが一般的であるが、これらについては図示を省略している。
ステップボード22の内部には、発熱体として電気加熱式のヒーター40がインサート成形されている(図5および図6)。このヒーター40の端子は車両の電源(バッテリー)に接続され、通電によってヒーター40が発熱し、ステップボード22の上面22aを加熱できるようになっている。なお、ヒーター40によってステップボード22の上面22aを加熱する温度は、冬季の寒冷地などにおいて外気温がマイナス温度まで下がった場合に、上面22aでの氷結あるいは降雪による雪だまりを素早く溶かすことができる値に設定されている。
上記のように構成されたステップ20においては、樹脂製のステップボード22が金属製補強部材などを併用することなく、ブラケット16およびボルト18によって車体10のロッカーパネル14に取り付けられる(図2)。そして、ステップボード22内にインサート成形されているヒーター40の端子は、上記のように車両の電源に接続される。そこで、外気温が氷点下まで下がった場合にはヒーター40に通電してステップボード22の上面22aを暖める。これにより、例えば車体10表面の温度差によって生じた水滴がステップボード22の上面22aに落ちて氷結するのを防止し、さらには駐車中などにおいてステップボード22の上面22aに氷結あるいは降雪による雪だまりが生じても、これらを素早く溶かすことができる。したがって、ステップボード22の上面22aの氷や雪によって乗降者が足を滑らせるような事態は解消される。
ヒーター40の加熱によって氷や雪が溶けた水は、両膨出部30の斜面に沿って低い箇所に集まり、路面に流れ落ちる。また、外気温が高い季節の寒冷地あるいは温暖地においても、ステップボード22の上面22aに付いた泥水などが、そこに溜まることなく、両膨出部30の斜面に沿って低い箇所に流れる。したがって、この部分のステップボード22に水抜き孔を開けておけば、少ない個数の水抜き孔で泥水などを効果的に路面に落とすことができる。このように、泥水などがステップボード22の上面22aの全体にわたって溜まることがないので、上面22aは常に見栄えのよい状態に保たれる。
また、本実施の形態では、ステップボード22の上面22aに二つの膨出部30があるので、ステップ20に乗降者が足を乗せることによってステップボード22に加えられた荷重は、両膨出部30の少なくとも一方に作用することになる。そして、膨出部30に下向きの荷重が加わると、膨出部30を構成しているアーチ状の断面には樹脂材を圧縮する方向の力が作用する。一般に樹脂材は圧縮力に対する強度に優れており、それに加えて膨出部30はステップボード22の下面22bにおいて格子状のリブ32で補強されている。すなわち、両膨出部30は、その断面形状に基づくアーチ状の梁の機能と、格子状のリブ32による補強機能とにより、ステップ20に要求される剛性が確保される。
SUVの車両を表した外観斜視図。 サイドステップの取り付け箇所を表した分解斜視図。 ステップボードを表した平面図。 ステップボードを表した底面図。 図3のA-A矢視方向の拡大断面図。 同じく図3のB-B矢視方向の拡大断面図。
符号の説明
10 車体
20 ステップ
22 ステップボード
22a 上面
22b 下面
30 膨出部
40 ヒーター(発熱体)

Claims (2)

  1. 車体に取り付けられる車両用ステップであって、
    樹脂製のステップボードは、車両の乗降者が足を乗せる上面において膨出部を構成するようにアーチ状の断面形状に設定され、この膨出部がステップボードの長手方向に沿って傾斜する斜面を有するとともに、膨出部を構成するアーチ状の両端部が車体側に対してブラケットで支持され、ステップボードの内部には、上面を加熱するための発熱体が設けられている車両用ステップ。
  2. 請求項1に記載された車両用ステップであって、
    ステップボードにおける膨出部の下面に格子状のリブが一体に成形されている車両用ステップ。
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