JP4703923B2 - 煙感知器の加煙試験器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、煙感知器の定期点検等に用いられる加煙試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の加煙試験器は、噴霧室を有する本体と、該本体の先端部に設けられ、前記噴霧室に連通するフードと、該本体に回動自在に設けられた支持棒取付具と、該本体の底部に着脱自在に装着され、前記噴霧室に試験ガスを噴出するガスボンベと、該ガスボンベの弁制御手段と、を備えている。
【0003】
前記支持棒取付具は、コ字状の取付枠を有しており、前記ガスボンベは、本体にねじ止めされるコ字状のフレームの中に、ボンベ固定具を介して固定されている。
又、ガスボンベの弁制御手段は、ノズル押下体を引っ張る操作ワイヤを備えているが、この操作ワイヤは、本体のワイヤ挿通孔に挿入されている。
【0004】
煙感知器の作動試験をするときには、支持棒を伸ばして支持棒取付具と本体を介して設けられたフードを検査対象の煙感知器に向かって上昇させ、天井面に当接させて、該煙感知器を覆う。
ノズル押下体を該煙感知器に押しつけるか、又は、操作ワイヤを引っ張って、ガスボンベの弁を開き、試験ガスを噴霧室に噴出させ、疑似火災発煙状態を作りだし、該煙感知器の作動をチェックしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来例には、次の様な問題がある。
(1)支持棒取付具のコ字状の取付枠は、その底辺がボンベガスの直径より長いので、その両隅部がものに引っかかって傷つけたり、直径方向に張り出しているので、狭い場所での作業性が良くない。
【0006】
(2)ガスボンベを本体に固定するために、ガスボンベをコ字状に囲むフレーム、ねじ等の部品が必要であり、携帯上かさばる上、重く、又、本体の直径も取付枠にあわせて大きくしなければならない。更に、ガスボンベを該フレームに着脱するのは、面倒である。
(3)フードを天井面等に押し付け煙感知器を覆う際、フードはシリコンなどの柔らかい材料で形成されているため、フードの本体との取付部が拡径し、位置ずれが生じたり、不必要に押し込まれたりすることがある。
【0007】
(4)支持棒取付具を下に振ったとき、支持棒取付具や支持棒がガスボンベに衝突しボンベを傷めたり、又、上に振ったとき、支持棒取付具がフードに当接しフードを押し上げ、該フードが外れることがある。
(5)操作ワイヤを操作すると、ワイヤ挿通孔と摩擦が生じ、該ワイヤがささくれたりして破損する。そのため、操作者の手を傷つけることがある。
【0008】
この発明は、上記事情に鑑み、ガスボンベの着脱を容易にし、小型軽量にすることを目的とする。他の目的は、フードの取付部の外方変形を防止すると共に、操作ワイヤの破損を防止することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、噴霧室を有する本体と、該本体の先端部に設けられ、前記噴霧室に連通するフードと、該本体に着脱自在に装着され、前記噴霧室に試験ガスを噴出するガスボンベと、該ガスボンベの弁制御手段と、を備えた煙感知器の加煙試験器において;前記本体と前記ガスボンベに、互いに螺合するねじ部を設け、前記本体に一端を固定し、前記ガスボンベに他端を固定した、前記ねじ部の緩みを進行させない、連結具を設けたことを特徴とする。
【0011】
この発明は、噴霧室を有する本体と、該本体の先端部に設けられ、前記噴霧室に連通するフードと、該本体に回動自在に設けられた支持棒取付具と、該本体の底部に着脱自在に装着され、前記噴霧室に試験ガスを噴出するガスボンベと、該ガスボンベの弁制御手段と、を備えた煙感知器の加煙試験器において;前記支持棒取付具が、変位範囲を規制するストッパ部を備え、前記本体に前記ストッパの当接する上下の振り角規制部が設けられ、前記上振り角規制部が、前記フードの固定部に設けられた突片であることを特徴とする。
【0012】
この発明は、噴霧室を有する本体と、該本体の先端部に設けられ、前記噴霧室に連通するフードと、該本体に回動自在に設けられた支持棒取付具と、該本体の底部に着脱自在に装着され、前記噴霧室に試験ガスを噴出するガスボンベと、該ガスボンベの弁制御手段と、を備えた煙感知器の加煙試験器において;
前記支持棒取付具が、略V字状のフレームを備え、前記フレームは該フレームの変位範囲を規制するストッパである棒状体と、該棒状体が装着される長穴のストッパ穴を有する平行腕部と、支持棒を固定する固定部と、を備えていることを特徴とする。
【0013】
この発明は、噴霧室を有する本体と、該本体の先端部に設けられ、前記噴霧室に連通するフードと、該本体の底部に着脱自在に装着され、前記噴霧室に試験ガスを噴出するガスボンベと、該ガスボンベの弁制御手段と、を備えた煙感知器の加煙試験器において;前記ガスボンベの弁制御手段が、本体のワイヤ挿通穴を通るワイヤを備えており、該ワイヤ挿通孔が、前記ワイヤより柔らかい材料で形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明は、本体とガスボンベに、互いに螺合するねじ部を設け、両者を螺着することにより着脱を容易にする。
又、螺合緩み防止手段を設けることにより、本体とガスボンベとが正常な結合状態を維持できるようにする。
【0015】
この発明は、フードの取付部に、外方変形規制手段を設け、天井面等にフードを押し付けた際、フードが必要以上に押し込まれて外れないようにする。
又、支持棒取付具に、変位範囲を規制するストッパを設けたので、該取付具は上限及び下限の範囲で変位する。そのため、支持棒や支持棒取付具が、フードやガスボンベに衝突するのを防止することができる。
【0016】
この発明は、支持棒取付具は、略V字状の取付枠なので、従来のコ字状の取付枠の様に大きくならない。
又、ガスボンベの弁制御手段が、本体のワイヤ挿通穴を通るワイヤを備えており、該ワイヤ挿通孔が、該ワイヤ破損防止手段を備えているので、ワイヤの破損を防止できる。
【0017】
【実施例】
本発明の実施例を図1〜図4により説明する。
本体1と、該本体1の先端部1aに固定されるフード20と、該本体1の底部3のに装着されるガスボンベ30と、該本体1に回動自在に保持さる支持棒取付具40と、を備えている。
【0018】
本体1は、例えば、アルミニュウム若しくはその合金製の筒状体であり、噴霧室2を構成する直筒部1Aと、該直筒部1Aより大径のスカート部1Bと、前記両者1A、1Bを連結する円錐台状部1Cと、から構成されている。該直筒部1Aの下端は、底部3を構成する固定盤3a、3bにより閉じられている。
【0019】
固定盤3aの中央部には、断面逆T字状の貫通穴4が設けられ、この貫通穴4にはノズル固定具5が摺動可能に挿着されている。この固定具5の下端部には、ストッパフランジ5aが設けられて、該固定具5の移動範囲を規制している。
【0020】
この固定具5は、支持固定板6を介して支柱7に接続されている。この支柱7は、三本設けられ、その先端はノズル押下体8を支持している。この押下体8は、ナイロンなどによりリング状に形成されている。
【0021】
ノズル押下体8には、ナイロンクリップ9を介してWリング10が設けられ、該Wリング10には、操作ワイヤ11が連結されている。この操作ワイヤ11は、ステンレス製であり、本体1のワイヤ挿通孔12を通って外部に伸び、その後端部には、例えば、丸形圧着端子13が設けられている。
固定盤3aには、L字状の本体補助板14が固定盤3bとともに、めねじ18bによって共締め固定されている。
【0022】
ノズル固定具5には、仲介ノズル15が嵌着されている。このノズル15の先端部は、噴霧室2に突出しており、後端部には、ガスボンベ30のノズル34のノズル挿入穴15aが設けられている。
【0023】
固定盤3bは、固定盤3aの裏面に螺着されている。この固定盤3bの中央下部には、円筒壁16が突設されているが、この円筒壁16は前記逆T字状の貫通穴4と対向しており、その内周面にはめねじ部16aが設けられている。
【0024】
ガスボンベ30の上面中央部には、ノズル保持筒31が設けられ、その外周面にはおねじ部31aが設けられている。ノズル保持筒31の外側には、間隔をおいてガイド壁33が立設されている。
なお、ガスボンベ30には、図示しない弁が設けられているが、この弁は、仲介ノズル15が押し下げられると、ノズル34が押し下げられね開弁する。
【0025】
本体1とガスボンベ30のねじ部16a、31aは、螺合緩み防止手段により緩み止めされている。この緩み防止手段として、例えば、数珠状連結具18が用いられる。
緩み防止のために、例えば、本体1とガスボンベ30のねじ込みをきつくすると、ノズル保持筒31の細いところに負担がかかったり、ボンベ39に直接止めねじを圧接するのは、ボンベを傷めたりする不具合がある。
この連結具18の一端は、本体1の直筒部1Aの下端にねじ18a止め、その他端は、ガスボンベ30の下端に設けた締め付けバンド19に固定されている。
このようにすると、ガスボンベ30を本体1に緩くねじ込んでも、緩みが進行することはなく、ガスボンベ30側に負担がかからない。
【0026】
フード20は、柔らかい材料、例えば、半透明シリコンゴム、で形成され、取付部21とジャバラ部22とから構成されている。この取付部21には、内周壁の係合凸部21aと、嵌着穴23とリング状のバンド溝24が設けられている。係合凸部21aは、本体1の先端1aに形成された係合穴1bに嵌められ、嵌着穴23には、ストッパ片17が嵌着され、又、バンド溝24には整線用などのバンド25が嵌着され、締めつけられる。係合凸部21aは、バンド溝24の背面に長く設けると係合が強まる。
【0027】
支持棒取付具40は、折曲帯体で形成した取付枠41と、該取付枠41に保持されているストッパ棒42と、から構成されている。
取付枠41は、本体1の直筒部1Aに軸止される一対の平行腕43と、支持棒50が固着されるV字状腕44と、から構成されている。
【0028】
平行腕43には、長穴45が形成され、この長穴45にストッパ棒42が移動可能に装着され、その両端はナット47で固定されている。このストッパ棒42は取付枠41の上下回動のストッパの働きをすると共に、取付枠41の変形を防止する。
【0029】
このストッパ棒42は、取付枠41の回転に伴って許容振れ角度θ回転し、該ストッパ棒42が許容上限位置に達するとストッパ片17に当接し、許容下限位置に達すると、直筒部1Aに当接する。この許容振れ角度θは、必要に応じて適宜選択されるが、例えば、角度θ=70度が採用される。
【0030】
V字状腕44の固定部44aには、支持棒50がねじ46止めされている。なお、支持棒50は、三段つなぎナットロック式で伸縮自在に構成されている。
支持棒取付具40の取付枠41が、ほぼV字状に形成されているので、この取付具の最下方に振ったときに、円筒状であるガスボンベ30や本体1に沿うように配され、外方に出っ張らないので角がない。そのため、スリムになり、ものを傷つけなく、全体的に小型化にもなり、スリムになり、狭いところの作業性が向上する。
【0031】
次に、本実施例の作動について説明する。
フードの装着。
フード20の嵌着穴23をストッパ片17に挿入し、フードの係合凸部21aを本体1の係合穴1b嵌め合わせ、フードの取付部21を本体1の先端部1aに嵌着する。前記取付部21のバンド溝24にバンド25を挿入し締め付け固定する。
これにより取付部21は、本体1に強く固定されるので、フード20に押圧力がかかっても、取付部21が外方に変形することがない。
【0032】
ガスボンベの装着。
ガスボンベ30のノズル保持筒31を本体1の底部3のめねじ部16aに挿入し所定方向に回す。そうすると、両者のねじ部16a、31aが螺合し、ガスボンベ30は円筒壁16に案内されながら上昇し、ガイド壁33の上端は固定盤3bに当接するとともに、ノズル34の先端部は、仲介ノズル15のノズル挿入穴15a内に挿入される。
【0033】
この様にして、両者1、30は、固定され一体となるが、この時、円筒壁16はノズル保持筒31とガイド壁33との間に嵌合されるので、ガスボンベ30の直径方向の変位は規制される。また、ガスボンベ30の先端部は、スカート部1Bに囲まれるので、ガスボンベ30が直径方向に変位すると、このスカート部1Bに当接し、それ以上の変位が許されない。
【0034】
連結具の装着。
締付バンド19を、ねじ込む前のガスボンベ30の下端部に配設し、該バンドを回しながら数珠状連結具18を引っ張り、ねじ部16a、31aで締め付け固定した位置で該バンドを締め付け固定する。連結具18は、ねじ部16a,31aが締まる方向に戻るように固定する。これにより、ねじ部16a、31aの螺合は緩みが進行することはない。
この時、連結具18は、円錐台状部1C、スカート部1Bに当接するので、ガスボンベ30に無理な力がかかるのを防止することができる。
【0035】
支持棒の装着。
支持棒50を支持棒取付具40の取付枠41の固定部44aにねじ46止めする。
【0036】
加煙試験器のセッテング。
支持棒50を伸ばし、加煙試験器Sのフード20を検査対象の煙感知器60に向かって上昇させ、該フード20のジャバラ部22を天井56に当接させ、該煙感知器60を覆う。
【0037】
この時、支持棒取付具40のストッパ棒42は、長穴45の中を変位しながら移動するが、該取付具40の許容移動範囲の上限に達すると、ストッパ片17に当接し該取付具40の移動を規制する。又、該取付具40の許容移動範囲の下限に達すると、本体1の直筒部1Aの外周面に当接し該取付具40の移動を規制する。
【0038】
このように支持棒取付具40の移動範囲を規制しているので、支持棒50や支持棒取付具40がフード20の取付部21やガスボンベ30に接触することがない。
又、長穴45にしたので、移動規制範囲、即ち、振り角θ、を大きくすることができる。
【0039】
天井56にフード20が圧接するとき、該取付部21に押圧力がかかるが、該取付部21はバンド25により締め付け固定されているので、外方へ変形することはない。
【0040】
ガスボンベの開弁。
支持棒50を押し上げてノズル押下体8を煙感知器60に押し付けると、仲介ノズル15が降下してノズル34を押圧する。そうすると、ガスボンベ30の弁が開き、試験ガスが噴霧室2内に入り、フード20内に充満し疑似火災発煙状態をなる。この状態において、煙感知器60が作動したか否かをチェックする。
【0041】
煙感知器60の真下に立てず、支持棒50をかなり傾斜しなければならない場合などには、丸形圧着端子13、又は、端子13から延長させたワイヤを掴み、操作ワイヤ11を引っ張って該ノズル押下体8を下降させて開弁させる。
このとき、操作ワイヤ11は、ワイヤ破損防止手段であるワイヤ挿通孔12を、斜めから強い力で擦りながら摺動するが、該ワイヤ挿通孔12は、操作ワイヤより柔らかい材料で形成されているので、該操作ワイヤ11が破損することはない。
ワイヤ破損防止手段としては、操作ワイヤ11の摺動部、例えば、V字状腕44等を操作ワイヤより柔らかい材料で形成したものも含まれる。
【0042】
該煙感知器60の試験終了後、前記と同様の要領で、順次検査対象の煙感知器の試験を行うが、ガスボンベ30の試験ガスがなくなったときには、締付バンド19を緩めてガスボンベ30を所定方向に回転させ、本体1から取り外す。
その後、新しいガスボンベを前記要領で本体1に装着する。
【0043】
【発明の効果】
この発明は、次の様な顕著な効果を奏する。
(1)本体とガスボンベに、互いに螺合するねじ部を設けたので、一方を回すだけで簡単に他方に着脱することができる。
そのため、従来例と異なり、ボンベ取付フレームが不要となるとともに、部品点数も少なくなるので、小型軽量になり、着脱作業が簡単になる。
(2)螺合緩み防止手段を設けたので、本体とガスボンベとのねじ部の緩みが進行することがない。そのため、ガスボンベの落下事故等の発生を防止することができる。
【0044】
(3)フードの取付部に外方変形規制手段を設けたので、フードが天井等に押し付けられても、従来例の様に、フードが拡径し、押し込まれることがない。
(4)支持棒取付具が、変位範囲規制手段を備えているので、該取付具は上限及び下限の範囲内で変位する。
そのため、支持棒や支持棒取付具がフードの取付部やガスボンベに当接することがなくなり、フードが外れたり、ボンベに強いモーメントがかかり痛めることはない。
【0045】
(5)支持棒取付具の取付枠が、略V字状に形成されているので、該取付具を最下方に振ったときに円筒状であるガスボンベや本体に沿うように配され、外方に出っ張らないで角がない。そのため、スリムになりものを傷つけない。また、全体的な小型化も含め、スリムであるので狭いところでの作業性が向上する。
【0046】
(6)支持棒取付具のストッパ棒が長穴で支持されているので、上下の振り角の制限を越えて支持棒の振れ角をとることができる。そのため、支持棒をより傾斜させて加煙試験ができる。
(7)ワイヤ破損防止手段を設けたので、操作ワイヤを摺動させても、ささくれなどの破損が発生しない。そのため、操作者が手などを怪我することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図3の要部拡大図である。
【図3】図1の縦断面図である。
【図4】図1の側面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 噴霧室
3 底部
8 ノズル押下体
11 操作ワイヤ
12 ワイヤ挿通孔
18 数珠状連結具
19 締付バンド
20 フード
21 取付部
30 ガスボンベ
40 支持棒取付具
41 取付枠
42 ストッパ棒
45 長穴
50 支持棒
Claims (4)
- 噴霧室を有する本体と、該本体の先端部に設けられ、前記噴霧室に連通するフードと、該本体の底部に着脱自在に装着され、前記噴霧室に試験ガスを噴出するガスボンベと、該ガスボンベの弁制御手段と、を備えた煙感知器の加煙試験器において;
前記本体と前記ガスボンベに、互いに螺合するねじ部を設け、
前記本体に一端を固定し、前記ガスボンベに他端を固定した、前記ねじ部の緩みを進行させない、連結具を設けたことを特徴とする煙感知器の加煙試験器。 - 噴霧室を有する本体と、該本体の先端部に設けられ、前記噴霧室に連通するフードと、該本体に回動自在に設けられた支持棒取付具と、該本体の底部に着脱自在に装着され、前記噴霧室に試験ガスを噴出するガスボンベと、該ガスボンベの弁制御手段と、を備えた煙 感知器の加煙試験器において;
前記支持棒取付具が、変位範囲を規制するストッパ部を備え、
前記本体に前記ストッパの当接する上下の振り角規制部が設けられ、
前記上振り角規制部が、前記フードの固定部に設けられた突片であることを特徴とする煙感知器の加煙試験器。 - 噴霧室を有する本体と、該本体の先端部に設けられ、前記噴霧室に連通するフードと、該本体に回動自在に設けられた支持棒取付具と、該本体の底部に着脱自在に装着され、前記噴霧室に試験ガスを噴出するガスボンベと、該ガスボンベの弁制御手段と、を備えた煙感知器の加煙試験器において;
前記支持棒取付具が、略V字状のフレームを備え、
前記フレームは、該フレームの変位範囲を規制するストッパである棒状体と、該棒状体が装着される長穴のストッパ穴を有する平行腕部と、支持棒を固定する固定部と、を備えていることを特徴とする煙感知器の加煙試験器。 - 噴霧室を有する本体と、該本体の先端部に設けられ、前記噴霧室に連通するフードと、該本体の底部に着脱自在に装着され、前記噴霧室に試験ガスを噴出するガスボンベと、該ガスボンベの弁制御手段と、を備えた煙感知器の加煙試験器において;
前記ガスボンベの弁制御手段が、本体のワイヤ挿通穴を通るワイヤを備えており、
該ワイヤ挿通孔が、前記ワイヤより柔らかい材料で形成されていることを特徴とする煙感知器の加煙試験器。
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