JPH0869585A - 加煙試験装置 - Google Patents

加煙試験装置

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JPH0869585A
JPH0869585A JP20257694A JP20257694A JPH0869585A JP H0869585 A JPH0869585 A JP H0869585A JP 20257694 A JP20257694 A JP 20257694A JP 20257694 A JP20257694 A JP 20257694A JP H0869585 A JPH0869585 A JP H0869585A
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JP
Japan
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smoke
sensing
test
hole
detector
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20257694A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kotsuna
安規 忽那
Teruyoshi Baba
照義 馬場
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加煙試験の手間がかからないようにする。 【構成】 煙が流入し得る開口部を側方に有した感知部
が中央部に設けられた煙感知器をその開口部を包囲して
覆う覆い部材1 と、煙感知器の感知部に対面し試験用の
煙を通過させる貫通孔22a を有した煙通過部材2 と、を
備え、煙感知器に加煙して煙感知性能を試験する加煙試
験装置において、煙通過部材は、その貫通孔22a が周縁
部21寄りに設けられた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煙感知器の加煙試験に
用いられる試験装置と加煙試験の前に感知精度を高める
ために用いられる試験装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の加煙試験装置の第1従来例とし
て、図9及び図10に示すものが存在する。このもの
は、煙X が流入し得る開口部Y1を側方に有した感知部Y2
が中央部に設けられた煙感知器Y をその開口部Y1を包囲
して覆う覆い部材A と、煙感知器Y の感知部Y2に対面し
試験用の煙X を通過させる貫通孔B1を有した煙通過部材
Bと、を備え、煙感知器Y に加煙して煙感知性能を試験
するものである。
【0003】また、この種の加煙試験装置の第2従来例
として、図11に示すものが存在する。このものは、天
井等の上方に設置され煙が流入し得る開口部Y1を有した
感知部Y2が設けられた煙感知器Y のその感知部Y2に気流
を供給する気流供給部C を備え、加煙して煙感知性能を
試験する前に煙感知器Y の感知部Y2に取着した異物を気
流により除去して感知精度を高めるために用いられる用
いられるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる第1従来例にあ
っては、煙X を感知する感知部Y2の開口部Y1が煙感知器
Y の側方に設けられているのにもかからず、試験用の煙
X を通過させる貫通孔B1が煙通過部材B の中央部にまで
設けられており、その中央部の貫通孔B1を通過させられ
た煙X が上昇して煙感知器Y の感知部Y2の煙通過部材B
との対面部分に到達しても、側方に廻りこまないと開口
部Y1に侵入しないために、煙X の感知に時間を要して、
加煙試験の手間がかかるという問題点があった。
【0005】かかる第2従来例にあっては、煙感知器Y
は、天井等の上方に設置されているから、脚立等に登ら
ないと煙感知器Y の内部に取着した異物を気流により除
去することができず、加煙試験の手間がかかるという問
題点があった。
【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、加煙試験の手間がかから
ない加煙試験装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、煙が流入し得る開口部
を側方に有した感知部が中央部に設けられた煙感知器を
その開口部を包囲して覆う覆い部材と、煙感知器の感知
部に対面し試験用の煙を通過させる貫通孔を有した煙通
過部材と、を備え、煙感知器に加煙して煙感知性能を試
験する加煙試験装置において、前記煙通過部材は、その
貫通孔が周縁部寄りに設けられた構成としている。
【0008】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記貫通孔は、周縁部寄り程広く開
口した構成としている。
【0009】また、請求項3記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記煙通過部材は、煙感知器の感知
部に近接して対面する近接対面部がその中央部に設けら
れた構成としている。
【0010】また、請求項4記載のものは、煙が流入し
得る開口部を有した感知部が設けられた煙感知器のその
感知部に気流を供給する気流供給部を備え、加煙して煙
感知性能を試験する前に感知部に取着した異物を気流に
より除去して感知精度を高めるために用いられる加煙試
験装置において、前記気流供給部を前記感知部の近傍に
位置させるよう支持する支持部材が設けられた構成とし
ている。
【0011】また、請求項5記載のものは、請求項4記
載のものにおいて、前記支持部材は、伸縮自在に形成さ
れた構成としている。
【0012】また、請求項6記載のものは、請求項4記
載のものにおいて、前記開口部を包囲して煙感知器を覆
うとともに、覆われた空間の排気を行う排気部を有した
覆い部材が設けられた構成としている。
【0013】
【作用】請求項1記載のものによれば、煙通過部材は、
その貫通孔が周縁部寄りに設けられているから、貫通孔
を通過させられた煙が上昇すると煙感知器の感知部の側
方に到達して、その側方に設けられた開口部に侵入しや
すくなる。
【0014】請求項2記載のものによれば、煙通過部材
の貫通孔は、周縁部寄り程広く開口しているから、周縁
部寄りの貫通孔を通過させられる煙が多くなる。
【0015】請求項3記載のものによれば、煙通過部材
は、煙感知器の感知部に近接して対面する近接対面部が
その中央部に設けられているから、貫通孔を通過させら
れた煙が感知部の開口部の設けられていない対面部分に
向かって上昇せずに、感知部の開口部が設けられた側方
に向かって上昇する。
【0016】請求項4記載のものによれば、気流供給部
は、支持部材により煙感知器の近傍に位置するよう支持
されるから、従来例のように、脚立等に登らなくてもよ
くなる。
【0017】請求項5記載のものによれば、支持部材が
伸縮自在に形成されているから、煙感知器の取着された
天井の高さによらず、気流供給部は、煙感知器の近傍に
位置するよう支持される。
【0018】請求項6記載のものによれば、開口部を包
囲して煙感知器を覆うとともに、覆われた空間の排気を
行う排気部を有した覆い部材が設けられているから、感
知部に取着した異物を含む排気流が飛散せずに排気部か
ら排気される。
【0019】
【実施例】本発明の第1実施例を図1及び図2に基づい
て以下に説明する。この加煙試験装置は、覆い部材1 、
煙通過部材2 、支持金具3 、作業棒4 より構成されてい
る。
【0020】覆い部材1 は、一端が開口した有底円筒状
に形成され、一端から中央よりも少し他端寄りまでが内
径の大きい太筒部11となり、その太筒部11よりも他端側
が内径が小さい細筒部12となるよう、段部13が形成され
ている。この覆い部材1 は、一端開口部に近い側面部に
大小の通気孔11a が、細筒部12の側面部に通気孔12a
が、それぞれ等ピッチで周回して設けられており、その
細筒部12に発煙している線香10等が収容される。この覆
い部材1 は、一端開口部に近い側面部に設けられた支持
孔(図示せず)に支持金具3 の後述する支持軸3aが挿通
することにより回動自在に支持され、天井等に設けられ
た煙感知器20の感知性能を試験する際に、その煙感知器
20をその後述する開口部20c を包囲して覆うものであ
る。
【0021】煙通過部材2 は、略円板状に形成され、そ
の周縁部21寄りに、貫通孔22a となる切り込みを入れら
れた後に起こされた複数の扇形の切り起こし部22が等ピ
ッチで周回して設けられ、煙感知器20の感知部20a に対
面するよう覆い部材1 の段部13に載置される。この煙通
過部材2 は、覆い部材1 の細筒部12に収容された線香10
等の煙10a を貫通孔22a から通過させるものである。
【0022】支持金具3 は、中央片及び両対向片でコ字
型に形成され、その両対向片の先端部には覆い部材1 を
支持する支持軸3aが対向方向へ突き出るようにしてそれ
ぞれ設けられている。
【0023】作業棒4 は、一端部が支持金具3 の中央片
に固着され、作業者が天井等に設けられた煙感知器20を
覆う作業に用いるものである。
【0024】次に、本加煙試験装置により煙感知性能を
試験される煙感知器20について、図2に基づいて説明す
る。
【0025】煙感知器20は、略円板状に形成されてお
り、天井(図示せず)に固着される一方面が平坦状に形
成され、他方面の中央部に感知部20a が設けられてい
る。この煙感知器20の感知部20a の側方には、防虫網20
b が設けられており、この防虫網20b の網の目が煙10a
の流入し得る実質的な開口部20c となっている。
【0026】次に、本加煙試験装置により加煙試験をす
る手順を説明する。煙試験器20を覆い部材1 により覆う
と、覆い部材1 の細筒部12に収容された線香10等の煙10
a は、図2に破線で示すように、煙通過部材2 の貫通孔
22a を通過させられて上昇した後、煙感知器20の感知部
20a の側方に到達して、その側方に設けられた防虫網20
b の開口部20c に侵入して感知される。
【0027】かかる加煙試験装置にあっては、煙通過部
材2 は、その貫通孔22a が周縁部21寄りに設けられてい
るから、貫通孔22a を通過させられた煙10a が上昇する
と煙感知器20の感知部20a の側方に到達して、その側方
に設けられた開口部20c に侵入しやすくなるので、煙10
a の感知に時間がかからず、加煙試験の手間をかからな
くすることができる。
【0028】次に、本発明の第2実施例を図3に基づい
て以下に説明する。なお、第1実施例と実質的に同一の
機能を有する部材には同一の符号を付し、異なるところ
のみ記す。
【0029】本実施例では、第1実施例よりも切り起こ
し部22を高く切り起こして、貫通孔22a が周縁部21寄り
程広く開口した構成となっている。
【0030】かかる加煙試験装置にあっては、煙通過部
材2 の貫通孔22a は、周縁部21寄り程広く開口している
から、周縁部21寄りの貫通孔22a を通過させられる煙10
a が多くなるので、第1実施例よりも、煙10a の感知に
時間がかからず、一層、加煙試験の手間をかからなくす
ることができる。
【0031】また、煙通過部材2 が高く切り起こされ
て、周縁部21寄りに行く程煙感知器20に近づくよう傾斜
して形成されているから、煙10a は、煙通過部材2 に沿
って上昇して、第1実施例よりも、煙10a の感知に時間
がかからず、一層、加煙試験の手間をかからなくするこ
とができる。
【0032】次に、本発明の第3実施例を図4に基づい
て以下に説明する。なお、第2実施例と実質的に同一の
機能を有する部材には同一の符号を付し、異なるところ
のみ記す。
【0033】第2実施例では、煙通過部材2 の中央部
は、低く形成されているのに対し、本実施例では、煙感
知器20の感知部20a に近接して対面する近接対面部23a
が設けられた構成になっている。
【0034】詳しくは、近接対面部23a は、煙通過部材
2 の中央部に立設された円柱部材23の底面で形成されて
いる。
【0035】かかる加煙試験装置にあっては、第2実施
例の効果に加えて、煙通過部材2 は、煙感知器20の感知
部20a に近接して対面する近接対面部23a がその中央部
に設けられているから、貫通孔22a を通過させられた煙
10a が感知部20a の開口部20c の設けられていない対面
部分に向かって上昇せずに、感知部20a の開口部20cが
設けられた側方に向かって上昇し、第2実施例よりも、
煙の感知に時間がかからず、一層、加煙試験の手間をか
からなくすることができる。
【0036】なお、第3実施例では、第2実施例と同様
に、煙通過部材2 は、その切り起こし部22が高く切り起
こされているが、煙10a の量が多いときは、第1実施例
のように、低く切り起こされた構成でもよい。
【0037】本発明の第4実施例を図5乃至図7に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施例と実質的に同一
の機能を有する部材には同一の符号を付す。この加煙試
験装置は、覆い部材1 、支持部材5 、固定部材6 、圧縮
タンク7 、吸引モータ8 、ホース9 より構成されてい
る。
【0038】覆い部材1 は、壁板を有した略椀状に形成
され、その内方へ圧縮空気の気流を供給する気流供給部
14と覆われた空間の排気を行う排気部15とが壁板を穿孔
して設けられている。この覆い部材1 は、天井等に設置
された煙感知器20をその感知部20a の開口部20c を包囲
して覆うものである。
【0039】支持部材5 は、第1の円筒51と第2の円筒
52よりなっている。第1の円筒51は、その一端部に覆い
部材1 が着脱自在に取着されている。第2の円筒52は、
第1の円筒51に挿通してリング状の固定部材6 を締め付
けると、第1の円筒51に固定される。従って、第2の円
筒52の第1の円筒51への挿通量を調節することにより、
支持部材5 全体の長さを伸縮自在にすることができる。
【0040】また、この支持部材5 の第2の円筒52の空
洞には、気密状態で挿入棒52a が挿入され、その挿入棒
52a の他端部に設けられたグリップ52b と第2の円筒52
の他端部に設けたグリップ52c とを握って、挿入して後
引き抜く動作を繰り返すと、挿入の度に圧縮空気が生成
される。
【0041】圧縮タンク7 は、支持部材5 の第1の円筒
51の一端部に取着されており、前述した動作により生成
され、第1及び第2の円筒51,52 の内部を通って送り込
まれた圧縮空気を溜めておくものである。
【0042】吸引モータ8 は、圧縮タンク7 と同様に、
支持部材5 の第1の円筒51の一端部に取着されており、
覆い部材1 に覆われた空間を排気する装置であり、内部
が防塵構造となっている。この吸引モータ8 は、その排
気孔81から煙感知器20の感知部20a に取着した異物を含
む排気流を排気する。
【0043】ホース9 は、供給ホース91及び吸引ホース
92でなっており、供給ホース91が圧縮タンク7 と覆い部
材1 の気流供給部14とを接続し、吸引ホース92が覆い部
材1の排気部15と吸引モータ8 とを接続している。
【0044】かかる加煙試験装置にあっては、気流供給
部14は、支持部材5 により煙感知器20の近傍に位置する
よう支持されるから、従来例のように、脚立等に登らな
くてもよくなり、加煙試験の手間をかからなくすること
ができる。
【0045】また、支持部材5 が伸縮自在に形成されて
いるから、煙感知器20の取着された天井の高さによら
ず、気流供給部14は、煙感知器20の近傍に位置するよう
支持されるので、より一層使い勝手のよいものとなって
いる。
【0046】また、開口部20c を包囲して煙感知器20を
覆うとともに、覆われた空間の排気を行う排気部15を有
した覆い部材1 が設けられているから、感知部20a に取
着した異物を含む排気流が飛散せずに排気部15から排気
されるので、加煙試験をしているところを汚れにくくな
る。
【0047】また、覆い部材1 は、着脱自在に形成され
ているから、煙感知器20の形状に合わせて取着しなおす
ことができる。例えば、煙感知器20が図7に示す薄型で
あったら、この薄型の煙感知器20に合うものに取着しな
おすことができ、取扱性が高いものとなっている。
【0048】また、煙感知性能を試験した後に、煙感知
器20の感知部20a に残っている煙10a を排気することも
できる。
【0049】次に、本発明の第5実施例について図8に
基づいて以下に説明する。なお、第4実施例と実質的に
同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、異なる
ところのみ記す。
【0050】第4実施例は、加煙して煙感知性能を試験
する前に煙感知器20の内部に取着した異物を気流により
除去して感知精度を高めるためにのみ用いられるのに対
し、本実施例は、この煙感知性能を試験する前の作業の
他に、煙感知性能を試験することもできるよう、第3実
施例と同様の覆い部材1 及び煙通過部材2 が設けられた
構成になっている。
【0051】詳しくは、覆い部材1 は、太筒部11及び細
筒部12を形成する段部13が設けられ、その細筒部12に発
煙している線香10等が収容される。
【0052】また、煙通過部材2 は、周縁部21に位置す
る貫通孔22a が設けられた切り起こし部22が高く切り起
こされ、さらに煙通過部材2 の中央部に煙感知器20の感
知部20a に近接して対面する近接対面部23a が設けられ
た構成になっている。
【0053】かかる加煙試験装置にあっては、第4実施
例のものの効果に加えて、第3実施例の効果も奏するこ
とができるので、煙感知性能を試験する前に感知部20a
に取着した異物を気流により除去して感知性能を高める
ための作業と試験作業とを同一の加煙試験装置により行
うことができ、加煙試験装置を交換しなくてもよくな
り、より一層、加煙試験の手間をかからなくすることが
できる。
【0054】なお、第4及び第5実施例では、開口部20
c を包囲して煙感知器20を覆うとともに、覆われた空間
の排気を行う排気部15を有した覆い部材1 が設けられて
いるが、感知部20a に取着した異物を含む排気流がそれ
程飛散しないときは、このような構成にしなくてもよ
く、そのときは製作の手間を少なくなる。
【0055】また、第4及び第5実施例では、支持部材
5 が伸縮自在に形成されているが、煙感知器20の取着さ
れた天井の高さが一定のときは、このような構成にしな
くてもよく、そのときは、製作の手間を少なくすること
ができる。
【0056】また、第4及び第5実施例では、着脱自在
に形成されているが、煙感知器20の形状が一定のとき
は、このような構成にしなくてもよく、そのときは、製
作の手間を少なくすることができる。
【0057】また、第4及び第5実施例では、支持部材
5 の第2の円筒52の空洞に気密状態で挿入棒52a を挿入
して後引き抜く作業を繰り返すことにより生成された圧
縮空気を気流供給部14に供給する構成になっているが、
ホース等によりコンプレッサー等の外部の装置から圧縮
空気を気流供給部14に供給する構成でもよい。
【0058】また、第4及び第5実施例では、吸引モー
タ8 を用いて排気部15から排気する構成になっている
が、外部の吸引装置により吸引する構成にしてもよく、
それ程排気量を多くしなくてもよいときは、吸引する手
段を用いずともよい。
【0059】また、第5実施例では、煙通過部材2 が高
く切り起こされて、貫通孔22a が周縁部21寄り程広く開
口しているが、煙10a の量が多いときは、このような構
成にしなくてもよく、そのときは製作の手間を少なくす
ることができる。
【0060】また、第5実施例では、煙通過部材2 の中
央部に、煙感知器20の感知部20a に近接して対面する近
接対面部23a が設けられた構成になっているが、煙10a
の上昇速度が速いときはこのような構成にしなくてもよ
く、そのときは製作の手間を少なくすることができる。
【0061】また、第1乃至第5実施例では、覆い部材
1 は、煙感知器20を全体的に覆っているが、煙感知器20
の感知部20a の開口部20c を包囲して覆うものであれ
ば、個々の開口部20c をそれぞれ覆うよう形成されたも
のでもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載のものは、煙通過部材は、
その貫通孔が周縁部寄りに設けられているから、貫通孔
を通過させられた煙が上昇すると煙感知器の感知部の側
方に到達して、その側方に設けられた開口部に侵入しや
すくなるので、煙の感知に時間がかからず、加煙試験の
手間をかからなくすることができる。
【0063】請求項2記載のものは、煙通過部材の貫通
孔は、周縁部寄り程広く開口しているから、周縁部寄り
の貫通孔を通過させられる煙が多くなるので、請求項1
記載のものよりも、煙の感知に時間がかからず、一層、
加煙試験の手間をかからなくすることができる。
【0064】請求項3記載のものは、煙通過部材は、煙
感知器の感知部に近接して対面する近接対面部がその中
央部に設けられているから、貫通孔を通過させられた煙
が感知部の開口部の設けられていない対面部分に向かっ
て上昇せずに、感知部の開口部が設けられた側方に向か
って上昇し、請求項1記載のものよりも、煙の感知に時
間がかからず、一層、加煙試験の手間をかからなくする
ことができる。
【0065】請求項4記載のものは、気流供給部は、支
持部材により煙感知器の近傍に位置するよう支持される
から、従来例のように、脚立等に登らなくてもよくな
り、加煙試験の手間をかからなくすることができる。
【0066】請求項5記載のものは、請求項4記載のも
のの効果に加えて、支持部材が伸縮自在に形成されてい
るから、煙感知器の取着された天井の高さによらず、気
流供給部は、煙感知器の近傍に位置するよう支持される
ので、請求項4記載のものよりも使い勝手がよくなる。
【0067】請求項6記載のものは、開口部を包囲して
煙感知器を覆うとともに、覆われた空間の排気を行う排
気部を有した覆い部材が設けられているから、感知部に
取着した異物を含む排気流が飛散せずに排気部から排気
されるので、加煙試験をしているところが汚れにくくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】同上の覆い部材が煙試験器を覆った状態の正面
図である。
【図3】本発明の第2実施例の覆い部材が煙試験器を覆
った状態の正面図である。
【図4】本発明の第3実施例の覆い部材が煙試験器を覆
った状態の正面図である。
【図5】本発明の第4実施例の覆い部材が煙感知器を覆
う状態の斜視図である。
【図6】同上の覆い部材が煙感知器を覆う状態の正面図
である。
【図7】同上の覆い部材が薄型の煙感知器を覆った状態
の斜視図である。
【図8】本発明の第5実施例の覆い部材が煙感知器を覆
った状態の正面図である。
【図9】第1従来例の平面図である。
【図10】同上の覆い部材が煙試験器を覆った状態の正
面図である。
【図11】第2従来例及び煙感知器の斜視図である。
【符号の説明】 1 覆い部材 14 気流供給部 15 排気部 2 煙通過部材 21 周縁部 22a 貫通孔 23a 近接対面部 5 支持部材 10a 煙 20 煙感知器 20a 感知部 20c 開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙が流入し得る開口部を側方に有した感
    知部が中央部に設けられた煙感知器をその開口部を包囲
    して覆う覆い部材と、煙感知器の感知部に対面し試験用
    の煙を通過させる貫通孔を有した煙通過部材と、を備
    え、煙感知器に加煙して煙感知性能を試験する加煙試験
    装置において、 前記煙通過部材は、その貫通孔が周縁部寄りに設けられ
    たことを特徴とする加煙試験装置。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔は、周縁部寄り程広く開口し
    たことを特徴とする請求項1記載の加煙試験装置。
  3. 【請求項3】 前記煙通過部材は、煙感知器の感知部に
    近接して対面する近接対面部がその中央部に設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の加煙試験装置。
  4. 【請求項4】 煙が流入し得る開口部を有した感知部が
    設けられた煙感知器のその感知部に気流を供給する気流
    供給部を備え、加煙して煙感知性能を試験する前に感知
    部に取着した異物を気流により除去して感知精度を高め
    るために用いられる加煙試験装置において、 前記気流供給部を前記感知部の近傍に位置させるよう支
    持する支持部材が設けられたことを特徴とする加煙試験
    装置。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は、伸縮自在に形成された
    ことを特徴とする請求項4記載の加煙試験装置。
  6. 【請求項6】 前記開口部を包囲して煙感知器を覆うと
    ともに、覆われた空間の排気を行う排気部を有した覆い
    部材が設けられたことを特徴とする請求項4記載の加煙
    試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109143A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Nohmi Bosai Ltd 煙感知器の加煙試験器
JP2009252130A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Hochiki Corp 煙除去装置及び煙感知器用試験器

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