JP4702714B2 - フィルム、シート等の真空引き連続貼り合せ装置におけるシール構造及び連続貼り合せ装置 - Google Patents

フィルム、シート等の真空引き連続貼り合せ装置におけるシール構造及び連続貼り合せ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エッチングにより表面凹凸状に形成されたプリント回路基板シートとそのカバーシートの貼り合せなど、少なくとも1枚のシート(フィルム)に凹凸が形成された2枚以上のシート(フィルム)を高真空下で連続的に圧着貼り合せする装置におけるシール構造及びこのシール構造を使用した連続貼り合せ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、2枚以上の平坦なシートを貼り合せる場合には、2本のヒータローラ間で挟み、その回転押し圧によりシート間に残る空気を除去しながら加熱圧着することが可能であるが、所定間隔を置いて回路構成された表面凹凸状の回路基板シート上に他のシートを貼り合せて行く場合には、ヒータローラによる密着貼り付けは不可能で、シート間に少しでも気泡が残留すると、未接着部分が生じ、残留空気による酸化腐食や回路断線等の問題が生じてしまう。
【0003】
そこで、このような場合には、シート間の完全脱気を行うため、固定設置した隔室の左右両側壁にシリンダにより上下動するシャッターを取り付け、シャッターが降下したときに互いに接触するシャッター下端面とその受け面にOリング、リップパッキンあるいは弾性ゴムを取り付けて真空隔室を形成するようにし、シャッター上昇時には貼り合せするシートを室内に間欠的に送り込むようにして、貼り合せ時には左右のシャッターを閉じてその下端でシートを挟み、室内を真空ポンプにより真空引きし、隔室の天井板に高気密に嵌合するエアシリンダ等のピストンロッドを摺動降下させることによりシートを加熱圧着する方法もある。
【0004】
しかし、この方法はシャッター周りの真空シールが難しく、シートをシャッターで強く挟むとシート変形を起こし、挟みが弱いと真空引きが難しく、またグリス等を併用する場合にはシート面を汚すことにもなる。さらに、シャッターが絶えず上下摺動するため、シャッター周りのシール用パッキンが損傷したり摩耗するので、簡単には隔室内に高真空が得られず、しかも真空隔室の容積が大きいので、高真空となるまでに時間がかかり、必然的に大きな真空ポンプが必要となって設備も高価となる等の問題があった。
【0005】
そこで、本出願人は先に特願2000−352250号で、隔室の形成と隔室内の高真空化を短時間で実現でき、ドラムに巻回されて間欠的に繰り出されて来るプリント基板シート等のシートと他のシートとを完全脱気しながら、連続的に貼り付けし、しかもシートの挟持面を変形させたりグリス等で汚すこともなく真空隔室を形成できるようにした真空引き連続貼り合せ方法と装置を提案した。
【0006】
この装置は、シートを挟持する部分にゲル状に近いシリコンゴムに代表される高弾性体を使用して高気密性を確保し、隔室内の高真空を実現したものであるが、シール用の高弾性体の用い方として、隔室を形成するための摺動枠体下方を一周するように取付けたり、あるいはシートを挟持する部分には高弾性体を、それ以外の部分には通常のゴムパッキンと別々に使用するため、前者の場合には高価な高弾性体を必要以上に使用することになり、また後者では高弾性体とゴムパッキンとの境界部分の気密性の確保など製作上の問題が残っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、真空隔室を形成するに当って、シート挟持部分にシリコンゴムに代表される高弾性体を使用するものの、この高弾性体部分も含めて通常のゴム製Oリング等のリング状パッキンを摺動枠体下面を一周するように取付けることにより、シール部分の構造が簡単で上記のものよりシール効果も万全であり、しかも経済的なシール構造及びこのシール構造を利用した連続貼り合せ装置を提案するものである。
【0008】
また、本発明は上記シール構造を利用して、同時に上下2段でそれぞれ2枚以上のシートを真空引きにより同時にかつ連続的に圧着貼り合せを行なう装置をも提案する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1は、シリンダにより受け台に向って上下動する押当てブロックの外周側面に筒型の摺動枠体が密に上下摺動自在に嵌合し、少なくとも1枚が凹凸面を有する貼り合せすべき複数枚の連続シートが受け台に間欠的に送り込まれて来ると、まず上記摺動枠体が受け台面に圧接して上記シートの移動方向前後を固定すると共に受け台面と摺動枠体内周面と押当てブロック先端面とにより囲まれる隔室を形成し、次に該隔室内の真空引きを行い又は行いながら上記押当てブロックを移動圧接させて上記シートの所定個所を高真空下で貼り合せするようにした真空引き連続貼り合せ装置において、真空隔室を形成するための筒形の摺動枠体のうち、貼り合せするシートの受け台面における移動方向の前後先端面には該シートの幅より長いシリコンゴムに代表される高弾性体よりなる圧接部材が取付けられ、かつ該摺動枠体には上記前後の圧接部材にその長さ方向に形成した溝中を通過して該枠体下面を1周する通常のゴム製のOリング等のリング状パッキンが取付けられてなることを特徴とするフィルム、シート等の真空引き連続貼り合せ装置におけるシール構造に関するものである。
【0010】
本発明の第2の発明は、上方に配置されたプレス用シリンダのロッド下端に水平に固定した取付板が下側に押当てブロックを取付けた支持板を吊り杆を介して水平に吊持し、上記取付板の下面にはロッド下端に押下げ板を水平に固定した押下げ用シリンダが下向きに固定され、該押下げ板は上記押当てブロックの外周側面に密に上下摺動自在に嵌合する筒型の厚肉な摺動枠体と連結杆により連結し、上記押当てブロックの下方には貼り合せすべき連続シートが上面に間欠的に送り込まれる受け台が設置され、上記摺動枠体のシート移動方向の前後下面には該シートの幅より長いシリコンゴムに代表される高弾性体よりなる上側圧接部材が取付けられ、かつ各摺動枠体には上記圧接部材の長さ方向に形成した溝中を通過して該枠体先端面を1周するゴム製Oリング等のリング状パッキンが取付けられ、上記受け台、摺動枠体又は押当てブロックのいずれかには摺動枠体が受け台上面に降下して該受け台上に摺動枠体内周面と押当てブロック下面とによって囲まれる隔室が形成されたときに該隔室内に端口が臨むようにした真空引き用の導管を形成してなることを特徴とするフィルム、シート等の真空引き連続貼り合せ装置に関するものである。
【0011】
本発明の第3の発明は、上方に下向きに固定された上シリンダと下方に上向きに固定された下シリンダの中間部に上下両面を圧接面とした受け台を配置固定し、上下シリンダの各ロッド先端には押当てブロックが取付けられ、該両ブロックの外周面にはそれぞれ摺動枠体が密に上下摺動自在に嵌合し、各押当てブロックの駆動シリンダ側に形成された外向きつば部には先端を摺動枠体基端部に固定した複数本の摺動ピンが貫挿され該ピンの上記つば部と上記枠体基端との間にはそれぞれ圧縮コイルスプリングが巻装され又はクッションゴム等の弾性物が装着されていて各摺動枠体先端面を押当てブロック先端面より上記受け台側へ突出するように賦勢され、各摺動枠体の受け台で貼り合せすべきシートの移動方向の前後先端面には該シートの幅より長いシリコンゴムに代表される高弾性体よりなる圧接部材が取付けられ、かつ各摺動枠体には上記圧接部材の長さ方向に形成した溝中を通過して該枠体先端面を1周するゴム製Oリング等のリング状パッキンが取付けられ、上記受け台、押当てブロック又は摺動枠体の少なくともいずれかには該摺動枠体が受け台の上下両面に圧接することにより形成される隔室内に端口を臨ませた真空引き用の導管が形成されてなることを特徴とするフィルム、シート等の真空引きによる上下2段式の連続貼り合せ装置に関するものである。
【0012】
以下、本発明のシール構造とこのシール構造を利用した連続貼り合せ装置の実施形態を図により説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施例1
図1は、本発明のシール構造を利用して2枚のシートを真空引き下で貼合せする連続貼り合せ装置の一例を示す全体正面説明図で、その駆動機構自体は、本出願人の前記した特願2000−352250号の実施例2に記載されたものと全く同一である。
【0014】
即ち、符号1はフレーム2上方に下向きに設置されたプレス用シリンダで、そのロッド3下端には取付板4が水平に固定され、該取付板4の四隅には吊り杆5を垂設して下側に上ヒータ板6及び押当てブロック7を固定した支持板8四隅を吊持し、上記シリンダ1により押当てブロック7は上ヒータ板6と共に上下動自在に構成されている。
【0015】
9は下治具である受け台で、その下面には下ヒータ板10が設けられ、直上の上治具である上記押当てブロック7と対面するようにして基台11上に設置され、該受け台9上面には押当てブロック7下面より前後左右に渡って広い面を有している。
【0016】
12は上記押当てブロック7の形状にならった角筒形の厚肉の摺動枠体で、該枠体12は上記ブロック7の外周側面に上下摺動自在に嵌合し、該枠体12がブロック7外周面を摺動降下して上記受け台9上面に当接すると、後記する真空隔室33の側壁を構成することとなる。
【0017】
13は上記取付板4の下面中心部に下向きに取付け固定した摺動枠体12駆動用の押下げシリンダで、該シリンダ13は上方のプレス用シリンダ1とその軸心を同じくし、そのロッド14下端には押下げ板15が水平に取付け固定してある。16は上記摺動枠体12を上下動させるための複数本(2本又は4本の)連結杆で、その上端を上記押下げ板15に固定し、中間部は支持板8(図ではさらに上ヒータ板6及び押当てブロック7上端部の外向きつば部も)を貫挿し、下端は摺動枠体12上面に固定してあり、これにより摺動枠体12は押下げシリンダ13の駆動で連結杆16を介して押当てブロック7の外周面を上下摺動する。
【0018】
17は上記摺動枠体12のシート29、30を挟圧固定すべき2辺(図1において左右両側)の下面から下方に向けて少しく突出するように該枠体12下面に嵌合固定したゲル状に近いシリコンゴムに代表される高弾性体よりなる棒状の上側圧接部材で、該部材17は貼り合せすべき2枚のシート29、30の幅より若干長く、一方受け台9上面の該上側圧接部材17と対面する位置にも同長同幅の高弾性体よりなる下側圧接部材18が嵌合固定されている。
【0019】
上下の上記圧接部材17、18は、例えば断面略台形をなし、それぞれ嵌合溝19、20に嵌合し、例えば該部材17、18を成型する際に底部に所定間隔を置いて複数個の雌ネジ付き金属ブッシュ21を挿入しておき、該部材17、18をその嵌合溝19、20内底にボルト止めする(図3参照)。
【0020】
そして、上側圧接部材17の摺動枠体12下面からの突出端面(下端面)にはその長さ方向に1本の凹溝22が形成されており、該凹溝22内には摺動枠体12下面を1周するように嵌着したシールパッキンとしての1本の通常のゴム製等の弾性材からなるOリング等のリング状パッキン23の一部が嵌挿している。上記凹溝22の深さは挿入したOリング23が潜って溝22外へ露呈しない深さを有している。なお、リング状のパッキンとしては、断面丸型のOリングのほか、断面形状が略V型、略X型、略Y型、略L型等の異形状のものを使用することもできる。
【0021】
24は押当てブロック7との摺動面の気密性を確保するために摺動枠体12の内周面を一周するように該内周面上方に寄せて取付けたOリングで、上記した摺動枠体12下面のOリング23と同質のものである。
【0022】
なお、上記した高弾性体による上下圧接部材17、18の各嵌合溝19、20への固定方法として、前記した圧接部材17、18自体に金属ブッシュ21を鋳込んでおく方法(図3)のほか、該部材17、18を上面から上下に貫通する段付き孔(上側部材17にあっては凹溝22を有する段付き孔)を開設し、上面からボルト25を挿入して固定するようにしてもよい(図4参照。この図4は上側部材17の固定を示す。)。
【0023】
また、それ以外の固定手段として、上記のような孔(段付き孔)を開設しないで、例えば図5に示すように、先端が庇状に逆傾斜した押え片26を用い、摺動枠体12先端面の嵌合溝20に嵌合した上側圧接部材17の凹溝22を形成する左右一方の上縁部を切欠し、枠体12先端面に凹設した凹陥部内に上記押え片26の基部をネジ固定して、その先端部を上記切欠部から圧接部材17の凹溝22内上方に突出させ、これにより該押え片26の下面で圧接部材17を押えると同時に、該押え片26の庇状先端で凹溝22内を挿通するOリング23も押えておくことにより、上側圧接部材17を直接ボルト固定することなく脱落を防止することもできる。
【0024】
次に、図1の装置により、2枚のシートを真空引きして連続的に貼り合せる場合を説明する。受け台9の側方には上下1対の巻取りドラム27、28が配置されており、例えば該ドラムの一方27には所定間隔毎にエッチング等により凹凸形成されて回路構成されたプリント基板が連続的に形成されたプリント基板シート29が巻回され、他方のドラム28には上記プリント基板シート29上を被覆する同幅で接合面に熱可塑性接着剤が塗布されたカバーシート30が巻回されている。
【0025】
両シート29、30は、受け台9を挟んで反対側に配置された間欠的に回転する上下1組のピッチ送りローラ31、31に挟持されて同調して受け台9上に間欠的に送り出されて来るようになっている。
【0026】
32は受け台9の上面に一方の端口を開設した一又は複数の導管で、該導管32は受け台9の肉厚中を通って側面の他方端口に至り、その他方端口はオイルポンプ等の真空ポンプ(図示せず)に接続されている。そして、導管32の受け台9上面の端口は、前記上側圧接部材17が受け台9上面に向って圧接したときに、該部材17の方形枠内にあって、しかも前記両シート29、30の幅より外側(即ちシート移動軌跡の外側)に開設する必要がある。また、導管32の形成場所は、受け台9に限られず、後記する真空隔室33内に臨むようにすれば、上方の押当てブロック7及び又は摺動枠体12に設けることもできる。ただし、その端口は上記と同様に枠体12の内側位置でかつシート29、30の通過位置より外側に開設する必要がある。
【0027】
しかして、図1の装置により上下のシート29、30が受け台9上面に同速度で間欠的に送り込まれて来ると、まず押下げシリンダ13が作動し、摺動枠体12が内側の押当てブロック7外周面を摺動しながら降下して行き、その下端は上下シート29、30を介して受け台9上面の周縁に近い部分に圧接する(図6参照)。
【0028】
これにより、2枚のシート29、30は受け台9上の進行方向前後でその進行方向と直交するように取付けられた摺動枠体12下面の高弾性体の上側圧接部材17と受け台9上面にある下側圧接部材18との間に強く挟持されて密着し、同時に上下圧接部材17、18以外の部分は、摺動枠体12下面を一周するように取付けられたゴム製のOリング23が対面する受け台9面に直接密着する。
【0029】
なお、2枚のシート29、30が上下の圧接部材17、18によって挟圧されるとき、上側圧接部材17下端面の凹溝22中を通るOリング23は下側圧接部材18の受け台9面からの突出程度やシート29、30の厚さにより、多少屈曲するが(図7(イ)、(ロ))、該凹溝22部分のOリング23はシリコンゴム等よりなる上下圧接部材17、18によってくるまれて隙間なく吸収されてしまうので、上下圧接部材17、18による挟圧個所は完全にシールされる(図8(イ)〜(ハ))。
【0030】
このようにして、シート29、30が上下の圧接部材17、18によって挟圧固定されると共に、摺動枠体12下面が全面にわたって受け台9上面に高気密で密着すると、受け台9上には枠体12内周面と押当てブロック7下面とによって囲まれる気密な隔室33が形成される(図6)。
【0031】
そこで、受け台9上面の隔室33内に臨む前記端口から導管32を通じて該隔室33内の真空引きを行ない、高真空度(例えば1.33×10-3MPa以上、即ち1トール以上)に上げて上下シート29、30間に存在する気泡を除去し、あるいは除去しながら、上方のプレス用シリンダ1を作動させて押当てブロック7を高真空の隔室33内で摺動降下させることにより、両シート29、30を受け台9と押当てブロック7間で挟圧して加熱加圧することにより高真空下で熱圧着させるのである。
【0032】
このようにして、両シート29、30の貼り合せが完了したら、隔室33を大気圧に戻し、しかる後にプレス用シリンダ1を逆作動させて押当てブロック7を上昇させると共に、下方シリンダ13も逆作動させて摺動枠体12も上昇させることにより、元位置(図1)に復帰させる。一方、貼り合せが完了した上下シート29、30の部分は所定距離だけ側方(図1及び6で右方)へ送られて受け台9から離脱し、連続する次のシートの回路部分が受け台9上に送り込まれて来て停止し、上記と同様にして貼り合せが行なわれる。
【0033】
なお、図1の装置では、高弾性体の圧接部材を摺動枠体12下面と受け台9上面にも取付けているが、受け台9上面の圧接部材18を省略することも可能である。
【0034】
実施例2
図9〜13は、本発明の他の装置を示す斜視図、正面図及び作用説明図であり、真空引きによるシートの連続貼り合せを上下2段で同時に行う装置を示している。この図では、それぞれ貼り合せすべき上下両段のシートの送り方向が、上下で互いに直交する方向となっているが、上下両段でシートが共に同方向に移動するように構成してもよいことは勿論である。
【0035】
受け台9はフレーム2のほぼ中央部に位置するように固定され、内部にはヒータを備え、その上下両面がシート貼り合せの際の受け面となる。フレーム2の上方に下向きに固定された上シリンダ1に対向するようにフレーム2の基台11下面には上向きに下シリンダ34が固定され、それぞれのロッド先端にはヒータ板6を備えた上側押当てブロック7及び下側押当てブロック35が直接固定してある。更に、この上下各ブロック7、35外周面にはそれぞれ摺動枠体12a、12bが取付けられていて、中央の受け台9を挟んで上下対称の圧接機構が配置されていることになる。
【0036】
36は上下各押当てブロック7、35基部に形成された外向きつば部7a,35aとヒータ板6を貫挿してその先端を各摺動枠体12a,12b基端部に固定した摺動ピンで、各枠体にそれぞれ複数本(例えば4本)取付けられ、該ピン36の上記外向きつば部7a、35aと摺動枠体12a、12b基端との間に部分には圧縮コイルスプリング37が巻装されていて、上下各摺動枠体12a、12b先端を押出しブロック7、35面より先方(即ち受け台9側)へ突出するように賦勢してある。なお、上記圧縮コイルスプリング37の代わりにクッションゴム等の弾性物を装着するようにしてもよい。
【0037】
38はヒータ板6を備えた押当てブロック7、35に基部を固定して、その駆動シリンダ1、34を固定する上フレーム2及び基台11を摺動自在に貫挿するガイド杆である。
【0038】
図では、受け台9より上側の上下2枚のシート29、30は左右方向に移動し、下側の2枚のシートは前後方向に移動するように構成されているので、受け台9の上下面でその移動方向前後を圧接固定するシリコンゴム等の上下圧接部材17、18は、受け台9上側では左右に、また下側では前後に配置され、受け台9下側では圧接部材17b中を挿通して1周するOリング23は下側摺動枠体12bの上端面に設けられることになる。
【0039】
しかして、貼り合わせすべき2枚のシート29、30がそれぞれ受け台9の上面及び下側に間欠的供給されて来ると、まず上下のシリンダ1、34が駆動して上下の摺動枠体12a、12bが受け台9方向へ突出した状態で押当てブロック7、35をそれぞれ受け台9へ接近させて行く(図11)。
【0040】
なお、図では受け台9下側における2枚のシート29、30は下側摺動枠体12b上面に接するように供給されているが、受け台9下面に近接するように供給してもよい。
【0041】
そこで、まず上下摺動枠体12a、12b先端面の圧接部材17a、17bが対面する受け台9上下面の圧接部材18a、18bに圧接して上下にある2枚のシート29、30の移動方向前後を実施例1で述べたと同様にして固定し、それ以外の部分は各枠体12a、12b先端面のOリング23a、23bが受け台9上下両面に圧接することにより、受け台9上下両面にはそれぞれ隔室33a、33bが形成される(図12)。
【0042】
次いで、各押当てブロック7、35に形成された導管32a、32bを介して両隔室33a、33b内を真空引きする。なお、上下両隔室を真空引きする導管はいずれも実施例1のように受け台9に形成しても、あるいは摺動枠体12a、12bに形成してもよいことは勿論である。
【0043】
上下隔室33a、33bの真空引きにより、受け台9上の2枚のシート間及び受け台下側の2枚のシート間にある気泡を除去し又は除去しながら、更に上下のシリンダ1、34の駆動を続行して、上下の押当てブロック7、35を圧縮スプリング37に抗して真空隔室33a、33b内を受け台9上下両面へ向って移動させ、最終的に上側及び下側の2枚のシート29、30を受け台9と上下押当てブロック7、35間で挟んで加熱加圧することにより、それぞれ高真空下で熱圧着するのである(図13)。
【0044】
このように、実施例2の装置によれば、受け台9を挟んで上下両側から摺動枠体12a、12bと押当てブロック7、35が時間差をもって受け台9上下両面に圧接して来るので、上下に気密な隔室33a、33bが確実に形成され、貼り合せすべき2枚のシートがそれぞれ受け台9の上下両側に供給されると、2枚のシート間に残存する気泡は完全に除去された上で圧着することが可能となるのである。
【0045】
【発明の効果】
本発明は上述のようにしてなり、従来凹凸を有するシートと他のシートとを貼り合せる場合に、完全脱気して気泡を残さないように貼り合せることが非常に困難であったが、本発明では真空隔室を形成するための筒型の摺動枠体のうち、貼り合せするシートの受け台上面(及び下面)における移動方向の前後下面には該シートの幅より長いシリコンゴムに代表される高弾性体よりなる圧接部材が取付けられ、しかも摺動枠体には上記前後の圧接部材にその長さ方向に形成した溝中を通過して該枠体下面を1周するゴム製のOリング等のリング状パッキンが取付けられており、受け台上に所定ピッチで間欠的に送られて来る貼り合せすべきシートに対し、摺動枠体の降下によりシート上面の前後に先に上記圧接部材を圧接固定させ、貼り合せすべき部分を囲む隔室を形成して真空引きにより完全脱気してから(又は脱気しながら)押当てブロックを降下圧接させて貼り合せを行うので、完全にシールされた高真空の隔室が簡単に形成でき、凹凸を有するシートも気泡を完全除去した貼り合せを連続的に行うことが可能となる。
【0046】
また、上記ゴム製Oリング等のリング状パッキンのうち高弾性圧接部材以外の部分のシール溝には真空シール用グリスを充填してよく、それによって貼り合せするシート自体を汚す虞れもない。
【0047】
さらに、上下2段で貼り合せを行う実施例2の装置によれば、受け台を挟んで上下両側からそれぞれ摺動枠体と押当てブロックが時間差をもって受け台の上下両面に圧接して来るので、受け台の上下面にはそれぞれ気密な隔室が確実に形成され、貼り合せすべき2枚のシートがそれぞれ受け台の上下両側に供給されると、2枚のシート間に残存する気泡は完全に除去された上で圧着することが可能となるので、連続的な脱気貼り付け作業をさらに効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空引き連続貼り合せ装置の一例を示す全体正面説明図である。
【図2】受け台上面(左側)と摺動枠体下面(右側)を示す説明図である。
【図3】摺動枠体と受け台との位置関係を示す部分拡大説明図である。
【図4】摺動枠体先端部(下面)への高弾性体の圧接部材とOリングとの取付関係を示す説明図である。
【図5】摺動枠体先端部(下面)への高弾性体の圧接部材とOリングとの取付関係の他の例を示す説明図である。
【図6】図1の装置による作用説明図である。
【図7】図1の装置による作用説明図であって、高弾性圧接部材をその長さ方向に断面しており、(イ)は隔室形成前、(ロ)は隔室形成時の状態を示す。
【図8】図1の装置による作用説明図であって、高弾性圧接部材をその長さ方向と直角に断面しており、(イ)は隔室形成前、(ロ)は隔室形成途中、(ハ)は隔室完成時の状態を示す。
【図9】本発明に係る真空引き連続貼り合せ装置の他の実施例を示す全体斜視図である。
【図10】図9の装置の全体正面説明図である。
【図11】図9の装置による作用説明図であって、作動前の状態を示す。
【図12】図9の装置による作用説明図であって、受け台の上下両側に真空隔室を形成中の状態を示している。
【図13】図9の装置による作用説明図であって、受け台の上下両側でそれぞれシートの貼り合せを行っている状態を示している。
【符号の説明】
1−プレス用シリンダ
2−フレーム
3−ロッド
4−取付板
5−吊り杆
6−ヒータ板
7−押当てブロック
8−支持板
9−受け台
10−ヒータ板
11−基台
12−摺動枠体
13−押下げシリンダ
14−ロッド
15−押下げ板
16−連結杆
17−高弾性体の圧接部材
18−高弾性体の圧接部材
19−嵌合溝
20−嵌合溝
21−金属ブッシュ
22−凹溝
23−通常のゴム製Oリング等のリング状パッキン
24−Oリング
25−ボルト
26−押え片
27−巻取りドラム
28−巻取りドラム
29−プリント基板シート
30−カバーシート
31−ピッチ送りローラ
32−導管
33−隔室(真空隔室)
34−下シリンダ
35−下側押当てブロック
36−摺動ピン
37−圧縮コイルスプリング
37−ガイド杆

Claims (6)

  1. シリンダにより受け台に向って上下動する押当てブロックの外周側面に筒型の摺動枠体が密に上下摺動自在に嵌合し、少なくとも1枚が凹凸面を有する貼り合せすべき複数枚の連続シートが受け台に間欠的に送り込まれて来ると、まず上記摺動枠体が受け台面に圧接して上記シートの移動方向前後を固定すると共に受け台面と摺動枠体内周面と押当てブロック先端面とにより囲まれる隔室を形成し、次に該隔室内の真空引きを行い又は行いながら上記押当てブロックを移動圧接させて上記シートの所定個所を高真空下で貼り合せするようにした真空引き連続貼り合せ装置において、真空隔室を形成するための筒形の摺動枠体のうち、貼り合せするシートの受け台面における移動方向の前後先端面には該シートの幅より長いシリコンゴムに代表される高弾性体よりなる圧接部材が取付けられ、かつ該摺動枠体には上記前後の圧接部材にその長さ方向に形成した溝中を通過して該枠体下面を1周するリング状パッキンが取付けられてなることを特徴とするフィルム、シート等の真空引き連続貼り合せ装置におけるシール構造。
  2. 前記摺動枠体先端面の圧接部材と対面する受け台面には該圧接部材と同質の素材よりなる同長の圧接部材が取付けられてなる請求項1記載のシール構造。
  3. 前記摺動枠体は別駆動のシリンダにより上下動自在に構成して受け台面に圧接可能とするか、又はバネ圧により該枠体先端が内側の押当てブロック先端面より突出するように賦勢されていて、押当てブロックを駆動するシリンダにより該ブロックと共に移動して該枠体先端が先に受け台面に圧接するように構成されてなる請求項1又は2記載のシール構造。
  4. 上方に配置されたプレス用シリンダのロッド下端に水平に固定した取付板が下側に押当てブロックを取付けた支持板を吊り杆を介して水平に吊持し、上記取付板の下面にはロッド下端に押下げ板を水平に固定した押下げ用シリンダが下向きに固定され、該押下げ板は上記押当てブロックの外周側面に密に上下摺動自在に嵌合する筒型の厚肉な摺動枠体と連結杆により連結し、上記押当てブロックの下方には貼り合せすべき連続シートが上面に間欠的に送り込まれる受け台が設置され、上記摺動枠体のシート移動方向の前後下面には該シートの幅より長いシリコンゴムに代表される高弾性体よりなる上側圧接部材が取付けられ、かつ各摺動枠体には上記圧接部材の長さ方向に形成した溝中を通過して該枠体先端面を1周するリング状パッキンが取付けられ、上記受け台、摺動枠体又は押当てブロックのいずれかには摺動枠体が受け台上面に降下して該受け台上に摺動枠体内周面と押当てブロック下面とによって囲まれる隔室が形成されたときに該隔室内に端口が臨むようにした真空引き用の導管を形成してなることを特徴とするフィルム、シート等の真空引き連続貼り合せ装置。
  5. 上方に下向きに固定された上シリンダと下方に上向きに固定された下シリンダの中間部に上下両面を圧接面とした受け台を配置固定し、上下シリンダの各ロッド先端には押当てブロックが取付けられ、該両ブロックの外周面にはそれぞれ摺動枠体が密に上下摺動自在に嵌合し、各押当てブロックの駆動シリンダ側に形成された外向きつば部には先端を摺動枠体基端部に固定した複数本の摺動ピンが貫挿され該ピンの上記つば部と上記枠体基端との間にはそれぞれ圧縮コイルスプリングが巻装され又はクッションゴムによる弾性物が装着されていて各摺動枠体先端面を押当てブロック先端面より上記受け台側へ突出するように賦勢され、各摺動枠体の受け台で貼り合せすべきシートの移動方向の前後先端面には該シートの幅より長いシリコンゴムに代表される高弾性体よりなる圧接部材が取付けられ、かつ各摺動枠体には上記圧接部材の長さ方向に形成した溝中を通過して該枠体先端面を1周するリング状パッキンが取付けられ、上記受け台、押当てブロック又は摺動枠体の少なくともいずれかには該摺動枠体が受け台の上下両面に圧接することにより形成される隔室内に端口を臨ませた真空引き用の導管が形成されてなることを特徴とするフィルム、シート等の真空引きによる上下2段式連続貼り合せ装置。
  6. 上下摺動枠体先端面の前記圧接部材と対面する受け台の上下両面には該圧接部材と同質の素材よりなる同長の圧接部材が取付けられてなる請求項5記載のフィルム、シート等の真空引きによる上下2段式連続貼り合せ装置。
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