JP4702570B2 - 磁気テープライブラリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気テープライブラリ装置に関し、より詳しくは、内部に多数の磁気テープカートリッジを収納すると共に水平面内に並列状態で配置された複数のカートリッジ収納体のうち、挿抜方向奥側のカートリッジ収納体を容易に所定位置に引出した後、装置の外部に抜き出すことができる磁気テープライブラリ装置に関する。
従来、複数の磁気テープカートリッジを収納するカートリッジ収納体と、このカートリッジ収納体から取り出した一つの上記磁気テープカートリッジを装填してデータの読み書きを行う磁気テープドライブと、カートリッジ収納体と磁気テープドライブとの間で磁気テープカートリッジの相互移行を行なうアクセッサー機構とを備えた磁気テープライブラリ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、この特許公報に開示された磁気テープライブラリ装置では、装置が大掛かりとなる割には磁気テープカートリッジの実装密度を高めることが充分でない。
一方、水平面内でかつ挿抜方向に沿って、カートリッジ収納体をスライド自在として配置する磁気テープライブラリ装置が知られている。この装置では、カートリッジ収納体が、単体で挿抜方向に沿ってスライド自在に配置されているものと、例えば前後2個に分割されているものが挙げられる。
特開2003−196901号公報
しかしながら、前記カートリッジ収納体を水平面内でスライド自在に配置する磁気テープライブラリ装置では、次のような問題点が指摘される。
すなわち、上記カートリッジ収納体が単体のタイプでは、磁気テープカートリッジの実装密度を高めようとすると、全体の重量が重くなり、装置から引出して抜出す際、あるいは再度装着する際の作業が困難である。また、カートリッジ収納体が重くなるため、それを支持する支持部材の強度を大きくする必要があり、装置全体としても大きくなり、また重量が重くなるという問題が生じている。
カートリッジ収納体が前後2個に分割されたタイプでは、手前側のカートリッジ収納体はスライド自在となっているが、奥側のカートリッジ収納体は固定されており、この奥側のカートリッジ収納体内部の磁気テープカートリッジの交換にはロボット等が用いられている。しかし、奥側のカートリッジ収納体に至るまでは、手前側のカートリッジ収納体が収容されていた空間があり、この空間内でロボット等の操作を行い、磁気テープカートリッジの交換をしなければならない。そのため、ロボット等の構造が複雑となり、費用も嵩むものとなる、という問題が生じる。
本発明は上記問題点を解決するために提案されたものであり、同一面内で並列状態に配置されたカートリッジ収納体のうち挿抜方向の奥側のカートリッジ収納体を手前側に容易に引き出しかつ抜き出すことができ、複数のカートリッジ収納体内の磁気テープカートリッジの交換が容易となると共に、磁気テープカートリッジの実装密度を高めることができる磁気テープライブラリ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る磁気テープライブラリ装置は、内部にそれぞれ多数個の磁気テープカートリッジを上下方向に積み重ねて収納する2つのカートリッジ収納体と、これらのカートリッジ収納体を同一水平面内で挿抜方向手前側と奥側とに並列させて収容すると共に当該手前側と奥側のカートリッジ収納体のそれぞれが独立してスライド自在となるように収容する装置本体と、この装置本体の前記挿抜方向に沿った一方の側の側面に設けられ前記手前側と奥側とのカートリッジ収納体のうちのいずれかから取り出した前記磁気テープカートリッジを搬送するアクセッサー機構と、前記装置本体に設けられ前記アクセッサー機構により搬送された前記磁気テープカートリッジを装填してデータの読み書きを行う磁気テープドライブと、を備えて構成され、前記装置本体に、当該装置本体の前記挿抜方向に沿った他方の側の側面に設けられ前記挿抜方向奥側のカートリッジ収納体を挿抜方向手前側に引出す収納体引出し機構と、前記他方の側の側面に設けられ前記収納体引出し機構により引出された前記奥側のカートリッジ収納体を前記装置本体から抜き出す収納体抜出し機構と、を設けたことを特徴とする。
本発明の磁気テープライブラリ装置では、収納体引出し機構により容易に挿抜方向奥側のカートリッジ収納体を手前側に引出すことができ、さらに、引出されたカートリッジ収納体を収納体引出し機構により装置本体から容易に抜き出すことができ、2つのカートリッジ収納体内の磁気テープカートリッジの交換を装置の外部で行うことができるので、磁気テープカートリッジの交換が容易となる。
また、2つのカートリッジ収納体内が同一面内、例えば水平面内で並列状態に配置され、それらのカートリッジ収納体内に、多数の磁気テープカートリッジを上方に積み重ねて収容することができる。そのため、磁気テープカートリッジの実装密度を高めることができる。
以下に、図面を参照して本発明の磁気テープライブラリ装置(以下、単に装置という)の一実施形態を詳細に説明する。
図1、図2には、本実施形態の装置10が示されている。図1は装置10の全体斜視図であり、図2は装置10においてリヤマガジン22が引き出された状態の全体斜視図である。
図1、図2に示すように、装置10は、それぞれ内部に多数個の磁気テープカートリッジ14を収納する複数のカートリッジ収納体であるマガジン20と、これらのマガジン20を水平面内において挿抜方向Xに沿って並列状態かつスライド自在に収容する装置本体11とを備えて構成されている。
この装置本体11の挿抜方向Xに沿った一方側側面には、マガジン20から取り出した磁気テープカートリッジ14を搬送するアクセッサー機構12が挿抜方向、つまり移動方向Xに沿って移動自在に設けられている。
また、装置本体11のマガジン20の奥側位置には、アクセッサー機構12により搬送された磁気テープカートリッジ14を装填してデータの読み書きを行う磁気テープドライブ13が配置されている。
さらに、装置本体11およびそこに装備されているアクセッサー機構12、磁気テープドライブ13、マガジン20等は、着脱可能なカバー40により覆われている。
装置本体11は、例えば薄板鋼板等で形成され全体平面形状が矩形形状となっている。
また、装置本体11では、その長手方向(挿抜方向X)に沿った一方側の側面に装置本体11の底面部11Aから立ち上がって形成された第1シャーシ部11Bが形成され、他方側の側面には、第1シャーシ部11Bと対向配置されると共に装置本体11の底面部11Aから立ち上がって形成された第2シャーシ部11Cが形成されている。
第1シャーシ部11Bは、詳細に図示はしないが断面略角筒状に形成され、その内部に、電源、冷却装置等が収納されている。これに対して、第2シャーシ部11Cは、第1シャーシ部11Bに対向配置され、かつマガジン20から外側に離れる方向に所定間隔をおいた位置に立設されている。
そして、上記マガジン20を構成するフロントマガジン21およびリヤマガジン22の磁気テープカートリッジ14の取出し側の側面が第2シャーシ部11Cと対向しており、両マガジン21,22の取出し側の側面と第2シャーシ部11Cとの空間が、前記アクセッサー機構12により磁気テープカートリッジ14を搬送するためのアクセッサー移動空間19となっている。
装置本体11において、底面部11Aと前記第1シャーシ部11Bと第2シャーシ部11Cとで挟まれた空間部は凹状の通路のようになっており、このような空間部の挿抜方向Xの奥側寄りには、第1仕切り部材15が挿抜方向Xと直交して設けられている。
この第1仕切り部材15は、両シャーシ部11B,11Cの上面高さと略同じ上面高さを有して形成されている。
また、第1仕切り部材15の第1シャーシ部11B側の一端部には、第1仕切り部材15の一端と連続し、かつ両者でL字状となるように第2仕切り部材16が設けられている。
この第2仕切り部材16はその長さ寸法が、挿抜方向Xにおいて前記リヤマガジン22の長さと略等しくなっており、これにより、リヤマガジン22は挿抜方向Xの奥側位置にあるとき、奥側面とそれに直交する一面とが、それぞれ第1仕切り部材15と第2仕切り部材16とで囲われた状態となっている。
そして、第1仕切り部材15で仕切られた挿抜方向Xの手前側が、前記マガジン20を収納するマガジン収容空間17となっており、第1仕切り部材15で仕切られた挿抜方向Xの後側が、前記磁気テープドライブ12を設置するドライブ設置空間18となっている。
装置本体11には、前記マガジン20が、水平面内において挿抜方向Xに沿って移動自在に設けられている。
すなわち、マガジン20は、挿抜方向Xと直交する方向に分割されており、挿抜方向Xの手前側(図1,2の斜め左側)に配置された前記フロントマガジン21と、このフロントマガジン21と隣接し挿抜方向Xの奥側(図1,2の斜め右側)に配置された前記リヤマガジン22とで構成されている。そして、これらのフロントマガジン21およびリヤマガジン22は、上記マガジン収容空間17内において挿抜方向Xに沿って並列状態に配置されている。
ここで、図1には、リヤマガジン22のみが詳細に(実線で)記載され、フロントマガジン21は仮想線で示されているが、両マガジン22,21の構造は略同じである。そのため、詳細な説明は、リヤマガジン22を参照にして行なう。
リヤマガジン22は、図3、図4に詳細を示すように、上面部および底面部を有する枠体状に形成され、その内部が、多数個の磁気テープカートリッジ14を収納できるように適宜仕切られている。このようなリヤマガジン22の挿抜方向Xの後端は前記第1仕切り部材15の表面に当接するようになっており、また、リヤマガジン22の挿抜方向Xの前端は前記フロントマガジン21の後端と当接するようになっている。
リヤマガジン22は、前述のように、マガジン収容空間17内をガイドレール30にガイドされ挿抜方向Xに沿ってスライド自在に構成されている。
リヤマガジン22は、その内部に磁気テープカートリッジ14が、詳しくは図示しないが、例えば、3段重ねで挿抜方向に2列、挿抜方向と直交する方向に2列に配置され、合計12個収納されている。
これに対して、本実施形態でのフロントマガジン21の内部には、3段重ねで挿抜方向に3列、挿抜方向と直交する方向に2列に配置され、合計18個の磁気テープカートリッジ14が収納可能とされており、両マガジン21,22では、磁気テープカートリッジ14の収納個数が異なっている。つまり、両マガジン21,22は、大きさが異なっている。
そして、両マガジン21,22における内部の磁気テープカートリッジ14の前記アクセッサー機構12への受け渡しは、リヤマガジン22に組み込まれた公知の受け渡し機構とアクセッサー機構12の受け取り機構とにより行なわれるようになっている。
アクセッサー機構12は所望の磁気テープカートリッジ14を受け取った後、前記アクセッサー移動空間19を移動し、その磁気テープカートリッジ14を前記磁気テープドライブ13に受け渡すようになっている。
リヤマガジン22は、収納体引出し機構としてのマガジン引出し機構24によって挿抜方向Xの手前側に引出され、かつ収納体抜出し機構としてのマガジン抜出し機構38によって装置本体11から抜出せるようになっている。
すなわち、マガジン引出し機構24は、挿抜方向Xに沿ってスライド自在なスライド部材であるマガジンスライダ25と、このマガジンスライダ25をスライド自在にガイドするスライダガイド部材であるガイドレール30と、マガジンスライダ25の挿抜方向Xの奥側の端部に設けられた係合突起部29と、を含み構成されている。
図3、図4に詳細を示すように、マガジンスライダ25は細長のプレート状に形成されており、上述のようにガイドレール30にガイドされてスライドされるようになっている。
このガイドレール30は、図7に詳細を示すように、マガジンスライダ25の上部をガイドする断面略7字形状の上部レール30Aと、マガジンスライダ25の下部をガイドする断面略7字形状を反対向きに取付けた下部レール30Bとで構成されている。
そして、これらの上部レール30Aおよび下部レール30Bは、前記装置本体11におけるマガジン収容空間17に沿った第1シャーシ部11Bに取付けられている。
ガイドレール30を構成する上部レール30Aおよび下部レール30Bは、図3に詳細を示すように、挿抜方向Xに沿って第1シャーシ部11Bの奥側端部位置から挿抜方向手前側近傍、つまり後に述べるマガジンブロッカ35の直前位置まで延びて設けられている。
また、挿抜方向Xの手前位置には、マガジンスライダ25を引出したとき当該マガジンスライダ25の後端部を覆い、かつマガジンスライダ25全体を保持する取付け部材であるスライダ保持部材31が設けられている。
図5に詳細を示すように、スライダ保持部材31は、挿抜方向Xに沿った所定幅を有すると共にその表面に、上記ガイドレール30の上部レール30Aおよび下部レール30Bの延長上に位置して、上側レール31Aおよび下側レール31Bが設けられている。
これらの上側レール31Aおよび下側レール31B間寸法は、上記ガイドレール30の上部レール30Aおよび下部レール30B間寸法よりも大きな寸法に形成され、これにより、スライダ保持部材31の内部ではマガジンスライダ25が上下方向に移動可能になっている。
また、上側レール31Aおよび下側レール31Bの表面には、その幅方向両側にマガジンブロッカ35の上下方向移動をガイドするガイド部31Cが形成されている。したがって、これらの上側レール31Aおよび下側レール31Bとガイド部31Cとは、互いに直交する方向に相手部材をガイドすることができる。
マガジンスライダ25の挿抜方向(スライド方向)Xの手前側先端には、マガジンスライダ25をスライドさせるために把持して引っ張る把持部材であるグリップ27が設けられている。グリップ27は、指を差し込みやすい形状に形成されており、図5に示すように、このグリップ27を手で握り、矢印X1に示すように手前側に引っ張れば、マガジンスライダ25が上部レール30Aおよび下部レール30Bにガイドされて引き出されるので、容易に引き出すことができる。
また、図6に矢印X2に示すように、グリップ27を奥側に押し込めば、マガジンスライダ25のグリップ27を除くほとんどがスライダ保持部材31の上側レール31Aおよび下側レール31B、およびガイドレール30内に収容されるようになっている。
マガジンスライダ25のグリップ27側端部には、図3,5等に詳細を示すように、リヤマガジン22側に突出した位置決めピン28が設けられている。この位置決めピン28は、後に詳述するマガジンブロッカ35に形成されたカム溝35Cに係合可能となっている。
マガジンスライダ25のグリップ27と反対側の端部(奥側端部)近傍には、マガジンスライダ25の一部を切り欠くと共に上記位置決めピン28の突出方向と同じ方向に折曲げ形成された前記係合突起部29が設けられている。この係合突起部29は、マガジンスライダ25の表面に対して略90度に折曲げ形成されている。
これに対して、図1、図2、図5等に示すように、前記リヤマガジン22の挿抜方向手前側の上記マガジンスライダ25側の側面には、マガジンスライダ25側に突出した係合部22Aが形成されている。この係合部22Aは、上記側面一部を切り欠いてその部分を折曲げて形成されたものであり、前記マガジンスライダ25の係合突起部29と係合可能となっている。
ここで、リヤマガジン22の係合部22Aとマガジンスライダ25の係合突起部29との係合は、図8に示すように、マガジンスライダ25の係合突起部29の表面(挿抜方向Xの手前側)が、リヤマガジン22の係合部22Aの裏面(挿抜方向Xの奥側)と当接する状態での係合となっている。
そのため、前記マガジン収容空間17内で挿抜方向Xの奥側に位置しているリヤマガジン22に対して、取付け部材26のガイドレール30内に収容されているマガジンスライダ25を、グリップ27を把持して手前に引出し挿抜方向Xに沿って移動させると、マガジンスライダ25の係合突起部29とリヤマガジン22の係合部22Aとが係合しているので、マガジンスライダ25に引張られてリヤマガジン22が移動する。
そして、リヤマガジン22を引出すと共に所定位置に固定した後は、マガジンスライダ25を押込み、初期位置、つまりスライダ保持部材31およびガイドレール30内に収容することができる。
上記スライダ保持部材31には、その幅方向両側にマガジンブロッカ35の上下方向移動をガイドする前記ガイド部31Cが形成されている。また、マガジンスライダ25により引き出されたリヤマガジン22が、引き出された勢いで装置本体11から飛び出さないようにする飛出し防止機構34が設けられている。
すなわち、飛出し防止機構34は、図5、図6に詳細を示すように、装置本体11の第1のシャーシ部11Bにスライダ保持部材31を介して設けられた前記マガジンブロッカ35と、このマガジンブロッカ35およびマガジンスライダ25に設けられ、当該マガジンスライダ25によりリヤマガジン22を挿抜方向Xの手前側に引出したとき機能して、リヤマガジン22を、その係合部22Aと係合する位置に固定する係止部材固定機構26と、を備えて構成されている。
マガジンブロッカ35は、上記スライダ保持部材31の前面部よりわずかに狭い平面部を有して形成されると共に、そのスライダ保持部材31の前面部に、当該スライダ保持部材31に対して挿抜方向Xと直交する上下方向に移動自在に取付けられている。
マガジンブロッカ35の上部で挿抜方向に沿った幅方向の略中央部には、リヤマガジン22の前記係合部22Aと係合するストッパ部35Bが設けられている。
ストッパ部35Bは、矩形形状の舌状形状に形成され、その舌状形状は、マガジンブロッカ35の表面一部を切り欠き、その部位を挿抜方向と直交する方向、かつリヤマガジン22側に略90度折り曲げることで形成されている。
また、マガジンブロッカ35の上端には、ストッパ部35Bの上方においてリヤマガジン22側に略90度折り曲げられた上面折曲げ部35Aが形成されている。この上面折曲げ部35Aは、マガジンブロッカ35が下方へ行き過ぎないように所定位置でストップする役割を有している。
前記係止部材固定機構26は、マガジンスライダ25において前記グリップ27側に設けられリヤマガジン22側に向いて突出する位置決めピン28と、マガジンブロッカ35に形成されたカム溝35Cと、で構成されている。
ここで、カム溝35Cの形状は、図5、図6に詳細を示すように、挿抜方向Xに沿って形成され上下方向に段差を有する上溝35Dと下溝35E、およびこれらの上溝35Dと下溝35Eとを結ぶ斜め溝部35Fで形成されている。
また、上溝35Dと下溝35Eとの間隔がマガジンブロッカ35の上下方向の移動寸法とされている。マガジンスライダ25が引き出され、位置決めピン28が下溝35Eの位置から上溝35Dを経て移動すると、位置決めピン28とカム溝35Cとの係合が解除され、これにより、図5に矢印Y1で示すように、また、図9にも示すように、マガジンブロッカ35が自重により仮想線で示す位置まで下がる。
その結果、マガジンブロッカ35のストッパ部35Bも下方に移動するので、リヤマガジン22の係合部22Aと係合するようになる。つまり、リヤマガジン22が、マガジンブロッカ35、ひいては装置本体11から飛び出さないようになる。
そして、ここにおいて、前記マガジンブロッカ35のストッパ部35B、位置決めピン28、およびマガジンブロッカ35のカム溝35C、特に上溝35Dとにより、前記飛出し防止機構34が構成されている。
また、マガジンスライダ25によりリヤマガジン22が引き出された後、当該リヤマガジン22を装置本体11から抜き出すために、当該装置本体11には、収納体抜出し機構38が設けられている。
すなわち、収納体抜出し機構38は、前記飛出し防止機構34の構成要素であるマガジンブロッカ35のストッパ部35B、位置決めピン28、およびマガジンブロッカ35のカム溝35Cとで構成されている。ただし、この収納体抜出し機構38においては、位置決めピン28がカム溝35Cを構成する下溝35Eと係合した状態が必須条件である。
このとき、位置決めピン28が上溝35D位置から下溝35E位置に移動した状態であり、図6に矢印Y2で示すように、位置決めピン28によりマガジンブロッカ35が上方に押し上げられる。すると、それに連れてマガジンブロッカ35のストッパ部35Bも上方に移動し、図9に示すように、リヤマガジン22の係合部22Aとマガジンブロッカ35のストッパ部35Bとの係合が解除される。つまり、リヤマガジン22を、装置本体11から抜き出すことができる。
そして、ここにおいて、前記マガジンブロッカ35のストッパ部35B、位置決めピン28、およびマガジンブロッカ35のカム溝35Cを構成する下溝35Eとにより、前記収納体抜出し機構38が構成されている。
また、装置本体11のフロントマガジン21側の外部には、前述のようにアクセッサー機構12が配置されている。このアクセッサー機構12は、装置本体11のマガジン収容空間17内で、前記フロントマガジン21から、あるいはリヤマガジン22から、公知の方法で取り出された所定の磁気テープカートリッジ14を装着できる構成となっている。
アクセッサー機構12は、フロントマガジン21内から送り出された所定の磁気テープカートリッジ14を受け取るために、挿抜方向Xに沿って移動自在に構成されると共に、矢印Yで示す上下方向にも移動自在に構成されている。
したがって、フロントマガジン21内の任意の磁気テープカートリッジ14を受け取る際、フロントマガジン21内に磁気テープカートリッジ14が3段に収容されているので、まずアクセッサー機構12を上下動させる。次いで、アクセッサー機構12の受け取り部を磁気テープカートリッジ14の所定の高さ位置に合わせ、次いでアクセッサー機構12を移動方向(挿伐方向)Xに添って所定の位置まで移動させ、フロントマガジン21内から任意の磁気テープカートリッジ14を受け取る。
その後、アクセッサー機構12を磁気テープドライブ13に向けて移動し、フロントマガジン21内から受け取った磁気テープカートリッジ14を磁気テープドライブ13に受け渡すようになっている。
また、アクセッサー機構12によるリヤマガジン22内の磁気テープカートリッジ14の受け渡しも、上記フロントマガジン21との受け渡しと同様に行なわれる。
すなわち、前記マガジン収容空間17内でフロントマガジン21の挿抜方向Xの奥側に位置する前記リヤマガジン22に対して、アクセッサー機構12を所定位置に移動させると共にリヤマガジン22内から所定の磁気テープカートリッジ14を受け取る。
その後、アクセッサー機構12を磁気テープドライブ13に向けて移動し、リヤマガジン22内から受け取った磁気テープカートリッジ14を磁気テープドライブ13に受け渡すようになっている。
装置本体11を挟んでアクセッサー機構12の反対側、かつ装置本体11の外部において、第1仕切り部材15で仕切られたマガジン収容空間17に隣接する前記ドライブ設置空間18には、前述のように、磁気テープドライブ12が設置されている。
この磁気テープドライブ12は、アクセッサー機構12により搬送される磁気テープカートリッジ14をアクセッサー機構12から受け取り、その磁気テープカートリッジ14のデータの読み書きを行うようになっている。
次に、前述のように構成された装置1の作用を説明する。
装置本体11に並列状態に配置されているフロントマガジン21およびリヤマガジン22内の所定の磁気テープカートリッジ14を磁気テープドライブ13に読み込ませるには、アクセッサー移動空間19内を搬送するアクセッサー機構12により、フロントマガジン21あるいはリヤマガジン22から取り出した一つの前記磁気テープカートリッジ14を把持し、アクセッサー機構12を磁気テープドライブ12位置まで移動させ、移動端位置において搬送した磁気テープカートリッジ14を磁気テープドライブ12に装填させる。
フロントマガジン21およびリヤマガジン22内の多数の磁気テープカートリッジ14の所定の読み込み等が終了し、新しい磁気テープカートリッジ14と交換する必要が生じた際は、装置1の外部で交換するため、まず、挿抜方向Xの手前側に配置されているフロントマガジン21を作業者が手で抜き出し、次いで、挿抜方向Xの奥側に配置されているリヤマガジン22の抜き出し作業に移行する。
リヤマガジン22は、収容体引き出し機構24によりリヤマガジン22を飛出し防止機構34の位置まで引き出された後、収容体抜き出し機構38の作用により、装置本体11の外部に抜き出される。
この際、作業者がグリップ27を把持してマガジンスライダ25を挿抜方向Xに沿って、かつ図5の矢印X1に示すように装置本体11の手前側に引き出して、マガジンスライダ25の係合突起部29をリヤマガジン22の係合部22Aと係合させ、引き続きマガジンスライダ25をマガジンブロッカ35の位置まで引き出す。この際、マガジンスライダ25はガイドレール30にガイドされて移動する。
マガジンスライダ25が最大限引き出されたとき、マガジンブロッカ35に設けられた位置決めピン28がカムみぞ35Cから外れ、マガジンブロッカ35は自重により下方に移動し、そのストッパ部35Bも下方位置に移動し、ストッパ部35Bがリヤマガジン22の係合部22Aと係合する。これにより、リヤマガジン22が勢いよく引き出されてもストッパ部35Bでストップされるので、装置本体11からの飛び出しが防止される。
次いで、リヤマガジン22を装置本体11から抜き出すには、マガジンスライダ25を挿抜方向Xの奥側に押し込み、位置決めピン28を上溝35D位置から下溝35E位置に移動させる。すると、位置決めピン28によりマガジンブロッカ35が上方に押し上げられ、それに連れてマガジンブロッカ35のストッパ部35Bも上方に移動し、リヤマガジン22の係合部22Aとマガジンブロッカ35のストッパ部35Bとの係合が解除される。
その後、作業者はリヤマガジン22を装置本体11から抜き出せばよい。
装置1の外部で、フロントマガジン21およびリヤマガジン22の内部に収納される磁気テープカートリッジ14の交換が終了したら、前述と逆の動作により、リヤマガジン22およびフロントマガジン21を装置本体11のマガジン収容空間17に収容する。
まず、リヤマガジン22を収容するには、マガジンスライダ25が挿抜方向Xの奥側に押し込まれ、位置決めピン28がカムみぞ35Cの下溝35E位置に係合していることを確認し、リヤマガジン22の係合部22Aがマガジンブロッカ35側に向くようにした状態で、マガジン収容空間17に押し込む。
作業者が手で押し込めるだけ押し込んだ後、今度は、フロントマガジン21を、その向きを確認して押し込み、フロントマガジン21によりリヤマガジン22を、マガジン収容空間17の奥側に立設されている第1仕切り部材15に当接するまで押し込む。
フロントマガジン21およびリヤマガジン22が並列状態に配置されたら、前述したように、各マガジン21,22と、アクセッサー機構12と、磁気テープドライブ13とにより磁気テープカートリッジ14の受け渡し、受け取り等の作業が行われる。
以上のような実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)マガジン引出し機構24により容易に挿抜方向Aの奥側のリヤマガジン22を手前側に引出すことができ、さらに、引出されたリヤマガジン22を、マガジン抜出し機構38により装置本体11から抜き出すことができる。そのため、手で抜き出したフロントマガジン21と共に、両マガジン21,22の内部の磁気テープカートリッジ14の交換を装置10の外部出行うことができるので、磁気テープカートリッジ14の交換が容易となる。
(2)フロントマガジン21およびリヤマガジン22が同一面内、例えば水平面内で並列状態に配置され、それぞれのフロントマガジン21およびリヤマガジン22の内部に、多数の磁気テープカートリッジ14を上方に積み重ねて収容することができる。そのため、磁気テープカートリッジ14の実装密度を高めることができる。
(3)リヤマガジン22を挿抜方向Xに沿って引き出し可能とするマガジン引出し機構24が、マガジン収容空間17に沿った第1シャーシ部11Bに設けられ、これだけで充分に引き出しの機能を果たすので、対向する第2シャーシ部11Cにマガジン引出し機構を設けなくてもよい。その結果、マガジン引出し機構24が一つですみ、装置10の簡単化を図ることができる。
(4)リヤマガジン22を挿抜方向Xに沿って手前側に引出すマガジン引出し機構24が、ガイドレール30と、このガイドレール30にガイドされるマガジンスライダ25とで構成され、このマガジンスライダ25の後端部に、リヤマガジン22の係合部22Aと係合する係合突起部29を設けた構成となっており、構成が簡単である。
(5)マガジン引出し機構24を構成するマガジンスライダ25の挿抜方向Xの前端部にグリップ27が設けられているので、そのグリップ27を把持してマガジンスライダ25を引出すことができ、これにより、マガジンスライダ25、ひいてはリヤマガジン22の引出し作業が容易となる。
(6)飛出し防止機構34が、収容空間17の一方の側面かつ挿抜方向Xの手前側近傍に設けられたマガジンブロッカ35で形成され、このマガジンブロッカ35の一側端がストッパ部35Bとなっており、引き出されたリヤマガジン22の一部がストッパ部35Bに当接し、リヤマガジン22の移動がストップされる。その結果、リヤマガジン22を引出したとき、装置本体11からの飛出しを防止できて、安全性を確保することができる。
(7)マガジンブロッカ35のストッパ部35Bが上下移動することで、位置決めピン28とカム溝35Cとの係合、あるいは係合離脱により、マガジンブロッカ35リヤマガジン22の装置本体11からの飛出し防止機能を発揮したり、リヤマガジン22の装置本体11からの抜き出し機能を発揮したりできる。そのため、マガジンブロッカ35が飛出し防止機構34、マガジン抜き出し機構38を兼用することになり、一つの部材で複数の機能を果たすことができるため、省部材化を図ることができる。
(8)装置本体11にマガジン20を収容する収容空間17が設けられており、この収容空間17にフロントマガジン21とリヤマガジン22とが収容されるので、例えば装置本体11の上面にフロントマガジン21等を設ける場合と比べて、装置本体11の高さを低くすることができ、これにより、装置10の小型化を図ることができる。
(9)収容空間17の挿抜方向Xの奥側位置に衝立状の第1仕切り部材15が設けられているので、マガジン20を構成するリヤマガジン22を挿抜方向Xの奥側に配置する際、そのリヤマガジン22を第1仕切り部材15に当接するまで押し込めばよく、これにより、リヤマガジン22の位置決めが容易となる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、マガジン20をフロントマガジン21とリヤマガジン22との2個で構成し、これらのフロントマガジン21とリヤマガジン22とをマガジン収容空間17内に並列状態に設けたが、これに限らない。マガジンを、例えばフロントマガジン、ミドルマガジン、リヤマガジンの3個からなる構成としてもよい。
この場合、前記マガジンスライダ25より長く形成されたマガジンスライダでリヤマガジンを引出すように構成し、ミドルマガジンを使用する際は、リヤマガジンを引出すことでミドルマガジンを移動させるようにすればよい。
また、前記実施形態では、マガジン20を構成するフロントマガジン21が、例えば、3段重ねで挿抜方向に3列、挿抜方向と直交する方向に2列に収容された合計18個収納できる大きさに形成され、リヤマガジン22が、3段重ねで挿抜方向に2列、挿抜方向と直交する方向に2列に収容された合計12個収納できる大きさに形成されているが、これに限らない。
上記と同じ配列で、高さ制限内において、例えば4段重ね、あるいはそれ以上重ねる構成としてもよい。このようにすれば、カートリッジ14の実装密度をより高めることができるようになる。
さらに、前記実施形態では、マガジン20が、大きさが異なる、つまり内部に収納できる磁気テープカートリッジ14の数が異なるフロントマガジン21とリヤマガジン22とで構成されているが、これに限らない。同じ大きさに形成されたフロントマガジンとリヤマガジンとを並列状態で配置してもよい。
また、前記実施形態では、装置本体11のマガジン収容空間17内に、マガジン20を構成するフロントマガジン21とリヤマガジン22とが1個ずつ並列状態で配置され、それぞれのマガジン21,22の内部には、磁気テープカートリッジ14が上下方向に3段積みで収納されているが、これに限らない。
例えば、フロントマガジン21とリヤマガジン22とを、本実施形態の配列状態として、上方に2段、3段に積層した構成してもよい。このようにすれば、より実装効果を高めることができる。
本発明の装置は、内部に多数の磁気テープカートリッジを収納すると共に水平面内に並列状態で配置された複数のカートリッジ収納体のうち、挿抜方向奥側のカートリッジ収納体を容易に所定位置に引出し、かつ抜き出す際に利用できる。
本発明の磁気テープライブラリ装置の実施形態を示す全体斜視図である。 前記実施形態の装置でリヤマガジンを引出した状態を示す全体斜視図である。 前記実施形態の第1シャーシ部からマガジンスライダを引出した状態を示す斜視図である。 前記図3の状態からマガジンスライダを奥側に押し込んだ状態を示す斜視図である。 前記実施形態の引き出されたマガジンスライダの手前側の端部を示す詳細の斜視図である。 前記図5の状態からマガジンスライダを奥側に押し込んだ状態を示す詳細の斜視図である。 前記図4におけるVII−VII 線に沿った断面図である。 前記マガジン引き出し機構とリヤマガジンとの係合状態を示す平面概略図である。 前記マガジンブロッカとリヤマガジンとの係合、係合離脱状態を示す正面概略図である。
符号の説明
10 磁気テープライブラリ装置
11 装置本体
12 アクセッサー機構
13 磁気テープドライブ
14 磁気テープカートリッジ
15 第1仕切り部材
17 マガジン収容空間
20 カートリッジ収納体であるマガジン
21 カートリッジ収納体を構成するフロントマガジン
22 カートリッジ収納体を構成するリヤマガジン
22A 係合部
24 収納体引出し機構であるマガジン引出し機構
25 スライド部材であるマガジンスライダ
26 スライド部材固定機構
28 飛出し防止機構およびマガジン抜き出し機構を構成する位置決めピン
29 収納体引出し機構を構成する係合突起部
30 スライドガイド部材であるガイドレール
35 飛出し防止機構およびマガジン抜き出し機構を構成するマガジンブロッカ
35B 飛出し防止機構およびマガジン抜き出し機構を構成するストッパ部
35C カム溝
38 収納体抜き出し機構であるマガジン抜き出し機構
A 水平面内での挿抜方向

Claims (10)

  1. 内部にそれぞれ多数個の磁気テープカートリッジを上下方向に積み重ねて収納する2つのカートリッジ収納体と、
    これらのカートリッジ収納体を同一水平面内で挿抜方向手前側と奥側とに並列させて収容すると共に当該手前側と奥側のカートリッジ収納体のそれぞれが独立してスライド自在となるように収容する装置本体と、
    この装置本体の前記挿抜方向に沿った一方の側の側面に設けられ前記手前側と奥側とのカートリッジ収納体のうちのいずれかから取り出した前記磁気テープカートリッジを搬送するアクセッサー機構と、
    前記装置本体に設けられ前記アクセッサー機構により搬送された前記磁気テープカートリッジを装填してデータの読み書きを行う磁気テープドライブと、を備えて構成され、
    前記装置本体に、
    当該装置本体の前記挿抜方向に沿った他方の側の側面に設けられ前記挿抜方向奥側のカートリッジ収納体を挿抜方向手前側に引出す収納体引出し機構と、前記他方の側の側面に設けられ前記収納体引出し機構により引出された前記奥側のカートリッジ収納体を前記装置本体から抜き出す収納体抜出し機構と、を設けたことを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
  2. 前記請求項1に記載の磁気テープライブラリ装置において、
    前記収納体引出し機構を、
    前記装置本体の前記挿抜方向に沿った他方側の側面に設けられたスライダガイド部材と、
    このスライダガイド部材にガイドされて前記挿抜方向にスライド自在となったスライド部材とで構成し、
    このスライド部材の前記挿抜方向の奥側端部に、前記カートリッジ収納体を手前側に引出す係合突起部を設け、この係合突起部を前記カートリッジ収納体に形成された係合部と係合可能としたことを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載の磁気テープライブラリ装置において、
    前記スライド部材の前記挿抜方向の前端部に前記スライド部材の引出し時に操作者が把持する把持部材を設けたことを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
  4. 前記請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の磁気テープライブラリ装置において、
    前記スライド部材により前記カートリッジ収納体が引き出されたとき前記カートリッジ収納体の前記装置本体からの飛出しを防止する飛出し防止機構を、前記装置本体の前記他方側の側面でかつ挿抜方向前端部側に設けたことを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
  5. 前記請求項4に記載の磁気テープライブラリ装置において、
    前記飛出し防止機構を、
    前記装置本体に取付け部材を介して設けられ前記カートリッジ収納体の前記係合部と係合するストッパ部を有する係止部材と、
    この係止部材を、前記スライド部材により前記カートリッジ収納体を前記挿抜方向手前側に引出したとき機能し前記カートリッジ収納体の係合部と係合する位置に固定する係止部材固定機構と、で構成したことを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
  6. 前記請求項5に記載の磁気テープライブラリ装置において、
    前記係止部材は、前記取付け部材に対して挿抜方向と直交する上下方向に移動自在に支持されていることを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
  7. 前記請求項5または請求項6に記載の磁気テープライブラリ装置において、
    前記係止部材固定機構を、前記スライド部材の前記把持部材側端部に設けられ前記カートリッジ収納体側に突出する位置決めピンと、前記係止部材に形成され前記スライド部材が引出されるときに機能し前記位置決めピンにガイドされて前記係止部材を上方に移動させ前記係合部と係合するように形成されたカム溝と、で構成したことを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
  8. 前記請求項7に記載の磁気テープライブラリ装置において、
    前記カム溝の形状を、
    前記挿抜方向に沿って形成され上下方向に段差を有する上溝と下溝、およびこれらの上溝と下溝とを結ぶ斜め溝で形成し、
    前記上溝と下溝との間隔が前記係止部材の上下方向の移動寸法とされ、前記位置決めピンが前記下溝に係合するとき前記ストッパ部が下方に移動し、前記カートリッジ収納体の前記係合部との係合が離脱可能となり、この構成が前記収納体抜出し機構となっていることを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
  9. 前記請求項1ないし請求項8のいずれか一つに記載の磁気テープライブラリ装置において、
    前記装置本体に、前記2つのカートリッジ収納体を並列状態で収容する収納体収容空間を設けたことを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
  10. 前記請求項9に記載の磁気テープライブラリ装置において、
    前記収容空間の前記挿抜方向の奥側位置に前記磁気テープドライブを収容するドライブ収容空間を設けたことを特徴とする磁気テープライブラリ装置。
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