JP4361346B2 - 自動倉庫用コンテナ - Google Patents

自動倉庫用コンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP4361346B2
JP4361346B2 JP2003378739A JP2003378739A JP4361346B2 JP 4361346 B2 JP4361346 B2 JP 4361346B2 JP 2003378739 A JP2003378739 A JP 2003378739A JP 2003378739 A JP2003378739 A JP 2003378739A JP 4361346 B2 JP4361346 B2 JP 4361346B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
side wall
locking
short side
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003378739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005138883A (ja
Inventor
吉弘 和田
広志 向後
信二 秋広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
Priority to JP2003378739A priority Critical patent/JP4361346B2/ja
Publication of JP2005138883A publication Critical patent/JP2005138883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4361346B2 publication Critical patent/JP4361346B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Stackable Containers (AREA)

Description

本発明は、複数個の小物品を一つのコンテナ内に並べて収容し、さらにそのコンテナを自動倉庫の保管棚に格納し、必要に応じてコンテナごと取り出すのに好適な自動倉庫用コンテナに関するものである。
例えば、大型図書館などでは、多量の本を効率的に管理する必要があることから、これらの本を分類してコンテナ内に収容し、コンテナごと立体的な自動倉庫内に管理する場合がある。
また、図書館の本に限らず、コンピュータ用の記録済のテープ、放送用のビデオ、オーディオテープあるいは病院用のカルテなどのように、保管しようとする物品が小さくて数が多い場合には、これらをコンテナ内に収納した後、立体的な自動倉庫内に管理される場合がある。そして、必要に応じて自動倉庫内にコンテナを介して収容された小物品は、ロボットなどにより遠隔操作で取り出すことが行われている(特許文献1)。
図9は、特許文献1に採用された自動倉庫用コンテナの一例を示したもので、図10は図9の自動倉庫用コンテナを保管棚から出し入れするのに使用する物品保管装置の部分的側面図である。
例えば、自動倉庫で用いられるコンテナ13は、上方が開口した略箱形状に形成され、その内部に小ボックス26を介して、例えば幅狭のファイル、本などの小物品12が収容されている。
そして、このように多数の小物品12が小ボックス26を介して収容されたコンテナ13は、図10に示したような物品保管装置に構成された上下方向の格納棚1内に多段的に収容されている。
すなわち、この物品保管装置では、所定の幅で上下方向に形成された格納棚1とこれと隣接する格納棚1の間に、自走台車が通るだけの間隔4が確保されており、この間隔4内に物品搬出入機7が下方の走行レール5上に載せられており、この物品搬出入機7が上下の走行レール6,5に案内されて水平方向に自走し、かつ主枠8に沿って上下移動することにより、所定のコンテナ13が取り出されている。
このように構成された物品保管装置では、通常は格納棚1が1つに対し搬出入機7が1つ必要であり、格納棚1と搬出入機7とは一対一の関係にある。例えば図10において、中央の搬出入機7は、左側の格納棚1内に収容されたコンテナ13を操作し、所定のコンテナを取り出すように構成されている。なお、コンテナ13の取り出しには、搬出入機7に具備されたフック10により、コンテナ13の取っ手14が係止されて、コンテナ13が引き出されるようになっている。
このようにして、所定のコンテナ13を出し入れする従来の物品保管装置では、格納棚1の数だけ搬出入機7が必要で、その分、搬出入機7を多く必要であることことは勿論のこと、搬送ラインを多数設けることには限界があり、結果として、自動倉庫の収容効率が悪くなるという問題があった。
一方、このような自動倉庫用コンテナを用いる場合は、A4サイズあるいはB5サイズ
など、規格化された同じ大きさのものを収容するのが一般的であるが、例えば、通常B5サイズあるいはA4サイズと呼ばれるものであっても、多少大きいサイズのものもある。
このように、少し大きさの異なるものが混在していると、逆に間違ったサイズを気づかずに集めて収容してしまうという問題があった。
実公平2−18002号公報
本発明は、このような従来技術に伴う問題を解決するためになされたもので、設置場所の収容スペースを有効に利用して、限られた立体空間内に多量のコンテナを収容することができるとともに、自動倉庫用コンテナの内部に、高さの異なる物品が収容されるような場合に、作業者が直ぐに間違いであると判断して、誤作業を防止することができる自動倉庫用コンテナを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係る自動倉庫用コンテナは、
底板部と、該底板部から立設される一対の長側壁部と、前記底板部から立設される一対の短側壁部とにより、容器本体の上方面に物品の出入口が形成された自動倉庫用コンテナであって、
前記一対の短側壁部の高さは、前記一対の長側壁部の高さよりも高く、かつ前記容器本体内に収容される物品の高さと略同じ高さに設定され、
さらに、一方の短側壁部の外面と、他方の短側壁部の外面とに、それぞれ幅方向を左右に分割する上下方向の中心線を境に互いに対称となる位置に、互いに略相補的な形状の第1の係止部分と第2の係止部分とが形成され、
前記第1の係止部分は、上下方向に互いに対向して配置された断面略L字状の一対の係止片からなり、前記第2の係止部分は、前記一対の係止片の間に構成される凹所内に着脱自在に係止される断面略T字状の係止凸部からなり、
これら断面略L字状の係止片および断面略T字状の係止凸部は、それぞれ前記短側壁部から外方に突出して形成されており、さらに、
前記一方の短側壁における断面略L字状の係止片と前記他方の短側壁部における断面略L字状の係止片とは、それぞれ点対称位置に配置され、同様に、前記一方の短側壁部における断面略T字状の係止凸部と前記他方の短側壁部における断面略T字状の係止凸部とはそれぞれ点対称位置に配置されており、
前記容器本体を2つ同じ向きにして、短側壁部同士を突き合わせて連結した場合に、前記一対の係止片と前記係止凸部との間に連結手段が構成され、この連結手段は、前記容器本体を長手方向に引き出す力に対しては係合が解除されず、容器本体を短手方向にスライドさせる力に対しては、嵌合が解除されることを特徴としている。
係る構成による本発明によれば、複数の容器を直線状に連結して自動倉庫内に収容し、取り出す場合は、手前のコンテナを左右方向すなわち水平方向にスライドさせれば、2つのコンテナの連結を解除し、一方のコンテナのみを取り出すことができる。また、コンテナを左右方向に大きく移動させるのではなく、若干移動するだけで、連結されたコンテナの係合状態を解除することができる。したがって、連結された2つのコンテナから、一つのコンテナのみを容易に引き出すことが可能になる。
また、容器本体の一対の短側壁部における第1の係止部分と第2の係止部分とは、点対称位置に配置されているので、容器本体を連結する場合の方向性がない。すなわち、2つの容器本体が180°姿勢が逆になって配置されているとしても、同方向に配置された場合と同様に、短側壁同士を連結することができる。
このように、本発明によれば、2つのコンテナ間の連結手段に方向性がないので、結果として、連結作業が容易である。また、2つのコンテナを直線状に連結することができるので、収容スペースの削減に寄与することができる。また、これによりコンテナの収容効率を向上させることができる。
また、本発明によれば、一対の短側壁部の高さは、前記容器本体内に収容される物品の高さと略同じ高さに設定されているので、作業者が間違った大きさのものを手に持ってコンテナに収容した場合に、その場で目視により、正しい大きさであるか間違った大きさであるかの判断をコンテナの短側壁部の高さを基準にして行うことができる。
また、前記一対の短側壁部の開口端面と、この開口端面に対応する前記底板部とには、2つの容器本体を上下に重ね合わせた場合に、互いに移動不能に位置決めされる凹陥部と突部とからなる位置決め手段が構成されていることが好ましい。
このような構成であれば、2つの容器を上下に重ね合わせた場合に、位置ずれが生じないように重ね合わせることができるので、例えば、空容器を重ねて保管する場合に、凹陥部と突部とで位置決めされるので、重ねたものが崩れてしまうことが防止される。
さらに、前記底板部裏面における両端部近傍には、近接する端縁に向けて開口したコ字状凹所が形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、例えば自動倉庫の棚板が、挿入方向の手前側と背面側との両面が解放されているような場合であっても、コ字状凹所を位置規制片として使用することができる。
また、前記容器本体における一対の長側壁部の外側面に沿って、底板部から所定高さの位置に水平方向に連続した案内通路が形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、この案内通路を利用して保管棚に予め水平方向に沿って形成されたガイドを係止させることができる。したがって、このような構造であれば、保管棚を移動する最中に、コンテナがはずみで落下してしまうことがない。
さらに、前記容器本体の底板部上面には、内部の物品収容部を分割する仕切り板の脚部を着脱自在に係止する案内溝が形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、所定の位置に自由に仕切り板を配置することができるので、1つのコンテナの収容スペースを任意の位置で分割することができる。
本発明によれば、コンテナを2つのコンテナを直線状に並べて連結することができるので、自動倉庫の収容スペースの削減に寄与することができる。また、連結された状態のコンテナ同士の係合を解除するには、一方のコンテナを左右方向すなわち水平方向にスライドさせれば良いので、一つのコンテナのみを取り出すことができる。
また、連結手段は、方向性がないように構成されているので、容器本体をどのような向きで突き合わせたとしても、短側壁部同士であれば、互いに連結することができる。したがって、連結作業が容易である。
さらに、前記係止手段を断面略L字状の一対の係止片と、断面略T字状の係止凸部とから構成しているので、簡単な構造で係止手段を構成することができる。また、係止片および係止凸部が外方に突出して形成されているので、内部に多量の物品が収容され、短側壁部が外方に膨出されているようなコンテナ同士を連結するような場合であっても、係止手段による連結に支障が生じるようなことはない。
また、一方の長側壁部の高さを、ここに収容される物品の高さと略同じに設定しているので、違った大きさの物品を手にした場合であっても、コンテナ内に収容したときに,コンテナの高さと物品の高さとの違いに気づくので、誤作業を防止することができる。
また、容器本体の開口端面とこの開口端面に対応する前期底板部に、互いに移動不能に位置決めされる凹陥部と突部とからなる位置決め手段が構成されていれば、例えば、空容器を上下に重ねた場合などの脱落を防止することができる。
さらに、底板部の裏面に短辺側に開口したコ字状の凹所を形成しておけば、自動倉庫の棚板上でスライドさせるような場合に、位置規制片として機能させることができる。したがって、格納棚からコンテナを誤って落下させてしまうようなことを防止することができる。
さらに、前記容器本体の底板部上面には、内部の物品収容部を分割するコ字状部材の脚部を着脱自在に係止する案内溝が形成されていれば、1つのコンテナ内の収容スペースを任意の位置で分割することができる。
以下、図面に示した実施例を参照しながら本発明について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る自動倉庫用コンテナ20に、本などのような幅の狭い物品30を収容した状態を示したもので,図2は、図1の空コンテナ20をやや裏面側から見たときの斜視図であり、図3は、図1の空コンテナ20を逆の方向から見たときの斜視図である。
容器本体20aは、底板部8と、この底板部8から立設された一対の長側壁部16,18と、一対の短側壁部22,24とにより構成され、容器本体20aの上方面に物品30の出し入れ口が形成されている。
一対の長側壁部16,18は、一対の短側壁部22,24に比べて背が低く設定されることにより、一対の長側壁部16,18の周囲から、内部の様子を確認することができる。短側壁部22および短側壁部24の高さQは、物品30の高さQ’と略等しい高さに予め設定されている。
このような容器本体20a内に収容される物品30は、例えば、B5サイズの本などである。そして、この物品30の背表紙に本の題名などが記載されているとしても、その記載を識別することができる。すなわち、実際の本の内容が識別される。
さらに、容器本体20aの底板部8および4側壁部16,18,22,24の外表面には、縦横のリブ27が形成されることにより、容器本体20aの強度が向上されている。容器本体20aにおいて、これらのリブ27は、全体的に形成されているが、一対の長側壁部16、18の中央部と、この中央部を挟んで左右の領域を、さらに2つに分割する位置には形成されておらず、そこにラベル装着用平面S1,S2,S3が両面にそれぞれ形成
されている。そして、ラベル装着用平面S1,S2,S3、などには、それぞれ必要な情報
が記載されたラベルを貼着することができる。すなわち、中央のラベル装着用平面S1
、例えば2000年、左右のラベル装着用平面S2,S3に、2000年前期、2000年後期などといった必要な情報が記載されたラベルあるいはバーコードを貼着すれば、このラベルあるいはバーコードを調べることにより、収容された物品30の内容を判断することができる。
一方、容器本体20aの短側壁部22,24には、それぞれ所定間隔離間して凹陥部28,28が形成されている。さらに、これと同様に、底板部8の対応する位置には、これらの凹陥部28に係止される突部32として、リブが立設されている。このような凹陥部28と突部32とにより、図4に示したように、容器本体20aを2つ重ね合わせた場合に、位置決め手段Dが構成されている。
このような突部32と凹陥部28との組を開口端面に2組形成しておくことにより、例えば、図4に示したように、確実な位置決めがなされる。
次に、本発明の要部である一対の短側壁部22、24間に構成された連結手段40の構成と、その他の構成について説明する。
連結手段40は、図2、図5などに良く示されているように、一方の短側壁部22の正面から見て、短側壁部22の右側端部に形成された断面略T字状の係止凸部42と、左側端部に上下に形成された一対の断面略L字状の係止片46,46との組み合わせにより構成されている。他方の短側壁部24では、短側壁部22の配置に対して点対称となるように係止凸部42と係止片46とが、それぞれ形成されている。すなわち、短側壁部24では、この短側壁部24を正面から見て左側の端部に、一対の係止片46,46が上下に形成されており、右側の端部に係止凸部42が形成されている。そして、一対の係止片46,46間に形成された凹所48と、略T字状の係止凸部42とは同じ高さに形成されている。
そして、2つの容器本体20aを用意し、これらを長手方向に突き合わせた場合に、一方の容器の短側壁部22と他方の容器の短側壁部24とが合致されるか、あるいは一方の容器の短側壁部22と他方の容器の短側壁部22とが合致されるかのいずれかである。こ
こで、上記したように、係止凸部42と係止片46とは互いに点対称位置に形成されているため、どのように合致されたとしても、2つの容器間の係止片46と係止凸部42とが対向するようになる。
よって、断面略T字状の係止凸部42を、断面略L字状の一対の係止片46間に形成された凹所48内に、水平方向から挿入すれば、2つの容器本体20a同士を連結することができる。このとき、容器本体20aの長手方向(図5におけるY−Y方向)には連結手段40の係合は解除されず、逆に、図5の紙面に対して直角な方向(短手方向)には係合が解除されるように構成されている。
また、このような連結手段40の係止凸部42と係止片46とは、短側壁部22、24の幅方向全体にではなく、部分的に形成されているため、一方の容器本体20aを他方の容器本体20aに対して水平方向に若干動かすだけで、係合を解除したり、係合を生じさせたりすることができる。
なお、断面T字状の係止凸部42および断面略L字状の係止片46の角部、あるいは底板部8の角部などには、それぞれ斜面あるいはテーパーRが形成され、突き合わされた場合、あるいはスライドされる場合などの引っ掛かりが防止されている。
さらに、本実施例による容器本体20aには、一対の長側壁部16,18を囲繞するように底板部8から所定高さの位置に、水平方向に連続して幅狭の案内通路44が形成されている。この案内通路44は、一対の長側壁部16,18の底部側に所定間隔置きに形成された側壁ブロック50の上面と、同じく一対の長側壁部16,18の底板側に連続して水平方向に形成されたリブ27との間に形成されたもので、その高さcは、図6に示したように、自動倉庫のガイド接地面などに具備された断面T字状のガイド60をスムースに案内できる高さが確保されている。換言すれば、この高さCの範囲には、ガイド60の走行を妨げるリブは形成されておらず、この範囲内に形成されるリブ27は突出長さは短くされ、リブ27の頂部により、ガイド60の側面が案内されている。
また、本実施例による容器本体20aでは、図3に示したように、底板部8の四隅部近傍に、短側壁部22,24側に開口したコ字状凹所56が形成されている。このようなコ字状凹所56は、後述するように、自動倉庫の棚板上で容器本体20aを長手方向にスライドさせた場合の、位置決め用ストッパとして使用されるものである。
また、上記した本実施例による側壁ブロック50は、容器本体20aの周囲の側壁部から若干外方に突出して形成されており、角部に相当する部分には適宜な斜面あるいはテーパーRが形成されているが、このような側壁ブロック50が容器本体20aの周囲に形成されることにより、2つの容器本体20aが近接して配置された場合の引っ掛かりが防止されている。
本実施例による自動倉庫用コンテナ20は、上記のように形成されているが、以下に、この作用について説明する。
ここで、本実施例の自動倉庫用コンテナ20内に収容される物品30は、B5サイズの本であるとする。作業者は、B5サイズの本を手にとって、手作業で順番に容器本体20a内に収容していく。このとき、違う大きき、例えば、A4サイズのものを手にしても間違いであることを直ぐに判断することが出来ない場合も生じ得る。このような場合に、本実施例によれば、例えば、A4サイズの本を気づかずに手に持ったとしても、容器本体20a内に物品30を収納した時点で、短側壁部22,24の高さQと物品30の高さQ’とが同一でないことが判断できる。したがって、コンテナ20の高さQと物品30の高さ
Q’とが異なる場合に、間違った物品を手にしたことを作業者は判断することができる。
一方、図5に示したように、容器本体20aを長さ方向に2つ突き合わせるとともに、その突き合わせ部において、互いに対向する係止凸部42と係止片46とを組み付ければ、ここに連結手段40が構成される。したがって、本実施例によれば、例えば、図10に示したような自動倉庫の格納棚1内にコンテナ20を収容する場合に、2つの容器本体20aを連結した状態で収容することができる。
したがって、このように2つ連結して収容すれば、収容効率を向上させることができる。なお、フック10により水平方向に引き出してくる場合は、連結された2つの容器本体20aが引き出されてくるが、その一方を左右方向(短手方向)にスライドさせることにより、その係合を解除することができるので、結局は、一つの容器本体20aを操作することが可能になる。
さらに、本実施例によれば、容器本体20aの連結体は、格納棚1を水平方向に走行される場合に、例えば、図6に示したように、予め自動倉庫側にT字状のガイド60を設けておけば、この案内通路44を利用してガイド60を係止させることができる。したがって、走行中に容器本体20aがジャンプしたりすることがガイド60で規制されるので、落下を防ぐことができる。
さらに、コンテナ20を格納棚1に沿って水平方向に押し込んだ場合に、図7に概略的に示したように、底板部8の両端部に形成したコ字状凹所56、56が予め格納棚1に形成されたストッパ68に到達した場合に、このストッパ68で捕捉されるので、それ以上コンテナ20が図7において右方向に移動することはない。したがって、容器本体20aを矢印方向に押圧する力Fが、仮に大きいとしても、容器本体20aが勢い余って格納棚1から落下してしまうようなことはない。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。
例えば、上記実施例では、底板部8は平坦に形成されていても良いが、この底板部8は、格子状のリブで形成されていても良い。また、図1に示したように、底板部8を仕切り板70により左右に分割することもできる。また、左右に分割されたスペースに、案内溝72を設け、この案内溝72内にブックエンドに相当するコ字状部材74を着脱自在に装着することもできる。
さらに、上記実施例では、係止凸部42は、図8に示したように、棒状部分42a,42aを2本設け強度を向上させているが、棒状部分42aを一本とすることができる。
また、上記実施例では、物品30として本を例にして説明したが、物品30は本に限定されず、幅狭の種々の物品を収容するのに好適である。
さらに、このようなコンテナ20の構成は、金型設計上にも極めて有効である。
すなわち、高さの異なるコンテナを構成する場合に、図3に示したように、上下に分けて、下側のXの範囲を共通の金型とし、上側のZの範囲で高さや形状を変更することができるので、コスト的にも安価である。
図1は本発明の一実施例による自動倉庫用コンテナの斜視図である。 図2は図1に示した自動倉庫用コンテナをやや裏面側から見たときの斜視図である。 図3は図1に示した自動倉庫用コンテナを反対側から見たときの斜視図である。 図4は図1に示した自動倉庫用コンテナを上下に重ね合わせたときの斜視図である。 図5は図1に示した自動倉庫用コンテナを2個連結したときの正面図である。 図6は、コンテナが自動倉庫側に設けたガイドに案内される様子を示す概略図である。 図7は、コンテナが自動倉庫の棚板上で位置決めされる様子を示した概略図である。 図8は図2に示した係止凸部の拡大概略図である。 図9は実公平2−18002号公報に開示された従来の自動倉庫用コンテナの斜視図である。 図10は同じく実公平2−18002号公報に開示された自動倉庫の一部を示す部分正面図である。
符号の説明
1 格納棚
4 間隔
7 搬出入機
8 底板部
16,18 長側壁部
20 コンテナ
20a 容器本体
22,24 短側壁部
27 リブ
28 凹陥部
30 物品
32 突部
40 連結手段
42 係止凸部
44 案内通路
46 係止片
48 凹所
50 側壁ブロック
56 コ字状凹所
60 ガイド
68 ストッパ
70 仕切り板
72 案内溝
74 コ字状部材
D 位置決め手段
R テーパー
1,S2,S3 ラベル装着用平面

Claims (5)

  1. 底板部と、該底板部から立設される一対の長側壁部と、前記底板部から立設される一対の短側壁部とにより、容器本体の上方面に物品の出入口が形成された自動倉庫用コンテナであって、
    前記一対の短側壁部の高さは、前記一対の長側壁部の高さよりも高く、かつ前記容器本体内に収容される物品の高さと略同じ高さに設定され、
    さらに、一方の短側壁部の外面と、他方の短側壁部の外面とに、それぞれ幅方向を左右に分割する上下方向の中心線を境に互いに対称となる位置に、互いに略相補的な形状の第1の係止部分と第2の係止部分とが形成され、
    前記第1の係止部分は、上下方向に互いに対向して配置された断面略L字状の一対の係止片からなり、前記第2の係止部分は、前記一対の係止片の間に構成される凹所内に着脱自在に係止される断面略T字状の係止凸部からなり、
    これら断面略L字状の係止片および断面略T字状の係止凸部は、それぞれ前記短側壁部から外方に突出して形成されており、さらに、
    前記一方の短側壁における断面略L字状の係止片と前記他方の短側壁部における断面略L字状の係止片とは、それぞれ点対称位置に配置され、同様に、前記一方の短側壁部における断面略T字状の係止凸部と前記他方の短側壁部における断面略T字状の係止凸部とはそれぞれ点対称位置に配置されており、
    前記容器本体を2つ同じ向きにして、短側壁部同士を突き合わせて連結した場合に、前記一対の係止片と前記係止凸部との間に連結手段が構成され、この連結手段は、前記容器本体を長手方向に引き出す力に対しては係合が解除されず、容器本体を短手方向にスライドさせる力に対しては、嵌合が解除されることを特徴とする自動倉庫用コンテナ。
  2. 前記一対の短側壁部の開口端面と、この開口端面に対応する前記底板部とには、2つの容器本体を上下に重ね合わせた場合に、互いに移動不能に位置決めされる凹陥部と突部とからなる位置決め手段が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動コンテナ。
  3. 前記底板部裏面における両端部近傍には、近接する端縁に向けて開口したコ字状凹所が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫用コンテナ。
  4. 前記容器本体における一対の長側壁部の外側面に沿って、底板部から所定高さの位置に水平方向に連続した案内通路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫用コンテナ。
  5. 前記容器本体の底板部上面には、内部の物品収容部を分割するコ字状部材の脚部を着脱自在に係止する案内溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫用コンテナ。
JP2003378739A 2003-11-07 2003-11-07 自動倉庫用コンテナ Expired - Lifetime JP4361346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003378739A JP4361346B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 自動倉庫用コンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003378739A JP4361346B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 自動倉庫用コンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005138883A JP2005138883A (ja) 2005-06-02
JP4361346B2 true JP4361346B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=34689024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003378739A Expired - Lifetime JP4361346B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 自動倉庫用コンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4361346B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5311010B2 (ja) * 2008-09-01 2013-10-09 トヨタ自動車株式会社 積込装置
EP2770394B1 (en) * 2009-01-17 2019-08-07 Boomerang Systems, Inc. Automated storage system
JP4928620B2 (ja) * 2010-05-10 2012-05-09 義久 古田 物品収納ケース
JP2016003049A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 三甲株式会社 樹脂成形品
JP2016199296A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 三甲株式会社 折畳み容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005138883A (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11279518B2 (en) Stackable system container and transport system
JP2003210286A (ja) 物品収納具及び物品収納棚
US8675302B2 (en) Cartridge magazine for library system and library system with cartridge theft prevention mechanism
JP5103713B2 (ja) 回路板収容バッグ及びその収納棚
EP0627738A2 (en) A magazine for storing cartridges, and a cartridge processing device
EP3489168A1 (en) Container cover and container
JPS58139374A (ja) ビデオ/オ−デイオカ−トリツジまたはカセツト用ホルダ
EP2620380A1 (en) Collapsible container with door
JP4361346B2 (ja) 自動倉庫用コンテナ
US5090579A (en) Modular shelving system
JP3971791B2 (ja) テープカートリッジ用の収納ケース
US6971522B2 (en) Tablet case
JP4361345B2 (ja) 自動倉庫用コンテナ
US5358321A (en) Modular multi-media cabinet
EP0669877B1 (en) Cassette for binding strips
JP4894075B2 (ja) 物品収納装置
US7165685B2 (en) System, method, and apparatus for improved packaging of data tape cartridges
JPS61232804A (ja) 物品収納棚の落下防止装置
JP4149358B2 (ja) 収容容器
JPH07148040A (ja) 組立式引出しボックス
CN212379913U (zh) 一种存放方体包装盒的货架
CN213058281U (zh) 一种用于产品运输的物流包装箱
JP4076922B2 (ja) 自動倉庫用コンテナ装置
JPH0730503Y2 (ja) 古新聞等の整理ストッカ−
JP2019085194A (ja) 物品搬入出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050922

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050922

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050922

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4361346

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150821

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term