JP4361345B2 - 自動倉庫用コンテナ - Google Patents

自動倉庫用コンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP4361345B2
JP4361345B2 JP2003367121A JP2003367121A JP4361345B2 JP 4361345 B2 JP4361345 B2 JP 4361345B2 JP 2003367121 A JP2003367121 A JP 2003367121A JP 2003367121 A JP2003367121 A JP 2003367121A JP 4361345 B2 JP4361345 B2 JP 4361345B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
side wall
automatic warehouse
pair
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003367121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005132377A (ja
Inventor
吉弘 和田
広志 向後
信二 秋広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
Priority to JP2003367121A priority Critical patent/JP4361345B2/ja
Publication of JP2005132377A publication Critical patent/JP2005132377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4361345B2 publication Critical patent/JP4361345B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

本発明は、複数個の小物品を一つのコンテナ内に並べて収容し、さらにそのコンテナを自動倉庫の保管棚に格納し、必要に応じてコンテナごと取り出すのに好適な自動倉庫用コンテナに関するものである。
例えば、大型図書館などでは、多量の本を効率的に管理する必要があることから、これらの本を分類してコンテナ内に収容し、コンテナごと立体的な自動倉庫内に管理する場合がある。
また、図書館の本に限らず、コンピュータ用の記録済のテープ、放送用のビデオ、オーディオテープあるいは病院用のカルテなどのように、保管しようとする物品が小さくて数が多い場合には、これらをコンテナ内に収納した後、立体的な自動倉庫内に管理される場合がある。そして、必要に応じて自動倉庫内にコンテナを介して収容された小物品は、ロボットなどにより遠隔操作で取り出すことが行われている(特許文献1)。
図13は、特許文献1に採用された自動倉庫用コンテナの一例を示したもので、図14は図13の自動倉庫用コンテナを保管棚から出し入れするのに使用する物品保管装置の部分的側面図である。
例えば、自動倉庫で用いられるコンテナ13は、上方が開口した略箱形状に形成され、その内部に小ボックス26を介して、例えば幅狭のファイル、本などの小物品12が収容されている。
そして、このように多数の小物品12が小ボックス26を介して収容されたコンテナ13は、図14に示したような物品保管装置に構成された上下方向の格納棚1内に多段的に収容されている。
すなわち、この物品保管装置では、所定の幅で上下方向に形成された格納棚1とこれと隣接する格納棚1の間に、自走台車が通るだけの間隔4が確保されており、この間隔4内に物品搬出入機7が下方の走行レール5上に載せられており、この物品搬出入機7が上下の走行レール6,5に案内されて水平方向に自走し、かつ主枠8に沿って上下移動することにより、所定のコンテナ13が取り出されている。
このように構成された物品保管装置では、通常は格納棚1が1つに対し搬出入機7が1つ必要であり、格納棚1と搬出入機7とは一対一の関係にある。例えば図14において、中央の搬出入機7は、左側の格納棚1内に収容されたコンテナ13を操作し、所定のコンテナを取り出すように構成されている。なお、コンテナ13の取り出しには、搬出入機7に具備されたフック10により、コンテナ13の取っ手14が係止されて、コンテナ13が引き出されるようになっている。
このようにして、所定のコンテナ13を出し入れする従来の物品保管装置では、格納棚1の数だけ搬出入機7が必要で、その分、搬出入機7を多く必要であることことは勿論のこと、搬送ラインを多数設けることには限界があり、結果として、自動倉庫の収容効率が悪くなるという問題があった。
一方、このような自動倉庫用コンテナを用いる場合は、A4サイズあるいはB5サイズ
など、規格化された同じ大きさのものを収容するのが一般的であるが、例えば、通常B5サイズあるいはA4サイズと呼ばれるものであっても、多少大きいサイズのものもある。
このように、少し大きさの異なるものが混在していると、逆に間違ったサイズを気づかずに集めて収容してしまうという問題があった。
実公平2−18002号公報
本発明は、このような従来技術に伴う問題を解決するためになされたもので、設置場所の収容スペースを有効に利用して、限られた立体空間内に多量のコンテナを収容することができるとともに、自動倉庫用コンテナの内部に、高さの異なる物品が収容されるような場合に、作業者が直ぐに間違いであると判断して、誤作業を防止することができる自動倉庫用コンテナを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係る自動倉庫用コンテナは、
底板部と、該底板部から立設される一対の長側壁部16、18と、前記底板部から立設される一対の短側壁部22、24とにより、容器本体20aの上方面に物品の出入口が形成された自動倉庫用コンテナ20であって、
前記一対の長側壁部16、18の高さは、一方の長側壁部16が高く、他方の長側壁部18が低く設定されており、かつ前記高さの高い一方の長側壁部16の高さQは、前記容器本体20a内に収容される物品の高さQ’と略同じ高さに設定されており、前記一対の短側壁部22、24の高さは、同じ高さに設定されさらに
高さの低い前記他方の長側壁18側から見て、左側の左短側壁部22の外面と、これとは反対に右側の短側壁部24の外面とに、それぞれ着脱自在に嵌合される係止手段40が構成され
かつ前記係止手段40は、前記一対の短側壁部22、24の外面に、所定間隔離間して2組形成され、さらに前記係止手段40は、上下方向に互いに対向して配置された断面略L字状の一対の係止片46、46と、前記一対の係止片46、46の間に形成された凹所48内に着脱自在に係止される断面略T字状の係止凸部42と、から構成され、これら一対の係止片46および前記係止凸部42は、それぞれ前記一対の短側壁部22、24から外方に突出して形成されたものであり、
前記係止手段40は、前記容器本体20aを2つ同じ向きにして、短側壁部22、24同士を突き合わせて連結した場合に、容器本体20aを長手方向に引き出す力に対しては係合が解除されず、容器本体20aを短手方向にスライドさせる力に対しては、嵌合が解除されることを特徴としている。
係る構成による本発明によれば、複数の容器を直線状に連結して自動倉庫内に収容し、取り出す場合は、手前のコンテナを左右方向すなわち水平方向にスライドさせれば、2つのコンテナの連結を解除し、一方のコンテナのみを取り出すことができる。このように、本発明によれば、2つのコンテナを直線状に連結して収容することができるので、結果として、収容スペースの削減に寄与することができる。
また、これによりコンテナの収容効率を向上させることができる。
このような構成であれば、コンテナを左右方向に大きく移動させるのではなく、若干移動するだけで、連結されたコンテナの係合状態を解除することができる。したがって、連結された2つのコンテナから、一つのコンテナのみを容易に引き出すことが可能になる。
このような構成であれば、係止手段の構成が容易であるとともに、内部に多量の物品が保管されたコンテナ同士を連結しているような場合であっても、係止手段による連結に支障が生じるようなことはない。
このような構成であれば、作業者が間違った大きさのものを手に持ってコンテナに収容した場合に、その場で目視により、正しい大きさであるか、間違った大きさであるかの判断をコンテナの長側壁部の高さを基準にして行うことができる。
また、前記一対の長側壁部の外面には、これら長側壁部の長さ方向の中央部およびこの中央部を挟んで左右の領域を2つに分割する位置の近傍に、それぞれラベル装着用平面が形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、1つのコンテナ内をさらに2つに分けて分類するような場合に、全体の名称と、2つに小分けした名称とに分けて名称を付すことができる。例えば、2000年を全体とし、その半分を2000年前期、他の半分を2000年後期として分類したいような場合に便利である。
さらに、前記容器本体の開口端面には、2つの容器本体を上下逆にして開口面同士を重ね合わせた場合に、互いに移動不能に位置決めされる凹陥部と突部とからなる位置決め手段が構成されていることが好ましい。
係る構成によれば、空容器を重ねて保管する場合に、凹陥部と突部とで位置決めされるので、重ねたものが崩れてしまうことが防止される。
また、前記底板部裏面における長手方向両端部近傍には、近接する各端縁に向けて開口したコ字状凹所が形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、例えば自動倉庫の棚板が、挿入方向の手前側と背面側との両面が解放されているような場合であっても、コ字状凹所を位置規制片として使用することができる。
さらに、前記容器本体における一対の長側壁部の外側面に沿って、底板部から所定高さの位置に水平方向に連続した案内通路が形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、この案内通路を利用して保管棚に予め水平方向に沿って形成されたガイドを係止させることができる。したがって、このような構造であれば、保管棚を移動する最中に、コンテナがはずみで落下してしまうことがない。
さらに、前記容器本体の底板部上面には、内部の物品収容部を分割するコ字状部材の脚部を着脱自在に係止する案内溝が形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、所定の位置に自由に仕切り板を配置することができるので、1つのコンテナの収容スペースを任意の位置で分割することができる。
本発明によれば、コンテナを2つあるいはそれ以上のコンテナを直線状に並べて連結す
ることができるので、自動倉庫の収容スペースの削減に寄与することができる。また、連結された状態のコンテナ同士の係合を解除するには、一方のコンテナを左右方向すなわち水平方向にスライドさせれば良い。これにより、一つのコンテナのみを取り出すことができる。
また、係止手段を所定間隔離間して2組形成すれば、係合を解除させる場合のコンテナの移動距離を短く設定することができる。
さらに、前記係止手段を断面略L字状の一対の係止片と、断面略T字状の係止凸部とから構成すれば、簡単な構造で係止手段を構成することができる。
また、一方の長側壁部の高さを、ここに収容される物品の高さと略同じに設定すれば、間違った大きさの物品を手にした場合であっても、コンテナ内に収容したときに,コンテナの高さと物品の高さとの違いに気づくので、誤作業を防止することができる。
さらに、ラベルの装着面を中央に一つ、左右に一つずつ設ければ、一つのグループを、さらに2つのグループに分けて分類する場合の識別が容易である。
また、容器本体の開口端面に、上下逆にして重ね合わせた場合に互いに移動不能に位置決めされる凹陥部と突部とからなる位置決め手段が構成されていれば、空容器として保管する場合の脱落を防止することができる。
さらに、底板部の裏面に短辺側に開口したコ字状の凹所を形成しておけば、自動倉庫の棚板上でスライドさせるような場合に、位置規制片として機能させることができる。したがって、格納棚からコンテナを誤って落下させてしまうようなことを防止することができる。
さらに、前記容器本体の底板部上面には、内部の物品収容部を分割する仕切り板の脚部を着脱自在に係止する案内溝が形成されていれば、1つのコンテナ内を収容スペースを任意の位置で分割することができる。
以下、図面に示した実施例を参照しながら本発明について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る自動倉庫用コンテナ20に、本などのような幅の狭い物品30を収容した状態を示したもので,図2は、図1の状態を正面としたとき、そのコンテナ20を背面側から見たときの斜視図であり、図3は、図1のコンテナ20を裏面側からみたときの斜視図である。
容器本体20aは、底板部8と、この底板部8から立設された一対の長側壁部16,18と、一対の短側壁部22,24とにより構成され、容器本体20aの上方面に物品30の出し入れ口が形成されている。
一対の長側壁部16,18のうち、一方の長側壁部16は背が高く設定され、他方の長側壁部18は、これよりも背が低く設定されている。このうち、背面側に位置する長側壁部16の高さQは、物品30の高さQ’と略等しい高さに予め設定されている。なお、一対の短側壁部22,24は、背面側の長側壁部16に近接する部分が高く、手前側の長側壁部18に近接する部分が低くされ、全体としてL字をなすように形成されている。
このような容器本体20a内に収容される物品30は、例えば、B5サイズの本などで
ある。そして、この物品30の背表紙30aに本の題名などが記載されているとしても、背の低い手前の長側壁部18側から見れば、その記載を識別することができる。すなわち、実際の本の内容が識別される。
さらに、容器本体20aの底板部8および4側壁部16,18,22,24の外表面には、縦横のリブ27が形成されることにより、容器本体20aの強度が向上されている。容器本体20aにおいて、これらのリブ27は、全体的に形成されているが、一対の長側壁部16、18の中央部と、この中央部を挟んで左右の領域を、さらに2つに分割する位置には形成されておらず、そこにラベル装着用平面S1,S2,S3、…S6が確保されている。そして、ラベル装着用平面S1,S2,S3、およびこれに対向するラベル装着用平面
4,S5,S6などには、それぞれ必要な情報が記載されたラベルを貼着することができ
る。すなわち、中央のラベル装着用平面S1,S4に、例えば2000年、左右のラベル装着用平面S2,S3,S5,S6に、2000年前期、2000年後期などといった必要な情報が記載されたラベルあるいはバーコードを貼着すれば、このラベルあるいはバーコードを調べることにより、収容された物品30の内容を判断することができる。
一方、容器本体20aの長側壁部18のコーナ部A、A’から距離Pだけ、背面側の長側壁部16側に近づいた位置には、突部28,28が形成されている。さらに、これと同様に、背面側の背の高い長側壁部16のコーナ部B,B’から距離Pだけ、内方に入った位置に、それぞれ凹陥部32,32が形成されている。
このような対称位置に形成された突部28と凹陥部32との組を開口端面に2つ形成しておくことにより、例えば、図4に示したように、このような容器本体20a,20aを上下逆の姿勢で重ね合わせれば、突部28と凹陥部32とが嵌合されるので、確実な位置決めがなされ、嵌合状態が容易に外れてしまうことはない。これにより、2つの空容器を効率的に保管することができる。
次に、本発明の要部である一対の短側壁部22、24間に構成された係止手段40の構成と、その他の構成について説明する。
係止手段40は、図1、図2および図6に良く示されているように、一方の短側壁部22に形成された断面略T字状の係止凸部42と、他方の短側壁部24に上下に配置された一対の断面略L字状の係止片46,46との間に構成されている。すなわち、上下に対向して形成された一対の係止片46,46の間に形成された凹所48内に、略T字状の係止凸部42が水平方向から挿入されることにより、容器本体20aの長手方向(図6におけるY−Y方向)には係合が解除されず、逆に、図6の紙面に対して直角な方向(短手方向)には係合が解除されるように構成されている。
また、このようにして構成される係止手段40は、短側壁部22、24の幅方向全体にではなく、両端部に部分的に形成されることにより、一方の容器本体20aを他方の容器本体20aに対して水平方向に若干動かすだけで、係合が解除される。
すなわち、図5に示したように、容器本体20aを2つ並べて一方を紙面に対して直角な方向にスライドさせれば、係止手段40を解除したり、構成したりすることができる。
なお、断面T字状の係止凸部42および断面略L字状の係止片46の角部、あるいは底板部8の角部などには、それぞれ斜面あるいはテーパーRが形成され、引っ掛かりが防止されている。
さらに、本実施例による容器本体20aには、一対の長側壁部16,18を囲繞するよ
うに底板部8から所定高さの位置に、水平方向に連続して幅狭の案内通路44が形成されている。この案内通路44は、一対の長側壁部16,18の底部側に所定間隔置きに形成された側壁ブロック50の上面と、同じく一対の長側壁部16,18の最も低い位置に連続して水平方向に形成されたリブ27との間に形成されたもので、その高さcは、図7に示したように、自動倉庫の棚板などに具備された断面T字状のガイド60をスムースに案内できる高さが確保されている。換言すれば、この高さCの範囲には、縦方向のリブ27が形成されていない。
また、本実施例による容器本体20aでは、図3に示したように、底板部8の四隅部近傍に、短側壁部22,24側に開口したコ字状凹所56が形成されている。このようなコ字状凹所56は、後述するように、自動倉庫の棚板上で長手方向にスライドさせた場合の、位置決め用ストッパとして使用されるものである。
また、上記した本実施例による側壁ブロック50は、容器本体20aの周囲の側壁部から若干外方に突出して形成されており、角部に相当する部分には適宜な斜面あるいはテーパーRが形成されているが、このような側壁ブロック50が容器本体20aの周囲に形成されることにより、2つの容器本体20aが近接して配置された場合の引っ掛かりが防止されている。
本実施例による自動倉庫用コンテナ20は、上記のように形成されているが、以下に、この作用について説明する。
ここで、本実施例の自動倉庫用コンテナ20内に収容される物品30は、B5サイズの本であるとする。作業者は、B5サイズの本を手にとって、手作業で順番にコンテナ本体20a内に収容していく。このとき、違う大きき、例えば、A4サイズのものを手にしても間違いであることを直ぐに判断することが出来ない場合も生じ得る。このような場合に、本実施例によれば、例えば、A4サイズの本を気づかずに手に持ったとしても、コンテナ本体20a内に物品30を収納した時点で、長側壁16の高さQと物品30の高さQ’とが同一でないことが判断できる。したがって、コンテナ20の高さQと物品30の高さQ’とが異なる場合に、間違ったものを手にしたことを作業者は判断することができる。
一方、図5に示したように、容器本体20aを長さ方向に2つ突き合わせるとともに、その突き合わせ部において、係止凸部42と係止片46とを組み付ければ、ここに係止手段40が構成される。したがって、本実施例によれば、例えば、図14に示したような自動倉庫の格納棚1内にコンテナ20を収容する場合に、2つの容器本体20aを連結した状態で収容することができる。
したがって、このように2つあるいはそれ以上連結して収容すれば、収容効率を向上させることができる。なお、フック10により水平方向に引き出してくる場合は、連結された2つの容器本体20aが引き出されてくるが、その一方を左右方向(短手方向)にスライドさせることにより、その係合を解除することができるので、結局は、一つの容器本体20aを操作することが可能になる。
さらに、本実施例によれば、容器本体20aの連結体は、格納棚1を水平方向に走行される場合に、例えば、図7に示したように、予め自動倉庫側にT字状のガイド60を設けておけば、この案内通路44を利用してガイド60を係止させることができる。したがって、走行中に容器本体20aがジャンプしたりすることがガイド60で規制されるので、落下を防ぐことができる。
さらに、コンテナ20を格納棚1に沿って水平方向に押し込んだ場合に、図8に概略的
に示したように、底板部8の両端部に形成したコ字状凹所56、56が予め格納棚1に形成されたストッパ68に到達した場合に、このストッパ68で捕捉されるので、それ以上コンテナ20が図8において右方向に移動することはない。したがって、容器本体20aを矢印方向に押圧する力Fが、仮に大きいとしても、コンテナ本体20aが勢い余って格納棚1から落下してしまうようなことはない。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。
例えば、上記実施例では、底板部8は平坦に形成されているが、この底板部8は、格子状のリブで形成されていても良い。また、図9に示したように、底板部8を仕切り板70により左右に分割することもできる。また、左右に分割されたスペースに、案内溝72を設け、この案内溝72内にブックエンドに相当するコ字状部材74を着脱自在に装着することもできる。
さらに、上記実施例では、係止凸部42は断面略T字状に形成されているが、図10に示したように、棒状部分42a,42aを2本設ければ、係止凸部42の強度を向上させることができる。
また、上記実施例では、長側壁部16の開口端面は直線状すなわち同じ高さに形成されているが、図11に示したように、この開口端面に段差を設け、ここに一対の凸部76a,76aを設けることもできる。
このような一対の凸部76a,76aを設ければ、B5サイズに比べて若干大きいA4サイズのような物品でも、背の高さを合致させることができる。
さらに、このような一対の凸部76a,76aを設ければ、図12に示したように、上方の容器本体20aを下方の容器本体20aに対して若干位置をずらして重ね合わせれば、これらの凸部76a,76aが壁となるので、嵌合状態を確実にすることができる。なお、このように前後方向に若干ずらして重ね合わせれば、上下の容器本体間に、隙間Tを設けることができるので、この隙間Tから内部の様子を確認することもできる。
また、上記実施例では、物品30として本を例にして説明したが、物品30は本に限定されず、幅狭の種々の物品を収容するのに好適である。
さらに、このようなコンテナ20の構成は、金型設計上にも極めて有効である。
すなわち、高さの異なるコンテナを構成する場合に、図11に示したように、上下に分けて、下側のXの範囲を共通の金型とし、上側のYの範囲で高さや形状を変更することができるので、コスト的にも安価である。
図1は本発明の一実施例による自動倉庫用コンテナの斜視図である。 図2は図1に示した自動倉庫用コンテナを背面側から見たときの斜視図である。 図3は図1に示した自動倉庫用コンテナを裏面側から見たときの斜視図である。 図4は図1に示した自動倉庫用コンテナを上下逆にして2つ重ね合わせたときの斜視図である。 図5は図1に示した自動倉庫用コンテナを2個連結したときの正面図である。 図6は2つの容器本体を2個連結したときの拡大図である。 図7は、コンテナが自動倉庫側に設けたガイドに案内される様子を示す概略図である。 図8は、コンテナが自動倉庫の棚板上で位置決めされる様子を示した概略図である。 図9は本発明の他の実施例を示した斜視図である。 図10は、連結手段の変形例を示した概略図である。 図11はさらに他の実施例による自動倉庫用コンテナの斜視図である。 図12は図11に示した自動倉庫用コンテナを2個組み付けたときの斜視図である。 図13は実公平2−18002号公報に開示された従来の自動倉庫用コンテナの斜視図である。 図14は同じく実公平2−18002号公報に開示された自動倉庫の一部を示す部分正面図である。
符号の説明
1 格納棚
4 間隔
7 搬出入機
8 底板部
16,18 長側壁部
20 コンテナ
20a 容器本体
22,24 短側壁部
28 突部
30 物品
30a 背表紙
32 凹陥部
40 係止手段
42 係止凸部
42a 棒状部分
44 案内通路
46 係止片
48 凹所
56 コ字状凹所
60 ガイド
68 ストッパ
70 仕切り板
72 案内溝
76a 凸部
R テーパー
1,S2,S3 ラベル装着用平面
4,S5,S6 ラベル装着用平面
T 隙間

Claims (6)

  1. 底板部(8)と、該底板部(8)から立設される一対の長側壁部(16)、(18)と、前記底板部(8)から立設される一対の短側壁部(22)、(24)とにより、容器本体(20a)の上方面に物品の出入口が形成された自動倉庫用コンテナ(20)であって、
    前記一対の長側壁部(16)、(18)の高さは、一方の長側壁部(16)が高く、他方の長側壁部(18)が低く設定されており、かつ前記高さの高い一方の長側壁部(16)の高さ(Q)は、前記容器本体(20a)内に収容される物品(30)の高さ(Q’)と略等しい高さに設定されており、前記一対の短側壁部(22)、(24)の高さは、同じ高さに設定されさらに
    高さの低い前記他方の長側壁(18)側から見て、左側の短側壁部(22)の外面と、これとは反対に右側の短側壁部(24)の外面とに、それぞれ着脱自在に嵌合される係止手段(40)が構成され
    前記係止手段(40)は、前記一対の短側壁部(22)、(24)の外面に、所定間隔離間して2組形成され、さらに前記係止手段(40)は、上下方向に互いに対向して配置された断面略L字状の一対の係止片(46)、(46)と、前記一対の係止片(46)、(46)の間に形成された凹所(48)内に着脱自在に係止される断面略T字状の係止凸部(42)と、から構成され、これら一対の係止片(46)および前記係止凸部(42)は、それぞれ前記一対の短側壁部(22)、(24)から外方に突出して形成されたものであり、
    前記係止手段(40)は、前記容器本体(20a)を2つ同じ向きにして、短側壁部(22)、(24)同士を突き合わせて連結した場合に、容器本体(20a)を長手方向に引き出す力に対しては係合が解除されず、容器本体(20a)を短手方向にスライドさせる力に対しては、嵌合が解除されることを特徴とする自動倉庫用コンテナ。
  2. 前記一対の長側壁部(16)、(18)の外面には、これら長側壁部(16)、(18)の長さ方向の中央部およびこの中央部を挟んで左右の領域を2つに分割する位置の近傍に、それぞれラベル装着用平面(S1)、(S2)、(S3)、(S4)、(S5)、(S6)が形成されていることを特徴とする請求項に記載の自動倉庫用コンテナ。
  3. 前記容器本体(20a)の開口端面には、2つの容器本体(20a)、(20a)を上下逆にして開口面同士を重ね合わせた場合に、互いに移動不能に位置決めされる凹陥部(32)と突部(28)とからなる位置決め手段が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫用コンテナ。
  4. 前記底板部(8)裏面における両端部近傍には、近接する端縁に向けて開口したコ字状凹所(56)、(56)、(56)、(56)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫用コンテナ。
  5. 前記容器本体(20a)における一対の長側壁部(16)、(18)の外側面に沿って、底板部(8)から所定高さの位置に水平方向に連続した案内通路(44)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫用コンテナ。
  6. 前記容器本体(20a)の底板部(8)上面には、内部の物品収容部を分割するコ字状部材(74)の脚部を着脱自在に係止する案内溝(72)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫用コンテナ。
JP2003367121A 2003-10-28 2003-10-28 自動倉庫用コンテナ Expired - Lifetime JP4361345B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003367121A JP4361345B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 自動倉庫用コンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003367121A JP4361345B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 自動倉庫用コンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005132377A JP2005132377A (ja) 2005-05-26
JP4361345B2 true JP4361345B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=34645221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003367121A Expired - Lifetime JP4361345B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 自動倉庫用コンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4361345B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011207485A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Japan Crown Cork Co Ltd 連結機能付ヒンジ容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005132377A (ja) 2005-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003210286A (ja) 物品収納具及び物品収納棚
US4266834A (en) Filing arrangement
KR850001461B1 (ko) 오디오/비데오 마그네틱 테이프 케이스의 보관장치
US4730735A (en) Tape storage system
US5253756A (en) Container for data-storage devices
CA1203208A (en) Storage system for either boxed or unboxed cassettes
JPS61150908A (ja) 物品保管装置
US6340086B1 (en) Media storage apparatus
US2676861A (en) Filing case
JP4361346B2 (ja) 自動倉庫用コンテナ
JP4361345B2 (ja) 自動倉庫用コンテナ
JP4409510B2 (ja) 錠剤ケース
JPH0536319B2 (ja)
US5358321A (en) Modular multi-media cabinet
US20140265787A1 (en) Computer monitor stand having an internal tray
EP0138576A2 (en) Magnetic type cartridge carrier
US4887725A (en) Storage rack assembly
JP4149358B2 (ja) 収容容器
US7165685B2 (en) System, method, and apparatus for improved packaging of data tape cartridges
JPS61232804A (ja) 物品収納棚の落下防止装置
JPH0730503Y2 (ja) 古新聞等の整理ストッカ−
JP4894075B2 (ja) 物品収納装置
KR200238181Y1 (ko) 수납상자
JP4076922B2 (ja) 自動倉庫用コンテナ装置
KR910006014Y1 (ko) 소형 물품용 케리어 박스

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050922

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050922

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050922

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4361345

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150821

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term