JP4701729B2 - 液体移送装置 - Google Patents
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Description
まず、インクジェットヘッド1を備えたインクジェットプリンタ100について簡単に説明する。図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、図1の左右方向に移動可能なキャリッジ101と、このキャリッジ101に設けられて記録用紙Pに対してインクを吐出するシリアル式のインクジェットヘッド1と、記録用紙Pを図1の前方へ搬送する搬送ローラ102等を備えている。インクジェットヘッド1は、キャリッジ101と一体的に左右方向(走査方向)へ移動して、その下面のインク吐出面に形成されたノズル20(図2〜図7参照)の出射口から記録用紙Pに対してインクを吐出する。そして、インクジェットヘッド1により記録された記録用紙Pは、搬送ローラ102により前方(紙送り方向)へ排出される。
図2〜図7に示すように、インクジェットヘッド1は、圧力室14を含む個別インク流路21(図5参照)が形成された流路ユニット2と、この流路ユニット2の上面に配置された圧電アクチュエータ3とを備えている。
1]凸部は、前記実施形態の凸部41,42のような形状のものに限られず、インク流入口14a及びインク流出口14bと重なる領域において、圧力室14の縁から内側へ突出状に延在するものであれば、種々の形状のものを採用できる。例えば、図8に示すように、先端が丸まっておらず、尖った形状に形成された凸部41A,42Aであってもよい(変更形態1)。また、図9に示すように、インク流出口14b側の凸部42Bは、その先端が連通孔16の中心(ノズル20)と重なる位置まで届かない、短い長さのものであってもよい(変更形態2)。あるいは、図10に示すように、凸部41C,42Cが、連通孔15,16をそれぞれ横切るような長いものであってもよい(変更形態3)。
2 流路ユニット
3,3F,3G 圧電アクチュエータ
10 キャビティプレート
14,14F,14G 圧力室
14a インク流入口
14b インク流出口
30,30F,30G,30H 振動板
31,31D 圧電層
32 個別電極
34 共通電極
41,41A,41B,41C,41F,41G,41H 凸部
42,42A,42B,42C,42F,42G,42H 凸部
51 凹部
52,52H 溝
61,62 凸部
Claims (8)
- それぞれが液体流入口及び液体流出口を有する複数の圧力室が平面に沿って形成された流路ユニットと、この流路ユニットの一表面に配置され、前記圧力室の容積を変化させてその内部の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備え、
前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆う振動板、この振動板の前記圧力室と反対側に配置された圧電層、前記複数の圧力室に夫々対応する複数の個別電極、及び、これら複数の個別電極との間で前記圧電層を挟む共通電極を有し、
前記液体流入口と前記液体流出口は、前記平面に直交する方向から見て、前記圧力室の縁の近傍に配置され、
前記流路ユニットは、前記複数の圧力室が形成され、且つ、前記振動板と積層される圧力室プレートを有し、
前記圧力室プレートには、
前記平面に直交する方向から見て、前記液体流入口と重なる領域と前記液体流出口と重なる領域の少なくとも一方に、前記振動板の前記圧力室側の面に接しており、前記圧力室の縁から、その内側へ向いた所定の一方向に沿って延在し、前記平面に直交する方向から見て前記圧力室の内側に突き出した凸部が設けられ、
前記平面に直交する方向から見て、前記圧力室の縁から遠ざかるほど、前記凸部の前記所定の一方向と直交する方向の幅が小さくなっていることを特徴とする液体移送装置。 - 前記凸部は、前記振動板から離れる側ほど細くなるテーパー状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
- それぞれが液体流入口及び液体流出口を有する複数の圧力室が平面に沿って形成された流路ユニットと、この流路ユニットの一表面に配置され、前記圧力室の容積を変化させてその内部の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備え、
前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆う振動板、この振動板の前記圧力室と反対側に配置された圧電層、前記複数の圧力室に夫々対応する複数の個別電極、及び、これら複数の個別電極との間で前記圧電層を挟む共通電極を有し、
前記液体流入口と前記液体流出口は、前記平面に直交する方向から見て、前記圧力室の縁の近傍に配置され、
前記振動板には、
前記平面に直交する方向から見て、前記液体流入口と重なる領域と前記液体流出口と重なる領域の少なくとも一方に、前記圧力室の縁から、その内側へ向いた所定の一方向に沿って延在し、前記平面に直交する方向から見て前記圧力室の内側に突き出した凸部が設けられ、
前記平面に直交する方向から見て、前記圧力室の縁から遠ざかるほど、前記凸部の前記所定の一方向と直交する方向の幅が小さくなっていることを特徴とする液体移送装置。 - 前記凸部は、前記平面に直交する方向から見て、前記液体流入口と重なる領域と前記液体流出口と重なる領域の両方に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液体移送装置。
- 各圧力室は、前記平面に直交する方向から見て、一方向に細長い形状に形成され、
前記液体流入口及び前記液体流出口は、前記圧力室の縁の近傍で、且つ、前記圧力室の長手方向に関して向かい合う位置に配置されており、
前記凸部は、前記圧力室の縁から前記長手方向に沿って延在していることを特徴とする請求項4に記載の液体移送装置。 - 前記凸部は、前記圧力室の縁のうち、最も上流側に位置する部分及び最も下流側に位置する部分から、それぞれ前記圧力室の長手方向に沿って延在していることを特徴とする請求項5に記載の液体移送装置。
- 前記振動板の前記圧力室側の面の、前記平面に直交する方向から見て、各圧力室と重なり且つ前記凸部と重ならない領域には、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の液体移送装置。
- 前記個別電極は、前記平面に直交する方向から見て、対応する前記圧力室の中央部と重なる領域に配置され、
前記凹部は、各圧力室の縁よりも内側で且つ前記個別電極と前記共通電極の両方と重なる領域よりも外側の領域において、前記圧力室の縁に沿って延びる溝であることを特徴とする請求項7に記載の液体移送装置。
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