JP2006205621A - 液体移送装置 - Google Patents

液体移送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006205621A
JP2006205621A JP2005022744A JP2005022744A JP2006205621A JP 2006205621 A JP2006205621 A JP 2006205621A JP 2005022744 A JP2005022744 A JP 2005022744A JP 2005022744 A JP2005022744 A JP 2005022744A JP 2006205621 A JP2006205621 A JP 2006205621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure chamber
ink
liquid
diaphragm
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005022744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4701729B2 (ja
Inventor
Hiroto Sugawara
宏人 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005022744A priority Critical patent/JP4701729B2/ja
Publication of JP2006205621A publication Critical patent/JP2006205621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4701729B2 publication Critical patent/JP4701729B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】 圧力室内に侵入した気泡をより確実に排出することのできる液体移送装置を提供すること。
【解決手段】 圧力室14のインク流入口14aとインク流出口14bは、圧力室14の縁の近傍に配置され、インク流入口14aと重なる領域とインク流出口14bと重なる領域には、圧力室14の縁から、その長手方向に沿って内側へ延在する凸部41,42がそれぞれ設けられている。そのため、インク流入口14a付近、及び、インク流出口14b付近におけるインクの流速が高められ、気泡が排出されやすくなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、液体に圧力を付与して移送する液体移送装置に関する。
液体に圧力を付与して移送する液体移送装置として、ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドが知られている。また、このインクジェットヘッドとしては、ノズルに連通する圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室内のインクに圧力を付与する圧電アクチュエータとを備えているものがある。ここで、一般的な圧電アクチュエータは、圧力室を覆う振動板と、この振動板の表面に形成されたチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電素子等を有し、圧電素子に電界が作用したときに生じる変形を利用して振動板を変形させて、圧力室内のインクに圧力を付与するように構成されている。
ところで、前述したようなインクジェットヘッドにおいて、流路ユニットに連なるインクカートリッジを交換する際などに流路ユニット内に気泡が侵入して、その気泡が圧力室内に滞留してしまうこともある。このような状態では、圧電アクチュエータにより圧力室内のインクに圧力を付与する際に、その圧力の一部が気泡により吸収されてしまう。すると、インクの液滴がノズルから正常な速度で噴射されなくなり、場合によっては、液滴が全く噴射されなくなってしまう。そこで、一般的なインクジェットヘッドは、圧力室内に滞留する気泡をインクとともにノズルから強制的に排出する、いわゆる、パージ動作を実行可能に構成されている。
しかしながら、圧力室のインク流入口、あるいは、インク流出口付近では、インクの流れが変化するためにインクがよどみやすく、インク流速が局所的に低くなる傾向があり、一度のパージ動作で、インク流入口及びインク流出口付近に滞留する気泡を完全に排出することは難しい。そのため、前述のパージ動作を何度も繰り返し行う必要があり、その分、インクを余計に消費してしまうことになっていた。
そこで、その内部に気泡が滞留しにくい構造の圧力室を有するインクジェットヘッドが提案されている。例えば、特許文献1に記載のインクジェットヘッドにおいては、圧力室は略長円(楕円)形状に形成されており、この圧力室の長手方向両端部において、圧力室の縁の近傍に、インク流入口及びインク流出口がそれぞれ配置されている。ここで、この圧力室を形成する流路部材には、インク流出口側の圧力室の端部から水平に延在する凸部が形成されている。また、この凸部は、平面視で、圧力室の縁にほぼ沿うように湾曲した略三日月状に形成されている。そのため、このような凸部が設けられたインク流出口付近に気泡が滞留しにくくなっている。
特開平9−226120号公報(図3)
しかしながら、前述した特許文献1のインクジェットヘッドでは、圧力室内に突出した凸部の平面形状は、圧力室の縁にほぼ沿うように三日月状に湾曲している。従って、この凸部の内面(湾曲面)にインクのよどみが生じて、気泡が滞留してしまう虞がある。特に、この特許文献1のインクジェットヘッドのように、圧力室が長手方向に延びる中心線に対して対称な形状に形成されている場合には、この圧力室内の流れが線対称な流れとなる。そして、その線対称な流れがインク流出口付近に設けられた三日月状の凸部内面において衝突して、凸部内面に流速がほぼ0となる点(よどみ点)が生じてしまうと、この部分に滞留する気泡を排出することが困難になる。
本発明の目的は、圧力室内に侵入した気泡をより確実に排出することのできる液体移送装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の液体移送装置は、それぞれが液体流入口及び液体流出口を有する複数の圧力室が平面に沿って形成された流路ユニットと、この流路ユニットの一表面に配置され、前記圧力室の容積を変化させてその内部の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備え、前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆う振動板、この振動板の前記圧力室と反対側に配置された圧電層、前記複数の圧力室に夫々対応する複数の個別電極、及び、これら複数の個別電極との間で前記圧電層を挟む共通電極を有し、前記液体流入口と前記液体流出口は、前記平面に直交する方向から見て、前記圧力室の縁の近傍に配置され、前記平面に直交する方向から見て、前記液体流入口と重なる領域と前記液体流出口と重なる領域の少なくとも一方に、前記圧力室の縁から、その内側へ向いた所定の一方向に沿って延在する凸部が設けられていることを特徴とするものである。
この液体移送装置において、複数の個別電極に対して選択的に駆動電圧が印加されると、駆動電圧が印加された個別電極と共通電極との間に位置する圧電層の部分(駆動部)には、分極方向である厚み方向に平行な電界が生じる。すると、この駆動部が厚み方向に伸びて面と平行な方向に縮み、この駆動部の変形に伴って振動板が変形することから、圧力室の容積が変化してその内部の液体に圧力が付与される。
ここで、液体流入口と液体流出口は、圧力室の縁の近傍に配置されているために、これら液体流入口や液体流出口においては液体がよどみやすくなり、圧力室内に侵入した気泡が滞留しやすい。しかし、振動板の圧力室側の面の、液体流入口と重なる領域、あるいは、液体流出口と重なる領域には、圧力室の縁からその内側へ延在する凸部が設けられている。そのため、この凸部により、液体流入口、あるいは、液体流出口付近の流路面積が狭まって液体の流速が局所的に高められる。さらに、圧力室の内側へ向いた所定の一方向に沿って凸部が延在しているため、液体の流れが、液体流入口付近、あるいは、液体流出口付近で衝突するのが凸部により阻止されるため、よどみが生じにくくなる。従って、液体流入口、あるいは、液体流出口付近に気泡が滞留しにくくなり、パージ動作時に気泡が確実に排出される。
第2の発明の液体移送装置は、前記第1の発明において、前記凸部は、前記平面に直交する方向から見て、前記液体流入口と重なる領域と前記液体流出口と重なる領域の両方に設けられていることを特徴とするものである。従って、液体流入口と液体流出口の両方において液体の流速が高くなるとともによどみも生じにくくなるため、圧力室内に侵入した気泡が液体流入口付近及び液体流出口付近に滞留しにくくなり、パージ動作時に圧力室内の気泡がより確実に排出される。
第3の発明の液体移送装置は、前記第2の発明において、各圧力室は、前記平面に直交する方向から見て、一方向に細長い形状に形成され、前記液体流入口及び前記液体流出口は、前記圧力室の縁の近傍で、且つ、前記圧力室の長手方向に関して向かい合う位置に配置されており、前記凸部は、前記圧力室の縁から前記長手方向に沿って延在していることを特徴とするものである。圧力室内で発生する圧力波の伝播時間が短すぎると所望の量の液体を移送することができなくなる虞があることから、圧力室が一方向に細長い形状に形成されている場合には、その内部での圧力波の伝播時間をある程度大きくするために、圧力室の長手方向両端部に液体流入口及び液体流出口が形成されていることが好ましい。但し、この場合には、圧力室の縁の近傍に設けられた液体流入口及び液体流出口付近(特に、圧力室内における液体の線対称な流れが衝突して、速度が0となる液体流出口付近)で液体がよどみやすくなる。しかし、この第3の発明においては、凸部により、液体流入口付近及び液体流出口付近において、液体の流れが衝突するのが阻止されるため、よどみが生じにくくなる。
第4の発明の液体移送装置は、前記第3の発明において、前記凸部は、前記圧力室の縁のうち、最も上流側に位置する部分及び最も下流側に位置する部分から、それぞれ前記圧力室の長手方向に沿って延在していることを特徴とするものである。圧力室の縁のうち、最も上流側に位置する部分及び最も下流側に位置する部分においては、一般的に液体がよどみやすくなるが、この部分から圧力室の長手方向に沿って凸部が延在しているため、よどみが生じにくくなって、気泡の滞留が防止される。
第5の発明の液体移送装置は、前記第1〜第4の何れかの発明において、前記凸部は、前記振動板の前記圧力室側の面に接しており、さらに、前記振動板から離れる側ほど細くなるテーパー状に形成されていることを特徴とするものである。従って、凸部と振動板との間の隅部の角度が90度より大きくなるため、この隅部に気泡が滞留しにくくなり、気泡をより確実に排出できる。
第6の発明の液体移送装置は、前記第1〜第5の何れかの発明において、前記振動板の前記圧力室側の面の、前記平面に直交する方向から見て、各圧力室と重なり且つ前記凸部と重ならない領域には、凹部が形成されていることを特徴とするものである。この場合には、この凹部が形成された、圧力室と重なる領域における振動板の厚さがそれ以外の部分における厚さよりも薄くなっており、振動板の剛性が部分的に低下している。そのため、圧電層の個別電極と共通電極とに挟まれた部分(駆動部)が変形したときに、振動板がより変形しやすくなることから、圧電アクチュエータの駆動効率が向上する。
第7の発明の液体移送装置は、前記第6の発明において、前記個別電極は、前記平面に直交する方向から見て、対応する前記圧力室の中央部と重なる領域に配置され、前記凹部は、各圧力室の縁よりも内側で且つ前記個別電極と前記共通電極の両方と重なる領域よりも外側の領域において、前記圧力室の縁に沿って延びる溝であることを特徴とするものである。このように、振動板の圧力室側の面の、個別電極と共通電極の両方と重なる領域よりも外側の領域(駆動部の外側の領域)に溝が形成されていることから、駆動部の外側の領域の剛性がその他の部分よりも低下している。従って、駆動部が変形したときに振動板がより変形しやすくなり、圧電アクチュエータの駆動効率が向上する。また、駆動部の外側の領域において振動板の剛性が低下していることから、ある圧力室に対向する圧電層の駆動部が変形した場合に、この変形が、隣接する別の圧力室に対向する圧電層及び振動板の部分に伝播する現象、いわゆる、クロストークが抑制される。従って、クロストークに起因して生じる、液滴速度や液滴体積等のインク吐出特性のばらつきが小さくなり、印字品質の低下が防止される。
尚、前述の第1〜第7の何れかの発明において、前記凸部が、前記複数の圧力室が形成された圧力室プレートに一体形成されていてもよい(第8の発明)。あるいは、前記凸部が、前記振動板に一体形成されていてもよい(第9の発明)。これらの発明によれば、凸部が圧力室プレートや振動板とは別の部材で形成される場合に比べて、液体移送装置の構成が簡単になる。
本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、液体移送装置として、ノズルから記録用紙にインクを吐出するインクジェットヘッドに本発明を適用した一例である。
まず、インクジェットヘッド1を備えたインクジェットプリンタ100について簡単に説明する。図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、図1の左右方向に移動可能なキャリッジ101と、このキャリッジ101に設けられて記録用紙Pに対してインクを吐出するシリアル式のインクジェットヘッド1と、記録用紙Pを図1の前方へ搬送する搬送ローラ102等を備えている。インクジェットヘッド1は、キャリッジ101と一体的に左右方向(走査方向)へ移動して、その下面のインク吐出面に形成されたノズル20(図2〜図7参照)の出射口から記録用紙Pに対してインクを吐出する。そして、インクジェットヘッド1により記録された記録用紙Pは、搬送ローラ102により前方(紙送り方向)へ排出される。
次に、インクジェットヘッド1について詳細に説明する。
図2〜図7に示すように、インクジェットヘッド1は、圧力室14を含む個別インク流路21(図5参照)が形成された流路ユニット2と、この流路ユニット2の上面に配置された圧電アクチュエータ3とを備えている。
まず、流路ユニット2について説明する。図5〜図7に示すように、流路ユニット2はキャビティプレート10、ベースプレート11、マニホールドプレート12、及びノズルプレート13を備えており、これら4枚のプレート10〜13が積層状態で接合されている。このうち、キャビティプレート10、ベースプレート11及びマニホールドプレート12はステンレス鋼製の板であり、これら3枚のプレート10〜12に、後述するマニホールド17や圧力室14等のインク流路をエッチングにより容易に形成することができるようになっている。また、ノズルプレート13は、例えば、ポリイミド等の高分子合成樹脂材料により形成され、マニホールドプレート12の下面に接着される。あるいは、このノズルプレート13も、3枚のプレート10〜12と同様にステンレス鋼等の金属材料で形成されていてもよい。
図2〜図7に示すように、キャビティプレート10(圧力室プレート)には、平面に沿って配列された複数の圧力室14が形成されており、これら複数の圧力室14は、後述の振動板30側(図5の上方)へ開口している。また、複数の圧力室14は、紙送り方向(図2の上下方向)に2列に配列されている。各圧力室14は、平面視で走査方向(図2の左右方向)に長い、略楕円形状に形成されている。
各圧力室14は、インク流入口14a(液体流入口)とインク流出口14b(液体流出口)とを有する。ここで、後述の圧電アクチュエータ3により圧力室14内のインクに圧力が付与されたときに、圧力室14内で発生する圧力波の伝播時間が短すぎると所望の量のインクをノズル20から吐出することができなくなる虞がある。そのため、圧力室14内での圧力波の伝播時間をある程度大きくするために、インク流入口14aとインク流出口14bの離隔距離はできるだけ大きいことが好ましい。そこで、本実施形態のインクジェットヘッド1においては、インク流入口14a及びインク流出口14bは、圧力室14の縁の近傍で、且つ、圧力室14の長手方向両端部に夫々配置されており、圧力室14の長手方向に関して互いに向かい合っている。即ち、図2の左側に配列された圧力室14においては、その左端部にインク流入口14aが配置され、その右端部にインク流出口14bが配置されている。一方、図2の右側に配列された圧力室14においては、その右端部にインク流入口14aが配置され、その左端部にインク流出口14bが配置されている。
さらに、図3〜図5、及び、図7に示すように、平面視で(複数の圧力室14が配置された平面と直交する方向から見て)、インク流入口14a(後述の連通孔15の上側開口)と重なる領域と、インク流出口14b(後述の連通孔16の上側開口)と重なる領域に、それぞれ圧力室14の縁からその長手方向に沿って内側へ延在する凸部41,42が設けられている。これら凸部41,42は、インク流入口14a付近及びインク流出口14b付近に気泡が滞留しにくくするためのものであるが、その作用及び効果については後ほどさらに詳しく説明する。
図3〜図5、及び、図7に示すように、ベースプレート11の、平面視で圧力室14の両端部に重なる位置には、インク流入口14a及びインク流出口14bと夫々連通する連通孔15,16が形成されている。また、マニホールドプレート12には、紙送り方向(図2の上下方向)に延びるマニホールド17が形成されている。また、図2〜図5に示すように、マニホールド17は、平面視で、左側に配列された圧力室14の左半分、及び、右側に配列された圧力室14の右半分と夫々重なるように配置されている。そして、このマニホールド17は、後述の振動板30に形成されたインク供給口18が接続されており、流路ユニット2に接続されたインクカートリッジ(図示省略)からインク供給口18を介してインクが供給される。また、マニホールドプレート12の、複数の圧力室14のマニホールド17と反対側の端部と夫々重なる位置には、複数の連通孔16に連なる複数の連通孔19も形成されている。さらに、ノズルプレート13の、平面視で複数の連通孔19に夫々重なる位置には、複数のノズル20が夫々形成されている。これらのノズル20は、例えば、ポリイミド等の高分子合成樹脂の基板にエキシマレーザー加工を施すことにより形成される。尚、連通孔16、連通孔19、及び、ノズル20は、平面視で、同心円状となるように夫々配置されている。
そして、図5に示すように、マニホールド17は連通孔15を介して圧力室14のインク流入口14aに連通し、さらに、圧力室14のインク流出口14bは、連通孔16,19を介してノズル20に連通している。このように、流路ユニット2内には、マニホールド17から圧力室14を経てノズル20に至る個別インク流路21が形成されている。
次に、圧電アクチュエータ3について説明する。図2、図3、図5〜図7に示すように、圧電アクチュエータ3は、流路ユニット2の上面に配置された振動板30と、この振動板30の上面(圧力室14と反対側の面)に形成された圧電層31と、この圧電層31の上面に複数の圧力室14に夫々対応して形成された複数の個別電極32とを備えている。
振動板30は、平面視で略矩形状の金属材料からなる板であり、例えば、ステンレス鋼等の鉄系合金、銅系合金、ニッケル系合金、あるいは、チタン系合金などからなる。この振動板30は、キャビティプレート10の上面に複数の圧力室14を覆うように配設され、キャビティプレート10の上面に接合されている。また、金属製の振動板30は導電性を有しており、この振動板30と個別電極32との間に挟まれた圧電層31に電界を作用させる共通電極を兼ねている。
振動板30の上面には、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との固溶体であり強誘電体であるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電層31が配置されている。図2、図3、図6、図7に示すように、この圧電層31は、振動板30の上面において、複数の圧力室14に亙って連続的に形成されている。ここで、圧電層31は、例えば、非常に小さな圧電材料の粒子を基板に吹き付けて高速で衝突させ、基板に堆積させるエアロゾルデポジション法(AD法)を用いて形成することができる。あるいは、スパッタ法、化学蒸着法(CVD法)、ゾルゲル法、あるいは、水熱合成法などにより形成することもできる。
圧電層31の上面には、圧力室14よりも一回り小さい楕円形の平面形状を有する複数の個別電極32が形成されている。これら複数の個別電極32は、平面視で、対応する圧力室14の中央部に重なる位置に夫々形成されている。また、個別電極32は金、銅、銀、パラジウム、白金、あるいは、チタンなどの導電性材料からなる。さらに、圧電層31の上面には、複数の個別電極32のマニホールド17側の端部から、個別電極32の長手方向(図2の左右方向)と平行に、対応する圧力室14の外側の領域まで夫々延びる複数の端子部35も形成されている。ここで、複数の個別電極32及び複数の端子部35は、例えば、スクリーン印刷、スパッタ法、あるいは、蒸着法等により形成することができる。複数の端子部35には、フレキシブルプリント配線板(Flexible Printed Circuit:FPC)等の可撓性を有する配線部材(図示省略)が接合され、図5に示すように、配線部材を介してドライバIC37と電気的に接続されている。そして、ドライバIC37から端子部35を介して複数の個別電極32に対して選択的に駆動電圧が供給される。
次に、圧電アクチュエータ3の作用について説明する。複数の個別電極32に対してドライバIC37から選択的に駆動電圧が印加されると、駆動電圧が供給された圧電層31上側の個別電極32とグランド電位に保持されている圧電層31下側の共通電極としての振動板30の電位が異なる状態となり、個別電極32と振動板30の間に挟まれた圧電層31の部分(駆動部31a)に上下方向(厚み方向)の電界が生じる。すると、この駆動部31aがその分極方向である上下方向と直交する水平方向に収縮する。このとき、この圧電層31の収縮に伴って、振動板30は圧電層31と接合する側の面が収縮し、圧力室14側に凸となるように変形するため、圧力室14内の容積が減少して圧力室14内のインクに圧力が付与され、圧力室14に連通するノズル20からインクの液滴が吐出される。
ところで、流路ユニット2内に接続されるインクカートリッジを交換したときなどに、空気が流路ユニット2の個別インク流路21内に侵入して、圧力室14内に気泡が滞留してしまうことがある。この状態では、圧電アクチュエータ3により圧力室14内のインクに付与される圧力の一部が気泡により吸収されてしまうため、インクの液滴がノズル20から正常な速度で噴射されなくなったり、あるいは、液滴が全く噴射されなくなってしまうこともある。そこで、本実施形態のインクジェットヘッド1は、圧力室14内に滞留する気泡をインクとともにノズル20から強制的に排出する、いわゆる、パージ動作を行うことが可能に構成されている。このパージ動作は、例えば、ノズル20側からパージポンプ(図示省略)等によりインクを強制的に吸引することにより行われる。
しかしながら、図2〜図5に示すように、インク流入口14aとインク流出口14bは、圧力室14の縁の近傍に配置されており、さらに、これらインク流入口14a及びインク流出口14bにおいてはインクの流れ方向がほぼ直角的に変化していることから、インクがよどんで局所的にインク流速の遅い箇所が生じやすい。そのため、圧力室14内に侵入した気泡はインク流入口14aやインク流出口14b付近に滞留しやすく、この気泡を完全に排出するには、前述のパージ動作を何度も行う必要があり、インクが無駄に消費されてしまうことになる。
また、インク流入口14aとインク流出口14bは、平面視で略楕円形の圧力室14の長手方向両端部に夫々配置されており、その長手方向に関して互いに向かい合っている。従って、図4の矢印で示すように、圧力室14の一端部(図4の右端部)に位置するインク流入口14aから圧力室14内に流入したインクは、圧力室14の長手方向に延びる中心線C(図4参照)に関して線対称な流れを形成し、圧力室14の他端部(図4の左端部)に位置するインク流出口14bから流出する。ここで、圧力室14内の線対称なインクの流れは、圧力室14の縁の端部(最も下流側の部分)において衝突し、この部分に、速度がほぼ0となる点(よどみ点)が生じることから、インク流出口14b付近には、特に気泡が残留しやすくなる。
そこで、本実施形態のインクジェットヘッド1においては、図3〜図5及び図7に示すように、インク流入口14a(連通孔15の上側開口)と重なる領域と、インク流出口14b(連通孔16の上側開口)と重なる領域に、それぞれ圧力室14の縁から内側へ延在する凸部41,42が設けられている。これら凸部41,42は、圧力室14の内側ほど尖った略三角形状に形成されている。さらに、それらの先端部はやや丸まった形状に形成され、根元部は、略楕円形状の圧力室14の縁に連続した曲面形状に形成されている。また、図3、図5に示すように、インク流入口14a側の凸部41は、連通孔15の中心よりも手前(圧力室14の縁側)の位置まで延びている。一方、インク流出口14b側の凸部42は、連通孔16の中心を通ってさらに圧力室14の内側の方向まで延びている。
そして、図7に示すように、これら凸部41,42は、インク流入口14a付近及びインク流出口14b付近において、振動板30から下方へ突出するように配置されている。そのため、これら凸部41,42により、インク流入口14a及びインク流出口14b付近における流路面積がそれぞれ狭められている。つまり、インク流入口14a付近及びインク流出口14b付近においてインクの流速が局所的に高くなる。さらに、これら凸部41,42は、圧力室14の縁のうち、略楕円形の圧力室14の上流側に位置する部分、及び、下流側に位置する部分から、圧力室14の長手方向に沿って内側へそれぞれ突出している。そのため、圧力室の長手方向両端部(特に、インク流出口14b付近)において、インクの流れが衝突するのが凸部41,42により阻止されるため、よどみが生じにくくなる。しかも、凸部41,42の根元部は、圧力室14の縁に連続した曲面形状に形成されているため、これらの根元部(特に、凸部41の根元部)においてもインクの流れが凸部41,42の先端部に向かいやすくなり、よどみが生じにくくなる。従って、パージ動作を行ったときに、インク流入口14a及びインク流出口14b付近に滞留している気泡が確実に排出される。
尚、図7に示すように、インク流出口14b側の凸部42は、下側(振動板30と反対側)ほど細くなるテーパー状に形成されている。つまり、凸部42と振動板30との間の隅部の角度が90度より大きくなっているため、この隅部には気泡が滞留しにくい。また、特に図示しないが、インク流入口14a側の凸部41も同様に下側ほど細くなるテーパー状に形成されており、この凸部41と振動板30との間の隅部においても気泡が滞留しにくくなっている。
また、凸部41,42は、複数の圧力室14が形成されたキャビティプレート10に一体形成されている。そのため、キャビティプレート10とは別の部材により凸部41,42を形成する場合と比較して、流路ユニット2の構造が簡単になる。また、キャビティプレート10にエッチング等により圧力室14を形成する際に同時に凸部41,42を形成することにより、製造工程を簡略化することができる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]凸部は、前記実施形態の凸部41,42のような形状のものに限られず、インク流入口14a及びインク流出口14bと重なる領域において、圧力室14の縁から内側へ突出状に延在するものであれば、種々の形状のものを採用できる。例えば、図8に示すように、先端が丸まっておらず、尖った形状に形成された凸部41A,42Aであってもよい(変更形態1)。また、図9に示すように、インク流出口14b側の凸部42Bは、その先端が連通孔16の中心(ノズル20)と重なる位置まで届かない、短い長さのものであってもよい(変更形態2)。あるいは、図10に示すように、凸部41C,42Cが、連通孔15,16をそれぞれ横切るような長いものであってもよい(変更形態3)。
2]振動板30の上面において、圧電層が複数の圧力室14に跨って連続的に形成されている必要は必ずしもなく、図11に示すように、複数の圧力室14の中央部と夫々対向するように、複数の圧電層31Dが配置されていてもよい(変更形態4)。
3]前記実施形態の圧電アクチュエータ3のように、振動板30が共通電極を兼ねている必要は必ずしもなく、図12に示すように、共通電極34が振動板30とは別に設けられていてもよい(変更形態5)。但し、振動板30が金属板である場合には、振動板30と共通電極34との間が、セラミックス材料や合成樹脂材料等からなる絶縁材料層により絶縁されている必要がある。一方、振動板30が絶縁材料からなる場合には、この振動板30の上面に直接共通電極34が形成される。
4]前記実施形態では、複数の圧力室14が形成されたキャビティプレート10に凸部41,42が一体形成されているが(図5参照)、圧力室を覆う振動板に凸部が一体形成されていてもよい。例えば、図13〜図16に示すように、振動板30Fの下面(圧力室14F側の面)の、インク流入口14a及びインク流出口14bと部分的に重なる領域に、圧力室14Fの縁からその長手方向に沿って延在する凸部41F,42Fがそれぞれ形成されていてもよい(変更形態6)。尚、この変更形態6では、キャビティプレート50に形成された圧力室14Fと重なる領域であって、凸部41F,42Fと重ならない領域には、凹部51が形成されている。つまり、図14、図16に示すように、凸部41F,42Fは、その周囲の凹部51と比べて下方(圧力室14F側)へ突出している。また、凸部41F,42Fにおける振動板30Fの厚さは、凹部51が形成されていない部分(圧力室14Fと重なっていない部分)の振動板30Fの厚さに等しい。従って、振動板30Fの圧力室14Fと重なる領域に、インク流入口14a及びインク流出口14bと部分的に重なる領域を除いてハーフエッチング等により凹部51を形成することにより、同時に凸部41F,42Fをも形成することができる。
この変更形態6においては、前記実施形態と同様に、振動板30Fの下面に形成された凸部41F,42Fにより、インク流入口14a及びインク流出口14b付近の流路面積が狭められるため、インクの流速が高まり、気泡が滞留しにくくなる。また、振動板30Fの圧力室14Fと重なる領域に凹部51が形成されており、振動板30Fの凹部51が形成された部分においてはそれ以外の部分よりも厚さが薄く、剛性が低下している。そのため、圧電層31の、個別電極32と共通電極としての振動板30とに挟まれた部分(駆動部31a)が変形したときに、振動板30Fがより変形しやすくなり、圧電アクチュエータ3Fの駆動効率が向上する。尚、図15、図16に示すように、凹部51は、圧力室14F側(下側)ほど広がるテーパー状の断面形状を有し、凹部51の隅部の角度は90度よりも大きくなっている。また、図16に示すように、凸部42F(及び凸部41F)は、圧力室14F側ほど細くなるテーパー状に形成されており、凸部41F,42Fと凹部51との間の隅部の角度は90度よりも大きくなっている。従って、これらの隅部に気泡が滞留しにくくなっている。ここで、凹部51及び凸部41F,42Fは、凹部51の加工条件(例えば、エッチング速度等)を調整することにより、所望の角度となるように形成することができる。
または、圧力室14Fと重なる領域に全面的に形成された前述の凹部51の代わりに、図17〜図20に示すように、振動板30Gの下面の、圧力室14Gの縁よりも内側で、且つ、個別電極32と重なる領域よりも外側の領域に、圧力室14Gの縁に沿って延びる溝52が形成されており、さらに、この溝52が、振動板30Gの、インク流入口14a(連通孔15)と重なる領域及びインク流出口14b(連通孔16)と重なる領域に夫々形成された凸部41G,42Gにより分断された構成であってもよい(変更形態7)。この場合でも、凸部41G,42Gにより、インク流入口14a及びインク流出口14b付近の流路面積が狭められるため、インクの流速が高まり、気泡が滞留しにくくなる。また、溝52により、個別電極32(圧電層31の駆動部31a)と重なる領域の外側の剛性が部分的に低下している。そのため、駆動部31aが変形したときにその周囲の振動板30Gがより変形しやすくなり、圧電アクチュエータ3Gの駆動効率が向上する。さらに、ある圧力室14Gに対向する駆動部31aが変形した場合に、この変形が、隣接する別の圧力室14Gに対向する圧電層31及び振動板30Gに伝播しにくくなるため、クロストークが抑制される。尚、図19、図20に示すように、溝52も、前記変更形態6の凹部51(図15参照)と同様に、下側ほど広がるテーパー状に形成されているため、その隅部に気泡が滞留しにくくなっている。
さらに、図21、図22に示すように、前述の変更形態7と同様に、振動板30Hの下面に、インク流入口14aと重なる領域及びインク流出口14bと重なる領域において溝52Hを分断する凸部41H,42Hが形成されており、それに加えて、さらに、振動板30Hと接合されるキャビティプレート10の、前記凸部41H,42Hと重なる領域に前記実施形態の凸部41,42(図3、図5、及び、図7参照)とほぼ同様の凸部61,62が形成されていてもよい(変更形態8)。この場合には、図22に示すように、インク流入口14a及びインク流出口14b付近における流路面積の減少度合がさらに大きくなって、インクの流速がより一層高められるため、滞留する気泡をさらに確実に排出することができる。
5]キャビティプレートや振動板に形成された凸部が、インク流入口14aと重なる領域とインク流出口14bと重なる領域の両方に設けられている必要は必ずしもなく、何れか一方の領域に設けられているだけでも、良好な気泡排出効果が得られる。
6]圧力室は、前記実施形態の圧力室14のような楕円形状のものに限られず、例えば、圧力室の形状が矩形状や菱形状である場合でも本発明を適用することは可能である。この場合、矩形状や菱形状の圧力室の長手方向両端部にインク流入口及びインク流出口が夫々配置され、これらインク流入口とインク流出口の少なくとも何れか一方と重なる領域に凸部が設けられることになる。さらに、圧力室は、一方向に長い平面形状を有するものに限られるものでもなく、例えば、円形や正方形である場合にも本発明を適用することも可能である。
7]以上説明した実施形態及びその変更形態は、インクを吐出するインクジェットヘッドに本発明を適用した例であるが、インク以外の液体に圧力を付与して移送する、種々の液体移送装置に本発明を適用することも可能である。
本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。 インクジェットヘッドの平面図である。 図2の一部拡大図である。 流路ユニットの一部拡大平面図である。 図3のV-V線断面図である。 図3のVI-VI線断面図である。 図3のVII-VII線断面図である。 変更形態1の図3相当図である。 変更形態2の図3相当図である。 変更形態3の図3相当図である。 変更形態4の図6相当図である。 変更形態5の図5相当図である。 変更形態6の図3相当図である。 図13のXIV-XIV線断面図である。 図13のXV-XV線断面図である。 図13のXVI-XVI線断面図である。 変更形態7の図3相当図である。 図17のXVIII-XVIII線断面図である。 図17のXIX-XIX線断面図である。 図17のXX-XX線断面図である。 変更形態8の図3相当図である。 図21のXXII-XXII線断面図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
2 流路ユニット
3,3F,3G 圧電アクチュエータ
10 キャビティプレート
14,14F,14G 圧力室
14a インク流入口
14b インク流出口
30,30F,30G,30H 振動板
31,31D 圧電層
32 個別電極
34 共通電極
41,41A,41B,41C,41F,41G,41H 凸部
42,42A,42B,42C,42F,42G,42H 凸部
51 凹部
52,52H 溝
61,62 凸部

Claims (9)

  1. それぞれが液体流入口及び液体流出口を有する複数の圧力室が平面に沿って形成された流路ユニットと、この流路ユニットの一表面に配置され、前記圧力室の容積を変化させてその内部の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備え、
    前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆う振動板、この振動板の前記圧力室と反対側に配置された圧電層、前記複数の圧力室に夫々対応する複数の個別電極、及び、これら複数の個別電極との間で前記圧電層を挟む共通電極を有し、
    前記液体流入口と前記液体流出口は、前記平面に直交する方向から見て、前記圧力室の縁の近傍に配置され、
    前記平面に直交する方向から見て、前記液体流入口と重なる領域と前記液体流出口と重なる領域の少なくとも一方に、前記圧力室の縁から、その内側へ向いた所定の一方向に沿って延在する凸部が設けられていることを特徴とする液体移送装置。
  2. 前記凸部は、前記平面に直交する方向から見て、前記液体流入口と重なる領域と前記液体流出口と重なる領域の両方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  3. 各圧力室は、前記平面に直交する方向から見て、一方向に細長い形状に形成され、
    前記液体流入口及び前記液体流出口は、前記圧力室の縁の近傍で、且つ、前記圧力室の長手方向に関して向かい合う位置に配置されており、
    前記凸部は、前記圧力室の縁から前記長手方向に沿って延在していることを特徴とする請求項2に記載の液体移送装置。
  4. 前記凸部は、前記圧力室の縁のうち、最も上流側に位置する部分及び最も下流側に位置する部分から、それぞれ前記圧力室の長手方向に沿って延在していることを特徴とする請求項3に記載の液体移送装置。
  5. 前記凸部は、前記振動板の前記圧力室側の面に接しており、さらに、前記振動板から離れる側ほど細くなるテーパー状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液体移送装置。
  6. 前記振動板の前記圧力室側の面の、前記平面に直交する方向から見て、各圧力室と重なり且つ前記凸部と重ならない領域には、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の液体移送装置。
  7. 前記個別電極は、前記平面に直交する方向から見て、対応する前記圧力室の中央部と重なる領域に配置され、
    前記凹部は、各圧力室の縁よりも内側で且つ前記個別電極と前記共通電極の両方と重なる領域よりも外側の領域において、前記圧力室の縁に沿って延びる溝であることを特徴とする請求項6に記載の液体移送装置。
  8. 前記凸部は、前記複数の圧力室が形成された圧力室プレートに一体形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の液体移送装置。
  9. 前記凸部は、前記振動板に一体形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の液体移送装置。
JP2005022744A 2005-01-31 2005-01-31 液体移送装置 Active JP4701729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005022744A JP4701729B2 (ja) 2005-01-31 2005-01-31 液体移送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005022744A JP4701729B2 (ja) 2005-01-31 2005-01-31 液体移送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006205621A true JP2006205621A (ja) 2006-08-10
JP4701729B2 JP4701729B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=36962962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005022744A Active JP4701729B2 (ja) 2005-01-31 2005-01-31 液体移送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4701729B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148469A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Seiko Epson Corp 流路構成部材および流路構成部材を備える画像形成装置
JP2014188717A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置
US9789685B2 (en) 2015-07-24 2017-10-17 Seiko Epson Corporation Flow path structure, liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and manufacturing method of flow path structure
US10081181B2 (en) 2016-06-29 2018-09-25 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000272128A (ja) * 1999-03-25 2000-10-03 Nec Corp インクジェット記録ヘッド及びその製造方法
JP2005104039A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Fuji Photo Film Co Ltd 液吐出ヘッド及び液吐出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000272128A (ja) * 1999-03-25 2000-10-03 Nec Corp インクジェット記録ヘッド及びその製造方法
JP2005104039A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Fuji Photo Film Co Ltd 液吐出ヘッド及び液吐出装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148469A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Seiko Epson Corp 流路構成部材および流路構成部材を備える画像形成装置
JP2014188717A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置
US9789685B2 (en) 2015-07-24 2017-10-17 Seiko Epson Corporation Flow path structure, liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and manufacturing method of flow path structure
US10328689B2 (en) 2015-07-24 2019-06-25 Seiko Epson Corporation Flow path structure, liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and manufacturing method of flow path structure
US10081181B2 (en) 2016-06-29 2018-09-25 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4701729B2 (ja) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5905266B2 (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
KR101257840B1 (ko) 리스트릭터용 압전 액츄에이터를 구비한 잉크젯 헤드
JP5709811B2 (ja) 液滴射出装置
JP4661363B2 (ja) 液滴噴射装置及び液体移送装置
JP4770393B2 (ja) 液体移送装置
JP2006123551A (ja) ノズルプレートとそれを備えたインクジェットプリントヘッド及びノズルプレートの製造方法
JP4826732B2 (ja) 液滴噴射装置
JP2007176161A (ja) 吐出タイミング決定方法及び液滴吐出方法
JP4661354B2 (ja) 液体移送装置
JP4940686B2 (ja) 液体移送装置
JP5358868B2 (ja) 圧電アクチュエータ、圧電アクチュエータの製造方法、液体移送装置及び液体移送装置の製造方法
JP4701729B2 (ja) 液体移送装置
JP4595659B2 (ja) 液滴噴射装置及びその製造方法
JP5163784B2 (ja) 液滴噴射装置及び液体移送装置
JP4843954B2 (ja) 液体移送装置
JP2006306073A (ja) 液体移送装置、及び、液体移送装置の製造方法
JP2007090868A (ja) 液滴噴射装置及び液体移送装置
JP2008080797A (ja) 液滴吐出ヘッド及びこれを備えた液滴吐出装置
JP5034340B2 (ja) 配線接続構造の製造方法
JP4924339B2 (ja) 液滴吐出ヘッド用のキャビティユニット
JP2005297557A (ja) インクジェットヘッド
JP7039915B2 (ja) 液体吐出装置
JP5134218B2 (ja) 液滴噴射装置及び液体移送装置
US7597427B2 (en) Liquid channel structure and liquid-droplet jetting apparatus
JP2007190740A (ja) 液滴噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4701729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150