JP4701605B2 - 電子写真感光体 - Google Patents
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Description
有機系感光体としてはいくつかの層構成が考案されているが、電荷発生と電荷輸送の機能を分離し電荷発生層、電荷輸送層を積層したいわゆる積層型感光体が、生産性、安全性、および設計の自由度が高く、より高性能な光導電特性を持った感光体が得られることなどから精力的に研究・開発されており、現在では感光体の主流となっている。
また長鎖アルコキシカルボニル基を置換基として持つポリカーボネート樹脂を電子写真感光体のバインダー樹脂として用いる技術が開示されており(例えば、特許文献5 参照)、長鎖アルコキシカルボニル基を置換基として持つポリカーボネート樹脂とポリエステル樹脂とを混合して用いる電子写真感光体も知られている(例えば、特許文献6 参照)。
また、電子写真感光体の耐摩耗性や表面滑り性などを改善する為に、一般的に使用されている表面改質剤は、例えばレベリング剤では、感光層形成用塗布液成分との相溶性に乏しいため感光層製造工程での塗膜乾燥時あるいは塗布液の比較的短期の保管の間にレベリング剤が表面に移行し、表面層の極表面に偏析しやすい。そのため、初期的には表面エネルギーを効果的に低下させられることができるものの、繰り返し表面が摺擦される間にレベリング剤が容易に削り取られてしまい、すぐに効果が無くなり持続性に問題があった。
特に近年、デジタル信号により制御されたレーザー、LED、液晶シャッターなどのドット状微小潜像を用いるプロセスではこの影響が大きく、画像の均一性を大きく低下させてしまうことがわかっている。
一方、前述したように最近のトナー現像剤は高解像度化、高画質化、高速化に対してより小粒径化、ガラス転移点温度が低くなる傾向にあるが、これらは感光体表面との付着力アップによる転写効率の低下やフィルミングの発生を引き起こしやすくなることを意味しており、これまで知られている感光体表面の改質技術をもってしても十分に対応することができず、より高機能な表面特性を持った感光体が待ち望まれているのが現状である。
脂肪族炭化水素基、R1は炭素数6以上100以下の、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基を表す。)
本発明のポリエステル樹脂は、摺動材料、成型材料、光学材料、透明フィルム材料、コーティング材料、耐摩耗性付与材料、光機能性樹脂、レジスト材料等種々の用途に使用可能であるが、特に電子写真感光体の耐摩耗性、滑り性の向上と、長期連続使用における該機能の維持のために用いるのが好ましい。
上記のように、式(1)で表される置換基は、本発明の要旨を超えない限り、ポリエステル樹脂中のどの結合位置に結合していても構わないが、製造上の利点や電子写真感光体の感光層に含有させたときの特性上の利点から、式(2)におけるXの置換基であるのが好ましい。
脂肪族炭化水素基を表すが、炭素数が大きすぎると製造が困難になるので、好ましくは炭素数5以下である。R0の有していてもよい置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基
、アルコキシ基があげられるが、好ましくは、アルキル基またはアルコキシ基であり、より好ましくはアルキル基である。また、製造の容易さから置換基を持たないものが特に好ましい。
式(1)中の脂肪族炭化水素基R1は、炭素数が少なすぎると、滑り性等に対する効果が少なくなるので、総炭素数10以上であることが好ましく、より好ましくは総炭素数が16以上、特に好ましくは総炭素数が18以上である。また、R1の炭素数が大きすぎると、製造が困難となるので、総炭素数100以下、好ましくは総炭素数50以下である。
R1は、直鎖および分岐炭化水素基、環状炭化水素基、不飽和炭化水素基を有するもののいずれであってもかまわないが、直鎖または分岐の飽和炭化水素であることが好ましい。また、置換基を有していてもよく、置換基としては、ハロゲン原子があげられ、具体的には、塩素、フッ素、臭素置換体があげられる。
以上の中でも、水素原子、またはメチル基、エチル基、プロピル基、プロペニル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基等の炭素数5以下の鎖式飽和炭化水素基が好ましく、特には水素原子またはメチル基が好ましい。
さらに式(2)中のYは、置換基を有しても良い二価の有機連結基であって、本発明で目的とするポリエステル樹脂の特性を損なわないものであれば、特に限定されないが、具体的には例えば、1,4−フェニレン基、1,3−フェニレン基、ナフチレン基、ビフェニレン基などの二価の芳香族基、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ビニレン基などの二価の脂肪族炭化水素基があげられる。中でも二価の芳香族基が好ましい。
また、Yの置換基としては、式(1)に示した置換基、およびR2〜R9に用いられる置換基が挙げられる。Yで表される有機連結基は、単独でも複数種を混合しても用いることができる。
−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス−(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス−(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス−(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス−(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)メタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)エタン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−エチルフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−sec−ブチルフェニル)プロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)エタン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、ビス−(4−ヒドロキシ−3,6−ジメチルフェニル)メタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシ−3,6−ジメチルフェニル)エタン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルプロパン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)ジベンジルメタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、フェノールフタルレイン、4,4’−[1,4−フェニレンビス(1−メチルビニリデン)]ビスフェノール、4,4’−[1,4−フェニレンビス(1−メチルビニリデン)]ビス[2−
メチルフェノール]等のビスフェノール類、およびこれら構造の少なくとも1部が、式(
1)に示した置換基で置換されたものが挙げられる。
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ヘキシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸オクチルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ノニルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ウンデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ウンデセニルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ドデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸テトラデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ヘキサデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸オクタデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸エイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ドコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−エチルヘキシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−ヘキシルデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−ヘプチルウンデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−デシルテトラデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−テトラデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル等の3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸類、
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ヘキシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸オクチルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ノニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ウンデセニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ドデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸テトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ヘキサデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸エイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ドコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−エチルヘキシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−ヘキシルデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−ヘプチルウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−デシルテトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−テトラデシルエイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸オクタデシルエステル等の4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸類、
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ヘキシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクチルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ノニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ウンデセニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ドデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸テトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ヘキサデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸エイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ドコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−エチルヘキシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−ヘキシルデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−ヘプチルウンデシルエステル4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−デシルテトラデシルエステル4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルエイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル等の4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸類、
5,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサン酸オクタデシルエステル
6,6−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン酸オクタデシルエステル等の5,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサン酸類、
7,7−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−オクタン酸オクタデシルエステル等の7,7−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−オクタン酸類、
8,8−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ノナン酸オクタデシルエステル等の8,8−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ノナン酸類、
9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−デカン酸オクタデシルエステル等の9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−デカン酸類、
10,10−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ウンデカン酸オクタデシルエステル等の10,10−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ウンデカン酸類、
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ヘキシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクチルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ノニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ウンデシルエステル4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ウンデセニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ドデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸テトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ヘキサデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸エイコシルエステル4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ドコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−エチルヘキシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキシルデシル
エステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘプチルウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−デシルテトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルエイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル等のビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸類、
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ヘキシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクチルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ノニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ウンデセニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ドデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸テトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ヘキサデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸エイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ドコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−エチルヘキシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキシルデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘプチルウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−デシルテトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−テトラデ
シルエイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル等のビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸類を挙げることが出来る。
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ウンデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ウンデセニルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ドデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸テトラデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ヘキサデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸オクタデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸エイコシルエステル、
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸ドコシルエステル、
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−ヘキシルデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−ヘプチルウンデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−デシルテトラデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−テトラデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル等の3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸類、
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ウンデセニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ドデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸テトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ヘキサデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸エイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸ドコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−ヘキシルデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−ヘプチルウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−デシルテトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−テトラデシルエイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸オクタデシルエステル等のビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸類、
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ウンデセニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ドデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸テトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ヘキサデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸エイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸ドコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−ヘキシルデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−ヘプチルウンデシルエステル4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−デシルテトラデシルエステル4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルエイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル等のビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸類、
5,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサン酸オクタデシルエステル等の5,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサン酸類、
6,6−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン酸オクタデシルエステル等の6,6−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン酸類、
7,7−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−オクタン酸オクタデシルエステル等の7,7−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−オクタン酸類、
8,8−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ノナン酸オクタデシルエステル等の8,8−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ノナン酸類、
9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−デカン酸オクタデシルエステル等の9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−デカン酸類、
10,10−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ウンデカン酸オクタデシルエステル等の10,10−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ウンデカン酸類、
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ウンデシルエステル4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ウンデセニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ドデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸テトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ヘキサデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸エイコシルエステル4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸ドコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキシルデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘプチルウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−デシルテトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルエイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル等のビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸類、
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ウンデセニルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ドデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸テトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ヘキサデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸エイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸ドコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキシルデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘプチルウンデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−デシルテトラデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−テトラデシルエイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルオクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸2−ヘキサデシルエイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル等のビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸類であり、さらに好ましくは、
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸オクタデシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸エイコシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸エイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ブタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸エイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサン酸オクタデシルエステル
6,6−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン酸オクタデシルエステル
7,7−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−オクタン酸オクタデシルエステル
8,8−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ノナン酸オクタデシルエステル
9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−デカン酸オクタデシルエステル
10,10−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ウンデカン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸エイコシルエステル3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸エイコシルエステル
3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル
5,5−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−ペンタン酸オクタデシルエステル等が挙げられる。
二価カルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸、これらの酸塩化物、これら構造の少なくとも1部が、炭素数6以上のアルコキシカルボニル基を含む一価の有機残基で置換されたもの、及びこれらジカルボン酸又は酸塩化物の脂肪族炭化水素置換体が挙げられる。好ましくはテレフタル酸、イソフタル酸及びこれらの酸塩化物、これら構造の少なくとも1部が、式(1)に示したアルコキシカルボニル基を含む一価の有機残基で置換されたもの及びこれらの脂肪族炭化水素置換体、さらに好ましくはテレフタル酸およびテレフタル酸クロライド、及びイソフタル酸およびイソフタル酸クロライドが挙げられる。
また、本発明のポリエステル樹脂は、実質的に本樹脂の物性を損なわない範囲内で、他の繰り返し単位との共重合体として用いても良い。共重合形式としては、ランダム、ブロック、マルチブロック共重合体のいずれでも良い。ここで、共重合される他の樹脂構造としては、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテル、ポリケトン、ポリアミド、ポリシロキサン、ポリイミド、ポリスチレン、ポリオレフィン等の種々の樹脂があげられる。好ましくはポリアリレート樹脂、またはポリカーボネート樹脂である。特に、共重合成分として式(3)で表される繰り返し単位が好ましい。
しては、本発明で目的とするポリエステル樹脂の特性を損なわないものが選択できるが、具体的には、−O−や−S−などの二価の無機結合基や、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、エチリデン基、イソプロピリデン基、イソブチレン基などの二価のアルキレン基、シクロアルキレン基、シクロアルキリデン基などの環状の二価炭化水素基、1−フェニル−エチリデン基のような二価の有機連結基があげられる。これらの二価の有機連結基の中でも、好ましくは、メチレン基、エチリデン基、イソプロピリデン基、シクロヘキシリデン基で、特に好ましくはメチレン基である。
樹脂の特性を損なわないものが選択できる。具体的には、式(2)のYと同様に、具体的には1,4−フェニレン基、1,3−フェニレン基、1,2−フェニレン基、ナフチレン基、ビフェニレン基などの二価の芳香族基、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ビニレン基などの二価の脂肪族基などが挙げられる。その中で、好ましくは1,4−フェニレン基、1,3−フェニレン基、ナフチレン基、ビフェニレン基、ビニレン
基、さらに好ましくは1,4−フェニレン基、1,3−フェニレン基である。
<ポリエステル樹脂の製造方法>
本発明のポリエステル樹脂の製造方法としては、公知の重合方法を用いることができ、界面重合法、溶融重合法、溶液重合法などが挙げられる。例えば、界面重合法による製造の場合は、1種類以上の二官能性フェノール成分もしくはビスフェノール成分をアルカリ水溶液に溶解した溶液と、1種類以上の芳香族ジカルボン酸クロライド成分を溶解したハロゲン化炭化水素の溶液とを混合する。この際、触媒として、四級アンモニウム塩もしくは四級ホスホニウム塩を存在させることも可能である。重合温度は通常0〜40℃の範囲、重合時間は2〜12時間の範囲が、生産性の点で好ましい。重合終了後、水相と有機相を分離し、有機相中に溶解しているポリマーを公知の方法で洗浄,回収することにより、目的とする樹脂を得ることができる。
(2)電子写真感光体
次に、本発明のポリエステル樹脂の用途である電子写真感光体について以下に詳細に説明する。上述した本発明のポリエステル樹脂は、導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体において、この感光層中のバインダー樹脂またはバインダー樹脂の一部として用いた場合に優れた電子写真特性を発現する。
スチレン、ポリ塩化ビニル等のビニル重合体及びその共重合体、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、フェノキシ、エポキシ、シリコン樹脂等の熱可塑性樹脂や種々の熱硬化性樹脂があげられる。これらの樹脂の中でもポリカーボネート樹脂が好ましいものとしてあげられる。
本発明の感光層は導電性支持体上に設けられる。導電性支持体としては、例えばアルミニウム、ステンレス鋼、銅、ニッケルなどの金属材料をドラム状にしたもの、表面にアルミニウム、銅、パラジウム、酸化スズ、酸化インジウム等の導電性層を設けたポリエステルフィルム、紙等の絶縁性支持体をシート、ベルト、ドラム、ロール状にしたもの、更にはカーボン、銅粉末などの導電性微粒子をプラスチックや紙に練り混んだもの等が使用される。
導電性支持体と感光層との間には通常使用されるような、公知のブロッキング層が設けられていてもよい。ブロッキング層としては、例えばアルミニウム陽極酸化被膜、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム等の無機層、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、セルロース類、ゼラチン、デンプン、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミドなどの有機層が使用される。
有機層をバリアー層として用いる場合には単独あるいはチタニア、アルミナ、シリカ、酸化ジルコニウム等の金属酸化物あるいは銅、銀、アルミニウム等の金属微粉末を単独或いは混合分散させて用いてもよい。これら微粉末の粒径としては適宜選べるが、例えば一次粒径として数十nmから数μmまでのものを用いることが好ましく、混合して用いてもかまわない。
<感光層>
感光層の具体的な構成としては、導電性支持体上に、電荷発生物質を主成分とする電荷発生層、および電荷輸送物質を主成分とする電荷輸送層を、積層した積層型感光体。導電性支持体上に、電荷輸送物質およびバインダー樹脂を含有する層が形成され、この層中に電荷発生物質を分散させてなる単層型(分散型)感光体が、構成の例としてあげられる。何れの構成の感光層も、それぞれ最表面層として保護層を設けてもよい。
積層型感光層の場合、電荷発生層に用いられる電荷発生物質としては、例えばアゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、キナクリドン顔料、多環キノン顔料、インジゴ顔料、ベンズイミダゾール顔料、ピリリウム塩、チアピリリウム塩、スクエアリウム塩等を用いることができる。
ブチラール、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、セルロースエステル、セルロースエーテル等の各種バインダー樹脂で結着した形の分散層で使用してもよい。
また電荷発生層には、必要に応じて塗布性を改善するためのレベリング剤や酸化防止剤、増感剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。さらに、上記物質の蒸着膜であってもよい。
積層型感光層の電荷輸送層は電荷輸送機能を持ったバインダー樹脂単独で形成されても良いが、電荷輸送物質がバインダー樹脂中に分散された構成がより望ましい。
本発明の電荷輸送層に使用されるバインダー樹脂としては、本発明のポリエステル樹脂のほかに、他のバインダー樹脂を併用しても構わない。併用することのできる樹脂としては、例えばポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのビニル重合体、及びその共重合体、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリエステルカーボネート、ポリスルホン、ポリイミド、フェノキシ、エポキシ、シリコーン樹脂などが挙げられ、またこれらの部分的架橋硬化物も使用できる。
また電荷輸送層には、必要に応じてヒンダードフェノール、ヒンダードアミン等の酸化防止剤、紫外線吸収剤、増感剤、レベリング剤、電子吸引性物質等の各種添加剤を含んでいてもよい。電荷輸送層の膜厚は10〜60μm、好ましくは10〜45μmの厚みで使用される。
<単層型(分散型)感光層>
単層型感光層の場合には、本発明のポリエステル樹脂を主体とする電荷輸送媒体中に、積層型感光体にて用いたものと同様の電荷発生物質および電荷輸送物質が分散される。電荷発生物質の粒子径は充分小さいことが必要であり、好ましくは1μm以下、より好ましくは0.5μm以下のものが使用される。感光層内に分散される電荷発生物質の量は少なすぎると充分な感度が得られず、多すぎると帯電性の低下、感度の低下などの弊害があるため、通常0.5重量%以上、好ましくは1重量%以上、通常50重量%以下、好ましくは20重量%以下の範囲で使用される。
を改良するためのすべり性付与剤、残留電位を抑制するための添加剤、分散安定性向上のための分散補助剤、塗布性を改善するためのレベリング剤、界面活性剤、例えばシリコ−ンオイル、フッ素系オイルその他の添加剤が添加されていても良い。
感光層は、他に染料色素を含有していても良い。例えばメチルバイオレット、ブリリアントグリーン、クリスタルバイオレット等のトリフェニルメタン染料、メチレンブルーなどのチアジン染料、キニザリン等のキノン染料及びシアニン染料やビリリウム塩、チアビリリウム塩、ベンゾビリリウム塩等が挙げられる。
感光体の各層は、層に含有させる物質を溶剤に溶解または分散させて得られた層形成用塗布液を、例えば浸漬塗布方法、スプレー塗布方法、リング塗布方法等の公知の方法を用いて塗布、形成される。
<画像形成装置>
本発明の電子写真感光体を使用する複写機、プリンター等の画像形成装置は、少なくとも帯電、露光、現像、転写、除電の各プロセスを含むが、どのプロセスも通常用いられる方法のいずれを用いても良い。
、重合トナーの場合には、平均径4〜8μm程度の小粒径のものが用いられ、形状も球形に近いものから、ポテト状の球形から外れたものも使用することができる。重合トナーは、帯電均一性、転写性に優れ、高画質化に好適に用いられる。
クリーニングにはブラシクリーナー、磁気ブラシクリーナー、静電ブラシクリーナー、磁気ローラークリーナー、ブレードクリーナー、などが用いられる。
本発明の電子写真感光体を用いた画像形成装置の実施の形態について、装置の要部構成を示す図1を用いて説明する。但し、実施の形態は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意に変形して実施することができる。
電子写真感光体1は、上述した本発明の電子写真感光体であれば特に制限はないが、図1ではその一例として、円筒状の導電性支持体の表面に上述した感光層を形成したドラム状の感光体を示している。この電子写真感光体1の外周面に沿って、帯電装置2,露光装置3,現像装置4,転写装置5及びクリーニング装置6がそれぞれ配置されている。
なお、電子写真感光体1及び帯電装置2は、多くの場合、この両方を備えたカートリッジ(以下適宜、感光体カートリッジという)として、画像形成装置の本体から取り外し可能に設計されている。そして、例えば電子写真感光体1や帯電装置2が劣化した場合に、この感光体カートリッジを画像形成装置本体から取り外し、別の新しい感光体カートリッジを画像形成装置本体に装着することができるようになっている。また、後述するトナーについても、多くの場合、トナーカートリッジ中に蓄えられて、画像形成装置本体から取り外し可能に設計され、使用しているトナーカートリッジ中のトナーが無くなった場合に、このトナーカートリッジを画像形成装置本体から取り外し、別の新しいトナーカートリッジを装着することができるようになっている。更に、電子写真感光体1,帯電装置2,トナーが全て備えられたカートリッジを用いることもある。
とができる。図1では、現像装置4は、現像槽41、アジテータ42、供給ローラ43、現像ローラ44、及び、規制部材45からなり、現像槽41の内部にトナーTを貯留している構成となっている。また、必要に応じ、トナーTを補給する補給装置(図示せず)を現像装置4に付帯させてもよい。この補給装置は、ボトル、カートリッジなどの容器からトナーTを補給することが可能に構成される。
現像ローラ44は、電子写真感光体1と供給ローラ43との間に配置され、電子写真感光体1及び供給ローラ43に各々当接している。供給ローラ43及び現像ローラ44は、回転駆動機構(図示せず)によって回転される。供給ローラ43は、貯留されているトナーTを担持して、現像ローラ44に供給する。現像ローラ44は、供給ローラ43によって供給されるトナーTを担持して、電子写真感光体1の表面に接触させる。
トナーTの種類は任意であり、粉状トナーのほか、懸濁重合法や乳化重合法などを用いた重合トナー等を用いることができる。特に、重合トナーを用いる場合には径が4〜8μm程度の小粒径のものが好ましく、また、トナーの粒子の形状も球形に近いものからポテト上の球形から外れたものまで様々に使用することができる。重合トナーは、帯電均一性、転写性に優れ、高画質化に好適に用いられる。
定着装置7は、上部定着部材(定着ローラ)71及び下部定着部材(定着ローラ)72から構成され、定着部材71又は72の内部には加熱装置73がそなえられている。なお、図1では、上部定着部材71の内部に加熱装置73がそなえられた例を示す。上部及び下部の各定着部材71,72は、ステンレス,アルミニウムなどの金属素管にシリコンゴムを被覆した定着ロール、更にテフロン(登録商標)樹脂で被覆した定着ロール、定着シートなどが公知の熱定着部材を使用することができる。更に、各定着部材71,72は、離型性を向上させる為にシリコンオイル等の離型剤を供給する構成としてもよく、バネ等
により互いに強制的に圧力を加える構成としてもよい。
なお、定着装置についてもその種類に特に限定はなく、ここで用いたものをはじめ、熱ローラ定着、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着など、任意の方式による定着装置を設けることができる。
続いて、帯電された感光体1の感光面を、記録すべき画像に応じて露光装置3により露光し、感光面に静電潜像を形成する。そして、その感光体1の感光面に形成された静電潜像の現像を、現像装置4で行なう。
現像ローラ44に担持された帯電トナーTが感光体1の表面に接触すると、静電潜像に対応するトナー像が感光体1の感光面に形成される。そしてこのトナー像は、転写装置5によって記録紙Pに転写される。この後、転写されずに感光体1の感光面に残留しているトナーが、クリーニング装置6で除去される。
なお、画像形成装置は、上述した構成に加え、例えば除電工程を行なうことができる構成としても良い。除電工程は、電子写真感光体に露光を行なうことで電子写真感光体の除電を行なう工程であり、除電装置としては、蛍光灯、LED等が使用される。また除電工程で用いる光は、強度としては露光光の3倍以上の露光エネルギーを有する光である場合が多い。
(実施例のポリエステル樹脂の製造方法)
500mLビーカーに水酸化ナトリウム(6.83g)とH2O(170ml)を秤取り、窒素バブリングしながら攪拌し溶解させた。そこにベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.1467g)およびビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)メタン(7.22g)の順に添加、攪拌し溶解した後、このアルカリ水溶液を1L反応槽に移した。その後4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン酸オクタデシルエ
ステル(15.17g)、2,3,6−トリメチルフェノール(0.1534g)、ジクロロメタン(170mL)を順次反応槽に添加した。
重合槽の外温を20℃に保ち、反応槽内のアルカリ水溶液を攪拌しながら、滴下ロートよりジクロロメタン溶液を1時間かけて滴下した。さらに6時間攪拌を続けた後、酢酸(3.58ml)、ジクロロメタン(230ml)、H2O(230ml)を加え30分攪拌した。その後、攪拌を停止し、反応液を遠心分離にかけて有機相と水相をを分離した。この有機相を、撹拌中の0.1N水酸化ナトリウム水溶液(400ml)中に徐々に投入し30分撹拌を続けて洗浄した。撹拌停止後、液を遠心分離にかけて有機相と水槽を分離した。この操作を2回行い、次に0.1N塩酸(400ml)にて同様に洗浄を2回行い、さらにH2O(400ml)にて洗浄を2回行った。
樹脂をジクロロメタンに溶解し濃度Cが6.00g/Lの溶液を調整した。溶媒(ジクロロメタン)の流下時間t0が136.16秒のウベローデ型毛細管粘度計を用いて、20.0℃に設定した恒温水槽中で試料溶液の流下時間tを測定した。以下の式に従って、製造例1で製造したポリエステル樹脂の粘度平均分子量を算出したところ、粘度平均分子量は37,000であった。
b=100×ηsp/C C=6.00(g/L)
η=b/a
Mv=3207×η1.205
<実施例1>
[感光体の作製]CuKα特性X線に対するX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)が、9.3°,10.6°および26.3°に強い回折ピークを有する、A型オキシチタニウムフタロシアニン10部を、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン 150部に加え、サンドグラインドミルにて粉砕処理を行った。また、ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、商品名デンカブチラール#6000C)の5% 1,2−ジメトキシエタン溶液100部及びフェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド社製、
商品名PKHH)の5% 1,2−ジメトキシエタン溶液100部を混合してバインダー溶液を作製した。先に作製した顔料分散液160部に、バインダー溶液100部、適量の1,2−ジメトキシエタンを加え、最終的に固形分濃度4%の分散液を調製した。このようにして得られた電荷発生層形成用塗布液を表面にアルミ蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム上に、乾燥後の膜厚が0.2μmになるように塗布して電荷発生層を設けた。
次にこのフィルム上に、下記構造の電荷輸送物質(A)を主体とする構造異性体の混合物からなる電荷輸送物質50部、
Paper 2000により感光体上を300回往復させ、研磨した。その後、800gの荷重をかけ株式会社クレシア社製JKワイパー(登録商標)ティシュー150−Sにより感光体上を300回往復させ研磨した。
作成した感光体の上に、トナーを0.1mg/cm2となるよう均一にのせ、接触させる面にクリーニングブレードと同じ材質の肉厚2mmのウレタンゴムを1cm幅に切断したものを用い45度の角度で用い、加重200g、速度5mm/sec、ストローク20mmの条件で動摩擦係数を協和界面化学(株)社製全自動摩擦摩耗試験機DFPM−SSで測定した。結果を表1に示す。
作製した感光体の純水との接触角を自動接触角計CA−VP型(協和界面科学社製)を使用して、液滴方にて測定した。温度25℃相対湿度50%環境において、純水を約1μLガラスシリンダーから感光体上に滴下し、滴下1秒後の接触角を測定した。この測定を3回行いその平均値を感光体の接触角とした。この結果を表1に示す。
作製した感光体を温度25℃、相対湿度50%の環境試験室中に設置した感光体特性評価装置に装着した。感光体の表面電位が−700Vになるように帯電させた後、780n
mの光を照射強度を変えながら照射し、100m秒後の表面電位を測定した。そのときの半減露光量(以下、E/2ということがある、単位はμJ/cm2)、残留電位(以下、Vrということがある、単位−V)を表1に示す。
バインダー樹脂を、下記構造式のポリカーボネート樹脂(A)90部と、
前記ポリエステル樹脂(A)10部の混合物にした以外は、実施例1と同様にして感光体を作成して評価した。結果を表1に示す。
<実施例3>
実施例2のポリカーボネート樹脂(A)を、下記構造式のポリエステル樹脂(B)90部とした以外は、実施例2と同様にして感光体を作成して評価した。結果を表1に示す。
実施例1のバインダー樹脂を、ポリカーボネート樹脂(A)100部とした以外は、実施例1と同様にして感光体を作成して評価した。結果を表1に示す。
<比較例2>
実施例1のバインダー樹脂を、ポリエステル樹脂(B)100部とした以外は、実施例1と同様にして感光体を作成して評価した。結果を表1に示す。
比し、動摩擦係数が小さく、初期および摩耗後の接触角が大きく、滑り性、離型性等の特性が持続されていることがわかる。電気特性については実施例、比較例ともに良好である。
<実施例4>
CuKα特性X線に対するX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)が、27.3°に強い回折ピークを有する、D型オキシチタニウムフタロシアニン10部と、トルエン150部を混合し、サンドグラインドミルにて1時間粉砕分散処理を行った。これにトルエン100部を加えて希釈後、抜き出し、顔料分散液を調整した。
ーンオイル0.03部を、トルエン溶媒400部と混合して得られた液に、前記の分散液を混合し、20℃以下に液温を保ちながら30分間ホモジナイザーにて分散、混合し、感光層形成用塗布液を作製した。
得られた電子写真感光体を、電気特性試験における帯電極性をプラス(+700V)とした以外は、実施例1と同様にして摩擦係数、接触角および電気特性の評価を行った。結果を表2に示す。
バインダー樹脂を、ポリカーボネート樹脂(A)とした以外は、実施例4と同様にして分散型の感光体を作成して評価した。結果を表2に示す。
実施例1と同様の方法で電荷発生層形成用塗布液および電荷輸送層形成用塗布液を作成した。この塗布液を、直径30mm、長さ285mmの、表面にアルマイト処理したアルミニウム製チューブに、順次浸せき塗布することにより、乾燥後の膜厚が0.4μmの電荷発生層、膜厚20μmの電荷輸送層を積層して形成し、感光体を作製した。
以上の結果より、本発明のポリエステル樹脂を電荷輸送層のバインダー樹脂として用いることによって、滑り性等の機械物性に加えて電気特性にも優れた感光体が得られ、またこの感光体を用いることにより品質の高い画像形成装置が得られることがわかる。
2 帯電装置(帯電ローラ)
3 露光装置
4 現像装置
5 転写装置
6 クリーニング装置
7 定着装置
41 現像槽
42 アジテータ
43 供給ローラ
44 現像ローラ
45 規制部材
71 上部定着部材(定着ローラ)
72 下部定着部材(定着ローラ)
73 加熱装置
T トナー
P 記録紙(用紙、媒体)
Claims (2)
- 請求項1に記載の電子写真感光体と、該感光体を帯電させる帯電手段と、帯電した該感光体に対し像露光を行い静電潜像を形成する像露光手段と、この静電潜像をトナーで現像する現像手段と、トナーを被転写体に転写する転写手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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