JP4701488B2 - ハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法 - Google Patents
ハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、片面にハードコート層を有するポリカーボネートフィルムの製造方法に関する。本発明で製造されるハードコート層付きポリカーボネートフィルムは、最終製品として、各種工業材料、建築材料、装飾材料、光学材料、家庭材料などとして広く用いることができる。また、本発明で製造されるハードコート層付きポリカーボネートフィルムは、射出成形によりポリカーボネート成形品(例えば基板)を製造する際に用いることができる。
【0002】
【従来の技術】
ポリカーボネートは、透明性に優れ、軽量で耐衝撃性が良いことから、ガラスに代わる材料として各種工業材料、建築材料、装飾材料、光学材料、家庭材料用に広く検討されている。しかしながら、ポリカーボネートフィルム及びポリカーボネート成形品はガラスに比べ表面硬度が低く、耐擦傷性が劣るという欠点がある。そのため、ポリカーボネートフィルム及びポリカーボネート成形品の表面にハードコート層を形成して表面硬度を高めることが必要である。
【0003】
成形品表面へのハードコート層の形成は、ハードコート材を含む溶液を成形品表面へスプレー塗布したり、あるいは成形品をハードコート材を含む溶液に浸漬塗布したりして、成形品表面に数μmから数10μmの膜厚のハードコート塗膜を形成し、次いで、加熱又は紫外線照射などの手段によって塗膜を硬化することにより行われる。
しかし、成形品を得た後、その表面へハードコート層を形成するこの方法では、ハードコート層の形成を成形品毎に行わなければならず、生産効率が低い。
【0004】
そこで、予め表面にハードコート層を付与したポリカーボネートフィルムをプラスチック成形品を射出成形する時に供するという方法が考えられた。これは、予め表面にハードコート層を付与したポリカーボネートフィルムを、ハードコート層が射出成形機の金型の一方の型面を向くように、すなわち、ハードコート層が最終成形品の意図する外面に位置するように装着し、次に、金型を閉じ、ポリカーボネートフィルムのベース面と金型の他方の型面との間のキャビティー内にノズルから溶融ポリカーボネート樹脂を注入して、冷却し、成形する、という方法である。ポリカーボネートフィルムと溶融樹脂はその界面で相溶し完全に一体化する。この方法では、射出成形と同時にハードコート層が付与された最終成形品が得られる。
【0005】
ところで、ポリカーボネートフィルム表面にハードコート層を形成する方式には、ポリカーボネートフィルム1枚毎にハードコート層を形成する枚葉式と、長尺のポリカーボネートフィルムに連続的にハードコート層を形成しロール状に巻き取る連続式などがある。連続式は、生産性の向上、ポリカーボネートフィルムの薄膜化によるコストダウン効果が期待される。本発明は、連続式によるハードコート層付きポリカーボネートフィルム及びその製造方法に関する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ポリカーボネートフィルムに連続的にハードコート層を設ける場合、ロール状に巻かれたポリカーボネートフィルムを繰り出し機に装着し、安定して搬送するために適当なテンションをかけながら、回転する円筒状のガイドロールを介してハードコート材を塗布する場所までポリカーボネートフィルムを搬送する。
【0007】
その際、ポリカーボネートフィルムの厚みが100μm〜500μmのように厚い場合には、ガイドロールの回転が不連続になったり、極端な場合、停止してしまうことがある。ガイドロールがこのような状態になるとガイドロールと接触しているポリカーボネートフィルムにはキズが入る。
【0008】
また、ハードコート材を塗布後、乾燥炉で乾燥する際や、紫外線硬化型のハードコート材を用いた場合は乾燥後に紫外線照射する際や、乾燥及び/又は硬化後にロール状に巻き取る際にも、回転するガイドロールを介して搬送する場合は、ガイドロールの回転が不連続になったり、停止したりするとポリカーボネートフィルムにキズが入る。
【0009】
乾燥炉の中では、製造ライン設計上ガイドロールによるキズがハードコート塗布面に入ることはない。また、ハードコート材を乾燥及び硬化した後では、ガイドロールの回転が不連続になったり、停止した場合でも、ハードコート材が既に硬化されているのでハードコート層が形成されている面にキズが入ることはほとんどないと考えられる。従って、乾燥工程以降でキズが入るのは、ハードコート材が塗布されていない面である。
【0010】
以上のことから、ハードコート材を塗布しようとする面は繰り出し機から塗布するまでの間でガイドロールによるキズに気をつければ良いわけであるが、塗布しない面は繰り出し機から巻取り機に至る全工程でガイドロールによるキズに気をつけなければならない。
【0011】
本発明の目的は、表面にキズのないハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この問題を解決すべく、本発明者らが検討した結果、ハードコート材を塗布しようとする面とは反対側の面が保護フィルムによって保護されたポリカーボネートフィルムを用いて、ハードコート層を形成することにより、ガイドロールの回転が不連続になったり、停止した場合でも、表面にキズの無いハードコート層付きポリカーボネートフィルムが得られた。
【0013】
すなわち、本発明は、ハードコート層を形成すべき面とは反対側の面が保護フィルムによって保護された長尺状のポリカーボネートフィルムを、繰り出し機からガイドロールを介して前記フィルムの長さ方向に搬送しながら、ハードコート層を形成すべき面にハードコート材を塗布、乾燥し、ハードコート材塗布層を形成し、
得られたポリカーボネートフィルムを、ガイドロールを介して前記フィルムの長さ方向に搬送し、巻取り機に巻き取ることを含む、ハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法であって、
繰り出し機からハードコート材の塗布に至るまでの間に、ハードコート層を形成すべき面と接触するガイドロールは、表面平滑処理されている、ハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法である。
【0014】
本発明は、ハードコート層を形成すべき面及び前記面とは反対側の面が共に保護フィルムによって保護された長尺状のポリカーボネートフィルムを、繰り出し機からガイドロールを介して前記フィルムの長さ方向に搬送しながら、ハードコート層を形成すべき面の保護フィルムを前記ポリカーボネートフィルムから剥がし取りハードコート層を形成すべき面を露出させ、露出したハードコート層を形成すべき面にハードコート材を塗布、乾燥し、ハードコート材塗布層を形成し、
得られたポリカーボネートフィルムを、ガイドロールを介して前記フィルムの長さ方向に搬送し、巻取り機に巻き取ることを含む、ハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法である。
この方法において、ハードコート層を形成すべき面を露出させた後、この面にはガイドロールを接触させることなく、ハードコート材を塗布、乾燥することが好ましい。
【0015】
本発明の方法において、ハードコート材として熱硬化型ハードコート材を用い、巻取り機に巻き取った後、ハードコート材塗布層を熱硬化させるとよい。
【0016】
本発明の方法において、ハードコート材として紫外線硬化型ハードコート材を用い、ハードコート材を塗布、乾燥した後、ハードコート材塗布層に紫外線照射を行い硬化させ、その後、巻取り機に巻き取るとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
ハードコート材としては、熱硬化型ハードコート材、紫外線硬化型ハードコート材のいずれをも用いることができる。
熱硬化型ハードコート材としては、シリコーン系、メラミン系等が挙げられる。熱硬化型ハードコート材を用いた場合には、通常、ハードコート材が塗布、乾燥されたポリカーボネートフィルムを巻取り機に巻き取った後、ハードコート材塗布層を熱硬化させるとよい。
【0019】
紫外線硬化型ハードコート材としては、不飽和ポリエステル樹脂系、アクリル系等のラジカル重合性ハードコート材、エポキシ系、ビニルエーテル系等のカチオン重合性ハードコート材を用いることができる。硬化反応性、表面硬度を考慮すると、アクリル系のラジカル重合性ハードコート材が望ましい。
紫外線硬化型ハードコート材を用いた場合には、通常、ポリカーボネートフィルムにハードコート材を塗布、乾燥した後、ハードコート材塗布層に紫外線照射を行い硬化させ、その後、巻取り機に巻き取るとよい。
【0020】
アクリル系のラジカル重合性ハードコート材は、分子内に2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレート及び光重合開始剤を主たる構成成分とする。
【0021】
多官能(メタ)アクリレートとしては、例えば、1,6−ヘキサンジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等の2官能(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、トリス−(2−ヒドロキシエチル)−イソシアヌル酸エステル(メタ)アクリレート等の3官能(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の4官能以上の(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0022】
これらのうち、例えば、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が高い硬度が得られる点から好ましい。
これらのうち1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。上記多官能(メタ)アクリレートの使用量は、ハードコート材中(固形分換算)20〜80重量%程度である。
【0023】
さらに、上記多官能(メタ)アクリレートの他に、光重合性オリゴマーあるいはポリマーを用いることもできる。例えば、末端に(メタ)アクリロイル基を有するオリゴマーあるいはポリマーであって、重量平均分子量Mwが例えば1000〜50000程度のものである。オリゴマーあるいはポリマー部としては、例えば、ウレタン重合体、エポキシ重合体、ポリエステル重合体、スチレン重合体、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/(メタ)アクリレート共重合体、(メタ)アクリレート重合体、ブタジエン重合体、シリコーン重合体から形成されるもの等が挙げられる。光重合性オリゴマーあるいはポリマーとしては、例えば、多価アルコールと多価イソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応させて得られるウレタン(メタ)アクリレート、多価アルコールと多価カルボン酸及び/又はその無水物と(メタ)アクリル酸とをエステル化させて得られるポリエステル(メタ)アクリレート、分子内に2個以上のエポキシ基を有する化合物に(メタ)アクリル酸を反応させて得られるエポキシ(メタ)アクリレート、ポリスチリル(メタ)アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0024】
光重合開始剤は、公知の種々のものを用いることができる。例えば、ケトン類(アセトフェノン、プロピオフェノン、アントラキノン、チオキサントン、ベンゾフェノン又はそれらの誘導体)、安息香酸エステル類(例えばp−ジメチルアミノ安息香酸メチル)、ベンゾインエーテル又はその誘導体(例えばベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル)、アシルホスフィンオキシド等から選択するとよい。もちろん、これら以外のものを用いてもよい。
光重合開始剤の使用量は、例えば、前記多官能(メタ)アクリレート(A)100重量部に対して0.1〜20重量部、好ましくは1〜10重量部程度の範囲から選択できる。
【0025】
前記ハードコート材を希釈する有機溶剤としては、ハードコート材を構成する材料が可溶なものであれば、制限なく使用できる。例えば、有機溶剤として、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール等のアルコール類、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、ジブチルヒドロキシトルエン、キシレン、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ジブチルマレート等が挙げられる。有機溶剤を単独で用いてもよいが、プラスチックベースフィルムへのハードコート層の密着性や、ハードコート層の硬度等を考慮して、2種以上を混合して用いることが多い。
【0026】
ハードコート材組成物における熱硬化型又は紫外線硬化型ハードコート材と有機溶剤の配合割合は、組成物全体を基準として、通常、ハードコート材20〜80重量%、有機溶剤20〜80重量%程度である。ハードコート材の良好な溶解性、適切な粘度(塗布適性)が得られるように決定すればよい。
【0027】
また、ハードコート材組成物には、必要に応じて、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、酸化防止剤、熱重合禁止剤等の各種公知の添加剤を含ませてもよい。
【0028】
ハードコート材組成物は、多官能(メタ)アクリレート及び光重合開始剤等のハードコート材成分を上記特定の有機溶剤に、常法により分散又は溶解して得ることができる。
【0029】
本発明において、ハードコート層を形成すべきポリカーボネートフィルムとして、ハードコート層を形成すべき面とは反対側の面が保護フィルムによって保護された長尺状のポリカーボネートフィルム、又はハードコート層を形成すべき面及び前記面とは反対側の面が共に保護フィルムによって保護された長尺状のポリカーボネートフィルムを用いる。このようなポリカーボネートフィルムは、例えばポリエチレンフィルムをポリカーボネートフィルムの片面又は両面にラミネートして得ることができる。
【0030】
ポリカーボネートフィルムの厚さは、特に限定されることなく、用途に応じて、例えば10μm〜500μm、好ましくは50μm〜300μmである。又、予め表面にハードコート層を付与したポリカーボネートフィルムをプラスチック成形品を射出成形する際に供する場合には、100μmよりも薄いフィルムでは、射出成形の作業性が悪くなる。500μmよりも厚いフィルムでは、ロール状での巻き取りが困難となる。
また、保護フィルムの厚さは、例えば20μm〜50μmである。保護フィルムとしては、各種フィルムを用いることができるが、好ましくはポリエチレンフィルムである。
【0031】
本発明において、ハードコート層を形成すべき面とは反対側の面のみに保護フィルムを有する長尺状のポリカーボネートフィルムを用いる場合には、例えば図1に示される装置構成を用いて、ハードコート層付きポリカーボネートフィルムを製造することができる。
【0032】
図1において、ポリカーボネートフィルム(1) はハードコート層を形成すべき面(1a)が内側に、保護フィルム(1b)が外側になるようにして繰り出し機(2) に巻かれている。ポリカーボネートフィルム(1) を、繰り出し機(2) から回転するガイドロール(R1)(R2).....(R9) を介して引き出し前記フィルムの長さ方向に搬送しながら、ガイドロール(R7)及び(R8)の間に配された塗布手段(3) を用いてフィルム面(1a)にハードコート材を塗布する。次いで、ポリカーボネートフィルム(1) を乾燥装置(4) 中を通過させてハードコート材を乾燥し、紫外線硬化型ハードコート材を用いた場合には更に紫外線照射装置(5) を通過させてハードコート材塗布層に紫外線照射を行い硬化させる。その後、ポリカーボネートフィルム(1) を回転するガイドロール(R10)(R11).....(R14)を介して搬送し、保護フィルム(1b)が外側になるようにして巻取り機(7) に巻き取る。熱硬化型ハードコート材を用いた場合には、巻き取り後に、ハードコート材塗布層を熱硬化させる。
【0033】
この製造によると、ハードコート層を形成しない面は保護フィルム(1b)によって保護されているので、繰り出し機(2) から巻取り機(7) に至る工程において、ガイドロールによるキズが発生することはない。
【0034】
ハードコート層を形成すべき面(1a)は、繰り出し機(2) から塗布手段(3) に至るまでにガイドロール(R2)(R4)(R6)と接触する。これらの接触によって、フィルム面(1a)にキズが発生する可能性がある。従って、この製造において、ガイドロール(R2)(R4)(R6)として、表面平滑処理されたガイドロールを用いることが好ましい。例えば、クロムメッキされた表面粗さRa:0.1〜0.2μm程度のアルミニウムガイドロール等を用いるとよい。すべてのガイドロールについて表面平滑処理を行うことも勿論可能であるが、コストアップの要因になる。
【0035】
塗布手段(3) によってハードコート材が塗布された後は、その塗布面はガイドロールと接触することなく、乾燥装置(4) 中に導入されハードコート材が乾燥固化される。紫外線硬化型ハードコート材を用いた場合には、乾燥後に更に紫外線照射により硬化されるので、このハードコート材塗布層がガイドロール(R11)(R13)と接触しても、キズが入ることはない。熱硬化型ハードコート材を用いた場合には、乾燥後のハードコート材塗布層表面の硬度が十分ではない場合がある。そのため、乾燥以降のガイドロール(R11)(R13)として、ガイドロール(R2)(R4)(R6)の場合と同様に、表面平滑処理されたガイドロールを用いることが好ましい。
【0036】
本発明において、両面に保護フィルムを有する長尺状のポリカーボネートフィルムを用いる場合には、例えば図2に示される装置構成を用いて、ハードコート層付きポリカーボネートフィルムを製造することができる。
【0037】
図2において、ポリカーボネートフィルム(1) はハードコート層を形成すべき面(1a)の保護フィルム(1c)が内側に、他面の保護フィルム(1b)が外側になるようにして繰り出し機(2) に巻かれている。ポリカーボネートフィルム(1) を、繰り出し機(2) から回転するガイドロール(R1)(R2).....(R9) を介して引き出し前記フィルムの長さ方向に搬送しながら、保護フィルム巻取り機(6) を用いて保護フィルム(1c)を前記ポリカーボネートフィルム(1) から剥がし取りハードコート層を形成すべき面(1a)を露出させ、ガイドロール(R7)及び(R8)の間に配された塗布手段(3) を用いて露出フィルム面(1a)にハードコート材を塗布する。以降は図1の場合と同様である。
【0038】
図3は、図2におけるガイドロール(R5)(R6)(R7)付近の拡大図であり、ポリカーボネートフィルム(1) からの保護フィルム(1c)の剥がし取りを示す。
【0039】
この製造によると、図1の場合と同様、ハードコート層を形成しない面は保護フィルム(1b)によって保護されているので、繰り出し機(2) から巻取り機(7) に至る工程において、ガイドロールによるキズが発生することはない。
【0040】
ハードコート層を形成すべき面(1a)も保護フィルム(1c)によって保護され、保護フィルム(1c)を剥がし取った後、露出させた面(1a)にはガイドロールを接触させることなく、ハードコート材を塗布、乾燥固化する。従って、図1の場合と同様に、紫外線硬化型ハードコート材を用いた場合には、乾燥後に更に紫外線照射により硬化されるので、このハードコート材塗布層がガイドロール(R11)(R13)と接触しても、キズが入ることはない。熱硬化型ハードコート材を用いた場合には、乾燥後のハードコート材塗布層表面の硬度が十分ではない場合がある。そのため、乾燥以降のガイドロール(R11)(R13)として、表面平滑処理されたガイドロールを用いることが好ましい。
【0041】
本発明において、ハードコート材組成物の連続的塗布は、バーコート法、ドクターブレード法、リバースコート法、メイヤーバーコート法、グラビアコート法、コンマコート法、スリットダイコート法等の公知の方法で行うことができる。
【0042】
塗布後の乾燥は、例えば50〜120℃の温度範囲で、例えば10秒〜5分間程度で行うとよい。紫外線硬化型ハードコート材を用いた場合の紫外線照射は、キセノンランプ、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、カーボンアーク灯、タングステンランプ等のランプを用いて、紫外線を200〜2000mJ/cm2 程度照射するとよい。熱硬化型ハードコート材を用いた場合の熱硬化は、例えば50〜120℃の温度範囲で、例えば10分間〜72時間程度で行うとよい。
【0043】
ハードコート層の厚さは、ポリカーボネートフィルムの使用目的にもよるが、硬化後0.5μm〜20μm程度、好ましくは2μm〜10μm程度になるようにすればよい。
このようにして、本発明のハードコート層付きポリカーボネートフィルムが得られる。
【0044】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
(1)使用した製造装置:図2に示した装置、但し紫外線照射装置(5) は配置されていない装置
(2)30μm厚ポリエチレンフィルムを両面にラミネートした200μm厚ポリカーボネートフィルム(フィルム幅=100mm)を使用した。
(3)ガイドロール:ガイドロール(R11) 及び(R13) として、表面粗さRa=0.2μmのクロムメッキした金属ロールを使用した。その他の全てのガイドロールとして、表面粗さRa=1.5μmのアルマイトで表面処理したアルミガイドロールを使用した。
(4)フィルムの搬送速度20m/min。乾燥装置(4) での乾燥温度120℃、乾燥時間30秒。
(5)ハードコート材:シリコン系熱硬化樹脂 トスガード510(NV=21wt%、GE・東芝シリコーン(株)製)を使用した。
(6)塗布装置(3) :エクストルージョン型塗布装置(ダイノズル方式)を使用した。
【0045】
上記の条件で、ポリエチレン保護フィルム(1c)を巻き取った(6) 後、ハードコート材を乾燥後の厚みが4μmとなるように塗布、乾燥を行ない、ロール状に巻き取った(7) 。その後、ロール状態のままで100℃で3時間硬化を行ないサンプルを得た。
【0046】
[実施例2]
ポリカーボネートフィルムの厚さを100μmに変えた以外は、実施例1と同様に行なった。
[実施例3]
ポリカーボネートフィルムの厚さを300μmに変えた以外は、実施例1と同様に行なった。
[実施例4]
ポリカーボネートフィルムの厚さを500μmに変えた以外は、実施例1と同様に行なった。
【0047】
[実施例5]
ハードコート材:アクリル系UV硬化型樹脂 FOP−1100(NV=80wt%、日本化薬(株)製)をMEK/トルエン=2/1(重量比)でNV=40wt%に希釈したものを使用した。
製造装置は、紫外線照射装置(5) が配置された図2に示した装置を使用した。乾燥装置(4) での乾燥温度70℃、乾燥時間1分間。紫外線照射装置(5) での紫外線照射量:1000mJ/cm2 。
上記のように変更した以外は実施例1と同様に行なった。但し、巻き取り後の熱硬化処理は行わなかった。
【0048】
[実施例6]
ポリカーボネートフィルムの厚さを50μmに変えた以外は、実施例5と同様に行なった。
[実施例7]
ポリカーボネートフィルムの厚さを100μmに変えた以外は、実施例5と同様に行なった。
[実施例8]
ポリカーボネートフィルムの厚さを300μmに変えた以外は、実施例5と同様に行なった。
[実施例9]
ポリカーボネートフィルムの厚さを500μmに変えた以外は、実施例5と同様に行なった。
【0049】
[比較例1]
ポリカーボネートフィルムの両面いずれにもポリエチレン保護フィルムを設けず、従って巻き取り機(6) を使用しなかった以外は、実施例1と同様に行なった。
[比較例2]
ポリカーボネートフィルムの両面いずれにもポリエチレン保護フィルムを設けず、従って巻き取り機(6) を使用しなかった以外は、実施例2と同様に行なった。
[比較例3]
ポリカーボネートフィルムの両面いずれにもポリエチレン保護フィルムを設けず、従って巻き取り機(6) を使用しなかった以外は、実施例3と同様に行なった。
[比較例4]
ポリカーボネートフィルムの両面いずれにもポリエチレン保護フィルムを設けず、従って巻き取り機(6) を使用しなかった以外は、実施例4と同様に行なった。
【0050】
[比較例5]
ポリカーボネートフィルムの両面いずれにもポリエチレン保護フィルムを設けず、従って巻き取り機(6) を使用しなかった以外は、実施例5と同様に行なった。
[比較例6]
ポリカーボネートフィルムの両面いずれにもポリエチレン保護フィルムを設けず、従って巻き取り機(6) を使用しなかった以外は、実施例6と同様に行なった。
[比較例7]
ポリカーボネートフィルムの両面いずれにもポリエチレン保護フィルムを設けず、従って巻き取り機(6) を使用しなかった以外は、実施例7と同様に行なった。
[比較例8]
ポリカーボネートフィルムの両面いずれにもポリエチレン保護フィルムを設けず、従って巻き取り機(6) を使用しなかった以外は、実施例8と同様に行なった。
[比較例9]
ポリカーボネートフィルムの両面いずれにもポリエチレン保護フィルムを設けず、従って巻き取り機(6) を使用しなかった以外は、実施例9と同様に行なった。
【0051】
[実施例10]
図1に示した装置(但し紫外線照射装置(5) は配置されていない装置)を使用した。ガイドロール(R2)(R4)(R6)(R11)(R13)として、表面粗さRa=0.2μmのクロムメッキした金属ロールを使用した。その他のガイドロールとして、表面粗さRa=1.5μmのアルマイトで表面処理したアルミガイドロールを使用した。
30μm厚ポリエチレン保護フィルム(1b)を片面(ハードコート材を塗布しない面)にラミネートした200μm厚ポリカーボネートフィルム(1) (フィルム幅=100mm)を使用し、保護フィルム(1b)が外側になるようにして繰り出し機(2) に巻いた。上記のように変更した以外は実施例1と同様に行なった。
【0052】
[実施例11]
ポリカーボネートフィルムの厚さを100μmに変えた以外は、実施例10と同様に行なった。
[実施例12]
ポリカーボネートフィルムの厚さを300μmに変えた以外は、実施例10と同様に行なった。
[実施例13]
ポリカーボネートフィルムの厚さを500μmに変えた以外は、実施例10と同様に行なった。
【0053】
[実施例14]
図1に示した装置(紫外線照射装置(5) は配置された装置)を使用した。ガイドロール(R2)(R4)(R6)として、表面粗さRa=0.1μmのクロムメッキした金属ロールを使用した。その他のガイドロールとして、表面粗さRa=1.5μmのアルマイトで表面処理したアルミガイドロールを使用した。
30μm厚ポリエチレン保護フィルム(1b)を片面(ハードコート材を塗布しない面)にラミネートした200μm厚ポリカーボネートフィルム(1) (フィルム幅=100mm)を使用し、保護フィルム(1b)が外側になるようにして繰り出し機(2) に巻いた。上記のように変更した以外は実施例5と同様に行なった。
【0054】
[実施例15]
ポリカーボネートフィルムの厚さを100μmに変えた以外は、実施例14と同様に行なった。
[実施例16]
ポリカーボネートフィルムの厚さを300μmに変えた以外は、実施例14と同様に行なった。
[実施例17]
ポリカーボネートフィルムの厚さを500μmに変えた以外は、実施例14と同様に行なった。
【0055】
[実施例18]
塗布装置をメイヤーバー方式に変えた以外は、実施例3と同様に行なった。
[実施例19]
塗布装置をマイクログラビア方式に変えた以外は、実施例3と同様に行なった。
[実施例20]
塗布装置をリバースロール方式(4本リバース方式)に変えた以外は、実施例3と同様に行なった。
【0056】
[実施例21]
塗布装置をメイヤーバー方式に変えた以外は、実施例16と同様に行なった。
[実施例22]
塗布装置をマイクログラビア方式に変えた以外は、実施例16と同様に行なった。
[実施例23]
塗布装置をリバースロール方式(4本リバース方式)に変えた以外は実施例16と同様に行なった。
【0057】
得られた実施例の各サンプルにつき、保護フィルムを取り除き、フィルム表面のキズの有無を目視で調べた。同様に比較例の各サンプルにつき、フィルム表面のキズの有無を目視で調べた。結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
実施例の各サンプルではいずれも、フィルム表面のキズはなかった。比較例の各サンプルでは、フィルム表面にキズが発生していた。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、ハードコート材を塗布しようとする面とは反対側の面が保護フィルムによって保護されたポリカーボネートフィルムを用いて、ハードコート層を形成するので、フィルム表面にキズの無いハードコート層付きポリカーボネートフィルムが提供される。
【0061】
本発明で製造されるハードコート層付きポリカーボネートフィルムは、耐擦傷性に優れ、各種工業材料、建築材料、装飾材料、光学材料、家庭材料などとして広く用いることができる。
本発明で製造されるハードコート層付きポリカーボネートフィルムは、種々の射出成形品を製造する場合に用いることができるが、ハードコート層が付与された自動車の窓、電車や飛行機などの窓、ショーウィンドー、サンテラス用透明板、自動車のサンルーフ等を製造する場合に、とりわけ好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハードコート層付きポリカーボネートフィルムを製造するための装置構成例を示す図である。
【図2】 本発明のハードコート層付きポリカーボネートフィルムを製造するための装置構成例を示す図である。
【図3】 図2におけるガイドロール(R5)(R6)(R7)付近の拡大図である。
【符号の説明】
(1) :ポリカーボネートフィルム
(1a):ハードコート層を形成すべき面
(1b):ハードコート層を形成しない面の保護フィルム
(1c):ハードコート層を形成すべき面の保護フィルム
(2) :繰り出し機
(3) :塗布手段
(4) :乾燥装置
(5) :紫外線照射装置
(6) :保護フィルム巻取り機
(7) :巻取り機
(R1)(R2).....(R14):ガイドロール
Claims (5)
- ハードコート層を形成すべき面とは反対側の面が保護フィルムによって保護された長尺状のポリカーボネートフィルムを、繰り出し機からガイドロールを介して前記フィルムの長さ方向に搬送しながら、ハードコート層を形成すべき面にハードコート材を塗布、乾燥し、ハードコート材塗布層を形成し、
得られたポリカーボネートフィルムを、ガイドロールを介して前記フィルムの長さ方向に搬送し、巻取り機に巻き取ることを含む、ハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法であって、
繰り出し機からハードコート材の塗布に至るまでの間に、ハードコート層を形成すべき面と接触するガイドロールは、表面平滑処理されている、ハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法。 - ハードコート層を形成すべき面及び前記面とは反対側の面が共に保護フィルムによって保護された長尺状のポリカーボネートフィルムを、繰り出し機からガイドロールを介して前記フィルムの長さ方向に搬送しながら、ハードコート層を形成すべき面の保護フィルムを前記ポリカーボネートフィルムから剥がし取りハードコート層を形成すべき面を露出させ、露出したハードコート層を形成すべき面にハードコート材を塗布、乾燥し、ハードコート材塗布層を形成し、
得られたポリカーボネートフィルムを、ガイドロールを介して前記フィルムの長さ方向に搬送し、巻取り機に巻き取ることを含む、ハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法。 - ハードコート層を形成すべき面を露出させた後、この面にはガイドロールを接触させることなく、ハードコート材を塗布、乾燥する、請求項2に記載のハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法。
- ハードコート材として熱硬化型ハードコート材を用い、巻取り機に巻き取った後、ハードコート材塗布層を熱硬化させる、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法。
- ハードコート材として紫外線硬化型ハードコート材を用い、ハードコート材を塗布、乾燥した後、ハードコート材塗布層に紫外線照射を行い硬化させ、その後、巻取り機に巻き取る、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のハードコート層付きポリカーボネートフィルムの製造方法。
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