JP4701199B2 - 防火防煙区画用スクリーンシャッター - Google Patents
防火防煙区画用スクリーンシャッター Download PDFInfo
- Publication number
- JP4701199B2 JP4701199B2 JP2007070854A JP2007070854A JP4701199B2 JP 4701199 B2 JP4701199 B2 JP 4701199B2 JP 2007070854 A JP2007070854 A JP 2007070854A JP 2007070854 A JP2007070854 A JP 2007070854A JP 4701199 B2 JP4701199 B2 JP 4701199B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen curtain
- screen
- building
- floor
- fire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
すなわち、本発明は、建物の天井部に繰り出し巻き取り可能に設けられ、繰り出し時に下端が建物の床部に当接可能なスクリーン幕と、該スクリーン幕の下端部に設けられる錘体と、建物の天井部と床部との間に設けられて、前記スクリーン幕を繰り出し巻き取り可能に案内する一対の案内部材と、前記スクリーン幕の下端が建物の床部に当接した状態に固定する一対のストッパー機構とを備え、前記スクリーン幕を天井部から繰り出してその下端を建物の床部に当接させることにより、建物の内部空間が火災側と非火災側とに区画される防火防煙区画用スクリーンシャッターであって、前記スクリーン幕の下端部の両側面に、前記スクリーン幕の全幅に亘る長さの一対の座板部材を設けて、各座板部材と前記スクリーン幕の下端部の各側面との間に空間からなる収納部をそれぞれ形成するとともに、各座板部材に設けた切欠部により各収納部の底部に上下方向に開口する開口部をそれぞれ形成し、前記各収納部内に、下端が前記各収納部の各開口部から下方に突出して建物の床部に当接可能な遮蔽部と、該遮蔽部の長手方向の両端に設けられるとともに、前記各切欠部の長手方向の両縁部に係止可能な被係止部とからなる前記スクリーン幕の全幅に亘る長さの板状の遮蔽部材を、前記スクリーン幕の下端部の各側面と間隔をおいてそれぞれ設け、前記各遮蔽部材を、前記スクリーン幕から独立して前記スクリーン幕の繰り出し巻き取り方向に移動可能、かつ自重により前記遮蔽部の下端が前記各開口部から下方に突出して建物の床部に当接可能に構成したことを特徴とする。
この場合、遮蔽部材がスクリーン幕から独立して、スクリーン幕の繰り出し方向に移動し、遮蔽部材の遮蔽部の下端が自重によって床部に当接することになるので、火災時の燃焼熱によって錘体が熱膨張したり、熱風によってスクリーン幕が煽られたりして、スクリーン幕と床部との間に隙間が形成されても、その隙間を遮蔽部材によって遮蔽することができ、建物の内部空間を火災側と非火災側とに区画し続けることができる。
また、スクリーン幕と建物の床部との間に形成される隙間がスクリーン幕の全幅、すなわち、建物の内部空間の全開口幅に亘るものであっても、その隙間を遮蔽部材によって遮蔽することができるので、建物の内部空間を火災側と非火災側とに区画し続けることができる。
さらに、一方の遮蔽部材の下端が建物の床部に当接することにより、一方の遮蔽部材によって建物の内部空間の火災側又は非火災側が遮蔽され、他方の遮蔽部材の下端が建物の床部に当接することにより、他方の遮蔽部材によって建物の内部空間の非火災側又は火災側が遮蔽される。
この場合、各遮蔽部材とスクリーン幕との間にはそれぞれ間隙が介在しているので、この間隙によって断熱効果が得られることになり、各遮蔽部材が火災時の燃焼熱や熱風によって変形するのを防止でき、各遮蔽部材による遮蔽機能を維持することができる。
さらに、各座板部材が火災時の燃焼熱等によって変形して、スクリーン幕と床部との間に隙間が形成されても、その隙間を各座板部材とスクリーン幕との間の収納部内に収納されている遮蔽部材によって遮蔽することができる。
従って、建物の内部空間をスクリーン幕によって火災側と非火災側とに区画し続けることができるので、火災側から非火災側への延焼や煙の拡散を確実に防止することができる。
また、遮蔽部材をスクリーン幕の全幅に亘る長さに形成したことにより、建物の空間部の幅の大小に関わらず空間部を遮蔽することができるので、各種の建物の空間部に適用することができる。
さらに、一対の遮蔽部材をスクリーン幕の下端部の両側面に設けたことにより、一方の遮蔽部材によって建物の内部空間の火災側又は非火災側を遮蔽でき、他方の遮蔽部材によって建物の内部空間の非火災側又は火災側を遮蔽でき、建物の内部空間の遮蔽効果を高めることができる。
この場合、各遮蔽部材とスクリーン幕の下端部の各側面との間にそれぞれ間隙が介在することになるので、この間隙によって断熱効果が得られることになり、各遮蔽部材が火災時の燃焼熱や熱風によって変形するのを防止することができる。
さらに、各座板部材に設けた案内部材によって各遮蔽部材を直立姿勢に保つことができるので、各遮蔽部材の下端を確実に建物の床部に当接させることができ、スクリーン幕の下端と建物の床部との間に形成される隙間を各遮蔽部材によって確実に遮蔽することができる。
図1〜図6には、本発明による防火防煙区画用スクリーンシャッターの一実施の形態が示されている。図1は防火防煙区画用スクリーンシャッターの全体を示す正面図、図2及び図3は図1のA部の拡大断面図、図4は図1のスクリーン幕の下端部の分解図、図5は図1のスクリーン幕の下端部の拡大断面図、図6は図5の座板部材と遮蔽部材との位置関係を示す説明図である。
なお、繰り出し巻き取り手段2は、上記のようなタイプのものに限らず、周知の各種のタイプのものを使用することができる。
LHot=L+(L×900×β)
ここで、L:常温時の遮蔽部材30の遮蔽部31の長さ、LHot:摂氏900度時の遮蔽部材30の遮蔽部31の長さ、β:線膨張係数である。
このような長さに座板部材12の切欠部14及び遮蔽部材30の遮蔽部31を設定することにより、遮蔽部材30を円滑にスクリーン幕6の繰り出し巻き取り方向に可動させることができる。
まず、火災が発生すると、その信号によって繰り出し巻き取り手段2のソレノイドバルブが作動し、ロック機構によるドラム4のロック状態が解除され、錘体10の重量によってスクリーン幕6を介してドラム4が自由回転し、ドラム4からスクリーン幕6が繰り出されてその下端(錘体10の座板部材12及び芯部材11の下端)が建物の床部52に当接し、建物の内部空間50が火災側53と被火災側54とに区画される。この場合、錘体10の座板部材12の収納部25内に収納されている遮蔽部材30がスクリーン幕6から独立して下方に移動し、遮蔽部31の下端が自重により床部52に当接する。
3 シャッターケース 4 ドラム
5 軸受 6 スクリーン幕
7 案内部材(ガイドレール) 10 錘体
11 芯部材 12 座板部材
13 底面 14 切欠部
15 係止部 16 案内部材
20 ボルト 21 ナット
25 収納部 26 開口部
30 遮蔽部材 31 遮蔽部
32 被係止部 33 間隙
35 ストッパー機構 36 スリーブ
37 圧縮スプリング 38 ロックピン
39 係止板 40 垂直面
41 傾斜面 50 内部空間
51 天井部 52 床部
53 火災側 54 非火災側
Claims (4)
- 建物の天井部に繰り出し巻き取り可能に設けられ、繰り出し時に下端が建物の床部に当接可能なスクリーン幕と、該スクリーン幕の下端部に設けられる錘体と、建物の天井部と床部との間に設けられて、前記スクリーン幕を繰り出し巻き取り可能に案内する一対の案内部材と、前記スクリーン幕の下端が建物の床部に当接した状態に固定する一対のストッパー機構とを備え、前記スクリーン幕を天井部から繰り出してその下端を建物の床部に当接させることにより、建物の内部空間が火災側と非火災側とに区画される防火防煙区画用スクリーンシャッターであって、
前記スクリーン幕の下端部の両側面に、前記スクリーン幕の全幅に亘る長さの一対の座板部材を設けて、各座板部材と前記スクリーン幕の下端部の各側面との間に空間からなる収納部をそれぞれ形成するとともに、各座板部材に設けた切欠部により各収納部の底部に上下方向に開口する開口部をそれぞれ形成し、
前記各収納部内に、下端が前記各収納部の各開口部から下方に突出して建物の床部に当接可能な遮蔽部と、該遮蔽部の長手方向の両端に設けられるとともに、前記各切欠部の長手方向の両縁部に係止可能な被係止部とからなる前記スクリーン幕の全幅に亘る長さの板状の遮蔽部材を、前記スクリーン幕の下端部の各側面と間隔をおいてそれぞれ設け、
前記各遮蔽部材を、前記スクリーン幕から独立して前記スクリーン幕の繰り出し巻き取り方向に移動可能、かつ自重により前記遮蔽部の下端が前記各開口部から下方に突出して建物の床部に当接可能に構成したことを特徴とする防火防煙区画用スクリーンシャッター。 - 前記錘体は、前記スクリーン幕の下端部に設けられた袋状の部分に挿着される前記スクリーン幕の全幅に亘る長さの板状の芯部材と、前記芯部材を挟むように前記スクリーン幕の下端部の両側面に設けられた前記一対の座板部材とからなることを特徴とする請求項1に記載の防火防煙区画用スクリーンシャッター。
- 前記各座板部材に、前記遮蔽部材を直立姿勢に保つ案内部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の防火防煙区画用スクリーンシャッター。
- 前記各ストッパー機構は、前記芯部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられるとともに、前記各案内部材側が開口するスリーブと、該各スリーブ内に圧縮スプリングを介して装着されるとともに、該圧縮スプリングによって前記各案内部材の方向に付勢されるロックピンと、前記各案内部材の下端部に前記各ロックピンと対向するように設けられるとともに、下端に前記各ロックピンを係止させる係止板とから構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の防火防煙区画用スクリーンシャッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007070854A JP4701199B2 (ja) | 2007-03-19 | 2007-03-19 | 防火防煙区画用スクリーンシャッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007070854A JP4701199B2 (ja) | 2007-03-19 | 2007-03-19 | 防火防煙区画用スクリーンシャッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008228901A JP2008228901A (ja) | 2008-10-02 |
JP4701199B2 true JP4701199B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=39902445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007070854A Expired - Fee Related JP4701199B2 (ja) | 2007-03-19 | 2007-03-19 | 防火防煙区画用スクリーンシャッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4701199B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI733605B (zh) * | 2020-10-19 | 2021-07-11 | 寰奇機電有限公司 | 可調整防火片狀物之張力的框結構 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003310777A (ja) * | 2002-02-25 | 2003-11-05 | Unitika Plant Engineering Co Ltd | 防火区画用スクリーンシャッター |
JP2004329777A (ja) * | 2003-05-12 | 2004-11-25 | Unitika Plant Engineering Co Ltd | 防火用スクリーンシャッター |
JP2005201012A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ乗場の防火防煙装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3048993B2 (ja) * | 1997-12-26 | 2000-06-05 | 文化シヤッター株式会社 | 耐火スクリーン装置 |
JP3593453B2 (ja) * | 1998-04-16 | 2004-11-24 | 文化シヤッター株式会社 | 耐火スクリーン装置 |
-
2007
- 2007-03-19 JP JP2007070854A patent/JP4701199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003310777A (ja) * | 2002-02-25 | 2003-11-05 | Unitika Plant Engineering Co Ltd | 防火区画用スクリーンシャッター |
JP2004329777A (ja) * | 2003-05-12 | 2004-11-25 | Unitika Plant Engineering Co Ltd | 防火用スクリーンシャッター |
JP2005201012A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ乗場の防火防煙装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008228901A (ja) | 2008-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6070640A (en) | Walk-through type waterproof screen apparatus | |
JP7017388B2 (ja) | 防火区画壁の防火措置構造 | |
PL2110506T5 (pl) | Zamknięcie oraz brama rolowana z tego rodzaju zamknięciem | |
JP2008061722A (ja) | 防火区画用スクリーンシャッター装置 | |
JP4701199B2 (ja) | 防火防煙区画用スクリーンシャッター | |
JP6818270B2 (ja) | 開閉装置 | |
KR101273817B1 (ko) | 스크린형 차열방화셔터 | |
JP3740332B2 (ja) | 防火防煙シャッター | |
JP3868825B2 (ja) | 防火用シャッター装置 | |
JP6154688B2 (ja) | 耐火処理材、貫通部の閉鎖構造、及び貫通部の閉鎖方法 | |
JP3638826B2 (ja) | 防火防煙シャッター | |
JP2001204834A (ja) | 防火区画用耐火スクリーン装置 | |
JP2878220B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP6378943B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP2020159123A (ja) | 防火扉 | |
JP3268366B2 (ja) | 防火シャッターのシャッターカーテン | |
JP7489840B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP7236903B2 (ja) | ドア装置 | |
KR20220032843A (ko) | 방화 시트 및 이를 포함하는 방화 셔터 | |
JP2007309031A (ja) | 耐火遮煙装置 | |
JP2001120677A (ja) | 防火区画用スクリーン | |
JP5308941B2 (ja) | 防火防煙用スクリーンシャッター | |
JP2011102509A (ja) | シャッタ装置 | |
JP2010068946A (ja) | 吊下げ式引戸用防火装置 | |
KR20220032842A (ko) | 방화 스크린 및 이를 포함하는 방화 스크린 셔터 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100219 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20100602 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20100621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4701199 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |