JP4700692B2 - 被エッチング材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被エッチング材の製造方法、特にエッチング処理の対象となるエッチング対象材のエッチング領域に対応する領域が開口し、エッチング領域とならない領域に対応する領域が非開口とされるエッチング用マスクを用い、前記開口した領域を通じて前記エッチング対象材がエッチングされることによって製造される被エッチング材の製造方法に関する。
有機エレクトロルミネッセンス素子は、電流の注入によってエレクトロルミネッセンス(以下、ELという)を呈する有機化合物材料の薄膜(以下、有機膜という)を利用した素子として知られている。有機EL素子は、例えば、透明基板上に、透明電極と、1以上の有機膜と、金属電極とが順次積層されて構成される。
有機EL素子を発光部として複数有する有機EL表示パネル、例えばマトリクス型のものは、透明電極層を含む水平方向の行電極と、1以上の有機膜と、行電極に交差する金属電極層を含む垂直方向の列電極とが順次積層されて構成される。行電極は、各々が帯状に形成されるとともに、所定の間隔をおいて互いに平行となるように配列されており、列電極も同様である。このように、マトリクス型の表示パネルは、複数の行と列の電極の交差点に形成された複数の有機EL素子の発光画素からなる画像表示配列を有している。
この有機EL表示パネルの製造工程において、透明電極層を透明基板上に形成後、有機膜が成膜される。有機膜は、発光画素に対応する1層以上の薄膜で蒸着法などにより形成される。
例えば、有機EL素子を作製する一つの方法として、第1表示電極がパターニングされた基板上に、スピンコート、スプレーなどのウエットプロセスなどによって有機膜を全面成膜する場合、その第1表示電極とコンタクトをとるために電極引出し部上の有機膜を除去しなければならない。そのため、例えば、薄膜のパターニング方法たるフォトリソグラフィや、レーザアブレーション法、エッチング用マスクを用いた方法を利用することで電極引出し部上の有機膜を除去する方法が知られている。
フォトリソグラフィは、まず、基板上に形成された薄膜上にレジストを塗布後、露光する。その後、所定パターンのレジスト露光部分が現像液に溶解する(ポジ型)または溶解しにくくなる(ネガ型)ことでレジストマスクが形成され、その薄膜をエッチングすることで、エッチングされた部分とそうでない部分とにパターニングされるという方法である。
レーザアブレーション法は、集光レーザ光を薄膜に対して照射することで、薄膜が蒸発、剥離され、これを選択的に繰り返すことで、剥離部分とそうでない部分とにパターニングされるという方法が一般的である。
エッチング用マスクを用いた方法は、エッチング処理の対象となるエッチング対象材のエッチング領域に対応する領域が開口し、エッチング領域とならない領域(未エッチング領域)に対応する領域が非開口とされるエッチング用マスクを用いる方法である。エッチング用マスクの開口に対応したエッチング対象材のエッチング領域がエッチングされ、未エッチング領域がエッチングされないので、エッチングされる部分とそうでない部分とにパターニングされるという方法である。エッチング用マスクを用いた方法は、例えば下記特許文献1に記載される方法が知られている。
通常、未エッチング領域を、エッチング領域に囲まれた島状にするには、エッチング用マスクの非開口部分を未エッチング領域とする。
特開2004−273438号公報
しかしながら、従来のエッチング用マスクを用いた方法で島状の未エッチング領域を作成する場合は不具合を生じる場合がある。以下、図面に基づいて説明する。
図1には、従来のエッチング用マスクA1が示される。このエッチング用マスクは、開口部10と非開口部からなる。エッチング用マスクA1はその内部に開口部10に囲まれた島用非開口部12を有している。島用非開口部12の存在によって、エッチングによっても島用非開口部12に対応する領域は未エッチング領域とすることができ、島状の未エッチング領域を形成することができる。
しかしながら、エッチング用マスクA1は島用非開口部12を支持するため周辺部材14に支持される支持部16が必要となる。この場合、支持部16に対応する領域も未エッチング領域とされ、支持部16に対応する領域がエッチングできない場合がある。通常、島用非開口部をしっかりと支持するために、支持部の太さ、本数はある程度必要である。マスクA1に用いる材料の剛性にもよるが、支持部は、例えば0.1mm以上の太さで、一つの島状非開口部に対し2箇所以上必要なのが一般的である。このように、支持部の太さが増し、本数が増えると、上記問題はより顕著となる。また、エッチングが異方性の強い方法になればなるほど、支持部の裏側がエッチングされにくくなり、上記問題はより顕著となる。
従来技術では、エッチング方法によって、別の問題が生じる場合もある。例えば図1Aには、プラズマ状態の気体をノズルNからマスクAを通じて基板100に吹き付けて有機物を除去する方法、つまり大気圧プラズマ法が示される。大気圧プラズマ法では、ノズルから吹き出された大気プラズマ反応領域Pの面積が、基板100よりも小さいことが多いので、基板100の略全面をエッチングするためには、図1Bの様に、プラズマ放電領域P、もしくは、基板100を走査する必要がある。プラズマ放電領域Pもしくは基板100を走査しながら、エッチングを行った場合、図1Cの矢印eの様にエッチングは斜めに進む。エッチングが斜めに進むと、図1CのX部では、プラズマが回り込みにくく、「エッチングの陰」が生じてしまい、X部ではエッチング残渣が生じ易くなる。「エッチングの陰」の問題は、マスクの走査方向と反対側のマスクエッジで顕著であり、マスクエッジと走査方向のなす角度θが大きくなるほど顕著である。例えば、図1DのY1部よりY2部が、Y2部よりY3部が「エッチングの陰」が生じやすい。
また、上記特許文献1に記載される方法は、図2に示されるように支持部16による未エッチング領域が生じることを防止するために、メッシュ18の上に島用非開口部12を載せてエッチングする方法である。メッシュの線幅を例えば0.1mm未満と細くすることにより、メッシュの裏側までエッチングされやすくなる。これにより、メッシュ18が島用非開口部12の支持と、開口部10としての役割を兼用する。これにより図1に示されるように支持部16を設けなくても済み、支持部16に対応する領域が未エッチング領域として残されてしまうことを防ぐことができる。
しかしながら、メッシュ18は熱膨張などによって伸縮しやすいことが一般的である。製造工程においては、基板加熱を行うときやあるいは局所反応領域が高温となる場合においてはメッシュが加熱され、熱膨張によって伸縮してしまう場合がある。メッシュ18が熱膨張によって伸縮するとメッシュ18上に載せられた島用非開口部12は、その伸縮に伴って所定位置から移動してしまう場合があり、エッチング/未エッチング領域がずれ、ひいてはパターニングのずれの原因となる場合がある。
また、上記文献1の表1にあるように、エッチング条件によっては、メッシュ部分を完全にエッチング除去することができない場合がある。更に、図1C−X部の「エッチングの陰」の問題は解決されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、エッチング領域が未エッチング領域として残ることをより好適に防止でき、かつ、エッチング/未エッチング領域のずれもより少なくすることができる被エッチング材の製造方法の提供を主な目的とする。
請求項1に記載の発明は、エッチング対象材のエッチング領域に対応する領域が開口し、エッチングされない未エッチング領域に対応する領域が非開口とされるエッチング用マスクを用い、前記開口した領域を通じてエッチングされることによって製造される被エッチング材の製造方法であって、前記エッチングは、少なくとも第一のエッチング工程と、前記第一のエッチング工程後になされる第二のエッチング工程と、を含み、前記第二のエッチング工程は、前記第一のエッチング工程による未エッチング領域を含んでエッチングする工程であり、前記第一のエッチング工程と前記第二のエッチング工程によって、仮想的なエッチング用マスクによってエッチングされた状態と同一の未エッチング領域をその表面に形成することを特徴とする。
背景技術におけるエッチング用マスクを用いた方法の説明図である。 背景技術におけるエッチング用マスクを用いた方法の説明図である。 背景技術におけるエッチング用マスクを用いた方法の説明図である。 背景技術におけるエッチング用マスクを用いた方法の説明図である。 背景技術におけるエッチング用マスクを用いた方法の説明図である。 背景技術におけるエッチング用マスクを用いた方法の説明図である。 本実施形態におけるエッチング用マスクを用いた方法の模式的な説明図である。 本実施形態におけるエッチング用マスクの説明図である。 本実施形態におけるエッチング用マスクの説明図である。 本実施形態におけるエッチング用マスクを用いた方法の模式的な説明図である。 本実施形態における仮想的なエッチング用マスクを示す図である。 本実施形態において製造された被エッチング材を示す図である。 本実施形態におけるエッチング用マスクを用いた方法の模式的な説明図である。 本実施形態におけるエッチング用マスクを用いた方法の模式的な説明図である。 本実施形態における仮想的なエッチング用マスクを示す図である。 本実施形態において製造された被エッチング材を示す図である。 本実施形態におけるエッチング用マスクを用いた方法の模式的な説明図である。 本実施形態におけるエッチング用マスクを用いた方法の模式的な説明図である。 本実施形態における仮想的なエッチング用マスクを示す図である。 本実施形態において製造された被エッチング材を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態については、本発明を実施するための一形態に過ぎず、本発明は本実施形態によって限定されるものではない。
本実施形態においては有機ELにおける構成部材の一部材たる有機固体層をエッチングによって除去する。なお、有機固体層とは、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層のうち少なくとも一つをいう。本実施形態では有機固体層をエッチングされるようにしているがこれに限られることなく、有機EL表示パネルの構成部材一般、有機トランジスタ、有機太陽電池、化合物半導体、半導体レーザ、CNT−FETトランジスタ、シリコンMOSなど有機膜パターンを必要とするデバイスには全て適用可能である。
本実施形態では基板100上にドライエッチングに対して耐性のある第1表示電極をガラス基板上に形成する。有機固体層を基板全面と第1表示電極上に一層以上成膜する。この段階での成膜方法はスピンコート法、スプレー法、スクリーン印刷法などのウエットプロセスでも真空蒸着などドライプロセスでもかまわず、また、高分子層でも低分子層でもどちらでもかまわない。この段階で、有機発光層まですべてを積層することもできる。この状態となった基板を下記実施形態によってパターニングする。
エッチング方法は特に限定されないが、本発明は、大気圧プラズマを走査する方法等、斜めに進むエッチング方法の場合、特に効果が大きい。特に、走査する方向と、走査方向の反対側のマスクエッジのなす角度、つまり図1Dのθ、が小さいほど「エッチングの陰」が生じにくく好適である。θの値は、45°以下が好ましく、更に好ましいのは20°以下で、最も好ましいのは5°以下つまりマスクのエッジと略同一方向に走査するのが好ましい。
更に、図3Aの様に、マスクAの部分に凹みUを設けると、エッチング対象材表面のマスクされた部分の有機層を傷付けにくく、好ましい。更に図3B(1)、(2)の様にマスクAの大気圧プラズマが照射される側のエッジ部にテーパーTをつけると、「エッチングの陰」を防止でき、さらに好ましい。
「第1の実施形態」
図3には第1の実施形態のドライエッチングに用いるエッチング用マスク(以下、単にマスクともいう)M1が示される。図3は、エッチング処理される対象物側から見たマスクM1の概略平面図である。マスクM1は、エッチングすべき面を露出せしめる開口部10とエッチングすべき面以外を覆う非開口部20とからなる。
図3に示されるようにマスクM1は紙面左側から外周部20a、第一開口部10a、橋部20b、第二開口部10b、外周部20aの順に構成されている。
開口部10は第一開口部10a、および第二開口部10bとから構成される。第一開口部10a、および第二開口部10bともに略長方形形状の開口形状である。第一開口部10aおよび第二開口部10bの上下両端の辺は外周部20aとの境界線によって構成されている。第一開口部10aおよび第二開口部10bの左右の辺のうち一方は外周部20aとの境界線によって構成され、他の辺は橋部20bとの境界線によって構成されている。
非開口部20は外周部20aと、外周部20aの上下両端を結合する橋部20bとから構成される。橋部20bは略長方形形状であって上下両端の辺は外周部20aとの境界線で構成され、左右両端の辺は第一開口部10a、および第二開口部10bとの境界線で構成されている。
次に基板100をエッチングしてパターニングし、被エッチング材(図6)を製造する方法について説明する。
マスクM1の下側にはエッチング対象材となる基板100が配置されている。マスクM1と基板100は一体化された状態(以下単にステージとも言う)のまま図3のX方向へと移動する。X方向の移動先には大気プラズマ反応領域Pが設置されている。マスクM1と基板100は一体化され、ステージの状態のまま大気プラズマ反応領域Pによってプラズマエッチングされる領域を通過する。通過によって、大気プラズマ反応領域Pによってプラズマエッチングされ、基板100における開口部10に対応した部分がエッチングされる。
図3のように基板100とマスクM1とが一体化されたステージをX方向へ移動させることで第一のエッチング工程を行う。ステージが大気プラズマ反応領域Pを通過すると基板100の表面は開口部10を通じてエッチングされることになる。一方、基板100の橋部20bも含め非開口部20に対応する領域はエッチングされない未エッチング領域となる。したがって、基板100において橋部20bに対応した部分は未エッチング領域30(図4)として残されることになる。
大気プラズマ反応領域Pが基板に対して小さい場合は、X方向への移動を複数回行えばよいのは、言うまでもない。
次に第一のエッチング工程後のステージに対して第二のエッチング工程を行う。図3に示される基板100とマスクM1とが一体化されたステージについてその中心点を回転中心としてマスクM1を基板100に対して相対的に略90°回転させ、図4の状態とする。
図4に示される状態のステージを再び大気プラズマ反応領域Pによってエッチングされる領域までX方向で示される方向とは逆方向に(Y方向で示されるように)移動させる。ステージが大気プラズマ反応領域Pを通過すると開口部10を通じて基板100がエッチングされることになる。一方、基板100において橋部20bも含め非開口部20はエッチングされない未エッチング領域となる。ここで第一のエッチング工程の未エッチング領域30のうち図4の状態とされたことで新たに開口部に対応する上側30a、下側30bがエッチングされる。これに対して第二のエッチング工程においても橋部20bによって遮蔽された上側30a、下側30bとの間にはされまれる中央部30cはエッチングされない未エッチング領域として残される。
このように第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とを行うと、図5に示される仮想的なエッチング用マスクM1’を用いてエッチングしたように、図6に示されるように基板100上にエッチング領域に未エッチング領域が囲まれた島状の未エッチング領域30cを残すことができる。
詳細に説明する。図5に示される仮想的なマスクM1’は非開口部20として外周部20aと島部20cから構成されるマスクである。本実施形態によれば図4に示されるように第一のエッチング工程によって橋部20bによって遮蔽(マスク)され、エッチングされなかった未エッチング領域30は第二のエッチング工程によって上側30a、下側30bがエッチングされることになる。一方、第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とを併用することで両方とも橋部20bによって遮蔽(マスク)され、エッチングされない略正方形状の未エッチング領域である中央部30cは残されることになる。すなわち、これは図5の仮想的なマスクM1’によってエッチングした未エッチング領域30cと同一の未エッチング領域を形成することとなる。
このように本実施形態の被エッチング材の製造方法によれば中央部に略正方形状の未エッチング領域20cを有する仮想的な図5のマスクと同じようにエッチングすることができる。これによって、図6に示されるように基板100上には第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とのうち少なくとも一方によりエッチングされたエッチング領域15に囲まれた略正方形状の領域20cに対応する未エッチング領域たる中央部30cが形成されることとなる。
本実施形態の被エッチング材の製造方法によれば、メッシュを用いることもないので熱膨張によるパターニングのずれなどの不良を防止することができる。また、島用非開口部を仮想的に作ることで島用非開口部を支持する支持部を設ける必要がなく、これによって支持部によってエッチングするべき箇所が未エッチング状態で残るなどの不具合を防止することができる。
「第2の実施形態」
図7には第2の実施形態のドライエッチングに用いるエッチング用マスク(以下、単にマスクともいう)M2が示される。図7は、エッチング処理される対象物側から見たマスクM2の概略平面図である。マスクM2は、エッチングすべき面を露出せしめる開口部10とエッチングすべき面以外を覆う非開口部20とからなる。
図7に示されるようにマスクM2は紙面左側から外周部20a、第一開口部10a、橋部201b、第二開口部10b、橋部202b、第三開口部10c、橋部203b、第四開口部10d、外周部20aの順に構成されている。
開口部10は第一開口部10a、第二開口部10b、第三開口部10c、第四開口部10dとから構成される。第一開口部10a、第二開口部10b、第三開口部10c、第四開口部10dともに略長方形形状の開口形状である。第一開口部10a、第二開口部10b、第三開口部10c、第四開口部10dの上下両端の辺は外周部20aとの境界線によって構成されている。第一開口部10a、第四開口部10dの左右の辺のうち一方は外周部20aとの境界線によって構成され、他の辺はそれぞれ橋部201b、203bとの境界線によって構成されている。第二開口部10b、第三開口部10cの左右の辺のうち一方は橋部202bとの境界線によって構成され、他の辺はそれぞれ橋部201b、203bとの境界線によって構成されている。
非開口部20は外周部20aと、外周部20aの上下両端を結合する橋部201b、202b、203bとから構成される。橋部201b、202b、203bは略長方形形状であって上下両端の辺は外周部20aとの境界線で構成されている。左右両端の辺は第一開口部10a、第二開口部10b、第三開口部10c、第四開口部10dとの境界線で構成されている。
次に基板100をエッチングしてパターニングし、被エッチング材(図10)を製造する方法について説明する。
マスクM2の下側にはエッチング対象材となる基板100が配置されている。マスクM2と基板100は一体化された状態(以下単にステージとも言う)のまま図7のX方向へと移動する。X方向の移動先には大気プラズマ反応領域Pが設置されている。マスクM2と基板100は一体化され、ステージの状態のまま大気プラズマ反応領域Pによってプラズマエッチングされる領域を通過する。通過によって、大気プラズマ反応領域Pによってプラズマエッチングされ、基板100における開口部10に対応した部分がエッチングされる。
図7のように基板100とマスクM2とが一体化されたステージをX方向へ移動させることで第一のエッチング工程を行う。ステージが大気プラズマ反応領域Pを通過すると基板100の表面は開口部10を通じてエッチングされることになる。一方、基板100の橋部201b、202b、203bも含め非開口部20に対応する領域はエッチングされない未エッチング領域となる。したがって、基板100において橋部201b、202b、203bに対応した部分は未エッチング領域30(図8)として残されることになる。
次に第一のエッチング工程後のステージに対して第二のエッチング工程を行う。図7に示される基板100とマスクM1とが一体化されたステージについてその中心点を回転中心としてマスクM2を基板100に対して相対的に略90°回転させ、図8の状態とする。
図8に示される状態のステージを再び大気プラズマ反応領域Pによってエッチングされる領域までX方向で示される方向とは逆方向に(Y方向で示されるように)移動させる。ステージが大気プラズマ反応領域Pを通過すると開口部10を通じて基板100がエッチングされることになる。一方、基板100において橋部201b、202b、203bも含め非開口部20はエッチングされない未エッチング領域となる。ここで第一のエッチング工程の未エッチング領域30のうち図8の状態とされたことで新たに開口部に対応する領域30aがエッチングされる。これに対して第二のエッチング工程においても橋部201b、202b、203bによって遮蔽された部分30cはエッチングされない未エッチング領域として残される。
このように第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とを行うと、図9に示される仮想的なエッチング用マスクM2’を用いてエッチングしたように、図10に示されるように基板100上にエッチング領域に未エッチング領域が囲まれた島状の未エッチング領域30cを残すことができる。
詳細に説明する。図9に示される仮想的なマスクM2’は非開口部20として外周部20aと島部20cから構成されるマスクである。本実施形態によれば図8に示されるように第一のエッチング工程によって橋部201b、202b、203bによって遮蔽(マスク)され、エッチングされなかった未エッチング領域30は第二のエッチング工程によってその一部30aがエッチングされることになる。一方、第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とを併用することで両方とも橋部201b、202b、203bによって遮蔽(マスク)され、エッチングされない略正方形状の未エッチング領域である部分30cは残されることになる。すなわち、これは図9の仮想的なマスクM2’によってエッチングした未エッチング領域30cと同一の未エッチング領域を形成することとなる。
このように本実施形態の被エッチング材の製造方法によれば中央部に略正方形状の未エッチング領域20cを有する仮想的な図9のマスクと同じようにエッチングすることができる。これによって、図10に示されるように基板100上には第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とのうち少なくとも一方によりエッチングされたエッチング領域15に囲まれた略正方形状の領域20cに対応する未エッチング領域たる部分30cが形成されることとなる。
本実施形態の被エッチング材の製造方法によれば、メッシュを用いることもないので熱膨張によるパターニングのずれなどの不良を防止することができる。また、島用非開口部を仮想的に作ることで島用非開口部を支持する支持部を設ける必要がなく、これによって支持部によってエッチングするべき箇所が未エッチング状態で残るなどの不具合を防止することができる。
「第3の実施形態」
第3の実施形態では第1の実施形態、第2の実施形態と異なり、第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とで異なるマスクを用いる。
図11、図12には第3の実施形態のドライエッチングに用いるエッチング用マスク(以下、単にマスクともいう)M3、M4がそれぞれ示される。図11、図12は、エッチング処理される対象物側から見たマスクM3、M4の概略平面図である。マスクM3、M4は、エッチングすべき面を露出せしめる開口部10とエッチングすべき面以外を覆う非開口部20とからなる。
本実施形態では第一のエッチング工程を図11で示されるマスクM3で行い、第二のエッチング工程を図12で示されるマスクM4で行う。
図11に示されるようにマスクM3は紙面左側から外周部20a、第一開口部10a、橋部20b、第二開口部10b、外周部20aの順に構成されている。橋部20bは第1の実施形態の橋部よりも横幅が広くなり、代わりに第一開口部10a、第二開口部10b、の横幅が小さくなっている。
開口部10は第一開口部10a、第二開口部10bとから構成される。第一開口部10a、第二開口部10bともに略長方形形状の開口形状である。第一開口部10a、第二開口部10bの上下両端の辺は外周部20aとの境界線によって構成されている。第一開口部10a、第二開口部10bの左右の辺のうち一方は外周部20aとの境界線によって構成され、他の辺はそれぞれ橋部20bとの境界線によって構成されている。
非開口部20は外周部20aと、外周部20aの上下両端を結合する橋部20bとから構成される。橋部20bは略長方形形状であって上下両端の辺は外周部20aとの境界線で構成されている。左右両端の辺は第一開口部10a、第二開口部10bとの境界線で構成されている。
図12に示されるようにマスクM4は紙面上側から外周部20a、第一開口部10a、橋部201b、第二開口部10b、橋部202b、第三開口部10c、橋部203b、第四開口部10d、外周部20aの順に構成されている。
開口部10は第一開口部10a、第二開口部10b、第三開口部10c、第四開口部10dとから構成される。第一開口部10a、第二開口部10b、第三開口部10c、第四開口部10dともに略長方形形状の開口形状である。第一開口部10a、第二開口部10b、第三開口部10c、第四開口部10dの左右両端の辺は外周部20aとの境界線によって構成されている。第一開口部10a、第四開口部10dの上下の辺のうち一方は外周部20aとの境界線によって構成され、他の辺はそれぞれ橋部201b、203bとの境界線によって構成されている。第二開口部10b、第三開口部10cの上下の辺のうち一方は橋部202bとの境界線によって構成され、他の辺はそれぞれ橋部201b、203bとの境界線によって構成されている。
非開口部20は外周部20aと、外周部20aの左右両端を結合する橋部201b、202b、203bとから構成される。橋部201b、202b、203bは略長方形形状であって左右両端の辺は外周部20aとの境界線で構成されている。上下両端の辺は第一開口部10a、第二開口部10b、第三開口部10c、第四開口部10dとの境界線で構成されている。
次に基板100をエッチングしてパターニングし、被エッチング材(図14)を製造する方法について説明する。
第一にマスクM3の下側にはエッチング対象材となる基板100が配置される。マスクM3と基板100は一体化された状態(以下単にステージとも言う)のまま図11のX方向へと移動する。X方向の移動先には大気プラズマ反応領域Pが設置されている。マスクM3と基板100は一体化され、ステージの状態のまま大気プラズマ反応領域Pによってプラズマエッチングされる領域を通過する。通過によって、大気プラズマ反応領域Pによってプラズマエッチングされ、基板100における開口部10に対応した部分がエッチングされる。その後、マスクM3をマスクM4に変えて同様にエッチングする。
図11のように基板100とマスクM3とが一体化されたステージをX方向へ移動させることで第一のエッチング工程を行う。ステージが大気プラズマ反応領域Pを通過すると基板100の表面は開口部10を通じてエッチングされることになる。一方、基板100の橋部20bも含め非開口部20に対応する領域はエッチングされない未エッチング領域となる。したがって、基板100において橋部20bに対応した部分は未エッチング領域30(図12)として残されることになる。
次に第一のエッチング工程後のステージに対して第二のエッチング工程を行う。第一のエッチング工程後、基板100上からマスクM3を取り除き、図12に示されるようにマスクM4を代わりに載せることで基板100とマスクM4が一体化されたステージとする。
図12に示される状態のステージを再び大気プラズマ反応領域Pによってエッチングされる領域までX方向で示される方向とは逆方向に(Y方向で示されるように)移動させる。ステージが大気プラズマ反応領域Pを通過すると開口部10を通じて基板100がエッチングされることになる。一方、基板100において橋部201b、202b、203bも含め非開口部20はエッチングされない未エッチング領域となる。ここで第一のエッチング工程の未エッチング領域30のうち図12の状態とされたことで新たに開口部に対応する領域30aがエッチングされる。これに対して第二のエッチング工程においても橋部201b、202b、203bによって遮蔽された部分30cはエッチングされない未エッチング領域として残される。
このように第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とを行うと、図13に示される仮想的なエッチング用マスクM3’を用いてエッチングしたように、図14に示されるように基板100上にエッチング領域に未エッチング領域が囲まれた島状の未エッチング領域30cを残すことができる。
詳細に説明する。図13に示される仮想的なマスクM3’は非開口部20として外周部20aと島部20cから構成されるマスクである。本実施形態によれば図12に示されるように第一のエッチング工程によって橋部20bによって遮蔽(マスク)され、エッチングされなかった未エッチング領域30は第二のエッチング工程によってその一部30aがエッチングされることになる。一方、第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とを併用することで両方とも橋部201b、202b、203bによって遮蔽(マスク)され、エッチングされない略長方形状の未エッチング領域である中央部30cは残されることになる。すなわち、これは図13の仮想的なマスクM3’によってエッチングした未エッチング領域30cと同一の未エッチング領域を形成することとなる。
このように本実施形態の被エッチング材の製造方法によれば中央部に略正方形状の未エッチング領域20cを有する仮想的な図13のマスクと同じようにエッチングすることができる。これによって、図14に示されるように基板100上には第一のエッチング工程と第二のエッチング工程とのうち少なくとも一方によりエッチングされたエッチング領域15に囲まれた略長方形状の領域20cに対応する未エッチング領域たる中央部30cが形成されることとなる。
本実施形態の被エッチング材の製造方法によれば、メッシュを用いることもないので熱膨張によるパターニングのずれなどの不良を防止することができる。また、島用非開口部を仮想的に作ることで島用非開口部を支持する支持部を設ける必要がなく、これによって支持部によってエッチングするべき箇所が未エッチング状態で残るなどの不具合を防止することができる。
「第4の実施形態」
上記第1〜第3の実施形態を用いて、エッチング精度の向上を図ることができる。
まず、第一のエッチング工程前について、前記第一のエッチング工程によってエッチング対象材のエッチングされる予定領域を決定する。次に第一のエッチング工程を行う。
第一のエッチング工程後であって前記第二のエッチング工程前について、決定した予定領域と第一のエッチング工程によって実際にエッチングされたエッチング対象材の表面とを比較する。次にこの比較に基づいて、予定領域であって第一のエッチング工程によってエッチングされていない予定外未エッチング領域を判定する。次に第二のエッチング工程を行い、予定外未エッチング領域をエッチングする方法である。これら決定や判定などはコンピュータ中のCPU、メモリなどに基づいて行うなどすればよい。なお、予定領域の決定は予めなされていれば特に本工程中で必要なく、メモリなどにその情報を読み込ませておくなどすればよい。
本実施形態では、このように第一のエッチング工程によってエッチングされるべきであったのにエッチングされなかった予定外未エッチング領域を第二のエッチング工程によってエッチングすることで、マスク精度などが芳しくない場合であってもエッチング精度を向上させることができる。
「他の実施形態」
上記実施形態において、マスクはドライエッチング用マスクを用いたがこれに限られることがなく適宜選択して用いることができる。例えばマスクはニッケルやSUS(ステンレス)などの金属のような導電体でも、樹脂やセラミックのような絶縁体であってもよい。から構成してもよい。また、シャープなエッジを出すためには、できる限り薄い方が好ましく(理想的には1mm以下)、また基板とマスク間の距離はできる限り接近していた方(1mm以下)が好ましい。
上記実施形態において、エッチングは移動によって行うこととしているがこれに限られず適宜選択して適用することができる。例えば、チャンバ内にステージを導入し、その内部でマスクを通じて全体的にエッチングしてもよい。
上記実施形態において、基板とマスクの相対位置の移動は基板を固定し、マスクを移動させるようにしているがこのような相対位置の移動方法に限られず適宜選択して適用することができる。例えばマスクを固定し、基板を移動させるようにしてもよく、マスクと基板の両方を移動させて相対的な移動関係を生じさせてもよい。
上記実施形態において、移動させる方法、移動手順等は適宜選択してもちいることができる。例えば移動にはステージロボットによって移動させる方法などを採用すればよい。
上記実施形態では、エッチング領域に周囲が取り囲まれた島状の未エッチング領域を形成させる方法、すなわち、第一のエッチング工程および第二のエッチング工程ともにエッチングされない表面が、第一のエッチング工程と第二のエッチング工程のうち少なくとも一方によってエッチングされた表面にその周囲が取り囲まれた状態となるように第一のエッチング工程と第二のエッチング工程を行うについて示した。しかし本実施形態に限られることがなく、島状のパターニング以外にも適用可能である。また、パターンの形状は、略長方形、略正方形等の四角形について示したが、六角形、所謂「星形」などの多角形一般に適用でき、円形、楕円形など屈曲したパターン形状であっても適用できる。
上記実施形態では、第一のエッチング工程、第二のエッチング工程のみで示したがこれ以外のエッチング工程など他のプロセスが介在してもよい。またエッチングは開口部のみに対応した位置に大気プラズマ反応領域Pなどのエッチング装置があればよく、全面に亘ってエッチングが可能なエッチング装置が必ずしも必要となるものではない。

Claims (4)

  1. エッチング対象材のエッチング領域に対応する領域が開口し、エッチングされない未エッチング領域に対応する領域が非開口とされるエッチング用マスクを用い、大気圧プラズマによって、前記開口した領域を通じてエッチング対象材がエッチングされることによって製造される被エッチング材の製造方法であって、
    用いられる大気圧プラズマの反応領域は、被エッチング材の全エッチング領域よりも狭く、また、大気圧プラズマと被エッチング材の何れか一方または双方を走査させることによりエッチングを行い、
    前記エッチングは、少なくとも第一のエッチング工程と、前記第一のエッチング工程後になされる第二のエッチング工程と、を含み、
    前記第二のエッチング工程は、前記第一のエッチング工程による未エッチング領域を含んでエッチングする工程であり、
    少なくとも前記第一のエッチング工程と前記第二のエッチング工程に用いるエッチング用マスクは両エッチング工程において兼用され、
    第一のエッチング工程後に、エッチング対象材表面と前記エッチング用マスクの位置関係を相対的に変更し、
    前記変更によって、前記エッチング用マスクの前記開口した領域を前記第一のエッチング工程によってエッチングされていない領域とエッチングされた領域を含んで対応させた後、前記第二のエッチング工程を行うことにより、
    前記第一のエッチング工程と前記第二のエッチング工程によって、仮想的なエッチング用マスクによってエッチングされた状態と同一の未エッチング領域をその表面に形成し、
    前記エッチング用マスクのエッチング対象材を覆う側に凹み部を有し、
    エッチングの走査方向と、当該走査方向と反対側のマスクエッジのなす角度が45°以下である被エッチング材の製造方法。
  2. 請求項1に記載の被エッチング材の製造方法であって、
    さらに、
    前記第一のエッチング工程後であって前記第二のエッチング工程前について、
    前記第一のエッチング工程によってエッチング対象材のエッチングされる予定であった予定領域と第一のエッチング工程によって実際にエッチングされたエッチング対象材の表面とを比較する比較工程と、
    前記比較に基づいて、前記予定領域であって前記第一のエッチング工程によってエッチングされていない予定外未エッチング領域を判定する予定外未エッチング領域判定工程とを含み、
    前記第二のエッチング工程によるエッチングは前記予定外未エッチング領域を含む被エッチング材の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の被エッチング材の製造方法であって、
    前記第一のエッチング工程および第二のエッチング工程ともにエッチングされない表面が、前記第一のエッチング工程と第二のエッチング工程のうち少なくとも一方によってエッチングされた表面にその周囲が取り囲まれた状態となるように第一のエッチング工程と第二のエッチング工程を行う被エッチング材の製造方法。
  4. 請求項1または2に記載の被エッチング材の製造方法であって、
    前記被エッチング材が有機EL素子の構成部材として用いられる被エッチング材の製造方法。
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