JP4953365B2 - 半導体装置、表示装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

半導体装置、表示装置およびデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4953365B2
JP4953365B2 JP2006531230A JP2006531230A JP4953365B2 JP 4953365 B2 JP4953365 B2 JP 4953365B2 JP 2006531230 A JP2006531230 A JP 2006531230A JP 2006531230 A JP2006531230 A JP 2006531230A JP 4953365 B2 JP4953365 B2 JP 4953365B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
substrate
film
tft
oled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006531230A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006022036A1 (ja
Inventor
恒夫 鈴木
毅 平山
久 小相澤
清志 八瀬
堅吉 鈴木
道雄 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD., National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Publication of JPWO2006022036A1 publication Critical patent/JPWO2006022036A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4953365B2 publication Critical patent/JP4953365B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/786Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film
    • H01L29/78603Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film characterised by the insulating substrate or support
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/182OLED comprising a fiber structure
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays
    • H10K59/127Active-matrix OLED [AMOLED] displays comprising two substrates, e.g. display comprising OLED array and TFT driving circuitry on different substrates
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

本発明は、半導体装置、表示装置およびデバイス製造方法に関し、より詳しくは、有機EL表示装置等を構成する半導体装置、有機EL表示装置等のデバイスの製造方法に関する。
現在主流のアクティブマトリックス型平面表示装置は、表示面にTFT (Thin Film Transistor)からなる画素駆動スイッチと画素表示媒体からなる平面ディスプレイであり、出発点の基板はソーダライム等の透明ガラス板である。基板としてはプラスチックフィルムを用いる試みがなされているが、未だ実用化に至らず、表示媒体としては液晶が、アクティブマトリックスとしてはa-Si TFT (Amorphous-Silicon-TFT)が現在のところ主流であり、PC用、モニタ用等に10”から20”対角サイズのディスプレイが量産されている。
表示媒体としてのLCD (Liquid Crystal Display)は、CRT (Cathode Ray Tube)と比較した時、TV動画の表示性能、特に白色、ホワイトピーク、応答性に問題がある。これに対して、最近開発、製品化が進められている有機LED ((OLED: 0rganic Light-Emitting-Diode)は自発光であり、白色、ホワイトピーク応答性等LCDより優れた画質を実現出来る。
一方、TFTも最近、低温プロセスの多結晶Si(低温p-Si)の開発、製品化が急速に進められている。これはまずp-SiのTFT性能が高く周辺回路内蔵が可能、従ってコスト低減のメリットがあるためである。これに加えて、有機LEDの駆動には駆動電流密度の面からa-Si TFTでは対応困難であり、LCDへの適用も含めてTFTは低温p-Siへの移行が全体的傾向である。
アクティブマトリックス型平面表示装置をはじめとする全ての表示装置における市場の要求は、常に、表示サイズの大型化、高精細化、低コストの3点である。これらの要求に対して、現在主流のa-Si TFT-LCDは、性能改良の余地は僅かで、大型化に関しては40”対角TV、高精細化に対しては20”以下のディスプレイが実質的な限界で、コスト対応はガラス基板の大型化が唯一の手段と言ってよい状況である。
一方、低温p-Si TFT-LCDは原理的にTFT自体の性能は優れており、周辺回路内蔵が可能であるが、実態としては大きな問題がある。即ち、基板がガラスのため、プロセスは500℃以下の低温であること、多結晶故の不均一性、リソグラフィ精度が1μm以上等種々の原理的問題がある。特に周辺回路においては、Si LSIと同等の性能を実現せねばならないが、この様な制限の下では高画質の実現は困難で、精細度の低いディスプレイの周辺回路の一部に適用されている状況である。
表示媒体が有機LED、即ちTFT-OLED(TFT-Organic Liquid-Emitting-Diode)の場合、自発光、高速応答、薄型化等の観点からLCDに比べてディスプレイの質は大幅に向上する。但し、画素駆動回路は電流駆動のためLCDの様に1個のトランジスタでなく、数個のトランジスタから構成される。均一性の利点からa-Si TFTで構成する試みもあるが、大型、高精細ディスプレイに対してはp-Si TFTを用いざるを得ない。
ところが、基板はガラスであり、上述の様なTFT自体に対して原理的な問題を有する上、a-Si-TFT-LCD製造技術と同様、低コスト化には大形ガラス基板を用いざるを得ない。
有機LEDは5〜8層の有機薄膜からなるが、全膜厚が100から500nm程度であり、各構成膜の厚みは1nm程度の精度で形成せねばならない。おまけに大面積に亘って3色に対応した画素を分離して形成せねばならない。更にLCDの場合、電圧駆動で消費電流が1μA/cmであったのが、OLEDの場合は電流駆動で10~100mA/cmと大幅に向上するため、電流源からの配線抵抗はLCDの配線に比べて数桁低減する必要がある。こういった製造上の問題点は、ディスプレイが大型、高精細に成る程解決が厳しくなることは明らかである。
これら本質的な問題は一見当然と見られる事実、即ち、2次元の平板を基板として用いるという従来技術の基本的な前提にある。即ち、基板サイズの拡大と同時に各プロセス精度の向上が要求され、製造装置は大型化と同時に精密化されねばならない。当然機構的に或る限界があり、スループットにも限界が出てくる。実際、現在a-Si TF-LCD製造装置として約2 m角に近いサイズの基板に対応するものが製作、使用されているが、これが装置、製造ラインのコストーパフォーマンスにとっての一つの限界と考えられている。
現行のa-Si TFT-LCD製造装置技術をベースとするp-Si TFT-LCDにおいても事情は全く同様である。おまけにp-Si TFT-LCDはSi LSI的なプロセスを低温で実現せねばならないと言う更に困難な状況にある。回路内蔵によるコスト低減がp-Si TFT-LCDの優位性の一つであるが、これは高性能の回路が実現された時に成り立つことである。実際には、基板が大形になる程、膜質、フォトリソグラフィの精度、Si LSI的なプロセス等、高性能デバイスに必要な各種の要件を実現することは益々困難となる。この点は、p-Si TFT-OLEDも全く同様な上、前述の様にLED構造、配線抵抗といった問題がさらに付け加わって来る。
以上、大型基板を用いた場合の製造に関わる技術的問題を指摘したが、ディスプレイの具体的な製品化に当たっては種々のサイズが要求される。サイズによっては、基板の割付が必ずしも効率的に行われず、無駄を生ずる場合が出てくる。製造業者の使用基板に最適なサイズが必ずしもユーザーにとっての最適サイズとは限らない。
本発明の目的は、これら性能、製造上の種々問題を解決し、更に低コストを実現する一次元基板を用いた半導体装置、表示装置およびデバイス製造方法を提供することである。
本発明の第1の態様は、石英ファイバの表面に形成された半導体層と、前記半導体層に形成された能動素子とを有する半導体装置である。
本発明の第2の態様は、透明絶縁材からなるファイバと、前記ファイバの上に形成される電極膜と、前記ファイバの上に形成される発光層とを有することを特徴とする表示装置である。
本発明の第3の態様は、能動素子が形成される第1のファイバと、前記第1のファイバに結合されて前記第1のファイバとともに複合一次元基板を構成し且つ複数領域に発光層が形成される第2のファイバとを備えた表示装置である。
本発明の第4の態様は、半導体層又は絶縁層が表面に形成されさらに保護膜により被覆されたファイバを巻き取り治具から引き出し、前記巻き取り治具から引き出された前記保護膜を除去し、前記ファイバのうち前記保護膜が除去された部分を必要な長さに切断して複数本に分け、複数本の前記ファイバを互いに間隔をおいて固定治具に取り付け、前記固定治具に固定された前記ファイバに能動素子、受動素子の少なくとも一方を形成することを特徴とするデバイス製造方法である。
上記の目的を達成するために、本発明は、従来の二次元基板に対して石英ファイバー等をベースとする「一次元基板」という新しいコンセプトを提案、上記表示装置の諸問題を解決しようというものである。従来のSOI(Silicon On Insulator)基板に対応する本発明の一次元基板は、石英ファイバー上にシリコン単結晶または多結晶薄膜を形成したものであり、以下SOIファイバと称す。
この一次元基板の製法は、石英ファイバ線引きと同時にシリコン薄膜結晶を形成する高温の製造技術であり、さらに出来たシリコン膜を熱酸化して高品質のゲート用酸化膜を形成したものも製造できる。これを以下酸化膜付SOIファイバと称す。これらを用いると、基材が石英であるのでガラス基板の低温プロセスに換えて二次元のSOI基板と全く同様なプロセスおよびプロセスフローを用いることが出来、高性能な各種半導体素子が形成できる。
有機LEDに用いられている二次元のITO (酸化インジウム錫:Indium Tin Oxide)ガラス基板に対応するのがITOファイバである。これも石英ファイバ線引きと同時にITO膜を形成する。但し、シリコン薄膜の形成に比べて低温で成膜できるのでプラスチックファイバを用いても良い。この上にいわゆるボトムエミッション型の有機LEDが二次元と同様なプロセスフローで形成される。この場合、RGB3色は独立のファイバ上に形成されている。
アクティブマトリックス型のTFT-OLEDではSOIファイバを出発点として、MOSトランジスタ素子からなる画素駆動回路を形成する。この場合、同一ファイバー上に有機LEDを形成するか、または別のファイバに有機LEDを形成して両者を複合しても良い。単一にせよ複合にせよ一本のファイバー上に画面垂直方向画素ピッチに対応して行数分の画素が規則的に配列され、表示面の一列を構成する。但し、単一ファイバの場合は、OLEDの方式としてはフロントエミッションに限定されるが、複合の場合はボトム、フロントいずれの方式も用いることが出きる。更に、複合の場合は、TFT、OLEDという異なった技術が独立に開発、改良できる点が有利である。
以上、「基板」はファイバという特殊な形状であるが、従来のSOI工程、有機LED工程をそのまま適用する。但し、これを実際に製作するには、二つの要因を考慮せねばならない。
第一の要因はファイバの形状である。OLEDのような発光体を作製するには通常の円形乃至は楕円断面が有利である。一方SOIとしては角型(実際には角が丸くなるが)が有利であることは明らかである。この様に用途により形状を選択せねばならない。
第二の要因はファイバー特有の製造方法であり、二つの方法が考えられる。
第一の方法として、必要な長さのファイバーを巻き取り冶具に巻いておき、これから出たファイバーが工程に対応した装置を通過して、別の巻き取り冶具に巻き取られると言う基本的な製造ライン構成が考えられる。2つの巻き取り冶具の間に設置する装置、即ち工程の数、1本のファイバーに対する装置の長さ、並列での本数、間欠走行か等速走行か等、プロセスの性質、費用対効率に基付く種々の組合せが考えられる。この場合、本質的な課題はスループットであり、基本的には1本のファイバーを出来るだけ高速で等速走行させることである。何故なら、従来の平面基板では大面積に亘って一括してプロセスが進行するが、石英ファイバーの場合は、基本的には1画素単位で進行する。即ち、1画素分の「点」が二次元平面をスキャンすることと同一であるため、従来方式と同じスループットを実現するためには、一画素当りのプロセス時間が非常に短くなり3〜6桁の高速プロセスが必要となる。等速性は、前に述べた様に、露光工程の様に走行する基板にパターンを形成する場合、同期をとるため、または成膜、エッチングにおいても均一性を保持するために必要な装置特性である。この方式では、製造装置もいわば「一次元化」されて非常に小型になり、従来の平面基板のベースである気相プロセスから液相に換えることにより高速化は実現可能と考えられる。
第二の方法は、上記一次元基板を適当な長さに切断してこれらを円筒または多角柱表面に配列、固定しこれを基板として用いるか、または「すだれ状」にしていわゆるローラ方式として用いるかいずれかの方式である。前者はいってみれば平面基板を筒状に丸めた構造であり、製造装置は平面基板に比べて大幅に縮小される。更にプロセス領域をファイバに対応した線状として、露光、蒸着源、イオン源、プラズマ源等の集中系により装置の小型化と同時にプロセスレートを大幅に上げることが可能となる。
図1(a),(b),(c)は、一次元基板の概念を示す図である。図1(a)は具体的な例として断面四角(角は実際は丸まっている)の石英ファイ上にSi薄膜結晶が形成されたSOI基板を示し、図1(b)は具体的な例として円形断面の石英ファイバ上にITO膜が形成されたITO基板を示し、図1(c)は、図1(a)のSi膜上に熱酸化膜が形成された構造を示す。 図2(a),(b)は、一次元基板によって構成された表示装置の概念を示す図である。図2(a)は画素駆動回路と配線を積層した角型ファイバとOLEDを形成し丸型ファイバを複合した形態の鳥瞰図で、角型ファイバの下面にゲート線が接続されている。図2(b)は当該表示面と外部駆動回路との接続を示す図である。 図3(a),(b),(c)は、角型ファイバ上の画素駆動回路と配線の配置を示す図である。図3(a)は画素駆動回路、OLEDファイバとの接続パッド、信号線、電流供給線の配線を一辺から見た図で、配線はファイバ軸上連続であり、画素駆動回路、OLEDファイバとの接続パッドは画素ピッチで同じパターンが繰り返されている。図3(b)は角型ファイバの断面図である。信号線、電流供給線の配線は最初の辺と直交する2辺上を走っている。図3(c)は、図3(a)と同じ辺で端子部での信号線、電流供給線の端子部を示す。 図4(a),(b)は、丸型OLEDファイバの構造を示す図である。図4(a)はボトムエミッションタイプの断面図でOLEDは第三、第四象限に形成されており、第一、第二象限から発光が出射する。図4(b)はパッド方向を見た平面図である。 図5(a),(b)は、丸型フロントエミッションタイプOLEDファイバの構造を示す図である。図5(a)は断面図で、第一、第二象限にOLEDが形成されておりそこから発光が出射する。図5(b)は平面図である。 図6は、画素駆動回路図である。 図7は、複合一次元基板によって構成された表示装置のラミネート構造を複合ファイバに垂直な断面から見た図である。 図8は、複合一次元基板によって構成された表示装置のラミネート構造を複合ファイバに平行な断面から見た図で、特に端子付近の構成を示す図である。 図9(a),(b)は、酸化膜付きのSOI基板から出発するTFTの工程フローを示す図である。 図10(a),(b)は、ITO基板を用いたボトムエミッションタイプOLEDの工程フローを示す図である。 図11(a),(b)は、金属膜付きのファイバから出発するフロントエミッションタイプOLEDの工程フローを示す図である。 図12は、一次元基板とこれを用いた表示装置の製造工程を示す図である。 図13は、一次元基板であるSOIファイバ、ITOファイバ等を製造する装置の概念を示す図である。 図14(FIG.14)は、一次元基板をセグメント化し、これをプロセス用基板とするために基板冶具面に配列させる装置の概念を示す図である。 図15(a),(b),(c)は、セグメント化されたファイバを「プロセス基板」とする3種類の構成例を示す図である。図15(a)は「基板冶具」が円筒ないしは円柱形で、この表面にファイバが配列、固定される。図15(b)は両端がリング状の固定部で中間が抜けた基板冶具、図15(c)は各ファイバの両端がマイクロクランプのヘッドを持ちこれを連ねて「すだれ状」にしたプロセス基板を示す。 図16(a),(b),(c)は、円筒基板に対するこれら成膜、ドライエッチング、不純物ドープ等の装置の原理を示す図である。図16(a)はイオンクラスタビーム、金属溶射、大気圧プラズマ等、収束ビーム状、乃至は集中プラズマ状態を用いる形式、図16(b)(i),(b)(ii)は円筒型CVD装置の2つの形式を示す。図16(c)(i),(c)(ii)は、図16(b)(i),(b)(ii)に対応するスパッタ装置の方式である。 図17は、レジスト、有機膜等を塗布する装置の原理を示す図である。 図18(FIG.18)は、高精度露光機の原理を示す図である。 図19は、照明光学系の原理を示す図である。 図20は、1:1プロキシミティ露光の光学系の原理を示す図である。 図21(a),(b),(c)は、現像、剥離、ウェットエッチング、洗浄、等のウェットプロセス方式の原理図を示す図である。図21(a)は横型のウェット槽、図21(b)は縦型のウェット槽、図21(c)はすだれ基板に適応するウェット方式を示す。 図22(a),(b)は、TFT,OLEDの複合ファイバを組み立てる原理を示す図である。図22(a)は円筒基板にバンプをデポする方式、図22(b)はTFTファイバにOLEDファイバを接続する方法を示す。 図23(a),(b)は、複合ファイバを配列してディスプレイパネル化する方法を示す図である。図23(a)は配列するために枠を示す。図23(b)は枠とファイバの位置関係を示す。 図24(a),(b)は、複合ファイバの配列にゲート線を取り付ける方法を示す図である。図24(a)はゲート線配列のための枠を示す。図24(b)は枠とゲート線の位置関係を示す。 図25は、マイクロウェルダの原理を示す図である。 図26(a),(b)は、複合ファイバの配列に2本の共通線を取り付ける方法を示す図である。図26(a)は共通線配列のための枠を示す。図26(b)は枠と共通線の位置関係を示す。
符号の説明
10:角断面石英ファイバ、10‘:丸型断面石英ファイバ、11:Si薄膜結晶、11‘:ITO、12:熱酸化膜、20:TFTファイバ、21:OLEDファイバ、25,25’:FPCまたはPCB、26,26‘:外部駆動回路等、31:画素駆動回路、32:OLEDファイバへの接続パッド、33:信号線、34:電流供給線、35:ゲート線接続パッド、36:信号線端子、37:電流供給線端子、41:ITO、42:OLED層、43:陰極電極、44:透明有機保護膜、45:ITO補強線、46:TFT基板への接続パッド、50:石英ファイバ、51:下地電極、52:陰極、53:有機EL層、54:ITO、55:無機パッシベーション膜、56:ITO補強電極、57:透明有機保護膜、58:パッド、60:画素駆動回路、61:ITO共通電極、62:有機EL層、63:陰極、64:共通電極線(ITO補強電極)、65:TFTファイバーOLEDファイバ接続パッド、66:信号線、67:電流供給線、68:ゲート線、70:TFTファイバ、71:OLEDファイバ、72:ゲート線、73:共通線、74:黒色樹脂、75:透明樹脂、76、76’:バリヤフィルム、80:TFTファイバ、81:OLEDファイバ、82:ゲート線、83、83‘:共通線、84:黒色樹脂、85:透明樹脂、86、86’:バリヤフィルム、87、87‘:外部駆動IC等搭載TABまたはFPC、88、88’:PCBまたはフレーム、90:薄膜Si結晶、91:ゲート酸化膜、93:ゲート電極、941:ソース、942:ドレイン、951、952:LDD、961-963:スルーホール、971-973:コンタクトおよび配線、98:第二層間絶縁膜、991-993:コンタクト及び配線、100:石英ファイバ、101:ITO、102:ITO補強電極、103:有機EL層、104:陰極、105:透明有機保護膜、106:パッド、110:石英ファイバ、111:下地電極、112:ITO補強電極、113:無機パッシベーション膜、114:陰極、115:有機EL層、116:ITO、117:透明有機保護膜、118:パッド、131:石英ファイバ線引き部、132:Si、ITO等膜形成部、133:レジスト保護膜塗布部、134:乾燥部、135:巻取り機構、141:一次元基板リール、142:一次元基板、143:レジスト剥離、144:ファイバセグメント化ヘッド、145:基板冶具、146:ファイバ走行調節、151:セグメント化一次元基板、152:円筒、円柱基板冶具、153、153‘:固定リング、154:支柱、155:マイクロクランプ、156:マイクロチェイン、160:真空チャンバ、161:円筒乃至円柱型基板、162:プロセスヘッド、163:回転機構、164:円筒型CVD、ドライエッチ、プラズマドープ装置、165:円筒型CVD、ドライエッチ、プラズマドープ装置(基板冶具と兼用)、166:円筒型スパッタ、ドライエッチ、プラズマドープ装置、167:ターゲット乃至電極、168:円筒型スパッタ、ドライエッチ、プラズマドープ装置(基板冶具と兼用型)のターゲット乃至電極、170:円筒乃至は円柱基板、171:レジストまたは樹脂滴下冶具、172:回転機構、180:円筒基板、181:回転、移動機構、182:縮小投影結像レンズ、183:マスクホールダおよびレンズサーボ制御機構、184:照明光学系、185:エキシマレーザー、186:ファイバ位置検出ヘッド、187:信号転送、188:信号処理、サーボ制御用コンピュータ、189:サーボ制御データ転送、190:平行化エキシマビーム、191,192:分割レンズ、193:二次光源、194:コンデンサレンズ、195:フィールドレンズ、196:マスク、197:結像レンズ、198:入射瞳、199:結像面、201:SOIファイバ、202:円筒レンズ、203:マスク、204:均一化エキシマビーム、211:円筒乃至円柱基板、212:横型槽、213:搬送、回転機構、214:縦型槽、215:すだれ状基板、216:横型槽、217-1-3:回転、搬送機構、221:円筒乃至円柱基板、222:回転、移動機構、223:TFTファイバ、224:インクジェットヘッド、225:OLEDファイバ、226:TFTファイバ、227:ファイバ保持、位置決め、固定冶具、231:複合ファイバ、232:複合ファイバ固定枠、233:OLEDファイバ、234:TFTファイバ、235:固定枠一部、241:ゲート線固定枠、242:OLEDファイバ、243:TFTファイバ、244:ゲート線、245:複合ファイバ固定枠一部、246:ゲート線固定枠一部、251:ゲート線、252:TFTファイバ、253:マイクロウェルダヘッド、254:台形反射鏡、255:平面反射鏡、256:集光レンズ、257:YAGレーザー光、258:バンプ、261:共通線固定枠、263:共通線、264:OLEDファイバ、265:TFTファイバ、266:共通線固定枠一部。
以下、図面によって本発明に係る実施形態を説明する。図1(a),(b),(c)に石英ファイバを基材とする一次元基板の概念図を示す。
図1(a),(b),(c)において、符号10、10’は石英ファイバで、光ファイバの線引き工程と同一の方法で作成される。図1(a),(b) にそれぞれ円形、正方形の断面を例として示しているが、用途に応じて楕円、矩形、チューブ状を取り得る。ファイバの直径、または一辺の大きさはファイバの巻き取りが可能な800μm以下とする。符号11はSiの単結晶または多結晶膜で、これをSOIファイバと称するが、この場合のSi膜の厚みは100nm程度である。図1(c) において、符号12は、Siの表面に形成された熱酸化膜等の酸化膜である。第二の範疇の一次元基板は図1(a),(b) においてSiの代わりに厚さ100nm程度のITO、酸化亜鉛、酸化錫等の透明電極が形成されたものである。但しこの場合は、Si膜を形成するほどの高温は必要ないので、石英の代わりに多成分ガラスやプラスチック基材、その他の透明絶縁材料も用いることが出来る。
図2(a) に画素駆動回路と配線が構成された角型のSOIファイバ20と複数の有機LEDが形成された丸型のITOファイバ21〜23とを有する複合一次元基板によるTFT-OLEDの構成の概念を示す。RGB(赤、緑、青)それぞれの画素列が形成された複数のITOファイバ21、22、23を画素ピッチに従い配列し、これに直交してゲート線24が接続されている。各線の端部は、図2(b)に示す様に配線ボード(PCB: Printed Circuit Boad)25,25’上に固定され、ボード上に実装された駆動ドライバICチップ26,26’と接続される。例えば、第1のITOファイバ21には複数の赤の画素(有機LED)が複数個一列に形成され、第2のITOファイバ22には複数の緑の画素が複数個一列に形成され、第3のITOファイバ23には複数の赤の画素が複数個一列に形成されている。
画素駆動回路と配線が構成された角型のSOIファイバの断面図を図3(a)に、その平面図を図3(b)、(c)に示す。一面(A)に有機EL (electroluminescence)画素の駆動スィッチ回路31が形成されている。また、同一面内に有機LEDとの接続端子32及び信号線33の一部と電流源線34の一部がかかり、各々が駆動スィッチ回路31に接続されている。信号線33と電流源線34は、それぞれ一面(A)と直交する面(B)、(C)を通って面(A)に対向する面(D)の一部にかかり、ファイバの長手方向全体に延びている。図3(c)は辺(D)のファイバ端子付近の構成を示すもので、35はゲート線用のパッド、36、37は信号線、電流源線の端子部パッドである。なお、駆動スイッチ回路31はMOSトランジスタ等の能動素子から構成されている。
丸型のITOファイバの断面図を図4(a)に示し、これを図下部から見た平面図を図4(b)に示す。これはいわゆるボトムエミッション型の有機LEDの構成で、石英またはプラスチックのファイバ40表面に成膜されたITO膜41上に有機EL膜42を積層し、この上に画素ごとに分離された陰極金属膜43を形成する。有機LEDは図4(a)の第3及び第4象限(図の下半分)内に収まるように形成され、発光は第1、第2象限(図の上半分)から出射される。保護膜44を貫通してSOIファイバと接続するパッド46が各画素ごとに形成されている。ITOの抵抗値を補強するために金属電極45がファイバ長手方向にOLED、出射面と干渉しない部分に形成され、大型画面にも対応出来る様になっている。
上記方式の他にいわゆるフロントエミッション型の有機LED方式があり、この断面と平面図を図5(a),(b)に示す。石英またはプラスチックのファイバ50の表面に画素ごとに分離された下地金属膜51と陰極金属膜52が形成されており、発光面を除く部分に絶縁層55が形成されている。有機EL層53は図5(a)の第1及び第2象限内に収まるように形成され、この上に全面電極であるITO膜54が形成される。下地金属膜51は第3及び第4象限内にまで延びており絶縁層55と保護膜57を貫通してSOIファイバと接続するパッド58が各画素ごとに形成されている。ITO補強電極56はパッド58と発光面を除いた領域に形成されている。
上記有機EL積層構造として、2〜6層の構成が用いられる。各色の構成と材料は次の通りである。
図6はファイバTFT-OLEDの等価回路の一例を示す。図6において符号60が図3の31に対応する画素駆動回路、61が有機LEDのITO電極、62が有機EL層、63が陰極電極、64がITOと補強電極を含めた共通線、65がSOIファイバと接合するバンプである。61〜65がOLEDファイバに対応する。66は信号線、67は電流源線であり60、66、67がSOIファイバに対応する。68が外付けのゲート線である。
図7はファイバTFT-OLED構造においてファイバに垂直方向の断面図である。SOIファイバ70とOLEDファイバ71の複合線の各々はディスプレイの垂直方向、即ち列方向RGBの画素列に対応している。ゲート線72は各画素に接続されているが、外付け共通線73は画面の端部のみ1ないし2本で良い。これはITO共通電極に金属の補強電極を取り付けてあるからである。70〜73で構成されたファイバの網をOLEDファイバの発光部の下部に黒色の絶縁レジン74を、上部を透明レジン75でラミネートし、更に有機ELの保護の為に、水分、酸素等に対するバリヤフィルム76、76’を重ねる。
図8はファイバTFT-OLED構造においてファイバに平行方向の断面図で、特に端子部近辺の構成を示す。SOIファイバ80とOLEDファイバ81からなる複合TFT-OLEDファイバに直交してゲート線82が各画素に接続されている。OLEDの共通電極を繋ぐ共通線83,83’は画面端部のみでよい。各ファイバ上の信号線と電流供給線は外部回路へ接続される。ここでは駆動ICの載ったTABないしは中継用のFPC87とPCB88が接続されている。ゲート線82、共通線83,83’のさらに外側にはバリヤフィルム86、86’が配置される。
以上の表示装置では、SOIファイバ20上に形成されたMOS型トランジスタ素子等からからなる画素駆動回路31を形成した一次元基板と、ITOファイバ21〜23上に形成された有機LED画素からなる一次元基板とを、対応する各画素で互いに結合して複合一次元基盤が構成される。この複合一次元基板が表示面の一列を構成する。
さらに、ファイバー上の一端から各画素に外部から画像信号を導入するためにファイバーの長手方向に走る線状導体の信号線33、並びに各画素を構成する有機LED42,53に注入する電流を供給する線状導体の電流供給源34が同一のSOIファイバ20に形成されている。
これら複合ファイバー20〜23を表示画面の列数に必要な本数を画面水平方向画素ピッチに対応して規則的に配列し、これらに直交して画素表示のタイミング等の信号を画素駆動回路31に導入する線状導体のゲート線24をSOIファイバ20に接続する。また、有機LED42,53を備えたITOファイバ21〜23の発光出射面である透明電極41,54を共通に接続する共通電極線61を接続する。
これらファイバー20上の信号線33、ゲート線24の端部に画素を駆動するための信号、乃至制御信号を印加する外部駆動回路26,26’を、各電流供給源34に共通の電流源を接続し、各共通電極線61に同電位源を各々接続する。このように構成された網目全体を剛性乃至は可撓性を有する透明有機樹脂等を発光側に、黒色有機樹脂等を反対側に装着して両者で上記網目画面を保護し、これにより厚み3mm以下に平板化したTFT-有機LED発光型表示装置が構成される。なお、SOIファイバ20の代わりに酸化膜付SOIファイバを用いてもよい。
図9(a),(b)は酸化膜附きのSOIファイバを用いた場合のTFT工程の一例を示す図である。まず、図9(a),(b)のステップ(1−3)に示すように、酸化膜91を含めてシリコン膜90のアイランドを形成する。図6の画素駆動回路を0.5μmの設計ルールで全てn-チャネルとし、L/W=2/2μmとした場合のレイアウトした場合、回路部分の面積は28x24μmである。これ以外の種々回路方式をとるとしても、アイランドの面積は50μm□あれば十分である。
次に、図9(a),(b)のステップ(4−6)、(7−10)に示すように、シリコン膜90の側面をプラズマ酸化、熱酸化、酸化膜成膜等の手段により酸化膜で覆い、ゲート電極93を酸化膜の上に形成する。ゲート電極93としては金属タンングステン、タングステンシリサイド等を用いた。続いて、図9(a),(b)のステップ(11−18)に示すように、n-チャネルTFTに於いてソース、ドレイン領域941,942は幅1μm程度のLDD (Lightly Doped Drain)領域95持つ構造を形成する。不純物導入はまず低濃度でイオン打ち込みを行い、次いで、ゲート電極93端部にかかるレジスト膜厚を1μmになる様調節して高濃度の打ち込みを行った。不純物導入の別の方法として、ソース、ドレイン領域に対応した面積で酸化膜の窓をあけて、プラズマドーピングによりまず低濃度のイオン導入を行い、次いで上記と同様、ゲート電極93端部にかかるレジスト膜厚を1μmになる様調節してプラズマドーピングにより高濃度のイオン導入を行った。
いずれの方式に於いても、その後に図9(a),(b)のステップ(19−22)、(23−28)に示すように、第一層間絶縁膜96を成膜、これにスルーホール961,962,963を開けてソース、ゲート、ドレイン各々の配線971,972,973を形成した。この際バリヤメタルとしてTiを用い、配線用金属としてAlを用いた。この段階で画素駆動回路内の各素子接続間の接続用配線と、信号線及び電流供給線への回路からの配線の一部を形成する。
更に、図9(a),(b)のステップ(29−31)、(32−39)に示すように、第二層間絶縁膜98を成膜、前記画素駆動回路とゲート用パッドへの接続の一部と回路ない配線991〜993を行った。次にファイバの側面に配線用Alの成膜を行い、配線パターンと回路との接続を完成させ、次いで再度第二層間絶縁膜を側面に形成して、Alを成膜、パターン形成を行いゲート用パッドへの接続を完成させる。
一方のOLEDファイバの工程図(断面図)を図10(a),(b)に示す。方式はボトムエミッションである。図10(a),(b)のステップ(1)に示すように出発点の1次元基板はITO膜101があらかじめ成膜されたいわゆるITOファイバである。これにAl補強線102をマスク成膜、またはレジストリフトオフにより形成した。図の断面をX-Y座標で表した場合の第一、第二象限がEL発光の出射面であり、図10(a),(b)のステップ(2−4)に示すように、EL層103は第三、第四象限に形成される。それから図10(a),(b)のステップ(5)に示すようにEL層103上の陰極金属電極104は画素ごとに分離されておりマスク蒸着で形成される。さらに、図10(a),(b)のステップ(6−9)に示すように、これら全体に透明な感光性樹脂105を塗布、陰極へのスルーホールを除いて露光・硬化する。未露光部分は現像によりスルーホールとなり、ここに低融点半田、導電性接着剤等106をインクジェット、ディスペンサ等の手段で充填し、SOIファイバとの接続パッドとする。
図11(a),(b)はフロントエミッション方式のOLEDファイバの工程図である。図11(a),(b)のステップ(1−6)、(7−8)に示すように、一次元基板金属膜ファイバ110上の金属膜を画素単位の下地電極およびSOI基板への接続端子としてパターン111を形成、次いで当該端子部を含む発光部と逆の半円部に絶縁膜113を形成する。この絶縁膜のパターン形成時に下地金属の端子に対するスルーホールも同時に形成しておく。次に当該絶縁膜上に端子部と重ならない様に金属のITO補強電極112を形成するが、この時金属膜の一部はスルーホールを介して下地端子電極との接続端子を絶縁膜113上に形成する。次いで、図11(a),(b)のステップ(19)、(20−23)、(25)に示すように、陰極電極114、有機EL層115は下半円にかからない様、ITO116は補強電極と接触する様マスク蒸着しOLED部を形成する。これら全体を図11(a),(b)のステップ(26)に示すように感光性透明樹脂117で被覆し、上記接続端子を除いて光硬化し、端子部は現像によりスルーホールを形成、ここにインクジェット、ディスペンサ等の手段によりSOI基板との接続バンプを形成する。
以下に、上記のプロセスの具体的な実行方法とデバイス構造の製造方法及び製造装置の原理について述べる。
全体の製造工程は大きく4つに区分され、その大区分工程のフロー図を図12に示す。ファイバ1次元基板製作工程は、現行二次元技術でのウェハー乃至SOI基板を作る工程に対応するので、ディスプレイ製造工程と独立と考えてもよい。セグメントアレー化工程は、これら1次元基板をディスプレイサイズに合わせて切断して円柱、多角柱表面、または円筒内面内に配列、固定し、これらを改めてTFT,OLEDの製造工程の「基板」とする工程である。TFT,OLEDの製造工程は前述の様に工程フローとしては二次元基板と同一である。最後は出来上がったファイバを組み立て製品化する工程である。
本実施例ではディスプレイとしてアスペクト比16:9、対角50”のHD-TV及び15“SXGAを具体的な対象として取り上げる。前者の精細度はフルスペックで1080 x 1920(画面サイズは1106 x 622mm)、画素サイズは0.576 x 0.576 mm、RGB各色のピッチは0.192 mmである。方式としては複合タイプを採用、TFTは125□、OLEDは125μφの石英ファイバを用いた。15”ディスプレイの場合は、精細度1024 x 1280(画面サイズは228.6 x 304.8 mm)、画素サイズは0.223 x 0.223 mm、RGBのピッチは0.08 mmで、70μ□および70μφのファイバを用いた。HD-TVの1色当たりのファイバー長は約1200mである。現行の大型2次元基板のスループット時間は60秒であるので、これと同じスループットとして、ファイバ1次元基板製作の走行速度は約20m/sとした。
図13に石英ファイバによるSOI、ITO等1次元基板の製造原理を示す。131は通常の石英ファイバ線引きのステージであり、ここで所与の径の石英ファイバを形成し、次いでステージ132でSi膜を高温雰囲気の中で、CVD,溶射、融液塗膜-冷却等の手段によりSi結晶を形成、ファイバー巻き取りに当たって133,134に於いてレジストを保護膜として塗布、ロール135により巻き取った。ITO、金属膜等はステージ132をこれらに適合した装置とし、以下同様な工程で基板を形成する。
図14にセグメントアレー化工程の原理図を示す。一次元基板が巻かれたロール141からレジスト保護膜がかけられたファイバ142が繰り出されて途中143でレジストの剥離、洗浄が行われ、「プロセス基板」化する冶具、「基板冶具」145の表面に切断・配列装置144によりセグメント化されたファイバが固定される。
図15(a),(b),(c)にセグメントアレー化により形成された「プロセス基板」の概念図を示す。図15(a)に示す符号151がセグメント化されたファイバで、152がこれらファイバを「プロセス基板」とする固定冶具である。この固定冶具には種々の構造が適用されるが、基本的な構造は回転軸を持つ円筒ないしは円柱または多角柱で、表面に軸方向に沿ってファイバ位置決め用の溝が形成されている。図に明示していないが、冶具上のファイバは両端で固定される。
他の基本的な構造として、図15(b)に示す2つのリング153、153’が支柱154により結合されているもので、この場合もリングの表面にファイバ位置決め用の溝が形成されており、両端には固定と張力によりファイバの直線性を保つ構成を持つ。円筒形状の場合、当該冶具は50“HD-TV用の場合直径76.4φ、有効長さ622mm,15”SVGAの場合は同28.5φ、229mmである。従って平面基板に比較してHD-TVに対しては1/14、15“ディスプレイに対しては1/10の「フットプリント」となり、装置の大幅な小型化が実現出来る。
更に別の構成として、図15(c)に示す様にファイバ151の両端をマイクロクランプ155で保持しこれをチェイン156に固定、以下これを「すだれ状基板」と称する。これは有機フィルムで用いられている様なロール・ツウ・ロールの加工法に便利な形態である。マイクロクランプ155としては単純なクランプと同時に一定角度回転可能な構造をとることによってファイバの各面の加工を容易にする。マイクロクランプは当然前記円筒形基板においても用いることが出来る。
図9〜図11で説明したTFTおよびOLEDのプロセスでは、現行の二次元基板のプロセスと同一の工程、膜材を使用している。電極、配線等の金属材料はW、タングステンシリサイド、Ti、Al等であり、無機系絶縁材料としてはSiO、SiN等、有機系は感光性透明樹脂である。成膜法としては金属の場合スパッタ、イオンクラスタビーム、金属溶射等が用いられ、絶縁膜の場合は各種のCVDが用いられる。図16(a),(b),(c)に円筒基板に対するこれら成膜方法の原理図を示す。
図16(a)は真空室160にイオンクラスタビーム、金属溶射、大気圧プラズマ等、収束ビーム状、乃至は集中プラズマ状態を発生するプロセスヘッド162が設置された形式であり、円筒基板161の軸方向一次元的に成膜を行う方法である。回転機構163により基板全面の成膜、加工が行われる。
図16(b)は円筒型CVD装置の2つの形式を示す。図16(b)の(i) は外部の円筒形164の内部に円筒基板161がある場合で、(ii)は円筒基板165の内壁にファイバが固定される方法で、この場合円筒基板がCVD装置の外壁を構成する。
図16(c) は、図16(b)に対応するスパッタ装置の方式であり、図16(c) の(i)は外部の円筒形166が真空室を形成し、この内部にスパッタターゲット167が1個乃至は複数個設置されており、回転機構163により円筒基板161全面に成膜が行われる。図16(c) の(ii)は円筒基板自体が基板ホールダー、場合によっては真空室の外壁を兼ねる方式で、中心軸にスパッタターゲット168が設置されている。
ドライエッチング及び装置は成膜におけるプラズマCVD(P-CVD)及びスパッタと本質的に同一のプロセス、装置原理である。即ち図16(a)でプロセスヘッドが大気圧プラズマでエッチングガスを導入するか、図16(b)でCVDガスをエッチングガスに変更するか、または図16(c)でターゲットの代わりに電極のみとするか、いずれかの方法でドライエッチングを行う。
以上各種成膜並びにドライエッチングの方式と装置原理について述べたが、パターン形成は二次元基板と同様なフォトリソグラフィを円筒基板に適用する。図17にレジスト塗布方法の概念を示す。図中符号171はレジスト剤をスリット口から円筒基板170上に注出させる構成で、円筒基板は回転機構172により回転、均一化と全面塗布を行う。図15(b)のタイプの冶具の場合には、円筒基板全体をレジスト液中にディップして中心軸の回りに回転させファイバ全周に均一なレジスト層を形成する方法をとる。レジスト塗布した円筒基板は円筒状のベーク炉でプリベークされる。
図18に画素回路TFTに用いられる高精度露光機の概念図を示す。その露光機は、円筒または多角柱基板180上のファイバ1本づつを対象として露光する方式で、図中符号181は基板を中心軸の回りに回転させると同時に軸方向への移動も行わせる機構である。182は、露光領域が5mm□の5:1縮小投影結像レンズで、複数個連結されている。アラインメントはサーボ制御機構183が各レンズを独立にX-Y-Z 3軸を制御する。制御データは露光の前段階で各ファイバの位置座標を検出用の光学ヘッド186で高速で読みとって回線187を介して記憶・計算系188に入力、記憶・計算系188から制御信号が回線189を介して183に伝達されレンズ系のサーボ制御が行われる。光学ヘッドの代わりにファイバの側面を感知する機械的な触針でもよい。本露光系の光源185として、波長308nmまたは248nmのエキシマレーザーを用いる。照明光学系184は通常のケーラー照明系であるが、円筒レンズ等を用いて照明領域は幅0.2mm、長さは結象レンズ系の連結の長さに対応し、少なくとも250mmのスリット状である。
図19に露光光学系の等価光学系を示す。適当な形状に加工されたエキシマレーザーの平行光190を分割レンズ192により二次光源を作成し、二次光源193とコンデンサレンズ194と共に所与の形状で均一分布化された光でマスク196を照明する。フィールドレンズ195は結像レンズ197の入射瞳198に二次光源像を形成し、結像面199にマスク像を形成する。図の光学系190〜195はスリット状照明のX,Y軸方向のいずれかを現しており、実際には2組の光学系からなる。これは共通の光学系であるが、フィールドレンズ195以降はそれぞれ個別の光学系となっている。
ここでのエキシマ光源の出力は、2kHz、10W、即ち5mJ/1shotである。従ってスリット状照明部のエネルギー密度は光源ベースで10mJ/cm、光学系の損失を50%として5mJ/cmとなる。化学増感系のレジストの必要ドーズ量は30mJ/cm程度であるので、6 shot/siteの露光が必要となる。6 shotでエキシマレーザーの空間コヒーレンスの効果も打ち消される。50”HD-TV用の円筒基板に対する総shot数は従って、633/50 x 1920 x 6 = 149760となり、2kHzのレーザーでは75秒、サーボ制御の時間を入れて約2分が高精度露光工程の所要時間である。
以上は高精度を要する画素スイッチの露光方式であるが、TFT程の精度を要せず広い面積にわたるパターン、例えば画素スイッチ内配線、パッド並びにファイバー軸方向のパターン等の場合には、図20に示す様な1:1プロキシミティ露光を用いた。入射光204がファイバ201の端部を充分カバーする角度を張ってファイバ中心に集光する様設計された円筒型レンズ202がファイバと平行に置かれ、これによってマスクパターン203はファイバ曲面に沿って投影される。上記円筒形レンズは1本ないし多数本からなり、ファイバとのアラインメントに対応する様に構成されている。当該露光で光源として前記エキシマ照明系を用いた場合、1:1のため、工程時間は短縮されて30秒程度となる。
図21(a),(b),(c) は現像、剥離、ウェットエッチング、洗浄、等のウェットプロセス方式の原理図を示す。図12(a)は円筒基板211を横型のウェット槽212で処理する方式で、槽内で回転、搬送系213で複数のウェットプロセスを行う。図21(b)は縦型の槽214を用いた場合である。図21(c)は、図15(c)の形状のすだれ基板215に適応する方式で、ローラ搬送系217-1〜217-3によりウェット槽216を通過させる。洗浄後乾燥清浄空気または窒素等を噴射またはエアナイフ状に吹き付けて乾燥させる。
不純物の導入方式としてはイオン打ち込み、プラズマドーピングの2方式を用いている。イオン打ち込みは図16(a)でのプロセスヘッドがスリット状のイオンガンとなったものである。プラズマドーピングの方式、装置は成膜におけるP-CVD及びスパッタと本質的に同一のプロセス、装置原理である。即ち図16(a)でプロセスヘッドが大気圧プラズマで不純物ガスを導入するか、図16(b)でCVDガスを不純物ガスに変更するか、または図16(c)でターゲットの代わりに電極のみとして不純物ガスを導入するか、いずれかの方法でドーピングを行う。不純物活性化は通常の熱アニール法である。また工程中の水素アニールも通常の半導体プロセスと同様、水素炉を用いている。
この様にして作製されたファイバを2次元の平面ディスプレイとするためには、まず図22(a)に示す様にTFT、OLED各円筒基板221ないしはすだれ状基板上のファイバ223のパッド部にOLEDにダメージを与えない低温で用いられる半田ないしは導電接着剤をインクジェット224等の手段でデポする。この際、円筒基板は軸222で回転、移動を行う。または軸方向の移動はインクジェットヘッド224でもよい。このようにしてバンプの形成された両ファイバの内、図22(b)に示す様に片方225(223)を円筒基板等から外し、両端の保持と圧着を行う冶具227を用いてもう片方のファイバ226に位置合わせ後圧着する。ファイバのプロセス化基板冶具によってはこの段階で両ファイバの接続のテストを行う。
次いでこれら複線ファイバ231を図23(a) に示すファイバ固定枠232に画面ピッチに合わせてRGBの順で固定する。この枠235(232)は図23(b) に示す様に下記に述べるゲート線接続の妨げにならない様、OLEDファイバ233より外側にある。固定後、TFTファイバ234のゲート用パッドに上記と同様、インクジェット等の方法で矢印236の方向から低融点半田等を堆積する。この段階で両ファイバの接続テストを行ってもよい。またここで不用端部の切断を行う。次にファイバとゲート線との接続を行う。
図24に示す様にゲート線用銅線を画素ピッチに従って張った枠241は、図23で示したファイバ固定枠232と一部入れ子の構造となっている。銅線には予め低温半田がつけられている。ファイバ242,243と銅線の位置関係は図24(b)に示す通りで、OLEDファイバ242の下のTFTファイバ243の下辺に熱圧着または図25に示すレーザーマイクロ溶接機により接続される。
後者の場合、図24の枠はX-Yステージ上にあり、図25に示すようにゲート線251は紙面に垂直(Y)に走っている。レーザー溶接ヘッドはゲートパッド位置に同期してパルス光を出射する。1ゲートラインが終了するとX-ステージにより画素垂直ピッチ分移動して同様な操作を行う。ゲート線251は通状の銅線で、線径は100μmφであり、銅線間の空隙は50“HD-TVの場合、476μmである。マイクロウェルダーの光学ヘッド部253は台形プリズム254とミラー255、マイクロレンズ256からなるマイクロオプティックス光学系である。パルスレーザー光257は台形プリズムより分割され銅線の両側からTFTファイバ252上のバンプ258に照射される。
レーザーとしてYAGレーザー基本波を用い、これをレンズ256により10μmφ以下に集光してバンプを融解、溶接する。10μmφ以下の集光のためには元のレーザー光源の出力がTEM00モードでなければならずない。このため導光系として通常用いられているファイバーを使用せず、出来るだけ単純な2枚レンズのビームイクスパンダと図25の光学系を用いている。今考えているHD-TVの垂直画素ピッチは576μmであるので、発振周波数20kHzの光源を用いると、移動速度は約12m/sとなる。1ゲートラインの走行所要時間は約0.1秒、従って全画面で108秒必要である。実際には、加速、減速、1画素ピッチ移動等の各動作がそれぞれ0.1秒弱必要であり、約400秒、即ち1ヘッドでは約7分を要したが、これを多ヘッドにすることにより、1分以下で1枚のディスプレイを完成することが出来た。
OLEDの共通電極に対する接続は画面に入らない端部に2本の線をOLEDファイバに接続する。この為に図26(a)に示す様な共通線用枠261は、この上に張られた2本の導線263が図26(b)のようにOLEDファイバ264の上部に位置する様な構造を持つ。OLEDファイバおよび2本の共通線には予め低温で接続する導電性接着剤がインクジェット等の方法でデポされており、これを低温熱圧着する。
以上の組み立てが終了した後、プローバーを用いて点灯検査を行い、特に、上記接続の検査を行う。接続が完全であることを確認して次に信号ドライバーICチップ、電流源、ゲートドライバーICチップ、共通電極等の実装を行う。信号ドライバーICチップと電流源とはTFTファイバの端部と接続される。
これらの回路部品は0.4mm厚の多層配線からなるフレキシブル乃至はリジッドな回路基板に取り付けられておりそれぞれ垂直画素列に対して端子が形成されている。これらとファイバの接続方法は上記と全く同様である。ゲート線および共通線は同じくゲートドライバーICチップ、共通電極を積載した多層配線からなるフレキシブル乃至はリジッドな回路基板が前記と直行する辺に配置され、同様に接続される。これら実装の検査終了後、図7、図8に示す様に、ファイバーの出射面と反対側に黒色塗料を含む樹脂を流し込み、次いでファイバーの出射面側に透明樹脂を流し込み全体の厚みが1mm以下となる様平板に整形し表示パネルを完成する。
以上説明した様に本発明によれば、2mm以下の超薄型、且つ大型高精細ディスプレイを低コストで製作出来る。従って、本格的な壁掛けTV、医療用、電子ペーパー等の種々の応用範囲が拡大する。更に、全く新規の生産装置であるため、新しい産業を興すと同時に、装置自体が小型で製造コストが低いため、技術革新のスピードアップが可能となる。また、ここでは内容に立ち入らないが、これら装置、プロセスのディスプレイ以外への波及効果が多大であり、特にナノ技術に至る前段としての意義が大きい。
また、携帯電話用のディスプレイや7から10インチ用のディスプレイの場合は、駆動回路素子をシリコンウエハやガラス基板で作製された平面基板を用い、それらとOLEDファイバをアレイ化したものを組合わせて有機ELディスプレイとしても良い。比較的小型サイズのディスプレイの場合、シリコンウエハプロセスは半導体デバイスが大量に使われているために非常に安価に調達できる利点がある。しかし素子のサイズが50μm以下の高精細なディスプレイを作製する事は通常の二次元基板を用いたディスプレイでは非常に難しい。それは有機EL素子を作製するばあい金属のシャドウマスクをもちいて作製するためで、マスクの赤、緑、青色ごとに別のマスクを用いるのでその都度アライメントしなければならず、真空装置内でアライメント精度が5μm以下を出すのが非常に困難なためである。マスクと基板の相対位置精度としては、マスクの加工精度3μm以下、アライメント精度5μm程度、プロセス中の熱膨張による変形によるずれ1から3μmが考えられる。従って、総合的には5から10μm程度となり、上記の素子サイズ以下を産業レベルで実現する事は難しい。しかし一次元基板を用いる方式では、有機ELの成膜をリール・ツー・リール方式を用いて、各色事に独立に行い配列する事が出来る。この場合、マスクは1または数箇所のスリット状のシャドウマスクでよいので、1μ以下の精度で作製でき、前記マスクを固定し、間欠的に一次元基板を前記マスク上を移動させることで容易に高精度に成膜できる。もちろん一次元基板の移動に同期させて前記マスクを移動させると連続的に製造する事が出来る。
このように、比較的小型のディスプレイの場合は、OLEDファイバのアレーと二次元基板で作製されたTFT回路基板を組み合わせる事で、安価でかつ高精細なディスプレイが実現できる。シリコンウエハを用いた場合は、TFTの性能は、多結晶のTFTに比べて非常に良いので高速応答が向上でき、又回路も複雑な機能を追加でき、色補正なども向上できる。

Claims (8)

  1. 半導体層又は絶縁層が表面に形成されさらに保護膜により被覆されたファイバを巻き取り治具から引き出し、
    前記巻き取り治具から引き出された前記保護膜を除去し、
    前記ファイバのうち前記保護膜が除去された部分を必要な長さに切断して複数本に分け、
    複数本の前記ファイバを環状面の外表面又は内表面固定し、
    前記環状面上の前記ファイバに能動素子、受動素子の少なくとも一方を形成する
    ことを特徴とするデバイス製造方法。
  2. 前記環状面は、円柱、多角柱の表面、筒の内面のいずれかであることを特徴とする請求項に記載のデバイス製造方法。
  3. 前記環状面には前記ファイバ上にプロセスヘッドを配置して、前記環状面を回転させて順次前記ファイバに一次元的に膜を成長させる工程を有することを特徴とする請求項又は請求項に記載のデバイス製造方法。
  4. 前記ファイバは前記環状面に固定された状態で成膜雰囲気に置かれる工程を有することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1つに記載のデバイス製造方法。
  5. 前記ファイバ上にプロセスヘッドを配置して、前記環状面を回転させて順次前記ファイバにレジストを塗布する工程を有することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1つに記載のデバイス製造方法。
  6. 前記ファイバ上に露光装置のレンズ系を配置して、前記環状面を回転させて順次前記ファイバ上の前記レジストを露光する工程を有することを特徴とする請求項に記載のデバイス製造方法。
  7. 前記ファイバは前記環状面とともに溶液に浸漬されてウェット処理がなされる工程を有することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1つに記載のデバイス製造方法。
  8. 半導体層又は絶縁層が表面に形成されさらに保護膜により被覆されたファイバを巻き取り治具から引き出し、
    前記巻き取り治具から引き出された前記保護膜を除去し、
    前記ファイバのうち前記保護膜が除去された部分を必要な長さに切断して複数本に分け、
    複数本の前記ファイバを互いに間隔をおいて固定治具に取り付け、
    前記固定治具に固定された前記ファイバに能動素子、受動素子の少なくとも一方を形成する
    ことを特徴とするデバイス製造方法。
JP2006531230A 2003-09-19 2004-09-21 半導体装置、表示装置およびデバイス製造方法 Expired - Fee Related JP4953365B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US50466703P 2003-09-19 2003-09-19
US60/504667 2003-09-19
PCT/JP2004/013773 WO2006022036A1 (ja) 2003-09-19 2004-09-21 半導体装置、表示装置およびデバイス製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006022036A1 JPWO2006022036A1 (ja) 2008-05-08
JP4953365B2 true JP4953365B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=35967258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006531230A Expired - Fee Related JP4953365B2 (ja) 2003-09-19 2004-09-21 半導体装置、表示装置およびデバイス製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4953365B2 (ja)
WO (1) WO2006022036A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4795401B2 (ja) * 2008-07-02 2011-10-19 古河電気工業株式会社 ファイバ基板接合素子の製造方法およびファイバ基板接合素子
JP4885171B2 (ja) * 2008-07-02 2012-02-29 古河電気工業株式会社 ファイバ基板接合素子の製造方法
JP5856429B2 (ja) * 2011-10-18 2016-02-09 日本放送協会 薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタアレイ基板、フレキシブル表示素子、フレキシブル表示装置及び薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6538375B1 (en) * 2000-08-17 2003-03-25 General Electric Company Oled fiber light source
JP4352621B2 (ja) * 2001-03-05 2009-10-28 パナソニック株式会社 透光性導電性線状材料、繊維状蛍光体及び織物型表示装置
JP4245292B2 (ja) * 2001-12-06 2009-03-25 シャープ株式会社 トランジスタアレイ、アクティブマトリクス基板、表示装置、並びにトランジスタアレイおよびアクティブマトリクス基板の製造方法
JP4336119B2 (ja) * 2003-02-25 2009-09-30 古河電気工業株式会社 アクティブマトリクス型led表示装置およびその要素

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2006022036A1 (ja) 2008-05-08
WO2006022036A1 (ja) 2006-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8029327B2 (en) Semiconductor device and display device using a one-dimensional substrate and device fabricating method thereof
JP6993804B2 (ja) マスク組立体、表示装置の製造装置、表示装置の製造方法、及び表示装置
KR102038817B1 (ko) 유기전계 발광소자 및 이의 제조 방법
US7834543B2 (en) Organic EL display apparatus and method of manufacturing the same
TWI279611B (en) Substrate for a display device, liquid crystal display device and method of manufacturing the same
JP5323667B2 (ja) 有機電界発光素子及びその製造方法
KR101635914B1 (ko) 플렉서블 표시장치의 제조 방법
US7859604B2 (en) Pad area and method of fabricating the same
WO2011148750A1 (ja) 蒸着マスク及びこれを用いた有機el素子の製造方法と製造装置
US20110101853A1 (en) Organic electroluminescent display device and method of fabricating the same
JP2001290439A (ja) 半導体装置およびその作製方法
JPWO2004070820A1 (ja) 配線の作製方法
US11839110B2 (en) Organic light-emitting display device
US20090267075A1 (en) Oganic thin film transistor and pixel structure and method for manufacturing the same and display panel
WO2017067039A1 (zh) 一种硅基oled图像收发装置及其制作方法
US20080230772A1 (en) Display device and method of manufacturing the display device
CN109166889A (zh) 显示基板及其制造方法、显示装置
KR20080010865A (ko) 하이브리드 박막 트랜지스터 및 그 제조방법
KR20080049910A (ko) 유기전계발광표시장치 및 그의 제조 방법
US10134769B2 (en) Array substrate, method for manufacturing thereof, and display device
JP4953365B2 (ja) 半導体装置、表示装置およびデバイス製造方法
JP7117773B2 (ja) 表示パネル製造装置および表示パネル製造方法
JP7125104B2 (ja) 表示パネル製造装置
JP4336119B2 (ja) アクティブマトリクス型led表示装置およびその要素
JP4700692B2 (ja) 被エッチング材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081031

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100818

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110706

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110711

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110823

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110901

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120229

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4953365

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees