JP4700065B2 - 無線通信システム、基地局、移動機、およびハンドオーバ制御サーバ - Google Patents

無線通信システム、基地局、移動機、およびハンドオーバ制御サーバ Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムに関するものであり、特に、無線通信システムにおけるハンドオーバに関するものである。
従来から、無線通信システムにおけるハンドオーバ方法に関する種々の技術が考えられている。移動機がハンドオーバするセルを選択する条件として無線回線品質を用いるハンドオーバ方法には、移動機がハンドオーバするセルを選択する方法と基地局制御装置がハンドオーバするセルを選択する方法とがある。
移動機がハンドオーバするセルを選択する方法では、通信中のセルの無線回線品質が劣化すると、移動機が、予め報知情報によって取得したハンドオーバ候補先のセル(通信中のセルの周辺のセル)の無線回線品質を測定し、測定した無線回線品質の中で最も無線回線品質が良いセルを選択し、選択したセルと無線回線を設定することで無線回線品質が劣化したセルから無線回線品質の良いセルにハンドオーバする。
基地局制御装置がハンドオーバするセルを選択する方法では、通信中のセルの無線回線品質が劣化すると、移動機が、予め報知情報によって取得したハンドオーバ候補先のセル(通信中のセルの周辺のセル)の無線回線品質を測定して基地局制御装置に通知し、基地局制御装置が、通知された各セルの無線回線品質の中で最も無線回線品質が良いセルを選択し、選択したセルを制御する基地局の無線リソースを確保するとともに、選択したセルへのハンドオーバを移動機に指示し、移動機は、基地局制御装置からの指示にしたがって無線回線品質が劣化したセルから無線回線品質の良いセルにハンドオーバする。
また、無線回線品質のみでなく、他の条件も考慮してハンドオーバするセルを選択する従来技術として、たとえば、特許文献1および2がある。特許文献1には、移動局(移動機)のハンドオーバ候補先のセルを制御する無線基地局(基地局)が、自局の受け付け可能な移動機数(受付可能移動局数)を報知し、この報知情報を受信した移動局が報知情報の受信レベルから無線回線品質を割り出し、その受信レベルが所定の値以上であって、かつ受付可能移動局数が最も多い基地局を接続先として選択する技術が開示されている。
具体的には、各無線基地局が、総通信資源量と、予め定められている単位通信資源量(システムに対して想定される通信環境、最低通信速度、および通信品質に依存する値)と、自局が現在接続中の移動局数とに基づいて受付可能移動局数を算出し、算出した受付可能移動局数を含む報知信号を一定周期で送出する。
移動局は、接続先候補となり得る各周辺無線基地局からの報知信号の受信レベルが所定の受信レベル以上の場合、報知信号に含まれる受付可能移動局数を抽出する。移動局は、抽出した受付可能移動局数の中で、最大値をとる無線基地局を接続先無線基地局として選択する。ここで、最大値をとる無線基地局が複数存在する場合には、最大値をとる無線基地局の中で、報知信号の受信レベルが最大の無線基地局を接続先無線基地局として選択する。
特許文献2には、使用可能な無線リソース量を通知して、ハンドオーバ候補のセルを選択する技術が開示されている。具体的には、各無線基地局(基地局)が定期的にビーコン信号を送信し、無線リソース管理装置が移動端末装置(移動機)の周辺に存在する無線基地局の識別子と、当該無線基地局の無線基地局情報を含んだ無線基地局情報広告メッセージを移動端末装置に対して定期的に通知する。
移動端末装置は、各無線基地局からのビーコン信号および無線基地局情報広告メッセージから、通信中の無線基地局より受信状態が十分に良い無線基地局があることを検出すると、各無線基地局の識別子、これら無線基地局との通信品質情報、および自装置が必要とするリソース量に関する情報を含んだ検出無線基地局通知メッセージを無線リソース管理装置に送信する。
無線リソース管理装置は、検出無線基地局通知メッセージを受信すると、検出無線基地局通知メッセージにより取得する情報や、各無線基地局の無線リソース情報、それぞれの無線基地局を使用した場合の課金情報、移動端末装置の各無線基地局に対するアクセス権限に関する情報などに基づいて移動先候補となる無線基地局を選択する。
無線リソース管理装置は、選択した移動先候補の各無線基地局とこれら無線基地局の通信品質に関する情報とを含んだ移動先候補無線基地局通知メッセージを移動端末装置に送信する。移動端末装置は移動先候補無線基地局通知メッセージ内の各種情報や、各無線基地局からの受信回線品質に基づいて移動先無線基地局を決定する。
特開2004−128636号公報 特開2003−348007号公報
しかしながら、移動体ネットワークにおける無線リソース割り当てにおいては、無線回線品質に応じて使用する無線リソースが変化する。そのため、無線リソースを報知または通知して移動先基地局を選択する上記特許文献1および2に記載の従来技術を移動体ネットワークに適用することはできないという問題があった。
また、移動機の移動速度に応じて、移動速度が速いほど大きなセルを割り当てるセル選択方法や、基地局の有線側の経路を考慮した(たとえば、有線側の経路が複雑化するようなセルを選択させないようにするなど)セル選択方法を用いる場合、上記特許文献1および2に記載の従来技術を用いて、無線回線品質および無線リソースの使用状況によって移動先基地局(移動先セル)を選択すると、選択候補となるセルを選択する判断基準が限定されてしまうという問題があった。
さらに、複数の無線周波数ならびに無線アクセス方式を有する移動体ネットワークにおいては、移動機における周辺セルの無線品質回線の測定能力に限界があり、無線周波数や無線アクセス方式を変更するようなハンドオーバではハンドオーバに伴う通信品質の劣化が発生する。このため、複数の無線周波数ならびに無線アクセス方式を有する移動体ネットワークにおいては、移動機が無線回線品質を測定する周辺セルも、移動機の測定能力を考慮して選択しなくてはならないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無線回線品質に応じて使用する無線リソースが変化する場合に、移動機が測定する無線回線品質の程度に応じてハンドオーバ先のセルを決定してハンドオーバを行なう無線通信システムを得ることを第1の目的とする。
第2の目的は、移動機のハンドオーバ先を決定するために測定する無線回線品質の測定付加を軽減することができる無線通信システムを得ることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続する複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容して第1のネットワークを介してハンドオーバ制御サーバおよび第2のネットワークと接続する複数のルータとを備える無線通信システムにおいて、前記基地局は、自局が制御するセル毎に使用リソースを測定し、測定した使用リソースを前記ハンドオーバ制御サーバに通知する使用リソース測定部、を備え、前記ハンドオーバ制御サーバは、前記複数の基地局に対応付けて当該基地局の使用周波数を含む無線アクセス方式、当該基地局が制御するセル情報、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを収容するルータに関するネットワーク構成情報を記憶するネットワーク構成記憶部と、前記複数の基地局が制御するセル構成に関するセル構成情報を記憶するセル構成記憶部と、前記基地局から通知された使用リソースを当該基地局に関連付けた使用リソース情報を記憶する使用リソース記憶部と、前記移動機から通知される無線アクセス能力、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報、および前記使用リソース記憶部に記憶されている使用リソース情報に基づいて、前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を前記移動機に通知する重み関数算出部と、前記重み関数算出部によって生成された重み関数情報、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、生成したセルリストを前記移動機に通知するセルリスト生成部と、を備え、前記移動機は、前記ハンドオーバ制御サーバから通知されたセルリストを記憶する周辺セルリスト記憶部と、前記ハンドオーバ制御サーバから通知された重み関数情報を記憶する重み関数記憶部と、前記周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリストに登録されている各周辺セルおよび現在接続中のセルとの無線回線品質を測定する無線回線品質測定部と、前記無線回線品質測定部によって測定された無線回線品質、周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリスト、重み関数記憶部に記憶されている重み関数情報、および自装置の無線アクセス能力に基づいて、前記重み関数情報内の重み関数に所定のパラメータを入力して各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先の候補となるセルを選択する周辺セル選択パラメータ算出/比較部と、前記周辺セル選択パラメータ算出/比較部によって選択されたハンドオーバ先の候補となるセルの中から、現在接続中のセルよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルの中で、最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、決定したセルに対してハンドオーバ処理を実行する周辺セル選択決定部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる無線通信システムは、ハンドオーバ制御サーバが、無線通信システムのネットワーク構成情報およびセル構成情報と、移動機の無線アクセス能力と、各基地局が測定したセル毎の使用リソースとに基づいて、移動機が通信中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を移動機に通知するとともに、重み関数情報、ネットワーク構成情報、およびセル構成情報に基づいて、周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、生成したセルリストを移動機に通知し、移動機が、ハンドオーバ制御サーバから通知されたセルリストに登録されている周辺セルおよび現在接続中のセルの無線回線品質を測定し、測定した無線回線品質と、ハンドオーバ制御サーバから通知された重み関数情報およびセルリストとを用いて周辺セル選択パラメータを算出してハンドオーバ先のセルを決定するようにしているため、移動機が測定する無線回線品質の程度に応じてハンドオーバ先のセルを決定してハンドオーバを行なう無線通信システムを得ることができるという効果を奏する。
図1は、この発明における無線通信システムの構成を示す概略図である。 図2は、図1に示した無線アクセスネットワークのセル構成の一例を示す図である。 図3は、図1に示した基地局のハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。 図4は、図1に示したハンドオーバ制御サーバのハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。 図5は、図4に示したネットワーク構成記憶部が記憶するネットワーク構成情報の構成の一例を示す図である。 図6は、図4に示したセル構成記憶部が記憶するセル構成情報の構成の一例を示す図である。 図7は、図4に示したセルリスト生成部が生成するセルリストの一例を示す図である。 図8は、図1に示した移動機のハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。 図9は、この実施の形態1のハンドオーバ制御サーバの動作を説明するためのフローチャートである。 図10は、この実施の形態1の移動機の動作を説明するためのフローチャートである。 図11は、この実施の形態1の無線通信システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 図12は、この実施の形態2の移動機のハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。 図13は、この実施の形態2のハンドオーバ制御サーバのハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。 図14は、この実施の形態2の無線通信システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1,1a 移動機
2−1,2−2,2−3,2−4,2−5,2−6,2−7 基地局
3,3a ハンドオーバ制御サーバ
4−1,4−2,4−3 エッジルータ
5ー1,5−2 ルータ
6 無線アクセスネットワーク
7 コアネットワーク
8 IPネットワーク
9 移動ネットワーク
10 インターネット
11−1−1,11−1−2,11−1−3,11−1−4,11−1−5,11−1−6,11−2−1,11−2−2,11−2−3,11−2−4,11−2−5,1−3−1,11−3−2,11−3−3,11−3−4,11−3−5,11−4−1,11−4−2,11−4−3,11−4−4,11−4−5,11−5−1,11−5−2,11−5−3,11−5−4,11−5−5,11−5−6,11−6−1,11−6−2,11−6−3,11−6−4,11−6−5,11−6−6,11−7−1,11−7−2,11−7−3,11−7−4 セル
12 重み関数記憶部
13 周辺セルリスト記憶部
14 無線回線品質測定部
15 周辺セル選択パラメータ算出/比較部
16 周辺セル選択決定部
17 無線回線送受信部
21,31 有線回線終端部
22 使用リソース測定部
23 無線回線送受信部
32 基地局通信制御部
33 移動機通信制御部
34 セルリスト生成部
35 重み関数算出部
36 ネットワーク構成記憶部
37 セル構成記憶部
38 使用リソース記憶部
39 重み関数検証部
以下に、本発明における無線通信システム、基地局、移動機、およびハンドオーバ制御サーバの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1〜図11を用いてこの発明の実施の形態1を説明する。図1は、この発明における無線通信システムの構成を示す概略図である。図1において、無線通信システムは、移動ネットワーク9と、移動ネットワーク9と接続されるインターネット(Internet)10と、無線回線によって無線アクセスネットワーク6に接続しインターネット10を介して他の移動機や固定端末などと通信を行う移動機(MS)1とを備えている。
移動ネットワーク9は、無線アクセスネットワーク6とコアネットワーク7とで構成される。無線アクセスネットワーク6は、無線回線によって移動機1と接続する複数(この場合は7台)の基地局(BS)2(2−1〜2−7を示す)と、移動機1のハンドオーバを制御するハンドオーバ制御サーバ(HOS)3を備えている。
コアネットワーク7は、基地局2を収容する複数(この場合は3台)のエッジルータ(Edge Router)4(4−1〜4−3を示す)と、エッジルータ4へのルーチングを行なうとともにエッジルータ4を収容する複数(この場合は2台)のルータ(Router)5(5−1,5−2を示す)と、ルータ5、ハンドオーバ制御サーバ3、およびインターネット10が接続されるIPネットワーク(IP−Network)8とを備えている。
図1においては、エッジルータ4−1は有線回線によって基地局2−7を収容し、エッジルータ4−2が有線回線によって基地局2−1,2−5を収容し、エッジルータ4−3が有線によって2−2,2−3,2−6を収容し、基地局2−4は無線回線によって基地局2−3を介してエッジルータ4−3に収容されている。
図2は、図1に示した無線アクセスネットワーク6のセル構成の一例を示す図である。図2において、セル11−1−1〜11−1−6は基地局2−1によって制御され、セル11−2−1〜11−2−5は基地局2−2によって制御され、セル11−3−1〜11−3−5は基地局2−3によって制御され、セル11−4−1〜11−4−5は基地局2−4によって制御され、セル11−5−1〜11−5−6は基地局2−5によって制御され、セル11−6−1〜11−6−6は基地局2−6によって制御され、セル11−7−1〜11−7−4は基地局2−7によって制御される。なお、基地局2が制御するセルの数は、1以上であれば幾つでもかまわない。
この発明における無線通信システムは、先の図1に示すように構成され、基地局2とハンドオーバ制御サーバ3とは、エッジルータ4、ルータ5、およびIPネットワーク8を介して相互通信を行なう。また、移動機1とハンドオーバ制御サーバ3とは、基地局2、エッジルータ4、ルータ5、およびIPネットワーク8を介して相互通信を行なう。
つぎに、図3〜図7を参照して、図1に示した基地局2、移動機1、およびハンドオーバ制御サーバ3のハンドオーバ処理に関する機能構成を説明する。
まず、基地局2のハンドオーバ処理に関する機能構成について説明する。基地局2−1,2−5〜2−7は、同一の無線アクセス方式、使用周波数によって移動機1と接続する基地局であり、基地局2−2〜2−4は、基地局2−1,2−5〜2−7とは異なる無線アクセス方式、または使用周波数によって移動機1と接続する基地局2であるが、ハンドオーバ処理に関する機能構成は無線アクセス方式および使用周波数に依存することなく同一のものである。
基地局2は、ハンドオーバ制御サーバ3の指示によって、無線リソースや有線リソース、および装置リソース(自局内部のバッファリングソースやCPU使用率など)などの自局の使用リソースを自局が制御するセル毎に測定し、測定した使用リソースをハンドオーバ制御サーバ3に通知する。
図3は、図1に示した基地局2のハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。図3において、基地局2は、エッジルータ4と接続する有線回線のインタフェース機能を有し有線回線を終端する有線回線終端部21と、移動機1と接続する無線回線のインタフェース機能を有し無線による信号を送受信する無線回線送受信部23と、ハンドオーバ制御サーバ3の指示によって、自局が制御するセル毎に使用リソースを測定してハンドオーバ制御サーバ3に通知する使用リソース測定部22とを備えている。
つぎに、ハンドオーバ制御サーバ3のハンドオーバ処理に関する機能構成について説明する。ハンドオーバ制御サーバ3は、基地局2から通知される使用リソース、自装置が管理する移動ネットワーク9のネットワーク構成情報、および基地局2が制御するセル11(11−1−1〜11−1−6,11−2−1〜11−2−5,11−3−1〜11−3−5,11−4−1〜11−4−5,11−5−1〜11−5−6,11−6−1〜11−6−6,11−7−1〜11−7−4を示す)の構成を示すセル構成情報に基づいてセルリストを生成し、生成した重み関数を基地局2を介して移動機1に通知する。
図4は、図1に示したハンドオーバ制御サーバ3のハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。図4において、ハンドオーバ制御サーバ3は、有線回線終端部31、ネットワーク構成記憶部36、セル構成記憶部37、基地局通信制御部32、使用リソース記憶部38、セルリスト生成部34、重み関数算出部35、および移動機通信制御部33を備えている。
有線回線終端部31は、IPネットワーク8と接続する有線回線のインタフェース機能を備え、有線回線を終端する。ネットワーク構成記憶部36は、移動ネットワーク9のネットワーク構成を示すネットワーク構成情報を記憶する。ネットワーク構成情報にはセルリスト生成部34がセルリストを作成するために必要な情報の中で、ネットワーク構成に関する情報が登録される。
図5は、図4に示したネットワーク構成記憶部36が記憶するネットワーク構成情報の構成の一例を示す図である。図5において、ネットワーク構成情報は、基地局100には、基地局2を識別するための基地局識別子が登録され、無線アクセス方式101には、基地局100に登録された基地局2の無線アクセス方式(使用周波数を含む)が登録され、セル情報102には、基地局100に登録された基地局2が制御するセル11を識別するためのセル識別子が登録され、収容エッジルータ103には、基地局100に登録された基地局2を収容するエッジルータ4を識別するためのエッジルータ識別子が登録され、収容ルータ104には、収容エッジルータ103に登録されたエッジルータ4を収容するルータ5を識別するためのルータ識別子が登録される。
図5では、基地局100に登録された基地局2−1の基地局識別子「BS#1」に対応付けて、無線アクセス方式101に無線アクセス方式「A」が登録され、セル情報102にセル11−1−1〜11−1−6のセル識別子「Cell#1−1〜Cell#1−6」が登録され、収容エッジルータ103にエッジルータ4−2のエッジルータ識別子「ER#2」が登録され、収容ルータ104にルータ5−1のルータ識別子「R#1」が登録されている。また、基地局100に登録された基地局2−2の基地局識別子「BS#2」に対応付けて、無線アクセス方式101に無線アクセス方式「B」が登録され、セル情報102にセル11−2−1〜11−2−5のセル識別子「Cell#2−1〜Cell#2−5」が登録され、収容エッジルータ103にエッジルータ4−3のエッジルータ識別子「ER#3」が登録され、収容ルータ104にルータ5−2のルータ識別子「R#2」が登録されている。図5においては、基地局2−1,2−2のみを記載しているが、実際には、ハンドオーバ制御サーバ3が管理する基地局2に対応付けた各情報が登録される。
セル構成記憶部37は、無線アクセスネットワーク6のセル構成情報を記憶する。セル構成情報には、重み関数算出部35が重み関数を生成するために必要な情報、およびセルリスト生成部34がセルリストを作成するために必要な情報の中で、セル11の構成に関する情報が登録される。
図6は、図4に示したセル構成記憶部37が記憶するセル構成情報の構成の一例を示す図である。図6において、セル構成情報は、基準セル200と、基地局201と、隣接セル202とで構成される。基準セル200には、セル11のセル識別子が登録され、基地局201には、基準セル200に登録されたセル11を制御する基地局2の基地局識別子が登録され、隣接セル202には基準セル200に登録されたセル11と隣接するセル11のセル識別子が登録される。
図6では、基準セル200に登録されたセル11−1−1のセル識別子「Cell#1−1」に対応付けて、基地局201に基地局2−1の基地局識別子「BS#1」と「BS#5」とが登録され、隣接セル202には基地局識別子「BS#1」に対応付けてセル11−1−2〜11−1−6のセル識別子「Cell#1−2〜Cell#1−6」と、基地局識別子「BS#5」に対応付けてセル11−5−3のセル識別子「Cell#5−3」とが登録されている。
また、基準セル200に登録されたセル11−1−2のセル識別子「Cell#1−2」に対応付けて、基地局201に基地局2−1,2−2,2−6の基地局識別子「BS#1」,「BS#2」,「BS#6」が登録され、隣接セル202には基地局識別子「BS#1」に対応付けてセル11−1−1,11−1−3,11−1−6のセル識別子「Cell#1−1」,「Cell#1−3」,「Cell1−6」が登録され,基地局識別子「BS#2」に対応付けてセル11−2−1,11−2−2のセル識別子「Cell#2−1」,「Cell#2−2」が登録され、基地局識別子「BS#6」に対応付けてセル11−6−3のセル識別子「Cell#6−3」が登録されている。
図6においては、セル11−1−1,11−1−2のみを記載しているが、実際には、先の図2に示した移動ネットワーク9内のハンドオーバ制御サーバ3が管理する基地局2が制御するセル11を基準セルとした情報が登録される。
基地局通信制御部32は、基地局2との通信に関する制御を行なうとともに、ネットワーク構成記憶部36に記憶されているネットワーク構成情報、およびセル構成記憶部37に記憶されているセル構成情報に基づいて、自装置が制御すべきセルを制御する基地局2に使用リソースを要求する。
使用リソース記憶部38は、基地局通信制御部32の要求に応じて基地局2から通知された使用リソースを基地局2に対応付けて登録する使用リソース情報を記憶する。上述したように、使用リソースは基地局2が制御するセル毎に測定される。すなわち、使用リソースは、測定されたセル識別子に対応付けて、無線リソースや有線リソース、および装置リソース(自局内部のバッファリングソースやCPU使用率など)などの使用リソースが基地局2から通知される。使用リソース記憶部38は、測定されたセル識別子が示すセル11を制御する基地局2(使用リソースを送信した基地局2)の基地局識別子を測定されたセル識別子に対応付けた使用リソース情報を記憶する。
重み関数算出部35は、移動機1から通知される無線アクセス能力、使用リソース記憶部38に記憶されている使用リソース情報、ネットワーク構成記憶部36に記憶されているネットワーク構成情報、およびセル構成記憶部37に記憶されているセル構成情報に基づいて、セル毎の重み関数を生成する。重み関数とは、無線回線品質を入力として、移動機1がハンドオーバを行なうか否かを選択するための周辺セル選択パラメータを出力する関数である。重み関数算出部35は、算出した重み関数を識別するための重み関数識別子と重み関数と当該重み関数を算出したセル識別子とを対応付けて管理する。
セルリスト生成部34は、重み関数算出部35が生成したセル毎の重み関数、ネットワーク構成記憶部36に記憶されているネットワーク構成、およびセル構成記憶部37に記憶されているセル構成に基づいて移動機1に対するセルリストを生成する。
図7は、図4に示したセルリスト生成部34が生成するセルリストの一例を示す図である。セルリストには、周辺セル300、重み関数301、基地局302、無線アクセス方式303、収容エッジルータ304、および収容ルータ305が登録される。
周辺セル300には、周辺セルとして選択されたセル11のセル識別子が登録される。重み関数301には、周辺セル300に登録されたセル11に対する重み関数の重み関数識別子が登録される。基地局302には、周辺セル300に登録されたセル11を制御する基地局2の基地局識別子が登録される。無線アクセス方式303には、基地局302に登録された基地局2の無線アクセス方式が登録される。収容エッジルータ304には、基地局302に登録された基地局2を収容するエッジルータ4のエッジルータ識別子が登録される。収容ルータ305には、収容エッジルータ304に登録されたエッジルータ4を収容するルータ5のルータ識別子が登録される。
移動機通信制御部33は、セルリスト生成部34によって生成されたセルリスト、および重み関数算出部35によって算出された重み関数と重み関数識別子とを組とした重み関数情報を有線回線終端部31、基地局2を介して移動機1に送信する。
つぎに、移動機1のハンドオーバ処理に関する機能構成について説明する。移動機1は、基地局2を介してハンドオーバ制御サーバ3から通知されたセルリストに登録されている情報、および無線回線品質に基づいてハンドオーバを実行する。
図8は、先の図1に示した移動機1のハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。図8において、移動機1は、無線回線送受信部17、周辺セルリスト記憶部13、重み関数記憶部12、無線回線品質測定部14、周辺セル選択パラメータ算出/比較部15、および周辺セル選択決定部16を備えている。
無線回線送受信部17は、基地局2と接続する無線回線のインタフェース機能を有し無線による信号を送受信する。周辺セルリスト記憶部13は、基地局2を介してハンドオーバ制御サーバ3から通知されるセルリストを記憶する。重み関数記憶部12は、ハンドオーバ制御サーバ3から通知される重み関数情報を記憶する。
無線回線品質測定部14は、周辺セルリスト記憶部13に記憶されているセルリスト内のセル識別子が示すセル毎の無線回線品質を、予め定められた周期毎に測定する。また、無線回線品質測定部14は、通信中の基地局2との無線回線品質を測定する。
周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、無線回線品質測定部14によって測定された各セルの無線回線品質、および重み関数記憶部12に記憶されている各セルの重み関数情報に基づいて各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいて、ハンドオーバ先の候補となるセルを選択する。
周辺セル選択決定部16は、周辺セル選択パラメータ算出/比較部15によって選択されたハンドオーバ先の候補となるセルの中から、ハンドオーバ先のセルを決定してハンドオーバ処理を実行する。
つぎに、図1〜図11を参照して、この発明にかかる無線通信システムの動作を説明する。まず、基地局2の動作を説明する。有線回線終端部21を介してハンドオーバ制御サーバ3から使用リソース送信要求を受けると、使用リソース測定部22は、使用リソース送信要求に基づいて、自局が制御するセル11の使用リソースを測定し、有線回線終端部21を介して、測定した使用リソースをハンドオーバ制御サーバ3に送信する。
ハンドオーバ制御サーバ3から受信する使用リソース送信要求は、たとえば、定期的に基地局2が使用リソースを測定して報告する定期報告要求や、要求時に基地局2が使用リソースを測定して報告する使用リソース要求、基地局2が移動機1に新たに無線リソースや有線リソース、装置リソースを割り当てたときに使用リソースを測定して報告する報告要求、定期的に基地局2が使用リソースを測定し、測定した使用リソースが予め定められた閾値を越えた場合のみ測定した使用リソースを報告する超過報告要求などがある。
定期報告要求を受けた場合、使用リソース測定部22は、予め定められた測定周期毎、または定期報告要求に含まれる測定周期毎に自局が制御するセル11の使用リソースを測定してハンドオーバ制御サーバ3に送信する。使用リソース要求を受けた場合、使用リソース測定部22は、自局が制御するセル11の使用リソースを測定し、測定した使用リソースをハンドオーバ制御サーバ3に送信する。
報告要求を受けた場合、使用リソース測定部22は、基地局2が移動機1に新たに無線リソースや有線リソース、装置リソースを割り当てたときに使用リソースを測定し、測定した使用リソースをハンドオーバ制御サーバ3に送信する。
超過報告要求を受けた場合、使用リソース測定部22は、予め定められた測定周期毎、または超過報告要求に含まれる測定周期毎に自局が制御するセル11の使用リソースを測定する。使用リソース測定部22は、測定した使用リソース、すなわち無線リソースや有線リソース、自局内部のバッファリングソース、CPU使用率が、それぞれ予め定められた閾値、または超過報告要求に含まれる閾値を超えているか否かを判定する。少なくとも1つの値が、閾値を越えている場合、使用リソース測定部22は、測定した使用リソースをハンドオーバ制御サーバ3に送信する。
つぎに、この実施の形態1のハンドオーバ制御サーバ3の動作を説明する。図9は、この実施の形態1のハンドオーバ制御サーバ3の動作を説明するためのフローチャートである。基地局通信制御部32はセル構成記憶部37に記憶されているセル構成情報に基づいて、自装置が制御すべきセルを制御する基地局2を選択する(ステップS100)。
具体的には、ハンドオーバ制御サーバ3には、予め基地局2を介して移動機1の位置が登録されている。基地局通信制御部32は、この位置登録から移動機1が位置するセル11を認識する。ここで、移動機1がセル11−1−1に位置しているとする。基地局通信制御部32は、移動機1が位置するセル11−1−1を示すセル識別子「Cell#1−1」を検索キーとして、先の図6に示したセル構成情報の基準セル200に登録されているセル識別子を検索して、検索キーに対応付けて登録されている基地局識別子および隣接セルのセル識別子を取得する。ここでは、基地局識別子「BS#1」,「BS#5」と隣接セルのセル識別子として「Cell#1−2〜Cell#1−6」,「Cell#5−3」を取得する。
基地局通信制御部32には、予め周辺セルとして選択する周辺セルに関する情報が設定されている。周辺セルに関する情報とは、移動機1が位置するセルから何隣接までを周辺セルとして選択するかの情報である。周辺セルに関する情報が1隣接であれば、基地局通信制御部32は、移動機1が位置するセル11−1−1に隣接するセル11−1−2〜11−1−6,11−5−3(図2参照)を周辺セルとして選択する。すなわち、先の図6に示したセル構成情報の基準セル200に対応付けて登録されている隣接セル101が周辺セルとなる。
また、周辺セルに関する情報が2隣接であれば、基地局通信制御部32は、移動機1が位置するセル11−1−1に隣接するセル11−1−2〜11−1−6,11−5−3と、これらのセル11−1−2〜11−1−6,11−5−3に隣接するセル11−2−1,11−2−2,11−3−3,11−3−4,11−4−2,11−4−3,11−5−1,11−5−2,11−5−4,11−6−3,11−6−4,11−7−2(図2参照)を周辺セルとして選択する。すなわち、移動機1が位置するセル11を検索キーとして取得した隣接セル202に登録されているセル識別子をそれぞれ検索キーとして基準セル200を検索して、検索キーと一致した基準セル200に対応付けて基地局201および隣接セル202に登録されている基地局識別子およびセル識別子を取得し、取得したすべてのセル識別子(重複するセル識別子は1つとする)を周辺セルとして選択する。
基地局通信制御部32は、有線回線終端部31を介して選択した周辺セルを制御する基地局2、すなわちセル構成情報から取得した基地局識別子が示す基地局2に使用リソース送信要求を送信する(ステップS101)。
有線回線終端部31を介して基地局2からの使用リソースを受信すると、基地局通信制御部32は、受信した使用リソースに基地局2の情報を付加した使用リソース情報を使用リソース記憶部38に格納する(ステップS102,S103)。
移動機通信制御部33は、移動機1の位置登録によって、移動機1が通信を開始して特定のセルで無線回線を張ったこと、または異なるセルに移動(ハンドオーバ)して移動機1の隣接セルが変更になったことを検出し、上述したステップS100〜S103の動作によって移動機1の周辺セルを制御する基地局2からの使用リソース情報を収集した後に、移動機1への重み関数導出指示を重み関数算出部35に出力する。
重み関数導出指示を受けると重み関数算出部35は、移動機1から通知される無線アクセス能力、使用リソース記憶部38に記憶されている使用リソース情報、ネットワーク構成記憶部36に記憶されているネットワーク構成情報、およびセル構成記憶部37に記憶されているセル構成情報に基づいて、セル毎の重み関数を生成する(ステップS104,S105)。
具体的には、重み関数算出部35は、使用リソース情報のセル毎の使用リソース、当該セルを制御する基地局2に対応付けてネットワーク構成情報に登録されている無線アクセス方式や収容エッジルータ、収容ルータの性能や使用状況、およびセル構成情報から移動機1が位置しているセル11と重み関数を算出する対象セルとの位置関係(1隣接であるのか2隣接であるのかなど)の情報に基づいて、ハンドオーバするセルとして選択する際に無線回線品質に重み付けをする重み関数を算出する。
重み関数算出部35は、算出した重み関数と当該重み関数を識別する重み関数を組とした重み関数情報と重み関数を算出したセルのセル識別子とを対応付けてセルリスト生成部34に通知する。重み関数算出部35は、重み関数情報をセルリスト生成部34に通知する際に、周辺セルとして適切であるか否かを判定し、不適切であると判定した場合には、重み関数としてたとえば「Null」など重み関数とは異なるコードとする。
周辺セルとして不適切な周辺セルとは、たとえば、周辺セルとして選択されたセルの中で移動機1が位置するセルと隣接するセルを制御する基地局2の無線アクセス方式が同一であって、かつ空き容量(使用リソース)が予め定められた閾値より大きいセルが存在する場合に、周辺セルとして選択されたセルの中で移動機1が位置するセルとは異なる無線アクセス方式のセルのことである。
また、ハンドオーバ制御サーバ3には、通信を確立する際に移動機1から移動機1の無線アクセス能力や通信に必要なリソース量ならびに通信品質が通知され、これらの情報が登録されている。重み関数算出部35は、これらの情報によっても、周辺セルとして適切であるか否かを判定する。ここで、無線アクセス能力とは、移動機1が使用可能な無線アクセス方式や周波数などであり、通信に必要なリソース量としては最低必要な無線帯域ならびに有線帯域であり、通信品質とはビットエラーレートや遅延品質などである。
周辺セルとして適切であるか否かの判定は、移動機1の無線アクセス能力や通信に必要なリソース量ならびに通信品質、使用リソース情報、セル構成情報、およびネットワーク構成情報に基づいて行なえばよい。なお、周辺セルとして適切であるかの判定を行なった後に、適切であると判定した周辺セルに対してのみ重み関数を生成するようにしてもよい。
セルリスト生成部34は、重み関数算出部35から通知された重み関数情報およびセル識別子、ネットワーク構成記憶部36に記憶されているネットワーク構成情報、およびセル構成記憶部37に記憶されているセル構成情報に基づいてセルリスト(図7参照)を生成する(ステップS106)。
具体的には、セルリスト生成部34は、重み関数算出部35から通知された重み関数情報に対応付けられたセル識別子を周辺セル300に登録し、重み関数301に重み関数情報内の重み関数識別子を登録する。セルリスト生成部34は、周辺セル300に登録したセル識別子を検索キーとしてセル構成情報の隣接セル202を検索し、検索キーと一致する隣接セル202に対応付けて基地局201に登録されている基地局識別子を取得する。セルリスト生成部34は、取得した基地局識別子を基地局302に登録する。
また、セルリスト生成部34は、取得した基地局識別子を検索キーとしてネットワーク構成情報の基地局100を検索して、検索キーと一致する基地局100に対応付けられて登録されている無線アクセス方式、収容エッジルータ識別子、および収容ルータ識別子を取得する。セルリスト生成部34は、取得した無線アクセス方式を無線アクセス方式303に登録し、取得した収容エッジルータ識別子を収容エッジルータ304に登録し、取得した収容ルータ識別子を収容ルータ305に登録する。
重み関数算出部35から通知された重み関数情報およびセル識別子毎に、セルリスト生成部34は、重み関数算出部35から通知された重み関数情報およびセル識別子、ネットワーク構成記憶部36に記憶されているネットワーク構成情報、およびセル構成記憶部37に記憶されているセル構成情報に基づいてセルリストを生成する。セルリスト生成部34は、重み関数が「Null」の重み関数情報に関しては、セルリストへの登録を行なわないようにする。
セルリスト生成部34は、有線回線終端部31および基地局2を介して、重み関数算出部35から通知された重み関数情報、および生成したセルリストを移動機1に送信する(ステップS107)。
つぎに、この実施の形態1の移動機1の動作を説明する。図10は、この実施の形態1の移動機1の動作を説明するためのフローチャートである。移動機1は、無線回線送受信部17を介してハンドオーバ制御サーバ3からの重み関数情報およびセルリストを受信すると(ステップS200)、受信した重み関数情報を重み関数記憶部12に格納し(ステップS201)、受信したセルリストを周辺セルリスト記憶部13に格納する(ステップS202)。
予め定められた測定時間になると、無線回線品質測定部14は、周辺セルリスト記憶部13に記憶されているセルリストの周辺セル300に登録されているセル識別子が示すそれぞれのセルとの無線回線品質を測定する(ステップS203,S204)。無線回線品質測定部14は、測定した各セルの無線回線品質をセル識別子に対応付けて周辺セル選択パラメータ算出/比較部15に通知する。
周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、無線回線品質測定部14によって測定された無線回線品質、周辺セルリスト記憶部13に記憶されているセルリスト、および重み関数記憶部12に記憶されている重み関数情報を用いて、周辺セル選択パラメータを算出する(ステップS205)。
具体的には、周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、無線回線品質測定部14から通知された無線回線品質が対応付けられているセル識別子を検索キーとしてセルリストの周辺セル300を検索して、検索キーと一致した周辺セル300に対応付けて重み関数301に登録されている重み関数識別子を取得する。
周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、取得した重み関数識別子を検索キーとして重み関数記憶部12に記憶されている重み関数情報の重み関数識別子を検索して、検索キーと一致した重み関数識別子に対応付けて登録されている重み関数を取得する。周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、取得した重み関数に無線回線品質測定部14から通知された無線回線品質を代入して当該セルの周辺セル選択パラメータを算出する。周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、周辺セルのセル識別子に対応付けて算出した周辺セル選択パラメータを記憶する(ステップS206)。
周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、現在通信中のセル11との無線回線品質と予め定められた閾値とを比較する(ステップS207)。現在通信中のセル11との無線回線品質が予め定められた閾値より小さい場合、すなわち通信中のセル11との無線回線品質が所定の値を満足できなくなった場合、周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、周辺セル選択指示を周辺セル選択決定部16に出力する。
周辺セル選択指示を受けると、周辺セル選択決定部16は、周辺セル選択パラメータ算出/比較部15に記憶されている周辺セル選択パラメータの中で、現在通信中のセル11の選択パラメータよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータがあるか否かを判定する(ステップS208)。現在通信中のセル11の選択パラメータよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータがあると判定した場合、周辺セル選択決定部16は、現在通信中のセル11の選択パラメータよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを選択する。周辺セル選択決定部16は、現在通信中のセル11の選択パラメータよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータが複数ある場合には、周辺セル選択パラメータの中で最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを選択する。
周辺セル選択決定部16は、選択した周辺セル選択パラメータを有するセル11をハンドオーバするセルに決定する。周辺セル選択決定部16は、決定したセルを示すセル識別子を検索キーとして周辺セルリスト記憶部13に記憶されているセルリストの周辺セル300を検索し、検索キーと一致するセル識別子に対応付けて登録される基地局識別子、無線アクセス方式、収容エッジルータ識別子、および収容ルータ識別子を取得して、ハンドオーバ処理を実行する(ステップS209)。
つぎに、図11のシーケンス図を参照して、この発明における実施の形態1の無線通信システムの動作を説明する。なお、図11においては、基地局2の台数を3台(基地局2−1〜2−3)としているが、基地局2の台数はこれに限るものではない。基地局2−1〜2−3は、定期報告要求を受けており、定期的に使用リソース測定してハンドオーバ制御サーバ3に報告するものとする。
移動機1が通信を行っていない場合、すなわち基地局2−1〜2−3に接続していない場合、ハンドオーバ制御サーバ3は、各セル単位の周辺セルの情報(重み関数情報およびセルリスト)を基地局2−1〜2−3を介して報知する。この場合、移動機1が通信を行なっていないため、移動機1の能力や通信品質を取得することはできない。そのため、ハンドオーバ制御サーバ3は、周辺セルの無線アクセス方式や周波数、当該基地局2−1〜2−3の使用リソース数から割り出して重み関数を算出する。なお、移動機1が通信中でない場合には、報知する周辺セルの情報内の重み関数を設定しないようにしてもよい。
基地局2−1〜2−3は、ハンドオーバ制御サーバ3から定期報告要求を受けており、ハンドオーバ制御サーバ3に使用リソースを定期報告する。定期報告を受けると、ハンドオーバ制御サーバ3は、報知用情報(周辺セルの情報)を更新して基地局2−1〜2−3を介して報知する。
移動機1が通信状態への移行手順を実行する。ここでは、移動機1が、基地局2−1が制御するセル11−1−1において通信を確立して通信状態となる。通信の確立は一般的な移動体ネットワークにおける通信確立手順を用いるが、移動機1は、通信を確立する際に、ハンドオーバ制御サーバ3に対して、移動機1の無線アクセス能力や通信に必要なリソース量ならびに通信品質を登録する。
基地局2−1〜2−3は、ハンドオーバ制御サーバ3から定期報告要求を受けており、ハンドオーバ制御サーバ3に使用リソースを定期報告する。ハンドオーバ制御サーバ3は、基地局2−1〜2−3から定期報告された使用リソースに基地局2−1〜2−3の基地局識別子を付加した使用リソース情報を記憶する。ハンドオーバ制御サーバ3は、使用リソース情報、ネットワーク構成情報、およびセル構成情報に基づいてセル毎の重み関数を生成する。ハンドオーバ制御サーバ3は、生成した重み関数と当該重み関数の重み関数識別子とを対応付けた重み関数情報を生成する。
ハンドオーバ制御サーバ3は、移動機1から受信した無線アクセス能力、通信に必要なリソース量ならびに通信品質と、基地局2−1〜2−3から報告される使用リソース、ネットワーク構成情報から得られる周辺セルの無線アクセス能力(無線アクセス方式ならびに周波数)から周辺セルを選択する。
ハンドオーバ制御サーバ3は、選択した周辺セル、ネットワーク構成情報、セル構成情報、および重み関数情報に基づいてセルリストを更新する。ハンドオーバ制御サーバ3は、更新したセルリストおよび重み関数情報を周辺セルの情報として移動機1に通知する。
移動機1は、現在通信中のセル11−1−1との無線回線品質において所望の通信品質が得られなくなった場合、ハンドオーバ制御サーバ3から通知された周辺セルの情報内のセルリストに基づいて周辺セルの無線回線品質を測定し、測定した無線回線品質および現在通信中のセル11−1−1との無線回線品質を入力値としてセル毎の重み関数計算を実行して周辺セル選択パラメータを算出する。
移動機1は、現在通信中のセル11−1−1の周辺セル選択パラメータより品質の良い周辺セル選択パラメータが存在する場合には、現在通信中のセル11−1−1の周辺セル選択パラメータより品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、予め定められたハンドオーバ手順を実行する。ここでは、移動機1は、セル11−1−1を制御する基地局2−1から、基地局2−2が制御するセルにハンドオーバしたものとする。
ハンドオーバ手順が実行されると、ハンドオーバ先のセルを制御する基地局2−2は、無線リソースの使用数が変更となる。そのため、基地局2−2は、無線リソースが変更されたことをハンドオーバ制御サーバ3に報告する。無線リソースが変更されたことを通知する無線リソース変更報告は、定期報告とは異なるもので無線リソースが変更された時に通知するものである。
無線リソース変更報告を受けると、ハンドオーバ制御サーバ3は、使用リソース情報を更新し、更新した使用リソース情報を用いて重み関数を生成して重み関数情報およびセルリストを更新する。ハンドオーバ制御サーバ3は、更新した重み関数情報およびセルリストを含む周辺セルの情報を移動機1に通知する。
このようにこの実施の形態1においては、ハンドオーバ制御サーバ3が、無線通信システムのネットワーク構成情報およびセル構成情報と、移動機の無線アクセス能力と、各基地局2が測定したセル毎の使用リソースとに基づいて、移動機1が通信中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を移動機1に通知するとともに、重み関数情報、ネットワーク構成情報、およびセル構成情報に基づいて、周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、生成したセルリストを移動機1に通知し、移動機1が、ハンドオーバ制御サーバ3から通知されたセルリストに登録されている周辺セルおよび現在接続中のセルの無線回線品質を測定し、測定した無線回線品質と、ハンドオーバ制御サーバ3から通知された重み関数情報およびセルリストとを用いて周辺セル選択パラメータを算出してハンドオーバ先のセルを決定するようにしている。
すなわち、ハンドオーバ制御サーバ3が、移動機の無線アクセス能力と基地局の使用リソースならびに無線回線品質を考慮した重み関数を移動機1に通知するようにしている。これにより、移動機1が測定する無線回線品質の程度に応じて、柔軟にハンドオーバ先のセルを決定することができる。
なお、この実施の形態1では、ハンドオーバ制御サーバ3において基地局2からの使用リソースの報告の受信、ならびに周辺セルの選択、周辺セル単位の重み関数の算出を行い、移動機1に通知する場合を例に挙げて説明したが、複数の基地局2をグループ化してハンドオーバ制御サーバ3の機能を基地局2に分散実装するようにして、この実施の形態1と同一の機能を実現してもよい。
具体的には、無線通信システム内の基地局2を予めグループ化しておき、グループ内の基地局2の1つを、実施の形態1の基地局2の機能に加え、ハンドオーバ制御サーバ3のネットワーク構成記憶部36、セル構成記憶部37、使用リソース記憶部38、重み関数算出部35、およびセルリスト生成部34をさらに備えたハンドオーバ制御サーバの機能を有するサーバ機能付き基地局2とする。
サーバ機能付き基地局2は、自局が存在するグループ内の基地局2に対して使用リソース送信要求を送信して、グループ内の基地局2から使用リソースを収集し、収集した使用リソースに基地局識別子を付加した使用リソース情報を生成し、グループ内の基地局2が制御するセルを対象として周辺セルを選択して重み関数情報およびセルリストを生成する。サーバ機能付き基地局2は、生成した重み関数情報およびセルリストを移動機1に通知する。
このようにサーバ機能付き基地局2が、自局が存在するグループ内の基地局2が制御するセルを対象として周辺セルを選択して重み関数情報およびセルリストを生成することにより、重み関数情報およびセルリストを生成する処理負荷を分散させることが可能となる。
また、この実施の形態1では、移動機1の周辺セル選択パラメータ算出/比較部15が、現在通信中のセルとの無線回線品質が予め定められた閾値より小さい場合に周辺セル選択パラメータを算出して、周辺セル選択決定部16が、周辺セル選択パラメータ算出/比較部15が算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先のセルを決定するようにしたが、移動機1の周辺セル選択パラメータ算出/比較部15が現在通信中のセルとの無線回線品質と予め定められた閾値とを比較することなく周辺セル選択パラメータを算出して、周辺セル選択決定部16が、現在通信中のセルの周辺セル選択パラメータよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有する周辺セルをハンドオーバ先のセルに決定するようにしてもよい。
実施の形態2.
図12〜図14を用いてこの発明の実施の形態2を説明する。先の実施の形態1においては、移動機1がハンドオーバ先のセルを決定するようにしたが、この実施の形態2では、ハンドオーバ制御サーバ3がハンドオーバ先のセルを決定するものである。
この発明における実施の形態2の無線通信システムは、先の図1に示した実施の形態1の無線通信システムの移動機1およびハンドオーバ制御サーバ3の代わりに、移動機1aおよびハンドオーバ制御サーバ3aを備えている。
図12は、移動機1aのハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。図12に示した移動機1aは、先の図4に示した実施の形態1の移動機1の重み関数記憶部12、周辺セル選択パラメータ算出/比較部15、および周辺セル選択決定部16が削除されている。図4に示した実施の形態1の移動機1と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
無線回線品質測定部14は、周辺セルリスト記憶部13に記憶されているセルリストの周辺セル300に登録されているセル識別子が示すセル11との無線回線品質を測定した後に、無線回線送受信部17、基地局2を介して測定した無線回線品質(通信中のセルとの無線回線品質を含む)をハンドオーバ制御サーバ3aに通知する。
図13は、ハンドオーバ制御サーバ3aのハンドオーバ処理に関する機能構成を示すブロック図である。図13に示したハンドオーバ制御サーバ3aは、図4に示した実施の形態1のハンドオーバ制御サーバ3に重み関数検証部39が追加されている。図4の示した実施の形態1のハンドオーバ制御サーバ3と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
重み関数検証部39は、移動機1aから通知された無線回線品質、重み関数算出部35によって算出された重み関数、およびセルリスト生成部34によって生成されたセルリストに基づいて周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セルパラメータに基づいてハンドオーバ先のセルを決定する。すなわち、先の図4に示した実施の形態1の移動機1の周辺セル選択パラメータ算出/比較部15、および周辺セル選択決定部16と同様の機能を備えている。
つぎに、図14のシーケンス図を参照して、この実施の形態2の無線通信システムの動作を説明する。なお、移動機1aが通信状態になるまでの動作は、先の図11のシーケンス図を参照して説明した実施の形態1の無線通信システムの動作とほぼ同じであり、相違点は、実施の形態1の無線通信システムでは、ハンドオーバ制御サーバ3が、周辺セルの情報としてセルリストおよび重み関数情報を通知するのに対して、この実施の形態2の無線通信システムでは、ハンドオーバ制御サーバ3aが周辺セルの情報としてセルリストのみを通知する点であるので、移動機1aが通信状態になるまでの動作は省略する。
基地局2−1〜2−3は、ハンドオーバ制御サーバ3aから定期報告要求を受けており、ハンドオーバ制御サーバ3に使用リソースを定期報告する。ハンドオーバ制御サーバ3aは、基地局2−1〜2−3から定期報告された使用リソースに基地局2−1〜2−3の基地局識別子を付加した使用リソース情報を記憶する。ハンドオーバ制御サーバ3aは、使用リソース情報、ネットワーク構成情報、およびセル構成情報に基づいてセル毎の重み関数を生成する。ハンドオーバ制御サーバ3aは、算出した重み関数と当該重み関数の重み関数識別子とを対応付けて重み関数情報として記憶しておく。
ハンドオーバ制御サーバ3aは、通信状態になった時に移動機1aから受信した無線アクセス能力、通信に必要なリソース量ならびに通信品質と、基地局2−1〜2−3から報告される使用リソース、ネットワーク構成情報から得られる周辺セルの無線アクセス能力(無線アクセス方式ならびに周波数)から周辺セルを選択する。
ハンドオーバ制御サーバ3aは、選択した周辺セル、ネットワーク構成情報、セル構成情報、および重み関数情報に基づいてセルリストを更新する。ハンドオーバ制御サーバ3aは、更新したセルリストを周辺セルの情報として移動機1aに通知する。
移動機1aは、ハンドオーバ制御サーバ3aから通知された周辺セルの情報内のセルリストに基づいて周辺セルの無線回線品質を測定し、測定した無線回線品質および現在通信中のセル11−1−1との無線回線品質をそれぞれのセル識別子と対応付けて無線品質測定結果通知としてハンドオーバ制御サーバ3aに通知する。
ハンドオーバ制御サーバ3aは、無線回線品質測定結果通知を受けると、無線回線品質測定結果通知、重み関数情報、およびセルリストに基づいてハンドオーバ先のセルを決定する。
具体的には、移動機1aが通信中のセル11−1−1の無線回線品質が予め定められた閾値より小さい場合、すなわち通信中のセル11との無線回線品質が所定の値を満足できなくなった場合、先の図13に示した重み関数検証部39が、無線回線品質測定結果通知のセル識別子を検索キーとして、セルリスト生成部34が生成したセルリスト(図7参照)の周辺セル300を検索して、検索キーと一致する周辺セル300に対応付けて重み関数301に登録されている重み関数識別子を取得する。
重み関数検証部39は、取得した重み関数識別子を検索キーとして重み関数算出部35が記憶している重み関数情報の重み識別子を検索し、検索キーと一致した重み識別子に対応付けて登録されている重み関数を取得する。重み関数検証部39は、取得した重み関数に検索キーとしたセル識別子に対応付けられている無線回線品質測定結果通知の無線回線品質を代入して当該セルの周辺セル選択パラメータを算出する。
重み関数検証部39は、無線回線品質測定結果通知内のすべてのセル識別子を検索キーとして、セル毎の周辺セル選択パラメータ、および移動機1aが通信中のセル11−1−1の周辺セル選択パラメータを算出した後に、算出した周辺セル選択パラメータの中に現在通信中のセル11の選択パラメータよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータがあるか否かを判定する。
移動機1aが通信中のセル11−1−1の選択パラメータよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータがあると判定した場合、重み関数検証部39は、移動機1aが通信中のセル11−1−1の選択パラメータよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを選択し、選択した周辺セル選択パラメータを有するセル11をハンドオーバ先のセルに決定する。
ハンドオーバ制御サーバ3aは、決定したハンドオーバ先のセルのセル識別子を含むハンドオーバ先セル通知を移動機1aに通知する。ハンドオーバ先セル通知を受けると、移動機1aは、ハンドオーバ先セル通知内のセル識別子が示すセルをハンドオーバ先のセルとして、ハンドオーバ手順を実行する。ここでは、移動機1aは、セル11−1−1を制御する基地局2−1から、基地局2−2が制御するセルにハンドオーバしたものとする。
ハンドオーバ手順が実行されると、ハンドオーバ先のセルを制御する基地局2−2は、無線リソースの使用数が変更となり、無線リソースが変更されたことをハンドオーバ制御サーバ3aに報告する。
無線リソース変更報告を受けると、ハンドオーバ制御サーバ3aは、使用リソース情報を更新し、更新した使用リソース情報を用いて重み関数を生成して重み関数情報およびセルリストを更新する。ハンドオーバ制御サーバ3aは、更新したセルリストを含む周辺セルの情報を移動機1aに通知する。
このようにこの実施の形態2においては、ハンドオーバ制御サーバ3aが、無線通信システムのネットワーク構成情報およびセル構成情報と、移動機1aの無線アクセス能力と、各基地局2が測定したセル毎の使用リソースとに基づいて、移動機1aが通信中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を生成するとともに、重み関数情報、ネットワーク構成情報、およびセル構成情報に基づいて、周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、生成したセルリストを移動機に通知し、移動機1aが、ハンドオーバ制御サーバ3から通知されたセルリストに登録されている周辺セルおよび現在接続中のセルの無線回線品質を測定してハンドオーバ制御サーバ3aに通知し、ハンドオーバ制御サーバ3aが移動機1aから通知された無線回線品質と、重み関数情報およびセルリストとを用いて周辺セル選択パラメータを算出してハンドオーバ先のセルを決定するようにしている。これにより、移動機1aが測定する無線回線品質の程度に応じて、柔軟にハンドオーバ先のセルを決定することができる。
なお、この実施の形態2では、ハンドオーバ制御サーバ3aの重み関数検証部39が、現在通信中のセルとの無線回線品質が予め定められた閾値より小さい場合に周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先のセルを決定するようにしたが、ハンドオーバ制御サーバ3aの重み関数検証部39が、現在通信中のセルとの無線回線品質と予め定められた閾値とを比較することなく周辺セル選択パラメータを算出して現在通信中のセルの周辺セル選択パラメータよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有する周辺セルをハンドオーバ先のセルに決定するようにしてもよい。
また、この実施の形態2では、ハンドオーバ制御サーバ3aが移動機1aから通知される周辺セル毎の無線回線品質を用いて周辺セル選択パラメータを算出するため、移動機1aに通知するセルリストの情報としては、無線回線品質を測定すべき周辺セルの情報が含まれていればよい。したがって、ハンドオーバ制御サーバ3aのセルリスト生成部34は、生成したセルリストの中で周辺セルのセル識別子、および当該周辺セルを制御する基地局2の基地局識別子のみを移動機1aに通知するようにしてもよい。これにより、ハンドオーバ制御サーバ3aが移動機1aに通知すべき情報量を削減することができる。
さらに、この実施の形態2のハンドオーバ制御サーバ3aにおいて基地局2からの使用リソースの報告の受信、ならびに周辺セルの選択、周辺セル単位の重み関数の算出を行い、移動機1aに通知する場合を例に挙げて説明したが、複数の基地局2をグループ化してハンドオーバ制御サーバ3aの機能を基地局2に分散実装するようにして、この実施の形態2と同一の機能を実現してもよい。
具体的には、無線通信システム内の基地局2を予めグループ化しておき、グループ内の基地局2の1つを、実施の形態2の基地局2の機能に加え、ハンドオーバ制御サーバ3aのネットワーク構成記憶部36、セル構成記憶部37、使用リソース記憶部38、重み関数算出部35、セルリスト生成部34、および重み関数検証部39をさらに備えたハンドオーバ制御サーバの機能を有するサーバ機能付き基地局2とする。
この場合、各サーバ機能付き基地局2間で自局が決定したセルの周辺セル選択パラメータをやりとりし、最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータのセルをハンドオーバ先のセルとして決定したサーバ機能付き基地局2がハンドオーバ先セル通知を移動機1aに通知するようにしても良いし、予めサーバ機能付き基地局2のマスタ局を指定しておき、マスタ局以外のサーバ機能付き基地局2が、マスタ局に自局がハンドオーバ先として決定したセルおよび当該セルの周辺セル選択パラメータを通知し、マスタ局のサーバ機能付き基地局2が最終的にハンドオーバ先のセルを決定してハンドオーバ先セル通知を移動機1aに通知するようにしてもよい。
このようにサーバ機能付き基地局2が自局が存在するグループ内の基地局2が制御するセルを対象として周辺セルを選択して重み関数情報およびセルリストを生成するとともに、周辺セル選択パラメータを算出することにより、重み関数情報およびセルリストを生成する処理負荷、および周辺セル選択パラメータを算出する処理負荷を分散させることが可能となる。
実施の形態3.
先の実施の形態1および2では、セルの隣接関係のみを対象として周辺セルを選択した。そのため、図2のセル構成において、たとえば、移動機1または移動機1aがセル11−1−1に位置しており、2隣接を周辺セルとして選択する場合、セル11−1−2〜11−1−6,11−2−1,11−2−2,11−3−3,11−3−4,11−4−2,11−4−3,11−5−1〜11−5−4,11−6−3,11−6−4,11−7−2の18セルが選択される。この場合、無線アクセス方式や使用可能周波数の異なるセルも周辺セルとして選択され、先の図7に示したセルリストが生成される。
使用周波数や使用無線アクセス方式が異なるセルへのハンドオーバは、ハンドオーバに要する無線回線の切断時間が増大するなどの欠点があるため、ハンドオーバ先のセルから除外したい場合もある。また、逆に特定の周波数もしくは無線アクセス方式にトラフィックが集中することにより周波数利用効率が悪化することもある。このような状況を回避するために、実施の形態1および2においては使用周波数や使用無線アクセス方式ならびにセルの使用リソースにより重み関数を変更するようにしている。
しかしながら、異なる周波数や異なる無線アクセス方式の無線回線品質を測定することは、移動機1または移動機1aの処理負荷が大きくなるという問題も生じる。そのため、測定対象となるセルから異なる周波数や異なる無線アクセス方式の無線回線を持つセルや、使用無線リソースが多大であり選択される可能性の少ないセルを周辺セルから除外して、移動機1または移動機1aに通知することが望ましい。
しがたって、この実施の形態3においては、実施の形態1また2のハンドオーバ制御サーバ3またはハンドオーバ制御サーバ3aに、測定対象となるセルから異なる周波数や異なる無線アクセス方式の無線回線を持つセルや、使用無線リソースが多大であり選択される可能性の少ないセルを周辺セルから除外してセルリストを生成する機能を備えるようにする。
具体的には、たとえば、実施の形態2のハンドオーバ制御サーバ3aの場合には、重み関数検証部39に、さらに移動機1における無線回線測定結果の予想無線回線品質を設定しておき、当該入力値として得られた算出結果(周辺セル選択パラメータ)が予め定められた周辺セル選択閾値以下であるセルのセル識別子を通知する機能を追加する。
また、実施の形態1のハンドオーバ制御サーバ3の場合には、この実施の形態3の重み関数検証部39の機能のみを備えた重み関数検証部39を備えるようにすればよい。
セルリスト生成部34は、セルリストを生成する際に、重み関数検証部39から通知されたセル識別子を除外してセルリストを生成する。
移動機1aは、ハンドオーバ制御サーバ3aから通知されたセルリストの周辺セル300に登録されているセル識別子が示すセルの無線回線品質を測定するので、異なる周波数や異なる無線アクセス方式の無線回線を持つセルや、使用無線リソースが多大であり選択される可能性の少ないセルの無線回線品質を測定することがなくなり、無線回線品質の測定の処理負荷が軽減される。
このようにこの実施の形態3においては、ハンドオーバ制御サーバ3aの重み関数検証部39が、予め設定されている予想無線回線品質を用いて重み関数算出部35が算出した重み関数を用いて周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータの値が、予め定められた周辺セル選択閾値以下である場合には、算出した周辺セル選択パラメータを有するセルを周辺セルから除外するようにしているため、移動機1aが無線回線を測定するセルを少なくすることが可能となり、移動機1aの無線回線品質の測定により処理負荷を軽減することができるとともに、ハンドオーバ先の候補となるセルを制限することができる。
なお、移動体ネットワーク管理者の管理指針により、特定のセルへのハンドオーバを抑止したい場合などに重み関数検証部39において当該セルの周辺セル選択閾値を実際の予想無線回線品質よりも劣化させた値(実際の予測無線回線品質より低品質な値)に設定しておけば、特定のセルが選択されないようにすることもできる。
実施の形態4.
先の図1に示した実施の形態1の無線通信システムにおいて、移動機1が基地局2−5に制御されるセル、すなわち図2に示したセル構成のセル11−5−1〜11−5−6のいずれかに位置して基地局2−5を介して通信を行なっているとする。この場合、ハンドオーバ制御サーバ3は、先の実施の形態1で説明したように、周辺セルの情報としてセルリストおよび重み関数情報を移動機1に通知している。
移動機1がセル11−5−1〜11−5−6のいずれかに位置している場合、周辺セルとして基地局2−1,2−6,2−7が制御するセル11−1−1〜11−1−6,11−6−1〜11−6−6,セル11−7−1〜11−7−4が含まれている場合がある。
基地局2−5と基地局2−1とは、同一のエッジルータ4−2に収容されており、基地局2−6,2−7は、基地局2−5とは異なるエッジルータ4−3,4−1に収容されている。また、エッジルータ4−1,4−2はルータ5−1に収容されてIPネットワーク8と接続しており、エッジルータ4−3はルータ5−2に収容されてIPネットワーク8と接続している。
移動機1の周辺セル選択パラメータ算出/比較部15および周辺セル選択決定部16は、ハンドオーバ制御サーバ3がセルリストに基づいて周辺セルの無線回線品質を測定し、測定した無線回線品質を入力として重み関数の演算によって周辺セル選択パラメータを求めてハンドオーバ先のセルを決定する。
ここで、セルリストの周辺セル300に基地局2−6,2−7が制御するセル11−6−1〜11−6−6,セル11−7−1〜11−7−4が含まれており、これらのセル11−6−1〜11−6−6,セル11−7−1〜11−7−4の何れか1つの周辺セルパラメータが最も通信品質の良い値となった場合には、セル11−6−1〜11−6−6,セル11−7−1〜11−7−4の何れか1つがハンドオーバ先のセルとして決定されハンドオーバ処理が実行される。この結果、基地局2−7が制御するセル11−7−1〜11−7−4のいずれかに対してハンドオーバ処理が実行された場合には、コアネットワーク7のルーチングはエッジルータ4−2、ルータ5−1、IPネットワーク8から、エッジルータ4−1、ルータ5−1、IPネットワーク8に変更され、基地局2−6が制御するセル11−6−1〜11−6−6のいずれかに対してハンドオーバ処理が実行された場合には、コアネットワーク7のルーチングはエッジルータ4−2、ルータ5−1、IPネットワーク8から、エッジルータ4−3、ルータ5−2、IPネットワーク8に変更される。
一般的に、コアネットワーク7のルーチングの変更装置が多いほどコアネットワーク7内の処理遅延が大きくなり、無線通信システムとしての移動機1のハンドオーバ時の無線回線切り替え品質が悪化する。
仮に、移動機1の無線回線品質測定部14によって測定された基地局2−7が制御するセル11−7−1〜11−7−4の無線回線品質の測定結果と、基地局2−6が制御するセル11−6−1〜11−6−6との無線回線品質の差が若干であって、かつ何れのセル1−6−1〜11−6−6,11−7−1〜11−7−4の測定結果も通信品質に対して十分である場合、移動機1の周辺セル選択決定部16は、周辺セル選択パラメータが最も良い値のセルをハンドオーバ先のセルに決定する。すなわち、ルーディングの変更装置が多くなる基地局2−6が制御するセル11−6−1〜11−6−6を選択する場合がある。
このような問題を改善するためには、ハンドオーバ制御サーバ3が移動機1に通知する各セル単位の重み関数に各セルが接続された基地局2が収容されるコアネットワーク7内のルーチング情報を、切り替えが必要な装置数を入力とする項を含む関数とすることで解決することができる。すなわち、移動機1において重み関数を演算したときに得られる結果からコアネットワーク7のルーチング情報が反映された形態で、移動機1がハンドオーバ先のセルを決定するようにすればよい。
具体的には、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35が、重み関数を算出する際に、ネットワーク構成記憶部36に記憶されているネットワーク構成情報(図5参照)の基地局100、収容エッジルータ103、および収容ルータ104に登録されている基地局識別子、エッジルータ識別子、およびルータ識別子からルーチング情報を生成し、現在通信中のセル11を制御する基地局2を収容するエッジルータ4とルータ5とのルーチングと、周辺セルとなるセル11を制御する基地局2を収容するエッジルータ4とルータ5とのルーチングとで、切り替えが必要な装置数を入力とした項を含む重み関数を算出する。すなわち、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35は、ルーチングを考慮した重み関数を算出する。
移動機1の周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、セルリスト(図7参照)の基地局302、収容エッジルータ304、および収容ルータ305に登録されている基地局識別子、エッジルータ識別子、およびルータ識別子からルーチング情報を生成し、現在通信中のセル11を制御する基地局2を収容するエッジルータ4とルータ5とのルーチングと、周辺セルとなるセル11を制御する基地局2を収容するエッジルータ4とルータ5とのルーチングとで、切り替えが必要な装置数を求め、求めた装置数を入力とした項を含む重み関数から周辺セル選択パラメータを算出する。
このようにこの実施の形態4においては、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35が、ネットワーク構成記憶部36に記憶されているネットワーク構成情報から、基地局2、エッジルータ4、およびルータ5のルーチング経路に関する情報を抽出し、抽出したルーチング経路に関する情報を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出するようにしているため、ハンドオーバ先のセルを決定する際に、ルーチング経路が複雑化するセルの選択確率を抑圧することができる。
実施の形態5.
先の実施の形態4では、ルーチングを考慮した重み関数を算出することで、ルーチングの変更による処理遅延を抑制して移動機1のハンドオーバ時の無線回線切り替え品質を向上するようにした。この実施の形態5では、ルーチング情報とは異なる条件を重み関数の項に含めることで移動機1のハンドオーバ時の無線回線切り替え品質を向上するものである。
重み関数の項に含める条件として、通信品質情報や移動履歴、セルサイズ(セル半径や基地局最大送信電力など)、使用リソースなどがある。まず、通信品質情報を重み関数の項として含める場合について説明する。ここでは、移動機1の通信中の呼の持つ通信品質情報として、ピークビットレート、平均ビットレート、および最小ビットレートの3つのパラメータを用いる。この場合、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35は、ピークビットレート、平均ビットレート、および最小ビットレートの3つのパラメータを入力とした項を重み関数に含めておく。
移動機1の無線回線品質測定部14は、通信相手との通信時にピークビットレート、平均ビットレート、および最小ビットレートを測定し、測定した各ビットレートをハンドオーバ制御サーバ3に通知する。
ハンドオーバ制御サーバ3の周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、無線回線品質測定部14が測定したピークビットレート、平均ビットレート、および最小ビットレートを重み関数に代入して周辺セル選択パラメータを算出する。
つぎに、移動履歴を重み関数の項として含める場合について説明する。ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35は、移動機1の移動履歴をセル単位で記憶しておき、重み関数を算出する際に、記憶した移動機1の移動履歴を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出する。
移動機1は、ハンドオーバ処理を行なって移動した移動履歴をセル単位で記憶しておき、周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、記憶されている移動履歴を重み関数に代入して周辺セル選択パラメータを算出する。
つぎに、セルサイズを重み関数の項として含める場合について説明する。まず、セルサイズとしてセル半径や基地局最大送信電力などをセル構成記憶部37に記憶されるセル構成情報に含めておく。具体的には、セル構成情報の基準セル200に登録されるセル識別子に対応付けてセル半径を登録し、当該セル識別子に対応付けられて基地局201に登録されている基地局識別子に対応付けて基地局最大送信電力を登録しておく。
ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35は、セル半径および基地局最大送信電力を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出する。一方、セルリスト生成部34は、セル構成情報から周辺セルとして選択したセル11のセル半径、および選択したセル11を制御する基地局2の基地局最大送信電力の情報を含めてセルリストを生成する。
移動機1の周辺セル選択パラメータ算出/比較部15は、セルリストから周辺セルのセル半径、および周辺セルを制御する基地局2の基地局最大送信電力を取得し、取得したセル半径および基地局最大送信電力を重み関数に代入して周辺セル選択パラメータを算出する。
なお、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35が移動履歴とセルサイズを組み合わせた項を含む重み関数を算出するようにすれば、高速に移動している移動機1に対してはセルサイズの大きなセルをハンドオーバ先のセルとして決定しやすいようにすることも可能となる。
つぎに、使用リソースを重み関数の項として含める場合について説明する。ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35は、使用リソース記憶部38に記憶されている使用リソース情報から、周辺セルを制御する基地局2の無線リソースや有線リソース、基地局2内部のバッファリングソースやCPU使用率などの使用リソースを考慮した項を含む重み関数を算出する。使用リソースはセル毎に測定されているため、セルリストの周辺セル300に登録するセル識別子が決定すれば算出することができる値である。したがって、使用リソースに関する重み関数の項は、入力パラメータとしてセル識別子を入力するようにしても良いし、予め算出した値を係数または加算数とするようにしてもかまわない。
なお、移動履歴および使用リソースは、時間の経過とともに変化するパラメータであるため、予め移動機1に経過時間をパラメータとする忘却係数を組み入れるようにしておけば、瞬時的なトラフィック変動や移動速度の瞬時的な変化を吸収することも可能となる。
このようにこの実施の形態5においては、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35が、移動機1から通知された通信品質情報であるピークビットレート、平均ビットレート、および最小ビットレートを入力パラメータとする項を含む重み関数を算出するようにしているため、現在の通信品質を考慮してハンドオーバ先のセルを選択することができる。
また、この実施の形態5においては、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35が、移動機1が移動したセルの移動履歴を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出するようにしているため、移動機1の移動速度を考慮してハンドオーバ先のセルを選択することができる。
さらに、この実施の形態5においては、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35が、周辺セルの半径および/または当該周辺セルを制御する基地局2の基地局最大送信電力を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出するようにしているため、通信品質劣化を伴うハンドオーバが発生するような周辺セルをハンドオーバ先のセルから除外することができる。
また、この実施の形態5においては、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35が、ネットワーク構成情報に含まれる使用周波数を含む無線アクセス方式から使用周波数および/または無線アクセス方式を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出するようにしているため、通信品質劣化を伴うハンドオーバが発生するような周辺セルをハンドオーバ先のセルから除外することができる。
さらに、ハンドオーバ制御サーバ3の重み関数算出部35が、基地局2が測定した使用リソースから算出される項を含む重み関数を算出するようにしているため、無線リソースや有線リソース、および基地局2のバッファリングソースやCPU使用率などを考慮してハンドオーバ先のセルを決定することができる。
以上のように、本発明にかかる無線通信システムは、無線回線品質に応じて使用する無線リソースが変化する無線通信システムに有用であり、特に、無線回線品質の測定程度に応じてハンドオーバを行なう無線通信システムに適している。

Claims (23)

  1. 少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続する複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容して第1のネットワークを介してハンドオーバ制御サーバおよび第2のネットワークと接続する複数のルータとを備える無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    自局が制御するセル毎に使用リソースを測定し、測定した使用リソースを前記ハンドオーバ制御サーバに通知する使用リソース測定部、
    を備え、
    前記ハンドオーバ制御サーバは、
    前記複数の基地局に対応付けて当該基地局の使用周波数を含む無線アクセス方式、当該基地局が制御するセル情報、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを収容するルータに関するネットワーク構成情報を記憶するネットワーク構成記憶部と、
    前記複数の基地局が制御するセル構成に関するセル構成情報を記憶するセル構成記憶部と、
    前記基地局から通知された使用リソースを当該基地局に関連付けた使用リソース情報を記憶する使用リソース記憶部と、
    前記移動機から通知される無線アクセス能力、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報、および前記使用リソース記憶部に記憶されている使用リソース情報に基づいて、前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を前記移動機に通知する重み関数算出部と、
    前記重み関数算出部によって生成された重み関数情報、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、生成したセルリストを前記移動機に通知するセルリスト生成部と、
    を備え、
    前記移動機は、
    前記ハンドオーバ制御サーバから通知されたセルリストを記憶する周辺セルリスト記憶部と、
    前記ハンドオーバ制御サーバから通知された重み関数情報を記憶する重み関数記憶部と、
    前記周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリストに登録されている各周辺セルおよび現在接続中のセルとの無線回線品質を測定する無線回線品質測定部と、
    前記無線回線品質測定部によって測定された無線回線品質、周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリスト、重み関数記憶部に記憶されている重み関数情報、および自装置の無線アクセス能力に基づいて、前記重み関数情報内の重み関数に所定のパラメータを入力して各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先の候補となるセルを選択する周辺セル選択パラメータ算出/比較部と、
    前記周辺セル選択パラメータ算出/比較部によって選択されたハンドオーバ先の候補となるセルの中から、現在接続中のセルよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルの中で、最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、決定したセルに対してハンドオーバ処理を実行する周辺セル選択決定部と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記ハンドオーバ制御サーバは、
    予め設定されている予想無線回線品質を用いて前記重み関数算出部が算出した重み関数を用いて周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータの値が、予め定められた周辺セル選択閾値以下である場合には、算出した周辺セル選択パラメータを有するセルを周辺セルから除外することを決定する重み関数検証部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続する複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容して第1のネットワークを介してハンドオーバ制御サーバおよび第2のネットワークと接続する複数のルータとを備える無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    自局が形成するセル毎に使用リソースを測定し、測定した使用リソースを前記ハンドオーバ制御サーバに通知する使用リソース測定部、
    を備え、
    前記ハンドオーバ制御サーバは、
    前記複数の基地局に対応付けて当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局が制御するセル情報、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを収容するルータに関するネットワーク構成情報を記憶するネットワーク構成記憶部と、
    前記複数の基地局が制御するセル構成に関するセル構成情報を記憶するセル構成記憶部と、
    前記基地局から通知された使用リソースを当該基地局に関連付けた使用リソース情報を記憶する使用リソース記憶部と、
    前記移動機から通知される無線アクセス能力、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報、および前記使用リソース記憶部に記憶されている使用リソース情報に基づいて、前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を記憶する重み関数算出部と、
    前記重み関数算出部によって生成された重み関数情報、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、少なくとも生成したセルリスト内の周辺セルと当該周辺セルを制御する基地局に関する情報を前記移動機に対するセルリストとして通知するセルリスト生成部と、
    前記移動機から通知された無線回線品質情報および無線アクセス能力と、重み関数算出部が記憶する重み関数情報と、セルリスト生成部によって生成されたセルリストとに基づいて、前記重み関数情報内の重み関数に所定のパラメータを入力して各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先の候補となるセルを選択して前記移動機が接続中のセルよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有し、かつ最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、決定したセルを含むハンドオーバ先セル通知を前記移動機に通知する重み関数検証部と、
    を備え、
    前記移動機は、
    前記ハンドオーバ制御サーバから通知されたセルリストを記憶する周辺セルリスト記憶部と、
    前記周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリストに登録されている各周辺セルおよび現在接続中のセルとの無線回線品質を測定して前記ハンドオーバ制御サーバに通知する無線回線品質測定部と、
    を備え、
    前記ハンドオーバ制御サーバからのハンドオーバ先セル通知に含まれるセルへのハンドオーバ処理を実行すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  4. 前記重み関数検証部は、
    予め設定されている予想無線回線品質を用いて前記重み関数算出部が算出した重み関数を用いて周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータの値が、予め定められた周辺セル選択閾値以下である場合には、算出した周辺セル選択パラメータを有するセルを周辺セルから除外することを決定すること、
    を特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記重み関数算出部は、
    前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報から、前記基地局、エッジルータ、およびルータのルーチング経路に関する情報を抽出し、抽出したルーチング経路に関する情報を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記移動機の無線回線品質測定部は、
    通信相手との通信時の通信品質情報を測定して前記ハンドオーバ制御サーバに通知し、
    前記ハンドオーバ制御サーバの重み関数算出部は、
    前記移動機から通知された通信品質情報を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 前記通信品質情報は、ピークビットレート、平均ビットレート、および最小ビットレートとすること、
    を特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記重み関数算出部は、
    前記移動機が移動したセルの移動履歴を記憶しておき、記憶した移動履歴を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  9. 前記セル構成記憶部に記憶するセル構成情報に、セル毎のセルサイズに関する情報を登録しておき、
    前記重み関数算出部は、
    前記セル構成情報に登録されているセルサイズを入力パラメータとする項を含む重み関数を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  10. 前記セルサイズは、セルの半径および/またはセルを制御する基地局の基地局最大送信電力とすること、
    を特徴とする請求項9に記載の無線通信システム。
  11. 前記重み関数算出部は、
    前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報の使用周波数を含む無線アクセス方式を取得し、取得した使用周波数および/または無線アクセス方式を入力パラメータとする項を含む重み関数を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  12. 前記重み関数算出部は、
    前記使用リソース記憶部に記憶されている使用リソース情報の使用リソースを取得し、取得した使用リソースから算出される項を含む重み関数を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  13. 少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続するとともにハンドオーバ制御サーバ機能を有するサーバ機能付き基地局を含む複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容してネットワークと接続する複数のルータとを備える無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    自局が制御するセル毎に使用リソースを測定し、測定した使用リソースをサーバ機能付き基地局に通知する使用リソース測定部、
    を備え、
    前記サーバ機能付き基地局は、
    自局が制御するセル毎に使用リソースを測定する使用リソース測定部と、
    前記複数の基地局に対応付けて当該基地局の使用周波数を含む無線アクセス方式、当該基地局が制御するセル情報、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを収容するルータに関するネットワーク構成情報を記憶するネットワーク構成記憶部と、
    前記複数の基地局が制御するセル構成に関するセル構成情報を記憶するセル構成記憶部と、
    自局とは異なる基地局から通知された使用リソース、および自局の使用リソース測定部が測定した使用リソースを当該基地局に関連付けた使用リソース情報を記憶する使用リソース記憶部と、
    前記移動機から通知される無線アクセス能力、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報、および前記使用リソース記憶部に記憶されている使用リソース情報に基づいて、前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を前記移動機に通知する重み関数算出部と、
    前記重み関数算出部によって生成された重み関数情報、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、生成したセルリストを前記移動機に通知するセルリスト生成部と、
    を備え、
    前記移動機は、
    前記サーバ機能付き基地局から通知されたセルリストを記憶する周辺セルリスト記憶部と、
    前記サーバ機能付き基地局から通知された重み関数情報を記憶する重み関数記憶部と、
    前記周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリストに登録されている各周辺セルおよび現在接続中のセルとの無線回線品質を測定する無線回線品質測定部と、
    前記無線回線品質測定部によって測定された無線回線品質、周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリスト、重み関数記憶部に記憶されている重み関数情報、および自装置の無線アクセス能力に基づいて、前記重み関数情報内の重み関数に所定のパラメータを入力して各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先の候補となるセルを選択する周辺セル選択パラメータ算出/比較部と、
    前記周辺セル選択パラメータ算出/比較部によって選択されたハンドオーバ先の候補となるセルの中から、現在接続中のセルよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルの中で、最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、決定したセルに対してハンドオーバ処理を実行する周辺セル選択決定部と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  14. 少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続するとともにハンドオーバ制御サーバ機能を有するサーバ機能付き基地局を含む複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容してネットワークと接続する複数のルータとを備える無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    自局が制御するセル毎に使用リソースを測定し、測定した使用リソースをサーバ機能付き基地局に通知する使用リソース測定部、
    を備え、
    前記サーバ機能付き基地局は、
    自局が制御するセル毎に使用リソースを測定する使用リソース測定部と、
    前記複数の基地局に対応付けて当該基地局の使用周波数を含む無線アクセス方式、当該基地局が制御するセル情報、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを収容するルータに関するネットワーク構成情報を記憶するネットワーク構成記憶部と、
    前記複数の基地局が制御するセル構成に関するセル構成情報を記憶するセル構成記憶部と、
    自局とは異なる基地局から通知された使用リソース、および自局の使用リソース測定部が測定した使用リソースを当該基地局に関連付けた使用リソース情報を記憶する使用リソース記憶部と、
    前記移動機から通知される無線アクセス能力、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報、および使用リソース記憶部に記憶されている使用リソース情報に基づいて、前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を記憶する重み関数算出部と、
    前記重み関数算出部によって生成された重み関数情報、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、少なくとも生成したセルリスト内の周辺セルと当該周辺セルを制御する基地局に関する情報を前記移動機に対するセルリストとして通知するセルリスト生成部と、
    前記移動機から通知された無線回線品質情報および無線アクセス能力と、重み関数算出部が記憶する重み関数情報と、セルリスト生成部によって生成されたセルリストとに基づいて、前記重み関数情報内の重み関数に所定のパラメータを入力して各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先の候補となるセルを選択して前記移動機が接続中のセルよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有し、かつ最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、決定したセルに対してハンドオーバ処理を実行する重み関数検証部と、
    を備え、
    前記移動機は、
    前記サーバ機能付き基地局から通知されたセルリストを記憶する周辺セルリスト記憶部と、
    前記周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリストに登録されている各周辺セルおよび現在接続中のセルとの無線回線品質を測定して前記サーバ機能付き基地局に通知する無線回線品質測定部と、
    を備え、
    前記サーバ機能付き基地局からのハンドオーバ先セル通知に含まれるセルへのハンドオーバ処理を実行すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  15. 複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容して第1のネットワークを介してハンドオーバ制御サーバおよび第2のネットワークと接続する複数のルータとを有するコアネットワークを有し、前記ハンドオーバ制御サーバが、移動機から通知される無線アクセス能力と、自装置が記憶するネットワーク構成情報、セル構成情報、および使用リソース情報と、に基づいて前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数を含む重み関数情報、前記ネットワーク構成情報、および前記セル構成情報に基づいてセルリストを生成し、生成したセルリストおよび重み関数情報を移動機に通知し、移動機が、前記ハンドオーバ制御サーバから通知された重み関数情報およびセルリストと、測定した無線回線品質とに基づいてハンドオーバ先のセルを決定する無線通信システムに適用され、前記エッジルータに収容されるとともに、少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続する基地局であって、
    自局が制御するセル毎に使用リソースを測定し、測定した使用リソースを前記ハンドオーバ制御サーバに通知する使用リソース測定部、
    を備えることを特徴とする基地局。
  16. 複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容してネットワークと接続する複数のルータとを有するコアネットワークを有する無線通信システムに適用され、前記エッジルータに収容されるとともに、少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続する基地局であって、
    自局が制御するセル毎に使用リソースを測定する使用リソース測定部と、
    前記複数の基地局に対応付けて当該基地局の使用周波数を含む無線アクセス方式、当該基地局が制御するセル情報、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを収容するルータに関するネットワーク構成情報を記憶するネットワーク構成記憶部と、
    前記複数の基地局が制御するセル構成に関するセル構成情報を記憶するセル構成記憶部と、
    自局とは異なる基地局から通知された使用リソース、および自局の使用リソース測定部が測定した使用リソースを当該基地局に関連付けた使用リソース情報を記憶する使用リソース記憶部と、
    前記移動機から通知される無線アクセス能力、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報、および前記使用リソース記憶部に記憶されている使用リソース情報に基づいて、前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を前記移動機に通知する重み関数算出部と、
    前記重み関数算出部によって生成された重み関数情報、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、生成したセルリストを前記移動機に通知するセルリスト生成部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  17. 複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容してネットワークと接続する複数のルータとを有するコアネットワークを有する無線通信システムに適用され、前記エッジルータに収容されるとともに、少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続する基地局であって、
    自局が制御するセル毎に使用リソースを測定する使用リソース測定部と、
    前記複数の基地局に対応付けて当該基地局の使用周波数を含む無線アクセス方式、当該基地局が制御するセル情報、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを収容するルータに関するネットワーク構成情報を記憶するネットワーク構成記憶部と、
    前記複数の基地局が制御するセル構成に関するセル構成情報を記憶するセル構成記憶部と、
    自局とは異なる基地局から通知された使用リソース、および自局の使用リソース測定部が測定した使用リソースを当該基地局に関連付けた使用リソース情報を記憶する使用リソース記憶部と、
    前記移動機から通知される無線アクセス能力、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報、および前記使用リソース記憶部に記憶されている使用リソース情報に基づいて、前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を記憶する重み関数算出部と、
    前記重み関数算出部によって生成された重み関数情報、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、少なくとも生成したセルリスト内の周辺セルと当該周辺セルを制御する基地局に関する情報を前記移動機に対するセルリストとして通知するセルリスト生成部と、
    前記移動機から通知された無線回線品質情報および無線アクセス能力と、重み関数算出部が記憶する重み関数情報と、セルリスト生成部によって生成されたセルリストとに基づいて、前記重み関数情報内の重み関数に所定のパラメータを入力して各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先の候補となるセルを選択して前記移動機が接続中のセルよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有し、かつ最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、決定したセルに対してハンドオーバ処理を実行する重み関数検証部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  18. 少なくとも1つのセルを制御する複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容して第1のネットワークを介してハンドオーバ制御サーバおよび第2のネットワークと接続する複数のルータとを備え、前記ハンドオーバ制御サーバが無線アクセス能力と、自装置が記憶するネットワーク構成情報、セル構成情報、および使用リソース情報と、に基づいて周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数を含む重み関数情報、前記ネットワーク構成情報、および前記セル構成情報に基づいてセルリストを生成し、生成したセルリストおよび算出した重み関数を報知する無線通信システムに適用され、前記基地局と無線回線によって接続する移動機であって、
    前記ハンドオーバ制御サーバから通知されたセルリストを記憶する周辺セルリスト記憶部と、
    前記ハンドオーバ制御サーバから通知された重み関数情報を記憶する重み関数記憶部と、
    前記周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリストに登録されている各周辺セルおよび現在接続中のセルとの無線回線品質を測定する無線回線品質測定部と、
    前記無線回線品質測定部によって測定された無線回線品質、周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリスト、重み関数記憶部に記憶されている重み関数情報、および自装置の無線アクセス能力に基づいて、前記重み関数情報内の重み関数に所定のパラメータを入力して各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先の候補となるセルを選択する周辺セル選択パラメータ算出/比較部と、
    前記周辺セル選択パラメータ算出/比較部によって選択されたハンドオーバ先の候補となるセルの中から、現在接続中のセルよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルの中で、最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、決定したセルに対してハンドオーバ処理を実行する周辺セル選択決定部と、
    を備えることを特徴とする移動機。
  19. 少なくとも1つのセルを制御する複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容して第1のネットワークを介してハンドオーバ制御サーバおよび第2のネットワークと接続する複数のルータとを備え、前記基地局と無線回線によって接続され、前記ハンドオーバ制御サーバが無線アクセス能力と、自装置が記憶するネットワーク構成情報、セル構成情報、および使用リソース情報と、に基づいて周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数を含む重み関数情報、前記ネットワーク構成情報、および前記セル構成情報に基づいてセルリストを生成して報知するとともに、前記セルリストおよび前記重み関数情報を用いてハンドオーバの制御を行なう無線通信システムに適用される移動機であって、
    前記ハンドオーバ制御サーバから通知されたセルリストを記憶する周辺セルリスト記憶部と、
    前記周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリストに登録されている各周辺セルおよび現在接続中のセルとの無線回線品質を測定して前記ハンドオーバ制御サーバに通知する無線回線品質測定部と、
    を備え、
    前記ハンドオーバ制御サーバから、前記通知した無線回線品質を用いて決定したハンドオーバ先のセルを通知するハンドオーバ先セル通知を受けると、通知されたセルへのハンドオーバ処理を実行すること、
    を特徴とする移動機。
  20. 少なくとも1つのセルを制御するとともにハンドオーバ制御サーバの機能を有するサーバ機能付き基地局を含む複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容してネットワークと接続する複数のルータとを備え、前記サーバ機能付き基地局が無線アクセス能力と、自装置が記憶するネットワーク構成情報、セル構成情報、および使用リソース情報と、に基づいて周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数を含む重み関数情報、前記ネットワーク構成情報、および前記セル構成情報に基づいてセルリストを生成し、生成したセルリストおよび算出した重み関数を報知する無線通信システムに適用され、前記基地局と無線回線によって接続する移動機であって、
    前記サーバ機能付き基地局から通知されたセルリストを記憶する周辺セルリスト記憶部と、
    前記サーバ機能付き基地局から通知された重み関数情報を記憶する重み関数記憶部と、
    前記周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリストに登録されている各周辺セルおよび現在接続中のセルとの無線回線品質を測定する無線回線品質測定部と、
    前記無線回線品質測定部によって測定された無線回線品質、周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリスト、重み関数記憶部に記憶されている重み関数情報、および自装置の無線アクセス能力に基づいて、前記重み関数情報内の重み関数に所定のパラメータを入力して各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先の候補となるセルを選択する周辺セル選択パラメータ算出/比較部と、
    前記周辺セル選択パラメータ算出/比較部によって選択されたハンドオーバ先の候補となるセルの中から、現在接続中のセルよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルの中で、最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、決定したセルに対してハンドオーバ処理を実行する周辺セル選択決定部と、
    を備えることを特徴とする移動機。
  21. 少なくとも1つのセルを制御するとともにハンドオーバ制御サーバの機能を有するサーバ機能付き基地局を含む複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容してネットワークと接続する複数のルータとを備え、前記基地局と無線回線によって接続され、前記サーバ機能付き基地局が無線アクセス能力と、自装置が記憶するネットワーク構成情報、セル構成情報、および使用リソース情報と、に基づいて周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数を含む重み関数情報、前記ネットワーク構成情報、および前記セル構成情報に基づいてセルリストを生成して報知するとともに、前記セルリストおよび前記重み関数情報を用いてハンドオーバの制御を行なう無線通信システムに適用される移動機であって、
    前記サーバ機能付き基地局から通知されたセルリストを記憶する周辺セルリスト記憶部と、
    前記周辺セルリスト記憶部に記憶されているセルリストに登録されている各周辺セルおよび現在接続中のセルとの無線回線品質を測定して前記サーバ機能付き基地局に通知する無線回線品質測定部と、
    を備え、
    前記サーバ機能付き基地局から、前記通知した無線回線品質を用いて決定したハンドオーバ先のセルを通知するハンドオーバ先セル通知を受けると、通知されたセルへのハンドオーバ処理を実行すること、
    を特徴とする移動機。
  22. 少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続する複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容して第1のネットワークを介して第2のネットワークと接続する複数のルータとを備える無線通信システムに適用され、前記第1のネットワークを介して前記ルータと接続するハンドオーバ制御サーバであって、
    前記複数の基地局に対応付けて当該基地局の使用周波数を含む無線アクセス方式、当該基地局が制御するセル情報、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを収容するルータに関するネットワーク構成情報を記憶するネットワーク構成記憶部と、
    前記複数の基地局が制御するセル構成に関するセル構成情報を記憶するセル構成記憶部と、
    前記基地局から通知された使用リソースを当該基地局に関連付けた使用リソース情報を記憶する使用リソース記憶部と、
    前記移動機から通知される無線アクセス能力、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報、および前記使用リソース記憶部に記憶されている使用リソース情報に基づいて、前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を前記移動機に通知する重み関数算出部と、
    前記重み関数算出部によって生成された重み関数情報、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、生成したセルリストを前記移動機に通知するセルリスト生成部と、
    を備えることを特徴とするハンドオーバ制御サーバ。
  23. 少なくとも1つのセルを制御して無線回線によって移動機と接続する複数の基地局と、これら複数の基地局の少なくとも1台を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータの少なくとも1台を収容して第1のネットワークを介して第2のネットワークと接続する複数のルータとを備える無線通信システムに適用され、前記第1のネットワークを介して前記ルータと接続するハンドオーバ制御サーバであって、
    前記複数の基地局に対応付けて当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局が制御するセル情報、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを収容するルータに関するネットワーク構成情報を記憶するネットワーク構成記憶部と、
    前記複数の基地局が制御するセル構成に関するセル構成情報を記憶するセル構成記憶部と、
    前記基地局から通知された使用リソースを当該基地局に関連付けた使用リソース情報を記憶する使用リソース記憶部と、
    前記移動機から通知される無線アクセス能力、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記移動機が現在接続中のセルの周辺セル毎の重み関数を算出し、算出した重み関数と当該重み関数を識別するための重み関数識別子とを組とした重み関数情報を記憶する重み関数算出部と、
    前記重み関数算出部によって生成された重み関数情報、前記ネットワーク構成記憶部に記憶されているネットワーク構成情報、および前記セル構成記憶部に記憶されているセル構成情報に基づいて、前記周辺セルに対応付けて当該周辺セルの重み関数識別子、当該周辺セルを制御する基地局、当該基地局の無線アクセス方式、当該基地局を収容するエッジルータ、および当該エッジルータを識別するルータに関する情報が登録されたセルリストを生成し、少なくとも生成したセルリスト内の周辺セルと当該周辺セルを制御する基地局に関する情報を前記移動機に対するセルリストとして通知するセルリスト生成部と、
    前記移動機から通知された無線回線品質情報および無線アクセス能力と、重み関数算出部が記憶する重み関数情報と、セルリスト生成部によって生成されたセルリストとに基づいて、前記重み関数情報内の重み関数に所定のパラメータを入力して各セルの周辺セル選択パラメータを算出し、算出した周辺セル選択パラメータに基づいてハンドオーバ先の候補となるセルを選択して前記移動機が接続中のセルよりも通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有し、かつ最も通信品質の良い周辺セル選択パラメータを有するセルをハンドオーバ先のセルに決定し、重み関数検証部と、
    を備えることを特徴とするハンドオーバ制御サーバ。
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