JP4699648B2 - 車両用灰皿 - Google Patents

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    • B60Q3/00Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors
    • B60Q3/20Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors for lighting specific fittings of passenger or driving compartments; mounted on specific fittings of passenger or driving compartments
    • B60Q3/275Smoking-related fittings, e.g. cigarette lighters or ashtrays

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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランプケース内の光源によりインナーケース内を照明し得るように構成された車両用灰皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸殻収納用のインナーケースと、このインナーケースを着脱自在に装着するアウターケースと、アウターケースの背面部外方に装着されるランプケースとを備えてなる車両用灰皿が知られている。インナーケースおよびアウターケースには一連に形成されたランプ用開口が設けられ、ランプケース内の光源から照射された光が上記ランプ用開口を介してインナーケース内を照明し得るようになっている。そして、アウターケースには、その背面部外方にランプケースを取り付けるためのランプケース取り付け構造が形成されている。
【0003】
このランプケース取り付け構造は、図7に示すように、アウターケース1の背面壁部に設けられた切欠き窓1aと、この切欠き窓1aに対応してランプケース2に一体に設けられた嵌込み板2aとを備えて構成され、この嵌込み板2aを切欠き窓1aに嵌め込んだ状態でランプケース2の適所をアウターケース1にネジ止めすることでランプケース2をアウターケース1に固定するようになっている。上記嵌込み板2aは、その上縁部と切欠き窓1aの上縁部との間に所定の隙間が形成されるように寸法設定され、この隙間によってアウターケース1のランプ用開口が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のランプケース取り付け構造においては、アウターケース1に切欠き窓1aを形成させるための金型は、アウターケース1に対して下方に向けて移動するいわゆる下抜きによって離型するものが採用されていたため、離型後のアウターケース1の背面壁には上下に延びた長孔状の切欠き窓1aが形成された状態になり、この切欠き窓1aにランプケース2の嵌込み板2aが嵌め込まれている。上記アウターケース1は、汚れを目立たなくするために通常は黒色であるのに対し、ランプケース2は光を反射させるために通常は白色にされることから、アウターケース1からインナーケースを取り外した状態ではアウターケース1内で縦長の白色の嵌込み板2aが眼につき、見苦しいという問題点を有している。
【0005】
また、ランプケース2には、上下に長尺の嵌込み板2aを設けなければならないため、その分材料コストが嵩むという問題点も存在する。
【0006】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、アウターケースの見栄えを良好にした上で、ランプケースの材料コストの低減化に寄与することができる車両用灰皿を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、吸殻収納用のインナーケースと、このインナーケースが着脱自在に装着されるアウターケースとからなり、両ケースに一連に形成されたランプ用開口からランプケース内の光源によりインナーケース内を照明し得るように構成された車両用灰皿であって、上記アウターケース側のランプ用開口は、アウターケースの壁部の上部に形成され、このランプ用開口の上縁部に対応するアウターケースの上壁には、上方に型抜き可能な切込みが形成されているとともに、上記ランプケースの上部には、上記切込みに隙間なく嵌り込む突起部が形成され、この突起部は、アウターケースの内面と面一になるように寸法設定されていることを特徴とするものである。
【0008】
この発明によれば、アウターケースのランプ用開口は、アウターケースの背面壁部の上部にのみ設けられているため、ランプ用開口の下部位置に底板に到るまで型抜き用としての切欠き窓が設けられていた従来のアウターケースに比較してインナーケースを取り外した状態でのアウターケース内の見苦しさが解消され、アウターケースの見栄えが良好になる。
【0009】
また、アウターケースには、その背面の上壁部分に型抜き可能な切込みが形成されているため、アウターケースの上部に成形処理でランプ用開口を形成した後に切込みを介して金型の型抜きすることができるばかりか、この切込みを利用してランプケースの上部の突起部を切込みに嵌め込むことによってランプケースのアウターケースに対する装着時の位置決めが確実に行われる。
【0010】
また、ランプケースの突起部は、アウターケースの内面と面一になるように寸法設定されているため、インナーケースを支障なくアウターケース内に装着することができる。
【0011】
さらに、ランプケースのアウターケースに対する対向面に従来のような上下に長尺の嵌込み板を設ける必要がないため、その分材料コストの低減化に貢献することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の車両用灰皿の一実施形態を示す一部切欠き分解斜視図であり、図2は、その組立て斜視図である。また、図3は、図2のA−A線断面図であり、図4は、図2のB−B線断面図である。これらの図に示すように、車両用灰皿10は、車室内において図略の車体の適所に固定されるアウターケース20と、このアウターケース20に着脱自在に装着される灰皿本体としてのインナーケース30と、このインナーケース30の上面開口に対して開閉自在にアウターケース20に取り付けられる蓋体としてのリッド40と、上記アウターケース20に装着されるランプケース50とを備えた基本構成を有している。
【0013】
上記アウターケース20は、合成樹脂を原料にした射出成形品によって形成されており、幅方向一対の側板21と、各側板間の前方位置に架設された前板22と、各前板22間の後方位置に架設された後板23と、これら側板21、前板22および後板23に囲繞された枠の底部を覆う底板24とからなっている。
【0014】
かかるアウターケース20は、図1における左右方向の略中間位置で仕切壁25によって左右に二分され、この仕切壁25の左方位置にインナーケース30を収納するためのインナーケース収納部201が形成されているとともに、仕切壁25の右方位置に図略のシガーライターを装着するためのライター装着部202が形成されている。
【0015】
上記前板22は、中央部が上方に膨出した状態で上縁面が面一に形成されているとともに、インナーケース収納部201に対応した第一前板22aと、ライター装着部202に対応した第二前板22bとに分けられている。そして、第一前板22aは、上下寸法が第二前板22bのそれより長尺に設定され、これによってインナーケース収納部201側の第一底板24aは、ライター装着部202側の第二底板24bより低位に高さ設定され、これによってインナーケース30を全体的にインナーケース収納部201内に嵌め込み得るようになっている。
【0016】
また、後板23の上部には、物落ち防止壁26が設けられ、これによってリッド40の上に乗せた小物がリッド40を開いたときに車両用灰皿10を取り付けているパネル内に落ち込むのを防止している(図4参照)。
【0017】
上記物落ち防止壁26には、図4に示すように、その上縁部から後方(図4の左方)に向けて逆への字状に延設されて、後板23と直交する第一庇部26bと、この第一庇部26bから先下がりに斜め後方に延設された第二庇部26cからなり、これら第一および第二庇部26b,26cと後板23との間に上記ランプケース50を装着するためのランプケース装着空間267が形成されている。
【0018】
そして、後板23の上部位置であって、第二庇部26cの上部に対向した位置には、第一庇部26bの図1における右縁部を切り欠いて下方に延びた方形の明り窓(ランプ用開口)23aが設けられている。ランプケース50内のランプから照射された光は、この明り窓23aを通ってインナーケース30内を照らすようになっている。
【0019】
また、上記第一前板22aの中央上部には、上下方向に長尺の長孔22cが穿設されている。この長孔22cは、インナーケース収納部201に対してインナーケース30を着脱したときに操作者にクリック感を与えるための板ばね28を装着するためのものである。上記板ばね28は、図4に示すように、下部が逆U字形状に折り曲げられて形成した逆U字部28aと、この逆U字部28aの図4における右端部から上方に向けて延設されたばね本体28bと、このばね本体28bの上部にインナーケース収納部201内に向かうように形成されたV字形状のV字部28cとから構成されている。
【0020】
そして、上記逆U字部28aは、溝幅寸法が第一前板22aの厚み寸法より幅狭に形成されている。板ばね28は、かかる逆U字部28aを長孔22cの下縁部に圧入することにより、V字部28cが長孔22cを通ってインナーケース収納部201内に没入するように寸法設定されている。
【0021】
また、各側板21の前方位置上縁部および前板22の上縁部には、リッド40が閉止された状態でその側縁部および前縁部が対向するように外方に突出したパネル取付け突部29aとフランジ部29bとが設けられている。このパネル取付け突部29aは、アウターケース20を図略の車体のパネルに装着したときの抜け止めの役割を果すとともに、フランジ部29bは、リッド40が開放された状態でのアウターケース20の見栄えを良好なものにするためのものである。
【0022】
また、上記各側板21には、その後方上部に互いに反対方向に向けて突出したリッド支持軸21aがそれぞれ突設されている。リッド40は、このリッド支持軸21a回りに正逆回動操作することにより、図5の(イ)に示すインナーケース30の上部開口を閉じた閉止姿勢と、図5の(ロ)に示すインナーケース30の上部開口を開放した開放姿勢との間で姿勢変更し得るようになっている。
【0023】
上記インナーケース30は、合成樹脂製の射出成形品によって形成され、インナーケース収納部201の空間形状に対応した立体形状を有する箱型の灰皿本体31と、この灰皿本体31の上縁部の全周から外方に向かって所定寸法突出したフランジ部32とからなっている。そして、灰皿本体31をインナーケース収納部201内に収納することにより、フランジ部32がアウターケース20のセット面67およびリブ68に当接し、これによってインナーケース30のアウターケース20に対する装着状態が安定するようにしている。
【0024】
また、フランジ部32の前方右縁部には、図1に示すように、右方に向けて突出した操作突片32aが設けられている。この操作突片32aは、インナーケース収納部201に装着されているインナーケース30(図2)を引き出すために用いるものであり、この操作突片32aに下から人差指を当てて上方に向けて操作することにより、インナーケース30をアウターケース20から容易に抜き出すことができる。
【0025】
このようなインナーケース30には、灰皿本体31の前板31aの中央位置に上記板ばね28のV字部28cに対応した側面視で山形を呈する係止突片31bが設けられている。この係止突片31bは、インナーケース30がアウターケース20のインナーケース収納部201内に装着された状態で、図4に示すように、板ばね28のV字部28cの下部に位置するように位置設定されている。
【0026】
従って、振動等によるインナーケース30のアウターケース20からの飛び出しが有効に抑止される一方、板ばね28の付勢力より大きな力でインナーケース30に引き出し方向に向かう力を加えることによりばね本体28bが弾性変形して係止突片31bが長孔22cの方向に移動し、係止突片31bの先端がV字部28cの頂部を乗り越えるときに操作者にクリック感を与えながらインナーケース30はインナーケース収納部201から引き出されることになる。
【0027】
逆にインナーケース30をアウターケース20に収納するに際しても、係止突片31bが板ばね28に対して引き出し時と同様の作用を及ぼすため、操作者はクリック感を受けつつインナーケース30がアウターケース20内に収納されることになる。
【0028】
また、灰皿本体31の後板31cには、上記アウターケース20の後板23の明り窓23aに対応した位置に、図4に示すように、明り取り用の貫通孔(ランプ用開口)31dが穿設されているとともに、この貫通孔31dに赤色透明板33が嵌め込まれている。従って、ランプケース50内のランプの光は、明り窓23a、貫通孔31dおよび赤色透明板33を通って赤色になってインナーケース30内に差し込むことになる。
【0029】
上記リッド40は、合成樹脂製の射出成形品によって形成され、平面視でアウターケース20に対向した形状を有するリッド本体41と、このリッド本体41の後方両側部から下方に向けて垂設された左右方向一対のブラケット42と、リッド本体41の裏面側に上記インナーケース収納部201に対向して積層された煙漏洩防止ゴム43とからなっている。
【0030】
各ブラケット42には、アウターケース20の各側板21のリッド支持軸21aに対応した位置に当該リッド支持軸21aを摺接状態で嵌入するための装着孔42aが穿設され、これらの装着孔42aを対応したリッド支持軸21aに外嵌することによって、リッド40は、リッド支持軸21a回りに回動自在に正逆回動可能にアウターケース20に装着され、図5の(イ)に示す閉止姿勢と、図5の(ロ)に示す開放姿勢との間で姿勢変更し得るようになっている。
【0031】
そして、リッド40が閉止姿勢に姿勢設定された状態では、図3に示すように、煙漏洩防止ゴム43の周縁部がインナーケース30のフランジ部32に当接し、これによってインナーケース30内の燃え残りの煙草からの煙が外部に漏れ出すのを防止するようになされている。
【0032】
上記ランプケース50は、インナーケース30内を照らすランプLを収納するためのものであり、合成樹脂製の射出成形品によって形成されている。かかるランプケース50は、図1および図4に示すように、上部が先細りに形成されているとともに、図4における右面が開放状態とされた箱体によって構成され、上半分の後方縁部が前方に向かって傾斜した左右一対の側板51と、これら一対の側板51の後方縁部間に架設された背面板52と、各側板51の下端縁部間に架設された底板53と、各側板51の前縁上部間に前方に向けて突出するように架設された左右方向に延びる突設板(突起部)54とからなっている。
【0033】
上記底板53には、ランプLに電力を供給するリード線を挿通するための挿通孔53aが穿設されている。また、上記突設板54は、左右幅寸法がアウターケース20の後板23に設けられた明り窓23aの左右幅寸法より僅かに短く寸法設定されているとともに、上下幅寸法が後板23の肉厚寸法とほぼ同一に設定されているとともに、上記側板51は、その上部の傾斜した部分が第一庇部26bに合致するように寸法設定されている。
【0034】
従って、ランプケース50を、図4に二点鎖線の矢印で示すように、下方からアウターケース20のランプケース装着空間267に差し入れ、かつ、突設板54を明り窓23aに潜らせることにより、突設板54がアウターケース20の第一庇部26bの前縁部に係止され、かつ、背面板52の外面が第一庇板26bの下面に密着した状態でランプケース50がアウターケース20のランプケース装着空間267に装着される。
【0035】
また、後壁23における第一庇部26bの前端縁に対向した部分には、成形処理時に上方にむけて金型の型抜きが可能な切込み23bが形成されている一方、ランプケース50の突設板54は、切込み23bに嵌め込まれた状態で後壁23と面一になるように形状設定され、これによってインナーケース30がアウターケース20のインナーケース収納部201内に支障なく嵌め込まれるようになっている。
【0036】
この状態で、側板51から突設されたねじ座51a(図1)を介してランプケース50を後壁23の適所にねじ止めすることにより、図4に示すように、ランプケース50がアウターケース20のランプケース装着空間267に装着された状態になる。
【0037】
また、背面板52の上半分は、内面側が反射板52aとして利用され、ランプLから照射された光は、この反射板52aによって90度で反射されたのちアウターケース20の明り窓23a、インナーケース30の貫通孔31dおよび同赤色透明板33を透過してインナーケース30内を照明するようになっている。
【0038】
このように構成された車両用灰皿10は、リッド40の閉止姿勢および開放姿勢を安定させるための付勢構造60を有している。この付勢構造60は、図1に示すように、図1における左側の側板21の略中央部に突設された左右方向に延びる装着軸61と、リッド40の左側のブラケット42下端部より若干後方よりの位置に穿設された装着孔62と、この装着孔62と上記装着軸61との間に架設されるコイルスプリング63とを備えて構成されている。
【0039】
コイルスプリング63は、針金状のばね材が巻かれて形成したコイル部63aと、このコイル部63aの一端から接線方向に引き出された第一腕部63bと、同他端から接線方向に引き出された第二腕部63cとからなっている。第一腕部63bの先端部には、当該先端部を輪状に巻くことによって形成された係止環63dが設けられているとともに、第二腕部63cの先端部には、当該先端部を側板21の方向に向けて直角に折り曲げることによって形成された係止端63eが設けられている。
【0040】
そして、リッド40がブラケット42を介してアウターケース20に装着された状態で、係止環63dを装着軸61に外嵌するとともに、係止端63eを装着孔62に嵌入することによって、コイルスプリング63がリッド40に付勢力を与えた状態でアウターケース20とリッド40との間に介設されるようになっている。
【0041】
また、ブラケット42に穿設された装着孔62は、図5の(イ)に示すように、リッド40が閉止姿勢に姿勢設定された状態で、アウターケース20のリッド支持軸21aの軸心と、同装着軸61の軸心とを結ぶ線(架橋線X)より後方位置であって、かつ、リッド支持軸21aより下方位置に位置する一方、図5の(ロ)に示すように、リッド40が開放姿勢に姿勢設定された状態で、架橋線Xより前方位置で、かつ、リッド支持軸21aより下方位置に位置するように設置位置が設定されている。
【0042】
従って、リッド40が、図5の(イ)に示すように、閉止姿勢に姿勢設定された状態では、ブラケット42は、コイルスプリング63の付勢力によってリッド支持軸21a回りに時計方向に向かう力を受けるため、ブラケット42と一体のリッド40はアウターケース20に装着されたインナーケース30のフランジ部32に押圧当止し、これによってリッド40の閉止姿勢が安定する。
【0043】
逆に、リッド40が、図5の(ロ)に示すように、開放姿勢に姿勢設定された状態では、ブラケット42は、コイルスプリング63の付勢力によってリッド支持軸21a回りに反時計方向に向かう力を受けるため、ブラケット42と一体のリッド40の前端縁部はアウターケース20の第一庇部26b(図4)に押圧当止し、これによってリッド40の開放姿勢が安定する。
【0044】
そして、リッド40の姿勢変更操作を行うに当たっては、装着孔62が架橋線Xに到達するまでは付勢構造60の付勢力に抗し得る力をリッド40に加える必要があるのに対し、装着孔62が架橋線Xを越えるとコイルスプリング63の付勢力によってリッド40はリッド支持軸21a回りに自然と回動するため、操作者はこのときクリック感を得ることができる。
【0045】
図6は、ランプケース50のアウターケース20に対する装着操作を説明するための裏面側から見たアウターケース20の斜視図であり、(イ)は、ランプケース50をランプケース装着空間267に装着する直前の状態、(ロ)は、ランプケース50をランプケース装着空間267に装着した状態をそれぞれ示している。
【0046】
ランプケース50をアウターケース20のランプケース装着空間267に取り付けるに際しては、まず、図6の(イ)に二点鎖線で示すように、ランプLをランプケース50内に装着する。この状態で、図6の(イ)に矢印で示すように、突設板54を上に向けた状態のランプケース50をランプケース装着空間267内に挿入する。そして、突設板54を明り窓23aに通してインナーケース収納部201内に臨ませる。こうすることによって、図4に示すように、突設板54が第一庇部26bの前端部に係止され、かつ、後壁23の上端の切込み26bに嵌り込んだ状態になる。
【0047】
この状態で、ランプケース50のねじ座51aの長孔にビスを通してアウターケース20側のねじ座のねじ孔に螺着して締結することにより、図6の(ロ)に示すように、ランプケース50がアウターケース20に装着された状態になる。
【0048】
以上詳述したように、本発明の車両用灰皿10は、吸殻収納用のインナーケース30と、このインナーケース30が着脱自在に装着されるアウターケース20とからなり、アウターケース20の明り窓23aおよびインナーケース30の貫通孔31dを介してランプケース50内のランプLの点灯によりインナーケース30内を照明し得るように構成されたものを対象とし、アウターケース20側の明り窓23aをアウターケース20の物落ち防止壁26の上部に形成し、この明り窓23aの上縁部に対応するアウターケース20の上壁に、上方に型抜き可能に切込み23bを形成するとともに、ランプケース50の上部には、切込み23bに隙間なく嵌り込む突設板54を形成しているため、第一底板24aに到るまで型抜き用としての切欠き窓が設けられていた従来のアウターケース20に比較してインナーケース30を取り外した状態でのアウターケース20内の見苦しさが解消され、アウターケース20の見栄えのよいものにすることができる。
【0049】
また、アウターケース20には、その背面の上壁部分に型抜き可能な切込み23bが形成されているため、アウターケース20の上部に成形処理でランプ用開口を形成した後に切込み23bを介して金型の型抜きすることができるばかりか、この切込み23bを利用してランプケース50の上部の突設板54を切込み23bに嵌め込むことによってランプケース50のアウターケース20に対する装着時の位置決めを確実に行うことができる。
【0050】
また、ランプケース50の突設板54は、アウターケース20の内面と面一になるように寸法設定されているため、インナーケース30を支障なくアウターケース20内に装着することができる。
【0051】
さらに、ランプケース50のアウターケース20に対する対向面に従来のような上下に長尺の嵌込み板を設ける必要がないため、その分材料コストの低減化に貢献することができる。
【0052】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、アウターケースのランプ用開口は、アウターケースの背面壁部の上部にのみ設けられているため、ランプ用開口の下部位置に底板に到るまで型抜き用としての切欠き窓が設けられていた従来のアウターケースに比較してインナーケースを取り外した状態でのアウターケース内の見苦しさが解消され、アウターケースの見栄えを良好なものにすることができる。
【0053】
また、ランプケースの突起部を、アウターケースの内面と面一になるように寸法設定しているため、インナーケースを支障なくアウターケース内に装着することができる。
【0054】
さらに、ランプケースのアウターケースに対する対向面に従来のような上下に長尺の嵌込み板を設ける必要がないため、その分材料コストの低減化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用灰皿の一実施形態を示す一部切欠き分解斜視図である。
【図2】図1に示す車両用灰皿の組立て斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】付勢構造の作用を説明するための車両用灰皿の側面図であり、(イ)は、リッドが閉止姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、リッドが開放姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
【図6】ランプケースのアウターケースに対する装着操作を説明するための裏面側から見たアウターケースの斜視図であり、(イ)は、ランプケースをランプケース装着空間に装着する直前の状態、(ロ)は、ランプケースをランプケース装着空間に装着した状態をそれぞれ示している。
【図7】(イ)(ロ)は、それぞれ従来のランプケース取付け構造の斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用灰皿 20 アウターケース
201 インナーケース収納部
202 ライター装着部 21 側板
21a リッド支持軸 22 前板
22a 第一前板 22b 第二前板
22c 長孔 23 後板
23a 明り窓(ランプ用開口) 23b 切込み
24 底板 24a 第一底板
24b 第二底板 25 仕切壁
26 防止壁
26b 第一庇部 26c 第二庇部
267 ランプケース装着空間
28 板ばね 28a 逆U字部
28b ばね本体 28c V字部
29a パネル取付け突部 29b フランジ部
30 インナーケース
31 灰皿本体 31a 前板
31b 係止突片 31c 後板
31d 貫通孔(ランプ用開口)
32 フランジ部
32a 操作突片 33 赤色透明板
40 リッド 41 リッド本体
42 ブラケット 42a 装着孔
43 煙漏洩防止ゴム 50 ランプケース
51 側板 51a 座
52 背面板 52a 反射板
53 底板 53a 挿通孔
54 突設板(突起部) 60 付勢構造
61 装着軸 62 装着孔
63 コイルスプリング 63a コイル部
63b 第一腕部 63c 第二腕部
63d 係止環 63e 係止端
67 セット面 68 リブ
L ランプ X 架橋線

Claims (1)

  1. 吸殻収納用のインナーケースと、このインナーケースが着脱自在に装着されるアウターケースとからなり、両ケースに一連に形成されたランプ用開口からランプケース内の光源によりインナーケース内を照明し得るように構成された車両用灰皿であって、
    上記アウターケース側のランプ用開口は、アウターケースの壁部の上部に形成され、このランプ用開口の上縁部に対応するアウターケースの上壁には、上方に型抜き可能な切込みが形成されているとともに、上記ランプケースの上部には、上記切込みに隙間なく嵌り込む突起部が形成され、この突起部は、アウターケースの内面と面一になるように寸法設定されていることを特徴とする車両用灰皿。
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