JP4698881B2 - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂から一体に成形されている合成樹脂製容器蓋、更に詳しくは円形天面壁とこの天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁とを具備し、天面壁の内面には下方に延出し、容器の口頸部の外周面に密接せしめられる筒状外側シール片が形成されている、合成樹脂から一体に成形されている合成樹脂製容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲料用容器のための容器蓋として、ポリプロピレン、ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から一体に成形されている合成樹脂製容器蓋が提案され、実用に供されている。かかる容器蓋の典型例としては、本出願人の出願にかかる特願2001−46345の明細書及び図面に開示されている容器蓋を挙げることができる。この容器蓋は、円形天面壁とこの円形天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁とを具備する。天面壁の内面には下方に延出する筒状外側シール片、下方に延出する筒状内側シール片、及び筒状外側シール片と内側筒状シール片との間にて下方に膨出する環状シール突条が形成されている。スカート壁には周方向に延びる破断可能ラインが配設されており、スカート壁は破断可能ラインよりも上方の主部と破断可能ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている。スカート壁の主部の内周面には雌螺条が形成され、タンパーエビデント裾部の内周面には適宜の係止手段が配設されている。
【0003】
上述した形態の容器蓋は、ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂から成形することができる容器に適用される。かかる容器は略円筒形状の口頸部を有し、口頸部の外周面には雄螺条、及び雄螺条の下方に位置する環状係止あご部が形成されている。容器の口頸部に容器蓋を被嵌して閉方向に回転せしめ、容器蓋の雌螺条を口頸部の雄螺条に螺合せしめることによって、口頸部に容器蓋が装着される。スカート壁のタンパーエビデント裾部に配設されている係止手段は口頸部の環状係止あご部を弾性的に乗り越えてその下面に係止せしめられる。天面壁の内面に形成されている筒状外側シール片、筒状内側シール片及び環状シール突条は、夫々、口頸部の外周面、内周面及び頂面に密接せしめられ、かくして口頸部が密封される。容器の口頸部を開封する際には、容器蓋が開方向に回転せしめられて容器蓋の雌螺条と口頸部の雄螺条との螺合が解除される。この際にはスカート壁に形成されている破断可能ラインが破断されて環状係止あご部に対する係止手段の係止が解除され、タンパーエビデント裾部を口頸部に残留せしめて、或いはタンパーエビデント裾部を含む容器蓋の全体が口頸部から除去される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
而して、本発明者等の経験によれば、天面壁の内面には下方に延出し、容器の口頸部の外周面に密接せしめられる筒状外側シール片が形成されている、合成樹脂から一体に成形された容器蓋には、次のとおりの問題が存在する。例えば、容器蓋が装着された容器が直立乃至傾斜状態で落下せしめられ、次いで横倒しされて、容器蓋における天面壁とスカート壁との境界領域或いはスカート壁の上端部に相当な衝撃が加えられた場合、筒状外側シール片が部分的に破損分離されて破片が生成され、容器蓋を口頸部から離脱する際等に破片が容器内に落下する虞があることが判明した。
【0005】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、容器の口頸部に容器蓋を装着する際の必要閉鎖トルク及び/又は口頸部を開封する際の必要開封トルクの増大等の別個の問題を発生せしめることなく、容器蓋における天面壁とスカート壁との境界領域或いはスカート壁の上端部に相当な衝撃が加えられても、筒状外側シール片が部分的に破損分離されて破片が生成されることが防止乃至抑制された、新規且つ改良された容器蓋を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、筒状外側シール片の部分的破損について分析し、その結果として筒状外側シール片の破片は周方向において略40度程度に渡って延びる形態であることを認識した。そして、かかる認識に基づき、スカート壁の内周面と筒状外側シール片の外周面とを接続するリブを周方向に等間隔をおいて6乃至24個配設すると、容器蓋における天面壁とスカート壁との境界領域或いはスカート壁の上端部に相当な衝撃が加えられても、筒状外側シール片には亀裂が発生する虞があるが部分的に破断されて破片が生成されることが防止乃至抑制されることを見出した。リブの個数が過小になると、リブ間において部分的に破損分離されて破片が生成される傾向が残留し、他方リブの個数が過大になると、リブの存在に起因して筒状外側シール片の撓みが過剰に抑制され、これに起因して必要閉鎖トルク及び/又は必要開封トルクが相当増大してしまう傾向がある。
【0007】
従って、本発明によれば、上記技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、円形天面壁と該天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁とを具備し、該天面壁の内面には下方に延出し、容器の口頸部の外周面に密接せしめられる筒状外側シール片が形成されている、合成樹脂から一体に成形されている合成樹脂製容器蓋において、
該スカート壁の内周面と該筒状外側シール片の外周面とを接続するリブが周方向に等間隔をおいて6乃至24個配設されている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
【0008】
該リブは10乃至20個配設されているのが好適である。好ましくは、該リブは半径方向に対して30乃至60度である傾斜角度αをなして直線状に延びている部分を含んでいる、或いは該リブは略S字形状に延びている。該リブの各々は0.15乃至0.50mmの厚さを有するのが好適である。好適実施形態においては、該天面壁の内面には下方に延出し、容器の口頸部の内周面に密接せしめられる筒状内側シール片も形成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0010】
図1を参照して説明すると、本発明に従って構成された全体を番号2で示す容器蓋は、内容物を80乃至95℃程度に加熱して容器に充填する所謂ホットパック充填方式の場合に好適に使用し得るものであり、ポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から全体が一体に形成されている。かかる容器蓋2は、円形天面壁4と、この天面壁4の周縁から垂下する円筒形スカート壁6とを具備している。スカート壁6には周方向に延びる破断可能ライン8が形成されており、スカート壁6は破断可能ライン8よりも上方の主部10と破断可能ライン8よりも下方のタンパーエビデント裾部12とに区画されている。スカート壁6の内周面には下方を向いた環状肩面14が形成されており、そしてかかる環状肩面14から下方に延びる突条16が周方向に適宜の間隔をおいて複数個形成されている。上記破断可能ライン8は、突条16の軸線方向中間部において、スカート壁6の外周面から切断刃(図示していない)を作用せしめ、突条16の少なくとも一部を残留せしめてスカート壁6を切断することによって形成されている。突条16の各々の切断されることなく残留せしめられた部分が所謂橋絡部18を構成し、タンパーエビデント裾部12は橋絡部18を介してスカート壁6の主部10に接続されている。
【0011】
スカート壁6の主部10の外周面には、その下端部近傍に、下方に向かって外径が漸次増大する円錐台形状部20が形成されている。タンパーエビデント裾部12の外周面も、下方に向かって外径が漸次増大する円錐台形状にせしめられている。主部10の外周面における円錐台形状部20の上方に位置する部分には、そこに掛けられる指の滑りを防止するための凹凸形状22が形成されている。スカート壁6の主部10の内周面には雌螺条24が形成されている。かかる雌螺条24には、周方向に適宜の間隔をおいて軸線方向に延びる切欠26が形成されている。かかる切欠26は容器の口頸部が開封される際の所謂通気路を構成する。
【0012】
タンパーエビデント裾部12の内周面には係止手段28が形成されている。図示の実施形態における係止手段28は、周方向に間隔をおいて配設された複数個、例えば8個、の突出片30から構成されている。突出片30の各々は、タンパーエビデント裾部12の内周面に接続されている基縁から半径方向内方に向かって上方に傾斜して突出せしめられている。所望ならば、他の適宜の形態の突出片、突条又は突起等から係止手段を構成することもできる。
【0013】
天面壁4の内面には、筒状外側シール片32、筒状内側シール片34、及び筒状外側シール片32と筒状内側シール片34との間に配置された環状シール突条36が形成されている。図2から明確に理解される如く、図示の実施形態においては、天面壁4の肉厚は、筒状内側シール片34よりも内側における中央部においては比較的薄く、筒状内側シール片34と環状シール突条36との間では幾分厚く、環状シール突条36よりも外側においては更に幾分厚くせしめられている。
【0014】
説明の便宜上、筒状外側シール片32に先立って筒状内側シール片34について説明すると、図示の実施形態における筒状内側シール片34は天面壁4の内面から下方に延出しており、その外周面は容器蓋2の中心軸線38に対して下方に向かって半径方向外方に傾斜して延出し、次いで上記中心軸線38に対して下方に向かって半径方向内方に傾斜して延出している。従って、筒状内側シール片34の外周面には傾斜方向が逆転する屈折部40が存在する。筒状内側シール片34の内周面は、上記中心軸線38に対して下方に向かって半径方向外方に傾斜して延出し、次いで上記中心軸線38に対して実質上平行に延出している。
【0015】
筒状外側シール片32も、天面壁4の内面から下方に延出せしめられている。
筒状外側シール片32の延出長さは筒状内側シール片34の延出長さよりも短く、筒状外側シール片32の延出長さは筒状内側シール片34の延出長さの略3分の1程度である。筒状外側シール片32の内周面は、上記中心軸線38に対して下方に向かって半径方向内方に傾斜して延出し、次いで下方に向かって半径方向外方に傾斜して延びている。筒状外側シール片32の内周面における下方に向かって半径方向内方に傾斜して延びる部分は直線状であり、下方に向かって半径方向外方に傾斜して延びる部分は略弧状である。筒状外側シール片32の外周面は、上記中心軸線38に対して下方に向かって半径方向内方に傾斜して直線状に延びている。
【0016】
筒状外側シール片32の基部に隣接して配置されている環状シール突条36は略半円形状の横断面形状を有する。環状シール突条36の突出量は、筒状内側シール片34及び筒状外側シール片32の延出長さと比べると相当小さく、筒状内側シール片34及び筒状外側シール片32は半径方向内方及び外方に撓む比較的大きな可撓性を有するが、環状シール突条36は実質上撓み性を有しない。
【0017】
図示の実施形態においては、天面壁4の肉厚、特にその筒状内側シール片34よりも内側に位置する中央部の肉厚、は薄くせしめられている。そして、肉厚が薄くせしめられている中央部の内面には複数個の突条42が配設されている。更に詳しくは、図2を参照することによって理解される如く、中央部の中心から外周縁まで連続して放射状に延びる8本の突条42が等角度間隔をおいて配設されている。
【0018】
図1乃至図3を参照して説明を続けると、本発明に従って構成された容器蓋2においては、スカート壁6の内周面上端部と筒状外側シール片32の外周面とを接続するリブ44が周方向に等間隔をおいて6乃至24個配設されていることが重要である。図示の実施形態においては、周方向に等間隔をおいて15個のリブ44が配設されている。リブ44の個数が過小になるとリブ44間の角度が過大になり、後に更に言及する如く容器蓋2の天面壁4とスカート壁6との境界領域或いはスカート壁6の上端部に相当大きな衝撃が加えられた時に、筒状外側シール片32が破損分離されて破片が生成される虞がある。他方、リブ44の個数が過大になると、筒状外側シール片32の撓み性が阻害され、これに起因して容器の口頸部に容器蓋2を装着する際の必要閉鎖トルク及び/又は口頸部を開封する際の必要開封トルクが相当増大する。図示の実施形態においては、リブ44を配設することに起因する筒状外側シール片32の撓み性の阻害を低減せしめるために、リブ44の各々は半径方向に対して30乃至60度でよい傾斜角度αをなして、図2及び図3において半径方向外側に向かって反時計方向に傾斜して直線状に延びている。リブ44をかような形態にせしめると、特に必要閉鎖トルクの増大が効果的に回避される。リブ44自体の厚さは0.15乃至0.50mm程度であるのが好適である。
【0019】
図4はリブの変形例を図示している。図4に図示するリブ46は、その傾斜方向が図1乃至図3に図示するリブ44とは逆で、傾斜角度αをなして図4において半径方向外側に向かって時計方向に傾斜して直線状に延びている。図5及び図6には、リブの更に他の変形例が図示されている。図1乃至3図に図示するリブ44及び図5に図示するリブ46はその全体が傾斜角度αをなして傾斜して直線状に延びているが、図5に図示するリブ48は、傾斜角度α1で直線状に延びる第一の傾斜部分48aと傾斜角度α2で延びる直線状に延びる第二の傾斜部48bとから構成されている。傾斜角度α1及びα2は共に30乃至60度であるのが好適である。図6に図示するリブ50は、傾斜角度αで直線状に延びる2個の傾斜部分50a及び50bとかかる傾斜部分50a及び50bとの間を略周方向に延びる中間部50cとから構成されている。図7には更に他のリブ52が図示されている。図7に図示するリブ52はスカート壁6の内周面上端部と筒状外側シール片32の外周面との間を略S字形状に延びている。
【0020】
図1には、容器蓋2が適用される容器の口頸部の一部も二点鎖線で図示されている。ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂から形成することができる容器は略円筒形状の口頸部54を備えている。口頸部54は、容器を所要形状に成形した後に加熱することによって結晶化されているのが好都合である。口頸部54の外周面には雄螺条56とこの雄螺条56の下方に位置する環状係止あご部58が形成されている。かような容器の口頸部54に容器蓋2を装着して口頸部54を密封する際には、口頸部54に容器蓋2を被嵌して閉方向、即ち図1において上方から見て時計方向に回転せしめ、口頸部54の雄螺条56に容器蓋2の雌螺条24を螺合せしめる。所要閉鎖トルクで容器蓋2を閉方向に回転せしめて図1に図示する状態にせしめると、筒状内側シール片34は口頸部54内に進入せしめられ、筒状内側シール片34の屈折部40の外周面が口頸部54の円筒状内周面に密接せしめられる。環状シール突条36は口頸部54の環状頂面に密接せしめられ、筒状外側シール片32はその内周面が口頸部54の円筒状外周面に密接せしめられる。かくして口頸部54が容器蓋2によって密封される。スカート壁6のタンパーエビデント裾部12に形成されている係止手段28は、口頸部54の環状係止あご部58を乗り越えてその下面に係止せしめられる。
【0021】
容器の口頸部54を開封する際には、容器蓋2を開方向、即ち図1において上方から見て反時計方向に回転せしめる。かくすると、タンパーエビデント裾部12は、その内周面に形成されている係止手段28が口頸部54の外周面に形成さている環状あご部58の下面に係止せしめられている故に、上昇が阻止されるが、容器蓋2のその他の部分は回転よって雄螺条56と雌螺条24との螺合が解除されるのに応じて上昇せしめられる。従って、スカート壁6に形成されている破断可能ライン8、更に詳しくはその橋絡部18に相当な応力が生成されて橋絡部18が破断され、タンパーエビデント裾部12がスカート壁6の主部10から分離される。次いで、容器蓋2の、タンパーエビデント裾部12以外の部分は回転と共に上方に自由に移動せしめられ、口頸部54から離脱せしめられる。
【0022】
所謂ホットパック充填方式の場合に好適に使用し得る容器蓋に関して本発明を詳細に説明したが、本発明はかかる容器蓋に限定されるものではなく、常温充填或いは低温充填方式に好適に使用し得る容器蓋等の容器蓋にも適用することができるものである。
【0023】
実施例
エチレン・プロピレンブロック共重合体(230℃、2.16kgでのメルトフローインデックスが20g/10分で、曲げ弾性率が1700MPa)を原材料として、図1乃至図3に図示するとおりの形態の容器蓋を圧縮成形した。成形した容器蓋は呼び径28mmの口頸部を有する容器のための容器蓋であり、周方向に等間隔をおいて15個配設したリブ44の各々の傾斜角度αは45度で、厚さは0.35mmであった。
【0024】
東洋製罐株式会社から商品名「TSK久喜STHE500SB」として販売されている、呼び容積500ml、口頸部の呼び径28mmの口頸部を有するポリエチレンテレフタレート製容器に、87℃の水を充填し、次いで口頸部に上記容器蓋を21kgf・cmのトルクを加えて装着した。そして、容器を5℃で1日保管した後、容器を成立状態から60度傾斜せしめて、150cmの高さからコンクリート製床上に落下せしめた。容器は落下の後に横倒しされ、容器蓋における天面壁とスカート壁との境界領域或いはスカート壁の上端部に相当大きな衝撃を加えた。かような落下試験を30個の容器蓋について遂行し、筒状外側シール片が破損分離され破片が生成されたか否か、筒状外側シール片に亀裂が発生したか否かについて検査した。その結果は下記表1のとおりであった。
【0025】
比較例
比較のために、スカート壁の内周縁上部と筒状外側シール片の外周面との間にリブが配設されていないことを除いて、実施例と同様な30個の容器蓋について、実施例と同様な落下試験を遂行した。その結果は下記表1のとおりであった。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】
本発明の容器蓋においては、容器の口頸部に容器蓋を装着する際の必要閉鎖トルク及び/又は口頸部を開封する際の必要開封トルクの増大等の別個の問題を発生せしめることなく、容器蓋における天面壁とスカート壁との境界領域或いはスカート壁の上端部に相当な衝撃が加えられても、筒状外側シール片が部分的に破損分離されて破片が生成されることが防止乃至抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を、一部を断面で示す正面図。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図。
【図3】図2の一部を拡大して図示する拡大断面図。
【図4】リブの変形例を示す図3と同様の拡大断面図。
【図5】リブの変形例を示す図3と同様の拡大断面図。
【図6】リブの変形例を示す図3と同様の拡大断面図。
【図7】リブの変形例を示す図3と同様の拡大断面図。
【符号の説明】
2:容器蓋
4:天面壁
6:スカート壁
32:筒状外側シール片
34:筒状内側シール片
44:リブ
46:リブ
48:リブ
50:リブ
52:リブ
Claims (6)
- 円形天面壁と該天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁とを具備し、該天面壁の内面には下方に延出し、容器の口頸部の外周面に密接せしめられる筒状外側シール片が形成されている、合成樹脂から一体に成形されている合成樹脂製容器蓋において、
該スカート壁の内周面と該筒状外側シール片の外周面とを接続するリブが周方向に等間隔をおいて6乃至24個配設されている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。 - 該リブは10乃至20個配設されている、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
- 該リブは半径方向に対して30乃至60度である傾斜角度αをなして直線状に延びている部分を含んでいる、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
- 該リブは略S字形状に延びている、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
- 該リブの各々は0.15乃至0.50mmの厚さを有する、請求項1から4までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
- 該天面壁の内面には下方に延出し、容器の口頸部の内周面に密接せしめられる筒状内側シール片も形成されている、請求項1から5までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
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JP3306733B2 (ja) | タンパーエビデント特性を有する合成樹脂製容器蓋 |
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