JP5137809B2 - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents
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Description
円形天面壁、及び該天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁を具備し、該天面壁の内面には、下方に延出し該口頸部上端部の該内周面に密接せしめられる内側筒状シール片と、下方に延出し該口頸部上端部の該外周面に密接せしめられる外側筒状シール片と、該口頸部上端部の該上端面に密接せしめられるシールリングとが形成されている合成樹脂製容器蓋において、
該シールリングは該外側筒状シール片の内周面基部から半径方向内方に延びる環状下面を有し、該環状下面は半径方向内方に向かって上方に5乃至15度の傾斜角度をなして傾斜せしめられている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
ADINA R&D Inc.から商品名「ADINA」として販売されているシミュレーションソフトを使用して、ポリエチレンテレフタレート製の容器の口頸部(その形態は図4に図示するとおりである)にポリプロピレンから圧縮成形した図1乃至図4に図示するとおりの形態(但しシールリングの下面傾斜角度θ6は、夫々、−5度、0度、5度、10度、15度及び20度)の容器蓋を装着して図4に図示するとおりの状態にせしめた時の、容器の口頸部に対する内側筒状シール片、外側筒状シール片及びシールリングの密接力を求めた。その結果は、下記表1に示すとおりであった。
実験例1
ポリプロピレンから図1乃至図4に図示するとおりの形態の容器蓋を圧縮成形した。天面壁の厚さは0.95mmであり、シールリングの下面傾斜角度θ6は5度であった。ポリエチレンテレフタレート製の呼び容積が500mlで呼び口径が28mmの容器に87℃の熱水を充填し、かかる容器の口頸部に上記容器蓋を垂直押圧力20kgf及び巻き締めトルク22kgf・cmで装着した。容器蓋を装着した直後に容器を横倒し、容器蓋に76℃の温水シャワーを3.5分間施し、次いで50℃の温水シャワーを4.2分間施し、しかる後に40℃の温水シャワーを4.0分間施し、更に35℃の温水シャワーを2.5分間施した。
次いで、5℃の恒温室に7日間保存した後に、容器の口頸部から容器蓋を離脱して口頸部を開封する際の最大必要トルクを測定した。5個の容器蓋につての平均必要トルクは下記表2に記載のとおりであった。
更に、容器蓋が装着されている10個の容器を、上端面が水平に対して10度の傾斜角度を有する傾斜平面である鋼製ブロック上に、100cm上方の位置から倒立状態で落下せしめて容器蓋の天面壁とスカート壁の境界領域を鋼製ブロックの傾斜平面に衝突せしめ、しかる後に容器の口頸部の密封が毀損されたか否かを検査した。密封が毀損されたか否かの判定は、水に混入されると発色する試薬中に容器の口頸部に装着されている容器蓋を浸漬せしめ、容器に収容されている水が発色するか否かによって判定した。10個の容器について検査したところ、下記表2に記載のとおりの結果であった。
シールリングの下面傾斜角度θ6が10度であることを除いて実験例1と同様にして、開封の際平均必要トルクを測定し、そしてまた密封が毀損されたか否かを判定した。その結果は下記表2に記載のとおりであった。
シールリングの下面傾斜角度θ6が15度であることを除いて実験例1と同様にして、開封の際平均必要トルクを測定し、そしてまた密封が毀損されたか否かを判定した。その結果は下記表2に記載のとおりであった。
シールリングの下面傾斜角度θ6が−5度であることを除いて実験例1と同様にして、開封の際平均必要トルクを測定し、そしてまた密封が毀損されたか否かを判定した。その結果は下記表2に記載のとおりであった。
シールリングの下面傾斜角度θ6が0度であることを除いて実験例1と同様にして、開封の際平均必要トルクを測定し、そしてまた密封が毀損されたか否かを判定した。その結果は下記表2に記載のとおりであった。
シールリングの下面傾斜角度θ6が20度であることを除いて実験例1と同様にして、開封の際平均必要トルクを測定し、そしてまた密封が毀損されたか否かを判定した。その結果は下記表2に記載のとおりであった。
4:天面壁
6:スカート壁
38:内側筒状シール片
40:外側筒状シール片
42:シールリング
48:シールリングの環状下面
52:容器の口頸部
58:口頸部の上端面
60:口頸部の内周面
62:口頸部の外周面
64:口頸部の内側境界面
66:口頸部の外側境界面
Claims (1)
- 口頸部上端部が水平な上端面、鉛直な内周面、鉛直な外周面、該上端面と該内周面とを接続する内側境界面、及び該上端面と該外周面とを接続する弧状断面形状の外側境界面によって規定されている容器に適用される、合成樹脂から一体成形された合成樹脂製容器蓋であって、
円形天面壁、及び該天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁を具備し、該天面壁の内面には、下方に延出し該口頸部上端部の該内周面に密接せしめられる内側筒状シール片と、下方に延出し該口頸部上端部の該外周面に密接せしめられる外側筒状シール片と、該口頸部上端部の該上端面に密接せしめられるシールリングとが形成されている合成樹脂製容器蓋において、
該シールリングは該外側筒状シール片の内周面基部から半径方向内方に延びる環状下面を有し、該環状下面は半径方向内方に向かって上方に5乃至15度の傾斜角度をなして傾斜せしめられている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
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JP2008328588A JP5137809B2 (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 合成樹脂製容器蓋 |
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