JP4698780B2 - 像再構成方法及び測定データ取得方法 - Google Patents

像再構成方法及び測定データ取得方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、或る回転数で回転軸線の周りを回転する保持体の上に配置されている検出器ユニットを用いた、周期的に運動する対象物の像再構成方法、及び測定データ取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術では心臓の測定データセットは一般に、回転軸線に対して直角に配置されている単一の検出器行を有する検出器ユニットにより取得される。保持体の回転中に検出器行により多数の回転角度において測定データセットが取得される。同時にEKG信号が一緒に記録される。EKG信号により回転角度および心臓位相の対応付けが達成される。静止位相で取得された測定データセットにより次いで像再構成が行われる。その後に患者が断片だけ回転軸線に対して平行にずらされ、新しい測定データセットが取得される。
【0003】
しかし通常の回転速度(最大120回転/分)では、この方法によって、人間の心臓を、患者がその呼吸を停止し得る時間中に、すなわち呼吸停止時間中に全体としてトモグラフィ的に取得することはできない。
【0004】
患者を保持体の回転中に連続的にずらし(いわゆる渦巻走査)、同じく連続的に測定データセット(いわゆる渦巻データ)を取得することも知られている。この場合にも非常に速く限界に突き当たる。すべてのずらし位置またはシフト位置が心臓の静止位相中に取得された測定データから再構成され得ない。従って、予め定められたずらし‐またはシフト位置での渦巻データの内挿の際に、心臓の静止位相で測定された渦巻回転から内挿することが必要である。このことは内挿幅を明らかに高くし、その結果として達成可能な鋭さを著しく減じ得る。
【0005】
対象物の像をすべてのずらし位置において再構成することは確かに原理的には可能である。しかし、心臓が拍動位相にあったずらし位置においては質的に劣った像しか得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、従来通常のコンピュータトモグラフによっても周期的に運動する対象物の質的に高い像を時間的に高い分解能で取得可能かつ再構成可能である像再構成方法を提供することである。
【0007】
対象物の周期的な運動が運動位相および静止位相を有するならば、つまり対象物が1つの運動位相と1つの静止位相とから成る運動を周期的に繰り返すならば、この課題は、本発明によれば、
検出器ユニットが少なくとも最初の検出器行および最後の検出器行を有し、検出器行が回転軸線に対して少なくともほぼ直角に延び、
静止位相の存在が求められ、少なくとも静止位相中に多数の回転角度において回転角度ごとに検出器行によりそれぞれ同時にその都度の回転角度に対応付けられている各測定データセットが取得され、
静止位相の継続時間が決定され、回転数は、保持体が静止位相中に、少なくとも対象物の像を再構成するために必要な再構成角度範囲と同じくらいの大きさの回転角度だけ回転するように選定され、
測定データセットから三次元の逆投影アルゴリズムを用いて対象物の像が再構成されることにより解決される。
【0008】
すなわちこの場合には一方では静止位相中に測定データセットが、対象物の再構成が可能であるように大きい連続的な回転角度範囲のなかで取得される。他方では三次元の逆投影アルゴリズムの使用により再構成された像の質が顕著に高められる。最後に多行の検出器ユニットの使用により取得時間が顕著に短縮される。次の対策手段
・多行の検出器ユニット、
・静止位相での測定データセットの取得、
・回転数の適当な選択および
・三次元の逆投影アルゴリズムの使用
の組み合わせにより、対象物の質的に高い像が取得かつ再構成され得る。
【0009】
この像再構成方法は好ましくは、対象物が人間の心臓であるときに使用される。人間の心臓の静止位相の存在および静止位相の継続時間を決定するためその際に好ましくは人間の心臓の心電図が一緒に取得される。
【0010】
それに対して、対象物の周期的な運動が静止位相を有していない、または短い静止位相しか有していないならば、または対象物の撮像が運動位相中に行われなければならないならば、前記の課題は、
検出器ユニットが少なくとも1つの最初の検出器行および最後の検出器行を有し、検出器行が回転軸線に対して少なくともほぼ直角に延び、
複数個の周期中に多数の回転角度において回転角度ごとに検出器行によりそれぞれ同時にその都度の回転角度に対応付けられている各1つの測定データセットが取得され、
対象物の周期的な運動のそれぞれ位相基準点を有する位相範囲の存在が求められ、測定データセットが少なくともこのような位相範囲中に取得され、
位相範囲の継続時間が求められ、周期の数と位相範囲中に掃過される位相角度範囲とからの積が少なくとも対象物の像を再構成するために必要な再構成角度範囲に相当し、
測定データセットから三次元の逆投影アルゴリズムを用いて対象物の像が再構成される
ことにより解決される。
【0011】
この像再構成方法は好ましくは、対象物が人間の心臓であり、位相範囲が人間の心臓の拍動位相のなかに位置しているときに使用される。位相範囲を決定するため好ましくは再び人間の心臓の心電図が一緒に取得される。
【0012】
対象物が位相範囲中しか透過照射されないようにX線源が心電図によりトリガーされるならば、検査される患者は特に低いX線量により負荷される。
【0013】
保持体の回転数が、直接に相い続く回転角度の測定データセットが同一の位相範囲中もしくは直接に後に続く周期の位相範囲中に取得されるように選定されるならば、特に簡単な像再構成が行われ得る。それに対して、保持体の回転数が可能なかぎり高く選定されるならば、検査される患者はより低いX線量により負荷される。
【0014】
像再構成のために十分に大きい全体測定データセットの構成はたとえば
位相範囲ごとに位相範囲中に取得された測定データセットが各1つの回転角度群に統合され、
各々の回転角度群に対して位相基準点と対応する基準角度が決定され、
回転角度ごとに、基準角度が最大でその都度の回転角度と同じ大きさである回転角度群が決定され、
こうして決定された回転角度群のなかで、その都度の回転角度とその都度の基準角度との間の差が最小である回転角度群の測定データセットが対象物を再構成するために利用される
ことにより行われ得る。
【0015】
代替的に全体測定データセットは、
再構成角度範囲が、各部分角度範囲基準角度を有する複数個の等しい大きさの部分角度範囲に分割され、
位相範囲ごとに、位相範囲中に取得された測定データセットが各回転角度群に統合され、
各々の回転角度群に対して位相基準点と対応する基準角度が決定され、
部分角度範囲ごとに、その都度の部分角度範囲基準角度とその都度の基準角度との間の差の絶対値が最小である回転角度群の測定データセットが対象物を再構成するために利用される
ことにより構成され得る。
【0016】
回転角度群から他の回転角度群への切換わりの際に測定データセットが重なり範囲のなかで重み付けされて重ね合わされるならば、より高い像質が達成可能である。
【0017】
検査が渦巻走査の形態で行われるならば、
検出器ユニットが少なくとも最初の検出器行および最後の検出器行を有し、検出器行が回転軸線に対して少なくともほぼ直角に延び、回転軸線に対して平行に検出器高さだけ互いに間隔をおかれ、
対象物が送り速度で回転軸線に沿って保持体に対して相対的にずらされ、保持体が回転数で回転軸線の周りを回転し、
静止位相の存在が求められ、少なくとも静止位相中に多数の回転角度において回転角度ごとに検出器行によりそれぞれ同時にその都度の回転角度に対応付けられている各1つの測定データセットが取得され、
静止位相の継続時間が決定され、回転数は、保持体が静止位相中に、少なくとも対象物の像を再構成するために必要な再構成角度範囲と同じくらいの大きさの回転角度だけ回転するように選定され、
送り速度は、対象物が1つの運動位相および2つの再構成時間の和の間に最大で検出器高さだけ回転軸線に沿ってずらされるように選ばれ
再構成時間が再構成角度範囲を掃過するために必要な時間である。
【0018】
すなわちこの場合には静止位相中に測定データセットが、この静止位相のなかでとられた各々のシフト位置またはずらし位置に対する検出器行の間のそれ自体は公知の内挿により対象物の再構成がコンピュータトモグラフで一般に知られている逆投影アルゴリズムにより可能であるように大きい連続的な回転速度範囲のなかで取得され得る。運動位相中に、後続の静止位相でとられるずらし位置がその前にとられたずらし位置に継ぎ目なしにつながるように、対象物の過度に大きくない送りが行われる。次の対策手段
・多行の検出器ユニット、
・静止位相での測定データセットの取得および
・送り速度および回転数の適当な選択
の組み合わせにより、対象物の質的に高い像が取得され、一般に知られている仕方で再構成され得る。
【0019】
それに対して、対象物の周期的な運動が静止位相を有していない、または短い静止位相しか有していないならば、または対象物の撮像が運動位相中に行われなければならないならば、代替的に渦巻走査に対して、
検出器ユニットが少なくとも1つの最初の検出器行および最後の検出器行を有し、検出器行が回転軸線に対して少なくともほぼ直角に延びており、回転軸線に対して平行に検出器高さだけ互いに間隔をおかれ、
対象物が送り速度で回転軸線に沿って保持体に対して相対的にずらされ、保持体が回転数で回転軸線の周りを回転し、
多数の回転角度において回転角度ごとに検出器行によりそれぞれ同時にその都度の回転角度に対応付けられている各1つの測定データセットが取得され、
対象物の周期的な運動のそれぞれ位相基準点を有する位相範囲の存在が求められ、測定データセットが少なくともこのような位相範囲中に取得され、
送り速度は、対象物が検出器高さだけの送り中に複数個の周期を通過するように選定され、
位相範囲の継続時間が求められ、周期の数と位相範囲中に掃過される位相角度範囲とからの積が少なくとも対象物の像を再構成するために必要な再構成角度範囲に相当する。
【0020】
この測定データ取得方法は好ましくは、対象物が人間の心臓であり、位相範囲が人間の心臓の拍動位相のなかに位置しているときに使用される。位相範囲を決定するため好ましくは再び人間の心臓の心電図が一緒に取得される。
【0021】
【発明の実施の形態】
他の利点および詳細はその他の請求項および図面と結び付けての実施例の以下の説明から明らかになる。
【0022】
図1および2には本発明による方法を実施するためのコンピュータトモグラフの概要が示されている。
【0023】
コンピュータトモグラフは、X線束18を送り出すX線源1と、回転軸線6の方向に相い続いている個別検出器、たとえばそれぞれ512の個別検出器の多くの行から構成されている検出器ユニット2とから成る測定ユニットを有する。X線束18が出発するX線源1の焦点は参照符号24を付されている。検査対象物、図示されている実施例の場合には患者8は寝台20の上に載っている。この寝台は環状の保持体7、いわゆるガントリの測定開口21を通って延びている。
【0024】
検出器ユニット2は図3に示されているように最初の検出器行3および最後の検出器行4を有する。最初の検出器行3と最後の検出器行4との間に、図示されているように、1つまたはそれ以上の別の検出器行5が配置されていてよい。
【0025】
検出器行3〜5は、矢印Aにより示されているように、回転軸線6に対して直角に延びている。回転軸線6に対して平行に最初の検出器行3および最後の検出器行4が検出器高さDだけ互いに間隔をおかれている。その際に検出器高さDは行中央から行中央へと測定される。
【0026】
保持体7にはX線源1および検出器ユニット2が、X線源から出発するX線束18が検出器ユニット2に当たるように、互いに向かい合って取付けられている。保持体7は、システム軸線をなすコンピュータトモグラフの回転軸線6の周りに回転可能に支えられており、患者8を走査するために回転数nで回転軸線6の周りを回転する。その際に発生器装置22により作動させられるX線源1から出発するX線束18が円形断面の測定領域を捕捉する。X線源1の焦点24は回転軸線6の上に位置している回転中心の周りに円形に湾曲する焦点軌道25の上を運動する。
【0027】
X線束18は患者8を透過照射し、検出器ユニット2に到着したX線は回転中に多数の回転角度αにおいて検出され、また各1つの測定データセットに統合される。すなわち測定データセットは、検出器ユニット3〜5により回転角度αにおいて同時に検出され,この回転角度αに対応付けられる測定データの全体である。
【0028】
検出器ユニット2からコンピュータ31に到達する取得された測定データセットの全体から、これが検査すべき対象物の像を再構成し、またこれをモニター19の上に表示する。
【0029】
保持体7に対応付けられている駆動部26は、前記のように、保持体7を連続的に回転させるのに適している。さらに、一方では支台20、従って患者8、他方では回転軸線6の方向の測定ユニット1、2を有する保持体7の相対的シフトを可能にする図面には示されていない別の駆動部が設けられている。
【0030】
すなわち患者8の三次元の範囲を走査する可能性が存在する。
【0031】
このことは一方ではいわゆる順次走査の形態で行われ得る。この順次走査の際には、それぞれ回転軸線6の方向の延びが検出器高さDに相当する患者8の範囲が走査され、また続いて支台20が回転軸線6の方向に検出器高さDに相当する寸法だけずらされ、その上で患者8が新たに走査される。この過程は、患者8のそれぞれ関心のある範囲が完全に走査されるまで、繰り返される。
【0032】
他方では渦巻走査を行うことも可能である。この渦巻走査の際には、患者8の三次元の範囲が、測定ユニット1、2を有する保持体7が連続的に回転し、同時に支台20および保持体7の相対的ずらしが回転軸線6の方向に送り速度vで行われることによって、走査される。
【0033】
患者8の心臓または心臓活動のリズムで動かされる身体範囲の検査を行うために図1および2によるコンピュータトモグラフはさらにそれ自体は公知の心電計27を有する。この心電計は電極(そのうちの1つが図2中に示されており、また参照符号28を付されている)を介して患者8と接続され、またコンピュータトモグラフによる検査と平行して患者8の心電図(EKG)を捕捉する役割をする。EKG信号に相当する好ましくはディジタルのデータはコンピュータ31に供給される。このコンピュータはこれらのデータを評価し、また必要の際にはEKG曲線としてモニター19の上に指示する。
【0034】
心電計27の電極は可能なかぎり、患者8の検査を阻害しないように患者8の身体に取付けられている。
【0035】
コンピュータ31には、コンピュータトモグラフの操作を可能にするキーボード29およびマウス30が接続されている。
【0036】
検査される対象物の有意義な像を再構成し得るためには、再構成角度範囲βにわたって延びている相い続く回転角度αでの測定データセットが必要である。再構成角度範囲βは少なくとも180°のオーダーである。
【0037】
患者8の静止可能な身体部分をトモグラフィ的に撮像すればよいのであれば、測定データセットの取得に取るに足るほどの問題はない。それに対して、周期的に運動する対象物の測定データセットの取得は臨界的である。このような対象物の一例は、図1中に概要を示されている人間の心臓9である。
【0038】
周知のように人間の心臓9は本質的に周期的な運動を行う。その際に周期的な運動は静止位相または弛緩位相運動位相または拍動位相とが交互に現れる列から成っている。弛緩位相は通常500ms〜800msの継続時間を有し、また拍動位相は200〜250msの継続時間を有する。
【0039】
保持体7の回転数nは通常45〜120回転/分である。回転数nを心臓9の弛緩位相の継続時間と比較することにより、こうして、保持体7が心臓9の弛緩位相中に135°(45回転/分の際に500ms)〜576°(120回転/分の際に800ms)の回転角度γだけ回転することを容易に確かめ得る。
【0040】
回転数nが十分に高く選ばれるならば、保持体7は静止位相中に、対象物9を再構成するために必要な再構成角度範囲βよりも大きい回転角度γだけ回転する。こうして、心臓9が撮像された範囲で再構成され得るように心臓9の静止位相中に完全な測定データセットを取得することが可能である。
【0041】
順次走査を行う際には患者8はそれぞれ必要な測定データセットの取得の後に回転軸線6に対して平行に送り距離だけずらされる。その際に送り距離は検出器高さDと同じくらいの大きさである。心臓9のすぐ次の静止位相で次いで新しい測定データセットが取得される。この進行経過は、患者8の心臓9全体がトモグラフィ的に撮像されるまで繰り返される。
【0042】
取得された測定データセットの全体から心臓9の像が再構成される。しかし多行の検出器ユニット2の使用に基づいてX線は心臓9を部分的に保持体7に対して角度で貫通している。コンピュータトモグラフィで一般に知られている二次元の逆投影アルゴリズムによる心臓9の像の再構成はこうして系統的な誤りに通ずる。従って、この誤りを避けるため、心臓9の像は測定データセットから三次元の逆投影アルゴリズムにより再構成される。このような逆投影アルゴリズムはたとえばL.A.Feldkamp,L.C.DavisおよびJ.W.Kress によりOptical Society of America会誌A、第1巻、第6号、第612〜619頁(JOSA A、1/1984、第6号、第612〜619頁)に発表されている。
【0043】
既に述べたように、人間の心臓9の静止位相を決定するために、人間の心臓9の心電図10が一緒に取得される。場合によっては心電図10は、人間の心臓9の静止位相13中のみX線を放射するようにX線源1、たとえばX線管を相応にトリガーするためにも利用され得る。この場合には患者8の放射線負荷が軽減され得る。さらにこの測定データ取得方法の際には保持体7が最高可能な回転数nで回転すべきであろう。
【0044】
以上に説明した方法は、人間の心臓9が拍動位相12のなかに位置している位相範囲16中に撮像されなければならないときには、もはや応用可能でない。なぜならば、位相範囲16は再構成時間Tよりも著しく短い継続時間を有するからである。位相範囲16はたとえば50msの継続時間を有し得る。この時間中に保持体7は120回転/分の回転数の際にも36°、すなわち最小の再構成角度範囲βの5分の1しか回転しない。それにもかかわらず等しいコンピュータトモグラフにより心臓9はこの位相範囲16のなかで撮像され得る。これは下記のように行われる:
【0045】
前記のように多数の回転角度αにおいて検出器行3〜5によりそれぞれ同時にその都度の回転角度αに対応付けられている測定データセットが取得される。測定データセットはその際に少なくとも心臓9の周期的運動の位相範囲16中は取得される。心臓9は複数個の周期を通過する。その際に周期の数は、周期の数と位相角度範囲δとの積が少なくとも再構成角度範囲βに相当しなければならないという条件から生ずる。その際に位相角度範囲δは、保持体7により位相範囲16の継続時間中に掃過される角度である。安全のために周期の数は周期の最小数の1.5〜2倍の大きさであるべきであろう。保持体7はたとえば、典型的に10〜20回の回転を行う。これらの回転中に人間の心臓9は約5〜20回の拍動をする。すなわち5〜20の周期が通過される。
【0046】
たとえば図4では、位相範囲16が50msの継続時間を有し、保持体7が120回転/分の回転数nで回転することが仮定されている。これらの仮定により保持体7は位相範囲16中に位相角度範囲δ=36°を掃過する。すなわち、再構成角度範囲βが180°であるという別の仮定のもとでは心臓9の少なくとも5つ、一層良くは8〜10の拍動位相12が通過されなければならない。すなわち、人間の心臓9が80拍動/分のパルスにより拍動するという仮定のもとで、保持体7は完全な回転を少なくとも7.5回、一層良くは12〜15回行わなければならない。
【0047】
通常の場合には保持体7は、可能なかぎり高く選ばれている回転数nで回転すべきであろう。しかし、事情によっては、回転数nをより低く選ぶことが望ましいこともあり得る。これは特に、心臓9の運動が厳密に周期的であるときに当てはまる。この場合には保持体7の回転数nは好ましくは、直接に相い続く回転角度αの測定データセットが同一の位相範囲16中もしくは直後に続く周期の位相範囲16中に取得されるように選ばれる。
【0048】
従ってたとえば、80/分の一定(不変)の心拍数および50msの継続時間を有する位相範囲16の仮定のもとに、好ましくは700msのうちに保持体7の完全な回転が行われる。
【0049】
位相範囲16の位置は再び、像データセットと一緒に取得される心電図10から決定される。位相範囲16の位置はその際に原理的に任意である。位相範囲16はたとえば心臓の静止位相のなかに位置してよい。しかし、位相範囲16が人間の心臓9の拍動位相12のなかに位置することは特に意義がある。
【0050】
X線による患者8の負荷が特に小さく保たれなければならないときには、X線源1は好ましくは心電図10によりトリガーされる。これにより、患者8が位相範囲16中のみX線源1により透過照射されることが達成される。他方においてX線源1がトリガーされないときには、人間の心臓9のすべての位相中に測定データセットが取得される。この場合にはたとえば像再構成の際に後で有意味な位相範囲16が決定され得る。
【0051】
図4にはこのような経過の仕方の概要が示されている。ここで像再構成角度範囲βは位相角度範囲δから構成され、その際に直接に相い続く回転角度αの測定データセットは同一の位相範囲16中もしくは直後に続く周期中に取得されている。
【0052】
保持体7の回転数nがこのように最適化されない場合には、像再構成角度範囲βは、図5中に概要を示されているように、一般に純粋に不規則的な順列である位相角度範囲δにより満たされなければならない。
【0053】
取得された測定データセットから心臓9の像を再構成し得るためには、回転角度αごとに取得された測定データセットから測定データセットが選択されなければならない。そのためには2つの選択方法が利用され得る。
【0054】
第1の方法によれば、位相範囲16ごとに位相範囲16中に取得された測定データセットが各1つの回転角度群17に統合される。各々の回転角度群17に対して位相基準点と対応する基準角度εが決定される。たとえば位相基準点は位相範囲6の中央または始端に相当し得る。次いで実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットを選ぶため、回転角度αごとに、基準角度εが最大でその都度の回転角度αと同じくらいの大きさである回転角度群17が決定される。こうして決定された回転角度群17のなかで、次いでその都度の回転角度αとその都度の基準角度εとの間の差が最小である回転角度群17の測定データセットが利用される。
【0055】
実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットのその都度の回転角度αとその都度の基準角度εとの間の差を手がかりにして有効な時間分解能が求められ、再構成された心臓9と一緒に出力される。有効な時間分解能は実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットの回転角度αとその都度の基準角度εとの間の差のすべての差の最大である。
【0056】
代替的に、再構成角度範囲βは、各1つの部分角度範囲基準角度ξを有する複数個の等しい大きさの部分角度範囲ζに分割され得る。部分角度範囲基準角度ξは基準角度εのように部分角度範囲ζの中央または始端に相当する。部分角度範囲ζごとに次いで、その都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差の絶対値が最小である回転角度群17の測定データセットが心臓9の像を再構成するために利用される。
【0057】
この方法では、測定データセットが心臓9の像を再構成するために利用される有効な時間分解能は選ばれる位相範囲よりも大きい。なぜならば、その都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差は一般に零に等しくないからである。従って、有効な時間分解能は、実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットのその都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差と、部分角度範囲ζの大きさと、回転数nとを手がかりにして求められる。回転数nおよび部分角度範囲ζの大きさは最小の時間分解能を生ずる。これは次いで、実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットのその都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差により大きくされる。
【0058】
両方の方法では、回転角度群17から他の回転角度群17への切換わりの際に常に時間跳躍が行われる。従って、回転角度群17からすぐ次の回転角度群17への移行は不連続的であり得る。このことは再構成の際に像の質の低下に通じ得る。しかし像の質は、このような切換わりの際に測定データセットが重なり範囲のなかで重み付けされて重ね合わされるならば、高められ得る。重なり範囲は少なくとも隣り合う回転角度αに対応付けられている測定データセットを含んでいる。たとえば回転角度群17の最後の測定データセットはその固有の値については2/3に、また後続の回転角度群17の最初の測定データセットの値については1/3に重み付けされるように変更され得る。同じく次いで後続の回転角度群17の最初の測定データセットがその固有の値については2/3に、また先行の回転角度群17の最後の測定データセットの値については1/3に重み付けされ得る。このことは図6中に破線により概要を示されている。既にこのわずかな変更が再構成される像の質の顕著な改善に通ずる。
【0059】
また回転角度群17の重み付けされた重ね合わせにより時間拡幅が行われる。従って重なり範囲の大きさが有効な時間分解能を求める際に考慮に入れられる。このことは訓練された観察者に再構成さた像の質の評価を可能にする。
【0060】
渦巻走査を行う際には、回転数nでの測定ユニット1、2を有する保持体7の連続的な回転のもとに、回転軸線6の方向に支台20、従って患者8と測定ユニット1、2を有する保持体7との間の相対的な位置が送り速度vでずらされる。
【0061】
送り速度v、患者8(従ってもちろん患者8の心臓9)が1つの運動位相および2つの再構成時間Tの和の間に最大で検出器高さDだけ回転軸線6に沿ってずらされように選ばれているならば、各々の任意のずれ位置zに対して、心臓9の静止範囲のなかに位置している関係のある回転角度範囲を見い出すことが可能である。その際に再構成時間Tは再構成角度範囲βを掃過するために必要な時間である。
【0062】
こうして、任意のシフト位置またはずらし位置zに対して、隣接する検出器行3〜5により取得された測定データから、たとえば直線的な内挿により、いわゆる軸線走査により取得された値に非常に良く相当する値を見い出すことが可能である。像構成のために必要な測定データの全体により次いで、コンピュータトモグラフフィで一般に知られており、応用される逆投影アルゴリズム(たとえば畳み込み逆投影アルゴリズム)を用いて対象物9の像が再構成され得る。
【0063】
この経過の仕方は図7に概要を示されている。図7では右方に時間tが、上方にずらし位置zがとられている。さらに図7には心電図10が記入されており、そのピーク11は心臓9の拍動12を示す。それらの間に心臓9の静止位相13が位置している。さらに図7には斜めに延びる直線14が記入されている。これらは個々の検出器行3〜5のずらし位置に相当する。バー15の長さは、保持体7が再構成角度範囲βの周りを回転する時間に相当する。
【0064】
明らかなように、各々のずらし位置zに対して、同一の静止位相のなかに位置している直線14の対が見い出され得る。そこで少なくとも再構成角度範囲βと同じくらいの大きさである回転角度γが掃過され、こうして直線的内挿により、このずらし位置における軸線走査に相当する測定データセットの群が構成され得る。
【0065】
心臓9の静止位相が十分に長く、送り速度vが過度に大きくならない限り、各々の送り位置zに対してバー15を任意に静止位相のなかに配置することさえ可能である。この場合には、人間の心臓9をその静止位相13の種々の範囲中に、たとえば拍動の直後または拍動の直前に表示することさえも可能である。
【0066】
既に述べたように、人間の心臓9の静止位相を決定するために、人間の心臓9の心電図10が一緒に取得される。場合によっては心電図10は、人間の心臓9の静止位相13中のみX線を放射するようにX線源1、たとえばX線管を相応にトリガーするためにも利用され得る。この場合には患者8の放射線負荷が軽減され得る。さらにこの測定データ取得方法の際には保持体7が最高可能な回転数nで回転すべきであろう。
【0067】
以上に説明した方法は、人間の心臓9が拍動位相12のなかに位置している位相範囲16中に撮像されなければならないときには、もはや応用可能でない。なぜならば、位相範囲16は再構成時間Tよりも著しく短い継続時間を有するからである。位相範囲16はたとえば50msの継続時間を有し得る。この時間中に保持体7は120回転/分の回転数の際にも36°、すなわち最小の再構成角度範囲βの5分の1しか回転しない。それにもかかわらず等しいコンピュータトモグラフにより心臓9はこの位相範囲16のなかで撮像され得る。これは下記のように行われる:
【0068】
前記のように多数の回転角度αにおいて検出器行3〜5によりそれぞれ同時にその都度の回転角度αに対応付けられている測定データセットが取得される。測定データセットはその際に少なくとも心臓9の周期的運動の位相範囲16中は取得される。心臓9は複数個の周期を通過する。その際に周期の数は、周期の数と位相角度範囲δとの積が少なくとも再構成角度範囲βに相当しなければならないという条件から生ずる。その際に位相角度範囲δは、保持体7により位相範囲16の継続時間中に掃過される角度である。安全のために周期の数は周期の最小数の1.5〜2倍の大きさであるべきであろう。保持体7はたとえば、典型的に10〜20回の回転を行う。これらの回転中に人間の心臓9は約5〜20回の拍動をする。すなわち5ないし20周期が通過される。
【0069】
測定データ取得方法は図8に概要を示されている。図8によれば、保持体7は、患者8が検出器高さDだけずらされるまでに、典型的に10〜20回の複数回の回転を行う。これらの回転中に人間の心臓9は約5〜20回拍動する。すなわちそれは5〜20周期を通過する。
【0070】
たとえば、位相範囲16が50msの継続時間を有し、保持体7が120回転/分の回転数nで回転することが仮定されている。これらの仮定により保持体7は位相範囲16中に位相角度範囲δ=36°を掃過する。すなわち、再構成角度範囲βが180°であるという別の仮定のもとでは心臓9の少なくとも5つ、一層良くは8〜10の拍動位相12が通過されなければならない。すなわち、人間の心臓9が80拍動/分のパルスにより拍動するという仮定のもとで、保持体7は完全な回転を少なくとも7.5回、一層良くは12〜15回行わなければならない。
【0071】
通常の場合には保持体7は、可能なかぎり高く選ばれている回転数nで回転すべきであろう。しかし、事情によっては、回転数nをより低く選ぶことが望ましいこともあり得る。これは特に、心臓9の運動が厳密に周期的であるときに当てはまる。この場合には保持体7の回転数nは好ましくは、直接に相い続く回転角度αの測定データセットが同一の位相範囲16中もしくは直後に続く周期の位相範囲16中に取得されるように選ばれる。
【0072】
従ってたとえば、80/分の一定(不変)の心拍数および50msの継続時間を有する位相範囲16の仮定のもとに、好ましくは700msのうちに保持体7の完全な回転が行われる。
【0073】
位相範囲16の位置は再び、像データセットと一緒に取得される心電図10から決定される。位相範囲16の位置はその際に原理的に任意である。位相範囲16はたとえば心臓の静止位相のなかに位置してよい。しかし、位相範囲16が人間の心臓9の拍動位相12のなかに位置ことは特に意義がある。
【0074】
X線による患者8の負荷が特に小さく保たれなければならないときには、X線源1は好ましくは心電図10によりトリガーされる。これにより、患者8が位相範囲16中のみX線源1により透過照射されることが達成される。他方においてX線源1がトリガーされないときには、人間の心臓9のすべての位相中に測定データセットが取得される。この場合にはたとえば像再構成の際に後で有意味な位相範囲16が決定され得る。
【0075】
図4にはこのような経過の仕方の概要が示されている。ここで像再構成角度範囲βは位相角度範囲δから構成され、その際に直接に相い続く回転角度αの測定データセットは同一の位相範囲16中もしくは直後に続く周期中に取得されている。
【0076】
保持体7の回転数nがこのように最適化されない場合には、像再構成角度範囲βは、図5に概要を示されているように、一般に純粋に不規則的な順列である位相角度範囲δにより満たされなければならない。
【0077】
取得された測定データセットから心臓9の像を再構成し得るためには、回転角度αごとに取得された測定データセットから測定データセットが選択されなければならない。そのためには2つの選択方法が利用され得る。
【0078】
第1の方法によれば、位相範囲16ごとに位相範囲16中に取得された測定データセットが各1つの回転角度群17に統合される。各々の回転角度群17に対して位相基準点と対応する基準角度εが決定される。たとえば位相基準点は位相範囲6の中央または始端に相当し得る。次いで実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットを選ぶため、回転角度αごとに、基準角度εが最大でその都度の回転角度αと同じくらいの大きさである回転角度群17が決定される。こうして決定された回転角度群17のなかで、次いでその都度の回転角度αとその都度の基準角度εとの間の差が最小である回転角度群17の測定データセットが利用される。
【0079】
実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットのその都度の回転角度αとその都度の基準角度εとの間の差を手がかりにして有効な時間分解能が求められ、また再構成された心臓9と一緒に出力される。有効な時間分解能は実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットの回転角度αとその都度の基準角度εとの間の差のすべての差の最大である。
【0080】
代替的に、再構成角度範囲βは、各1つの部分角度範囲基準角度ξを有する複数個の等しい大きさの部分角度範囲ζに分割され得る。部分角度範囲基準角度ξは基準角度εのように部分角度範囲ζの中央または始端に相当する。部分角度範囲ζごとに次いで、その都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差の絶対値が最小である回転角度群17の測定データセットが心臓9の像を再構成するために利用される。
【0081】
この方法では、測定データセットが心臓9の像を再構成するために利用される有効な時間分解能は選ばれる位相範囲よりも大きい。なぜならば、その都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差は一般に零に等しくないからである。従って、有効な時間分解能は、実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットのその都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差と、部分角度転範囲ζの大きさと、回転数nとを手がかりにして求められる。回転数nおよび部分角度範囲ζの大きさは最小の時間分解能を生ずる。これは次いで、実際に心臓9の像を再構成するために利用される測定データセットのその都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差により大きくされる。
【0082】
両方の方法では、回転角度群17から他の回転角度群17への切換わりの際に常に時間跳躍が行われる。従って、回転角度群17からすぐ次の回転角度群17への移行は不連続的であり得る。このことは再構成の際に像の質の低下に通じ得る。しかし像の質は、このような切換わりの際に測定データセットが重なり範囲のなかで重み付けされて重ね合わされるならば、高められ得る。重なり範囲は少なくとも隣り合う回転角度αに対応付けられている測定データセットを含んでいる。たとえば回転角度群17の最後の測定データセットはその固有の値については2/3に、後続の回転角度群17の最初の測定データセットの値については1/3に重み付けされるように変更され得る。同じく次いで後続の回転角度群17の最初の測定データセットがその固有の値については2/3に、先行の回転角度群17の最後の測定データセットの値については1/3に重み付けされ得る。このことは図6に破線により概要を示されている。既にこのわずかな変更が再構成された像の顕著な改善に通ずる。
【0083】
回転角度群17の測定データセットの重み付けされた重ね合わせにより時間拡幅が行われる。従って重なり範囲の大きさが有効な時間分解能を求める際に考慮に入れられる。このことは訓練された観察者に再構成された像の質の評価を可能にする。
【0084】
本発明による像再構成方法により特に、患者8の呼吸停止位相のなかで、心臓9の全体を表示し得る質的に価値の高い測定データセットを発生することが可能である。
【0085】
[付記1]
本発明によれば、次の像再構成方法も考えられるので、付記する。
(1)保持体7に配置されているX線源1と、保持体7の上に配置されている検出器ユニット2とを用いて、運動位相12および静止位相13を有する周期的に運動する対象物9の像を再構成する装置を制御装置が制御する方法であって、
検出器ユニット2が少なくとも1つの最初の検出器行3および最後の検出器行4を有し、検出器行3、4が回転軸線6に対して少なくともほぼ直角に延び、
保持体7が回転数nで回転軸線6の周りを回転し、
複数個の周期中に多数の回転角度αにおいて回転角度αごとに検出器行3〜5によりそれぞれ同時にその都度の回転角度αに対応付けられている各1つの測定データセットが取得され、
対象物9の周期的な運動のそれぞれ1つの位相基準点を有する位相範囲の存在が求められ、測定データセットが少なくともこのような位相範囲16中に取得され、
位相範囲の継続時間が求められ、周期の数と位相範囲16中に掃過される位相角度範囲δとからの積が少なくとも対象物9の像を再構成するために必要な再構成角度範囲βに相当し、
測定データセットから三次元の逆投影アルゴリズムを用いて対象物9の像が再構成される像再構成方法。
(2)対象物9が人間の心臓9であり、位相範囲16が人間の心臓9の拍動位相のなかに位置している。
・位相範囲16を決定するため人間の心臓9の心電図10が一緒に取得される。
・対象物9が位相範囲16中のみ透過照射されるようにX線源1が心電図10を用いてトリガーされる。
(3)保持体7の回転数nは、直接に相い続く回転角度αの測定データセットが同一の位相範囲16中もしくは直接に後に続く周期の位相範囲16中に取得されるように選定される。
(4)保持体7の回転数nは可能なかぎり高く選定される。
(5)取得された測定データセットに対する像再構成方法において、
位相範囲16ごとに位相範囲16中に取得された測定データセットが各1つの回転角度群17に統合され、
各々の回転角度群17に対して位相基準点と対応する基準角度(ε)が決定され、
回転角度αごとに、基準角度εが最大でその都度の回転角度αと同じくらいの大きさである回転角度群17が決定され、
こうして決定された回転角度群17のなかで、その都度の回転角度αとその都度の基準角度εとの間の差が最小である回転角度群17の測定データセットが対象物9を再構成するために利用される。
・実際に対象物9を再構成するために利用される測定データセットのその都度の回転角度αとその都度の基準角度εとの間の差を手がかりにして有効な時間分解能が求められ、再構成された対象物9と一緒に出力される。
(6)取得された測定データセットから像を再構成するための方法において、
再構成角度範囲βが、各1つの部分角度範囲基準角度ξを有する複数個の等しい大きさの部分角度範囲ζに分割され、
位相範囲16ごとに、位相範囲16中に取得された測定データセットが各1つの回転角度群17に統合され、
各々の回転角度群17に対して位相基準点と対応する基準角度εが決定され、
部分角度範囲ζごとに、その都度の部分角度範囲基準角度ξとそのつどの基準角度εとの間の差の絶対値が最小である回転角度群17の測定データセットが対象物9を再構成するために利用される。
・実際に対象物9を再構成するために利用される測定データセットのその都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差と、部分角度範囲ζの大きさと、回転数nとを手がかりにして有効な時間分解能が求められ、再構成された対象物9と一緒に出力される。
(7)回転角度群17から他の回転角度群17への切換わりの際に測定データセットが重み付けされて重ね合わされる。
・隣り合う回転角度αに対応付けられている測定データセットが重み付けされて重ね合わされる重なり範囲の大きさが、有効な時間分解能を求める際に考慮に入れられる
【0086】
[付記2]
本発明によれば、次の測定データ取得方法も考えられるので、付記する。
(1)保持体7に配置されているX線源1および同じく保持体7の上に配置されている検出器ユニット2を用いて、運動位相12および静止位相13を有する周期的に運動する対象物9から測定データを取得する装置を制御装置が制御する方法であって、
検出器ユニット2が少なくとも1つの最初の検出器行3および最後の検出器行4を有し、検出器行3、4が回転軸線6に対して少なくともほぼ直角に延び、回転軸線6に対して平行に検出器高さDだけ互いに間隔をおかれ、
対象物9が送り速度vで回転軸線6に沿って保持体7に対して相対的にずらされ、保持体7が回転数nで回転軸線6の周りを回転し、
多数の回転角度αにおいて回転角度αごとに検出器行3〜5によりそれぞれ同時にその都度の回転角度αに対応付けられている各1つの測定データセットが取得され、
対象物9の周期的な運動のそれぞれ1つの位相基準点を有する位相範囲の存在が求められ、測定データセットが少なくともこのような位相範囲16中に取得され、
送り速度vは、対象物9が検出器高さDだけの送り中に複数個の周期を通過するように選ばれ、
位相範囲の継続時間が求められ、周期の数と位相範囲16中に掃過される位相角度範囲δとからの積が少なくとも対象物9の像を再構成するために必要な再構成角度範囲βに相当する測定データ取得方法。
(2)対象物9が人間の心臓9であり、位相範囲16が人間の心臓9の拍動位相のなかに位置している。
・位相範囲16を決定するため人間の心臓9の心電図10が一緒に取得される。
・対象物9が位相範囲16中のみ透過照射されるようにX線源1が心電図10を用いてトリガーされる。
(3)保持体7の回転数nは、直接に相い続く回転角度αの測定データセットが同一の位相範囲16中もしくは直接に後に続く周期の位相範囲16中に取得されるように選定される。
(4)保持体7の回転数nは可能なかぎり高く選定される
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンピュータトモグラフの斜視図。
【図2】 図1によるコンピュータトモグラフの正面図。
【図3】 図1および2によるコンピュータトモグラフの検出器ユニットの正面図。
【図4】 分類方法の概要を示す図。
【図5】 別の分類方法の概要を示す図。
【図6】 重み付け曲線の概要を示す図。
【図7】 測定データセットの取得の概要を示す図。
【図8】 測定データセットの別の取得の概要を示す図。
【符号の説明】
1 X線源
2 検出器ユニット
3〜5 検出器行
6 回転軸線
7 保持環
8 患者
9 心臓
10 心電図(EKG)
11 ピーク
12 拍動位相
13 静止位相
14 直線
15 バー
16 位相範囲
17 回転角度群
18 X線束
20 支台
21 測定開口
22 発生器装置
23 測定領域
24 焦点
25 焦点軌道
26 駆動部
27 心電計
28 電極
29 キーボード
30 マウス
31 コンピュータ
A 矢印
D 検出器高さ、検出器行のずれ
n 回転数
t、T 時間
v 送り速度
z ずれ位置
α 回転角度
β 再構成角度範囲
γ 回転角度
δ 位相角度範囲
ε 基準角度
ζ 部分角度範囲
ξ 部分角度範囲基準角度

Claims (6)

  1. 保持体(7)に配置されている検出器ユニット(2)を用いて、1つの運動位相(12)と1つの静止位相(13)とから成る運動を周期的に繰り返す対象物(9)の像を再構成する装置を制御装置が制御する像再構成方法であって、
    検出器ユニット(2)が少なくとも1つの最初の検出器行(3)および最後の検出器行(4)を有し、検出器行(3、4)が回転軸線(6)に対して少なくともほぼ直角に延び、
    保持体(7)が回転数(n)により回転軸線(6)の周りを回転し、
    静止位相(13)の存在が求められ、少なくとも静止位相(13)中に多数の回転角度(α)において回転角度(α)ごとに検出器行(3〜5)によりそれぞれ同時にその都度の回転角度(α)に対応付けられている各1つの測定データセットが取得され、
    静止位相(13)の継続時間が決定され、回転数(n)は、保持体(7)が静止位相(13)中に、少なくとも対象物(9)の像を再構成するために必要な再構成角度範囲(β)と同じくらいの大きさの回転角度(γ)だけ回転するように選定され、
    測定データセットから三次元の逆投影アルゴリズムを用いて対象物(9)の像が再構成される
    ことを特徴とする像再構成方法。
  2. 保持体(7)に配置されている検出器ユニット(2)を用いて、1つの運動位相(12)と1つの静止位相(13)とから成る運動を周期的に繰り返す対象物(9)から測定データを取得する装置を制御装置が制御する方法であって、
    検出器ユニット(2)が少なくとも1つの最初の検出器行(3)および最後の検出器行(4)を有し、検出器行(3、4)が回転軸線(6)に対して少なくともほぼ直角に延び、回転軸線(6)に対して平行に検出器高さ(D)だけ互いに間隔をおかれ、
    対象物(9)が送り速度(v)で回転軸線(6)に沿って保持体(7)に対して相対的にずらされ、保持体(7)が回転数(n)で回転軸線(6)の周りを回転し、
    周期的に繰り返される運動において各静止位相(13)の存在が求められ、少なくとも静止位相(13)中に多数の回転角度(α)において回転角度(α)ごとに検出器行(3〜5)によりそれぞれ同時にその都度の回転角度(α)に対応付けられている各1つの測定データセットが取得され、
    静止位相の継続時間が決定され、回転数(n)は、保持体(7)が静止位相(13)中に、少なくとも対象物(9)の像を再構成するために必要な再構成角度範囲(β)と同じくらいの大きさの回転角度(γ)だけ回転するように選定され、
    送り速度(v)は、対象物(9)が1つの運動位相(12)および2つの再構成時間(T)の和の間に最大で検出器高さ(D)だけ回転軸線(6)に沿ってずらされように選ばれ、
    再構成時間(T)が再構成角度範囲(β)を掃過するために必要な時間(T)である
    ことを特徴とする測定データ取得方法。
  3. 対象物(9)が人間の心臓(9)であることを特徴とする請求項1記載の像再構成方法。
  4. 静止位相(13)を決定するため人間の心臓(9)の心電図(10)が一緒に取得されることを特徴とする請求項3記載の像再構成方法。
  5. 対象物(9)が人間の心臓(9)であることを特徴とする請求項2記載の測定データ取得方法。
  6. 静止位相(13)を決定するため人間の心臓(9)の心電図(10)が一緒に取得されることを特徴とする請求項5記載の測定データ取得方法。
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